My Note モンゴルに行きたい!
2005.3.21

ふとNHKを見たら、なつかしいシルクロードの音楽が聞こえてきた。あれは喜多郎だったろうか。ギターで弾ける数少ないインストゥルメンタルナンバーだ。
化粧気の全くない少女が馬の乳を搾り、馬乳チーズを作っている。
憧れの地・モンゴルに行きたいという思いがまた胸に広がる。
インターネットが作り出すこのダイナミックなコミュニケーションを知ってしまっている自分にとって、モンゴルに「住む」ことはできないだろうし、きっと「非日常」というか、日常からのつかの間のGOOD-BYEでしかないだろうが、モンゴルには行ってみたい。

本などを読むと、たいそうワンパターンな暮らしがそこにはあるようだ。そりゃあそうだろう。身の回りの社会を構成しているものは、草原と羊や馬とせいぜい10人までの家族とゲルなどの家財道具だけである。構成要素がシンプルな社会は営みも当然シンプルになる。
我々の社会はそれに比べたらとんでもなく複雑だ。ボランティアだのNPOだのPTAだの、かの地では何の意味もない言葉であろうと考えると、私が一生懸命になっているこれらの普遍性というものを考えざるを得ない。

すごく複雑な社会を見つめてきた目ですごくシンプルな暮らしの中に自分を置けば、あるいは本質的な感性や発想が得られるかもしれない。そういった思いというか予感が、モンゴルをものすごく魅力的に見せているのかもしれない。

モンゴルに1ヶ月かそこら行ってみたい。物見遊山が多くを占めていることは否定しないが、44歳にもなってまだ「自分探し」がしてみたいという思いも尽きないのである。


2005.3.21 ブログに掲載