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次の記述の中で不適切なものを選べ。
(1) 材料の変形が弾性範囲を越え、応力を除いても元の状態に回復しない変形を塑性変形と呼ぶ。塑性変形は最大せん断応力に最も近いある特定の結晶面の上下のブロックが、特定の方向へ、せん断応力によって相互にすべることによって生じる。 (2) 鉄、軟鋼などの金属に力を加えると、応カ−ひずみ曲線が直線的に変化し、弾性変形を経たのち、塑性変形が急激に始まり、その応力またはそれより低い応力で塑性変形が進行する。この現象を降伏といい、降伏が始まる高い応力を上降伏点、降伏が進行している低い応力を下降伏点という。 (3) 金属疲労は、最初に数十ミクロン程度の極めて微小な亀裂が発生し、それが力の繰り返しと共に徐々に拡大して、ついには巨大な構造物をも破壊に至らせる現象のことをいう。疲労破面に見られる縞模様は、ストライエーションと呼ばれ、亀裂発生点や進展方向、破壊形態などを知ることができる。 (4) 木材の特徴の一つに経年変化の特殊性がある。主な建築材料である針葉樹は伐採してから数十年位までの間、強度低下が極めて緩やかである。 (5) 木材の肌触りが、夏は涼しく、冬には暖かく感じるのは、木材が多くの細胞から構成されているのでその隙間に空気を蓄え、熱を伝えにくい性質を持つことが主な原因である。
鉄鋼に関する次の記述の中で不適切なものを選べ。
(1) 2001年の鉄鋼生産量は、EU(19%)に中国(18%)が続き、日本(12%)、米国(11%)を上回っている。 (2) 鉄鋼スラグは、鉄の製造過程で副生され、その製造工程から高炉スラグと製鋼スラグに分類される。高炉スラ グは、高炉で銑鉄を作る際に生成されるスラグであり、製鋼スラグは鋼を作る際に生成されるスラグである。製鋼スラグは、さらに製鋼炉により転炉スラグ、電気炉スラグに分類される。 (3) 最も重要な鉄鋼石に赤鉄鋼(ヘマタイト)があり、で 塩化鉄が炭酸石灰または水蒸気と反応して生じた接触鉱床中や火山の噴気孔、緑泥石銅鉱脈などに産出する。主な産地は米国・ブラジル・スイスなどである。 (4) 炭素鋼とは、合金鋼でない鋼のことで、普通鋼ともいう。一般的によく使用される鉄鋼材料であり、『鉄鋼材料』というときは、普通は炭素鋼を指す。 (5) 高炉スラグは、徐冷スラグと水砕スラグに分類される。このうち徐冷スラグは、セメント用、土工用などに利用されるほか、加工することでコンクリート用細骨材としても利用されている。
高分子材料に関する次の記述の中で不適切なものを選べ。
(1) 高吸水性高分子は、特に高い水分保持性能を有するように設計された高分子製品である。自重の数十倍から数百倍の水を吸収・保持でき、特に水の中にナトリウムやカリウムなどの陽イオンが存在すると吸収力が増大するため、尿や体液の吸収に使用する場合の吸収力は、水に対するものより高い。この性質を利用して、ポリアクリル酸ナトリウムを顆粒状にしたものが紙おむつ、生理用品などに多く使用されており、吸収性ポリマー、高分子吸収体などと呼ばれることが多い。 (2) ポリスチレンのような非結晶性プラスチック材料を加熱した場合、液状流動状態のゴム状態に変化する。プラスチックの一部が分子間力から解放されて動き始め軟らかい状感に移る現象をガラス転移といい、この温度をガラス転移点(通常Tg と略す)という。ガラス転移点はプラスチック材料によって変わり、例えばチューインガムの基材になるポリ酢酸ビニルのTg は43℃くらいである。固形状のチューインガムを口に入れると温まってTg 近傍の温度になるのでチューインガムらしい歯ざわり舌ざわりになるのである。 (3) 高分子(高分子化合物)とは、多数の原子が共有結合してできる分子で、巨大分子とも呼ばれる。多数の原子を共有結合で連結できる能力をもった元素は、炭素やケイ素、酸素などに限られるので、ほとんどの高分子は炭素またはケイ素の鎖が骨格になっている。一般に高分子は単量体よりも融点は高く、またガラス転移点と呼ばれる相転移温度を有する。特に主鎖に芳香環などが入った分子は、分子間の相互作用が強く融点、ガラス転移点が高くなる。 (4) 液晶高分子は、液晶状態から紡糸された、強度と弾性に優れた高分子材料で、主鎖型液晶、側鎖型液晶、複合型液晶という構造に分類される。 (5) バイオマテリアルとは、医療・歯科分野においてはおもにヒトの生体に移植することを目的とした素材のことであり、人工関節や人工歯根および人工血管用の素材などかある。組織反応がほとんどないことがバイオマテリアルの要件であり、組織反応による炎症や体外排除がないことを指標にして、従来から様々な金属やプラスチックなどの素材が探求され、ステンレス製やチタン製の人工関節などが開発されてきた。
次の文章の[ア]〜[ウ]に入る言葉の正しい組み合わせを選べ。
セラミックスの解釈は様々で、ヨーロツパ諸国では「まず成形され次に熱によって硬化された無機物質からなる製品」という解釈を基本にし、陶磁器製品と耐火物に限られている。これに対して米国のセラミックス学会では「無機・非金属を原料とした製造に関する技術および芸術で、製造あるいは使用中に高温度(約[ ア ]度以上)を受ける製品と材料」と定義し、日本はこれに従っている。ここでは陶磁器と耐火物、セメント、ガラス、ほうろう、[ イ ]合成宝石などが含まれる。
セメントなど天然土質を原料としたクラシックセラミックスあるいはトラディショナル(伝統的)セラミックスに対して、精製された微粉末を原料とし、材料の微組織を高度に制御しつつ精度よく製造した付加価値の高い無機材料をファインセラミックス、ニューセラミックスあるいは[ ウ ]という。
(1) [ア]540 [イ]合成宝石 [ウ]ハイパフォーマンスセラミックス (2) [ア]340 [イ]陶磁器 [ウ]ハイパフォーマンスセラミックス (3) [ア]340 [イ]ガラス [ウ]特殊セラミックス (4) [ア]540 [イ]ガラス [ウ]特殊セラミックス (5) [ア]1400 [イ]合成宝石 [ウ]特殊セラミックス
原子番号について正しく説明しているものを選べ。
(1) 原子内の中性子の数 (2) 原子内の陽子の数 (3) 原子内のスピン量子数 (4) 発見された順に元素を並べた順列番号 (5) 中性の原子の持つ電子の数
炭素原子、水素原子、酸素原子からなる物質Aを61gとり、酸素を通じながら完全燃焼させた。生成した水を塩化カルシウムに、また二酸化炭素をソーダ石灰に吸収させて質量を測定したところ、水は9g、二酸化炭素は44gであった。この物質Aの分子式は次のどれか。
なお、各原子・物質1モルの質量は、炭素12g、水素1g、酸素16g、物質A61gである。
(1) CH2O (2) CH2COOH (3) HCO3 (4) C2H4O2 (5) C4H8O4
分子に関する次の記述の中で、不適切なものを選べ
(1) 分子とは、共有結合によって結合した、あるいは化学結合をせずに原子単独で存在している、まとまりを持った原子団のことで、一般に非金属元素同士が分子を作る傾向が強い。 (2) 分子と分子の間に働く分子間力は共有結合に比べて強いので、分子の集合体である分子性物質は固体で存在することが多い。 (3) ヘリウム、ネオン、アルゴンなどのように、希ガスの原子が単独で存在するような場合には単原子分子と呼ばれる。 (4) 水素、窒素、酸素、フッ素などは同種の原子同士で結合して二原子分子をつくる傾向がある。 (5) 分子はそれぞれ固有の形を持っていて、そのことが物質としての巨視的な性質にも大きく反映されている。 きわめて多数の原子が結合した分子は高分子と呼ばれ、ゴム、プラスチック、たんぱく質、DNAなど、重要なものが多い。
タンパク質合成・遺伝子翻訳に関する次の記述の中から、不適切なものを選べ。
(1) DNA上にある遺伝子の情報がmRNAに写し取られる過程を転写という。 (2) mRNA上には、タンパク質を構成するアミノ酸の並び方がコドンという形で暗号化されている。 (3) mRNA上のコドンとアミノ酸は、運搬RNA(tRNA)によって結び付けられている。 (4) 遺伝子の翻訳は、AUGコドンにより開始され、ストップコドンにより終了する。 (5) 遺伝子の翻訳過程は、真核生物・原核生物とも同じである。
DNAの構造に関する次の記述の中から、不適切なものを選べ。
(1) DNAの二重らせん構造における各々の鎖は、ヌクレオチドと呼ばれる単位の繰り返しになっており、ヌクレオチドは、糖・リン酸・塩基の3つの成分で構成されている。 (2) DNAの成分の1つである糖は、デオキシリボースと呼ばれる5つの炭素を使った五炭糖で、それぞれの炭素には1'〜5'までの番号が付けられている。そして、リン酸が、隣り合う2つの糖を5'と3'の位置で結び付けている。 (3) DNAの塩基にはアデニン(A)・チミン(T)・グアニン(G)・シトシン(C)の4種類があり、それぞれ糖の1'の位置に結合している。 (4) DNAの2本の鎖は、アデニン(A)・チミン(T)・グアニン(G)・シトシン(C)の4種類の塩基によって結合しているが、AとGあるいはTとCが対になっており、この対を塩基対と呼ぶ。 (5) DNAの鎖には方向があり、糖の5'の炭素が向いている方向を5'側、3'の炭素が向いている方向を3'側と呼ぶ。
次の文章の[ア]〜[ウ]に入る言葉の正しい組み合わせを選べ。
黄色い豆のエンドウと緑色の豆のエンドウを交配したところ、その次の世代(雑種第1代)は全部黄色になった。これは、エンドウ豆が黄色いことは緑色であることに対して優性なためである。これは[ ア ]と呼ばれている。
次に、雑種第1代の黄色い豆のエンドウ同士を交配したところ、次の世代(雑種第2代)は黄色の豆と緑色の豆とが[ イ ]の割合で出現した。これは、1つの形質(特徴)を決める2つの遺伝子は、2本の[ ウ ]のそれぞれに乗っており、減数分裂のときにそれぞれ分れて別々の細胞に入るという法則性によるものであり、「分離の法則」と呼ばれている。
(1) [ア]優性の法則 [イ]2:1 [ウ]相同染色体 (2) [ア]メンデルの法則 [イ]2:1 [ウ]X染色体 (3) [ア]優性の法則 [イ]3:1 [ウ]相同染色体 (4) [ア]優性の法則 [イ]1:1 [ウ]遺伝子対 (5) [ア]メンデルの法則 [イ]3:1 [ウ]DNA
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