技術士第二次試験 平成18年度 専門問題(建設部門)


土質及び基礎
 次の11問題のうち2問題を選んで解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し,問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し,それぞれ3枚以内にまとめよ。)

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  1. 土や地盤の透水係数を求める試験方法,および得られる透水係数の利用にあたっての留意事項について以下の設問に答えよ。
    1. 室内で土の透水係数を求める試験方法のうち,代表的な2種類の方法についてそれぞれの概要と適用条件を述べよ。なお,圧密試験は対象外とする。
    2. 地盤の透水係数を求める原位置透水試験のなかで,単礼式の非定常法と定常法について概要と適用条件を述べよ。
    3. 地下掘削時の盤ふくれ対策として,粒径が不均一な砂榛眉を対象に地下水低下工法(ディープウェル揚水)を検討した。その際,注水渋による原位置透水試験で得られた透水係数を用いてディープウェルの楊水量を推定したが,実際の揚水量は推定値を大きく上回る結果となった。考えられる要因を2つ挙げ,それぞれについて揚水量の推定精度を向上させるための方策を述べよ。

  2. 地盤調査の計画について以下の設問に答えよ。
    1. 基礎地盤の液沃化を対象とした既設河川堤防(延長5km)の耐震化について,企画・立案から工事に至るまでに実施される地盤調査の手順について,合理的な調査計画の留意点とその主な方法について示せ。
    2. 下図の実線にあるような既設堤防の拡築として,破線で示した嵩上げ・腹付けを行う場合,対象を基礎地盤に絞って問題点を概説し,その問題点の評価と対策工の設計に必要な詳細調査計画を立案せよ。なお,改修範囲の堤防計画線上では地盤調査は行われていないが,計画地点から200m離れた位置での情報によると,GL-10mまでがN≒1,GL-10〜-20mまでがN≒5の沖積粘土であり,以下洪積砂・粘土の互層となっている。沖積粘土には2m程度のシルト混じり砂が2層介在している。


  3. 下記複式図の地形・地質の土地に,破線の横断図で示した道路の計画がある。以下の設問に答えよ。
    1. 当初の基本的な計画では,家屋を移転し,標準渋面勾配(複式回申の渋面)で施工するものとした。道路の切土工事をこの横断形状で施工するにあたって,留意すべき点を挙げよ。
    2. 家屋の移転を伴わずに計画をすすめる手段として,複式図に示すとおり用地幅を変更するケースを想定した。このとき,図示したように,切土法肩は渋尻からの水平距離で約5mに制限される。渋面安定対策を2つ示し,採択にあたっての要検討事項を述べよ。なお,変更用地幅は,道路の縦断方向で一様であり,法面勾配も一定と考えてよい。
    3. 切土施工前の調査で,泥岩に,土壌汚染対策法の溶出量基準を超過し第二溶出量基準以下の自然由来の鉛が含まれることが判明した。隣接する盛土へ場内工事用道路を用いて運搬し,造本シートおよび覆土によって盛土内に封じ込めることにした。封じ込めを行うにあたって実施すべき適切な対応策について述べよ。なお,この工事範囲一帯は,泥岩が分有しており,土壌汚染対策法に基づく指定区域ではないものとする。

  4. 交通量の多い幹線道路路線で延長250mの沢埋め盛土が計画されている。地盤は下図のように軟弱であり,沢の中心部で道路横断水路カルバート(道路幅員は30mとする)を設置する。以下の設問に答えよ。
    1. 沈下によって盛土及びカルバートに生じる問題を各2つ以上挙げ,説明せよ。
    2. カルバート前後の一殷盛上部はサンドドレーンを用いた縁遠施工と,押さえ盛土で計画されている。カルバート部の対策工として考えられるものを3つ示し,その概要と設計方法,および施工上の留意点を述べよ。ただし,対策原理の異なるものとする。
    3. (2)で挙げた各対策工について,カルバート部及びその裏込め区間を対象仁,本線盛土の維持管理に着目して,ライフサイクルコストの観点から長短所を述べよ。


  5. 下図のように,ゆるい崩積土が堆積する傾斜地に,高さ15mの高規格道路(もしくは鉄道)盛土が計画されている。崩積土は適度に細粒分か含まれており液状化の懸念はない。この盛土を建設する場合について,以下の設問に答えよ。
    1. この盛土の常時や降雨時における問題点と対処方法,施工時の留意点について述べよ。
    2. この盛土の地震時における問題点と対処方法,施工時の留意点について述べよ。
    3. 施工をはしめたところ,約12m盛り立てた時点で盛土のり尻が水平方向に変位していることが判明した。その際の対処方法を,手順を追って述べよ。


  6. 模式図に示すような正規圧密粘土地盤上に浚洋上で埋め立てられた直後の地盤について,滑走路や誘導路などの空港施設を建設するためにバーチカルドレーンエ法による沈下対策が予定されている。以下の設問に答えよ。
    1. バーチカルドレーンエ法による地盤沈下対策工法について,設計の概要ならびに設計上の留意点を述べよ。
    2. バーチカルドレーンエ法の中で適用可能な地盤改良工法を2つ挙げ,各工法で用いるドレーン材,施工手順,施工管理の概要ならびに留意点を,両者を比較しながら記述せよ。
    3. 改良効果に関して,設計で想定した挙動と現地の挙動が異なることが多いが,その要因と影響について簡潔に説明せよ。


  7. 下図のような既設の切盛造成地上に,2階建て・地下無しの工場を建設する計画がある。切士郎の軟岩上で工場を直接基礎で十分支持可能な場合,以下の設問に答えよ。
    1. 基礎構造設計を行うために,あなたが必要と考える地盤調査・土質試験の内容とそれらの利用法について説明せよ。
    2. 工場全体を直接基礎で支持する場合に,基礎構造設計上想定される問題点とその対処法について説明せよ。
    3. 盛士郎を杭基礎で,切土郎を直接基礎で支持する異種基礎で工場全体を支持する場合に,基礎構造設計上想定される問題点とその対処法について説明せよ。


  8. (開削)模式図に示すような鉄道駅舎(高架)と工場に近接する地下調整池の計画がある。この調整池を開削工法で計画するに際して,以下の設問に答えよ。
    1. 開削工事の設計において検討すべき課題とそのために必要な調査・試験項目を示せ。
    2. 開削工事による鉄道高架への影響の推定方法を示し,対策の要否を判断する方法を説明せよ。また,掘削時に想定される土留め壁および鉄道高架基礎杭の変形図を示せ。
    3. (1),(2)を踏まえて,本工事で適用が考えられる土留め壁工法を1つ挙げ,その選定理由を示すとともに,設計・施工上の留意点を述べよ。


  9. 下記模式図に示す地盤に70mx12mの平面を有するマンション(地上20階,高さ72m,地下無し)を杭基礎で建設する計画がある。以下の設問に答えよ。ただし粘性土層の圧密沈下は生じないものとする。
    1. 基礎に関する地震時の設計上の留意点を3つ以上記せ。
    2. (1)で挙げた各留意点に対し,設計,施工上の対策案を簡単な説明を付けて示せ。
    3. 基礎に場所打ち杭を使用する場合,施工時の留意点を対策と併せて複数記せ。


  10. 河口より約100m上流位置(周囲500mには民家等の建築物は無い)に下図のように臨海道路橋の橋梁基礎が計画されている。道路橋は鋼橋で橋長け400m,スパンは80m,4車線の自動車専用道路であり,5径間で渡河する計画である。橋梁の荷重規模としては,橋梁下端に作用する鉛直力が常時80,000kNであり,基礎形式として「ニューマチックケーソン基礎」,「鋼管矢板基礎」,「地中連続壁基礎」が候補として挙げられている。
    なお,事前に計画地の近傍で標準貫入試験が1箇所実施され,下図のような地盤条件が想定されている。以下の設問に答えよ。

    1. 「ニューマチックケーソン基礎」,「鋼管矢板基礎」,「地中連続飯基礎」のうち,2つの基礎形式を選定し,概要および特徴について述べよ。
    2. (1)の基礎形式の中であなたが最適と思われる基礎形式を1つ選定し,選定理由と設計・施工上の留意点を述べよ。
    3. 新たに計画他の近傍にて3本の標準貫入試験を追加した結果,支持地盤(泥岩)が大きく傾斜していることが判明した。設計および施工時にどのような対応をとるか。(2)で選択した基礎形式に対しその対応策について述べよ。

  11. 下図のような造成直後の住宅地に道路高架橋を計画している。橋脚基礎に杭を採用するものとして,以下の条件で各設問に答えよ。なお,架橋地点から200m程度離れた位置でボーリングが1箇所実施されている。
      ・5径問連続鋼飯折損,橋長200m,支問長40m,幅員12.5m
      ・張出し式橋脚,全廃13m
    1. 当該橋脚基礎に適合する杭種・工法の中から代表的なものを3つ選んで概要を説明し,それぞれの施工上の留意点について述べよ。
    2. 軟弱地盤上の若齢造成地であることを踏まえ,設計で検討すべき事項を3つ以上挙げ,それぞれについて説明せよ。
    3. 詳細設計に先立ち,追加地質調査の予定がある。(2)で挙げた設計上の検討に使用する主な地質情報および関連する調査・試験項目を挙げよ。


鋼構造およびコンクリート
 次の18問題のうち、T−1−1を選択したものは、Aグループから1問題とBグループから1問題を選んで合計2問題、T−1−2を選択したものは、Cグループから1問題とDグループから1問題を選んで合計2問題について解答せよ。

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(Aグループ)

  1. あなたの専門とする立場から,鋼構造物で考慮すべき座屈の種類を3つ挙げ,設計上の留意点について述べよ。

  2. あなたの専門とする立場から,鋼構造物の疲労設計を行う場合の手順と留意点について述べよ。

  3. あなたの専門とする立場から,釧構造物の耐震性能を,時刻歴応答解析法を用いて照査する場合の留意点について述べよ。

  4. あなたの専門とする立場から,鋼構造物の防食技術を3つ挙げ,適用上の留意点について述べよ。

  5. 次の5項目から2項目を選び、その内容を説明せよ。(項目名を明記すること。)
     (1)低降伏点鋼  (2)応答スペクトル法  (3)ラメラテア  (4)高カボルト摩擦接合  (5)限界状態設計法


(Bグループ)

  1. あなたの専門とする立場から,供用中の鋼構造物に発生した周辺環境に影響を与える騒音・振動を防止するための対策について述べよ。

  2. あなたの専門とする立場から,鋼構造物の工場製作時における溶接の品質管理の留意点について述べよ。

  3. あなたの専門とする立場から,供用中の鋼構造物に大きな地震が作用した後,供用再開に際しての留意点について述べよ。

  4. あなたの専門とする立場から,都市内で鋼構造物の架設(建て方)を行う場合の留意点について述べよ。

  5. あなたの専門とする立場から,溶接継手の代表的な非破壊検査方法を3つ挙げ,その特徴と検査を行う場合の留意点について述べよ。


(Cグループ)

  1. 環境負荷を低減するセメント,骨材,及び環境負荷の低減機能を有するコンクリートを1つずつ挙げ,その3つについて選定した根拠と利用の現状を示し,今後の展望について述べよ。

  2. コンクリート構造物の初期欠陥のうちコンクリートの材料・配合に起因するものを2つ挙げ,それぞれについて発生原因を含めて説明し,初期欠陥を防止するための方策について設計および施工の両面から述べよ。

  3. フレッシュコンクリートの受け入れ時の検査項目について,コンクリート構造物の耐久性確保の観点から説明し,現状の問題点と今後の展望についてあなたの意見を述べよ。

  4. 圧縮強度が80N/mm2以上の超高強度コンクリートの利用の現状を示した上で,それを構造部材に適用した事例を1つ挙げて,適用にあたっての課題と今後の展望についてあなたの意見を述べよ。


(Dグループ)

  1. ライフサイクルコスト(LCC)について概説した上で,新設コンクリート構造物の構造計画あるいは既設コンクリート構造物の維持管理にLCC評価を活用する場合の考え方を説明しその課題と今後の展望についてあなたの意見を述べよ。

  2. 鉄筋コンクリート構造物の耐震補強対策にづいて、3つの異なる技術を示し,それぞれについてその適用部材と補強効果を記すとともに,耐震補強対策全般に関する設計・施工上の課題と留意点について述べよ。

  3. コンクリート構造物における経年劣化の主たる要因を2つ挙げて説明し,それぞれについて所要の耐久性を確保するために設計段階で考慮すべき方策を記し,今後の展望についてあなたの意見を述べよ。

  4. PRC構造にづいて,その特徴及びRC構造・PC構造と比較した場合の利点を概説し,その設計上の留意点・課題について述べよ。

都市および地方計画
  次の7問題のうち2問題を選んで解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ3枚以内にまとめよ。)

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  1. 地方都市の中心市街地問題について,都市全体のあり方に関わる構造的な問題として捉え,その再生に向けた課題と方策を述べよ。

  2. 都市内道路の整備に当たり,トラフィック機能を重視する道路とアクセス機能を重視する道路の,それぞれに求められる特性と今日的課題及び計画・設計上留意すべき事項について述べよ。

  3. 大規模な集合住宅団地の再生が求められている背景,課題及び対応策について論ぜよ。

  4. それぞれの地域にふさわしい土地の適切な利用を行う,身の丈にあった市街地再開発事業が求められている背景と,これを推進するための方策について述べよ。

  5. 社会経済状況が変化する中,既成市街地における土地区画整理事業について,その課題並びに計画・実施に当たっての留意点を述べよ。

  6. 京都議定書目標達成計画における都市緑化の位置づけについて説明せよ。また,それに留意して,地球温暖化対策としての都市緑化の進め方について述べよ。

  7. これからの公園の運営管理のあり方について,指定管理者制度の活用にも留意しつつ述べよ。

河川、土砂および海岸
  次の11問題のうち、Aグループから1問題とBグループから1問題を選んで合計2問題について解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、それどれ3枚以内にまとめよ。)

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(Aグループ)

  1. 河川など水辺空間が持つさまざまな公益的機能について地域との関わりの観点から述べ、それらの機能を今後強化していくための方策と留意点を幅広く論ぜよ。

  2. 河川、砂防、海岸に関する諸データを適切かつ継続的に取得、整理、活用するための課題を述べるとともに、その解決方策について幅広く述べよ。


(Bグループ)

  1. 現在までの多自然型川づくりが抱える課題を分析し、今後の多自然型川づくりの推進方策について幅広く論ぜよ。

  2. 内水対策の内容として備えるべき事項について、内水域での対応を含め、ソフト・ハード両面から幅広く述べよ。

  3. ダムの位置と形式を選定する際に必要な調査項目を列挙するとともに、各ダム形式の構造的特徴を考慮した技術的判断を行う際の留意点について論ぜよ。

  4. ある重力式コンクリートダム(堤高50m、堤頂長300m、堤体積20万m3)のコンクリート打設工期をできるだけ短くすることが至上命題であるとき、打設工期は概ね何日となるか。推定根拠・あなたの工夫を含めて解答せよ。

  5. 地すべりで一般的に用いられる対策工法について概説し、それぞれの工法を計画・設計する際に検討・留意すべき点を述べよ。

  6. 土砂災害による被害を効率的に抑制するためには、構造物による対策のみならず、いわゆるソフト対策の展開も重要と考えられる。土砂災害の特質を述べた上で、講ずべきソフト対策の技術的課題を論ぜよ。

  7. 我が国の海岸の現状をふまえ、今後の海岸保全の方向について論ぜよ。

  8. 砂浜が有する機能を列挙するとともに、あなたの経験をふまえ、それらを維持管理する方策について論ぜよ。

港湾および空港
  次の8設問から1設問を選んで解答せよ。(解答設問番号を明記すること。)

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  1. 国際海上コンテナターミナルの貨物需要予測または施設計画に関する,重要な技術的課題と対応策について述べよ。

  2. 大規模地震に備えた係留施設または津波,高潮,長周期波による被害を防止軽減するための外郭施設の計画,設計または施工に関する,重要な技術的課題と対応策について述べよ。

  3. 航路を横断する臨港交通施設の計画,設計または施工に関する,重要な技術的課題と対応策について述べよ。

  4. 空港の航空旅客または貨物の需要予測に関する,重要な技術的課題と対応策について述べよ。

  5. 海上または丘陵地に建設する空港の用地造成の計画,設計または施工に関する,重要な技術的課題と対応策について述べよ。

  6. 滑走路,誘導路,あたはエプロンの舗装の設計,施工または維持管理に関する,重要な技術的課題と対応策について述べよ。

  7. 港湾または空港における良好な環境の保全,再生または創出に関する,重要な技術的課題と対応策について述べよ。

  8. 港湾または空港における既存ストックの有効利用またはアセットマネジメントに関する,重要な技術的課題と対応策について述べよ。

電力土木
  次の2問題について解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ3枚以内にまとめよ。)

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  1. 次の2設問のうち1設問を選んで解答せよ。
    1. 地球温暖化問題に対して実効性のある対策が望まれる中で、今後の電力事業のあり方及び電力土木技術者の役割について、あなたの意見を述べよ。
    2. 電力設備を自然災害から守り、社会の安全を確保するために必要となる自然災害対策と危機管理のあり方について、あなたの意見を述べよ。

  2. 次の8設問のうち1設問を選んで解答せよ。
    1. 大規模地下空洞施設を1つ挙げ、その調査・設計・施工における土木技術上の要点について述べよ。
    2. 火力または原子力発電所の港湾施設を計画・設計する際の、土木技術上の要点について述べよ。
    3. 送変電施設を1つ挙げ、計画・設計・施工におおける土木技術上の要点について述べよ。
    4. 電力土木構造物の地震時の安定性評価方法について、最近の動向と技術的課題を述べよ。
    5. 発電所の建設または運転により、自然環境に影響を及ぼすことが懸念される事例を1つ挙げ、環境対策の現状と今後の課題について述べよ。
    6. 電力施設の建設・運転において発生する副産物を1つ挙げ、その副産物の有効利用の現状と今後の方向性について述べよ。
    7. 電力土木構造物を1つ挙げ、劣化診断技術の現状と点検・補修に関する今後の課題について述べよ。
    8. 「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法」(RPS法)の対象となる新エネルギーを1つ挙げ、その開発意義と調査・設計における土木技術上の要点について述べよ。

道路
  次の6問題のうち2問題を選んで解答せよ。ただし、1はすべての受験者が解答し、残る1問題を2以下から選ぶこと。(緑色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ3枚以内にまとめよ。)

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  1. 道路の果たすべき役割を踏まえつつ、安全で安心な社会の実現に向け、道路分野において取り組むべき方策のうち、あなたが特に重要と考える方策を2つ挙げ、それぞれについて(1)重要と考えた理由、(2)方策の具体的内容と課題、(3)課題解決の方向性について述べよ。

  2. バリアフリー化の現在の取り組みを述べるとともに、ユニバーサルデザインの観点から、道路分野におけるバリアフリー化の課題と解決策について、あなたの意見を述べよ。

  3. わが国の都市部における道路交通の現状と交通需要マネージメントについて述べるとともに、交通需要マネージメントの手法を2つ挙げ、それぞれに対する、(1)手法の具体的内容と期待される効果、(2)現状の課題と解決の方向性について述べよ。

  4. 道路の線形設計を行うにあたり留意すべき事項を
      (1)設計の原則
      (2)平面線形
      (3)縦断線形
      (4)平面線形と縦断線形の組み合わせ
    の各項目について述べよ。


  5. 軟弱地盤上における盛土の設計・施工時の検討内容と留意点を述べるとともに、対策工法を2つ挙げてその特徴と効果を述べよ。

  6. 舗装の性能規定化の意義を述べるとともに、車道及び側帯の舗装が有すべき性能についてその具体的な指標を3つ挙げ、それぞれの評価方法を説明せよ。また、舗装の性能規定化に向けた課題について、あなたの意見を述べよ。

鉄道
 次の12問題のうちAグループから1問題と,Bグループから1問題の合計2問題について解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し,問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し,それぞれ3枚以内にまとめよ。)

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  1. (Aグループ)

    1. 都市部における鉄道ネットワークの更なる利便性向上について,あなたの意見を述べよ。

    2. 鉄道と道路の交差部である踏切が社会的に大きな課題となる中で,「開かずの踏切」対策を含め,改善策について,あなたの意見を述べよ。

    3. 営業線に関連して,鉄道工事に従事する人の資格制度のあり方について,あなたの意見を述べよ。


    (Bグループ)

    1. 都心と空港を連絡する鉄道の空港アクセスルートを整備する場合に,考慮すべき事項について述べよ。

    2. 既存の鉄道駅におけるバリアフリー化の課題と対策について述べよ。

    3. 鉄道構造物の耐震性能を向上させるため,設計・施工上留意すべき事項について述べよ。

    4. 鉄道駅の自由通路・橋上化の設計・施工上考慮すべき事項について述べよ。

    5. 鉄道におけるコンクリート構造物の維持管理の観点から,設計・施工・保守の各段階において,留意すべき事項について述べよ。
    6. 急傾斜地の落石対策について述べよ。

    7. レールの管理方法及び延命対策を含めた保守上の留意点について述べよ。
    8. 鉄道輸送の高速化が進む中で,乗り心地の観点から軌道の動揺対策について述べよ。

    9. 軌道における保守管理上の問題点と対策について述べよ。

トンネル
 次の10問題のうち2問題を選んで解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ3枚以内にまとめよ。)

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  1. 山岳トンネルに関する以下の3設問について答えよ。
    (1) グラウンドアーチについて説明せよ。
    (2) フォアバイリングについて説明せよ。
    (3) 下の図を答案用紙に描き写し、切り羽の位置とトンネル周辺地山挙動の一般的な関係を図に描き入れて図を完成させよ(作図はフリーハンドでよい)。


  2. 山岳トンネルで断層破砕帯が予想される場合に,一般的に行われる調査について述べ,さらに施工時に断層によって発生する可能性のある現象のうち,施工にとって最も重要と思われるものを3つ上げ,それぞれに対して対策を述べよ。

  3. 既設トンネルの下方に近接交差して山岳トンネルを施工する際,考慮すべき事項とその対策について,地山条件が土砂および硬岩の場合に分けて述べよ。

  4. 山岳工法において,トンネル内で発生する粉じんに対する対策について述べよ

  5. 道路トンネルにおいて火災が発生した場合,非常用施設・換気施設・照明施設の運用に関し,道路利用者,道路管理者および消防・警察がとるべき対応について,自動制御も含めて述べよ。

  6. シールドトンネルの防水対策について,設計・施工上の留意点を述べよ。

  7. 都市部において泥水式シールドトンネルを建設する計画がある。土質条件および位置関係は下図(複式図)に示すとおりである。これらの条件を踏まえて,次の2設問に答えよ。
    (1)近接家屋の影響を考慮して,シールドトンネル建設に伴う地盤変位を抑制するために,補助工法を除く通常の掘進管理で,@シールド切羽前沈下または隆起(密閉型のため先行沈下は除く),Aシールド通過時沈下または隆起,Bテールボイド沈下または隆起,Cそれ以後の沈下,のそれぞれについて,シールド建設中に施すべき対策を記述せよ。
    (2)下図の土質条件で行われるセグメントの設計条件において,@土水の取扱いについての一般的な考え方,A側方土圧係数の一般的な考え方および数値,B地盤反力係数の一般的な考え方および数値(単位も記述),のそれぞれについて記述せよ。


  8. セグメントの基本的な継手構造には,ボルト継手構造,ヒンジ継手構造,ピン挿入型継手構造,くさび継手構造,ほぞ継手構造があるが,これらの中から3つを選び,その構造の概要及び設計・施工上の留意点を述べよ。

  9. 都市部において開削工事を行う場合の環境保全対策について,施工上の留意点を述べよ。

  10. 下図(摸式図)に示すとおり,都市部において幅鯖する既設埋設管(水道管,電力管)や既設構造物(地下鉄)の中で,開削する計画がある。これらの条件を踏まえて,次の2設問に答えよ。
    (1)土留め壁と交差する水道管および電力管の既設埋設管について,既設埋設管所有者との協議の中で,土留め壁設置時に考えられる対策を2つ上げ,それぞれの内容についてコスト面の評価も含めて記述せよ。
    (2)施工範回に近接する地下鉄構造物所有者との協議の中で,地下鉄構造物に及ぼすと思われる影響について,施工前から床付けに至るまでに検討すべき内容を記述せよ。


施工計画、施工設備および積算
  次の15問題のうち2問題を選んで解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ3枚以内にまとめよ。)

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  1. コンクリートの施工時における養生の目的を簡潔に述べ、その具体的な方法について概説せよ。さらに寒中コンクリートの施工において、養生以外も含めて施工計画上留意する点を述べよ。

  2. 建設発生土をリサイクルする意義について概説し、発生土の有効利用を図る上での課題を3点挙げ、それぞれの対応策について論ぜよ。

  3. 建設工事における第三者災害の種類について3つ挙げ、それぞれの防止対策を概説し、そのうち1例について、第三者災害発生時から工事再開までの対応に関する留意点について述べよ。

  4. 開削工法の土留め壁選定にあたり考慮すべき事項について述べたうえで、土留め壁の種類を3つ挙げ特徴を述べよ。また、そのうち1つについて施工計画上の留意点を述べよ。

  5. 市街地の視線電化鉄道と立体交差する2車線の道路橋(支間長40m程度のPC桁)を架設するにあたり、適した工法を2つ挙げてそれぞれの特徴を述べよ。また、そのうちの1つの工法について施工計画上留意すべき点を述べよ。

  6. 場所打ち杭の特徴を概説し、その代表的な工法を2つ以上挙げよ。また、そのうちの1つについて施工計画上の留意点を述べよ。

  7. 軟弱粘性土地盤上にケーソン式混成提を建設する際の地盤改良工法を2つ挙げ、それぞれの特徴を説明せよ。また、そのうち1つの工法について施工計画上の留意点を述べよ。

  8. 盛土上の複線電化鉄道に並行する既設道路(鉄道施工基面から約4m下)を現在の鉄道の線形を変えずに鉄道側に拡幅する場合の施工方法を説明し、事前調査項目と施工計画上の留意点を述べよ。なお、拡幅後の道路構造物の縁端は、近い側の鉄道の軌道中心から約3mの位置にあるものとする。

  9. 道路切土のり面が崩壊し、交通障害が発生した。これに対し、応急調査の実施、被災度の判定及び崩壊の規模の大小に対応した応急復旧対策工の選定をするうえでの留意点を述べよ。

  10. 面状(レア)工法を用いるコンクリートダム工事において、ダムコンクリート運搬計画を策定する際の留意点及び運搬設備に必要とされる機能について述べよ。次に、同工法におけるダムコンクリート運搬方式から代表的な方式を3つ挙げ、それぞれの特徴をまとめよ。

  11. NATMで計画された断面積60u程度以上のトンネル工事における粉じん対策について、施工計画上の留意点を述べよ。

  12. シールド掘進に伴い発生する地盤変位について概説するとともに、これに関する掘進管理上の留意点を述べよ。

  13. 以下の3つのテーマについて重要と考えられる技術項目をそれぞれ1つ挙げ、その技術の概要と課題について述べよ。
    @構造物の耐震性向上
    A建設リサイクル(建設発生土をのぞく)

    B構造物の維持点検・補修

  14. 国は公共工事の総合評価落札方式の拡大を進めているが、その背景について2つ以上挙げよ。また、総合評価落札方式の導入にあたり、留意する点を3つ挙げよ。

  15. 工事施工中に行う原価管理のうち、調達(発注)管理、支払管理及び収支管理についてそれぞれ概説し、各管理の中で実行予算がはたす役割について具体的に述べよ。

建設環境
  次の11問題のうち、A及びB両グループから各1問題、合計2問題を選んで解答せよ。(緑色の答案用紙を使用し、問題ごとに用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ3枚以内にまとめよ。)

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(Aグループ)

  1. 環境影響評価法にもとづく環境影響評価制度について、(1)第一種事業と第二種事業の考え方、(2)環境影響評価を実施する場合の手順と内容について、それぞれ説明せよ。また、より良い環境影響評価を行うためにはどのようなことが重要か、あなたの考えを述べよ。

  2. 「循環型社会」が目指すべき姿について述べるとともに、建設分野の果たすべき役割と課題について論ぜよ。

(Bグループ)

  1. 道路緑化が持つ機能について、4つ挙げ簡単に説明するとともに、緑化樹種の選定にあたって留意すべき事項を具体的に論ぜよ。

  2. 平成16年に、都市緑地保全法(改正後の法律名称:都市緑地法)及び都市公園法が改正されたが、改正された項目を2点挙げて、それぞれの項目の改正の趣旨・内容を述べよ。さらに、それを踏まえて、都市における公園緑地の確保方策についてあなたの意見を述べよ。

  3. ヒートアイランド現象とその原因について述べ、都市計画の観点からヒートアイランド現象を緩和する対策を3つ挙げ、具体的に述べよ。

  4. 地球環境面から見た鉄道の優位性に関して、エネルギー消費量またはCO2排出量の観点から他の交通機関と比較するとともに、その理由について論ぜよ。また、沿線に対する環境保全面に関して鉄道が与えるマイナスの影響を3つ挙げ、それらについて概説せよ。

  5. 海岸・沿岸域において自然環境の保全・再生に係る事業が実施されているが、それらの事業の意義について論ぜよ。また、その事業を実施する場合、計画段階及び実施段階のそれぞれの段階において留意すべき事項は何か、あなたの意見を述べよ。

  6. 我が国の電気事業が直面する環境問題のうち、1)地球規模の環境問題と、2)地球環境問題の中から、それぞれ1つ挙げて現状の問題点を説明するとともに、それぞれの問題点を踏まえ電気事業が取り組むべき対策と、将来の展望について、あなたの意見を述べよ。

  7. 平成2年に始まった多自然型川づくりの現状と課題を述べるとともに、それらを踏まえこれからの川づくりをいかに進めていくべきかあなたの考えを述べよ。

  8. 近年のわが国における公共用水域の水質の現況を述べるとともに、公共用水域の水質保全対策(負荷低減対策)として実施されている排水規制並びに生活排水対策について説明せよ。

  9. 最近の建設副産物のリサイクルの現状及び課題について概説し、あなたが特に重要と考える建設副産物の有効利用のための対策を3つ挙げて論ぜよ。