技術士二次試験の業務経歴と選択科目 [1117] 桃次郎 :2003/04/02(Wed) 00:17:20
私は、ある地方自治体の公務員(31歳)ですが、これまで農林土木系の部署(5年)と道路建設系の部署(4年)での業務経験があります。昨年、初めて受験 した一次試験に建設部門で合格し、今年、建設部門で二次試験を受験しようと思っていますが、業務経歴票を記入するにあたり、業務経歴は自分が今回、 受験しようとする部門・選択科目についての業務経験を極力記入したほうがよいのでしょうか?それとも、まんべんなく記入しても口答試験時など問題はない でしょうか?もう一点ですが、受験する選択科目を「道路」にするか「施工計画、施工設備及び積算」にするか思案しています。立場的に自分で計画・設計・ 積算して発注した工事を、自分が発注者側の担当者として施工管理しているので、どちらに重点をおいて受験しようかと迷っています。行政に携わる者として、まずは範囲の広い「施工〜」の方で受験しようかとも考えているのですが・・・。皆さんはどう思われますでしょうか。よろしくお願いします。
APEC >
業務経歴ですが、選択科目関連の経歴を多めにされた方がいいと思います。これは、受験資格のためではなく、口頭試験で「専門分野の経験が少ないんじゃないの」といった厳しい質問を回避するためです。
ただ、専門分野以前に補助的業務・単純業務を入れないようにすることのほうが大切です。こういった業務は「高度な専門的応用技術力」とはみなされないので、口頭試験まで行って「この部分は経歴から差し引く」と言われてしまった例もあるようです。
選択科目は、経験論文の書き易い方(ネタがあるほう)がいいと思います。道路に限定すると4年の経験の中にいいネタがあるかどうかですね。ところで、ご自分で計画・設計・積算されたとのことですが、道路設計などは委託に出されるのじゃないのですか? (2003/04/02(Wed) 08:17:06)
桃次郎 >
私の担当業務の道路工事は、道路に隣接している個人さんの土地を寄付していただいて、その境界に構造物を築いて道路の拡幅・整備を行ったりしていますが、金額的にも1,000万円程度の工事ということで委託には出さず、自分で現地の測量から行っています。(実際は委託に出す予算が少ないので、相当な金額にならないと委託に出せないのですが・・・)
正直、皆さんのように大規模な工事の経験は数えるほどしかありません。ですが、その経験の中で苦労したことを記述しようかと考えています。
受験する以上、合格するのが目標ですが、目的は公務員としての自分に実力をつけることなので、じっくり勉強しようと思っています。 (2003/04/02(Wed) 21:59:22)
合格するために >
実際、自分で直接、担当していなくても、桃次郎さんの自治体の比較的大規模な工事で経験論文を作成することをお勧めします。試験官受けする工事、工種はあるものです。
私は今年、施工計画を苦節7年間の末、取得しましたが、最初の5年は実際、自分が施工を担当した現場について論文を書いていたのですが、しょせん技術士試験官の受けの良い、斬新な工事というものは少ないものです。
経歴、経験論文の多少の粉飾、テクニックは必要かと思われます。受験する以上、合格するのが目標であるのならば、身近にいる技術士の方とかに経験論文をみてもらうとか通信添削を受講する方策はあります。通信添削は割高ですが、いろいろと添削されることにより、何を、どのように、表現すれば合格点に達するかはわかってくるものです。
そういう感覚が二次試験前に出来たならばしめたものです。私は最後の2年間、それぞれ違うところの通信添削を受講しました。教育訓練給付金の補助(補助率も変更になるらしいです。未確認情報です)で8割、受講料は戻ってきます。桃次郎 さん、公務員ですよね。教育訓練給付金の制度、適用にならないかもしれませんので、あしからず。(2003/04/03(Thu) 07:08:57)
ガン >
自分で担当していない業務を書くのはまずいでしょう。やはり担当した業務から選択するべきです。あとは文章テクニックで試験官が読みたくなるような論文に仕上げることです。また、テーマは創意工夫があるかないかが問題で、規模は関係ないでしょう。 (2003/04/03(Thu) 07:54:26)
APEC >
ガンさんに同感です。私が応用理学部門に合格した時の経験論文は、受注額95万円の随意契約物件でした。技術士試験で求められている創意工夫は、金額や規模が大きいからできるというものではないと思います。知識と応用力・経験でもって、小さな工夫を積み重ねたことなどを、上手にアピールすれば十分合格できると思います。
実際の1業務ではインパクトが弱い場合、複数の業務をまとめてしまうとか、「いいとこどり」をするとかいったことはやってもいいかなと思いますが、あくまでも自分でやった(あるいは自分が関与した)業務からにすべきだと思います。
倫理上もそうですが、口頭試験で大変な目にあう可能性があるし、そのことを気に病んでしんどくなりますよ。 (2003/04/03(Thu) 08:48:46)
なるモン >
私もガンさん、APECさんと同様意見です。桃次郎さんの場合、まだ、9年と比較的経験が浅いので、できるだけ多くの業務に携わっていることをアピールした方がよいと思います。内容は願書のスペースが許す限り最大限具体的に記述し、その中でご自分が最も主体的に深く携わった業務を経験論文に取り上げればよいと思います。
公務員というお立場では部署が替わり複数の分野に渡ることは当然のことですから、あまり神経質になる必要はないかと思います。農業土木、道路建設、施工管理はそれぞれに共通する要素もあるでしょうから、その点を工夫し、多くの業務経験の中で一貫した共通テーマを (2003/04/03(Thu) 09:08:53)
合格するために >
建設部門の施工計画、道路の合格者の論文を何10例、読んだことがありますが、小規模工事はありませんでした。やはり規模、知名度があった方が有利かと思います。小規模工事、自分が本当に担当して、工夫し、学会等で発表したものがあればよいのですが・・・
どうしても日常的な現場の題材ではインパクトの弱い、工事報告書になってしまいます。口答試験においても面接官よりの挑発、あらさがしを受けるというマニュアックな試験です。文章化されている技術士目的等にのっとった論文を書いてもまず合格は無理だと思います。 (2003/04/03(Thu) 13:21:42)
桃次郎 >
皆さん、アドバイスどうもありがとうございます。そうですね、私の担当した業務でインパクトのある工事と言えば、3年前の道路橋の耐震補強工事(工事費約1億円)と、昨年の道路橋のコンクリート剥落防止工事(工事費約6千万円)くらいですかね・・・。
あとの担当業務は比較的規模の小さい道路改良工事などですね。「施工〜」で受験しようとすると、その2例を記述しようかと思うのですが、「道路」での受験だと、先の工事はどちらも道路橋ではあるものの、「道路」という部門での記述にはそぐわないと思うので、小規模の工事についての記述しかないかなと思っています。
小規模な工事の経験のほうが圧倒的に多いのですが、試験官にはやはり先に挙げたような工事のほうが受けがいいのでしょうか。 (2003/04/03(Thu) 20:07:09)
APEC >
桃次郎さん、そのような例ですと、道路ではなく鋼構造コンクリートではないですか?もしくは施工管理。そういった例でも、道路改良の例でもいいので、何か、マニュアル通りではないもの(脱マニュアルで取り組んだか、マニュアル通りにはいかずに知恵を絞らねばならなかった、あるいはちょっと「本道から外れた」ことをしてみたとか)はないでしょうか。そういうものが経験論文の元ネタになります。
あとは、面白そうな方面にどんどん膨らましていけばいいのです。工事費が1億か10億でもマニュアル通りの施工なら、500万の工事で創意・工夫した施工に劣ります。 (2003/04/03(Thu) 23:37:36)
なるモン >
私は、どちらかと言えば土木肌では無く、道路・施工計画も専門ではないのであつかましいのですが、対象業務は必ずしも規模によるものでないと思うのですが。小規模でもその工事の重要性、ぶちあたった問題・課題解決の考え方・工夫した手段とその結果の分析などが、技術者としての応用性や先見性が問われるのではないでしょうか。
そういうのは必然的に大規模の事業になるのでしょうが、あまり規模にこだわっていると平凡な解答になりがちで、たとえ筆記でパスしたとしても口答試験で見透かされてしまうような気もします。すみません、専門外の人間がわかったようなことを述べまして、ご容赦下さい。 (2003/04/03(Thu) 23:49:39)
合格するために >
施工計画の経験論文で大切な箇所は技術的課題と対応策です。対応策としては、
@ 特許のような高度な解決策
A 既存の工法を比較し最適工法の選択(通常、これが一番解答で多い)
B 実証実験 等があります。
答案作成の準備としては、
@ 可能なら発注者の採用した工法の検討書(コンサルで実施)
A 施工時の種々の検討書
最新の技術情報、これらを基に骨格を定め、準備するのが良いと思います。
施工計画のH.14二次筆記合格者617人中、口答面接合格者は600人でした。317人中、317人の年度もありました。桃次郎さんは、一次試験を合格されているのなら、建設一般記述、専門記述はクリアすることは可能かと思われます。施工計画の二次試験について言うなら経験論文の完成が、かなりのウエートをしめることは間違いありません。
論文が完成したら、身近な技術士や添削等でチェックしてもらうことが必要です。私の場合は直前にある技術士から、二つのうち一つの経験論文を他のテーマに変更した方が良いといわれ、添削では文を減らして図、表で説明したほうが良いと言われまた。その時の助言、修正は全ては聞きませんでしたが・・・。
論文の採点基準はあいまいですが、自分の中で基準が作れれば合格につながるのではないでしょうか。技術士本来の試験の目的からかけ離れて、合格するためにテクニック化しているのは、悲しいかな、現実だと思います。 (2003/04/04(Fri) 11:40:24)
合格するために >
厚生労働省の出先機関として補助金の支給の業務をしているのはハローワーク(昔風にいうと職業安定所)です。支給用件紹介業務というのがあり、支給を受けようとする人が条件を満たしているかどうか、受講しようとする通信講座が支給対象になるかどうかを確認することができます。公務員だから支給されないのではとか、補助率が変更になるのではないかとか、未確認情報を伝えたことをお詫びします。現住所の最寄りのハローワークでの確認をおすすめします。 (2003/04/06(Sun) 06:08:21)
エッグ >
まず建設部門のどの専門で受けるのか決めてしまいましょう。これはご本人の意思でしか決められません。ご自身のビジョン(夢?)に合致した専門を受験されたらいかがですか?経歴は選択する専門に合わせて記載することが必要です。
たとえば道路部門で受けるとして積算業務を経歴で入れるのであれば「環境に配慮した道路改良工事の積算指導」というように関連付けることが重要です。専門に関連性がないものは経歴として認めていただけません。
また、経歴欄は8割程度を埋めておくほうが良いでしょう。ガンバッテクダサイ。あと、工事の大小は関係ないと思います。問題なのは工事金額ではなく、創意工夫や技術力です。
(2003/04/06(Sun) 11:47:37)
合格するために >
環境に配慮した道路改良工事の積算指導・・というのは興味をひかれます。そういう今までになかった経歴が論文のテーマに結びつけばいいんですね。ビオトープだとかミティゲーション技術だとかはいいかもしれません。 (2003/04/06(Sun) 14:28:07)
APEC >
ミティゲーション技術はいいですね。ネタとしてかなり使えると思います。ビオトープは一旦、出尽くした感もあるので、ビオトープですと言うだけじゃ苦しいので、ひとひねりほしいところです。いずれにせよ、「現時点の水準から見た反省点・将来展望」のところが、読み応えのあるものにできそうですね(あまり直近の題材だとかえって書きにくいけれど)。 (2003/04/06(Sun) 17:32:00)
DAI >
あなたに,時間がありますか?まず,経験論文を書く。それに合致した視点で,経歴書を書く。口頭試問まで見通すと,これがベストです。あなたの職場内or知り合いの技術士に,あなたの経歴書と経験論文を見てもらってください。至急,身近な技術士に相談してください。1次をパスされていること。新制度では,20歳台での取得を奨励するようなので,年齢的にも大丈夫です。行政マンの場合,道路なら「計画」関係での取得者を多く知っています。 (2003/04/06(Sun) 20:07:14)
合格するために >
通信講座の費用について、教育訓練給付金の制度の変更の追加情報です。やはり5月から開講される講座の補助率が変更になるのは間違いないようです。現行補助率8割が、4割に、上限補助金額30万円が20万円に変更されるようです。受講希望の方は今月中がお得かもしれませんね。 (2003/04/07(Mon) 09:59:10)
はっかい >
合格するためにさんの「自分が直接担当していなくても大規模な工事を経験論文と書くべき」との意見には、驚きました。あなたは取得した技術士を返上するべきでしょう。技術データに平気でウソが言えるようようになったら、エンジニアとはいえないと思います。 (2003/04/08(Tue) 23:05:29)
桃次郎 >
皆さん、いろいろなご意見をいただき、本当にありがとうございます。考えた結果、「道路」での受験にしようと思います。業務経歴の下書きも出来ました。今までの経験で、やれるところまでやってみようと思います。自分で言うのもなんですが、まだ若輩者(?)なので、今年が駄目でもじっくり勉強して、技術士になれるようがんばっていきたいと思います。最近の日経コンストラクションにもあったように、発注者の技術力、とりわけ地方自治体の職員の技術力は民間の方々と比較して低いと自覚しているので、こういった試験を通じて技術力の向上を目指したいと思います。ちなみに公務員のため、教育訓練給付金の補助は受けられないようです。 (2003/04/08(Tue) 23:55:59)
合格するために >
はっかいさんに御質問します。あなたはなんの専門のエンジニアですか。あなたは経験論文の内容を自分の担当した工事等で、また、その本当の技術データのみで書かれたのでしょうか。それだと工事報告書程度の論文だったはずです。それとも華々しい経歴、技術開発、斬新な工事等をお持ちなのでしょうか。
口答試験で聞かれて、ボロが出るという話が出ていますが・・・。試験官も、確かに、受験者の本当の経験だけで、論文を作成しているとは思っていないはずです。だから、そうい箇所を質問してきます。自信のない箇所については、自分なりの理論武装は必要です。
実際のコンサル業務においても過去の実績、工事例から導き出す手法はあるはずです。はっかいさんの言っていること自体が理想を追っているウソではないでしょうか。(2003/04/09(Wed) 06:36:32)
ん〜 >
気持ちははっかいさんに賛成。現実は、はっかいさんと合格さんの中間が多いかも。合格さん,そこまで言い切るのは確かにエンジニアとして疑問を感じてしまいますよ。私はうそいつわりなく書いて落ちた・・・。でもうそを書かなくても書き方しだいでなんとかなると思っている。 (2003/04/09(Wed) 11:33:09)
ドラコン >
私も「道路」で技術士を取得しましたが、うそ偽りの無い経験論文を書いたつもりです。中小のコンサルに勤務していますので、そんなに大それた業務なんてありません。土工の設計で地元や用地の関係で苦労したことや、調査不足(土質等の)で定数の決定に苦労したことなどを、いかに自分で考えて解決したか・・ということに重点を置いて書きました。
最終的には、自分でも報告書の域を出ていないなあと思いましたが、ちゃんと合格できましたよ。口答試験のときは経験論文については、ほとんど質問もありませんでした。
桃次郎さんも自分のやってきたことに自信を持って素直にそしてまじめに書かれれば良いと思います。がんばってください。 (2003/04/09(Wed) 12:43:21)
あき >
ん〜さんのおっしゃる通り。たとえ小さな工事でも、仕様書通りにはいかない。何らかの問題点があり、工夫をして解決したはず。それが技術士に望まれる「高等の専門的応用能力」でしょう。 (2003/04/09(Wed) 17:23:21)
土佐の陶芸家 >
桃次郎さんは地方公務員とのことです。余計なおせっかいかもしれませんがあえて一言申し上げます。業務規模の大小、発注者、コンサル、元請け、下請けの別、有名無名、は関係ないと思います。
肝心なのは自分の立場でどんな工夫を重ねて業務を完成させたかということではないでしょうか?発注者の立場から再構成なさったらいかがですか?
APECさんが言われるようにマニュアルではこうだが、今回はマニュアルでは対応できなかった理由、その時、取った対応策に工夫を凝らし、現時点での改良余地で脚色することではないでしょうか。過ぎたるは及ばざるが如しで何事も自分の立場を生かして特徴を出してください。健闘を祈ります。 (2003/04/09(Wed) 17:42:06)
ん〜 >
逆に言うと,マニュアルどおりにやったにしても,マニュアルどおりにやっても良い,という判断があったはず。その辺の判断をどのようにしてやったか?という切り口もありですかね? (2003/04/09(Wed) 19:05:00)
DAI >
発注者,特に公務員の利点は,企画(予算付け)から計画・設計・地元交渉・積算・施工管理・利用者からの評価・維持管理まで,事業を一連の流れとして捉えていることです。
それを,技術者の視点で書けばいいのです。あれも,これもでなく,訴えることを絞ってください。総花(自己満足)でなく,一輪挿しの美しさ(試験官がわかりよい)です。
楽しんでください。合格すれば,また違った世界が見えてきます。私の知っている技術士は,みなさん,紳士・淑女です。 (2003/04/09(Wed) 20:12:40)
合格するために >
多少、極論を申しましたが、・・・・自分の立場で論文を作成する・・・ということに賛成します。 (2003/04/12(Sat) 08:13:10)