60分テスト基礎科目(2) 060928

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問 1 次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) CAEとは、CADによる設計に従って行う加工作業を、コンピュータによって支援するものである。
(2) 廃棄物を排出する事業者には、事業活動によって生じた産業廃棄物を、自らの責任において処理しなければならない。この考え方は、汚染者負担の原則(Polluter-Pays Principle ; PPP)とよばれる。
(3) PL法は、製品購入者が製品の欠陥により身体的、財産的な損失を受けた場合に、その生産者にその損失を補償する義務を負わせることを定めた法律である。
(4) トレードオフとは、たとえばある製品の品質を高めるように設計すると、生産コストがかさんでしまうといったような関係をいう。
(5) 知的所有権には、著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権などがあるが、コンピュータソフトは、著作権の中で取り扱われる。
問 2 ある病気の検査Aは、信頼性が95%である。この検査で「異常あり」と診断された場合、精密な検査Bを受けることになっており、この信頼性は99%である。
その病気の罹患率が0.1%であり、1年間に50,000人がこの検査を受けるものとすれば、罹患していないのに「罹患している」と誤診されるのは何人程度になると推定されるか。
(1) 10人
(2) 15人
(3) 20人
(4) 25人
(5) 30人
問 3 次の記述について、正しいもの・誤っているものの組み合わせはどれか。

(A) 少子高齢化の中で、高齢者にとって住みよいまちづくりが提唱されているが、今から20年ほど前、すでにロナルド・メイス氏は、高齢者や障害者はもとより、年齢・性別・国籍などに左右されず誰でも快適に利用できる製品・建物・都市などの設計理念である「バリアフリー」を提唱した。

(B) IT技術の発達により、CALSと呼ばれるシステムが活用されるようになった。これは、コンピュータ上で図面等を作成し、これを電子媒体に収めて成果物とするためのシステムである。

(C) 建設リサイクル法により、建設工事において排出されたコンクリート・木材などの建設廃材について、その分別解体等および再資源化等が義務付けられたが、すべての建設工事がその対象となるわけではない。
(1) ×××
(2) ○××
(3) ○○×
(4) ○×○
(5) ××○
問 4 製造物責任法に関する以下の記述の中で、誤っているものを選べ。
(1) 利用者が製造物の欠陥によって傷害をおったり、あるいは安全に関わるような品質上の不具合があった場合に、メーカーがこの責任を負わねばならない。
(2) 製造物責任法において、消費者がメーカーの責任を問おうとする時、製品に欠陥が存在し、それによって損害をこうむったことの2点についてのみ証明すればよいこととされている。
(3) この法律の対象となる製品には、未加工農林畜水産物や電気、ソフトウェアといったものは該当しない。
(4) 製品の欠陥によって、人の生命・身体に被害をもたらした時だけでなく、その製品以外の財産が損害をこうむった時もこの法律の適用対象となる。
(5) この法律は、国内販売された製品を海外で使用して不具合が発生した場合には適用されない。
問 5 ビール・焼酎・日本酒の中でどの酒が好きか、100人に複数回答可で聞いたところ、好きな酒の中にビールを含めた人が58人おり、2つ以上が好きと答えた人が30人いた。また、日本酒は好きだがビールは好きな酒に選ばなかった人が13人、日本酒だけが好きと答えた人が10人であった。ビールだけが好きと答えた人は何人か。
(1) 7人
(2) 8人
(3) 9人
(4) 10人
(5) 11人
問 6 16進数は、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,Fの16個の数値を表す文字を組み合わせて表記される。
ここで、Aは10進数の10、Bは同じく11、Cは同じく12、Dは同じく13、Eは同じく14、Fは同じく15に相当する。
16進数の1Aを2進数で表記したものは次の中のどれか。
(1) 10010
(2) 10110
(3) 11010
(4) 11110
(5) 11111
問 7 インターネットでホームページ等を閲覧するために定められた約束事がいくつかあるが、これに関する次の記述のうち、誤っているものを選べ。
(1) ホームページに使用されるのは、HTMLと呼ばれる特殊なテキストデータである。
(2) 画像や音声などテキストデータ以外のデータは、そのデータ形式に対応した閲覧ソフト等を用いなければ、閲覧することができない。
(3) オペレーションシステムがWindowsであるパソコンで作成したホームページは、マッキントッシュパソコンで閲覧することはできない。
(4) 半角カタカナ文字は使わないほうがよい。
(5) 文字フォントやサイズなどの情報は、タグ情報と呼ばれるテキストデータで文章中に埋め込まれている。
問 8 レジスタに正の整数値aを入れ、左に4ビットシフトしてから、aを引く。この結果、レジスタの数値はaの何倍の値となるか、次の中から選べ。
ただし、レジスタ内で数値は2進数として扱われ、上記の操作中であふれは生じないものとする。(H16過去問をアレンジ)
(1) 4
(2) 5
(3) 15
(4) 31
(5) 33
問 9 長さがL、直径がDの一様な材質の丸棒がある。丸棒の一端からの距離をxで表す。一端(x=0)の温度を20℃に、他端(x=L)の温度を50℃に保ち、定常状態に達したときに、x=(1/3)Lの位置における温度はいくらになるか。ただし、丸棒の円筒面から外部への熱の移動はないとし、また、内部における発熱はないとする。(H13過去問をアレンジ)
(1) 10×L℃
(2) 20×L℃
(3) 30℃
(4) 35℃
(5) 40℃
問 10 宇宙空間に浮かんでいる重さ3トンの人工衛星を移動させるための宇宙船外作業を行う。牽引するための器具類・フック・ワイヤー等の総重量が100kg、作業に従事する宇宙飛行士の重さが、宇宙服など装備一式を含めて100kgである。
推進装置は宇宙飛行士の装備している宇宙服に固定されており、宇宙飛行士だけが移動する場合、0.2g(gは重力加速度)の加速度を得ることができる。ただし、文中の「重さ」、「重量」はいずれも地球上におけるものである。
この装備で人工衛星を牽引するにあたり、推進装置を10秒間作動させた場合、宇宙船はどれだけの速度で移動するか。
(1) 0.2m毎秒
(2) 0.3m毎秒
(3) 0.4m毎秒
(4) 0.5m毎秒
(5) 0.6m毎秒
問 11 各種解析手法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか選べ。
(1) 差分法は、解析領域を規則正しい格子によって分解し、差分で近似しようとする方法であるが、正確に境界条件を指定することが難しいなど精度の問題がある。
(2) 有限要素法は、領域を単純な形状にに分割し、無限の自由度を持った連続体を有限個の要素に分解し、その挙動を求める方法である。部分的に精度を上げたい場合の対応が容易ではない反面で、差分法に比して要素に分割するのにかかる手間が少ないという利点がある。
(3) 境界要素法は、境界のみの情報を用いて解析を行う方法で、有限要素法より領域の次元が1次元小さくなるため、要素分割に要する手間が少なく、解析に要する計算時間も少なくて済むという利点がある。
(4) 境界要素法は、境界が無限遠にあるような場合の解析領域を容易に扱うことができるので、流体力学の問題や電磁波の問題などにおいてよく用いられる。
(5) 境界要素法は境界での値を求めるが、内部の変位や応力を求める数値解法においては有限要素法がよく用いられる。
問 12 重さ10kgの石と重さ1kgの木片を、同じ高さから同時に落としたところ、石が先に地面に到達した。このことについて議論した以下の意見の中で、最も不適当と思われる意見はどれか。
(1) 落下速度に重さは関係ないのにもかかわらずこのような実験結果になったのは、空気の抵抗が大きな要因として考えられる。
(2) 石と木片の形状の違いが、落下速度に影響した可能性がある。
(3) 石と木片の密度の違いが、落下速度に影響したことは考えられない。
(4) 真空中で同じ実験をした場合、今回と異なる結果になる。
(5) 空気の抵抗を考えると、同じ重さでも体積が大きい物体は落下速度が遅くなることが考えられる。
問 13 材料に関する次の記述の中で、正しいものを選べ。
(1) ぜい性は材料のもろさの指標で、ぜい性度が高い物質は、大きく変形した後に破壊する。
(2) 展性は力を与え続けると変形が元に戻らなくなる性質のことで、プラスチックはこの性質ゆえにいろいろな加工に向いている。
(3) 金属が不透明で表面に光沢があるのは、原子がすき間なく密に配列しているためである。
(4) 鉄鋼は他の金属材料を圧倒するほど大量に生産されており、世界生産量でみると、セメントの2倍以上の生産量がある。
(5) 鉄鋼材料の中で最も炭素が多いのは鋳鉄で、そこに酸素を吹き込み炭素を減らしたものが鋼である。
問 14 高分子材料に関する次の記述の中で不適切なものを選べ。
(1) 高吸水性高分子は、特に高い水分保持性能を有するように設計された高分子製品である。自重の数十倍から数百倍の水を吸収・保持できる。この性質を利用して、ポリアクリル酸ナトリウムを顆粒状にしたものが紙おむつ、生理用品などに多く使用されているが、水の中にナトリウムやカリウムなどの陽イオンが存在すると吸収力が著しく低下するため、尿や体液の吸収に使用する場合の吸収力は、水に対するものより低くなる。
(2) ポリスチレンのような非結晶性プラスチック材料を加熱した場合、硬化して、ほとんど変形せずに破壊する脆い状態に変化する。この温度をガラス転移点(通常Tg と略す)という。
(3) 高分子(高分子化合物)とは、多数の原子が共有結合してできる分子で、巨大分子とも呼ばれる。多数の原子を共有結合で連結できる能力をもった元素は、炭素やケイ素、酸素などに限られるので、ほとんどの高分子は炭素またはケイ素の鎖が骨格になっている。
(4) 液晶高分子は、液晶状態から紡糸された、強度と弾性に優れた高分子材料で、主鎖型液晶、側鎖型液晶、複合型液晶という構造に分類される。
(5) バイオマテリアルとは、医療・歯科分野においてはおもにヒトの生体に移植することを目的とした素材のことであり、人工関節や人工歯根および人工血管用の素材などかある。
問 15 DNAの構造に関する次の記述の中から、不適切なものを選べ。
(1) DNAの二重らせん構造における各々の鎖は、ヌクレオチドと呼ばれる単位の繰り返しになっており、ヌクレオチドは、糖と塩基の2つの成分で構成されている。
(2) DNAの成分の1つである糖は、デオキシリボースと呼ばれる5つの炭素を使った五炭糖で、それぞれの炭素には1'〜5'までの番号が付けられている。そして、リン酸が、隣り合う2つの糖を5'と3'の位置で結び付けている。
(3) DNAの塩基にはアデニン(A)・チミン(T)・グアニン(G)・シトシン(C)の4種類があり、それぞれ糖の1'の位置に結合している。
(4) DNAの2本の鎖は、アデニン(A)・チミン(T)・グアニン(G)・シトシン(C)の4種類の塩基によって結合しているが、AとTあるいはGとCが対になっており、この対を塩基対と呼ぶ。
(5) DNAの鎖には方向があり、糖の5'の炭素が向いている方向を5'側、3'の炭素が向いている方向を3'側と呼ぶ。
問 16 DNAを作っているヌクレオチドには4種類の塩基、すなわちアデニン、グアニン、シトシン、チミンが含まれている。これら4種類のヌクレオチドがいろいろな順序で一列に並んで結合して1本鎖となり、さらにこの1本鎖が2本絡まり合って2重らせんを形成する。4種類の塩基のうち、アデニンとチミンは2本の水素結合で、一方、グアニンとシトシンは3本の水素結合で結ぱれて互いに相補的な塩基対を形成する。このようなDNAの2重らせん構造は生物学的に大きな意味を持っているが、次の項目から最も不適切なものを選べ。(H13過去問をアレンジ)
(1) 4種類の塩基はDNA2重らせんの内側に位置し相補的な塩基対を形成できるようになっている。
(2) 相補的な塩基対は常にAに対してT、Gに対してCである。
(3) DNAの2重らせんがほどけて1本鎖から成るRNAとなり、これが複製されたものが対となることでDNAが複製される。
(4) 相補的な塩基対の形成の原理からDNAは全く同一のものが複製され、塩基の並び方からもたらされる遺伝情報は親から子へと伝えられる。
(5) DNAを水溶液中で加熱すると水素結合が切れて1本鎖となるが、冷却すると相補的な塩基対が再び形成されて2本鎖となる。
問 17 次の記述のうち、誤っているものを選べ。
(1) 1997年12月、京都で「気候変動に関する国際連合枠組条約第3回締約国会議」が開催され、京都議定書が採択された。この議定書の内容は、先進国全体の温室効果ガスの排出量を、2008年〜2012年の間に、1990年の水準より5%削減を目的として、先進各国の削減目標を設定したものであり、日本は6%削減を世界に約束した。
(2) 地球温暖化により生じる主な問題としては、海面上昇、異常気象、生態系破壊が考えられる。このうち海水面上昇をもたらす要因としては、氷河が融けることと海水自体の熱膨張が考えられるが、北極海の氷山は、これが水になったとしても海水面上昇への寄与はほとんどないものと見積もられている。
(3) 大気圏に放出されたフロンが成層圏に達し、紫外線によって破壊されて塩素分子を放出し、これがオゾンを破壊するのがオゾン層破壊である。しかし、現在ではフロンの使用を中止したため、オゾン層破壊がこれ以上進行することはなくなった。
(4) 1980年代に国際間の有害廃棄物不正輸出取引が相次いだため、国連環境計画(UNEP)を中心にルール作りを検討、有害廃棄物の輸出について許可制、事前審査制を導入、不適正な輸出入が行われた場合は政府に引き取りの義務づけなどを設けたバーゼル条約が1989年スイスで採択され、92年に発効した。また、1998年にOECD加盟29先進国に対し、全ての非OECD諸国へのあらゆる有害廃棄物の輸出を禁止するバーゼル禁止令が発効した。
(5) 酸性雨は、自動車や工場などから排出される窒素酸化物・硫黄酸化物が大気中で光化学反応・酸化され硫酸・硝酸といった酸性ガスとなり、pH5.6以下の強酸性の雨となって地上に降り注ぐものである。大気汚染問題として深刻な国内的環境問題であるとともに、原因物質が排出源から数千kmも離れた地域に運ばれる越境汚染などから、重大な地球環境問題の一つとなっており、日本でも中国の工業地帯で排出される硫黄酸化物を原料とした亜硫酸ガスによる酸性雨が問題になっている。
問 18 装置やシステムの故障に関する特性には次のようなものがあるが、この中から誤っているものを選べ。
(1) フェール・セーフ(fail safe)とは、部品やシステムなどの故障が確実に安全側のものとなること、すなわち異常や故障を生じた装置を安全な方向に停止させる機能である。
(2) フォールト・トレラント (fault tolerant) とは、故障や誤動作が発生しても機能が正しく維持されること、すなわち耐故障性である。これは、大抵は構成要素の多重化 (冗長化) によって実現される。
(3) フェール・セーフ (fail safe) とは、故障が発生した際に、機能を完全に喪失するのではなく、可能な範囲で機能が維持されるようにすることである。
(4) フォールト・アボイダンス (fault avoidance) とは、故障の可能性が充分に低いこと、すなわち高信頼性である。この特性は、グレースフル・デグラデーション (graceful degradation) と呼ばれることもある。
(5) タンパー・プルーフ (tamper proof)とは、人間が「いたずら」をしても危険を生じないことで、たとえば小さい子供には開けにくいように工夫した薬瓶などである。
問 19 環境改善技術に関する次の記述のうち、最も適切なものを選べ。(H15過去問をアレンジ)
(1) 代表的な廃水処理法である活性汚泥法は、泥による酸化還元反応を用いて水中の汚濁物質を除去する方法である。
(2) 廃棄物焼却施設の運転に当たっては、焼却するごみの質を管理することにより窒素酸化物排出の抑制を行うことができる。
(3) 汚染土壌のバイオレメディエーションとは、植物などの生物が良好に成育するように汚染された土壌を除去することである。
(4) 自動車の排気ガスからの大気汚染を防止するためには、それぞれの自動車に排煙脱硫設備を設置することが有効である。
(5) 汚濁の遠んだ河川の浄化方法として、膜分離による浄化設備を河川内に設置する対策があるが、コスト面の課題がある。
問 20 リスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
(1) リスクは、発生確率×被害規模で評価され、潜在的であるという特徴がある。
(2) リスクが顕在化したものがクライシスであり、危機管理の対象となる。
(3) リスク対応方針はトップダウン型で決定するのがよい。
(4) 投資に見合う利益が得られるとは思えないので、その市場への参入を取りやめた。これはリスク移転である。
(5) 正常性バイアスとは、個人レベルで異常と感じる程度が、ある範囲内であれば、一般的には普通の考えられるという見方をしてしまおうとする傾向のことである。

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