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その他の筆記対策 [1095] 天馬:2003/03/19(Wed) 17:26:29
技術者は、一般的に文章力や漢字の能力が低いと考えます。私は、筆記の誤字を減らすために漢字検定2級を受験し、その結果、誤字を2つ減らすことができました。文章力向上のための方策、その他のための方策を取られた方、いらっしゃいましたらお教えてください。 |
APEC >
私は部下の文章力向上が悩みの種です。報文・論文を書いた経験や、論理的展開のなされている文章をどれだけ読んでいるか(その読書を通してそのような文章構成を身に付けているか)によって、はっきりと差がついています。
私が部下に対して指導・アドバイスしているのは、科学的な論理構成になっている文章(測定・分析→整理→比較検討・展開)をできるだけ多く読むということです。ブルーバックスとかカッパノベルスとか、自然科学的、あるいは社会科学的題材についての本がたくさんある、ああいったものです。これは論理的文章展開だけでなく、考察力向上にも役立つと思います。また、試験対策としては、文章はとにかく読みやすく、漢字の誤字・脱字は減点対象になるので注意、長文は文章力のある人以外は避けたほうがよい、などを指導しています。 (2003/03/19(Wed) 17:51:03)
雑魚 >
ワープロを使っていると漢字を忘れてしまいます。そのため、自分専用の漢字辞典を作りました。それは大きな字で書き、間違いやすい箇所のみ蛍光ペンでなぞってあります。文章は、試験勉強のスタート時に、高校入試用の中学国文法のまとめを勉強しました。今でも文章に迷ったときこれを勉強しています。 (2003/03/19(Wed) 20:51:16)
三連星 >
私は、「てにをは」はそれなりに気をつけますが、誤字脱字には無頓着です。というのは、「てにをは」を間違うと意味が180度ひっくり返り何が言いたいのか不明になることがありますが、誤字脱字でそこまでいくことはまずない(数字の桁間違いなどは別として。)ため、減点されてもたいしたことがないだろうと思っているから。
例えば、「今日は事情があって…」を、「情事が…」と間違えたとしても、元文は想像できるから問題ないでしょう? でも、事情というのは具体的には情事のことだった、とバレるのは問題、かな?
ちなみに、「三連星」を「三星連」と言っても何も問題ありません。昭和の初め頃は、そういう言い方をしていました、囲碁用語に限るけど。 (2003/03/19(Wed) 23:48:10)
川国人 >
直接関係はないですが、テクリス登録の業務概要を書くと、「良い文章はなにか」を考えますね。限られた文章量で、自分が行った業務を表現することの難しさ。 (2003/03/20(Thu) 01:02:09)
やっぱり頑張りすぎ >
「何かの拍子で目が覚めてしまったらもう寝られない齢」になりつつある結果の早朝投稿です。
自画自賛なことを書きますが、私は若い頃、職場で文章に厳しい上司から「お前は文書が上手い(でも、根拠がない)」と誉められた(?)ことがあります。これは恐らく学生時代に「小説」が好きで、年に70〜80冊読んでいたことが理由ではないかと考えています。フィクション、ノンフィクション、私小説、SF、どんなジャンルにおいてもプロの作家の方は、「本のテーマ」等とは別に、本から目を離させない、本を続けて読ませるための「戦略」(章立てや順番などの全体構成、表現、さりげない一文など)を考えられています。これがひいては「文体」など呼ばれるのでしょうが。
脱線しかけました。つまり活字に多く触れて、プロの文体を盗む(というか、自然に身につける)こと、結果これが自分の文体(スタイル)となり、「書くことを苦にしなくなる(書く前に構成、表現が浮かぶ)」方法だと思います。ただし時間はかかりますね。そして当然、読んで面白くない本は長続きしませんから、自分の好きなジャンル、作家、文体から入る、何でも良いから出来るだけ「プロの文章家」による「文章」に触れることが有効ではないかな。時には「心に残る一冊」に出逢えるかもしれません。
話は変わりますが、3〜4日掲示板を覗かないと折角の話題、有効な議論に「ついて」ゆけませんね。スレが立ったらあっと言う間に議論が進んで参加できずに・・。今更ながら皆さんの幅広い知識、高い見識には感心しています。 (2003/03/20(Thu) 07:24:13)
天馬 >
やはり日頃の積み重ねですか。劇的な方法を期待したのですが。 (2003/03/20(Thu) 08:48:00)
kick >
これも劇的な方法では無いですが…
日常業務での文章作成や、二次試験の回答案作成には、ワープロではなく、テキストエディタを使うことをお勧めします。ワープロでは、一行当たりの字数が自動で調節されるため、字数に対する意識が薄くなりがちです。テキストエディタを、字数を固定し、禁則処理を解除して使うと、文章の始末が少しは上達するのではないかと思います。(ワープロでも設定次第では同様の使い方ができますが、設定項目が多すぎて、よく分からないのです。汗) (2003/03/20(Thu) 09:29:09)
ピカソ >
私は結論を先に書くことと、文章をとにかく短くすることに注意しています。結論を先に書くと、多少脱線しても、読み手は楽についていけます。あと、読み手の立場にたって「何がいいたいの?それは何?」と自分に問いかけ、それに答えるように、文章構成や内容を組み立てます。以前よりは文章がへただとは言われなくなってきました。 (2003/03/20(Thu) 12:24:44)
らいん >
小説や随筆などと技術論文は違うと思います。自分もよく本を読みますが、指導してくださっている技術士に「冗長で回りくどい。小説とか好きなのか?」と言われました。技術論文は簡潔で曖昧さのない文章である必要があると思います。技術論文の書き方の本もたくさんあるので、そちらを参考にした方がよいです。 (2003/03/20(Thu) 20:46:32)
marc >
主語〜述語の関係や、接続的なことば(従って、〜から、〜より、〜のために)、あいまいなことば(〜等)、課題、問題点、対策といった単語が本当に適切かどうかよく考えるように注意しています。また、推敲を重ねたつもりの文章も、あとから読み返すと恥ずかしくなるような文章になっていることもよくあります。時間をおいて読み返すというのも有効かもしれません。家族や社外の友人など、専門外の人に読んでもらって、わかりやすい文章かどうかチェックしてもらったという話も聞いたことがあります。 (2003/03/21(Fri) 13:35:03)
Bb >
確かに、自分が過去に作成した報告書を読むと、顔が炸裂する事があります。幼稚な文章であったり、自身に酔った文章であったり、marcさんがおっしゃる通り、これが一番有効かも知れません。ただ、間をおく必要があるので、即効性はないかも知れませんが。 (2003/03/21(Fri) 13:44:40)
APEC >
二次試験解答は、問われていること、つまりどんな業務か、どんな問題点があったか、それにどう対処したか、今の視点でどう思うか、ということに対して、簡潔明瞭かつ論理的に答えるものです。
これに対して業務報告書は、業務の結果をいかに正確に伝えるか、技術判断や推定がある場合は、いかにその根拠を明示するかということが目的になりますし、技術報文や学術論文は、事例紹介・問題提起・自説展開などは、正確な紹介・問題点の説明・読み手の説得などが目的です。従って当然書き方は変わってきます。
技術報文・学術論文は、じっくり時間をかけて読まれます。議論・反論に耐えられるだけの根拠なども提示しておかねばなりません。さらに学術論文になれば、「先に提唱した者勝ち」の世界でもあるので、まだデータが不十分であっても、あえて言及しておいたりします(その反論がくれば、そこで反証的なデータを見ることもできるため、自分の研究が進むというテクニックでもあります)。
二次試験記述解答は、採点が短時間の通読であること、それゆえに論理展開の流れがよいとか、読みやすいといった点のウェートが高くなると思います。「○○だから、△△であるにもかかわらず、××と判断される」などと回りくどい文章は書かず、「○○だから××」とか、「××。根拠は○○」程度にして、「要点だけを手短に」が大原則になります。
よく言われるのが箇条書きですが、何でも箇条書きにすればいいというものでもないので、難しいですね。基本的には並列的なもの(考えられる原因とか、対策工法とか)以外には使わないほうがいいようです。ただ、私は時々論理展開を箇条書きにしたりします。たとえば、(1)○○である。(2)一方、△△である。(3)しかし、(2)は■■と考えられる。(4)よって、××である。というようにして、論理展開をブツ切りにしたほうが読みやすい時があるのです。
また、私は図表の効果に注目しています。コンパクトにまとめられた図は大変多くの情報をすっきりと詰め込むことができます。現場状況などは、注釈・説明などを多めに入れた図を使うと、本文がずいぶんすっきりします。
結局、これらのテクニックをうまく使い分けられる力があるかどうかが一番大事だと思います。これは、やはり多くの技術報文・業務報告書・科学新書などを読むことで、どのように表現したら読み手が理解しやすいかを体で覚えるのが一番だと思います。
技術報文の基本ルールが守られてない文が目に付くようになりましたね。「及び」「又」「出来る」などはひらがなにするのが技術報文の基本ルールだと思うのですが、漢字のものが多いですね。ワープロですとどうしても漢字が多くなりますが。また、表タイトルは上・図タイトルは下というのも基本ルールですが、これすら守られていないものも目に付きます。そういったことは会社などでしっかり教育すべきだと思います。・・・・えらそうなことを書いている本人がこんな長文を書いていてはダメですね。汗顔汗顔。 (2003/03/21(Fri) 14:41:06)
けー >
図表タイトル位置や漢字の使い方はAPECさんの仰るとおりと理解していますが、実際には専門分野どころか、クライアント毎に「流儀」がある場合が多く、転職を経験していないプロパーの方はそれが「世間一般のルール」であると勘違いしている例をよく見かけます。それを確認する意味でも何らかの書籍は目を通しておいた方がいいかもしれません。 (2003/03/21(Fri) 23:17:59)
ほんとですか? >
図表タイトルの位置はAPECさんが言っているので間違いないと思っていましたが。土木だけのルールなのかなあ?確か土木学会の論文の書き方かなんかにそう書いてありませんでしたっけ?(記憶があやふや 間違っていたらすみません) (2003/03/21(Fri) 23:50:44)
APEC >
図表タイトル位置は、私もずっとそれがルールだと思っていたのですが、違うのかな?土木は無論ですが、地盤工学会も地質学会もそうだったと思うのですが・・・・。図表の番号のふりかたや章立ての仕方は学会ごとにいろいろありますが、図表タイトル位置もばらつきがあるとは知りませんでした。図タイトルを上に書くとか、表を下に書くとかいうルールがある例をご存知でしたら、ぜひ教えてください。
なお、漢字についてはけーさんのおっしゃるように、技術論文の書き方に関する書籍があるので、目を通しておくといいと思います。漢字の多い文章はとかく読みにくいものです。「及び」「又」「出来る」はまだましで、「先ず」「検討して見る」なんてさすがにちょっと・・・・と思います。 (2003/03/22(Sat) 00:03:26)
社会科学者 >
図表タイトル位置は、APECさんが言われた「表タイトルは上・図タイトルは下」というのが、理系全般に見られるメジャーなルールだと思います。ただし、上か下かどちらかに統一するやり方もあったと思います(具体的にどこにあったのかは思い出せませんが)。
個人的には、上か下かどちらかに統一した方がいいと思います。まず、編集しやすいとか見やすいといった理由があります。それに加えて、図と表の境界があいまいな場合もあるからです。たとえば、表の各セルに図が入っている場合、これはギリギリ表に分類されると思いますが、表に対して吹き出しで注釈を入れる場合や、表のイメージを重ねて表示する場合などが悩むケースです。
ですから、タイトルの位置というよりも、そもそも図と表を区別する必要はないのではないでしょうか?というのが個人的意見ですが、いかがでしょうか? (2003/03/22(Sat) 09:27:36)
ガン >
社会科学者さんに同感です。私の会社もAPECさんと同じ表示方法で統一していますが、よくよく考えると図と表を分ける意味はあまり、というより全くないような気がします(意味があれば教えて下さい)。
最近読んだ技術報告書は、図も表も関係なく「図」として統一し、左上にタイトル表示していました。多少違和感がありましたが、これで何ら問題はないように思います。その方が番号の表示ミスも少なくなるような気がします。学会等での「図と表の区別に関する決まり」のようなものをご存じの方がいらっしゃれば教えて下さい。 (2003/03/22(Sat) 17:24:17)
APEC >
私は大学で「表は表として、つまり列・行として意味づけされたもの」と教わりました。
工法比較表などは断面図・平面図など図も入りますが、列と行で整理されています。たとえば、工法比較表で「抑止杭工法」の列の、「施工費用」の行にある数字は、「抑止杭工法の施工費用」を示すという約束事があります。こういうのが表である、ということです。したがって、フローチャートは文字しかなくとも図ですし、工程表は列(月日)と行(工種)で整理されているので表、ということになります。もっとも、この中間的なものもいっぱいありますけどね。 (2003/03/22(Sat) 17:48:08)
DAI >
「新しい国語表記ハンドブック(第4版)」(三省堂)に日本語の基本的な記載方法・事例が載っています。自分の日本語の再点検に役立ちます。 (2003/03/22(Sat) 21:47:39)
悟郎 >
私は、「日本語の作文技術」本多勝一著で、解かり易い文章が書けるようになりました。是非ご一読下さい。ブックオフでも売られています。 (2003/03/22(Sat) 21:55:48)
やっぱり頑張りすぎ >
技術論文に関するレスとは思わず、一般的に言われるところの「文章力」について「自説」を書き込んでいました。何だか私の投稿だけ浮いている感じで・・すいませんでした。
ただ私の思いとしては、技術論文、報告書だけにとどまらず、場面場面に応じて、例えば、挨拶、お礼、お詫び、お悔やみ等の「文章(手紙)」でも「受け取った相手に響くような」「気の利いた文章」が「サラッと書ける」ようになりたいとは思っています。これは、技術者というよりは社会人としてです。その為には、やはり「色んな活字に触れ」「日本語(或いは日本語的表現)を体得する」ことが不可欠だという気がします。これが「箸を使うように(箸を使うのに考え込む人はいないですよね)」できればなあと思います。
こうしたことがサラッとできる人は、報告書や会議資料を作っても、あるいは友達の結婚式の「しおり」を作っても、「気の利いた」「いいもの」を作るような感じがしていますし・・。つまり「構成力」「豊富な語彙」そして「人の目や感覚を客観的に感じ取れる感覚(センス)」の裏側には「磨かれた感性」と「経験(情報量)」とでも言いますか・・。こうした能力は、もはや「文章力」にとどまらず、「編集能力」「プロデュース能力」と言えるのかもしれません。
と言う私はというと「まだまだ修行中」で、こうして時々トレーニングも兼ねて、ここに参加させてもらっている訳で、今回もあえて「技術論文の書き方/ルール」からは「かけ離れた」ことを書かせていただきました。
そういえば、H14年度/第1次試験/適性の問題中にも叙情的(文学的?)な問題文がありましたね(確か穴埋め問題でした)。「問題としての表現の是非」などは別として、あれはなかなかの名文と思いませんか?ああした表現を論文で使うことは、正に「論外」なんでしょうか? (2003/03/23(Sun) 00:20:13)
DAI >
吉川英治著「宮本武蔵」を読め!これが、わが師からの推薦です。簡潔にして、明瞭−−−これが理由です。 (2003/03/23(Sun) 18:09:52)
Shima >
実は私の愛読書も昔宮本武蔵でした。大山倍達、知っていますよね。空手ばか一代の。彼の座右の書でした。言われるとおり、名文です。しかし文より物語で涙が出ましたね。昔は。
今考えてみると、技術士の受験が間違いなく文章の修行でしたね。今でも、たいした文章はかけませんが、先輩の添削を受けるたび、なるほどと思いました。私も今、部下の論文を査読して、「同じ表現を繰り返さないように、指摘したり、贅肉を削る」、やはり、人に読んでもらうことは勉強になります。 (2003/03/23(Sun) 20:57:47)
青い炎 >
叙情的(文学的?)な表現を論文で使うことに賛成です。
学会発表や技術士答案論文などは完全な理系文章を用いるようにしていますが、かねてより業務報告書に客観性よりも主観的な思いを書き綴る努力をしています。文章も理系らしくなく、「簡潔で明瞭」よりは「読んでいる人を引き込みたい」という考えがベースにあります。業務報告書に客観性よりは主観が入ることに否定的な人が多いとは思いますが、私の理想は推理小説のような業務報告書です。
ところでフォントや字体にこだわっている人っていますか?私はこのくだらないことにかなりの時間をさいて研究しました。その結果、業務報告書の本文のフォントは11、字体はMS明朝、英数は必ず半角を使用してCenturyを用いています。ただし、Centuryは表中だと、少しうっとうしいのでMSP明朝の半角を用いています。章の題名はフォント14でゴシック太字です。節はフォント12でやはりゴシック太字を用いています。まだ、SI単位がはなやかでなかったころは、リットルはMTExtraを使うようにしていました。
業務報告書は正直あまり読む人は少ないだろうと思われますので、ただのせんずりですが、くだらないことまで徹底的にこだわって報告書を仕上げたいと思います。社会人1年目の頃、調査地案内図(S=1:25,000)に虫めがねの絵を入れて、その中にS=1:1,000の拡大地図を入れて、社内検査で怒られたことがあります。 (2003/04/03(Thu) 21:32:23)
APEC >
青い炎さん、虫眼鏡の絵は面白いですね。私はそういうのは好きです。ただ、叙情的表現、あるいは主観的思いを綴ることは、リスクを感じます。報告書の本来の目的、すなわち調査設計検討の結果を正確に誤解なく伝えること、多少専門に明るくない発注者側担当者が読んでもきちんと理解できること、事業計画の動機や工法選定などの経過を一切知らない新任者が見てもそういったことがきちんと把握できること、そういったことができて、はじめて叙情的表現や主観的表現が、それも前記のようなことを損ねないという大前提で許されると思います(そうでなければ、国民の血税を私事に使ってしまうことになります)。それができる人のみに許されることでしょうね。
こういうこと、すなわち正確に伝えることとわかりやすくすること、あるいは魅力あるレポートにすることは、しばしばトレードオフになります。基本は、文章にするときは正確に、話すときは魅力的に、ということだと思います。文章は、後日、フォロー(わかりにくいところ、誤解しやすいところを口頭などで注意すること)ができない状況で読まれることがあるからです。逆に、話すときはポイントをいかに相手に納得・理解させるかですから、ボディアクションも含めて表現力の勝負になります。これは一面、筆記試験と口頭試験の関係でもありますね。 (2003/04/03(Thu) 23:32:08)
みけ >
岩波新書のベストセラー,日本語学習帳。目からうろこが落ちる本です。 (2003/04/03(Thu) 23:35:39)
やっぱり頑張りすぎ >
賛同は得られないかもしれませんが、私は「書き言葉」にしろ「話し言葉」にしろ、ひいては業務報告書にしても、対象となる者に対し「サービス精神」を抱くことが大切だと考えています。もっと言えば「あらゆるテクニックを使って理解(注目)させてやるのだ」という「貪欲さ」「戦略」とでもいいますか・・。
APECさんの仰ることも、もっともだと思います。が、視点を換えると発注者(私はこのケースがほとんどです)が求めているのは、APECさんや青い炎さんのような「高度(専門的)な判断能力」を有している技術者の「主観」だったりします。もちろん、根拠となる情報(経験)はセットとなりますが。また、門外漢への説明だからこそ(「適切」であることを前提にして!)レトリック、身近な事例での「言い換え」なども、時には必要かとも思います。勿論、私物(論文)と供用物(受注報告書)は別次元で考える必要がありますね。
ところで、私は青い炎さんの報告書は読んでみたいです。虫眼鏡は「吹き出し」の代わりですか?虫眼鏡で示してあるだけで「ああ、拡大したのだな」と判りますけどね。そして推理小説みたいな報告書って、色んな臭い奴(この場合「疑わしき原因」)が出て、ヒントが隠されていて、点が線につながって、謎解きがあって、最後に犯人が判る訳ですね。ただし、最後の最後に「どんでん返し」だけは・・ご勘弁を! (2003/04/04(Fri) 00:27:25)
APEC >
なるほど、「主観」というのはそういう意味ですか。たとえば私の主観を聞きたいとおっしゃったとき、それは私の意見というか、技術者としてどんな感じがするか(データを並べてマニュアル通りに判断するのではなく、少ないデータから感覚的にどう思うか)ということを指しておられるのではありませんか?青い炎さんのおっしゃる「主観」もそういうこと、つまり自分が技術者として感覚的に捉えていることなども積極的に書こうということですか?
だとすると、「主観」と「客観」の定義づけが必要な感じになってきましたね。私の場合、それは「主観」とは少しイメージが違うのです。主観とは個別的な心理学的自我のことであり、どんなに感覚的なものであろうと科学的判断をしている限りは「客観」であるというように、自分の「定義づけ」をしているもので・・・・。もし、前述のように技術者としての個人的意見、データから導かれる結論以上のもの、あるいは少ないデータから感覚的に推定されるものを述べることを「主観」と言っておられるのなら、データから必然的に導かれる結論などの「報告事項」ときちんと区別した上で、そういった「主観」を述べることは賛成です。
ただ、それを口頭で述べるのではなく報告書に残す場合は、自分という技術者を全く知らない人がずっと将来に見るかもしれないということから、誤解・早とちりが絶対に生じないよう、細心の注意を払うと思います。 (2003/04/04(Fri) 08:34:00)
悟空 >
私も青い炎さんのこだわりがとても気に入っています。そういうの、いいですねぇ。ただ、技術士試験の経験論文は予め準備をし、推敲に推敲を重ねることができるので本人も納得できる「作品」が出来上がると思いますが、問題は午後の試験で、ほとんど考える間もなく「論文形式」の文書を仕上げなければならないところにあると思います。問題というより難しさ、と言ったほうがよいでしょうか?
でも、良くしたもので、技術士の受験準備をしていると、いつのまにか文章力が上がるようです。小生、経験論文の一つはその場で考えて書いて合格してしまいました。当然事前の推敲などはありません。これには自分自身非常に驚いています。やはり「技術士合格」という目的意識をもって作文の練習をする、ということが、おのずと自分自身の文章力を上げるもととなったのかな?と勝手に理解しています。
ただワープロばかり使っていると、やっぱり漢字は書けなくなりますね。これは意識して書くように努力する以外ありません。そのために一番良い薬になるのは「まめに手紙を書くこと」だと思っています。 (2003/04/04(Fri) 08:58:55)
やっぱり頑張りすぎ >
確かに、私が言う「主観」の意味が曖昧ですね。というより、わたしが「主観」という言葉を誤って使っているようです。私が「主観」としてイメージしてしまったのは、一朝一夕では得られない豊富な経験・体験(私は、これも専門能力と考えています)から得、さらにこれにより独自に構築された「(特殊)知識」から導かれる「知見」でした。これも個人的な経験とはいえ、「事実(客観)の積み上げ→知識化(理論化)」がベースになっているわけで「主観」ではありませんね。そして確かに「知識化」のプロセスを経ていない単なる「主観」(これはこれで重要だと思っていますが)、これを「報告書」に残す場合は慎重にすべきですね。(ただ私はオフレコで「経験者として、個人的にどう思われていますか?」と聴くことは多くあります。その方が担当の方も雄弁になり面白い話が聞けます。「どこそこの時は・・」なんて、不謹慎ですがよっぽど有益な情報が得られて私も勉強になります。)
話は変わりますが、ちょっと「私の思い」を言わせていただくと、例えば地質の推定で「ボーリング」を用いた場合、結果は「点」でのデータでしかなく、この「点構造」を「面構造」あるいはもっと「立体構造」として「推理」しなければなりませんよね。結局解答は掘ってみなければ得られないわけで、どんなにがんばっても「推測」の域は出ないのですが、そこの推理ゲーム(不謹慎ですか?)、この犯人当ての精度を高めるには「どれだけ場数を踏んだか」「過去、何本柱状図を見てきたか」といった「経験」も相当重要な気がします。もっと言えば、こうした経験によって得られた「カン」といいますか・・。特に「地質コンター」などはそう思います。
乱暴な言い方をしますが、発注者は結局「答え」を求めており、そのために経験も含めた「総合力」を求め、精度を求めていると思います。(若い方がイカンと思っているのではなく、机上でなく現場で、そして自分の目で見ること、手で触ることが大切ですよねと思っているだけです。)
相当、テーマから離れてしまい、更には釈迦に説法状態ですが、この掲示板での議論を見ていると「経験知識」が軽視されていく流れにあるようですね。ちょっと危機感を感じています。また経験知識さえも「データベース」化されて、汎用化されていくのでしょうが、これも「ちょっとどうかな」なんて感じています。
実際に手で触り、耳で聴いた情報が電子化されるなんて・・。そうした情報(経験)の本質は個人にしか「身に付かない」と思います。技術屋の存在意義はその「身に付いた情報」と、これを「知識化」する能力にあると思いますし、情報だけが一人歩きするのは逆に危険だと思うのですが・・。
最後に、文章力向上のスレに対するレスとしては皮肉なこと(まとまりのない文章)になり、全く恥ずかしい限りです。 (2003/04/05(Sat) 17:21:37)
APEC >
科学者や研究者として大切な資質の1つに、「カン」または「感性」があると私は思っています。そういうものがないと、新たな発見はないものです。そして、似たような資質は経験豊かな技術者にも備わってきます。やっぱり頑張りすぎさんがおっしゃるのは、こういうことではないかな?と思いますが、いかがでしょう。
技術者にとってもこういうカンや感性は必要だと私は思っていますが、注意しなければならないのは、以下のようなことだと思います。
(1) 技術者の場合、その仕事の結果がそのまま土木構造物などの形で供用される。→間違いのないモノを作らねばならない。軽はずみは世の中に有害。それこそ5つの管理でしっかりと。
(2) カン・感性だと思っていても、実は基礎知識の土台のない、狭い範囲の経験だけに頼っているため、デジャビュのように「思い込み」に陥っているだけということがある。→発注者もこういう状態に陥った技術者を見抜く力量が必要。
話はそれますが、「地質断面図」には、2つの書き方があります。
(3) ボーリング箇所(柱状図)を起点にして、周囲へ推定を伸ばしていくやり方。
(4) 平野部に限定した話ですが、ボーリング地点を含む平野を「堆積盆」として捉え、そこが土砂により埋積されていく過程を考え、その中でボーリング地点の位置づけを推定するやり方。
後者はちょっと変わっていますが、地質学(堆積学)的考察です。たとえば、平野を貫流する河川を考え、河川縦断方向には地質構成があまり変化せず、横断方向にはめまぐるしく変化するだろう、という堆積学的一般知識から、効率の高いボーリング計画を立案したりできます。
こういう技術(感性?)は、他の同業技術者に対する差別化の武器になります。やっぱり頑張りすぎさんのおっしゃる「汎用化」、技術の平準化の中で、差別化(要は、「目立とう」ということ)をはかろうとすれば、こういった資質も必要になってくるのではないかと思います。 (2003/04/06(Sun) 00:19:35)
やっぱり頑張りすぎ >
折角(私にとって)いい話を聞かせて戴いたので、最後にちょっと書かせて下さい。
納得(1):私が拘った「感性(カン)」は、例えばプロ棋士が何千通りもある応手を全て読まずとも、感性で「最善手」を選びとるような感じ(将棋の世界では、未だコンピューターが人間に勝てませんね)。そして、アマチュアがこれを真似たら痛い目に遭います。ではプロとアマチュアの違いは?私も技術者として飯を喰うならば再度「プロの自覚」を!
納得(2):調査のやり方の一つ。結果(柱状図)を予測した上での、効率的な最善手段を(ボーリング位置は先見的、俯瞰的視点で!)。
ボーリングの位置決めも、フーチング前面、背面、或いは上流端、下流端、こうした視点を踏まえた上でのケースバイケースなのですね。いずれも、「あたりまえのこと」なのでしょうが、APECさんのおかげで私も再確認させていただきました。 (2003/04/06(Sun) 23:20:11)
地質屋A >
私は、大学で地質を専攻し、土質基礎ばかりの会社に入りましたが、大学で学んだことが生かせずに、ずっとひけめを感じていました。そういう私に、APECさんのボーリング計画の話は、目から鱗でした。そういうやり方なら、私の得意分野を生かせそうに思います。大変に興奮して、思わずレスしました。ありがとうございました。 (2003/04/06(Sun) 23:30:56)
APEC >
地質(特に堆積学や構造発達史)をやってきた者の視点というのは、しっかりした土質工学の基礎の上にたって活用すれば、非常に有効だと思っています。ですから、大学で学んだことを生かそうと焦らず、土質工学をみっちりやられて、その上で地質学専攻ならではの「味付け」をしたらいいと思います。そうすることで、自分をアピールできると思います。がんばってください。 (2003/04/12(Sat) 01:58:53)