口頭試験体験記 建設部門/鋼構造及びコンクリート
(平成18年度以前)
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年度 体験記提供者 備考
11 01 -
02 -
03 -
12 04 ゼネコン
05 -
06 コンサル
07 -
08 - 掲示板より
09 - 掲示板より
13 10 (45歳)
14 11 -
12 (30歳)
13 ゼネコン研究員 掲示板より
   
年度 体験記提供者 備考
14 14 -
16 15 -
18 16 バルさん
17 HANABUSAさん

bP

作成1999年12月1日
試験日:平成11年12月1日
場 所:渋谷区道玄坂 新大宗ビル1号館 フォーラムエイト

試験指定時間:10時20分〜
筆記試験合格から、「口頭試験予想質問と回答」を佐口様、他インターネットに掲載されている議事録?を読み漁って、何とか自分で作成した。考えれば考えるほど「口頭試験は奥が深い」という気持ちが出てきた。この1ヶ月でかなりの資料を読み、さらに勉強した気分になった。
当日は、会社によってから試験場に行くことにした(気になっていることがあり調べるため)。9時ごろにバスで渋谷駅に向かった。フォーラムエイトの受付(エレベータの前)に行く時に試験官の受付と間違いそうになった。9時30分頃7階の受付(奥の部屋)を済ませ、指定された受験者控え室504号に入る。20名以上(私より若い方が多い:私は50歳)の人が待っていたが、とても静かである。事務局の女性が入り口にきて、受験番号と名前を告げると一人一人連れて行かれる。(何か滑稽に見えた)
自分の番がきた。時計を見るとちょうど10時20分、控え室がある5階の奥の試験場所へ案内された。部屋は非常に広く感じた。手荷物は椅子がありそこに置くように指示された。
試験官は2名、左の方が主査らしい。案内した女性は、同じ部屋内に机があって同席していた。(案内した女性は普通のOLというか、おとなしそうに見えた)
自分の受験番号 B0000の0000です、よろしくお願いします。  
どうぞ着席してください。
これから口頭試験を行います。
.Q  技術士とはどのような資格を言うのですか
Q  技術士は守らなければならない義務があるのですが、それは何ですか
Q  経験記述で3題の業務を書かれていますが、あなたの立場・役割とその業務によって得た成果を説明して下さい。
Q  品質とコストの関係についてあなたはどのように考えますか
Q   設計と施工の関係をあなたはどのように考えますか
Q   部下の教育をどのように考えているか
Q   受験の動機と合格してからの自分の将来を具体的に述べてください
以上で試験を終わります。
ありがとうございました。
感想:この間約20分程度で、最初は緊張したが、経験記述の説明からは普段どうりの話し方になり、試験に記述していない苦労話もあったことなど、かなり自分の考えを述べることができた。試験内容は上記の通り、技術士法以外は一般論の質疑でかなり難しい質疑であると感じました。しかし、普段から考えていたことなので持論を述べるとともに、現在の自部門の課題や、性能設計とコスト、経験記述での設計と施工の関係と考え方、部下教育と技術士資格取得などを含めて回答しました。用意した口頭試験対策はあまり役に立たなかったが、筆記試験合格後に勉強したことは、口頭試験に対して多少自信が持てるようになったことから、けして無駄ではないと思います。以上
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2

日   時:平成11年12月2日(木) 雨         11:10〜11:35
場   所:渋谷フォーラム・エイト5F

試験会場の渋谷道元坂にあるフォーラム・エイトまでは、渋谷駅から徒歩で10分弱。余裕を持って、指定時間の35分前に入る。7Fで受付を済まし、5Fの受験者控え室を案内される。会議室風の控え室には既に20人程度の受験者が控えていた。誰もが無口であった。対策シートを読んでいる人、缶コーヒーを飲んでいる人、瞑想している人、それぞれの方法で皆神経を集中させている。ふと、誰かが私に声を掛けてきた。振り替えると、昨年まで○○の○○研究室の○○研究員でいた、○○○○の○○氏だった。あいさつを交わした後、二言三言会話をした。
しばらくすると、次々に受験者の受験番号と氏名が呼ばれ、受付嬢に従って面接会場へ向かっていった。私もほぼ定刻通り、受験番号と氏名を呼ばれた。試験会場に着くまで、歩きながら気持ちを落ち着けようと思っていたところ、いきなり「ここです。」と、受付嬢に言われた。そこは受験者控え室の真向かいの部屋で、全く予想外のことに少々慌ててしまったが、気を落ち着けて入室した。まず入室後一礼し、荷物を荷物置きに置く。(単なる椅子であるが、「荷物置き」と丁寧に記してある。もっとも、書いてなかったら荷物置きかどうかわからないが…。)そして、「B○○○○番、○○○○です。よろしくお願いします。」と、再度一礼した。
 試験官は二名で、二人とも50歳前後に見えた。A氏は眼鏡を掛けており中肉中背でコンサルタント風、B氏は少し大柄でゼネコンの方のように見えた。
A氏:「(体を前後に大きく揺らしながら)まず、技術士について、どういううものか述べてください。」
 :「定義と目的でよろしいでしょうか?」
A氏:「はい、そうです。」
 :「技術士の目的は、科学技術の向上と・・、また技術士の定義は、・・。」この間、定義のところで少々つっかえ、計画、研究、云々の順番がグチャグチャになりつつも、取りあえず回答した。B氏は私の回答を聞きながら大きくうなずいている。
A氏:「では、技術士の義務とその内容を答えてください。」
 :「技術士の義務は、まず第1番目に、(まだ、あがっている。)・・。」名称表示の義務について述べるときに3〜4秒詰まった。
A氏:「技術士の義務で秘密保持義務とありますが、あなたの業務の場合、これはどういううことになりますか?」
 :「当社では、社外的なコンサルタント業務も行っております。この様なときに業務上知り得た秘密とか…、特許等の知的財産権などについて情報を漏らしたり盗用してはならないこととと解釈しております。?(いきなり予想していない質問!何かそのまんまだな)。」自信なさげに答える。
A氏:「あなたの経歴を拝見しますと、当初○○○○でその後○○○○となっていますが、これは会社が変わったということですか?」
 :「はい、そうです。転職致しました。」
A氏:「もしよろしければ、その辺の経緯をお聞かせ願いますか?」
 :「はい。経歴書に記してあります通り、以前の会社では○○支店技術課においてユーザーの○○○○や小さな○○製品工場に対する技術支援、指導の業務を担当しておりました。当時は鉄筋の強度不足などが社会問題となっており、重要な建設資材の一つである○○○に対しても不信の目が向けられておりました。○○○工場等はJISの許可工場が多く、通産省の管轄で公示検査が毎年行われておりました。このような場所で、このようなことを申し上げるのは何かと思いますが、○○○工場等は小さな企業であり、公示検査に必要な品質管理資料を揃えていないところも、極端な話ありました。私はこの資料作成対策に追われる毎日でした。○○○を業務としてきた技術者としてやりきれない思いをし、もっと技術的な解決策を打ち出し、物を作る仕事がしたいと思い転職を決意致しました。」
A氏:私の話が長かったようで貧乏揺すりをしている。「それでは、あなたの主な業績について、順番にその内容を説明してください。」
 :「まず、平成7年6月に「プレキャストブロック接合部の曲げせん断耐力に関する実験的研究」という題でJCIの年次講演会で発表致しました。内容は・・。といった具合で経歴書に記した内容五題について順番に述べる。途中順番を間違えそうになり、5〜6秒詰まる。また、長い説明になってしまった。
A氏:「経験論文の内容について、業務の体制とあなたの立場と役割に着いて説明してください」
 :「経験論文1では、本社の技術と工場より設計、試験の計画・実施および製造に関する担当者を集め、開発チームを結成しました。私は、この中で設計と試験の計画・実施について主に担当致しました。」立場を述べ忘れる。
 経験論文2では、当初現場打ちで圧入オープンケーソンが計画されていましたが、発注者の意向で躯体をプレキャスト化した場合の工期短縮効果の確認を行うことになりました。そこで、設計のコンサルタントより当社に対し、地震時保有水平耐力の照査と現場サイトでの製品製造、および施工の検討依頼が来ました。当社では、担当支社の技術、本社の技術および工事部門の者からなる検討チームを結成しました。私はこの中で、地震時保有水平耐力の照査と製作および構築に関する一部を責任ある立場で担当しました。
 経験論文3では、○○○研究所、○○○センター、および民間11社からなる官民共同研究において、山岳部高橋脚の設計・施工技術の開発を行いました。ここでは、橋脚構造の検討から経済性、設計・施工の詳細な技術に関しての開発を行いました。私は、この中で型枠のプレハブ化に関して経済性や製造、施工についての検討業務を担当しました。」また立場を言い忘れる。
A氏:「では、あなたが経験論文に書いた内容について内容と実施時期を簡潔に(“簡潔に”を強調していた)述べてください。」
 :「はい。経験論文1について述べます。阪神大震災以降、基礎構造に対しても、より高い耐力と変形性能を要求されるようになりましたが、基礎構造に多く用いられる遠心力高強度プレストレストコンクリート杭は、杭頭部にて脆性的な破壊を起こし、エネルギー吸収量が少ないと言う耐震設計上の課題がございました。これを受けて、高耐力で高じん性な既成コンクリート杭の開発を行ったことについて記述しました。実施時期は・・。」ちょっと詰まる、思い出しながら「平成8年6月から平成8年12月でした。業務経歴には終了時期を記入しています。」
 「経験論文2では、国道と地先道に挟まれた狭小なスペースでの圧入オープンケーソンの地震時保有水平耐力の照査と、現場サイト製作および躯体の構築等の施工に関する検討を行いました(この間も少し詰まり気味)。経験論文3では・・。」
A氏:「実施時期を言ってください。」
 :「あっ、すみません。実施時期は平成9年3月から6月です。」
B氏:大きくうなずいている。
 :「経験論文3では、プレハブ化と複合構造化による山岳部高橋脚の開発に関する共同研究において、中空矩形断面の内外プレキャスト型枠内の帯鉄筋を、本体のせん断補強筋として利用する為の内外帯鉄筋の連結方法に着いて記述しました。実施時期は、当初平成7年4月からでしたが、この年の1月に起きた阪神大震災の影響で実施時期が半年ずれ込み、平成7年10月から2年半に渡って行いました。その後・・」
B氏:「時間がないので、そこまでで結構です。(A氏の方を向いて)よろしいですか?」
 ここまでで、私はよれよれ状態で、話もしどろもどろ。簡潔にと言われたのに、また長くなってしまった。途中で止められて、こりゃ本当にヤバイなと思い始める。業績について質問されるとは思っていたが、こんなに徹底して業績に関する質問ばかりされるとは思っていなかったので、意表をつかれた状態であった。
A氏:「結構です。どうぞ。」
B氏:「あなたは、経験論文でSRC高橋脚についてメインに記述されていますが、この橋脚の設計はどう行っていますか?」
 :「(やっと経験論文の質問か)鉄骨鉄筋併用構造です。」
B氏:うなずきながら、「では、橋脚の耐震設計について述べてください。」
 :「この橋脚は道路橋として設計しておりますので、道路橋示方書では…」
B氏:「道路橋示方書のことではなく、私は一般的な橋脚の耐震設計について聞いています。もっと一般的な耐震設計法について答えてください。」
 :「はい、すみません。」ちょっと考えて、「橋脚が1次(モードで)振動するときに、これが弾性応答したと仮定した場合の(地震の)入力エネルギーと、同じ橋脚が実際に非線形応答した場合の入力エネルギーが、近似的に等しいと仮定して、この橋脚の応答塑性率を求め、これが、この構造の許容塑性率以下であることを確認して、橋脚の耐震性を照査いたします(これでいいのかなぁ?あってるかな??これって道路橋の地震時保有水平耐力の照査方法そのものだよ)。」あとで思ったことだが、ここでは破壊形態の判定から説明しなくてはいけなかった。
B氏:取りあえず、うなずいて。「では質問しますが、橋脚の破壊形態には、どんなものがありますか?」
 :「(えっ!何かシンプルな質問でわかんねぇーぞ!)曲げとせん断があると思います。それと、曲げからせん断へ移行する場合もあります…。」自信無さげ。
B氏:「それでは、聞きますが、あなたは橋脚などの構造物の破壊形態はどうあるべきだと考えていますか?」
 :「(はぁ〜?)曲げでじわじわと破壊していくのが理想的だと思います(こんなんでいいの?自信ないなぁ)。」
B氏:「では、最後に聞きますが、橋脚の耐震性を向上するには、あなたはどうすればいいと考えているか、ズバリ一つ答えてください。」
 :「一つですか?」
B氏:そうだとばかりに大きくうなずく。
 :「(じん性を向上する方法はいろいろあるけど・・、一つと言われると。)」しばらく考えて、「横拘束効果を上げて、・・」
B氏:目を開いて、それで・・といった具合。
 :「コンクリートの軸圧縮変形量を向上させます。」
B氏:えっ!それでおしまい?と言った表情をした後、一呼吸置いて、「はい、では結構です。」A氏に向いて、「後は何かございますか?」
A氏:「では、あなたは○○○にお勤めですね。今後プレキャスト化が注目を集めてくると思いますが、プレキャスト製品を普及するための設計上の配慮について、あなたならどうするか考えを聞かせてください。」
 :「(これは何を聞きたいんだ?)設計上ですか?」
A氏:「そうです。」
 :「(とっさに浮かばない。困った!何か言わなきゃ。)えー、経験論文3のようなプレキャスト型枠などでは、二次コンクリートとの一体性が確保されるかどうかが課題となります。したがって、適当な目粗しや、場合によってはジベル筋などにより確実に一体化させることが重要だと思います。」
A氏:笑いながら、「私は一体性はそんなに問題とは思いませんよ。そんなことをしなくては、一体化しないですかね?ましてやジベルなど不経済でしょう?」
 :「(やばいやばい!まったく的外れだ!補助ブレーキ是正!!一発検定中止!!!)はい、ただ確実に一体化を図る必要のある場合のみの話ですが・・。(まったくフォローになってない。冷や汗が吹き出る。)
A氏:「二次製品を使うと高くなりますよね。そのためには、いかに製品代を下げるか課題じゃないですか?高かったら普及どころか使ってもらえませんね。」
 :「はい。」「はい。」ただ相づちを打ってうなずくのみ。
A氏:「私なら、出来るだけ経費を抑える観点から、型枠を少なくして断面を規格化し、これでやってくださいと提案しますけどね。」(まだ笑ってる。)
 :仕方なく一緒になって笑う。「(そうだよな、こんな当たり前のこと何で思い浮かんでこなかったんだろ?なんとかフォローしなくちゃ。)はい、おっしゃる通りだと思います。共同研究の場でも、当社では(なんで!“私は”って言わなくちゃダメだよ!!)、経験論文に記したような形状の型枠でなく、隅角部のこういった(身振りで)90度の型枠を作り、間は平パネルでつなぐという案も提案いたしましたが、経験論文で記述した・・(違う!)、えー、隅各部でのパネルの接合が施工上困難であるという理由で、共同研究の会議ので跳ねられた経緯がございます。(これも中途半端でフォローになってない!)」
A氏、B氏:うなずきながら取りあえず聞いてくれている。
A氏:「それでは最後に、最近コンクリートの塊が落ちてくる事故が良く起こっていますが、あなたはPCメーカーだから、直接は関わりが無いかもしれないけれども、これに対してあなたの考えを聞かせてください。」
 :「(これは、○○○さんと○○○さんが言っていたとおりだ!なんとか答えられるかな?)はい。山陽新幹線の福岡トンネル内でのコンクリート塊のはく落事故の原因は、コールドジョイントあるいは型枠の沈下などと伝えられております。このような施工欠陥をなくすためには、発生するトラブル等を想定した綿密な施工計画を立てる必要があると思います。また、コンクリートが硬化した後については、維持管理体制を整え、このような劣化が顕在化する前に早期に補修・補強を行うような、維持管理システムを構築していく必要があると思います。当社においても、製品を活用した補修・補強に関する技術の開発に力を注げていければと考えております。」
 ここは、あとで考えたのだが、山陽新幹線の福岡トンネルに話しを限定してしまったのは間違いだった。この質問には、その後の高架橋からのコンクリート塊の落下事故も含んでいる。これは、鉄筋の腐食等に起因するかぶりコンクリートの落下であるのだから、もとコンクリートの耐久性を向上させる方策について施工上や配合上の課題を述べるべきだった。製品についても、耐久性のことに触れなかったのは失敗!
A氏:「では、この辺でいいですか?」
B氏:「はい。」
A氏:「では、これで終わります。」
 :「ありがとうございました。」深々と一礼し、席を立って退室した。以上 25分
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3

 振り返ってみると、業務経歴に関する回答が簡潔でなく、長々と説明してしまい、橋脚の耐震設計についても、物足りない回答に終始してしまいました。また、最後の二つの質問に対しても、満足のいく回答ができませんでした。自分としては、落ちたのではないかと実感しております。今回を良い反省材料にして、来年再度挑戦したいと思います。 最後に、いろいろご面倒を戴いたこと、重ね重ねお礼申し上げます。来年は頑張ります。
面接試験に臨むに当たって 面接試験、ここまで来たら後一息です。難関の筆記試験を突破したことでほっと一息ついている人、合格率90%もあるんだから余裕だよっていう人、いや、筆記はまぐれで合格したようなものだからこれから猛勉強だぞという人、というように残り3週間の過ごし方はいろいろあると思います。
私はどうだったかというと、合格率90%だから余裕だよ派でした。しかし他の合格者、特に同僚のT氏に刺激されて、猛勉強とまではいかないまでも筆記の合格発表から面接までの3週間はかなり勉強しました(いうまでもなくT氏は猛勉強派)。まあ、勉強といっても今までの知識・経験を総復習しただけですけど。
さて、面接試験に臨むに当たってということですが、一般的には「自分の経験論文をよく読み返しておくこと」と言われています。というのは、筆記試験で書いた経験論文が本当にその人本人が実施した技術的判断&問題対処なのかを試験官が見極めるために、本人しか分からないであろうことや、もう少し詳しく聞きたいことなどを質問してくる可能性があるからです。
それから、「経験論文に書かなかっが自分の経歴書に書いた工事についてもよく思い出しておく必要がある」というのもよく言われることです。こちらも経歴書の内容が本当に本人の経験した業務なのかを確認することが目的のようです。ということで、面接試験に臨むに当たってやるべきことは自分の経験した業務や業績をしっかり復習する、これに尽きます。

私の面接試験内容

以下に私が実際に面接にて受け答えした内容を掲載します。ご承知のとおり、面接試験でメモを取りながらっていうのは普通はしませんので記憶に頼っています。つまり100%このとおりっていうことではありません。
また、私の担当試験官(3名)は予め質問内容を決めているのではなく、私の返答に対してその場で質問を考えているということがはじめの2〜3の受け答えで分かったので、返答の内容は実際とは異なっているもの(本当のことではないこと!?)も多々含まれています。よく「面接試験では嘘や知ったかぶりはやめましょう」と書いてある参考書などがありますが、この私の受け答えのように臨機応変に自分に有利な質問に導くような返答をその場で考えることも大事ではないかと思います。
ちなみに試験官はどこかの役人風の人(主査)、コンサルタントの部長クラスと思われる人、大学の教授風の人の3人でした。
C:試験官のコメント・指示等の質問ではない発言
Q:試験官の質問
A:私の回答
C:荷物をそこの荷物置きに置いてこちらの椅子に座って下さい。
A:はい。(椅子に向かって行き着席する前に)9の2B、****番の○○です。よろしくお願いします。(と言ってから着席)
Q:えー.....(かなりの間をおいて)いろいろな形式の橋梁を経験しているようですが、これまでに取り扱った形式について説明してください。
A:(これまでの業務経歴を橋梁形式をあげながら説明)省略。
Q:斜張橋、吊橋と長大橋梁を経験されていますが、都市高速道路における橋梁と長大橋梁との設計で何か相違点はありますか?
A:都市高速道路における橋梁は大抵の場合設計工期も無く適用される形式も標準的なものとなっていて、標準設計に従ってシステム的に設計を進めていくことが多いのでどちらかというと照査設計的なところがあります。一方長大橋梁はその架橋地点特有の自然条件、特に風に対して敏感であるので風に対しては風洞実験をするなどしてその安全性を確認するといったより検討的な詳細設計となっています。
Q:風洞実験ですか。K橋でも当然実験はしてるんでしょうけど、実験ではなく風に関する数値解析については何か行いましたか?
A:私の担当範囲外でしたので詳しくは分かりませんがJVとしては風に関しての数値解析は行っていません。地震に対しては数値解析を行いました。
Q:なるほど。あなたは何を担当したんですか?
A:経験論文にも書きました吊り橋特有のハンガー定着部の検討です。設計的なことは基本設計でよく検討されていましたので(基本設計はコンサルタントが実施するので、試験官の1人であるコンサルタントの人へのごますり)、材料的な検討と製作・架設に関する検討が中心でした。材料的なことに関しては経験論文のとおりです。
Q:K橋は何社ぐらいでやったのですか?
A:1つのJVで3社、1橋で2JV、全部で3橋ありましたので18、あ、○○橋だけは小さかったので1JV2社でしたから全部で16社でした。私の会社はJVでの親会社をやっておりました
Q:K橋のハンガーを施工する時にどのように張力導入を行いましたか?
A:K橋は(逐次剛結の簡単な説明を付けて)〜という逐次剛結方式では架設していないのでハンガー張力の導入という操作は行っていません。一般的な張力導入方法を説明した方が良いですか?
Q:いえ、多分聞いてもあなたの方が詳しいでしょうから結構です。では、ハンガー定着部はピンになっているということですが、シムプレートを使った一般的な方法と比べて、特に架設面からなにか言及することはありますか?
A:K橋は○○○上に架設されているため海面からの高さが80m以上と大きくなっています。また箱形式断面であるため箱の内外作業が発生するシムプレートタイプでは、内外の出入りという作業が伴いますので墜落の危険性が大きくなります。(この辺りから身を乗り出しながらゼスチャー入りで回答するようになってきた)その危険性を回避できるという点では優れた構造であると思います。労働力人口の減少やいわゆる職人と呼ばれる作業員の減少を考えると、少しでもシンプルな分かりやすい構造が今後望まれると思いますが、その点でも優れていると思います。また、箱の外側からだけ、しかもピンを挿入することだけで定着できる形式は単純でミスの生じないものなので品質が安定するというメリットもあります。
Q:そうですね。では、継ぎ手の現場溶接について何か問題はありませんでしたか?
A:継ぎ手については全断面溶接ではなくデッキのみが溶接でした。製作精度や仮組み立て精度を上げて断面の取り合いを確認しながら製作したことと、現場で比較的短い間隔で開先保持材を設置したことで特に問題は生じませんでした。デッキの板厚も12mmと薄かったので特に問題は発生していません。
Q:キャンバーなんかはきちんと出ましたか?
A:溶接によるキャンバーは、桁長が大きいことと断面剛性が比較的小さいことから無視できる範囲であるという検討結果を設計段階で出していたので溶接キャンバーは考慮していません
Q:溶接のキャンバーではなく出来上がりのキャンバーについて聞きたいのですが。
A:ハンガーが上下端ともピン定着ということでハンガー長の調整ができないため出来形はメインケーブルの出来形に依存します。つまり、補剛桁の架設ではキャンバー調整不可能な構造であったので出来形合わせということは行っていませんが、出来あがり形状は許容値を満足していました。
Q:そうですか。・・・調査票によると阪神大震災の復旧工事も経験されているようですが、そのことについて話してください。
A:震災当初から現地に乗り込みました。具体的には○○のSM2道路ですが、当時メタルメーカーが当社しか来ていなかったので設計的な調査・検討は全線一人ですることとなりました。調査して緊急車両の通行が不能か可能かを判断しながら不能の橋梁については工場と連携をとりながら応急復旧作業をしました。こういった緊急復旧作業と調査を3月まで、全16橋について実施しました。4月から補正予算が降りて正式に復旧工事が始まるようになって通常の復旧設計業務を行いましたが、途中で経験論文にも書きましたK橋の方へ移りました。(○○**工区:19径間連続立体免震ラーメンについてはあまり聞かれるとボロが出ると思ったのであえて触れなかった)
Q:ほ〜う、一人でやったんですか?
A:はい、一人です。
Q:その調査の中で通行が可能か不能かはどうやって判断したのですか?
A:自分の目で見てこれまでの経験を元に直感的に判断しました。例えば支承が破損しているか、破損していればそれがどの程度の破損なのか、主部材は座屈していないか、しているとすれば変形が今後促進されるような形態かそうでないか、などを中心に、実際に自分の乗っていた車を桁上に載荷して挙動を見たりしました。緊急車両といっても大抵が普通車クラスだったので応急調査にはそれで十分だと思いました。乗っていた車は1BOXタイプでいろいろなものを積んでいたのでそこそこ重量はあったと思います。
Q:SM2というと○○○から先ですか?
A:そうです。
Q:一番被害が出ていたところですね。
A:いえ、SM2は比較的古い橋が多く、そのため橋梁規模が小さかったため大きな被害はでていませんでした。唯一被害が大きかったのはOインターのランプで、地盤が水平方向に数十センチほど横ズレしたため3径間連続桁の固定支承にすべての構造が引きずられるように大きく座屈していました。
Q:良い経験をしましたね。その経験をどのように設計に活かしていますか?
A:私が調査した橋梁はほぼ100%が可動部が損傷していました。この原因として自分なりに考えたのは、可動部といっても静止摩擦係数があるのである程度までは外力に耐えていて、作用力が増大していって摩擦が切れた瞬間に衝撃的に大きな力が作用するからではないかということです。このことから、特に可動部についてはエネルギーを貯めた後、一瞬にして放出するのではなくエネルギーを吸収すること、例えば熱エネルギーなど別のエネルギーに変換するなどですが、それとゆっくりとエネルギーを解放することが必要であるということを実感しました。それが昨今のゴム支承化への動きや地震時の保有水平耐力照査につながっているということだと思いますので、常にそのことを頭に置いて設計するよう心がけています。また社内でも勉強会を開催して体験したことを全体の技術財産として蓄積できるようにより多くの人に伝えることをしました。(自分で何を言っているのかよく分からなかったが、試験官3人ともうなずきながら聞いていたので調子に乗ってベラベラしゃべった)
C:エネルギーの吸収、これは重要な問題ですね。(ここで試験官の一人がエネルギーの話をしばらくしていた。質問というわけではなく自分の考えを述べているという感じ。大学の先生(?)ということで、自分の知ってる分野について何か話したかったんだと思う。この後にこの先生風の試験官から3問ぐらい質問が出たが、全く何を言っているのか分からないほど抽象的かつ高度に専門的すぎて、「○○○ということですか?」と聞き返すと全て自分で回答していた。私は「そうですね」と適当に相槌を打っていただけだった。)この後、震災の状況についての質問・応答が5〜6問あったが全く技術的なものは無く、単に地震で個人の住宅にどの程度の被害が出るのか(木造住宅はよく壊れていたか?とかテレビでやってた全滅状態の地域では鉄筋コンクリートの住宅も壊れたのか?など)が中心だった。多分自分たちのマイホームは阪神大震災クラスの地震でも大丈夫かどうか知りたかったのではないかと思う。
Q:現在、合理化設計を検討しているとのことですが、ヨーロッパと比べて何が一番違いますか?
A:法規的なものではないかと思います。日本の道路橋示方書の規定に従うと合理化設計はできません。つまり、道路橋示方書違反をしなければ設計できないことになりますが、日本では発注者・受注者ともにそれができるまでの技術力を持った技術者が不足しています。
Q:YBさんでは2主鈑桁なんかはよくやってるんですか?
A:(O高架橋とか思い浮かんだが、聞かれても分からないので)2主鈑桁よりどちらかというとオープンボックスです。事故を起こしてしまいましたがCジャンクションのような形式です。今はFK公社でかなり長い延長が計画されているようです。宣伝になってしまいますが、床版には当社の開発した合成床版であるPSを採用します。
Q:お、コンクリートですか。ではコンクリート関係の勉強もするんですか?
A:はい、これからは複合構造が主流となってくると思いますので全社をあげて取り組んでいます。実は先週コンクリート技師の試験を受験したばかりです。あとPCは当たり前のように床版に採用されていくのでこちらの資格なども取得が奨励されています。
Q:さすがYBさんですね。では会社としてではなく個人的な意見で結構ですので、今後コンクリートボリュームが増えてメタル重量が減るようなことになっても複合構造を採用するべきと考えますか?
A:メタル屋なので会社の利益を追求するなら少しでもメタル重量が増える方がいいのですが、技術者としてどうかと問われれば、いいものができるのであればコンクリートボリュームが増えメタルが減っても構わないと思っています。今のメタルの考え方は、とにかく薄肉構造としてそれに補強リブをつけ補剛するという、やたら溶接を多用した構造が主流で、せっかく鋼材が持っているねばりと高い強度の両立という能力を溶接による結晶変質や水素導入からくる脆化や疲労強度低下などで台無しにしてしまっているので、本来材料の持っている能力をフルに発揮するような厚板構造とコンクリートとの組合せによって、よりよいものができるはずだと常日頃考えています。
C:そう、そのとおりなんですよね。メタル屋さんがみんなそのような考え方をしてくれれば良いんですけどね。
A:はい、そう思います。
Q:はい、それでは最後の質問です。よろしいですか?(主査が残りの両名に確認を取る)では技術士の3つの義務を言って下さい。
A:えー、信用失墜行為の禁止と、えー、(2番目が出てこなくてちょっと焦った)名称表示の義務、自分の取得した部門を表示しなければならないというやつですね。(と言いながらまだ2番目のものが出てこない)それからー、えー、すみません、ちょと待って下さい、今思い出しますので....(ここで試験官3名とも笑った。)あ、思い出しました、技術士の業務を通して知り得た秘密事項を漏らしてはいけないというやつです。えー、あ、秘密保持の義務です。
Q:はい、そうですね。では信用失墜行為をしないためにどうしたらよいですか?A:(え?さっき最後の質問って言ったじゃないかよぅ。そんなのしらないよぉ。と思いながら)えーっとですね、例えば我々受注者は発注者に対して立場が下であるという意識を持っていないと言いながら実際はそう思わざるを得ないわけで、その意識を利用して発注者の都合のいいようにデータを改竄して欲しいと要求されることが希にあります。(設計変更数量とか、業者が持ち出しとなるような状況を思い浮かべながらこういったのだが、それまで笑顔だった試験官の主査:役人風の人の顔が急に鬼のような形相になった。しまった、やばいことを言ってしまったと思い焦りだした。)これに対して技術的なバックボーンをしっかり持って毅然とした態度をとることが必要だと思います。とにかく、技術者として技術力の向上に日々努力を怠らないことが一番必要だと思います。(試験官の残り2名はウンウンとうなずいているが、相変わらず役人風の主査はものすごい形相でこちらを睨み付けている。)
C:はい、もういいです。これで終了です。ご苦労様でした。
A:ありがとうございました。(ここで椅子から立ち上がって)では、失礼します。
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4

平成12年12月7日口頭試験記録・ゼネコン

(受験番号と名前を聞かれる前に話して一礼して着席した。)
私:受験番号はBの○○○○です。○○○○と申します。よろしくお願いいたします。
A:受験の動機を話してください
私:技術士という名の元に、自己の技術者意識を高揚させたいということです。技術士とは技術部門の最高峰の資格でありますので、その名を背負おう責任感と、社会的な要請から必ず自己啓発できると考えました。私は、昭和63年に技術士補に登録し、私自身の目標として技術士を掲げ、日々、研鑽を重ねてまいりました。(技術士補に登録したと聞いて経歴書を見直し感心したようだった。)
A:今までの業務の内容を説明して下さい。
私:詳細に説明いたしますか。
A:概略の説明でいいです。
私:昭和56年に○○建設に入社して以来、現場業務一筋で19年の経験になります。現場での工種はシールドが経験論文Uで記述しました泥土加圧式シールド工法を含め2本と推進が1本あるほかは港湾・下水・高速道路・空港内での地下鉄工事・民間の宅地造成・堤防内の揚水機場建設工事と経験論文Tで記述しましたJR営業線近接工事等、さまざまな工種を経験しています。これらの工種の対外折衝・施工監理全体の統括管理業務を経験しています。
A:シールドの専門ですか。
私:シールドは2本しか経験ありません。専門とは言えません。(経験論文でシールドが1例あったので聞かれたと思う。)
A:論文などの発表はありますか。
私:平成5年4月に経験論文Uで記述した「小口径シールドにおけるジェット併用コピーカッター」にて自社の社長賞を受賞いたしました。平成6年6月には経験論文Tで記述した「○○線○○駅付近BV下水道付替え工事」を○○○○事務所技術報に発表しました。なおこの年に発注者である○○○○事務所所長から品質管理の向上をたたえられて個人表彰を受賞しております。同年には我社の全国安全大会にて○○として初めて個人表彰されました。(○○からの個人表彰と聞いてほうと感心していた。)平成○年4月には経験論文Tで記述した「薬液注入による橋台の沈下」を○○○○技術報に発表しました。
A:○○での経験が長いようですが、特に苦労した点はありますか。(○○が4年半と長く○○○○と記載していたので聞かれたと思う。)
A:工事概要を説明してください。
A:あなたの業務内容を説明してください。
A:掘削深さはいくらでしたか。
A:土質的には問題はありませんでしたか。(このほかにも答えている内容で細かい事を聞かれた。経歴書が真実かどうか確認していると感じた。これが10分ほどあったと思う。)
A:経験論文についてお聞きします。
私:・いろいろ聞かれたが、本筋についての質問より、他の細かいことを聞かれた。たとえば、比較検討の段階で採用しなかった案について突っ込んできた。
・薬液注入工で構造物が変状をきたしたので対策を講じたと言う内容なのだが、薬液注入の原理について聞かれた。
・図を記入してあったのだが、なぜ覆工したか、などあまり関係ない事を聞いてくる。
・経験論文を詳しく読んでいないと感じた。直感でいろいろ聞いてくる感じだった。
・試験官の一人が土質の専門家らしく、論文に記載した土質定数についてしつこく聞いてくる。
土質の試験方法まで聞いてくるのであいまいな返答をするとまずいと思い、記載した土質定数は発注者の土質報告書よりの引用であり論文の対策工とは関連性を深く追求していなかった。勉強不足でした。と答えた。
・試験官はな〜んだ、というような顔をして、これはまずいと非常にあせった。
・答えている途中に「それは対策でしょ。聞いているのは原因だよ。」とさえぎられる場面もあり、すいませんでした。と説明しなおした。
・最後に3大義務について答えてください。
途中非常にあせった場面があり、これを聞かれたときはほっとして気が抜けてしまい、2番目の秘密保持の義務が出てこない。しどろもどろだったがなんとか答えられた。
以上25分ぐらいだった。口頭試験に向けていろいろと準備したが、準備したことで聞かれたことは受験の動機と3大義務だけだった。
経験内容を経歴書記載のなかで期間の長いものや看板工事などは経験論文記載の内容でなくともいろいろ聞かれる。私は、現在の業務については詳しくまとめていたが、これは何も聞かれず、10年も前の○○の工事を聞かれて戸惑った。これでは経歴書にうそは書けないと感じた。経験論文は書いた数値については掘り下げておく必要がある。比較検討の採用しなかった案も掘り下げる必要がある。
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5

試験日時:平成12年12月2日 午後13:25〜13:45 25分間
場所:フォーラム8 11階(受付7階 控室10階 案内板は充実しており迷わず。)
このレポートは、受験した本人の主観から申し述べるものであり、客観的議事録ではありません。また現場では緊張感から、ここに記したように句読点付きの”普通の”文章通りには発言できなかった点を考慮願います。さらには、反省点を挙げ、来年度の参考(自分も含めてとなるやも)とする観点から、やや悲観的に、かつ恥ずかしさをこらえて心情をそのままに記しております。これは口頭試験では、@試験官と受験生が調和を図れるか、Aあるいは心のぶつかり合いを起こすか、B受験生が一方的にへこまされるか、などメンタルな部分を試験官から試されますので、受験生の”心”のたくましさを向上させるため、すこしでも参考になればと思い、そうしました。
試験官:2名(私から見て向かって、仮にA,Bとします。)
凡例 QA:試験官Aの発言 QB:試験官Bの発言 AS:私の回答
AS:あいさつをして着席。
QB:「まず経歴について簡単に述べてください。」
AS:メーカー勤務暦9年(うち設計6年、製造3年)、その後転職して建設コンサルタント勤務となり、鋼橋の予備・詳細設計に携わり、3年前からはJHの施工管理を行っている旨を述べた。(1〜2分間)【反省:合計年数を述べ忘れた。】
ここで横からQA:「どこのJHですか。」
AS:「○○自動車道の○○事務所です。そこで、支承取替工事、床版連結工事を行っています。」
【部は、質問にないが、何とか、自分が今やっていることへ話題をもっていこうとする私の意図から発言した。ばかだった。】→この時は無視されたが、これがあとで墓穴を増やす結果につながった。
QA:「業務経歴について伺います。平成9年から10年にかけて既設橋の耐震補強をやってますが、これは橋脚の耐震補強ですか。」
AS:「はい。河川を跨ぐ橋で、河積阻害率が厳しかったので、RC巻立てだけでなく、鋼板接着や炭素繊維巻立ても考慮して設計しました。」
QA:「炭素繊維巻立てで工事したのですか。」
AS:「工事は行っておりません。予備設計レベルまでです。」
QA:「反力分散型ゴム支承と免震支承の違いについて述べてください。」
AS:「反力分散の場合には、荷重分配効果のみにとどまりますが、免震支承の場合は【キーワード:設計振動単位の固有周期の長周期化により が抜けた】減衰効果により、【等価水平震度の低減により が抜けた】耐震安定性の確保を図る場合に用いられますが、支承のコストが高いので、比較的規模の大きい橋梁に用いられます。支承本体の特徴として、免震支承には減衰性の高いゴムや鉛プラグを内蔵している点が挙げられます。」【免震支承を用いて設計した経験はなく、さらに施工管理に出て3年目、設計担当から離れている身にはつらい質問であったが、支承協会発行のパンフ、技術資料を以前見ていたのでここまでは答えられた。支承取替工事を今やっていますと先述したため突っ込まれてしまったのか。早く経験論文に触れてほしい。】
QA:「経験論文について、シヤラグ応力について○○先生の理論に対する代賛案を詳しく述べていますが、あなたひとりがやったのですか。」
AS:「ひとりですべてを行ったわけではありませんが、中心になって取りまとめました。チーム内で議論しましたし、各々の計算作業を任せた方もおります。」【やっと経験論文の内容に入ったと思ったら、疑われている。】
QA:提案式の応力度の検証はどうやったのですか。論文に書いているようにFEM解析だけですか。実験は行わなかったのですか。
AS:はい、FEM解析だけです。残念ながら納期の関係で実験までは提案できませんでした。しかし、できるだけ忠実にモデル化するための努力はしました。シェルのメッシュ切りは、不等辺要素をできるだけ用いないように配慮しました。特に最大応力度が発生するボトムプレートと橋脚の交点付近には気をつけました。また、荷重条件も重要ですので、主桁の曲げ最大値と橋脚の軸力最大値のケースを比較しました、論文に記しましたのは曲げ最大値のケースです。【反省:自分でやったとわかってほしい と考え長くしゃべりすぎた。】
QA:「現在だったら、中詰めコンクリートを行うことが(シヤラグに対して)有効だと思いませんか。」
AS:「現在だったら私も提案していると思います。この設計を行った頃は(6、7年前)は合成構造の実績が今ほどなかったので。スタッドのせん断と鉄筋コンクリートの付着、鋼とコンクリートの支圧による断面力の伝達方法についての評価については、現在は今ある設計手法を組み合わせて行なわれた実績が増えております。現在はJHの設計要領にもあります。」【後悔:中詰めコンクリートは行っているが、合成効果の評価方法が当時は今よりさらに不明確だったため、設計上考慮しなかった。したがって、中詰めコンクリート腐食防止を目的とするにとどまり、スタッドで鋼板に定着するなどの方法をとらなかったことも答えるべきであった。あわてている。】
QA:「そこが現時点での反省点というわけですね。」
AS:「はい。」
QA:(QBに向かって)「どうぞ。」
QB:「限界状態設計法について、あなたの考えを述べてください。」
AS:「許容応力度設計法が、材料の持つ耐荷力に安全率を考慮するだけなのに対し、限界状態設計法では、構造物の種類、部材毎に終局限界状態までを具体的に想定して【力学的説明が明快であり が抜けた】、より明確な安全係数を設定しています。」【反省:質問と答えが乖離している。】
QB:(無言で困った顔)(´`)【反省:終極限界状態として、鋼構造では座屈現象が卓越している点、国際的に見て限界状態設計法が主流である点、、部材係数の取り扱い などについての説明などが抜けた。筆記の専門予想問題で書いている内容が、口頭で出てこなかった。】
QB:「複合構造についてあなたの考えを述べてください。」
AS:「鋼は圧縮に弱く、コンクリートは引張りに弱い点を補完しあう点で、合成構造は有効な手法だと考えます。」
QA:,QB(いきなり何言ってるんだと言う顔)(・・)”
AS:「しかしながら私は混合構造に着目しています。連続桁の中央経間は鋼構造で、側経間をコンクリートにすれば【死荷重バランスが改善され が抜けた】構造的に有利になると考えます。したがってこれから実績が増えると考えます。しかしながら、設計にあたっては、【構造物全体の急激な耐力低下を引き起こすため が抜けた】終局時でも接合部を降伏させない設計とすること、【接合部は複雑な構造となりやすいため が抜けた】水の侵入による腐食に対しての配慮を忘れないこと、が重要と考えます。」(ここでBが頷いてくれた。)【あとは何を言ったか覚えていません。】....試験官からコメントはなく、お互いに沈黙が流れる。
いきなりQA:「歩行周期の共振域は何ヘルツですか。」
AS:「1.6から2.3ヘルツです。 ...2ヘルツ前後です。」【反省:出典が立体横断施設技術基準であることを付け加えるべきであった。】
QA:「経験論文で記しておられる内容ですよね?」(自身なさ気に答えたせいか、突っ込まれた。)
AS:「はい.....。」
QB:「技術士の義務について答えてください。」
AS:「項目だけでよろしいでしょうか。」
QB:「結構です。」
AS:3大義務について回答した。
QB:「ではこれでおわります。」
AS:「ありがとうございました。」→退室
試験直後の鮮烈な記憶は、試験官の顔色が明→暗に変わる瞬間ばかりです。自身を裁判の被告人と勘違いしてしまう心情でありました。この口頭試験に、最初から最後まで自信をもって答えられる方が、真の技術士であり、私は、仮にこの試験の結果が、多分不合格、あるいはひょっとして合格できたとしても、今後も受験を志した初心に帰って勉強を続ける必要を感じました。補足ですが、受験申込書に記す業務経歴の内容は、くれぐれも慎重に選ぶべきであり、口頭試験では、経験論文で触れてなくとも、深く突っ込まれれることがある点を挙げたいと思います。この理由としては、試験官自身の得意とする分野に近ければそうなのかな、という印象でした。また、今回は工事関係の質問はありませんでした。試験官の立場に立って見ると、私が施工管理に出ていることを考慮して、設計が弱いと考え、そこを徹底的に突っ込んだ感があります。なぜか、一般的には質問されるよと言われていた建設一般関係の質問もありませんでした。(路上検定に例えれば、脱輪したため、そこで検定中止となったか?)以上、失礼しました。
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6

コンサルタント

技術士、一般的事項に関する質問
Q1.技術士を受けられた動機は何ですか?
Q2.技術士を取得した後の計画
Q3.あなたはどのように後輩に指導を行いますか?
Q4.技術士は社内で認識されているか?
Q5.技術士制度の必要性は何ですか
Q6.新技術の情報収集はどのようにしていますか
Q7.技術士の定義を述べてください(2条)
Q8.技術士の義務について述べてください。(44、45,46条)
Q9.義務について具体的に説明してください。
10.信用とはどのようなことですか
11.技術士制度の目的について述べてください(1条)
12.技術士の義務のうち、秘密保持の義務に違反したときの罰則(59条)
13.会社の中での業務遂行上の体制とあなたの地位はどうですが
14.今後のコンサルタントのあり方についてどう思うか
15.今の職業は技術士として適していますか(技術士として期待がもてますか)。
16.社内には技術士は何人いますか
17.今まで何回受けられましたか
18.技術として登録する項目は
19.あなたの会社では開発業務を行っているのですか?
20.どのようにして技術士になれますか(32条))
21.57条について
22.あなたは今までに論文等を投稿したことがありますか?
23.それぞれの概要について述べてください?
24.今までの経歴の特色を簡単に説明してください。
25.現在の仕事の特色を簡単に説明してください?
26.あなたの会社では開発業務を行っているのですか?
27.技術部門に関するその他の実績について述べよ。
28.これまでの業務の内容について述べてください
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7

平成12年12月2日 13:55〜13:25

Q(A):まず業務経歴から話してください。
A:(入社からの経歴を答える)
Q(A):では技術士試験を受けようと思った動機と、あと初めてですか?
A:(首を振る)
Q(A):では何回目かから、お願いします。
A:今回で4回目です。以前の3回は技術者としては、最高の資格である技術士を取ってみたいという漠然としたものでした。しかし先ほども経歴でお話したとおり昨年から営業をやってまして、営業は仕事を取るのが仕事ですから、お客さんのいうことが、技術的に多少おかしいと思ってことも、つい合わせてしまうことが多くなってしまいました。技術者としてこれでいいのか思っている時に、技術士法に「信用失墜の行為の禁止」という技術士の義務を見たときに、技術士を取得して、自分を戒めなければならないと思いました。あともう一つは、客先の信頼を得るために技術士が必要だと思ったからです。質問者以外は下を向いて、論文をパラパラとめくっている。)
Q(A):経験論文に移りますが、この通信鉄塔というのは、通常は下から組み立てていくということが普通とありますが、このリフトアップという方法を考案されたのですか。
A:いえ、リフトアップ工法は今までに多数の事例がある工法です。
Q(B):では、設備が特殊だったのですか。
A:いえ、使用したジャッキも実績のあるジャッキでした。
Q(B):リフトアップする時の天候の基準というのはあったのですか。
A:はい、雨天の時は時間何ミリ以上で中止というような明確な基準はありませんでしたが、風は平均風速が10mを超える場合は中止するというものでした。ただ作業を決定した後に風が強くなることもあったので、風の息を見ながらリフトアップを行いました。
Q(B):10mを超えても?
A:(答えようとしたら)
Q(C):その時は止めるんでしょ?
A:(そのタイミングの良さに思わず・・)はい、そうです。
Q(A):最終重量が2800tとありますが、ジャッキは何tのものを何台使ったのですか。
A:えーっと(頭の中で数えながら)、200tが8台と150tが8台の合計16台です。
Q(A):16台を制御したんですか。
A:16台を3つの群にまとめて、3点異荷重にしてリフトアップしました。
Q(A):鉄塔の倒れは計測したと思いますが、どのように行いましたか。
A:鉄塔の最上部に近いところにターゲットを付けて、地上から3次元計測を行いました。
Q(A):苦労されたというところで、地組ブロックを中に引き込むということですが、どのようにされたのですか。
A:建屋の一面に開口ガイドというものを設置して、リフトアップ中は閉じて水平力をとれるようにしておき、引き込む時はそれを広げて中に引き込むようにしました。
Q(A):水平力はどのようにしてとったのですか。
A:はい、建物4面のガイドレールを設置して、そこに水平ジャッキを取り付けて、そのジャッキに取らせるようにしました。
Q(A):(B試験官を見ながら)じゃ、次にいきましょうか。
Q(B):何を質問していいか良くわかんないだけど・・・。こういう風に孔を開けてやるってことは、簡単に思いつきそうだけど、今まで無かったんですか。(この辺から、なんか思いつきで質問されてるんじゃないかと感じ始める)
A:はい、ありませんでした。
Q(C):振動法では出来ないとなってますが?
A:はい、東京スタジアムのようにケーブルが連続してる場合、個々のケーブルの固有振動数が分からないと思います。
Q(C):でも一般的にはよく使われてるんじゃないですか。
A:斜張橋ではよく使われますが、加振した場合に隣のケーブルにも振動が伝わって、そのケーブルの固有振動数が掴めないだろうというのが、検討会での結論でした。(あっ、そうじゃなくて自分の意見を言わなきゃ!)
Q(C):孔の微小変形を検出するということですが、このセンサーはどうなっているのですか。
A:センサーの中心に隔壁があって、そこに歪ケージが貼り付けられており、その歪ケージが隔壁の変形を検出します。(ということを、とてもまだるっこく説明した)
C試験官、首をひねっている。
Q(B):温度補正はどうなっているのですか。孔の変形とセンサーの密着度が重要であれば、かなり影響が大きい気がしますが。
A:温度補正はセンサーの中で自動補正するようになってます。キャリブレーションの段階で冷却スプレーをセンサー付近に掛けて冷やし、センサーの出力値の影響が無いことを確かめています。
Q(A):センサーは○○工事さんが作られてるのではないと思いますが。○○○さんみたいなところが作るとか。
A:はい、○○○ではありませんが、計測メーカーが製作しています。特許も共同出願です。
Q(A):最後のトラスの施工についてですが、中間に支保工を立てないのですか。
A:中間には既存の駅のホームがあり、支保工を立てることが出来ず、このようなスライド工法になりました。
Q(A):3F梁レールのジョイントがスライドに邪魔になったのではないですか。
A:ジョイントは溶接継手になっており、溶接後ビードを平滑に仕上げました。
Q(A):レール梁の中央にブロックがスライドしていくとたわみが生じると思いますが、その影響で不均等反力が発生しませんか。
A:実は梁のスパン中央には鉛直ブレースがあり、スパン4mになっていました。さらにスライドブロックとのスパンの関係が同じため、たわみによる影響はそう大きくなかったと思います。それより製作誤差、施工誤差による不陸の影響が大きかったと思います。
Q(A):今、スライドするとしたらどんな方法がいいと思いますか。
A:(論文の事例ではなく、一般的に考えた場合と思い)はい、究極は本設の梁をスライドレールにしてテフロン版などの支承を使用して・・・・(論文に書いてることじゃないと気付いてから、何をいってるのか分からなくなる)
Q(A):28台のジャッキを制御するのは大変だと思いますが。
A:はい、2台一組のジャッキ、あ、端部は1台ですが、をイコライズして、16点のジャッキを設計値の20%を超えないようにし、超えた場合に調整するようにしました。
その後、3,4の質問があり・・・
Q(A):(左右の試験官を見て)よろしいですか。
試験官B,C(うなずく)
Q(A):では時間ですので、ご苦労様でした。
A:(えっ、うっそー!技術士の義務は聞いてくれないの?と思いながら)ありがとうございました、よろしくお願いします。
(すでに3人とも下を向いて何かを書き込んでいる)
終始、経験論文について、単純な好奇心から質問してるという感じで、技術士としてふさわしいかを見極めようと質問してるという印象は全然無かった。筆記の成績が悪いから、最初から落とすつもりだからおざなりなのか、もし仮に逆の場合でも、何か釈然としない、後味の悪い試験でした。
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8 00/12/03 Sun 23:44:43

昨日、鋼構造で面接受けてきました。昨日はショックで何もする気がなく、やっと少し元気が出てきました。私の場合は専門的な質問が多く、どの質問に対しても満足な返答が出来なかったと思います。試験官の方も「なんとか合格させてあげたい」と思っておられることが伝わってきているのですが、内容の薄い返答ばかりで、悲しそうな顔の試験官と気まずい雰囲気でかなり危ないと思っています。

(質問内容)
・技術士を受験した動機は?
・今回が初めてですか?
・筆記試験の出来はどうでしたか?