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コンシステンシー指数がゼロということは、液性限界WLと含水比Wnが等しいということである。 土の間隙比eは、土粒子間の間隙の体積を、土粒子の体積で除したものである。したがって、e>1となることもある。 簡便法円弧すべり計算において、有効応力法では一般的に間隙水圧を見込むことはない。 杭の支持力計算を行う場合、杭先端の支持力とともに、杭周面に働く摩擦力も加算する必要がある。 段階盛土は、盛土を何回かに分けて少しずつ築造するもので、各段階の盛土荷重による圧密強度増加に期待し、徐々に土の強度を上げながら盛土を築造する方法である。
次の記述の中で正しいものはどれか
Terzaghiの静力公式は、計算要素として土の内部摩擦角φが入っておらず、φの値には無関係である。 粘性土地盤上に盛土を行う場合、土の塑性変形を抑えるため、できるだけ短期間で盛土を行うことが望ましい。 液性限界と塑性限界の比を塑性指数という。 砂質土のせん断強度を測定したい場合には、UU法による三軸圧縮試験が適している。 土の圧密特性を表す特性値の1つに圧縮指数がある。これは、荷重〜間隙比の関係曲線の傾きのことで、荷重増分あたりの間隙比の減少量、すなわち沈下量を表しており、圧縮指数が大きい土は、荷重増加に対する沈下が大きいいうことができる。なお、荷重は対数軸で表す。
次の記述の中で正しいものはどれか
粘性土でも固結していなければ非排水せん断力は、粘着力cuは0で内部摩擦角φuにより決定される。 場所打ち杭工法とは、コンクリート杭もしくは鋼管杭を現地で直接打ち込む方法であり、迅速低価格ながら騒音・振動が多大であるという欠点がある。 液状化とは、緩い砂質土などにおいて、振動に伴う上向き慣性力が砂粒子の重量を上回り、地盤が液体状になる現象で、大きな地震が起こったときに見られる。 軟弱地盤上に盛土を構築すると、圧密沈下が発生する。この予測沈下量をSとしよう。沈下を生じると盛土高さが規定高さより低くなるので、沈下が終息した時にちょうど規定盛土高さになるように、あらかじめ高めに盛土を構築する方法があるが、これをサーチャージ工法と呼ぶ。一方、それよりさらに高く盛土を築造して沈下を促進し、予測沈下量Sに達した時点で余分な盛土荷重を取り除くという工法もある。これをプレロード工法という。 ドレーンは、粘性土のような排水性の悪い土の圧密排水を促すことで、沈下と圧密強度増加を促進する工法である。従って、載荷盛土と併用することで効果を増すことができる。
次の記述の中で誤っているものはどれか
液状化が生じるかどうかを予測するために有効な試験として、繰り返し三軸試験がある。一方、簡便に予測する方法として、粒度特性とN値を用いる方法がある。このとき、粒度特性の中で重要視されるのは、細粒分の含有率である。 標準貫入試験によって得られる「N値」は、土の締まり具合・硬軟を判定する指標として広く用いられている。しかし、N値の低い領域の精度は良いが、N値の高い領域の精度はあまり良くなく、信頼性に欠けるので、高いN値を土質特性の換算等に用いるのは適当でない。 一軸圧縮試験は、シルトなど低塑性の細粒土には不向きである。 土の一次圧密において、圧力P<圧密降伏応力pcである領域を「過圧密領域」、P>pcである領域を「正規圧密領域」という。 土の含水比を徐々に上げていくと、土は半固体状態から塑性状態、さらに液性状態へと変化していく。半固体状態から塑性状態へ変化する時の含水比を塑性限界、塑性状態から液性状態へ変化する時の含水比を液性限界という。
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