早めに出発。少しずつ、こつこつと。〜Karimaさん

0.イントロダクション
50歳に近くなり、専門家としての転職も視野に入れながら、やはり、技術士の資格がないと話にならないと受験を決意。建設部門です。
2005年10月10日に受けた1次試験の正式発表は12月ですが、10月17日に技術士会が公表した解答による自己採点では、一次試験は一応クリアーできたと思います。
いざ受験準備となると、基礎科目は初めからやり直しが必要。専門科目も仕事関連の都市計画分野の問題ですら簡単には解けない状態。まして、土質や材料などちんぷんかんぷん、といった状態からの出発でした。
ちなみに、1次試験の自己採点は、適性14/15(93%)、基礎10/15(66%)、専門17/25(68%)でした。勉強を開始した時点の実力は、基礎、専門ともほとんど0点状態でした。
特に、建設部門の方で、私のように「ほとんど何もない状態からの出発」という方に向けて、どのように準備したか、どうすればもっと効率的にできたか、ということを書いてみたいと思います。

1.着手段階
(1)試験概要を把握する
試験が終わった今、もちろん1次試験の仕組みや内容はこういうもんだ、とわかるのですが、準備を開始しようとしている段階では、輪郭がオボロ。
どんな問題が出て、難易はどのくらいで、それをクリアーするにはどの程度の勉強が必要なのか、 それらをだいたい理解するのに1ヶ月の時間がかかりました。助走に1ヶ月はかけ過ぎだったかもしれません。私の場合、何をするにしろ、最初にじっくり戦略を考えるタイプだからですが、初めにとるべき筋道を時間をかけて考えたほうが、最終的には短時間で仕事を終えられると経験的に思っています。

(2)まず行ったこと。
準備に着手したのは2月半ば頃(勉強に入ったのは3月15日)。多くの方は早くて4月、通常5月くらいからの勉強開始ではないかと思うのですが、私は休日出勤も多く、なかなかまとまった時間がとれないこと、タマの休みは別のことをしたい、という理由から、期間はかかるけれど毎日少しずつ、という観点からスタートを早くしました。
準備としてまず行ったことは以下の3点。
@技術士関連のWebサイトから必要な情報を収集。
A試験概要を把握し、計画を立てるため本を購入して一読。
「はじめての技術士チャレンジ」(日刊工業新聞社)
B専門科目についてどう勉強したらよいかについても本を購入して一読。
「技術士第一次試験合格のための技あり学習法(建設部門)」(山海堂)
C通信教育の比較

今振り返ると、@、A、Bについては「技術士受験を応援するページ」の情報で十分です。他の有益なサイトもここからリンクされているものを参照すればOKです。従って、私のように勉強に入る前の情報収集に時間をかける必要は、必ずしもありません。

2.通信講座について
(1)通信講座を使うべきか。
迷うところです。私の場合は結局通信講座を活用しました。会社でも費用を援助しており、厚生労働省の教育訓練給付金と併用すれば本人負担は1割で済みます。(ただし私の場合は会社が指定した通信講座を利用しなかったので教育訓練給付金(40%)のみ)。
通信講座を利用した最大の理由は基礎科目対策。とにかく範囲が広いので、「正解50%をクリアーすれば良い」という観点から、通信講座で出された問題関連のものだけを勉強しました。今振り返るとそれは正解だったように思います。
通信講座を利用しなくても、「技術士受験を応援するページ」の問題と解説だけで勝負ということもありえると思いますが、私は未経験ですのでそれについては他の方の体験を参考にしてください。

(2)どの通信講座を使うべきか。
1.(2)Cに記したとおり、通信講座の比較を一覧表にして、また、各講座が3月、4月に開催した無料説明会に出席(2社)して判断しました。
結局、「中部技術支援センター」が主催する講座を選択しました。主な理由は4点。
@6月スタートで毎月基礎科目50問、専門科目50問、適性科目10問の計110問。4ヶ月で計440問。これは他の講座(75〜135問程度)と比較して相当多い問題数。ただし、添削はない。
A費用が妥当。(他と比較して通常程度)
B私は5月から勉強をスタートしたかったので、講座開始1ヶ月近く前に最初の6月分の問題と解説を送付して貰えた(実際には連休明けに問題に取り組んだ)。
Cいろいろな通信講座を手がける通信講座専門の会社と異なり、技術士が寄り集まって通信教育プログラムを作っているという手作り感があり、質問などにきめ細かく対応してくれそうだった。

(3)通信講座の評価
1次試験パスの見込みなので、通信講座は役に立ったということなのですが、私なりの評価は以下の通り。
@中部技術試験センターは、Webサイトで問題を配信し、サイト上で解答。全問回答すると正答率などが計算され、解答のページにアクセスできるという、インターネットを使用した通信教育を売りにしていますが、インターネットは使い勝手が悪い。私は上述のように、早く配信して貰ったので初めの2ヶ月は印刷物を送付して貰っていましたが、後半2ヶ月はサイト上で問題を読まずに答を適当にインプットし(全問解答しないと解答ページにアクセスできないので)、その後問題と解答をメモリースティックにダウンロードして会社で印刷してから初めて問題に取り組んでいました。(ページが膨大なので家のプリンターは使わず。)そのため、サイトで公表される受講生の正答率分析などはあまりあてになりません。
毎日少しずつ、というスタイルでしたので、毎日、数問解いては答合わせをし、初めはほとんど×でしたので、関連情報を整理する、ということを繰り返したわけですが、そのような勉強スタイルにとっては、全部解答しないと正解が見られないというシステムは使いづらいものでした。
A他の講座の問題はわからないのですが、練れていない問題が結構見受けられました。例えば、
・誤りを選択するもので、法律の条文の番号が違うので誤り、などというひどい問題。
・やはり誤りを選択するもので、4つは難しくてわからないのだが、正解の一つの選択肢は余りにも明確な間違いの文章なので、正答できてしまう。
・問題文のテニヲハが悪く意味がわかりづらい。
・毎回数問は出題がおかしいものがあり(正解が二つある、解答にミスがあるなど)、それに気付くまでいろいろな調べものをするハメに陥り、時間を浪費させられた。(これについては質問をメールで幾度かしましたが、問題解答作成者はそれぞれ別に本業を持っているので、返信が来るまでに非常に日数がかかりました。)
Bまた、解説については、担当者(科目)によって丁寧に解説されているものと、ほとんど答のみのものとバラつきがありました。
ということですが、最初に書いたように、何も蓄積がないところから通信講座を活用して1次試験パス(見込み)という結果を得たので役に立ったことは事実。特に基礎科目は範囲を絞るのに役立ちました。専門科目の方は、どちらかというと、通信講座で送られる問題を予想問題集的に使用し、正解を得るための知識は、インターネット等で自分で集めることが必要でした。(その意味では通信講座を使わずAPECのHPの問題だけでもOKかもしれません。)

3.具体的な勉強スケジュール
勉強の記録は全てエクセルに入力しました。その結果、試験勉強時間は合計151時間30分でした。
<3月>(3月15日から)
@APECのHPの「基礎科目対策」「専門科目対策」の読み込み。
A上記対策の中の模擬試験関連の情報をまとめ、ノート作り。
模擬試験はほとんど零点状態からの出発でした。関連情報はGoogleを使ってキーワード検索して、適当なHPから情報を引き出すというやり方。ノートは各関連HPの必要箇所のコピーアンドペーストで作成。HPでは、国土交通省の、とある国道事務所や県の関連部局がなぜか充実して作っている道路や河川の用語集のページ、ダムや電力の協会が作成しているHP内の基礎知識ページが役立ちました。(多くはAPECのリンク集に載っています。)建設関連はモノを見ないとピンと来ないし、モノを知っていればだいたい想像がつくものが多いのですが、建設現場をまったく知らない私はHPに掲載されている写真は大いに役立ちました。現場写真はゼネコンのHPによく掲載されています。(これもGoogleから探しました。)役立つHPはお気に入りに登録して、いつもGoogleする必要がないようにしました。
また、簡単に用語を調べると言う観点からは、「技術士第一次試験建設部門受験必修キーワード700」(日刊工業新聞社)という本が役に立ちました。

<5月以降>
上記のAが5月半ばまでかかりました。そこまで2ヶ月弱で勉強時間は37時間でしたから、本当にゆっくりペースでスタートしたという感じです。5月のGWは何もしませんでした。
また、最新の国土交通白書が出版されるのを待って、4月末にAmazonで取り寄せ一読しました。
以降、5月半ばから9月末まで、通信講座の4ヵ月分の問題を、APECのHPの模擬試験を勉強したときに作成したノートに加えていく形でノート作りをしながら、9月末まで、4ヵ月半かけてこなしました。
通信講座は最初の月は正解率が低いため、ノートの作成量も多く、ひと月分をこなすのに34時間かかったものが、進むにつれて時間が短くなり、最後のひと月分は13時間でこなすことができました。
なお、問題はひと月分が終わると次に進む前にもう一度やりました。できたか、できないかは問題にチェックを入れておいて(その意味でもWeb上ではなく印刷されたものがいい)、9月末に4ヶ月分の問題が終わってから、回答2回の内、2回続けて正解できなかった(1回以上は間違えた)問題を10月初めに行いました。それでも解答できなかったものをもう一度行い、さらに最後に4回やっても正解できなかったものを(そのときは数問になっていましたが)本番直前にやりました。従って問題によって最大5回行っています。
ノートの暗記は超苦手なのですが、問題を繰り返し行うことで、ノートを参照し、記憶するようにしました。

上に書いたように、合計勉強時間は151時間30分でした。平均すれば1日1時間。(実はこの試験準備とまさに並行して転職を試み、そのための論文試験や面接準備のために、途中5週間勉強ができない期間がありました。)実際には朝早起きして出勤前に1時間20分の勉強をするというのが日課でした(車通勤なので、通勤時間は勉強に使えず)。余談ですが、転職先の採用試験には9月末に合格しました。最後の役員面接で、「20年以上経験があるのに技術士などの資格を採っていないのはどういうことか」、と質問され、すかさず、10月10日に試験を受けるべく準備中ですと、答えたら一応納得してくれました。

以上が私の1次試験準備の報告です。誰かの役に立てば幸いです。
なお、適性科目は5割正解すればいいということからは勉強不要です。私は、通信講座とAPECのHPの「適性科目対策」を直前に一読しました。受験勉強とは別に、PL法、公益通報者保護法、個人情報保護法など、常識として知っておいたほうがいいかもしれません。また、公益と秘密保持の関係、公衆のとらえ方など、勉強になりました。
年明けから2次試験の準備に入ろうと考えています。またAPECのHPを灯台として進みたいと思っています。

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一次試験(原子力・放射線部門)体験記〜電力マンさん

 今年初めて受験しました。自己採点では合格点に達していましたので、合格発表が待ち遠しいです。
 電力会社の原子力部門に20年以上勤務していますので、原子力のイロハについては理解しているつもりです。
 原子力・放射線部門の試験は平成16年度に作られたばかりのものですので、過去問が少なくどのように勉強したらよいか最初のうちは試行錯誤でした。
 結局私は、以下の方法で勉強しました。

1.専門は受験対策講座に申し込んで勉強する。
 同部門を対象とした唯一の講座である新技術開発センターの一次試験対策講座に申し込みました。
 過去問が少ないので他部門と比べてテキストはあまり参考になりませんでしたが、3回の添削問題は傾向と対策をつかむには参考になりました。

2.基礎、適性は市販の参考書・問題集で傾向と対策をつかむ。
 5割以上の得点を得るにはこれで十分です。特に基礎科目は、すべての分野を勉強する必要はなく、苦手分野は思い切って捨てることが必要です。得意分野で得点確保が重要です。
 適性科目は常識的な知識があれば満点近く得点できます。私は14/15点でした。

また、
3.電子メールマガジンで過去問を繰り返し解く。
 基礎・適性・専門の過去問を無料で解くことができます。PC版と携帯版のメルマガがありますので、いつでもどこでも勉強可能。ほぼ毎日1通のメルマガが届き、1回に3問ずつ解答できますので、負担にならずに続けられます。会社や出先では携帯版、自宅ではPC版で勉強しました。

さらに、
4.「技術士受験を応援するページ」の情報を参考にモチベーションを保ち続ける。

以上が私の一次試験勉強の報告です。どなたかのお役に立てば幸いです。

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合格=f(努力,気構え)〜Kaneさん

自分が合格した方の体験記で一番知りたかったことについて,記したいと思います。

0.自己紹介
 高専→大学→大学院中退→公務員(道路行政4年半)
 1級土木施工管理技士を昨年取得
 適性 15/15 
 基礎 10/15
 専門 34/50 

1.勉強時間
 1日1時間(休日は3時間)。
 一回サボると,その後のしわ寄せが大きいです。
 無理なく続けられる範囲で勉強を継続することが重要かと思います。 

2.参考文献等
 まず,図書の種類は数多くありますが,本屋で立ち読みして悩む場合が往々にしてあると思います。
 図書選びにおいて重要な点として二点挙げられるかと思います。
 第一に「改定日の確認」が必要です。前年度の試験結果を踏まえた図書でないといけません。
 第二に「回答が充実している」ことです。回答が短い場合,参考文献の紹介に徹している場合が多いです。
 参考文献を持っていれば問題はないのですが,持っている人は少ないのではないでしょうか。答えが分かりやすく充実していれば,問題を解いた意義があるというものです。
 ちなみに,購入した図書は下記のとおりです。
 ・基礎・適性科目   2冊
 ・専門(道路等)    1冊
 ・専門(土質等)    1冊
 ・専門(都市計画等) 1冊
 ・専門(想定問)    1冊
 ・専門(過去問)    1冊
 ※本HPの各種コンテンツが大いに役立ったということは言うまでもありません。。。

3.勉強内容
 ○適性
  受験1ヶ月前に過去問と想定問を解きました。
 ○基礎
  4月くらいからコツコツと過去問と想定問を解きました。
  苦手分野の材料・化学は勉強しても身につかず,捨て教科としました。
 ○専門
  基礎と同様に4月くらいから取り組みました。
  河川等,海岸等,電力土木は捨て教科としました。
  が,想定外の教科があったため,結果的に上記の3教科から3問程度回答せざるを得なくなったものの,
  過去問と同じような内容だった問題を解くことで点数が取れました。
  (捨て教科→10%の正解率を期待する程度)

 ※合格できる範囲で自分がどれだけ点数取れるか配分をし,それをもとに受験対策を決めました

4.勝因
 今年で4回目の受験でした。
 今までで,最も気合い入れたことが勝因かと思います。
 具体にいうと,特に得点源としている教科については,想定問を可能な限り解き(1教科50問以上),「見たことの無い問題を少なくする」ことが重要かと思います。(その他の教科も程度はあれど上記に準じます)

 内容が不明確な点があるかと思いますが,その際はご容赦ください。 
 あくまでも一個人としての取組みですので,記載内容の捉え方についての取捨選択は,読んでいただいた皆様にお任せいたします。
 受験対策の一助になれば幸いに思います。

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8割の法則に基づく計画と実践〜2mさん

技術士一次試験体験記 『8割の法則に基づく計画と実践』

■受験に至る経緯
前年のエネ管(電気)の受験に引き続き今回の技術士一次試験の受験であった。
当初はエネ管合格後の次の目標としては電験2種を狙っていた。秋からはそのための通信教育を開始し、翌春には通信教育も無事に終了して、4月からは本格的に電験2種の受験勉強に入ろうとしていた。そんな矢先に会社で異動があり、4月から移った新しい部署で一次試験合格者の方から技術士受験の勧めがあった。一次試験は電験2種よりも簡単そうに見え、また、技術者の最高の資格とのことで、いつかは取ってみたいと思っていたことから、予定を変更しての受験となった。

■エネ管受験で得たもの
エネ管受験ではとにかく過去問をひたすらマスターするということに専念した。それも全問題をマスターする必要はなく、8割をマスターすればよいというものである。実際に過去問を解いていても、いくらやっても解けない問題がいくつかあった。でもよく考えるとそんな問題は解けなくても合格できるということが分かったのである。過去問が8割解ければ、大体その類似問題が8割出るので、少なくとも80%×80%=64%は正解できるということである。

 【エネ管受験で得られたこと】
  ・満点(100点)とらなくても合格基準点(エネ管は60点)をとることを目指す。
  ・基本は問題分析と過去問の繰り返し。
  ・過去問分析による傾向と対策、取組み戦略を立てることが重要。
  ・過去問が8割解けるようになれば合格が見えてくる。
  ・過去問の類似問題が8割出るのでそれを8割解ければ合格点に達する。
  ・難しい問題は解けなくて当たり前、解けたらラッキー。
  ・電卓は使い慣れておくことが重要。(何度も計算間違いした)
  ・前日まであきらめずに勉強するべき。(前日解いた類似問題が出題された。)

■方針決定
とにかく過去問中心と方針を定め、過去問を最終的に8割解けるようになることを目指した。
それを補うものとして、適性科目、基礎科目については「技術士受験を応援するページ」の資料を参考にさせていただくことにした。
専門科目(電気電子)については前年のエネ管受験とその後の電験2種受験に向けて行なった通信教育の復習を中心とした。
そして何よりも最後の最後まであきらめずというよりも最後(直前)に頑張ることを目指した。

■4月後半〜6月前半:
毎年、4月後半からゴールデンウイークにかけては趣味の工作に没頭することになっており、この期間は計画を立てても計画倒れになることが分かっていたので、何となく過去問を眺める程度とした。ただし、毎日何をするかだけは決めていた。また、まだ願書も出していないので、どうしようか迷いもあった期間でもある。

■6月後半〜8月前半:
いよいよ願書も取寄せ(会社のすぐ近くに支部があった)て、その1週間後に出願を行なって、仕切り直しをした。
基礎科目と専門科目を中心に過去問や「技術士受験を応援するページ」の資料を通勤電車の中や寝床でチェックするのが中心で、1日せいぜい多くて30分程度に留まった。

■8月10日〜前日:
いよいよ2ヶ月前になり、もう一度仕切り直しをして、計画見直しを図った。(添付1
基礎科目と専門科目を各々、毎日一分野毎に過去問を通勤電車や寝床でこなしていった。適性科目については3週間前の9月19日からスタートさせた。9月後半になって受験票が届いてからはいよいよ少しプレッシャーを感じて、ボルテージがアップしていった。しかし学生時代からの一夜漬けの癖がいまだに残っていて、試験直前になってようやくエンジンがかかり、最後の2日間だけで過去問を210問題をこなした。2日間の正解率は一応87%(210問中183問をクリアー)のレベルまで達した。
また、今までやったことを整理するためのノートまとめを行なって試験に備えた。(添付2

■試験当日
試験会場に向かうためにJR福知山線に乗ると次の駅からひょっとして同じ試験を受ける人かと思われる人が前の座席に座り、ノートのチェックを行なっていた。途中から乗ってくる人が増えるたびに受験生と思われる人の数も次第と増えていき、試験会場のある下車駅では、小さなホームが受験生で溢れるほどになっていた。会場である大阪産業大学までの道のりをぞろぞろと人の列が続くほどたくさんの人が試験会場に向かっていき、その中で一人足早に試験会場を目指した。試験会場に入るとそこは大きな教室で、既に何割かの人が着席していた。
高校入試、大学入試、・・・、エネ管受験等々何度受けてもいつも試験前の緊張感、不安感は変わることはない。周りの人が賢そうに見えて、それが余計にプレッシャーとなる。
頭を活性化させるために持って行ったチョコを食べるのも忘れていたことがプレッシャーを加速した。答案用紙が配られるとミスのないように慎重にマークを行なって試験に取り掛かった。
適性科目以外は選択問題で、とにかく余分にマークしてしまうとそれだけでアウトになるので、途中で何度も何度も回答している問題数のチェックを行なった。
いずれの科目でもとにかく解けそうな問題から取り掛かり、まず一問目を解いて安心することが大事である。しかし、今回の専門科目はなかなか手強く、解けそうな問題を解いても常に一抹の不安を残しながら次の問題に取り掛からざるを得ないという厳しい状況であった。そのため最低ラインの13問を解答するには結構の時間を要した。ただそうした中でも以外に冷静に解答を導くことができる問題にも出会え、途中から次第に落ち着いて解答できるようになった。
最後の基礎科目の1時間もあっという間に終わり、長かった1日が終わったときには外は雨がぱらついていた。その中、家路を急いだ。
夕飯をとり、風呂に入ってくつろぐが、やはり試験結果が気になる。「技術士受験を応援するページ」を覗いてみると既に臨時の掲示板での議論が始まっていた。皆さんの投稿に一喜一憂しながら過ごした夜であった。

■その後
1週間後に出張先のホテルからインターネットを接続し、公開された正解をおそるおそる見て、答え合わせを行なった。基礎10問、適性11問クリアー、問題の専門科目は予想では15問くらいはいけるかと思っていたが、結果はぎりぎりの13問クリアーであった。あとはマークミスや解答数のミスさえなければ合格である。あれだけ試験中にチェックは行なっているからまさかのミスはないと信じつつも2ヵ月半を待つのは少々長かった。
26日の朝は5時の発表に合わせて起きていたが、いざ、5時になってインターネットに接続しようとすると前夜からパソコンをつけ放していたためか、うまくつながらない。仕方なく、再起動したが、立上がるまでの時間が非常に長く感じられた。必死で発表を見て、自分の受験番号と名前を見つけて思わず隣で眠る女房を起こして合格を伝えた。女房からも「お父さん、おめでとう!」と何度も何度もお祝いの言葉をもらった。そしてその夜は家族揃ってのお祝いとなった。

■まとめ
前年にエネ管受験で徹底した過去問分析により8割の法則を導き出し、何とか合格を果たし、引き続き、それを技術士一次試験にも適用して短い勉強期間で合格を果たせた。ただし、今年は例年よりも合格率が低く、特に電気電子は全学科の中で一番合格率が低かった学科である。
そこで何とか合格を果たせたのはうれしいし、専門科目については日頃からの積み重ねの結果であり、これからも手を抜くことをなく資質向上を目指していきたい。
現在、引き続いて2次試験に向けた勉強を元旦からスタートすべく計画を練っているところである。

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歯が立たない状況からの合格〜koyakuninさん

 私は、41歳になる地方自治体勤務の土木技術職員です。今日(12月29日)合格通知が届きました。
おかげさまで今回、一次試験一回目の受験で合格することができました。結果は、適正(12/15)基礎(9/15)専門(32/50)でした。

 職場での役割も単なる担当から後輩を指導・総括する立場になり技術的な裏づけを持ちたいと考え、土木施工管理技士、舗装施工管理技術者の取得を経て、最終目標である技術士をめざし、一次試験を受験しました。
と書くと計画的に受験しているようですが、実のところは、4年ほど前に一次試験を受験しようとしたのですが、学業から15年も遠ざかると基礎・専門ともに「歯が立たない」状態で受験をあきらめ、施工管理の試験を受けただけなのですが。
 施工管理は日常なじみのある内容なので無事合格。こうなると、技術士をやはり目指そうと一念発起し、受験の準備を平成16年の夏ごろからはじめました。
 4年前と違い今回は、自分を追い込んで勉強するため「有言実行」とばかりに仲間内に受験を宣言し準備開始としました。

 勉強方法は、初期の段階(平成16年内)は過去問題集をひたすら読む。平成17年の夏までは過去問題集の解説内容を理解する。わからなければ、別の問題集の解説を読む(同じ問題でも、解説の仕方が違うと不思議と理解できたりする)。平成17年の夏から、想定問題集で理解度のチェック。という風に進めていきました。でも、平成17年夏の時点で全科目の正答率は3から4割くらいだったので結構落ち込んでました。
 このころ、「技術士受験を応援するページ」の存在を知り、体験記などで勇気付けられながら準備を続け、最後の一ヶ月は「これだけシートやオールインワンノート」で復習して受験です。
 この間、勉強時間は、通勤電車の中です。残業も多く、休日は家庭サービス、自治会の行事などあり、自宅での勉強をしていません。通勤電車のなかで30分でも(実際は5分でも)毎日、続ければ結構な時間になるものだなあとつくづく思います。

 試験は、時間がかかる計算問題はとにかく後回しで、できる問題から選択し、選択数に達しない場合に計算問題にとりかかる作戦でのぞみました。それでも、見直す時間が足りず、マークシートにマークが2つある事を発見したり、選択していない問題にマークしているのを発見したりと、修正が間に合うかと冷や汗がでました。

 正答の発表までは過去問題と毛色が違う(私には難しい)問題であったため、考え方はなんとなくわかるのですが自信がない解答が多く、正直かなり不安だったのですが、合格ラインに達することができました。
 平成17年度の一次試験合格率は前年の半分くらいに落ち込んだようです。そんな中、合格できたのは最初の段階で科目項目のより好みをせず、とにかく過去問題で問題内容を読み込み理解しようとした事がよかったのかなと思います。このおかげで、不得意分野(はっきり言って計算や論理)でも考え方がそれなりにわかり、得点を上積みすることができました。

 受験しての感想ですが、私の職場でも、涙を飲んだものがいます、私とて、マークの間違いに気づいていなければ今頃失格の通知が着たかも知れません。合格不合格は紙一重のような気がします。
 合格には、準備がやはり必要と思います。また、いろんな情報を得るのはもちろん、その情報量に惑わされず、準備は自分にあった方法で行うのが最良かと思います。

 このサイトは受験準備終盤で特に参考にさせていただきました。本当にありがとうございました。
来年受験する予定の二次試験でもお世話になると思いますので、よろしくお願い申し上げます。

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大卒後17年、初挑戦、ぎりぎり合格〜船長さん

(1) はじめに
 平成元年度に環境工学系学科を卒業後、下水道の維持管理業務一筋、20代前半に公害防止管理者(水質1種)、環境計量士資格を取得、今回、技術士第1次試験(上下水道部門)に挑戦しました。

(2) 勉強を始めた時期など
 勉強は、11月下旬に始めました。月〜金は始業前30分、休日はイミダスなどで調べものをするため、県立図書館をたまに利用しました。たとえ10分でも毎日勉強を継続することを心掛けました。試験日1か月前頃から、帰宅後にインターネットを利用しての情報収集もしました。この情報満載のホームページに出会えたのは試験1週間前でした。

(3) 勉強方法など
 過去の資格試験では、教本(環境計量士の近道など)の通読後に過去問の演習をしましたが、今回は一年度分の過去問を演習した後に関連事項の情報収集をしました。初めの頃は書籍中心で試験内容のイメージが掴めませんでした。早期より通信教育やインターネットを利用することで、より効果的な勉強ができるのではないかと思います。

(4) 使用した書籍
 同業(他社)の同級生に紹介され使用した書籍は、技術士第一次試験の解答例(近代図書)、浄水の技術(技報堂出版)、新訂衛生工学(明現社)です。次に下水道の教本に相当すると考えられるものとして、下水道施設計画・設計指針と解説、下水道維持管理指針、下水道排水設備指針と解説(日本下水道協会)を必要に応じて使用しました。技術士第一次試験の解答例(近代図書)以外は、職場にあるものか、大学の教科書で使ったものか、もらいものかのいずれかです。

(5) 試験科目各論
・共通科目
 工学系大卒により免除されました。免除資格のなかで、公害防止管理者は比較的勉強しやすく、取得しやすい印象があります。
・適性科目
 過去問演習とこのホームページの情報習得で十分だと思います。
・専門科目
 過去問演習と関連事項の情報収集で合格ラインに乗ると思います。今回の試験では、下水道の維持管理に係る設問を経験則で解答し、取りこぼしてしまいましたので、教本で挙げた書籍の通読を行っていれば、結果がより安全圏に入ったと思います。
・基礎科目
 一番時間をかけて勉強しましたが7点しかとれませんでした。特に得点源と考えていた「材料・化学・バイオ」が0点でした。安全圏を目指すには、通信教育を含めより幅広く勉強する必要があるのではないかと思います。

(6) おわりに
 試験会場で大学の同級生に久しぶりに会いました。彼は、昨年度の試験で失格規定により不合格になってしまったそうです。失格規定についてはこのホームページにも紹介されていますが、時間のゆるす限り何回か見直しをして、今後も勉強した成果を正しく表現していきたいと思います。

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(5割、6割)、(捨てる)の逆の観点〜くろさん

 化学部門で受験、合格いたしました”くろ”です。
 勉強法というほどでは有りませんが、ここでの投稿、掲示板での書き込みと逆のことをしてきたのでその件、書き込みをしてみようかと思いました。

 5割、6割で充分、という意識は持ちませんでした。また計算問題で一度解けないと頭に血が上ってしまい混乱するから後回しや解かない、選択しない、という気持ちもありませんでした。
 掲示板で挙げられていましたが(正論と思いつつ、かなりきついなあと眺めていましたが)、計算問題は解き方さえ解っていれば必ず1点取れる問題で、日本語や専門用語を苦労するよりも確実だと考えています。

 計算は過去問を集められるだけ(と言っても14年度以降ですが)本屋で探し、基礎科目を完全に潰しました。
 期待値問題は自分なりにイメージを取れるまで(稼働率と不良率どちらを計算してるの?を理解するまで)
 情報量はその数値が得られる数式(過去問でトランプでの1/13、等の問題が有りましたか。化学屋故pH算出式と一緒だなあ、変な一致だと思いつつ)
 境界要素法、有限要素法については化学分野でなじみが無いため、初歩の初歩の解説本の例題を

 結果、FTA絡みの問題、故障率、bit問題、少なくとも3点これで取れたのです。


 語句説明はノートを作りました。格好良く分野毎にページを並べて、なんて事はしません。
 泥臭いですが、目に付いたものをどんどん書きだして(1ページ一言でもいい、後で書き足す)、二重に書けばその分勉強よ、なんて雰囲気です。
 どうせノートなんて部屋に転がっている使い掛けだったんだと開き直りました。

 エネルギー問題は資源採掘量、埋蔵量、京都議定書、COP会議の場所と年度、化学に関わって原子力、太陽エネルギーの計算問題も解いてみたり、設計計画分野の設計の定義、情報論理分野の暗号化、フローチャートでひし形とは何を指すか、解析分野の微分、積分式の誘導法、三角関数の倍角、半角公式、力学の基礎公式の誘導、とにかく過去問中キーワードになるもので目に付いたもの片っ端から全て拾い上げました。

 時間が掛かる作業かも知れませんが、私も朝7時出社、帰りは9時上がり、通勤時間片道1時間でしたので決して恵まれたほうではないと思います。問題集を買った1月から始めて行き帰りの電車では計算機の必要のない適性、基礎科目の材料、化学、バイオを解き、帰ってから布団に潜って1時間は計算問題を解きました。

 試験はそれでも不安です。過去問をみっちりやれば済む危険物、高圧ガス、公害防止管理者、ほか労働衛生関連の幾つかなんかに比べて何が出るか読めないから、出来ることを全てやらねばならん、という意識でした。
 今年の問題はひねりが有り去年よりは難しいとは思いましたが、問題を見た瞬間合格できるなという確信がありました。

 そちらに時間を割きすぎたせいでしょうか、基礎は13/15(86%)、適性は12/15(80%)で、専門が17/25(68%)というちょっとがっかりする成績でした。

 確かに合格しさえすれば二次試験受験資格は得られますが、例え触りだけだとしてもこんな別の分野について集中して勉強できる機会はない、と思います。
 半年ちょっと、糸を切らさず勉強するいいチャンス、いろいろな分野のできる限りを、という視点の書き込みです。

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学歴なんて関係ない?努力次第で○○〜KSさん

 私は高卒(電子科)より土木の世界に進んだ変わり者で、国の工事を監督、補助する業務に就いている37歳の民間人です。
私の体験記は、初受験”まぐれ”で合格!(多分2度と受からない)、
高卒で受験を考えている人にとって、役に立てばと思い書きました。

経過
3月 過去問初めて見たが10%も解らない。
  (問題の意味さえ解らない)
5月 連休中に真剣に勉強した結果
  適性科目・・・常識の範囲と認識
  専門科目・・・範囲が広いなと漠然と認識
  基礎科目・・・理解不能と認識

5月〜7月 休止
 (他の試験が2つあり手つかず・・・)

8月〜9月 これからが勝負!!
 基本は夜の21時〜3時間程度
 休日子供の世話をしつつ合間を見つけて・・・図書館通い   
  適性科目・・・週一回の確認程度、あえて勉強はしませんでした。
       (科学技術者の倫理 その考え方と事例)を1冊購入
  専門科目・・・毎週末、図書館で専門書をひたすら読む。約1ヶ月間
       (土質とは・・海洋工学とは・・環境とは・・トンネルとは・・コンクリートとは・・など20冊程度)
  基礎科目・・・設計、インターネット、材料、バイオ、技術連関に的を絞る。
       (本音は、私には計算問題が解けませんでした。大学生の家庭教師を付けて勉強しましたが、
        微分1問に6時間!!)申し訳ない。  
ポイント
 ※専門科目は基礎を補うため余裕を持って勉強をする。
 ※基礎科目は最低ライン6問絶対に取る。


10月 過去問で50%程度しか説けない・・・合格できない!!やばい

試験3日前 都内のホテルに2泊 集中学習
      何とか・・・60%程度に到達。

試験当日                
適性科目 9/15・・・難しい、常識だけでは説けない問題が2,3問あった。
専門科目 21/25・・・確実に解った問題は7問程度。私の常識として答えた問題と2択で悩んだ結果です。
基礎科目 7/15・・・考えても解らない。技術連関とネット関係他で何とか。

 APECさん、このHPのおかげで合格することができました。
有り難う御座いました。(択一のセオリーは凄いですね!!データの裏付け)
今後は2次試験にチャレンジしたいと思います。更なるレベルアップ!!!
今後ともよろしくお願いします。

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一つの参考書を集中的に〜en_dyさん

○自己紹介

地方公務員20代後半です。建設部門です。

○きっかけ

設計業務をやっていて、たまたまですが、あまりにも技術力のないコンサル担当者に当たってしまい、非常に大変だった時期を経験しました。
そして、「今後、このような担当者に、また会うのではないか?そして、そのとき、自分が困らないようにするにはどうしたらいい?」と思うようになり、場合によっては、逆に、技術的な面で指導できる立場になれるようにするため、受験することにしました。
当然、この勉強を通じて身につけた能力は、自分だけでなく、部下や後輩にも役立つものになることですし。

○結果

適性12/15 専門30/50 基礎9/15

○勉強法

まず最初に、APECさんのHPで、試験の概要と予備知識を確認しました。
これが効きました。
これがなかったら、とんでもなく遠回りをしていたと思います。
そして、ある程度わかったら、ひたすら、下に書いてある問題集を解きました。3回以上です。
5択すべてについて、×な理由、○な理由を解説できるようになるまでやりました。

技術士第一次試験建設部門「専門科目」予想問題集〈平成17年度版〉 山海堂
技術士第一次試験「基礎・適性」科目模擬問題集 平成17年度版 日刊工業新聞社


この2冊のみを使いました。というか、1級土木施工管理技士と平行しての勉強でしたので、これ以上できませんでした。
勉強時間は、通勤電車の中の30分×2と昼休みのみ。

(1)基礎科目
基礎科目については、非常に範囲が広く、苦戦しそうなことが予想されたので、解けそうなものだけを集中的にやりました。
確率とかも、中高生の使う参考書を買って、勉強しようと思ったのですが、なかなか頭に入らずで、もう直感的に解けないなと思ったものは諦めました。
でも、ある程度、得点を取らないといけないので、的を絞るため、模試を活用しました。
これは非常に有効でした。
ある程度、傾向と対策を練った上で、問題を作ってあるので、これを見て、6点を確保するための算段を立てました。

(2)専門科目
問題集をひたすら解く他に、ノートにまとめました。
これは、結構、頭に入ります。暇さえあれば、眺めるようにしました。
大体1分野、ノート見開き2ページに4色ボールペンを使って書きました。
あと、会社の休み時間に、ひたすらAPECさんのHPの模試をやってました。

○試験当日

結構緊張してました。自分では思っていなかったのですが、マークをミスってたり・・・
それと、会場が12Fだったので、非常にエレベーターが混雑しました。
ギリギリに会場入りすると、試験部屋に開始までに入れないのではと感じました。

○終わりに

このHPには、受験準備や終盤で、非常にお世話になりました。
とても感謝しております。
たぶん、このHPに出会わなければ、合格できなかったと思います。
来年は二次試験です。頑張ります!
また参考にさせて頂きます。
そして、二次試験の合格体験記も書けるようになりたいです。

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一次試験受験体験記(環境部門)〜a.nanbaさん

今年はじめて受験して何とか合格できました。自分の業種は分析化学ですが、学生時代からこれまで環境に関する勉強を続けてきたので、専門は環境部門を選択しました。
当方の経験を以下に書かせていただきます。

○自己紹介
 大学(工学部工業化学科)卒→大学院(自然科学研究科)修了→分析会社に就職(この3月で丸5年)
 大学・大学院では分析化学研究室に所属。主に微量無機分析をやっていました。
 これまで公害防止管理者(水質、DXN)、環境計量士(濃度、試験合格のみ)、作業環境測定士(試験合格の
 み)、衛生管理者、X線作業主任者などを適当な間隔で取得。

○受験動機
 資格についていろいろ調べていたときに、技術士という資格が難しいものだということをぼんやりと知りま
 した。その後、技術士一次試験の受験が義務化された事、試験がマークシート1本になったことを知り、いず
 れはと思っていたが、会社補助の出る通信教育講座を受講したのがきっかけで今年受験することにしまし
 た。

○勉強について
 参考書:日本能率協会マネジメントセンターさんの通信教育、テクノさんが出している過去問、演習問題、
     通商産業研究社さんの過去問題集、オーム社さん、山海堂さんの参考書その他大学の教科書、環境
     白書、循環型社会白書などいろいろ使った。

 <スケジュール・結果・雑感など>
  通信教育のスケジュールにあわせて2005.04から開始。・・・が、作業環境測定士受験のため、8月下旬まで
   は、並列で勉強を進めることになってしまった。内容は通信教育テキストや参考書を読み、演習問題を解
  き解説を読む、環境白書等の最新情報のフォローを行うといった感じでした。いつもの悪い癖ですが、テ
  キストを絞れず、いろいろな本に手を出してしまいました。結局、同じ問題を繰り返すということはほと
  んどできませんでした。8月下旬からは技術士一次試験に集中できたので、環境に関する参考書や環境白書
  を読みつつ、各科目の演習問題・過去問を解き解説を読むことをひたすらつづけました。会社での昼休憩も
  勉強に当ててました。9月中旬からは過去問を使って、時間内に問題を選択し解答するということも行いま
  した。最近はいろいろな試験で合格基準が公表されているので、基準をクリアするということについては
  精神的にも楽に感じていました。受験票が来たら、当日あわてないように会場(早稲田大学)のルート確
  認がてら下見をしておきました(といっても校門前まで行っただけですが)。

 <各科目の結果など>
 ・共通科目:免除(一応理系院卒なので。)
 ・基礎科目:範囲が広く苦労しました。理系のくせに数学・物理があまり得意ではないときたからこの科目に
       ついては過去問と演習問題で雰囲気掴むくらいしかできませんでした。結局、化学・バイオと技
       術連関を中心に点を取りその他の領域は最低1問は取るという感じで試験に臨みました。時間は
       ぎりぎりでした。結果:10/15。各領域で点が取れ、0点を覚悟した解析で2問正解できたのが良
       かったです。学生の感覚さえ戻れば意外と点が取れると思いました。
 ・専門科目:これも範囲が広く、演習問題と過去問、白書などを解き(読み)すすめるだけでした。当日は
       まず全問題をざっと眺めて解ける問題をすばやく拾っていき、残ったところをことを方針とし
       ました。時間はかなり余裕があり、問題の選択なども焦らずにできました。結果:28/50。なん
       とか50%超えることができました。
 ・適性科目:過去問と演習問題を解いて感覚を掴むことだけにして、あまり深追いはしませんでした。この
       科目については技術士合格援護会というところが出している適性科目の問題集を使いました。
       (個人的にこの資料は非常によくできていたと思ってます。)試験問題は読む文章は多かった
       ですが、時間については余裕がありました。結果:13/15。当初は12/15だったが出題ミスの影響
       で1点プラスになりました。

○試験当日
 当日は受験者が非常に多かったです。男性トイレにも長蛇の列ができ、トイレ後に参考書を眺めるというこ
 とはできませんでした。あと、帰りは駅が強烈に混みますので帰りの切符は先に買っておいた方がよいで
 す。試験についてですが、マークミスだけはしないように確認することは必要と思います。たった一つのミ
 スが「失格」つながりますので。最後まで在室していると試験問題は持ち帰れますので、自己採点のため
 に、暇でも最後まで居ました。


以上、まとまりもなくいろいろ書かせていただきました。このHPには大変お世話になりました。この試験を受ける前に環境系の勉強をする機会があったこと、公害防止や計量士や作環を受けていたので、知識などがゼロからのスタートではなかったことも比較的楽にすすめることができた要因だと感じています。この資格取得も今後の人生でどう扱われるかわかりませんが、今後研鑽を積み2次試験を受けるよう努力していきたいと思っています。

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モチベーションを保つ工夫(建設部門)〜naturalさん

【はじめに】

 今回、初めての受験で合格させていただきました。ほとんどギリギリの成績です。
適性:13/15点, 基礎:7/15点, 専門:28/50点(建設部門)

 平成17年度の「建設部門」の合格率は約20%と低いものとなりました。そのなかで合格させていただいたことに対して、とても感謝しております。私は高専卒なので、共通科目免除を得るために、まずは1級土木施工管理技士か測量士の取得を計画しました。そして、実際にこれらの資格を取得して技術士第一次試験を受ける準備を進めてきました。勉強方法は、人によりさまざまでしょうが、大まかに通信講座と独学とに分類できると考えられます。

 独学よりも通信講座では次の点で有利です。
1)担当講師に直接質問することができるので理解が早い。
2)模擬試験など自分が全体の中のどのあたりにいるのか把握できる。
3)テキストを探す手間が省ける。
4)受講料を払っているので、独学よりはモチベーションを保ちやすい。(モチベーションを保つ方法は後で考えます)

 私の場合は、次の理由により独学での勉強としました。
1)自分に合うと思われるテキストを自由に選べる。
2)費用が安い。
3)自分の都合で勉強を進めることができる。


【基礎科目について】

 基礎科目対策として、過去問題と市販されている予想問題を主にこなしました。
 この科目は範囲が広いので、なんでも完璧にこなそうとしないで、不得意な分野は、ひとつくらい捨てても仕方ないと思います。私はバイオが苦手なので、生物の勉強に最も多くの時間をかけました。試験本番ではバイオに関連する問題を2問選択しましたが、結果は2問とも得点できませんでした。いま考えると「バイオの勉強に時間をかけたので、できるはず!」という錯覚に陥っていたように思います。情報のアルゴリズムにも時間をかけて勉強したのですが、結果として選択できるものはありませんでした。そのかわり平成17年の情報では常識的に解けるものが3問ありましたので、そちらで得点できました。
 また、計算問題にはあまり手をつけない方がよいでしょう。それは、時間ばかりかかるので計算問題以外の問題で得点するほうが得策だからです。ひととおり問題を解いてみて、計算問題以外の問題で15問を選択することができない場合に初めて選択するべきです。


【適性科目について】

 次の書籍を主に勉強しました。
○土木技術者の倫理:(社)土木学会
 このテキストは事例分析を中心に書かれています。そのため建設部門の仕事に従事している人には比較的なじみやすい内容になっています。興味をもって読み進んでいくことができるでしょう。事例分析の前段としてインフォームド・コンセントやアカウンタビリティーについても詳述されています。インフォームド・コンセントについては平成17年度の問題に出題されています。
 そして、今回は普段から専門雑誌や論文集に目を通しておくことの大切さを痛感させられました。それは適性科目の問題で、波力算定式の創案者、廣井勇工学博士(1862-1928)のことが取り上げられたことです。平成17年度の独立行政法人:北海道開発土木研究所の月報には廣井博士のことが連載されていました。まさに、平成17年度試験のときに連載中であったのです。試験の最中に、「月報をもっと詳しく読んでおけばよかったなぁ」と思いました。どこに受験に役立つ情報が書かれているかわからないものですね!
 適性科目対策は、「土木技術者の倫理」を基本にして過去問題を解いていれば十分です。さらに、普段から専門雑誌などを注意して見ていれば、まず合格点を得点できるでしょう。


【専門科目について】

 専門教科(建設部門)の勉強方法は、やはり過去問題や予想問題集をベースにしたほうが良いでしょう。問題集をベースにして、参考にするテキストも用意しましょう。第一次試験対策用の専門科目のテキストは多くものが市販されています。これらは各科目ごとに解説しているタイプのものと、用語解説的なタイプのものがあります。
 私は後者のタイプを使用しました。専門科目の勉強方法は、問題を解いたうえで各肢に使われている、専門用語の定義を理解することが一番効率的です。私は次の問題集と参考書のセットを使いました。
 ○技術士第一次試験「建設部門」受験必修問題350:日刊工業新聞社
 ○技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700:日刊工業新聞社

 そして次の順序で勉強をすすめました。
 1)問題を1問解く。
 2)各肢で用いられている専門用語の意味を調べて理解する。
 この1)と2)の工程をひたすら繰り返しました。また、調べているうちにキーワード700では調べきれないものがでてきます。このときは、「
土木用語大辞典:(社)土木学会」や「土木工学ハンドブック:(社)土木学会」で調べるようにしました。数年前に個人的に購入していたものが、今回の第一次試験でこれほど役にたつとは考えていませんでした。もし職場にこれらの書籍がある人は、これを利用すると良いでしょう。
 平成17年度の試験では少し傾向が変わりました。それは出題された35問のうち、10問が、土質と構造にかかる問題だったということです。これは、出題者は基礎的な教科に重点を置いてきているためであるからと考えられます。今後もこの傾向が進むとすれば、水理学に関する出題も増えるかもしれません。やはり土木工学の基本に返って、土質工学・構造力学(鋼構造とコンクリート)・水理学の基礎力学を確認しておくのが良いでしょう。


【モチベーションを保つ工夫】

 「モチベーション」とは、カタカナ語辞典で次のように説明されています。『動機づけ。誘因。刺激。行動へ駆り立て目的を達成しようとする精神の働き』
 毎日1時間を1週間勉強するのと、休日の日にまとめて6〜7時間勉強するのとではどちらが勉強の成果があがるでしょうか?そうです毎日1時間ずつ勉強するほうが良いですね。モチベーションが大切な理由はここにあります。
 私は、今までいくつかの資格試験を受けてきました。その中で感じたことは、本当に難しいのは勉強の中身ではないということです。一番難しいことは、モチベーションを試験の日まで、どのように保つかということです。いま私は平成18年度の技術士第二次試験に向けての準備をすすめています。このサイトに来ている人は高いモチベーションをもって研鑽されている人がほとんどだと思われますが、私なりの方法を紹介させていただきます。
 職場の自分のパソコンのスクリーン・セーバには「professional engineer ○○○○(私の名前)」を設定しています。1分後にスクリーン・セーバ状態になる設定なので、普段から技術士にふさわしい態度が意識できるようになっています。さらに自宅の机の前の目につくところには、「技術士(建設部門)○○○○」と記入されたプレートを貼っています。あたかも既に自分が技術士になって活躍しているように、自分に言い聞かせるようにしているのです。これらの効果で自分のモチベーションを保つのにだいぶ役立っています。
 とはいっても、これでもモチベーションが途切れることがあるのも事実です。勉強の内容よりも難しいという理由はここにあります。人それぞれモチベーションを保つ工夫も違うでしょう。私自身も参考にさせていただきたいので、是非みなさんの方法をお知らせください。


【反省と提案】

 平成18年度の技術士第一次試験に挑戦しようとしているみなさん!また、まだ必要経験年数に達していないものの第二次試験に挑戦しようとしているみなさん!今日から次のことに留意されて日常業務に従事されることを提案します。

 1.自分の業務に対して創意工夫を意識しているか、常に自問自答してください。
 ただ漠然と仕事に従事するのではなく、この業務の目的と社会的背景は?どうしてこの工法が選択されるのか?施工の段取りは最適なのか?

 2.技術日記を毎日書いてください。
 一日ほんの数行でもよいのです。打ち合わせのなかで自分が提案した方法について!はじめて聞いた専門用語とその定義について!現場で気がついた事とその対応について!

 3.日頃から「自分は技術士にふさわしい考え方と行動している」と自分に言い聞かせて行動してください。
 こうすることにより前述の1と2が保たれやすくなります。

 私自信が、社会人になってこれらのことを実行してきたわけではありません。今になって実行していれば良かったと反省しているのです。そしてみなさんに提案するとともに、自分にも言い聞かせているのです。
 みなさん!どうぞ第一次試験を受験する今から二次試験の事を意識して業務にあたってください。日頃から技術士としてふさわしい人になるように意識してください。漠然と仕事をこなしてきただけでは、二次試験の段階になって自分の考察力不足にあわてることになりますよ!
 平成18年度の一次試験に合格して、19年度の第二次試験を受験するにしても、1年半は創意工夫して業務にあたっていたことになるので、その差は大きいと考えられます。また、すぐに二次の受験資格がない人はもっと長い期間を創意工夫できるわけですから、二次試験の受験時にはかなりの実力がついていることになります。まさに技術士としてふさわしい知識と見識と経験が備わっていることになり、合格する確率がぐんと高まることでしょう!それこそ技術力がある状態なのです!


【おわりに】

 このたびはコンクリート技士試験にも合格させていただきました。くしくも、それぞれの合格発表日が同じ日(12月26日)となりました。この日はダブル合格発表で、とてもうれしい一日になりました。

 APECさんのページに集うみなさん!ともにがんばりましょう!

 おわりに、今までと今年の自己紹介をのせます。

        高専の土木工学科を卒業
 平成8年度  1級土木施工管理技士試験に合格
 平成9年度  測量士試験に合格
 平成12年度 土地家屋調査士試験に合格(未登録)
 平成17年度 技術士第一次試験:建設部門に合格
 平成17年度 コンクリート技士試験に合格
※平成18年度 技術士第二次試験:建設部門に合格※

 平成18年1月
 by natural

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平成17年度 技術士第一次試験(応用理学部門)体験記〜kodonさん

0.イントロ
 私は四十代半ばの測量士で専門学校卒です。この度、技術士第一次試験(応用理学部門)に挑戦し、合格することができました。大学教育を受けていないそんな中年の体験記を読まれ、少しでも勇気と希望を感じて頂ければ幸いです。

1.はじめに
平成17年2月、ある技術士第一次試験対策の講習会(港区機械振興会館)から始まる挑戦は、僅かな希望と好奇心から幕を開けた。それが平日は約3時間、休日は約6時間の受験勉強を8ヶ月間続けるとは今でも信じられない。そして・・合格! 幾つかの幸運と家族の協力があった御陰と心から感謝している。
 
2.動機と目標
 2月の受験対策講座を受けて自分自身の技術者としての将来像を想像すると、あるイメージが浮かんできた。「測量技術者として約25年間の経験や知識を評価するシステムが測量界には見あたらない。もっと広い視野で国家レベルの評価を受けるには、技術士が相応しく今後の人生設計の目標に適している」また、「技術士は技術者の最高峰の資格だし、社内外から高い評価を得られ、品確法の要求に応じ得る体系的な技術力を身に付けられる」そんな思いから「技術士に挑戦してみよう!」と決心した。

3.困難な試験勉強
 技術士第一次試験の出題範囲は、4年制理工系大学卒程度の専門的学識を問われるが、受験する専門分野の選択から困難は始まった。
自分は大卒でないから専門がない。測量で約25年間メシを食ってはきたが地球物理や地球科学、まして地質が専門ですと言える筈がない。じゃどうするか・・10年程度コンピュータシステムに興味があり勉強もしてきた。「そうだ専門分野は情報工学で受験しよう!」しかし、本業の測量とは無縁の専門分野を選択して後悔しないか悩んだ。そんな折り、知人の技術士に相談したところ「二次試験は経験を試される試験。だったら一次試験も業務経験に最も近い専門分野を選択すべき」とのアドバイズをもらった。この助言で、専門分野は「応用理学部門」と決めた。
手始めに5年間の過去問を集め格闘することに。しかし、宇宙語を読んでいるようで用語すら「×××・・」。 これはマズイと、専門の教育機関の門を叩いたが受講料が馬鹿にならない。3回のスクーリングと3回の添削付きで約7万円、それと参考図書を買い求め書籍代で約5万円。合計12万円の出費は痛かった・・。しかし、専門の教育機関を受講した効果は直ぐ現れた。また、教育機関の講師より、技術士試験に挑戦するため必要なことは受験環境を整えることで、次の3点が重要と教わった。
 @受験の意志を明確にする。
 A家族、同僚などに公にする。
 B資金を準備する。

恐らく、これらは受験勉強を高いモチベーションで維持するテクニックだと思う。また、国家試験の合格の秘訣は次の3点であるとも教えてくれた。
 @試験の制度を知る。
 A試験の内容、出題傾向を知る。
 B解答のしかたを知る。

教育機関の添削問題は月1回の提出が計3回あって、1回の添削は25問に解答するが、1問に5題の択一問題となっている。よって、計125の問いに対して1題毎に、正しい又は誤りの理由を2〜3行にまとめ解答するプログラムは並大抵のことではなかった。毎日2〜3問の解答を目標としたが1題すら解けない日もあり、一ヶ月間の提出期限に毎回迫られた。しかし、この追われる事態が功を奏し、何をしたら良いのか分からない状態から、添削問題との格闘が新しい展開を見せることになった。
それは、高校の物理と化学の勉強であった。格闘すること約2ヶ月間、有名予備校刊行の大学受験参考書を読んでは書き写すを繰り返した。その甲斐あってボンヤリとだが過去問の用語が理解できるようになった。このレベルに達してからは、理工系大学の参考書と地球物理や地球科学の書籍および物理探査など地質の専門書を読んでは書き写す作業を繰り返した。そうすること4ヶ月間。なんとか過去問の意味が理解できる様になった。ただし、物理と化学の原理や公式のリンクができていなので、物理化学といった実社会で利用されている理論を理解するにはまだ時間が幾らか必要であった。

4.記憶力との戦い
 後悔したことがひとつある。それは受験勉強を30代前半に開始しなかったことである。大半の技術士第一次試験の受験生は20代後半から30代前半の若い技術者で記憶力の心配はないと思う。しかし、四十代半ばの私は数ページ前のことが思い出せない・・じゃ〜どうするか?とにかく繰り返し書き写す作業を2月〜8月までの6ヶ月間実行した。
しかし、9月の初旬に問題が発覚した。過去問は解けても教育機関から出題される模擬問題の正解率が低い。この原因は高校物理や化学の知識と大学や実務で用いる知識の連係や応用に対する組み立てが出来ていないことにある。この事実に気付き、ひとつ一つパッチワークを繋ぎ留める作業に取り掛かって一ヶ月間が過ぎた9月中旬頃、ある変化があった。それは、物理の公式や原理が化学の原理の基礎であったり、その逆であることが見えてきた。例えば、物理の公式は地球の表面で生活する人間の産物のため重力加速度gが至る処で用いられていることを知った。昨年スマトラ沖地震で大被害を出した津波の速度も重力加速度gと水深hの関係式から説明できる。これは大発見でそれから半月間の受験勉強の励みとなり、そんな時期から記憶力の低下もあまり気にしなくなった。

5.モチベーションの維持
 記憶力との戦いに明け暮れた8ヶ月間の受験勉強は、平坦な道のりではなかった。身近な受験勉強の同士もなく、2ヶ月に1度のスクーリングで受験仲間の会話に触れることが唯一のモチベーションの高揚であり維持の手段であった。
 試験勉強を開始して3ヶ月後の5月のゴールデンウイークは帰省もせず、行楽にも出かけず、自宅で朝から深夜まで集中して勉強した。しかし、この頃が最も辛い時期で高校の物理と化学の復習は済んだが、次にどの様な方法で試験勉強を進めるのが好ましいか状況が見えなかったからである。
 そんな折り、応用理学の地質分野で技術士試験の推薦図書とされている「応用地学ノート」を知った。この書籍のことを知人の技術士へ話した1ヶ月後、突然、本書籍の編集者のひとりであるI先生から「応用地学ノート」を頂いた。なんでもI先生と友人の技術士は元の職場が同じであり、私の話しをI先生に伝えたとの後日談であった。しかし、9千円もする書籍を見ず知らずの者にポンと下さったI先生のご恩情には感謝と深い畏敬の念に駆られることしかりである。この出来事があって、「なにがなんでも合格せねば・・」とモチベーションが急騰したことは言うまでもない。そして、なんと!平成17年度応用理学部門の専門科目の設問で、物理探査と電気検層から4つの出題があり、その全てに正解することができた。これはこの書籍の御陰であるとともに、今回の受験勉強最大の幸運であった。

6.試験当日
 10月10日、小雨降る早稲田大学で試験は実施された。大隈候の銅像前で係りの人が大勢の受験生に教室の案内図を配布していた。応用理学は早稲田大学の16号館で受験番号から3階が試験会場であった。
告白すると、試験日の2週間前からの1週間、集中力が途絶えて何も手に着かなくなり、最後の追い込みができない日々が続いた。正直これには参った。自宅の机に向かい2時間、3時間と空しく時が過ぎて行くことに焦りを募らせ、他人事の様に焦る気持ちの通り過ぎるのを待った。そして、試験の一週間前になりやっと落ち着きを取り戻し最後の総まとめに取り掛かった。この時、威力を発揮してくれたのは6ヶ月間の受験勉強を実行して作り上げたノートであった。限られた時間で記憶力の落ちた私に、曖昧な点や数値の暗記を可能にしてくれたのはこのノートなくしてあり得ないと思う。これから受験勉強を始められる方はキーワードや過去問の解答を自分の言葉で2〜3行にまとめたノートを作られることを大いにお薦めする。
試験当日は思いの外落ち着きがあり「やることはやった とにかく実力を出し切ろう! ベストを尽くせば結果は必ず付いてくる」そんな思いが、8ヶ月前まで夢であった技術士第一次試験の受験生になった自分を誇らしく思った。
 
適性科目は、倫理問題、技術士法など出題傾向がここ数年大きな変化がない。よって、過去問や模擬問題をクリアーできれば合格圏内に入れる。
専門科目は技術士第一次試験の20部門の中で最も試験範囲が広いとされる応用理学部門に相応しく、物理、化学の基礎から材料、物理探査、地形、環境、表面分析、鉱物、地震そして最近化石燃料の代替えとして注目されているメタンハイトレードが出題された。35題出題25問選択解答が求められ、一見すると得意な問題を選択できる利点があるように思えるが35問を読み解答するか否かを判断するにはそれなりの時間を要する。そのため、より多くの原理、原則や事例を正確かつ体系的に理解する能力が求められる。
基礎科目は、5つの問題群(設計・計画、情報・倫理、解析、材料・化学・バイオ、技術連関)に分かれていて、各問題群から3問選択解答し、計15問解答となっている。しかし、今回の基礎科目の問題が過去三年間の傾向と大きく異なり専門の教育機関の模擬試験問題や講師の予想も悉く外れていた。そして、試験が開始され1問目から丁寧に解答していると3問目が済んだところで20分経過していた「これはマズイ!」60分の試験時間の1/3を費やして3問/15問(2割)の解答率と焦りが生じた。
実は、私はここで大きな判断ミスをしてしまった。時間の掛かる計算問題をすっ飛ばし、それ以外の問題をこなしてから取り掛かる戦術としたが、焦りから計算式が組み立てられなくなり省いてしまったことである。試験後の帰り道で落ち着いて問題を見直すと直ぐに計算式が浮かんできた。「本当の理解度がないと取りこぼししてしまうんだなー・・」と実感し悔しい思いをした。これから受験を考えている方は勉強の質や量を高いレベルに高めることはもちろんだが、解答の仕方を過去問から訓練されることが合格への近道でありテクニックのひとつだと思う。

7.そして発表
 試験から一週間後の10月17日の早朝より解答発表があった。事前に技術士試験センターのホームページに案内があったので早起きして自己採点をした。久しぶりにドキドキした。採点が進むうちに合否ラインギリギリであることに気づいたが、それから三度見直してなんとか合格圏内であることを確認した。
 あれから二ヶ月半、自己採点では合格圏内でも絶対の自信とまではゆかず2次試験の勉強を開始する気持ちなかなかなれなかった。また、納期期間の短い研究作業の仕事もあり、仕事に気持ちを傾倒し、12月26日の合格発表の日を迎えた。
 この日は早朝5時から技術士試験センターのホームページで発表が掲載されるとの情報があったので、いつもより早く床についたがなかなか寝付けず午前3時を廻った目覚まし時計を恨めしく眺め眠りに就いた。午前6時頃に目が覚めパソコンのスイッチを入れ目指すホームページを開き胸のドキドキが最高潮に達したとき自分の受験番号を見つけ、幾度と見直した。
そのとき、胸の奥から熱いモノがジーンと湧きあがり8ヶ月間に及ぶ受験勉強が走馬燈のように思い出された。「続けて良かった! 諦めずに良かった!」そんな安堵と達成感に包まれ、休日の殆どを試験勉強に費やし、平日の帰宅後も晩酌抜きでテレビに背を向けては机に齧り付いた努力が報われた瞬間であった。そして、すやすや寝ている妻を見ながら、そんな休日の過ごし方に辛抱してくれたことに心から感謝した。

8.今後の目標
 今まで幾つかの受験勉強を経験したが技術士第一次試験(応用理学部門)は最も内容の濃い挑戦となった。四十代半ばの私がここまで集中できたのは奇蹟に近いのかも知れない。しかし、どうしても合格したいと思う強い気持ちが、モチベーションの維持に繋がり好結果をもたらしたのだと思う。
 今後は2次試験に向け、経験論文の選択と専門科目の択一や記述問題に向けた勉強を進め、一年前まで夢であった技術士取得に向け静かな闘志を燃やしたいと思っている。幸いにも二次試験の設問である経験論文はコンサル部署在籍中の研究作業で相応しいものが見つかり、二次試験の題材として改良を進める計画である。

9.まとめ
 大学教育を受けていない中年の挑戦は一画面クリアーという結果を得ることができた。
辛い時期もあったが基礎から始めれば専門学校卒の中年であっても手の届かない資格ではないと思う。また、今回の挑戦は8ヶ月間のがんばりで人生のコペルニクス的転換になることも十分あり得ると実感した。
最後に、技術士第一次試験の受験を志された方が、ひとりでも多くこの資格を取得され、人生の新たな一ページを刻まれることを願って止まない。

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54歳初挑戦合格体験記〜老人公務員さん

1.はじめに
  私54歳になる地方自治体勤務の土木職員。いくつかの動機からこの年になって技術士資格の取得に向け
  走り出しました。とにかく定年までの6年間で、最低一つの科目合格を目指しました。
  勉強を始めるにあたり何の準備もなく平成16年度の問題にチャレンジしてみました。適性科目以外は基
  礎、専門ともほとんど正解にたどり着けませんでした。
  若い頭ならともかく、記憶力の鈍ってきた54歳の老人公務員には相当の覚悟が必要だと逆に腰を据える
  ことができました。

2.勉強時間(特に用事のない限り)
 平日: 7:00〜8:00及び18:00〜19:00  通勤電車中
     8:00〜8:45          始業までの職場
    20:00〜22:00          自宅
 土曜:健康維持を目的にウォーキングに出かけているため、夜時間のとれる限り
 日曜:午後と夜時間のとれる限り
  残業もそんなに無く平日も結構勉強時間がとれたのが幸いしました。

3.勉強方法、スケジュールなど
 (1)適性科目
    過去問題を解いた時点で、いずれの年のものでも10問以上正解できたのでほとんど勉強しませんで
   した。
    ただ、APECさんのサイトのリンク集で紹介されていた「社会のための技術」講義ノートを一読し
   技術者倫理の概念を学びました。また同じくAPECさんサイトの適性科目用語集(試験ではここの知
   識で2問正解が得られました。)で特殊な用語を勉強しました。
 (2)基礎科目、専門科目
    正解を得るための知識がほとんど無かったためゼロからのスタートでした。
    まず3月1ヶ月かけてAPECさんのサイトをはじめ多くのサイトから情報を得て自分なりの勉強の
   仕方を決めました。
    また私は、基礎科目、専門科目とも1分野も捨てることなく全分野勉強しました。浅い知識で正解が
    得られる可能性を捨てることはもったいないと感じたからです。(時間があったからできたのかもし
    れませんが)
    4月〜6月 インターネット、手元にある図書等からキーワード整理を中心にノート(書いて覚える
          ことを前提に手書きとしました)を作成していきました。これを通勤電車の中で何度も
          読み頭に入れていきました。
    7月〜9月 APECさんサイトの模擬問題、過去問題、購入した問題集などできる限り多くの問題
          を解いていきました。(最終的には同じ問題を3回やりました)ここで得られた新しい
          事柄を前述のノートにどんどん追加していきました。
          最終的にA4ノートが5冊になりました。
  勉強の仕方はそれぞれの人の実力、勉強できる時間等によって異なると思います。自分にとって最善と思
  われる方法を決めて少しでも早く勉強に取りかかることが重要なのかもしれません。

4.参考とするため購入した図書
  ・
「技術士第一次試験合格ライン突破ガイド」  日刊工業新聞社
     ノート作成のアウトラインをつかむために一番参考とした図書
  ・
「技術士第一次試験受験必修キーワード700」  日刊工業新聞社
     ノート整理の中心とした図書
  ・問題集 
「技術士第一次試験「基礎・適性」科目 模擬問題集」  日刊工業新聞社
        
「技術士第一次試験 建設部門受験必修問題350」  日刊工業新聞社
        
「技術士第一次試験 建設部門 専門科目 予想問題集」   山海堂

5.試験を終えて
  公務員試験以来31年ぶりの試験でした。一科目めの問題を開いた瞬間緊張の頂点となり、しばらくのあ
 いだマークシートにまともにマークできないほど手がふるえていました。(少しで治まりましたが)
  試験を終えた直後今年の問題は少し傾向がかわったなと感じ、もしかすると合格率も下がるのかなと思っ
 ていましたが、その通りになってしまいました。正解が確信できたのは3割程度しかありませんでした。
  (適性科目以外)残りは2択、3択まで絞れたものが運良く正解であったために合格でした。とてもラッキ
ーだったと思っています。これから問題の傾向がどうなっていくのかわかりませんが、過去問題の傾向と対
 策だけでは、私のようにラッキーが重ならないと合格までいかないのかもしれませんね。
  最後にこれから初めて一次試験を受験される方へ参考になれば
  ・最後まであきらめない。
  ・基礎科目の計算問題は基本さえ理解していれば、確実に正解できるものもある。(50%正解を目指す
   なら単に計算問題だからといって捨ててしまわないことも大切)
  ・基礎科目、専門科目とも解答する問題の選択は大変重要。特に時間の少ない基礎科目において。自分の
   場合、設問及び選択肢で長文のものを選ばなかったが、終わってから問題を読んでみると比較的簡単に
   正解を得られるものがあった。1点でも大切です。

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もっと気楽に(Take it easy!)〜Lucky-Mr.さん

私の勉強場所は電車の中でした。
片道約40分のうち、20分ぐらいは集中して勉強(黙読)しました。

私の参考書はapecさんから入手した過去問・演習問題でした。
参考書は全く購入しませんでした。

私の勉強方法は黙読でした。
試験日まで鉛筆は全く使いませんでした。

勉強時期と勉強方法については下記で説明します。

1〜3月末  約40分/日(平日のみ)
apecさんから基礎科目と専門科目の3年分の過去問を入手し、基礎科目については解答の導き方を暗記し、専門科目については解答を暗記した。

4〜6月末  約40分/日(平日のみ)
7月上旬に受験する1級土木施工管理試験のうち、学科試験のみ勉強した。

7〜8月末  約40分/日(平日のみ)
apecさんから基礎科目と専門科目の3年分の過去問を入手し、基礎科目については解答の導き方を暗記し、専門科目については解答を暗記した。

9〜9月末  約1時間/日(平日のみ)
10月2日に受験する1級土木施工管理試験のうち、実地試験のみ勉強した。

10月3〜9日  約1時間/日
3・4日はapecさんから入手した適正科目の過去問を勉強した。
 特に解説文をよく読み、技術者としての倫理観(例えば守秘義務、内部告発等)を十分に理解した。

5〜7日は以前入手した基礎科目の過去問を再度勉強した。
 特に比較的得意な分野を重点的に、解説文をよく読み、解答の導き方を十分に理解した。
 私の場合、得意分野は設計・計画と技術関連だったが、それでも理解不能な問題が何問かあり、それらは潔く諦めた。

8・9日はapecさんから入手した「これだけ覚えてシート」と○×式の演習問題のみ(いづれも専門科目)を勉強した。
 特に不得意分野以外の問題のうち、約8割ほどを暗記した。
私の場合、不得意分野は土質と鉄道だったが、それでも5割は暗記した。
 (過去問と演習問題以外は全く勉強しなかった。)


試験に際し心掛けたこと

@apecさんの情報をはじめ、試験概要をよく把握すること。
Aいろんな人のやり方のうち、自分に合っているものをいち早く見つけること。
Bいろんな情報を的確に取捨選択すること。(必ずしも情報を信じないこと。)
C1日20分でもいいので問題に目を通すこと。


試験中に感じたこと

@適性科目は、中・高校生程度の国語力があれば4〜5割は取れそうな手応えがあった。
A専門科目は、過去問と似たような問題が何問か出たので、それは確実に解答した。
 残りの何問かは土木施工管理試験の問題と似たような問題が出たので、思い出しつつ解答した。
 残りの残りの問題は自分の知識を最大限に活用して、適当に解答した。
B基礎科目は、思った以上に試験時間が少なく、とてもあせった。
 その中で確実に取れそうな問題を6問見つけて、プラス2、3問は期待も込めて解答した。
 残りの何問かは運任せで解答した。


最後に、
私がこの体験記で伝えたいことは、

「こんな勉強方法で合格した人がいるのであれば、
それ以上勉強している自分は必ず合格できると自信を持ってほしい」ということ、

「こんな勉強方法で合格した人がいるのであれば、
自分も勉強して受験してみようと思ってほしい」ということ。

そして僅かであっても勉強することによって、
今まで自分に欠けていたかもしれない知識や倫理観を
資格取得という目標を通して身に付けられれば最高ではないかと思います。

そしてより多くの技術者の同志とともにレベルアップを図っていければと思っています。
(ここらへんは戯言ですので、皆さんはそれぞれの技術者としての信念を貫いてください。)

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JABEE認定をもらっていない大学の学生の受験体験記〜いちろうさん

 地方の大学院に通う者です。1次試験の建設部門を2回目の挑戦で,合格しました。しかし,結果は本当にギリギリでした。
適性13/15 基礎8/15 専門13/25
今回は,学生生活最後の受験だったので前回受験したときより頑張りました。
使用した教材は
専門対策として
技術士1次試験「建設部門」受験必修問題350,技術士1次試験「建設部門」受験必修キーワード700(日刊工業新聞社)
基礎科目対策として
技術士1次試験「基礎・適性」科目模擬問題集を使用しました。
原則として,全科目3回は問題を解くことを心がけました。また,土質とコンクリートは5回繰り返し解きました。

勉強のスケジュール
4〜6月  まだ,時間があると思い,危機感がありませんでした。一応,専門科目全問題を解答しましたが,ほとんど不正解ばかりでした。
6〜9月  引き続き専門科目のみ勉強してました。
9〜10月  基礎科目を勉強し始めました。比率としては基礎6:専門4でした。この時期は追い込みをかけて,勉強を頑張りました。

専門対策
 自分は,実務経験が無く工法や都市計画については,全く歯が立ちませんでした。そこでインターネットを活用しました。わからない語句はネットで見てイメージを掴みました。後は,ひたすら問題集を解きました。

基礎科目
 試験開始1ヶ月前から本格的に勉強を始めました。わからないことは調べて,暗記しました。しかし,思ったよりも範囲が広くて困りました。

1次試験を終えて
 学生なので,社会人の方と比べて自由に勉強時間を確保することが出来たのが大きかったです。ただ,論文作成などで忙しい時期があったときは,語句とその説明を記述した単語帳を空いた時間に見ました。これにより少しの時間を上手く勉強に活用することが出来たと思います。最近は,JABEEにより,JABEE認定修了者は卒業と同時に士補の資格をもらえる大学が増えて,正直羨ましいと思いました。1次試験を突破した者として,この試験勉強の経験を活かして,その人達より早く技術士を取得したいです。

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施工屋としての取り組み〜コチタロさん

[受験の決意]
当サイトの掲示板に、発表前に書き込ませて頂いたのですが、私は現場業務に従事しており、現場代理人や監理技術者、積算を担当しています。
ちなみに私は30歳、高卒(土木科)、地方建設会社勤務です。
昨今の公共事業における発注形態が、概略発注や標準断面発注のウエイトが大きく、施工業者は四苦八苦しているという現状です。当然その延長上には、施工業者による工法・技術提案の協議能力が必要とされ、その能力がないと自分が苦しむばかりか、淘汰され兼ねないといった現実があります。
そこで、私はその能力向上という意味も含めて、技術士1次試験の受験を決意しました。

[勉強について]
勉強については、6月上旬に簡単な予定を立てました。
私は上記のように高卒であり、ある程度「基礎」にも力を入れる必要があったため、「専門」との割合は1:1とする事にし、時間については必ず毎日1時間と決め、継続を重視しました。勿論、昼休み等のあき時間に、用語等についてネット検索程度はしていましたが。
やはりAPECさんもおっしゃる通り、基礎にしても専門にしても、合格点と自分の得点できる又はできそうな分野を常に意識しながら勉強する事が大事だと思います。
私は勉強している中で、”バイオ”や”技術連関”は比較的楽しく勉強できたのを憶えています。

[試験日]
仙台で受験しました。
今年についてはおっしゃる方が多いですが、応用力を問うような問題が例年に比べ多かったような気がしました。
当然ですが、終わった段階で自信の欠片すらあるわけがなく、解答発表日を待ちました。
解答との比較結果、一応合格圏内。しかし、専門の解答数が1問足りなかった事が発覚、、、。同時にその分、解答がずれてはいなかったか、という不安も発生。同時多発的な出来事に、自分を責めても後の祭り。
これは基本中の基本として、当サイトでも記されていますが、当日の確認のまた確認は必須です。(ちなみに私は持ち帰った後の事を考慮するあまり、マークシートより問題へ記入した答えの確認を重視した結果がこれです。)

[発表日]
前日から当日は発表が5時という事で、PCの電源は入れっぱなしで眠りました。
5時に1分位前に机の前に。いよいよ発表のリンクがはられており、建設部門の、、、私の受験番号は、、、”あった!あったよ!”
本当に嬉しかったです。1級土木や1級舗装の時とは、比較にならない勉強量でしたので、、、。

[今後について]
未だ手続きはしておりませんが、当県の技術士会より指導技術士の方をご紹介頂き、技術士補になる予定です。
展望としては、今年「コンクリート診断士」を受験し、また日々の業務へも常に問題意識を持って取り組む姿勢を大事にしつつ研鑽を積みたいと思っています。
2次試験受験については試験制度の懸念はありますが、平成19年を考えています。何より技術士補として、そして施工屋としての充実を図りたいと考えた結果です。それが2次試験受験に一見回り道なようでいて、近道なような気がしています。
最後に、本当に当サイトにはお世話になりました。勉強材料だけでなく、このような体験記を読んで自分を励ましたり、掲示板を見て様々な意見等を参考にしたりと、おそらくいや確実にこのサイトがなければ、今のこの合格は有り得なかったと思います。
また2次試験受験時にお世話になります。有難うございました。

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昔取った杵柄は通用しにくい〜のぶりんさん

16年度、17年度と2年連続受験の末、2回とも不合格になった悲しい受験生です。
ただいま建設会社に勤めており、週末等はフルに試験勉強に時間を割く事ができるのですが、続けて不合格となった原因を自分なりに分析してみました。
18年度に受験される方々(私も含めて)の参考になれば、と思います。

原因
 @準備期間に対する時間配分が少なすぎた
  これは、過去5年程度の傾向と対策を特に専門科目に対してしっかり行う必要があるということです。
  範囲が膨大でどこから手を着けたらよいのか早期に把握した上で試験勉強に挑む必要があります。
 A勉強方法が中途半端であった
  これは@の理由により土質・基礎の1から勉強を始めたため、後半へ行くほど最初の頃の知識が薄れて
  いった事に原因があります。
  学生の頃の試験勉強を思い出してもらえれば納得できると思います。
 B合格に対する貪欲さが足りなかった
  これは会社的に絶対に取る必要性がないため、自分に対する目標が明確でなかったためです。
  何の為に合格したいのかを必ず自分の中に強く決めた上で勉強をスタートすべきです。
 C自信過剰であった
  大学卒業者であれば、「大学受験の時はあれだけ頑張れたんだから今回も大丈夫(何とかなる)だろう」
  と変な自身は捨てることです。
  受験生であるからには常に全力投球で試験に挑まなければなりません。
  (本当の秀才さんは別ですが・・・)

・・・以上が私の失敗談ですが、「もしかしたら自分もそうかも」と思い当たる方は今一度自分を見つめ直した上で18年度の試験に挑みましょう。今年こそは皆で喜び合いたいものですね!

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電気電子 受験体験〜きよのしんさん

 はじめにAPECさん、そして技術士受験を応援するページに参加されたみなさん、お世話になりました。
このページにしばしば訪れモチベーションを保ち、平成17年度技術士一次試験に合格することができました。特に、協力してくれた妻と娘に感謝します。

<自己紹介>
年齢:33歳 
家族:妻、娘2歳
専門:電気電子

地方の国立大学を卒業し、建設業入社12年目
 工事担任者(アナログ・デジタル総合種)    第1級陸上無線技術士
 第三種電気主任技術者             電気通信主任技術者(伝送・線路)
 1級電気工事施工管理             2種電気工事士
 初級シスアド 
を取得しています。

 私が、技術士一次試験を意識したのは2002年でした。3種電気主任技術者試験を受験するので、重複部分が多い技術士一次試験を一緒に受験するのが効率が良いと考えたからでした。
2002年8月の電験3種は合格し、何の準備もせず軽い気持ちで受験したその年10月の技術士一次試験でしたが専門はそこそそ記述(2002年はマークシートでなかった)出来たが、基礎と適正はピント外れの
回答ばかりしたようで不合格だった。特に、基礎の微分積分、確率、生物学など大学時代の記憶は残っていなかったのでまったく話にならなかった。
 特に、捕らえどころの無いような広範囲にわたる試験範囲はどこから手をつければよいかまったくわからない状態。そして、この試験は自分にはレベルが高すぎるとあきらめた。

 2004年12月に会社の同僚が技術士一次試験に合格したと聞き「身近な人間も合格できるんだ。」
また、技術士一次試験が記述無しのマークシート試験になったことを聞き”やってみよう”という気になった。妻に「10月に国家試験がある。是非合格したいので週末の土曜の半日を自由にさせて欲しい。」と言ったところ渋々だが了解を得た。
 平日は親が起きていると娘が寝ないので、早めに寝て、朝1時間早く起きて学習し、土曜日の午前中は近くのファミレス、ガストや図書館で学習した。

<使用したテキスト>
基礎・適正
 完全突破!技術士一次試験 (オーム社)
 平成17年度版技術士第一次試験「基礎・適性」科目模擬問題集」(中部技術支援センター)
 その他、図書館でイミダス

専門
 電験三種完全攻略改訂3版 (オーム社)
 技術士 電気・電子部門 過去問題解答と解説 (日刊工業新聞社)
 技術士第一次試験 電気・電子部門 問題徹底詳解 (電気書院)
 技術士第一次、第二次試験「電気電子部門」受験必修テキスト(日本工業新聞社)

 その他、図書館で日経ネットワーク、なるほどなっとくモーターの本などイラスト入りでわかりやすく書かれている本

<学習の履歴>
2005年3月 参考書探しをしていたところ、APEC氏のホームページに出会う。
APEC氏のページで例題を解いたり、受験のノウハウについて知識を得た。
基礎科目、適正科目のテキストと過去問題を読み試験の傾向をつかむ。適正科目は追い込みまで学習しないことに決めた。

4、5月 基礎科目はテキストを読んだ。専門科目は過去問題を解いての傾向をつかんだ。
 電験三種用テキストで忘れた公式を理解した(すぐに忘れるから覚えない)。
   
6月 インターネット申し込みを行う。平成16年度の問題で模擬試験を行ったところ合格レベルに達したことがわかった。10月までモチベーションを保てるか不安になる。

7月 基礎科目、専門のテキストを繰り返す。息抜き程度に適正の問題を解いた。

8月 会社で配置換えとなり、車での通勤時間が3倍となり朝学習が出来なくなった。
   お盆休みでの親戚とのお付き合いや海水浴で週末もほとんど学習せず。

9月 仕事が忙しく土曜日も出勤。朝学習はゼロ。日曜日の午前中のみ学習。
   仕事のストレスで集中できない。

10月 仕事が相変わらず忙しいが、あきらめたくない。試験の前日に3月から9月までやったことのおさらい。

試験当日 基礎・適正は大丈夫そうだ。専門は昨年より難しいので、半分近く勘でマークシートを塗った。

 回答速報で、合格ラインを突破したことを知りホッとした。
終わってみると知識のピークは6、7月で試験対策としては不本意だった。

 しばらく休んだあと、2次試験の対策をはじめたい。まずは、APEC氏のページで諸先輩の体験記を読みモチベーションを高めることからだ。

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他試験との併用による受験〜ラインハルトさん

私は今年一次試験を受かった32歳、弱小建設コンサルタント会社勤務のものです。私は負けず嫌いで一生懸命仕事はしましたが、学生時代(中学〜短大)に遊びまくっていたため、「基礎知識」がまったくありませんでした。実質的には、基礎問題の9割以上が「問題の意味すら分からない」という状況でした。
私のとった作戦は以下の通りです。

@「適正問題はまったく無視」
 なんとかなるやろ。

A「専門問題は9月にある土木学会試験で・・・」
 士補の専門問題は、過去問を分析すると土質・構造が主で鉄道・電力土木・トンネル・施工管理などの問題も実は土質・構造を知っていれば解ける問題が多い。
 このため、9月初旬の『土木学会:1級技術者』で専門問題の勉強をした。(一石二鳥)
 この試験のレベルは、士補の専門問題よりやや上手で、これに照準を合わせれば、士補の専門なんて余裕。
 でも、実はこれもあまり勉強しなかった。なぜなら、これまでに取得した資格試験でのレベルを維持もしくは復活させる程度で対処できたので・・・

B「基礎問題のみ徹底」
 これが大問題でした。 異文化コミュニケーションで『微分ってなに?、アルゴリズム?』のレベルからのスタートでした。
 しかしこれもまた、基本情報処理試験の問題集で対処しました。(実際は受けてない)
 これは、苦悩してた僕に、基本情報処理試験を受かった妻が、「この程度余裕やん!」と言ったことに始まります。『6問とれば』という目で見ると、幾つかのラッキー問題(常識問題や)や『やまかん』によるまぐれを含めると、情報関連さえ押えれば受かると踏みました。
 結果、情報がらみの問題で3問、その他ラッキー問題(サービス問題)で2問、やまかん』によるまぐれで2問ゲットし、7問正解(脚きり以上)を確保しました。
 当然、専門は余裕なので、合算で5割を満足した。

今でも勝因は『情報問題』だったと思っていますし、『ヤマカン』を生かせたのもそれを押えたからだと思っています。
基礎問題に強い学生さんや若い方とは違い、それに苦労される人も多いはずです。
正直、技術士でないぼくですが、傾向や対策を捉えにくい点、範囲が広い点を考えると『二次より一次の方が意味不明』です。
この作戦がすべての人に最良とは思いませんが、参考になればとおもいます。

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受かりました。〜ksさん

受かりました。私の感想を述べたいと思います。
まず、なぜ受けたということですが、一度、1級土木の実施が落ちて周りからやいやいわれたから何か資格を
とって見返そうとして、合格率が50%ぐらいあり今後の自分に役に立ちそうな技術士一次試験を選び受験を
しました。
試験結果は、以下の通りです。
 適性 13/15 
 基礎 12/15
 専門 13/20

1.勉強時間
 ゼネコン勤め、車通勤のため平日は、昼休みにちょっと。休日は、家族サービスのため夜にちょっと。
 内訳として、
 専門は、ほとんどしていない
 基礎は、計算問題のみ
 適正もほとんどしていない。(ただ、新聞は毎日読みました。)

 結果として、専門が破壊状態でした。
 基礎・適正は社会に出るまでの勉強が役に立ちそれなりに点数をとれると思いますが
 専門は、日々勉強した方が確実にいいと感じました。


3.試験の感想
 ○適性
  感想として、論説文の問題を解いている様な感じでした。何を言いたいかが問題から読み取れれば、
  点数は取れると思います。勉強方法は、新聞の社説等を読んで何を書いて有り、何が言いたいのか
  がわかるようになれば十分だと思います。
 ○基礎
  やはり、高校ぐらいまでの勉強をしっかり思い出せばいいと思います。分野別になっており、得意な
  分野があれば、有利だと思います。(私の場合は、コンピュータ及び計算問題です。)
 ○専門
  自分の点数及び結果からは、何ともいえませんが、コンサルタント等の机の上で計算や設計をしてい
  る人だけではなく、現場で施工管理をしている人にもチャンスがあるということは確かです。
  現場で、設計図通り作るということだけではなく、これでいいのかとか、この方法の方がいいという
  疑問を持って仕事をすればよい結果がついてくると思います。

4.まとめ
 今年、初めて受験をして、結果として受かったというだけです。
 勝因として、「50%も合格率がある」「会社もあまり期待をしていない」などと何のプレッシャーも
 感じずに受験できたことが勝因だと思います。
 今年は、合格率が低かったですが、各教科での合格率を取れば合格するので合格率で難しい試験と思わない


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