筆記試験対策〜選択科目(問題U) 最終更新:2019.06.29
TopPage 試験概要 過去問題 出願対策 問題T 問題V 口頭試験 体験記

=CONTENTS=
1.出題内容
2.問題U-1対策
3.問題U-2対策
4.部門・科目別の出題予想と対策

 選択科目の問題U対策について、建設部門を中心に記しています。
 出題内容の予想もしていますが、これは「絶対こうなる」というものではなく、あくまで私の予想です。ただ、技術士会から公表された資料を素直に読むとこういうことだよね、という、それなりに根拠のあるものではあります。
 なお、受験対策は人それぞれです。それぞれの立場で、ポイントは変わってきます。また、若年層・熟年層でも変わってきます。 うのみにするのではなく、参考にできるところは参考にするというスタンスでお読みください。

答案用紙はA4サイズ・600字詰めです。
模擬練習用答案用紙を用意しましたので、お使いください。なお、この答案用紙はすごろくさんよりご提供いただいたものです。
問題2-1     問題2-2

1.出題内容

(問題構成と配点)
 専門問題は、選択科目に関する専門知識と応用能力を問います。答案は記述式で、600字詰め答案用紙3枚以内です。問題U-1とU-2に分かれており、その内訳は下記のとおりです。
  • 主に専門知識に関する問題(問題U-1) 1枚×2問=2枚 4問中1問選択解答
    (2018年度までは4問中2問選択解答)
  • 主に応用能力に関する問題(問題U-2) 2枚×1問=2枚 2問中1問選択解答
 なお、U-1:U-2の答案枚数が1枚:2枚になったため、配点も1:2になりました。つまりU-2のウェイトはU-1の倍です。したがって、U-2の点数が振るわないのをU-1でカバーするのは困難です。問題U-2をしっかり得点しないと問題UでA評価は取れないと念ってください。

 この問題で確認される資質は「専門知識」と「応用能力」であり、その概念と内容は、技術士会から公表されている下表の内容のとおりです。

問題Tの内容

確認す
る能力
専門知識 応用能力
概念 「選択科目」における専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識
これまでに習得した知識や経験に基づき,与えられた条件に合わせて,問題や課題を正しく認識し,必要な分析を行い,業務遂行手順や業務上留意すべき点,工夫を要する点等について説明できる能力
出題内容 「選択科目」における重要なキーワードや 新技術等に対する専門知識を問う。 「選択科目」に関係する業務に関し,与えられた条件に合わせて,専門知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき,業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかどうかを問う。
評価項目 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,コミュニケーションの各項目 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,マネジメント,コミュニケーション,リーダーシップの各項目

評価項目 筆記試験における
評価内容
T U-1 U-2 V
専門的学識 基本知識理解
理解レベル   ○基本 ○業務  
問題解決 課題抽出    
方策提起    
評価 新たなリスク    
技術者倫理 社会的認識      
マネジメント 業務遂行手順      
コミュニケーション 的確表現
リーダーシップ 関係者調整      

(解く順番とタイムマネジメントをしっかりと!)
 問題Uは、U-2→U-1の順で解くことをお勧めします。理由は、@問題U-2のほうが2倍の配点ウェイトだからということと、A問題U-1は知識問題ですから知っていることを整理して書くだけですが、問題U-2は応用問題ですから、付与条件整理、手順組み立てなど、考える時間がかかるため、後回しにして時間がなくなってくると焦ってしまい、うまく考えられなくなる恐れがあるからです。
また、問題Vも加えた、問題U-1・U-2・Vの3問の答案にあらかじめ時間を割り当て、バランス良く得点てきるように配慮するといいでしょう。
〜お勧めの時間割り当て〜
問題U-1:30分、問題U-2:60分、問題V:90分(つまり答案用紙1枚あたり30分)

(問題U-1について)
従来は4問中2問解答だったのですが、この4問は分野ごとに割り振られていることが多くあります。たとえば建設部門都市計画科目は、都市計画・都市交通・景観まちづくり・公園緑地というように割り振られ、また河川砂防科目は、河川・砂防・海岸の3分野の受験生がいるため、従来の出題4問を河川・ダム・砂防・海岸に割り振られています。このため、ここから2問選ぶとなると、専門外の問題を1問選ばざるを得ないという人も多かったようです。
これが1問選べばよくなるので、自分の最も得意な分野に絞ることができるようになりますし、あるいはもっと柔軟に「最も自信を持って答えられる問題を選ぶ」こともできるようになりました。「専門とする事項」とズレた分野を選ぶことには不安があるかもしれませんが、問題Uは口頭試験の諮問材料には選ばないルールになっているので、その点は気にしなくていいと思います。
(問題U-2について)
確認資質も含め、従来と同じと判断していいでしょう。
前出の「応用能力」の「出題内容」である「選択科目に関係する業務に関し,与えられた条件に合わせて,専門知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき,業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかどうかを問う」は、2018年度までの応用能力の内容「選択科目に関係する業務に関し、与えられた条件に合わせて、専門的知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき、業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかを問う内容とする。」とまったく同じです。
したがって、「与えられた条件に合わせて」、「専門的知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき」、「業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるか」というように3つのことを確認すると思われます。
  • 「与えられた条件に合わせて」
    具体的なテーマ(業務課題)が与えられることが多くあります。具体的には仮想事例や、そこまでいかなくても「事故や渋滞の発生しにくい交差点の計画・設計・運用」といった、実際の業務目的にあげられる程度の具体性をもったテーマが与えられています。
    つまり、「盛土擁壁基礎の設計」とか「交差点設計」といった限定性のゆるい「ぼんやり広いテーマ」ではなく、目的や付与条件が具体的に決められた、実際の業務テーマが与えられることが多いということです。
  • 「専門的知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき」
    業務遂行手順等、「どうやって仕事をするか」、「こういう場合はどのように調査や設計を進めますか」といったことについて記載を求められています。具体的には考えられる影響とその評価方法や、業務手順とその内容について記載することが求められています。
  • 「業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるか」
    前段で提案した手順・内容での業務遂行にあたりどんなことに留意すべきか、またどんな工夫を要する点があるかといった「業務遂行にあたってのポイント」等を記載することを求められています。
以上のように、問題Uのポイントは、以下の3点をしっかり押さえていることであり、@は問題U-1、AとBは問題U-2で特に重要になります。(ここは2018年度までと同じです)
ポイント@:問われたキーワード等について、体系的に整理して専門知識を記載する。
ポイントA:与えられたテーマや仮想事例について、業務手順を記載する。
ポイントB:その業務遂行にあたっての留意点・工夫点等を記載する。

  1. 専門的学識
    • 技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な,技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
    • 技術士の業務に必要な,我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。
    これはもう「専門知識」と受け取ればいいでしょう。ただし、問題U-1では「基礎」、問題U-2では「業務」とありますので、問題U-1ではテキストに書いてあるような基礎知識を、問題U-2では実際の業務に用いられるような応用的知識を問われるものと思われます。

  2. マネジメント
    • 業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において,品質,コスト,納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項,又は成果物(製品,システム,施設,プロジェクト,サービス等)に係る要求事項の特性(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等)を満たすことを目的として,人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
    これは業務手順説明等の記述にあたり、与えられた条件を踏まえて、実現性の高い提案をするということです。実務でも、たとえば予算や工期を含むリソース条件、現場の様々な条件などには一定の条件、限界があります。その範囲内で実現性の高い提案をするということです。
    問題文の付与条件に即した、技術的成果としての要求を満たしつつ、実現性の高い答案を書く。

  3. コミュニケーション
    • 業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
    • 海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
    これは、「読みやすい、正しい日本語の文章を書くこと」と思っておけばいいでしょう。
    文章力も技術力。読んでわかる、理解しやすい答案が書ける文章力を身につける。

  4. リーダーシップ
    • 業務遂行にあたり,明確なデザインと現場感覚を持ち,多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
    • 海外における業務に携わる際は,多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに,プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
    これは「明確なデザインと現場感覚を持ち」のところが重要なのだと思います。従来の問題U-2は仮想事例的な出題が多かったわけですが、こういう場合に実務経験が豊富な人であれば見逃さない注意事項がよくあります。たとえば下記は2013年度の建設部門道路科目問題U-2-2です。
    U-2-2 路上工事を円滑に実施するためには、当該工事の特性を踏まえ、様々な事柄への配慮が必要である。市街地の幹線道路における路上工事の担当責任者として、下記について述べよ。
    (1)事前に把握すべき事項とその内容
    (2)工事を進める上で採るべき対策とその内容
    現場が「市街地の幹線道路」ですから、「交通量が多い→片側交互通行などでは顕著な渋滞が発生する→迂回路が必要」と発想できることが求められます。このあたりが「現場感覚」であろうと思われます。また、市街地幹線道路なのですから、沿線は住宅ではなく商業施設等が多いと考えられますので、これらへの出入りにも配慮が必要ですし、市街地ですから騒音規制法の対象地域になっており、騒音振動に配慮が必要だということも発想できないといけないでしょう。
    実務経験者ならではの現場感覚や利害調整とりまとめについて書くことを意識する。

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2.問題U-1対策

 以下、A評価答案事例をあげて解説していきます。

問題U-1-3(2017(平成29)年度建設部門土質及び基礎科目)のA評価答案例(提供:てってぃさん)
(問題文)
土留め(山留め)掘削における盤ぶくれ発生メカニズムについて説明せよ。また、盤ぶくれ防止策を3つ挙げ、それぞれの概要と適用における留意点を説明せよ。
  1. 土留め掘削における盤ぶくれ発生メカニズム
     盤ぶくれとは、掘削底面に難透水層が存在し、その下に被圧帯水層が存在する場合、被圧水による上向きの揚圧力が発生し、掘削底面が持ち上げられる現象である。
     揚圧力が土被り圧を上回った場合に盤ぶくれが発生する。

  2. .盤ぶくれ防止対策の概要および適用の留意点
    1. 地下水の低下
      ディープウェル工法により、地下水を低下させ、難透水に作用する揚圧力を低減させる。
      適用にあたっては、周辺井戸に渇水・水位低下等の影響がないか留意する。
    2. 土留め壁の根入れを長くする
      被圧帯水層の揚圧力を低減させるため、その下の難透水層まで根入を長くし、地下水の供給を止める。
      適用にあたっては、下部難透水層の深度を把握し、根入れ不足が生じないように留意する。
    3. 地盤の剛性を上げる
      掘削底面以深を地盤改良することにより、地盤の剛性を高め、盤ぶくれを防止する。
      適用にあたっては、掘削底面以深の地盤を把握し、改良深度を検討する必要がある。
 「土留め(山留め)掘削における盤ぶくれ発生メカニズムについて説明せよ」「盤ぶくれ防止策を3つ挙げ、それぞれの概要と適用における留意点を説明せよ」という大きく2つの指示があり、さらに盤ぶくれ防止策には「3つ挙げ」という数の指定があるわけですから、これから必然的に答案の構成が決まってきます。すなわち、
 (1) 土留め掘削における盤ぶくれ発生メカニズム
 (2) 盤ぶくれ防止策の概要と適用における留意点
  @1つ目の防止策
   ・概要
   ・適用における留意点
  A2つ目の防止策
   ・概要
   ・適用における留意点
  B3つ目の防止策
   ・概要
   ・適用における留意点
という構成ですね。このように問題文に従って答案を構成し、なおかつ答案用紙の中で偏りなくボリューム配分がなされています。特に(2) 防止策の概要と留意点は、実際の答案用紙では概要に2行、留意点に2行を均等に割り当てて、「こんなことをする。適用にあたってはこういうことに留意する」といった内容を関係明瞭に記しています。

 次に、図表を活用した事例です。
問題U-1-4(2017(平成29)年度建設部門土質及び基礎科目)のA評価答案例(提供:mamaさん)
(問題文)
構造物の側面に作用する静止土庄,主働土庄,受働土圧について説明せよ。解答に当たっては、想定される構造物やその屑辺地盤の動きを踏まえつつ、その土圧がどのような構造物の設計において用いられるかについても説明すること。
土圧は擁壁等の抗土圧構造物の設計に用いられる。3つの土圧について、図1の擁壁の変位と土圧の関係、および擁壁の移動のイメージ図を示す。
・主働土圧は、擁壁が土に押される(土は擁壁を押す)方向に移動したときに発生する土圧である。
・受動土圧は、土が擁壁に押される方向に変位したときに発生する土圧である。
・静止土圧は、構造物の水平変位が生じないときの土圧である。
土圧の算定方法には、ランキンの土圧論、クーロンの土圧論があり、ランキンの土圧論は、構造物の背後地盤全体が破壊に達した状態を仮定して土圧を導き出す。これに対し、クーロンの土圧論は、壁の背後地盤がくさび上にすべり状態を仮定して力のつり合い状態から土圧を導き出すものである。
クーロンの土圧論は、ランキンの土圧論に比べ式が複雑であるが、構造物背面が傾斜している場合や背後地盤が傾斜している場合でも算定出来るので適用性が広い。
 図で解説することで、静止・主働・受働の3つの土圧について正しく理解していることが端的に伝わります。もちろんこういった図はその場で考えて描けるものではありません。テキスト類の解説図を、その内容までしっかり理解しながら読んで勉強したからこそ、空で描けるようになっているのです。そしてそういった勉強の蓄積が、試験の場でこういった図をさっと書けることにつながっているのだと思います。
 ただし、無理に図や表を書く必要はありません。そのために時間がかかってしまっては逆効果です。日頃の勉強や業務の中で使い慣れたものがあったら書くとよいということです。

以上のように、問題U-1の問題作成方法は、以下の手順になります。
  1. 問題文に合わせて章構成を決めます。
  2. 構成が決まったら一枚だけしかない答案の上でレイアウトを決めます。それぞれの行割り振りは、大体この程度書くかなという程度でざっくりと決めます。
    なお、この時にタイトルを薄く書いてしまってもいいでしょう。
    レイアウトが決まると「この程度の枠内で書くんだな」というイメージができます。
  3. 次に書く内容を決めていきます。文章を考えるのではなく、キーワードとして何を書けばいいかをまず考えます。キーワードは問題用紙の余白などに書いておけばいいでしょう
  4. キーワードが決まったら、答案用紙にできるだけ短い文章で登坂を書いていきます。短い文章で簡潔明瞭に書くのがいいですが、箇条書きで簡単に書いてもかまいません。逆に何行にもまたがるだらだらとした長文は書かないようにします。

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3.問題U-2対策

 問題U-2の例をあげてみましょう。

問題U-2-1(2014(平成26)年度建設部門道路科目)のA評価答案例(提供:コチタロさん)
(問題文)
我が国の道路構造物は、今後、補修や更新を行う必要性が急激に高まってくることが見込まれており、維持管理の業務サイクル(メンテナンスサイクル)の構築が極めて重要である。維持管理の担当責任者として、下記について述べよ。
(1) 道路橋における代表的な損傷原因である疲労、塩害、アルカリ骨材反応のうち2つについて、各々の概要
(2) メンテナンスサイクルの構築に必要な基本的事項が法令上位置づけられたことを踏まえ、点検、診断、措置、記録のうち点検、診断の段階で、各々実施すべき対応
(3) メンテナンスサイクルを持続的に回すために、体制、技術各々の観点から見て必要と考えられる仕組み
(1)損傷の概要
(1)-1疲労
疲労による損傷は、旧道路橋示方書による設計で、例えば配力筋不足、薄い床版厚などが原因で生じるものである。
具体的には、床版下面に格子状のひび割れが生じ、エフロレッセンスや錆汁の発生、やがて床版の抜け落ちにつながるものである。
(1)-2塩害
塩害による損傷は、大別して@内在塩分、A外部(飛来塩分、凍結防止剤による塩分)からの塩分によるものが挙げられる。
具体的には、コンクリート中に塩分が侵入し、鉄筋が腐食し、かぶりコンクリートのはく離、やがて鉄筋の破断につながるものである。
(2)各段階で実施すべき対応
(2)-1点検
点検段階において、最も重要な点は的確な現状把握であり、点検に係る具体的・定量的な基準を定めて、5年に1回の点検サイクルに対応可能な体制を構築すべきである。
また、JR交差部などの点検が困難な箇所の把握を行い、例えば中長期にわたる点検計画を当該管理者と十分に協議することが必要となる。
(2)-2診断
診断段階においては、診断者によるバラつき防止のため、点検段階同様に定量的な基準を定めることが必要である。
また、損傷に対する判定の他、補修に対する判定も付与し、早急な補修に結び付くように配慮を行う。
とりまとめについては、汎用性向上に留意し、様式の作成とシステム検討を行うことが必要である。
(3)持続的な継続に際して必要と考えられる仕組み
(3)-1体制
体制面としては、可能な限り技術のインハウス化を図るべきである。
ただし、特に市町村などにおいては、職員のインハウス化は困難であることから、PPP、CMなどの制度を活用し、発注業務の省力化を図るとともに、計画的なOJTなどによる技術力向上を図るべきである。
(3)-2技術
技術としては、近接目視点検をフォローするための技術開発を推進すべきである。
例えば、点検が困難な橋梁桁端部に対して高精度のファイバースコープ、ハイピア部に対して高画質のラジコンヘリコプターなどが挙げられる。
また、国交省で進めらているが、点検・診断に係る業務に必要な国家、民間資格の体系化を図る。私は、必要な分野で技術士の活用を積極的に行うべきと考えている。
 問題文が3つの設問からなっていますので、答案も問題文に合わせて3章構成になっています。
設問1は「損傷を2種類あげて説明せよ」という指示がされていますから、答案第1章はタイトルが「損傷の概要」、内容が2種類の損傷の内容の説明になります。
 次の設問は、「点検と診断について実施すべき対応を述べよ」というようになっていますから、章のタイトルは「実施すべき対応」、そしてその中の小項目のタイトルは「点検」と「診断」になります。
 そして3つめの設問は「必要と考えられる仕組みについて体制・技術それぞれの観点から述べよ」となっていますから章タイトルは「必要と考えられる仕組み」、小項目タイトルは「体制」と「技術」になります
 このように、どのようなことを答案に書くかがまだ決まっていなくても問題文から全体の章構成が決まってしまうことがよくあります。
 たとえば前期事例の場合、3章×2項目=6項目について答案を書くことがわかります。そうすると各項目に割り当てられる行数がざっくりと決まります。
 そこで、その割り当て行数の中で何を書くかを考えていくと比較的答案が作りやすくなります。
 以上のように、問題文の構成に沿って章立てをし、 (1)→(1)-1、(1)-2のように入れ子構造にして読みやすい構成にするとともに、答案枠の行数(=文字数)をざっくりと割り当て、その枠の中でキーワードを意識し、また読みやすい簡潔明瞭な文章を書くことを意識しながら答案文章を書いていきます。
 このとき大事な点が2つあります。
  • 書くべき内容を全部決めてから文章を書くようにして、決して書きながら考えないことが大事です。本番ではそうなってもしかたない面はありますが、少なくとも試験対策として過去問題や練習問題を解くときは、必ずこれは守ってください。答案内容を問題用紙の余白などにメモして、全部の構成と書く内容が決まってから、答案用紙に書いていくようにしましょう。
  • 文章は、まず概略や結論といった「要はこういうこと」というものを書き、そのあとで具体的現象や付帯的事項その他詳細内容を書くようにする、つまりは「結論を先に言う」という構造にすると文章がすっきりして読みやすくなります。
 以上のようにして妥当な記載をすればA評価は取れます。ここでは「妥当」という表現を使いましたが、傑出した能力、非常に難度の高い課題を解決する能力などを示す必要はなく、順当に落ち度なく業務をこなせることが読み取れればOKだということです。
 言い換えると、スタンダードな内容がよく、特殊な状況への対応などは必要ない(むしろそのようなことを書こうとすると限られた答案スペースに書ききれず、スタンダードな内容を削ってしまい、非常に奇をてらった答案になって逆に評価を下げる)といえます。前記答案に比較すれば、最初に書く結論部分を飛ばしてしまって、そのあとの付帯的事項にばかり力を入れてしまったような答案ともいえるでしょう。

次にもう1例あげます。

問題U-2-1(2014(平成26)年度建設部門道路科目)のA評価答案例(提供:玉川多摩ちゃん)
(問題文)
「道の駅」は道路利用者へのサービス提供の場として重要な役割を果たしてきたが、近年では多様な機能を有する地域の拠点としての役割も担っている。「道の駅」の計画・運営・更新を行う担当責任者として、下記について述べよ。
(1) 「道の駅」を設置する際、道路利用者へ適切なサービスを提供する観点から、備えるべき施設構成と提供サービスについて、各々の概要
(2) 「道の駅」が地域の拠点として果たしうる役割を2つ挙げ、それらをより充実させるための具体的な取り組み

1.備えるべき施設構成と提供すべきサービス
1−1.トイレ
 長時間の走行の中で、道路利用者へのトイレのサービスは不可欠である。また、適切なトイレ休憩は、安全運転のためにも重要である。
1−2.駐車場
 前述のトイレ休憩のための駐車場の整備は不可欠である。さらに、長時間の走行の中で、適切な間隔での休憩は疲労を回復し安全確保の上で不可欠である。したがって、運転者に休憩サービスを提供するため、駐車場の整備は重要である。
1−3.情報提供施設
 道路情報の提供は、運転者にとって重要である。特に地域外の運転者に情報提供は不可欠である。そのため、情報提供施設を整備し、気象、観光スポット、道路通行止め等の情報提供サービスを行う必要がある。
1−4.販売施設
 道路利用者の休憩時に、食事、飲料水等を提供する販売施設を整備し、道路利用者の利便性の向上を図ることが重要である。
1−5.休憩広場
 長時間の移動中道路利用者は食事等をとる必要がある。そのため、飲食を行う広場、ベンチ、パーゴラ等の整備が必要である。さらに、リフレッシュ施設として、展望台等のサービスを提供すべきである。 
2.道の駅が果たす役割
2−1.防災拠点としての役割
 東日本大震災では、道の駅が被災地の救護救援にあたる自衛隊、消防隊等の活動拠点として利用された。このように、道の駅は、防災拠点としての役割が非常に高くなっている。
 被災者の緊急避難施設として道の駅を活用するため、毛布、非常食、飲料水の備蓄の他、仮設トイレ等も配備すべきである。さらに、予備発電装置の設置や発電装置運転のための燃料の備蓄も必要である。
 また、救護・救援拠点のとしての機能も確保する必要がある。例えば、ドクターヘリや負傷者搬送ヘリの離着陸が可能な駐車場の整備が必要である。
2−2.地域交流施設としての役割
 地域の活性化のため、道の駅は、地域交流促進の役割を果たす必要がある。そのため、道の駅で地域特産物の展示、販売等に取り組むべきである。こうすることで、道の駅利用者と地元との交流が促進される。
 これらの取組を道路管理者単独で行うには限界があるため、特産品の販売等は農林水産部局等の行政機関や地元商工会等と連携することが重要である。
 さらに、地域に愛される施設としての取組も重要である。そのため、NPOや地元自治会と協働して、盆踊り等地域の伝統芸能を行う交流の場として道の駅を活用すべきである。
 今度は項目数が決まっていない例です。設問1は「備えるべき施設構成と提供サービスについて、各々の概要」とありますので、いくつか施設を小項目としてあげて、その概要と提供サービスを書いています。この小項目タイトルだけでもう点数の半分は取っているようなものです。
 そして設問2では役割を2つあげるように指示されていますから章タイトルは「役割」で、小項目として2つあげています。
 なお、国土交通省資料によれば、道の駅の効果として以下のようなものがあげられています。
 @ 安全で快適な道路交通環境の提供
  ・道路利用者への交通安全に寄与(休憩場所の提供、ドライブに必要な道路情報の提供)
 A地域振興への寄与
  ・観光拡大効果
  ・地域の雇用、就業拡大効果
  ・地域コミユニティーの拡大効果
 B防災拠点機能
  ・災害対策の拠点
 事例の答案では上記AとBをあげています。そして答案内容は国交省資料の内容に沿ったものになっています。
 つまりこの答案は施策をしっかり理解しているから書ける内容です。施策その他の知識が欠如していて、自分なりに(ひとりよがりで)思いつくままに書いたような答案は、それは確かにひとつの提案ではありますが、視野が狭かったり偏ったりしていることが多いものです。
 そして1例目のコチタロさんと2例目の玉川多摩ちゃんの答案に共通しているのは、
@答案内容が妥当なものである(マニュアル類や施策などを踏まえた妥当なものである)
A問題文の指示に従っている(題意に沿っている)
B読みやすい答案になっている(章構成を入れ子構造にして全体構成がわかりやすくしてあり、答案本文は長文を避けた簡潔明瞭なものである)
といったことです。
 @はもちろん大事ですが、AやBも同じくらい重要です。@に少々間違いや不足があっても、AやBがよくできている(特にBがよくできていて読みやすい)と、評価はけっこう高くなり、@はしっかりしているけれど題意に沿っていなかったりBが読みにくかったりして読みにくい答案より高く評価されることもよくあります。
 つまり、技術的内容は着実なそこそこなものでいいから、問題文指示(題意)にしっかり沿って、読みやすい答案を書くことがポイントです。(これは技術士試験に限らず、記述式問題であれば共通のことです)
 しかしこのことを十分理解していない人が多く、逆に「技術士試験なんだからとびっきり高度なことを書かなきゃいけない」などと思ってしまって、かえって着実な核心的事項を書かずに付帯的事項ばかり書いてしまい、さらに題意から外れたり読みにくい答案になってしまったりして、せっかく実力があるのに損をしてしまっています。

 以上、問題U-2の答案も、問題U-1と同様、枠組み(構成・レイアウト)→書くべき内容→答案文章の順で作成していくといいでしょう。
  1. 問題の設問構成に合わせ答案の章構成を決める
  2. 入れ子構造にして割り当て行数をざっと決める
  3. 行数に合わせて書くべき内容を決める
    ※このとき、問題文の付与条件に沿っているか十分チェックすること!
  4. 最小限の文章量で答案を書く

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4.部門・科目別の出題予想と対策

 問題Uは、2018年度までのものと根本的には変わっていませんから、これまでの出題傾向をある程度引きずってくる可能性が高いと思われます。まあつまり作問委員は、昨年度までの出題内容を少なからず参照して、カブらないようにするだろうということですね。
 そこで以下、建設部門について選択科目ごとにこれまでの出題傾向と重点的に対策しておくべきテーマをまとめます。なお、過去の試験問題は日本技術士会HPで公開されています。

  1. 建設部門
    1. 土質及び基礎
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        調査試験 N値から換算できる特性 各種サウンディング試験 三軸圧縮試験 水平方向地盤反力 ダルシー則と透水試験 変形係数
        せん断沈下支持力  テルツァーギ支持力公式 地すべりの素因と誘因 重力擁壁の照査 圧密沈下   2層地盤直接基礎支持力
        地すべりの分類
        液状化 液状化判定式   液状化対策   液状化機構簡易判定法
        山留め変状 山留めに伴う変状   ボイリング   盤ぶくれ
        土圧   土圧の定義と設計利用     土圧の説明と設計利用
        杭基礎   中間層での杭基礎支持   杭周面摩擦   負の摩擦力
        土工事       盛土時の締固めの目的  
        • 調査試験方法(特にサウンディング関係、力学試験が要注意)、せん断・沈下・支持力等(沈下に注意)、液状化と山留め、土圧、杭基礎といったジャンルのキーワード・技術の知識を整理するとよい
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        軟弱地盤における
        盛土・掘削に伴う
        変状・周辺影響
         
        盛土に伴う沈下と杭基礎擁壁への影響 盛土に伴う近接建築物及び杭基礎への影響 大規模建築物基礎と隣接盛土の影響 河川堤防の嵩上盛土に伴う大地震時被災等 跨線橋取付盛土による変状・周辺構造物影響 軟弱地盤上の造成盛土の安定・沈下対策
          山留掘削に伴う変状と対策時周辺影響 切土法面・盛土法面変状と切盛境界変位 山留掘削に伴う周辺構造物への影響   山留掘削に伴う底面安定と周辺構造物影響
        切土法面の変状 集中豪雨に伴う切土法面の変状     豪雨に伴う切土法面の変状
        • 軟弱地盤と切土法面の変状について、原因機構・調査試験方法・対策および留意点を問う問題
        • 軟弱地盤は盛土に伴う変状問題が毎年出題される
        • 切土法面変状は隔年で山留掘削と交互に出題されているので今年は出題される可能性が高い

    2. 鋼構造コンクリート(鋼構造)
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        鋼材 鋼材の主要5元素 高性能鋼     高性能鋼
        設計  限界状態設計法 耐震性向上策 耐震設計法 全体崩壊を防ぐ耐震設計 性能照査方設計法 弾塑性時刻歴応答解析
        鋼構造物の長所短所
        複合構造の特徴・留意点
        継手・施工・
        工場製作
        ボルト継手の接合方式   精度確保の着目点 溶接部の非破壊検査法 工事中の第三者事故 現場溶接の管理項目
        架設工法 鋼構造物陸上輸送計画 架設計画
        疲労・損傷・
        腐食・点検
        防錆防食法 長期使用後の損傷形態 高サイクル・低サイクル披露 鋼構造物の振動障害  
        大地震後点検着目部位
        • 鋼材、設計、製作(継手・施工架設等含む)、維持管理(疲労・損傷・腐食・点検等)の4分野から出題されている。
        • 2017年度から出題傾向変化?とすると、今年も設計・製作が重点的に出題?
        • 鋼材、疲労損傷、耐震設計、継手等にも注意
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        設計       複合構造形式の設計    
        施工 現場溶接継手の品質確保 製作据付時の精度確保 現場継手の品質確保   施工にあたっての環境対策 工期短縮方法
        維持管理 旧基準鋼構造物の耐震補強設計 長寿命化のための防錆防食 既設鋼構造物損傷部の補修補強 防食機能低下の補修 大地震被害を受けた鋼構造物の補修設計 鋼構造物の長寿命化対策
        • 新設設計に関する出題は少ない
        • 施工と維持管理に関する問題は毎年出題
        • 以前は継手や劣化耐震補修補強と防錆防食が頻出していたが、2017年度から出題傾向変化?
        • 今年は施工と維持管理を中心に準備するとよい。施工は環境配慮と工期短縮以外のテーマを準備し、維持管理は耐震補強や部分補修と全体補修等を中心に、継手と防錆防食についても準備
    3. 鋼構造コンクリート(コンクリート)
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        材料・構造 高強度コン 複合構造   水中不分離性コン 繊維補強コン 環境負荷低減コン
        設計       耐震設計手順・照査 要求性能と照査
        施工   寒中コン 施工段階PC特有不具合   スランプ増加時留意点 鉄筋継手
        初期欠陥   乾燥収縮ひび割れ 温度ひび割れ   PC特有の初期欠陥 体積変化に伴う初期ひび割れ
        壁状コンの充填不良
        破壊 繰返し水平力破壊形態     RC梁曲げ・せん断破壊  
        劣化・補修・点検 アルカリシリカ反応 塩害C断面修復再劣化 電気化学的補修工法 劣化機構と新設時対策    調査点検時利用試験
        塩害環境下調査
        • 材料、設計手法、施工時品質、初期欠陥、破壊、劣化補修点検から出題
        • 高流動コンや添加剤、設計手法、劣化補修、ひび割れジャンカ等初期欠陥等を中心に知識整理を

      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        設計施工    PCa化計画 既設構造物活用耐震設計     現場打ち・PCaによる工期短縮案
        軽量コンのポンプ高所圧送打設
        初期欠陥 過密鉄筋部暑中コン初期欠陥防止     管理供試体圧縮強度不足対策 コン表層品質確保と中性化対策
        維持管理 設計図書ない既存不適格補強設計 引張鋼材腐食懸念梁部材調査対策 経年劣化剥離剥落対策 複合構造化による耐荷力回復向上 設計図書ない既存構造物耐震補強
        • 初期欠陥防止・対策と維持管理(特に劣化対策)を中心に出題
        • 2018年度は設計施工に集中して出題(予想外)
        • 初期欠陥はひび割れ・ジャンカ対策の出題例が少なくそろそろ出題の可能性あり注意
        • 維持管理は構造的機能喪失レベルの劣化等に対する補強に特に注意
    4. 都市計画及び地方計画
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        都市計画 密集市街地整備改善 建築物規制誘導の仕組み 都市計画提案制度・地区計画 市街地再開発事業への民間事業者参画 都市計画への住民参加 市街化区域・市街化調整区域
        都市交通 大都市駅隣接複合開発 駅周辺地域自転車利用 デマンド交通・BRT・TDM 附置義務駐車施設 道路占用許可基準緩和 LRT等都市交通施策
        景観・まちづくり 良好な景観形成 エリアマネジメント 建築物規制誘導する景観形成制度 エリアマネジメント 景観地区等建築物規制誘導の仕組 景観形成に資する建築規制誘導手法
        公園緑地 都市緑化生物多様性確保 都市緑地法の制度 公園緑地・緑化による低炭素化 大地震時の都市公園の役割 都市公園への官民連携制度適用 都市緑化法に基づく制度
        • 都市計画(市街地再開発等)、都市交通、景観・まちづくり(景観計画・エリアマネジメント)、公園緑地の4分野から1問ずつ出題されている
        • 2018年度は用語説明の問題ばかりで、2019年度の出題内容の「練習」ではないかと思わせる内容。こういった用語説明的問題が出るか?
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        都市再生 都市計画変更   戦後街区の大街区化   大規模住宅団地再生計画 戦後街区等の土地・建物一体型市街地整備
        地方都市活性化 地方都市の中活計画 地方都市の中活計画(仮想事例)   鉄道新駅設置と市街地整備(仮想事例)  
        防災     大都市近郊防災都市づくり   密集市街地防災整備改善
        歴史まちづくり   歴史まちづくり計画   歴史的町並みを活かした景観計画  
        公園緑地 緑とオープンスペース
        • 都市再生と地方都市活性化を主に、防災や歴史まちづくりからも出題されている。
        • 交互に出題されていたが、2018年度は出題傾向が変わったので、今後の傾向は予想しにくい
        • 地方都市活性化、防災、歴史まちづくりが特に注意か。インバウンド増加や空屋活用・農家民泊などと連動した体験型コンテンツ提案などで歴史まちづくり・観光などをテーマとした準備しておくといいかもしれない
    5. 河川砂防及び海岸海洋
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        河川 河川整備計画配慮事項 水害対策ハードソフト 河川土堤の構造と強化対策 河川整備計画配慮事項 中小河川水害対策 新基準と河道計画策定の流れ
        ダム 台形CSGダム 既存ダム洪水調節機能強化 供用中経年ダムの点検検査 流水型ダム ダム貯水池堆砂下流還元 既設ダム洪水調節機能増強策
        砂防 土砂災害特徴とハードソフト対策 天然ダム・火山降灰・地すべり対策 土砂災害発生予測手法 火山噴火土砂災害対策 大地震土砂災害被害防止軽減対策 土砂災害防止軽減、避難策
        海岸 海岸堤防の粘り強い構造 砂浜海岸浸食対策 設計高潮位の設定 設計津波と耐震性能 設計波の設定と海岸堤防必要高算定 人工リーフ
        • 河川・ダム・砂防・海岸から1題ずつ出題
        • 河川堤防耐震化や河川環境整備など、ダム再生や環境配慮、土砂災害と火山災害、津波や台風に伴う高潮等に特に注目
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        防災減災 ハザードマップ 巨大地震発生時対策 自然災害防災情報   ハザードマップ 九州北部豪雨災害
        維持管理 防災施設の維持管理     老朽化インフラ維持管理  
        環境   施設整備に伴う自然環境影響 災害復旧時の環境配慮   防災施設整備の景観配慮
        その他       インフラ・ストック効果   総合土砂管理計画
        • 防災減災と環境配慮を中心に、維持管理や土砂管理等からも出題
        • 防災減災は西日本豪雨も踏まえた特に減災(リスクの見える化や情報提供など)の施策をしっかり勉強しておくべき
        • 維持管理はインフラロボット活用などと絡めた効率的な維持管理の出題も考えられる
        • 環境は生態系との共存(たとえば魚道、土砂供給、河畔林など)に注目
    6. 港湾及び空港
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        計画 静穏度・ウィンドカバレッジ 貨物・旅客将来推計法 費用便益分析方法 ストック効果の事例3つ 泊地航路・制限表面 荷役方式・ターミナルコンセプト
        設計 性能設計(照査項目) 埋立護岸構造形式 混成堤・As舗装構成図と要素 信頼性設計法 耐震設計地震動設定方法 物流用語説明
        施工 液状化対策工法 軟弱粘性土地盤改良工法 情報化施工の事例3つ 作業船・建設機械と工事内容 高精度GPS即位・活用事例 地盤改良工法
        環境 建設時環境影響評価 水質・騒音評価方法   アセス法対象事業規模 海域環境保全(水質)
        維持管理     上部工・滑走路健全度評価法     点検診断の目的と方法
        • 計画・設計・施工を中心に、環境・維持管理からも出題
        • 計画は設計条件や用地計画等に関する専門技術的出題もあるが、経済的視点からの出題も多い
        • 設計は構造等に関するものと設計手法に関する出題。どちらからの出題にも備えておくべき
        • 施工は地盤対策、施工管理・施工方法等から出題
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        グローバル化 船舶大型化対応施設計画・滑走路増設計画   岸壁増深・滑走路増厚設計 インバウンド受入施設整備 新規国際航路・空路誘致 既存ストック活用サービス向上
        災害対応   BCP策定 外力増大対応計画見直し 地震災害復旧計画   岸壁・滑走路耐震強化
        維持管理 経年劣化施設補修対策        
        施工管理   施工時安全管理(仮想事例)     液状化地盤薬液注入
        • グローバル化対と災害対応がほぼ毎年出題で、維持管理と施工管理が時々出題
        • グローバル化は物流より人流にウェイト以降傾向あり。地方拠点港湾へのクルーズ船等、地方へのインバウンド渡航の利便性や、物流のフィーダー等、中核港湾空港から地方へのシフトを意識した施策の整理を
        • 災害対応は減災対策や関連施設への旅客・貨物シフトを含めたリダンダンシーに注意
    7. 電力土木
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        調査計画設計 耐震区分T・U 限界状態設計法 ライフサイクルコスト 基礎構造形式 フライアッシュ 発電電力量減少
        リモートセンシング 気候変動が及ぼす影響 鋼製構造物  活断層調査
        基礎地盤調査手法 地盤改良技術 津波と波浪 管路水頭損失抑制方策 活断層調査
        違いと対策
        保守点検維持管理 保守点検業務ICT活用 保守点検の新検査技術   発電所放流水環境影響 維持管理の自然環境への影響
        堆砂が惹起する問題
        再生可能エネルギー 再生可能エネ 再生可能エネ 水力エネ有効利用技術   洋上風力発電 
        経済性評価 コスト縮減
        • 調査計画設計分野は様々な問題が出ているが、比較的多いのが構造物・耐災害外力に関する問題
        • その他、保守点検維持管理、再生可能エネルギーも頻出
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        地形地質の配慮 地質を踏まえた計画 地形地質考慮した保守     特殊地盤での建設等
        管理計画   他工事と協調した施工 人材育成 LCC考慮した立地地点選定   既存施設再利用リプレース等
        維持管理 巡視〜修繕保守計画   既存施設耐震性能照査     近接構造物影響
        新技術・ICT       挙動計測データ活用 ICT活用業務効率化
        • 2018年度は従来の分類枠に収まらない出題が目立った。2019年度も同様の傾向継続か?
        • 発電所・変電所の安全等に関わる地形・地質条件への配慮を問う問題が目立つ。想定外外力への対応等も含めて過去問題の設定条件を変えてトレーニングを
        • 管理計画は幅広いが、新技術・ICTとあわせて業務効率化・生産性向上の視点で整理しておくとよい
    8. 道路
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        道路の計画・設計・管理 道路の空間機能 道路の種級区分決定要素 定期点検・メンテサイクル 視距の定義と確保目的 ICランプ付近記の本線線形 地震時上部構造落下
        道路の3便益 スマートインター ラウンドアバウト 道路緑化の役割 高速道路ナンバリング 自転車活用推進
        舗装 コンクリート舗装 塑性変形輪数 遮熱性舗装と透水性舗装 アスファルト舗装破損調査 舗装点検要領 路上路盤再生工法
        道路土工の変状対策 軟弱地盤の振動締固め工法 のり面保護工 盛土の地下排水工 地すべり抑制工と抑止工 軟弱地盤の圧密・排水工法 道路土工構造物技術基準
        • 計画・設計・管理、舗装、道路土工について出題
        • 計画・設計・管理は、道路の基礎的事項と旬の話題から出題される傾向あり
        • 舗装は維持管理関連出題が続いている
        • 道路土工は盛土・軟弱地盤関係と切土・地すべり等地山関係から出題
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        計画設計仮想事例 交差点改良計画   都市住宅地通過道路計画 自転車ネットワーク計画 幹線道路の道路空間再配分 高架・地平2階建道路横断交差点
        中核市での無電柱化
        施工管理仮想事例 路上工事時の周辺配慮 都市トンネル残土有効利用 高架橋近接工事 地下水流動阻害
        施策理解   メンテナンスサイクル      
        道の駅の施設・サービス
        • 計画設計と施工管理から1題ずつ仮想事例が出題されてきたが、2018年度は計画設計のみ2題出題され、出題傾向変わった可能性あり
        • 計画設計は中心市街地狭隘道路・ユニバーサルデザイン等について、手順や留意点を書く練習を
        • 施工管理仮想事例は施工に伴う土木事故・環境影響等の最小化をテーマに、想像力を働かせて漏れのない配慮計画を書く練習を
        • 施策問題はまれに出題。2018年度の無電柱化はこちらともいえる。アセット&メンテサイクル・道路防災等施策の理解を
    9. 鉄道
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        事故防止バリアフリー   橋上駅舎化のバリアフリー ホームドアとバリアフリー 踏切事故 視覚障害者転落防止 可動式ホーム柵
        設計手法等 鉄道構造物等設計標準 性能照査型設計 耐震設計時設定条件等     営業線近接基礎杭打設
        設計施工 建築限界   植生法面崩壊防止補強 列車走行騒音原因対策 高密度背筋施工
        レール等 緩和曲線 ロングレール 乗り上がり脱線 ロングレールの管理 レール傷とレール削正 ロングレール化溶接
        計画 新幹線〜在来線乗継ぎ       連続立体交差事業
        維持管理   鉄道構造物等維持管理標準   大地震時高架橋構造物損傷   盛土・杭土圧構造物耐震補強
        • 事故防止・バリアフリーは実際の事故等を踏まえたタイムリーな出題が目立つので、利用者安全・快適確保に関する情報を収集
        • レール等に関する出題が毎年1問ある。脱線につながるレール関連知識を整理
        • 設計施工に関する実務的問題や計画にも注意
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        困難性のある仮想事例 営業線構造物近接工事 高架下利用ラーメン橋の耐震性向上 小土被りアンダーパス施工 大都市圏での路線間相互直通運転 営業線近接大規模掘削 営業線上空跨線橋鋼桁架設
        改良・改善計画 在来線大規模改良時の騒音音源対策 都市部での連続立体交差化 高架橋コンクリ剥落対策 鉄道速度向上技術的方策 鉄道構造物検査の効率化 鉄道トンネル剥離事象対策
        • 仮想事例は近接施工や小土被り等の制限事項の中で、軌道や近接家屋等に対する影響を避けつつ施工するための検討内容・対策立案等を行わせる問題。設問構成は似ているので、過去問題を様々な制限条件に置き換えて解いてみるとよい
        • 改良・改善計画は鉄道構造物に関するものや業務実施手法に関するものまで幅広い。設計施工手法の改善・効率化を中心に準備するとよい
    10. トンネル
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        山岳トンネル 切羽観察項目 坑口で予想される問題点 鋼製支保工の効果 周辺環境影響 掘削工法 ロックボルト
        インバートコンクリート 山岳工法排水型トンシート防水工 周辺構造物への影響 ずり運搬方式 覆工ひび割れ低減対策 インバート
        都市トンネル 地中支障物件
        耐震性配慮
        開削トンネル 耐震設計手順 開削荷重 掘削底面の盤ぶくれ 仮想・土留め壁変形抑制 仮想・性能照査
        シールドトンネル 裏込め注入 シールドセグメント構造計算 土圧式シールドと泥水式シールド 仮想・検討項目 仮想・地盤変位
        • 山岳2問、開削とシールド各1問だったが、2018年度は開削・シールドに特化せず都市トンネルとして包括された。出題内容も大きく変化し、山岳は基礎的知識、都市トンネルは計画設計時留意点的な内容
        • 2019年度も山岳・都市(あるいは開削とシールド)の両者に配慮した出題と思われるが、出題傾向の予測は困難。基本的事項の知識体系を整理しておくべき
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        山岳 覆工コンクリート品質向上 各種地下水関連問題 低土被り・偏土圧不安定地山 既存水路近接施工 断層破砕帯と地下水 都市NATMの留意点
        開削&シールドトンネル 近接工事 シールド発進立坑 シールド発進立坑 出水事故防止 シールド発進立坑 近接構造物対応
        • 山岳は福岡地下鉄事故を想起させる出題。地下水・破砕帯等劣悪部・低土被り等悪条件といったものを設定しての問題点・調査項目・対応柵等を書かせる問題が続くと思われるので、過去問題を使ってトレーニングするとよい
        • 開削&シールドは近接施工や軟弱地盤等の悪条件を設定して対応を求める問題が主なので、過去問題を使ったトレーニングを。特にシールド発進立坑に注意
    11. 施工計画
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        コンクリート 暑中コンクリート 鉄筋コンクリート耐久阻害 寒中コンクリート コンクリート劣化機構 コンクリート基本品質 マスコンクリート
        土工 掘削土留め計測管理 軟弱地盤盛土動態観測 大規模土留め工事 盛土の軟弱地盤対策 土留め掘削底面安定 軟弱地盤での橋台背面盛土
        入札契約 PFI 総合評価落札方式二極化 設計施工一括発注方式 予定価格と実行予算 共同企業体の形態 担い手三法
        施工管理 工程管理の重要性と手法 埋設物存在時公衆災害防止 足場高所作業災害防止 施工計画安全管理留意事項 COHSMS 道路上空橋梁新設工事時公衆災害
        • コンクリート(暑中・寒中等)、土工、入札契約・法律、施工管理(災害防止等)から出題されてきた
        • キーワードというより施工技術や施工条件等をあげての施工時留意点等を書かせる出題になるか可能性あり。その場合は従来の問題で練習しておけばいいのではないかと思われる
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        コンクリート コンクリート施工時の養生 コンクリート運搬受け入れ 高架橋の型枠・支保工 RC初期ひび割れ RC橋損傷原因と補修補強
        基礎工・開削 高架橋近接盛土施工 市街地で立坑掘削時土留め 軟弱地盤基礎杭施工 ソイルセメント連壁開削
        斜面・切土 表層崩壊事前調査と対策 崩壊斜面の切土施工
        産廃処理 産廃適正処理        
        • コンクリートの連続出題が止まったが、やはり最優先で準備が必要と思われる。運搬打設と初期欠陥に注意。暑中・寒中等もあり得る
        • 基礎工・開削は軟弱地盤対策が要注意
        • 斜面・切土の出題が続くかどうかは未知数。余裕があったら準備
    12. 建設環境
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        生態系 生態系ネットワーク 生物多様性4つの危機 生態系サービス 生物多様性民間企業取組 外来種対策 定着段階に応じた外来種対策
        順応的管理
        環境保全   下層DO 景観重要公共施設制度 建設・自動車騒音 閉鎖性水域「豊かな海」 低周波音
        富栄養化 底層DO
        アセス・地球環境 アセス法改正 ヒートアイランド 再生可能エネルギー   気候変動防災減災対策 再生可能エネ・太陽光発電
        廃棄物等 建設リサイクルの課題 循環型社会基本法 最終処分場跡地 建設発生土リサイクル 有害汚染物質摂取経路
        • 生態系は生物多様性に特に注目。エコロジーネットワーク、危険外来種、かいぼり等の市民参加の取組など
        • 環境保全は水質と騒音から主に出題
        • 地球環境は低炭素化を中心に再生可能エネ・省エネ等幅広く勉強するとよい
        • 廃棄物等は循環型社会関連を中心に、再生利用などもチェック
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        環境影響評価 建設事業の希少種影響評価保全 建設事業の計画段階配慮書手続 工事中の環境影響評価保全 建設事業の環境影響評価保全 建設事業の環境影響評価保全 道路事業計画段階の生態系配慮
        工事の生活環境影響評価保全 風力発電所アセス
        生態系     建設事業に外来種対策    
        土壌汚染   自然由来土壌汚染対策      
        地球環境       低炭素まちづくり計画  
        歴史風致         歴史まちづくり
        • なんといってもアセスが主体で、事業や環境要素・影響要因等を自分で設定するものが多い。アセスのマトリクス図で考えることに慣れておくとよい
        • その他は単発出題ばかりなので予測困難。地球環境・再生可能エネルギー・生態系等、余裕があれば準備しておく程度で、本番で得意分野が出たら選ぶくらいのつもりで
    13. 上下水道部門・上水道工業用水道
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)

        (水処理)
        汚泥・排水処理プロセス 多層ろ過池 魚類によるバイオアッセイ設置 沈殿池の沈降措置 鉄マンガン高濃度原水処理 急速ろ過
        生物処理の効果・方式 自家用発電設備 凝集剤の目的と種類 塩素注入 次亜塩素酸ナトリウム 膜のファウリング劣化

        (施設)
        ウォーターハンマー仕組・防止策 水管橋の形式と設計時留意点 配水管への排水設備設置 金属管の電食 排水管の管径の決定 給水管凍結防止
        配水池の役割と設計時留意点 給水計画区域内で確保すべき水圧 配水システムにおける残留塩素管理 直結式給水 ポンプ・バルブのキャビテーション 配水ブロック化
        • 2問が水処理、2問が施設に関する技術問題
        • 水処理問題は処理方式・処理剤関係が目立つ
        • 施設問題は管路に関する問題が多い
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        水質確保 水安全計画の策定と運用? 臭気物質対策オゾン処理導入 大腸菌検出対策 高濁水対策 異臭味原因物質対策活性炭処理 浄水処理困難物質対策
        施設導入 水道施設への小水力発電導入 震災対策用貯水施設導入      
        維持管理     管路事故対策維持管理 管路診断 アセットマネジメント計画 民間経営手法
        • 水処理(安全でおいしい水の確保)1問、施策1問という組み合わせで、いくぶん仮想事例的なこともある
        • 施策問題は施設導入と維持管理だったが、2018年度は施設運営に広がってきた
        • 水質確保に関する問題が1問必ず出題されている。水質事故を含め今年も出題が予想されるので、過去問題から水質悪化原因をいくつか推定してトレーニングを
        • 施設問題は2018年度に変化したので、施設導入や改築、経営にまで広げて準備を
        • 2019年度からは旧水道環境科目を併合するので、半分程度はそちらの問題が出る可能性がある。その場合、上工水としての選択肢が狭くなるので、専門外的問題を解かざるを得なくなるリスクも考えて、できるだけ幅広く選択できるように準備を進めたほうがいいと思われる。
    14. 上下水道部門・下水道
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)

        (施設)
        長寿命化計画 下水道事業経営基盤強化策 管路施設トイレ使用減災計画 雨水滞水池 ストックマネジ管理方法 2種類の下水道と汚水処理施設
        合流式下水道改善 下水道管渠施工方法 管きょ調査のスクリーニング 推進立坑の土留め 硫化水素管路腐食 豪雨時マンホール蓋の浮上飛散

        (処理)
        臭気対策 固形物滞留時間 下水処理水再利用段付加処理技術 ステップ流入式多段硝化脱窒法 最終沈殿池 分流式下水道の処理水消毒方法
        膜分離活性汚泥法 下水汚泥機械濃縮法 活性汚泥法反応タンク省エネ対策 圧入式スクリュープレス脱水機遠心脱水機 汚泥固形燃料化技術 下水汚泥の肥料利用
        • Aグループ(施設設計施工に関する技術問題)とBグループ(処理方式に関する技術問題)に別れて2問ずつ出題
        • 施設設計問題は、維持管理・防災減災の視点から1問と、計画・設計・施工計画に関する問題が1問
        • 処理方式は1問は汚泥が出ているので過去問題を参考に準備しておくとよい
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        防災減災 高度処理? 下水道BCP   既存ストックを活用した浸水対策  
        維持管理   ストックマネジメント     予防保全見込んだ修繕改築
        汚泥処理 汚泥のエネルギー化技術     処理方式(嫌気性消化プロセス) 汚泥集約処理(仮想事例)
        計画他     合流式下水道からの排水水質改善     下水道再構築計画
        流域別下水道整備総合計画 下水道温暖化対策
        • 処理方式、施策、計画等について出題。仮想事例が予想される
        • 施策問題は維持管理が中心で、専門技術的アプローチに限定(担い手育成や予算確保等は入らない)される傾向あり
        • 施設は防災減災と維持管理について出題されている
        • 処理方式は汚泥処理に関する仮想事例に対応できるように過去問題で準備
    15. 農業部門・農業農村工学(過去問題は農業土木)
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        かんがい
        ・水路等
        かんがい計画水量算定 畑地かんがい Con開水路機能保全対策 農業用水組織の水管理方式 地下かんがい ポンプ設備予防保全・事後保全
        農業用管水路機能低下 農業用開水路の機能 パイプライン使用管種
        ほ場整備 水田汎用化ほ場整備 ほ場整備大区画化 水田ほ場整備区画計画 水田汎用化    傾斜地区画整理計画
        災害対策 溜池災害被害軽減対策 溜池災害被害軽減対策 農地地すべり防止工法 防災に関わる湛水防除 土地改良施設耐震性能 
        洪水時排水計画
        その他 農道整備計画   農業農村振興基盤整備   農業土木工事施工計画 農地水食保全対策
        • かんがい・水路等は近年出題多い。水管理組織や地下かんがい、維持管理など幅広く出題される傾向があるので幅広く勉強しておく
        • ほ場整備は水田汎用化・大区画化を中心に過去問題を参考に知識を整理
        • 災害対策は異常出水に伴う水害対策を中心に
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        かんがい・
        水路・排水等
            かんがい用水計画策定 かんがい地区の機能保全計画策定 排水計画策定 パイプライン機能保全計画
        幹線水路の耐震補強
        ほ場整備 農業生産基盤整備 農業生産基盤整備       水田大区画化
        ため池     災害対応ため池改修   老朽化ため池改修
        農業農村整備 中山間地活性化農業農村整備 中山間地活性化農業農村整備       
        • かんがい等は施設等の維持管理や水田汎用化等生産基盤強化に寄与するという視点での出題が多いので、計画策定にあたっての視点を正しく読み取って題意に沿った答案を書くことが重要
        • ため池は災害と老朽化の視点。今年は出題注意
        • ほ場整備は水田汎用化・大区画化を中心に過去問題を参考に知識を整理
        • 中山間地活性化は生産基盤と生活基盤を併せて整備する視点で
        • 2019年度からは旧水道環境科目を併合するので、半分程度はそちらの問題が出る可能性がある。その場合、農業土木としての選択肢が狭くなるので、専門外的問題を解かざるを得なくなるリスクも考えて、できるだけ幅広く選択できるように準備を進めたほうがいいと思われる。
    16. 応用理学部門・地質
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        岩盤・地すべり 地すべり対策抑制工 岩盤分類 地すべり抑止工 第三紀軟岩地山崩壊素因 トンネル特殊地山条件 軟岩の特徴と試験
        地すべり動態観測
        ダム       ダム基礎掘削面スケッチ 貯水池地すべり調査
        地盤・土質 風化現象 液状化地盤条件 建築基礎(軟弱地盤)     
        水理地質   地下水中溶質移動様式 透水試験方法 地下水流動状況把握調査法    地下水流向流速調査
        物理探査 地中レーダー探査 地下資源成因探鉱法 各種物理探査手法   物理探査モニタリング トンネル切羽前方探査
        放射性同位体年代測定
        資源地質       シェールオイル&ガス 地中熱利用
        • 2016年度から出題範囲が広くなった
        • ともかく範囲が広いので、最近のトピックなども参考にしつつ、地質調査・物理探査を中心にしてキーワードについて知識整理するとよい
        • 2012年度以前の問題T-1のようなキーワード説明問題に戻る可能性もあるので、準備しておくとよい
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        地質調査 道路等建設に伴う地質調査   モニタリング 弾性波探査低速度層 ボーリング礫状コア
        地質リスク   コスト増加要因地質リスク     工事施工段階地質リスク 自然斜面表層・深層崩壊事前把握
        環境・土壌汚染 地下開発に伴う環境影響   自然由来の砒素 地下水揚水地盤沈下  
        その他   地すべり応急対策       3次元地質モデル
        • 地質調査と環境等について幅広い範囲から、「低速度帯」や「礫状コア」など、かなり絞り込んだテーマで出題されている。2016年度からの地質調査のテーマは「劣悪部」か?
        • 地質調査業務における劣悪部判断を中心に、過去問題などで準備しておくしかないが、出題予想は困難なので、地質調査の手順や手法などを体系的に整理して、与えられたテーマに柔軟に対応していくしかないか
    17. 環境部門・環境保全計画
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        地球温暖化 京都メカニズム   カーボンオフセット 3RとGHG排出抑制   SDGs
        その他地球環境   特定フロン 越境大気汚染   マイクロプラスチック
        環境政策   環境政策経済的手法 第四次環境基本計画重点分野 水俣条約 大気汚染環境・規制基準
        循環型社会 循環型社会 物質フロー指標 バイオ燃料   バイオ燃料 廃棄物処理法改正
        環境保全技術 土壌汚染原位置封込め 地下水汚染防止措置        土対法に未然防止がない理由
        一般知識等 光化学オキシダント     有害塩素系物質 生態系サービス  光害
        自然資本
        • 地球温暖化、その他の地球環境問題、環境政策、循環型社会を中心に出題
        • 最近は生態系など出題幅が広がる傾向あり
        • 環境省HPで政策等について幅広く抑えておくとよい
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        環境保全計画策定 環境基本新計画策定 途上国環境アドバイス     気候変動適応計画策定
        循環型社会計画策定 小型電子機器再資源化 バイオマス計画策定       家庭系一廃処理有料化
        循環型社会の問題     災害廃棄物処理 食品廃棄物 リユースリデュース取組
        その他     利根川ホルムアルデヒド事故 名物料理とカーボンオフセット    既設ダム発電量増大策
        • 基本的には環境保全・循環型社会形成に関する計画策定や問題となっている事象についての改善策提案が主
        • 自治体等レベルでの環境保全計画策定・循環型社会形成における問題となっている事象を中心に、特に計画策定になれておく必要あり
    18. 環境部門・自然環境保全
      • 問題U-1
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        自然環境保全
        ・自然公園
        自然公園内標識計画 自然とのふれあい歩道 自然環境保全地域 ミティゲーション 自然環境保全基礎調査 世界自然遺産保護管理
        保護地域の入山料等有料化 生物圏保存地域 ジオパーク
        生態系 在来生物生息域変化 生物多様性指標種 希少野生動物 生態系を用いた防災減災 国内希少野生動植物種 生物多様性社会浸透の取組
        順応的管理 生態系サービス経済的価値 シカ等食害と鳥獣保護法 鳥獣保護管理法 生物多様性オフセット 生物多様性第2の危機
        その他 二次材管理 グリーン復興   木質バイオマス  
        • 自然環境保全・自然公園と生態系の二大分野を中心に幅広く出題
        • 幅広い範囲から限定的テーマで出題されており、特段の傾向なし
        • 環境省HPなどを参考に幅広く知識体系を充実させていくしかないか
      • 問題U-2
        分類 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30)
        事業計画・
        自然公園・

        自然との
        ふれあい活動
        自然環境保全育成計画
        ※都市近郊
        自然環境保全育成計画
        ※奥山地域
        自然環境保全育成計画
        ※河川中流
        自然環境保全育成計画
        ※里地里山
        自然再生事業  自然公園でのインバウンド対応
        林地自然ふれあいの場基本計画 自然公園内情報提供施設改修 自然とのふれあいプログラム エコツーリズム推進
        生物多様性         生物多様性地域戦略改訂 生物多様性地域戦略改定
        • 2016年度までは、自然環境保全・育成計画と自然とのふれあい・自然公園運営等計画の2問だったが、2017年度から1問が生物多様性(生物多様性地域戦略)も出題されるようになった
        • 自然環境保全育成計画、自然公園運営、自然とのふれあい、生物多様性といったジャンルからの仮想事例的問題を想定しての準備がお勧め
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