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(設計・計画-1)
幼児が積み木遊びを始めようとしている。これについて議論した以下の意見の中で、最も適当と思われる意見はどれか。
(1) 幼児は図面を用いずに何かを作ろうとしている。したがって、この積み木遊びに「設計」は存在しない。 (2) 幼児は何を作るかという目的を持たず、無目的に積み木遊びをしようとしているのかもしれない。そうであれば「設計」は存在しない。 (3) 幼児はまだ論理的思考能力がほとんど発達していない。したがって幼児の行動の中には「設計」は存在し得ない。 (4) 幼児は思ったようなものができるまで試行錯誤を繰り返して、計画性がない。したがってそこには「設計」は存在しない。 (5) 幼児は完成した積み木の安定性などに何ら責任を持たないのであれば、そこには「設計」は存在しない。
(設計・計画-2)
次の記述について、正しいもの・誤っているものの組み合わせはどれか。
(A) 少子高齢化の中で、高齢者にとって住みよいまちづくりが提唱されているが、今から20年ほど前、すでにロナルド・メイス氏は、高齢者や障害者はもとより、年齢・性別・国籍などに左右されず誰でも快適に利用できる製品・建物・都市などの設計理念である「ユニバーサルデザイン」を提唱した。
(B) IT技術の発達により、CALSと呼ばれるシステムが活用されるようになった。これは、コンピュータ上で図面等を作成し、これを電子媒体に収めて成果物とするためのシステムである。
(C) 建設リサイクル法により、建設工事において排出されたコンクリート・木材などの建設廃材について、その分別解体等および再資源化等が義務付けられたが、すべての建設工事がその対象となるわけではない。
(1) ××× (2) ○×× (3) ○○× (4) ○×○ (5) ××○
(設計・計画-3)
製品の設計・製造工程における検査は、製品の品質維持に必要不可欠なものであるが、検査にはさまざまなコストがかかる。
ある人工物の検査コストを見積もったところ、平均して検査1回あたり200万円であった。
一方、検査回数を減らした場合、1/(1+X)の確率でこの人工物が欠陥により破壊し、その時の損害額は5000万円と見積もられた。
トータルコストを最適化するには、何回の検査を行うのがよいか。
(1) 1回 (2) 2回 (3) 3回 (4) 4回 (5) 5回
(設計・計画-4)
製造物責任法に関する以下の記述の中で、誤っているものを選べ。
(1) 利用者が製造物の欠陥によって傷害をおったり、あるいは安全に関わるような品質上の不具合があった場合に、メーカーがこの責任を負わねばならない。 (2) 製造物責任法において、消費者がメーカーの責任を問おうとする時、製品に欠陥が存在し、それによって損害をこうむったこと、さらにその欠陥の原因がメーカーにあることの3点についてのみ証明すればよいこととされている。 (3) この法律の対象となる製品には、未加工農林畜水産物や電気、ソフトウェアといったものは該当しない。 (4) 製品の欠陥によって、人の生命・身体に被害をもたらした時だけでなく、その製品以外の財産が損害をこうむった時もこの法律の適用対象となる。 (5) この法律は、国内販売された製品を海外で使用して不具合が発生した場合にも適用される。ただし、この製品が国内限定使用に供するものであることが明記されている場合はこの限りでない。
(情報・論理-1)
コンピュータにおける情報処理は、最も基本的には回路への通電の有無、すなわち0か1かの2進符号によって行われる。この2進符号の組合せからなる情報量の単位をビットと呼ぶ。1ビットでは0か1かの2つの組合せを表すことができる。また、処理装置が2ビットの情報量を同時に処理できるならば、処理可能な組合せ数は、(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)の4つとなる。
1969年に人類初の月面着陸を成功させたアポロ11号に搭載されていたコンピュータは、8ビットの情報量を同時に処理できるものであった。このコンピュータで同時に処理できる2進符号の組合せ数がいくつか。
(1) 8 (2) 16 (3) 128 (4) 256 (5) 512
(情報・論理-2)
次のようなアルゴリズムがある。このアルゴリズムにデータとして数値10を入力した。出力される数値を選べ。
(アルゴリズム)
入力されたデータを変数Xに代入する。
変数Yに0を代入する。
変数Zに0を代入する。
以下の{ }内の手順を繰り返す。
{
Xを2で除して、商をXに代入し、余りに10Yを乗じて変数Kに代入する。
ZにKを加算する。
Yに1を加える。
Xが1であれば、繰り返しを終了する。
}
Zに10Yを加算する。
Zの値を表示する。
(1) 100 (2) 110 (3) 1000 (4) 1001 (5) 1010
(情報・論理-3)
16進数は、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,Fの16個の数値を表す文字を組み合わせて表記される。
ここで、Aは10進数の10、Bは同じく11、Cは同じく12、Dは同じく13、Eは同じく14、Fは同じく15に相当する。
16進数の1Fを2進数で表記したものは次の中のどれか。
(1) 15 (2) 31 (3) 111 (4) 1111 (5) 11111
(情報・論理-4)
ネットワークに関する次の記述のうち、もっとも不適当と判断されるものを選べ。
(1) LANはLocal Area Networkの略で、サーバと呼ばれるコンピュータを中心に各端末が接続され、サーバを介して端末同士のデータのやり取りが可能になっているネットワークシステムをいう。また、WANはWide Area Networklの略で、複数のLANが専用回線でつながったシステムをいう。 (2) インターネットは、複数のLAN、WANなどのシステムが相互に接続されたシステムで、LANの場合のサーバのような中心を持たない。また、インターネットの手法で組んだ社内ネットワークをイントラネットという。 (3) インターネットにおいて一般的に使用される言語をHTMLという。これは、文字データに加え、書式・文字以外のデータのファイル所在などのデータを表したタグと呼ばれるデータを含んだもので、バイナリ形式ファイルである。 (4) 電子メールではバイナリデータを添付ファイルとして送ることができるが、実際にはすべてのデータは7ビットASCIIコード(文字データ)に変換されて送られている。 (5) ネットワークに接続して使用しているコンピュータがウィルスに感染したと判断されるときは、まず最初にネットワークから切り離す処置をとるべきである。
(解析-1)
3次元空間座標において、関数ψ(x,y,z)=2x2+2xy2+yz2であるとき、点(0,1,−1)での▽ψとして正しいものを選べ。
ただし、△ψ=(∂ψ/∂x,∂ψ/∂y,∂ψ/∂z)である。
(1) (2,1,2) (2) (2,1,−2) (3) (−2,1,2) (4) −2 (5) 0
(解析-2)
同じ材質の板A(厚さ10mm)と板B(厚さ5mm)が密着して重ねあわされている。定常状態での密着面の温度が30℃、板Aの表面温度が10℃である時、板Bの表面温度はいくらか。
(1) 40℃ (2) 45℃ (3) 50℃ (4) 55℃ (5) 60℃
(解析-3)
各種解析手法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか選べ。
(1) 差分法は、解析領域を規則正しい格子によって分解し、差分で近似しようとする方法であるが、正確に境界条件を指定することが難しいなど精度の問題がある。 (2) 有限要素法は、領域を単純な形状にに分割し、無限の自由度を持った連続体を有限個の要素に分解し、その挙動を求める方法である。部分的に精度を上げたい場合でも、その部分の節点の配置を密にして要素を小さくすることによって対応することが容易にできる反面で、差分法に比して要素に分割するのに大きな手間がかかる。 (3) 境界要素法は、境界のみの情報を用いて解析を行う方法で、有限要素法より領域の次元が1次元大きくなるため、要素分割に要する手間が多く、解析計算時間がかかるという問題点がある。 (4) 境界要素法は、境界が無限遠にあるような場合の解析領域を容易に扱うことができるので、流体力学の問題や電磁波の問題などにおいてよく用いられる。 (5) 境界要素法は境界での値を求めるが、内部の変位や応力を求める数値解法においては有限要素法がよく用いられる。
(解析-4)
宇宙空間に浮かんでいる重さ4.5トンの人工衛星を移動させるための宇宙船外作業を行う。牽引するための器具類・フック・ワイヤー等の総重量が300kg、作業に従事する宇宙飛行士の重さが、宇宙服など装備一式を含めて100kgである。
推進装置は宇宙飛行士の装備している宇宙服に固定されており、宇宙飛行士だけが移動する場合、0.1g(gは重力加速度)の加速度を得ることができる。ただし、文中の「重さ」、「重量」はいずれも地球上におけるものである。
この装備で人工衛星を牽引するにあたり、推進装置を10秒間作動させた場合、宇宙船はどれだけの速度で移動するか。
(1) 0.1m毎秒 (2) 0.2m毎秒 (3) 0.3m毎秒 (4) 0.4m毎秒 (5) 0.5m毎秒
(材料・化学・バイオ-1)
材料に関する次の記述の中で、正しいものを選べ。
(1) ぜい性は材料のもろさの指標で、ぜい性度が高い物質は、大きく変形した後に破壊する。 (2) 展性は力を与え続けると変形が元に戻らなくなる性質のことで、プラスチックはこの性質ゆえにいろいろな加工に向いている。 (3) 金属が不透明で表面に光沢があるのは、原子がすき間なく密に配列しているためである。 (4) 鉄鋼は他の金属材料を圧倒するほど大量に生産されているが、世界生産量でみると、セメントは鉄鋼以上に生産されている。 (5) 鉄鋼材料の中で最も炭素含有量の多い炭素鋼は、特に硬度が高い。
(材料・化学・バイオ-2)
炭素原子、水素原子、酸素原子からなる物質Aを15gとり、酸素を通じながら完全燃焼させた。生成した水を塩化カルシウムに、また二酸化炭素をソーダ石灰に吸収させて質量を測定したところ、水は9g、二酸化炭素は22gであった。この物質Aの分子式は次のどれか。
なお、各原子・物質1モルの質量は、炭素12g、水素1g、酸素16g、物質A60gである。
(1) CH2O (2) CH2COOH (3) HCO3 (4) C2H4O2 (5) C4H8O4
(材料・化学・バイオ-3)
DNAに関する以下の記述の中で、正しいものを選べ。
(1) DNAは、デオキシリボースとリン酸、塩基の組み合わせによるヌクレオチドが結合し、二重らせん構造を形成している。DNAの2本の鎖は、アデニン、ウラシル、グアニン、シトシンの4種類の塩基によって結合している。 (2) デオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)の違いは、糖の種類(DNAではデオキシリボースであるが、RNAではリボースである)と、らせん構造(DNAは二重らせん、RNAは一重らせん)の2点である。 (3) 細胞分裂過程では、細胞核中のDNAからタンパク質を作るリボソームへ遺伝子情報が伝達されるが、この役割を担っているのがRNAである。RNAには役割の異なる3種類のRNAがあるが、遺伝情報伝達をつかさどるのはリボソームRNAである。 (4) DNAの塩基3つによりアミノ酸の種類と並び方が暗号化され、タンパク質の性質や構造が決定されるが、この塩基3つによる暗号をコドンと呼ぶ。コドンは64種類あり、これに対してアミノ酸は20種類あるが、1個のアミノ酸を決定付けるコドンが複数あるので問題はない。 (5) 細胞の中には、核の他にさまざまな細胞小器官がある。リボソームはタンパク質の製造を受け持っている。またゴルジ体は酸素呼吸により生命活動に必要なエネルギーを作っている。
(材料・化学・バイオ-4)
遺伝子医療に関する以下の記述の中で、誤っているものを選べ。
(1) ヒト遺伝子を研究するにあたり、DNA上にまばらに分布する遺伝子を個々に探し出すのではなく、最初に全遺伝情報(全塩基配列)を解読してしまって、それを元に遺伝子を探索していく研究手法が「ヒトゲノム(人間の全遺伝情報)の解読」である。これを非営利国際共同研究として行い、遺伝情報を公表することを目的としたプロジェクトが「ヒトゲノム計画」である。 (2) 遺伝子工学の医療への応用の1つとして「テーラーメード(オーダーメード)医療」がある。これは、患者の遺伝子を調べて、体質にあった薬や治療法を選ぶ手法で、投与方法・量の最適化、有効性・安全性の予測、不必要な患者に投与しなくなることによる薬剤費用の抑制などの効果が期待されている。 (3) ヒトの遺伝子解読が進んだ結果、いくつかの病気については、遺伝子診断によって発症以前に罹患の危険性を予知できるようになった。しかし、遺伝子診断結果が流出した場合に、雇用や保険の面での差別が起こる「遺伝子差別」が懸念されており、日本では2000年に科学技術会議が遺伝差別の禁止を求める報告書を提出している。 (4) 遺伝子診断を受精卵や胎児に対して行う「出生前診断」は、先天性疾患の発見による中絶、さらには好みの遺伝子を持った受精卵の選別、優生政策といった、倫理的な問題を数多くはらんでいる。現在、アメリカでは重い遺伝病の保因者の受精卵に限り受精卵診断が行われているが、日本ではまだ受精卵診断は承認されていない。 (5) ガンや動脈硬化症などは、遺伝子異常のためにタンパク質の構造に変異が生じたり、必要量より過剰ないし過小にタンパク質が産生されることによって増悪する。したがって、不足するタンパク質を補充したり、変異したり過剰になったタンパク質に結合してその機能を阻害する化学物質を投与することが治療法となる。このように遺伝情報に基づいて治療薬を開発する手法は、しばしば「ゲノム創薬」と呼ばれる。
(技術連関-1)
以下に示す知的財産権の中で、工業所有権ではないものはどれか。
(1) 特許権 (2) 実用新案権 (3) 意匠権 (4) 著作権 (5) 商標権
(技術連関-2)
システムの高信頼化に関する次の記述の中に、誤りはいくつかるか答えよ。
(ア) フォールトアボイダンスとは、故障を少なくすることである。
(イ) フォールトトレランスとは、故障しても正常機能を保つことである。
(ウ) フェールソフトとは、故障しても最低限の機能を保つことである。
(エ) フールプルーフとは、人間のミスの影響を抑えることである。
(1) 0個 (2) 1個 (3) 2個 (4) 3個 (5) 4個
(技術連関-3)
次の記述のうち、誤っているものを選べ。
(1) 1997年12月、京都で「気候変動に関する国際連合枠組条約第3回締約国会議」が開催され、京都議定書が採択された。この議定書の内容は、先進国全体の温室効果ガスの排出量を、2008年〜2012年の間に、1990年の水準より5%削減を目的として、先進各国の削減目標を設定したものであり、日本は6%削減を世界に約束した。 (2) 地球温暖化により生じる主な問題としては、海面上昇、異常気象、生態系破壊が考えられる。このうち海面上昇は、気温上昇に伴い氷河や北極海の氷山が融けて海に流入することによって海水面が上昇し、沿岸部の水没、臨海部水域生態系への影響をもたらすものである。 (3) 大気圏に放出されたフロンが成層圏に達し、紫外線によって破壊されて塩素分子を放出し、これがオゾンを破壊するのがオゾン層破壊である。1個の塩素原子が一万個のオゾン分子を破壊するともいわれており、このためオゾン層は確実に薄くなっている。 (4) 1980年代に国際間の有害廃棄物不正輸出取引が相次いだため、国連環境計画(UNEP)を中心にルール作りを検討、有害廃棄物の輸出について許可制、事前審査制を導入、不適正な輸出入が行われた場合は政府に引き取りの義務づけなどを設けたバーゼル条約が1989年スイスで採択され、92年に発効した。また、1998年にOECD加盟29先進国に対し、全ての非OECD諸国へのあらゆる有害廃棄物の輸出を禁止するバーゼル禁止令が発効した。 (5) 酸性雨は、自動車や工場などから排出される窒素酸化物・硫黄酸化物が大気中で光化学反応・酸化され硫酸・硝酸といった酸性ガスとなり、pH5.6以下の強酸性の雨となって地上に降り注ぐものである。大気汚染問題として深刻な国内的環境問題であるとともに、原因物質が排出源から数千kmも離れた地域に運ばれる越境汚染などから、重大な地球環境問題の一つとなっており、日本でも中国の工業地帯で排出される硫黄酸化物を原料とした亜硫酸ガスによる酸性雨が問題になっている。
(技術連関-4)
リスク管理・危機管理に関する次の記述のうち、誤っているものを選べ。
(1) 発生確率は低いものの、リスクが顕在化した場合の被害が甚大であるもの、たとえば地震や火山噴火などは、リスクを低減するほかに、保険に入っておくという方法もある。後者をリスクの移転という。 (2) 危機管理は、まず危機に対する基本的方針を定め、次に予想される危機(クライシス)を特定する。そして危機の分析と評価を行い、対策を講じる。 (3) 発生確率は高いものの、顕在化した場合の被害がさほどではないリスクは、対策を講じるためのコストなどを勘案して、リスクを保有する(対策を講じない)という選択もある。 (4) 危機管理においては、危機が発生した場合の広報活動も重要である。これには、周辺住民など関係者の生命財産を保護するとともに、無用な憶測などにより二次災害や風評被害が拡大するのを防ぐ目的もある。 (5) リスクに対する正常な評価を妨げる効果を「バイアス」と呼ぶ。ベテラン・バイアスは、過去の経験で慣れてしまってリスクを過小評価するものであるし、カタストロフィー・バイアスは極稀な巨大被害リスク(隕石の衝突や巨大地震など)を過大視するものである。
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