技術者の傷 [1448]  くたくた:2003/11/11(Tue) 22:13:12

 

私は12年間コンサルタント会社で勤務していますが、これまで、重大なミスをしました。構造上耐震性能を有しない施設を設計し、建設されてしまいました。会検はまだです。心配でなりません。皆さんこのような経験はありませんか?

 

てくてく >

総監試験の問題の話をしています? (2003/11/11(Tue) 22:34:16)

 

ぱぱ >

鋼コンの技術士のぱぱといいます。

構造上耐震性能を有しない施設とはどのようなどのような構造ですか?たとえばラーメン構造なのに接合部をすべてピンで設計してしまったというような解析上保有水平耐力がまったくない構造物を設計してしまったのか、あるいは保有性能がクライテリアに著しく足りないような設計をしてしまったのか、そのあたりを差し支えなければ聞かせていただけませんでしょうか。 (2003/11/11(Tue) 23:52:16)

 

くたくた >

精神衛生上の都合から、くわしくは話せません。杭反力と底盤鉄筋、杭配置など、地盤は液状化します。突出杭です。 (2003/11/12(Wed) 00:03:42)

 

ari >

まず心配することは、会検じゃないのでは? (2003/11/12(Wed) 00:40:28)

 

けー >

私もやりました。露見して平謝りで済んだ程度ではありますが、きっちり信用は失い、正直、まだ立ち直れていません。「技術者の傷」というタイトルは本心というか、心の奥底から出た今の気持ちそのものを表す言葉だろうなと思います。

適性問題とか総監を考慮した話は置いておきます。このまま、くたくたさんがしらばっくれたとします。うまくいけば誰も気づかないし地震も起こらない。だとしても「心配でなりません」という追いつめられた毎日で、いずれ精神の方が先に参ってしまうと思います。これはこれで立ち直りに相当時間がかかりますよ。

申告したとして現在の立場は何らかの形で失うことになるでしょう。それでも「ミスはしたが、その後の対応は技術者として恥じることが無かった」というプライドと健康な心身があれば、その後の立ち直りを随分助けてくれるのではないか、と今考えてみればそう思います。

こういう時、誰よりも自分自身が自分を責め、追いつめてしまいます。誰よりも自分自身が最後まで許してくれません。責任は取らなくてはなりませんが必要以上に自身を追いつめないよう御自愛下さい。まだ30代、なんとでもなる(んじゃないかな、と私は思っています)。 (2003/11/12(Wed) 01:17:09)

 

経験者1 >

まず、上司・会社に報告しましょう。ミスはあなた1人の問題ではなく、上司・会社のミスでもあるのです。技術者として、まず、「会検」のことが頭に浮かぶことが問題です。会計検査でミスが見つかり指名停止となるか、今から対策を行うかは会社の判断です。個人的なことは「けー」さんの意見を参考に。 (2003/11/12(Wed) 09:22:27)

 

未経験者1 >

未経験者が言うのも気がひけますが、技術者倫理という立場ではまずどうすべきなのか。 (2003/11/12(Wed) 09:33:13)

 

未経験者1 >

次に、発注者、施工業者および自社への影響はどうなるのか。そして、見つかるまでほっといた場合、利用者はどうなるかなどを考えてみてはどうでしょうか。最近は、知っていながらの「不作為」は犯罪に成りかねないようです。人事の話ですみません。 (2003/11/12(Wed) 09:37:39)

 

パラペット >

お気持ちとてもよくわかります。会検のことが浮かぶのは、私は当然だと思いますよ。それだけ会検を意識しなければならないということですよね。構造物設計者としては。ただ私も上司や会社に相談、そして発注者に報告するべきと思いますよ。技術者倫理というよりか、会検検査で指摘されるよりは、ずっとマシだからです。

設計業務のミスは100%はなくならないと思います。それをいかに予防、防止するか、そして、それでもミスしてしまったときに、「最善の策」を考えることが重要だと思います。

くたくたさん、技術屋としても人間としてもこのような厳しい経験がいつかきっと役にたつときがあると思いますよ。ストレスを上手に発散しながら、乗り切りましょう。 (2003/11/12(Wed) 09:48:08)

 

ゼネコンZ >

気休めにもならないかも知れませんが、施工側の技術者がそのことに気づいて設計変更されているかもしれません。建設コンサルの方々が中心のサイトのようですからひとこと云わせてください。

施工サイドの技術者もこのような誤設計に振り回されてきています。よって、受注後に再度設計条件などの確認を行うなどの「危機管理」が行われているケースも少なくありません。施工サイドも捨てたものでもありませんよ。 (2003/11/12(Wed) 10:24:08)

 

五択 >

くたくたさん、私もミスをして施工されてしまったことが2回あります。ミス自体は相当たくさんありますが、ゼネコンZさんのような施工者さんに助けられる事例も多いです。

ミス発見後に自分を支えた信念は、まず「このことで人命に損傷を与える可能性があるか」次に「このことで構造物の性能は本当に低下するか」でした。ほかの事を考える余裕がありませんでいた。詳細は記述できませんが、1件は結局補修工事を実施し、もう1件は数値はある設計基準を満たさないが基準制定の背景を踏まえて詳細に検討を加えると安全であることが示せました。どちらも精神的にはぎりぎりの日々を送りましたが、今でも私は技術者として生きております。これは上司や会社の全面的な理解を得られたことが大きかったと思います。

参考にはなりませんが、くたくたさんの上司も含め、皆、やっています。きっと乗り切れると思います。 (2003/11/12(Wed) 10:57:02)

 

ぱぱ >

なんとなく、理解できました。つまり、まったく耐震性能を有しないというよりも、ある条件下で、必要とするクライテリアを満足できない可能性があるというところでしょうか?

私もとりあえず、経験者1さんの言うように上司に相談されるのが一番良いと思います。耐震性を有しないと自分で思い込んでいるだけで、実は安全率がかなり低くなっただけだということも考えられます。

例えば、液状化により地盤反力が下がり、突出杭への入力応力が設計で想定しているよりも大きくなる可能性があるというような状態であれば、周辺の表層地盤を地盤改良することで100%とは言いませんが多少のリスク回避ができるのではないかと考えます。当然施工費はかかりますが、建物規模によっては施工者にもまだ経済的に余力がある場合も考えられます。施工者も当然設計ミスが原因とはいえ建物が壊れることは望んでいないと思うので、技術者としての誠意を尽くせば対応してくれるかもしれません。

ミスは仕方ないと思いますが、発生したリスクを最小限に押さえる努力をすることも技術士としての重要な資質のひとつだと思います。一人で悩んでいても解決できないこともあると思うので、ある程度腹をくくって前向きに問題解決にとりくんではいかがでしょうか。 (2003/11/12(Wed) 12:41:58)

 

設計屋のプライド >

くたくたさんこんにちは! 私もコンサルですが、入社8年目にしてそういう経験をしました。とにかく心配で夜眠れなくなり、ひどい寝汗をかき夜中に下着を5回交換したことがあります。結局病院にお世話になってしまったのですが、それでも会社に行き、上司にいろいろ相談しました。上司の方もこういった経験をされている方は意外と多いことに気づきました。土木はおくが深いです。

ある構造計算では持たなくても別の観点から見れば問題ないという答えになることもあります。そういうときの勉強は一生役に立つと思います。それと、重大な失敗をすることにより、今後の業務に対する注意深さは相当アップしました。それでもヒューマン・エラーは発生するものだと思います。

今、くたくたさんに求められていることは、今の問題に対してどのように向かい合っていくかだと思います。私の経験から行きますと逃げるとくせになります。逃げないで真っ向勝負してみてください。そして、家では仕事以外のことを考え(趣味をされてもいいと思います)リラックスすることをお勧めします。体と精神を壊さないように、だけど、この厳しい状況をぜひ試練だと思って乗り切ってください。応援しております。ちなみに私は良い答えを見つけ、会検をクリアしました。 (2003/11/12(Wed) 13:02:29)

 

雑草 >

間違えは人間である以上、誰にもあります。今はミスについて悩むよりも、耐震性能不足を補う方法を検討することです。どのような施設を設計したのか分かりませんが、補強する方法があるはずです。最も有利な補強工法を見出すことが重要です。

その次に、ミスが生じた原因を見出すこと。次に、ミスを未然に防止するシステムを会社全体の問題として作り上げることが重要です。ミスは設計者一人の問題に帰すべきではありません。悩むのは、その後です。しかし、いつまでも悩まず、時間あるいは期間を決めて悩んでください。いつまでも悩むのは、時間と精力の無駄です。どうかご自愛ください。

私もミスに悩んだ経験が、恥ずかしながらたくさんあります。時間を決めて悩むということが重要です。後はカラッとすることです。悩みから生まれた考えにはロクなものがありません。ご自愛を。 (2003/11/12(Wed) 17:25:36)

 

中年トラ >

私も以前、大きなミスをしたことがあります。変更が生じたのに、古い資料のまま設計していまい、現地でモノが出来てから不具合が発覚し、大問題になりました。相当期間悩み、他人のなぐさめも耳に入らず、なかなか立ち直れませんでしたが、最後は時間が解決してくれました。ちなみに、自社の工場建設の設計だったので、始末書と厳重注意で済みました。 (2003/11/14(Fri) 10:52:14)