RCCM試験問題W−2臨時掲示板 平成29年度RCCM試験の問題4-2(トンネル部門)について語る、臨時掲示板です。
=トンネル部門= 2017.11.21開設、2017.12.09終了

[30] 01 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:21 [ 返信 ]
1. 山岳工法の施工方法等に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 地山が軟弱で土被りが小さい場合には、切羽の安定性も悪く地表面沈下量も大きくなるので、沈下抑制に効果のある側壁導坑先進工法等が採用される場合もある。
b. 機械掘削は、一般に中硬岩から未固結地山に適用されているが、トンネル延長、地山の強度特性等を考慮して掘削機械を選定する。
c. ベンチカット工法は、一般に上部半断面(上半)、下部半断面(下半)に2分割して掘進する工法であるが、特異なものとして、3段以上に分割する多段ベンチカット工法もある。
d. 掘削断面形状は、一般には馬てい形でトンネルの安定が保たれている例が多いが、強大な荷重が作用すると予想される場合にインパートを採用する場合には、側壁とインバートの取付け部はできるだけ小さな曲率半径とすることが望ましい。


[35] RE:01 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 17:31
トンネル標準示方書(山岳工法)より

d:×
小さな曲率半径→大きな曲率半径


[29] 02 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:19 [ 返信 ]
2. 山岳工法の覆工コンクリート等に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 覆工コンクリートは、地山変位が収束したことを計測で確認したのちに打ち込むことを原則とする。変位の収束は、l〜3mm/月程度(0.2〜lmm/週程度)の値が、少なくとも1週間程度継続することを目安値(管理基準)とすることが多い。
b. 覆工コンクリートの鉄筋の固定方式には、吊り金具方式と非吊り金具方式があり、一般には非吊り金具方式が用いられている。
c. 覆工コンクリートは、練混ぜ後、すみやかに運搬し打ち込むことが大切である。練混ぜはじめてから打ち終わるまでの時間は、外気温が25°cを超えるときで1.5時間以内、25°c以下のときで2時間以内が標準となっている。
d. 型枠を取り外してよい時期は、コンクリートの種類、トンネルの大きさ、形状、覆工巻厚および施工条件等によって異なるが、通常、コンクリート打込み後8〜10時間で型枠を取り外している例が多い。


[36] RE:02 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 17:35
トンネル標準示方書(山岳工法)より

a:×
1週間程度→2週間程度
b:×
非吊り方式が用いられる→吊り方式が用いられる
c:○
記載の通り
d:×
8〜10時間→12〜20時間


[28] 03 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:19 [ 返信 ]
3. 山岳工法における未固結地山の施工に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 未固結地山の掘削では、切羽周辺および切羽前方の地山を緩めないよう、早期に断面を閉合するとともに地山条件にあわせた適切な補助工法を選定する。
b. 未固結砂質土では、一般に湧水により切羽の安定性は著しく悪化する。粘土、シルト分が砂分に比較して少なく(10%以下)、均等係数が小さい(5以下)含水未固結砂質土では、地山の流動化現象が生じやすい。
c. 未固結地山において帯水している場合は、切羽崩壊を起こしやすいため、排水工法は避け、止水工法による地下水対策を検討する必要がある。
d. 未固結地山の掘削の考え方には、掘削断面を小断面に分割して切羽の安定を確保する考え方と、切羽前方の掘削断面の外周をあらかじめ先受け工等により補強してできるだけ大断面で効率良く掘削しようとする考え方がある。


[37] RE:03 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 17:37
トンネル標準示方書(山岳工法)より

c:×
排水工法は避け→地下水位低下工法や薬液注入工法等を考慮する。


[27] 04 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:18 [ 返信 ]
4. 山岳工法における膨張性地山の施工に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 膨張性地山のトンネルで、は地山の挙動と土圧の作用において特異な状況を示す。こうした土圧は、掘削直後ではごく小さい場合でも、切羽の進行とともに増加し、その強大な土圧によって支保工が破壊されることがある。
b. 膨張性地山のトンネルでは、想定される現象に類似した施工例等も参考として、適切な設計、施工、観察・計測計画を行う必要がある。とくに中・古生層の泥岩や凝灰岩では地下水の影響による吸水膨張やスレーキング等が生じることがある。
c. 膨張性地山においては、その現象によって縫返しがないように当初から対策を講じる必要がある。具体的には当初から大きな剛性の支保工により、地山変位を小さく抑える方法が一般的である。
d. 膨張性地山には、岩石強度をはるかに超える応力による塑性流動化を原因として内空断面が縮小する地山(スクィージング地山)、吸水による岩石の体積膨張を原因として内空断面が縮小する地山(スウェリング地山)の2種類がある。


[38] RE:04 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 17:38
トンネル標準示方書(山岳工法)より

b:×
中・古生層→新第三紀


[26] 05 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:17 [ 返信 ]
5. 山岳工法における補助工法に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 注入式フォアポーリングは、切羽より斜め前方の地山に7m程度以下の長さのボルトやパイプ等を打設すると同時に超急結性のセメントミルクや薬液等を圧力注入し、切羽前方アーチ部の安定性を高める工法である。
b. 長尺フォアパイリングは、崖錐、断層破砕帯、未固結地山等の地山のアーチ作用が期待できない不安定な地山を補強し、先行変位を抑制するとともに切羽の安定化を図る工法で、一般に先受け材としては鋼管が用いられ、その長さは3m程度以上のものをいう。
c. 脚部の安定対策には、吹付けコンクリートによる仮インパートの施工、支保工脚部にロックボ、ルト、鋼管、ジェットグラウト等を施工し支持力を増強する方法、脚部の支持面積を小さくするウイングリブ付き鋼製支保工等がある。
d. ウェノレポイントは、集水管を地盤に設置し、地盤に負圧をかけて地下水を吸引する方法である。一般に、地下水位低下は5〜Smが限度といわれている。坑内から施工する場合は、上半部分を先進させて行うが、土被りが小さく地表の土地利用がない場合は地上から施工することもある。


[39] RE:05 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 17:51
トンネル標準示方書(山岳工法)より

a:×
7m程度→5m程度
b:×
3m程度→5m程度
c:×
脚部の指示面積を小さくする→脚部の面積を拡大する
d:○
記載の通り


[25] 06 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:17 [ 返信 ]
6. 主なトンネル工法の相互比較に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a. シールド工法の最小土被りは、一般には1.OD〜1. 5D (D:シールド内径)といわれている。これまでの実績では0.5D以下の事例もある。
b. シールド工法のトンネル外径の実績は、最大で17m程度である。施工途中で外径の変更は一般には困難であるが、径を拡大あるいは縮小する工法の実績もある。
c. 開削工法は、施工上、最小土被りによる制限はない。最大深度は、40m程度の実績が多いが、それ以上となる大深度の施工実績も少しずつ増えている。
d. 山岳工法は、トンネル周辺地山の支保機能を有効に活用し、吹付けコンクリート、ロックボルト、銅製支保工等により地山の安定を確保して掘進する工法である。


[40] RE:06 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 17:55
トンネル標準示方書(山岳工法)より

b:×
最大で17m程度→最大で14m程度

※実際には外環道にて最大16mのシールド機が稼働しています。この問題についてご存知の方いましたらご教示お願いします。


[62] RE:06 Name:cosmo Date:2017/11/22(水) 10:41
平成22年度のNo1選択肢1に最大径の問いがあり、受験対策で調べたところ17mの実績がありました。施工途中に外径を変更が?と思い、私もbを×としました。

[24] 07 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:16 [ 返信 ]
7. 山岳工法における地山条件に応じた観察・計測項目の選定に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 硬岩・中硬岩地山において施工時に問題となる現象は、岩塊・岩片の肌落ちゃ緩み、崩落、切羽の自立性、山はね(土被りが大きく割れ目が多い場合等)である。
b. 軟岩地山(膨張性地山は除く)において必要な観察・計測項目は、坑内観察調査、天端・脚部沈下測定、内空変位測定である。
c. 膨張性地山において施工時に問題となる現象は、側壁の押出し、盤ぶくれ、切羽の押出しゃ自立性である。
d. 土砂地山において施工時に問題となる現象は、地山の緩みとそれにともなう地表面の沈下、切羽の流出、近接構造物への影響である。


[41] RE:07 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 17:57
道路トンネル観察・計測指針より

a:×
土被りが大きく割れ目が多い場合等→土被りが大きく割れ目が小さい場合


[23] 08 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:15 [ 返信 ]
8. 道路トンネルの非常用施設に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 消火栓の設置間隔は50mを標準とし、水源は消火栓5個同時に、40分程度放水できる容量を確保することが望ましい。
b. トンネルの坑口聞が非常に短いあるいは連続したトンネルにおいて、煙の影響が隣接トンネルに及ぶために1本のトンネルと同様な危険性が考えられる場合には、連続したトンネル延長の合計に応じた等級にすることが望ましい。
c. トンネル等級のAA級においては、排煙設備または避難通路を設置するが、延長3000m以上のトンネルにおいては、避難通路を設置することが望ましい。
d. 誘導表示板は出口までの距離、または避難通路までの距離や方向、位置などの情報を表示するもので、設置間隔は両側200m以下を標準とするが、配置は対向および千鳥の例がある。


[33] RE:08 Name:消火 Date:2017/11/21(火) 09:59
a
水源は消火栓3個同時に40分程度放水できる容量


[42] RE:08 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 17:59
道路トンネル非常用設備設置基準より

a:×
消化器5個同時→消化器3個同時


[22] 09 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:14 [ 返信 ]
9. 道路トンネルにおける一般的な定期点検の実施に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a. 点検員はトンネルの変状・異常を確実に抽出し、利用者被害を防止するための応急措置、応急対策および調査の必要性等専門的な判断が求められるため、高校卒業者は、11年以上のトンネルに関する実務経験を有する者が望ましい。
b. 定期点検の頻度は、5年に1回を基本とする。なお、点検の精度を向上させ、安全な交通を確保し利用者被害を防止する観点から定期点検結果と道路の重要性等を考慮して点検頻度をより密に実施することは妨げられていない。
c. 初回の定期点検は、トンネルの供用後から1〜2年以内に実施することが望ましい。
d. 供用前に定期点検を行った場合は、その結果をもとに必要に応じて適切な措置を講じたうえで供用することが望ましい。


[43] RE:09 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/21(火) 18:02
国交省 道路トンネル定期点検要領より

b:×
安全な交通を確保し利用者被害を防止する観点→定期点検は、トンネルの最新の状態を把握するために行うもの。

※これについては自身がありません。知っている方いましたらご教示お願いします。


[46] RE:09 Name:津川 Date:2017/11/21(火) 21:32
高卒11年以上って聞いたことがないですね
あとは合っているようなきがします。
気がするだけなんで、参考意見として。

[71] RE:09 Name:lupin Date:2017/11/22(水) 18:00
C : ×

トンネル供用後→トンネル建設後
トンネル建設後とは覆工打設完了後のことを指しています。

国交省 道路トンネル定期点検要領P8より

ちなみに高卒11年以上の記載は要領のP9にあります。


[21] 10 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:13 [ 返信 ]
10. 山岳工法における道路トンネルの標準的な支保構造の組み合わせの目安に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 地山等級DIで、あっても、下半部に堅岩が現れるなど岩の長期的支持力が十分であり、側圧による押し出しなどもないと考えられる場合はインパートを省略できる。
b. 通常断面トンネル(内空幅8.5〜12.5m程度)における支保パターンBのロックボルトの長さは3mで、その施工範囲は上半である。
c. 大断面トンネル(内空幅12.5〜14.0m程度)における支保パターンCIのロックボルトは3mで、その施工範囲は上下半である。
d. 支保工の組み合わせの目安として鋼繊維補強吹付けコンクリート(SFRC)などを用いる場合でも、金網は省略できない。


[45] RE:10 Name:TN難しい Date:2017/11/21(火) 21:30
トンネル標準示法書(山岳工法編)P.76,77より

a.・・・ ○
b.・・・ ×  上半 → 上半120°
c.・・・ ×  3m → 4m
d.・・・ ×  金網は省略できない → 省略できる

[50] RE:10 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:17
道路トンネル技術指針(構造編)より

a:○
それ以外はTN難しい様と同様です。


[20] 11 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:13 [ 返信 ]
11. シールド工法の掘削機構に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. ジャッキ1本あたりの推力と本数は、シールド外径、総推力、セグメントの種類およびトンネル線形等の関係を考慮し定める。一般にシールドジャッキ1本あたりの推力は、中小口径シールドで500〜1500KN、大口径で2000〜5000聞のものが使用されている。
b. カッターヘッドの開口率は、泥水式シールドの場合、10〜30%程度、土圧式シールドの場合、開口率が面板形では30〜40%、スポーク形では60〜80%程度の場合が多い。
c. カッターピットの種類は、ティースピットやローラーカッター、先行ピット、フイツシュテーノレ等があり、先行ピットは地山の先行掘削、発進、到達部等の仮壁切削や地盤改良部の切削、およびティースピットの保護に用いられる。
d. カッターヘッドの支持方式のうち、外周支持方式は、カッターヘッドの外周部がリング状のドラム、または、複数本の支持脚により支持されている方式である。カッターヘッドの回転はドラム、または、支持脚を介して行われる。本方式は大口径に採用されることが多い。


[51] RE:11 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:20
トンネル標準示方書(シールド工法)より

c:×
フィッシュテール→シェルビット

※これについては自身がありません。ご存知の方いらっしゃいましたらご教示お願いします。


[19] 12 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:12 [ 返信 ]
12. 山岳工法における主な計測項目に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a. ロックボ、ルト軸力測定は、ロックボ、ルトに生じたひずみから、ロックボ、ルト軸力を算出し、効果の確認、ロックボ、ルト長、ロックボ、ルト径の適否を判断する。
b. 吹付けコンクリート応力測定は、吹付けコンクリート応力から、支保効果の確認、増吹きの必要性等を判断する。吹付けコンクリート応力測定のうち、トンネル接線方向の測定を背面土圧測定、半径方向の測定を吹付けコンクリート応力測定とよぶ。
c. ロックボ、ルト引抜き試験は、ロックボルトの定着効果を確認し、引抜き耐力から適正な定着方式や、ロックボ、ルトの種類の選定を目的として実施する。
d. AE測定は、山はね現象の発生の危険度を評価する。


[52] RE:12 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:25
道路トンネル観察・計測指針より

d:×
山はね現象の発生の危険度を評価する→山はねの発生の予測をしようとするものである。


[18] 13 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:11 [ 返信 ]
13. 山岳トンネルの変状原因と特徴に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a. 支持力不足がトンネルの変状と結びつきゃすいのは、縦断的、あるいは横断的な不等沈下である。前者の場合、トンネル横断方向のひび割れが生じやすい。また、後者の場合はトンネル軸の回転をともない、斜め方向のひび割れが生じる。
b. 膨張性土圧による変状では、左右の側壁あるいはアーチの両肩に、複雑な水平ひび割れが生じやすく、アーチと側壁間に打継ぎ目がある場合には段差が生じることがある。
c. 緩み土圧は、地山が緩み、自重を支えられなくなり、覆工に荷重として作用する鉛直圧を主体とするものである。このため、アーチの天端にトンネル横断方向の引張ひび割れを生じるものが多い。
d. 寒冷地のトンネルで、は、凍害は覆工の劣化要因の中でもっとも問題となることが多い要因である。凍害の発生機構は、コンクリート中の水分の凍結およびそれにともなう体積膨張にある。


[49] RE:13 Name:TN難しい Date:2017/11/22(水) 06:07
a.トンネル横断方向のひび割れが生じやすい → 輪切り方向のひび割れが生じやすい。

[53] RE:13 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:29
道路トンネル維持管理便覧より

c:×
アーチの天端にトンネル横断方向の引張ひび割れを生じるものが多い→
アーチの天端に縦断方向の開口性ひび割れを生じるものが多い


[17] 14 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:10 [ 返信 ]
14.道路トンネルにおける換気に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a. トンネル利用者あるいは保守作業員などの安全と快適性を確保するためには車道内風速は一方通行の場合で12m/s程度、対面通行の場合で8m/s程度、歩行者がある場合には7m/s程度を上限にする必要がある。
b. 換気施設の設計の対象とする有害物質は、煤煙と二酸化炭素であり、二酸化炭素の設計濃度は設計速度に関わらずlOOppmである。
c. 換気施設の設計の対象とする有害物質のうち、煤煙の設計濃度(lOOm透過率)は、設計速度80km/h以上は50%、60km/h以下は40%である。
d. 排出量は標高400m以下で縦断勾配がないトンネルにおいて、平均的な自動車の走行状態(円滑な走行速度40〜80km/h)に対する自動車からの排出ガス量である。


[34] RE:14 Name:換気 Date:2017/11/21(火) 10:01
b
有害物質は、煤煙と一酸化炭素であり、一酸化炭素の設計濃度は設計速度に関わらず100ppmである。


[54] RE:14 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:30
道路トンネル技術基準・換気編より

b:×
理由は換気様と同様です。


[16] 15 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:09 [ 返信 ]
15. 山岳工法における道路トンネルの設計に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. トンネル内の舗装は全面的な打替えが困難なため、通常、オーバーレイを行う。そのため、内空断面の決定に際しては、建築限界の高さにこれらの余裕を見込んでおく必要がある。この余裕としては20cm以上とることが望ましい。
b. 坑口付けの切土に際しては、坑口斜面への影響、周辺環境との調和、坑口部の施工法などを考慮し、適切な土被りを確保する。一般には、これまでの実績を踏まえて最小2〜3m程度を確保する。
c. 坑門の面壁の設計においては、面壁に発生する応力がトンネル覆工にも影響するため、覆工内側面にも面壁に配置する主筋と同等の鉄筋を面壁から5m程度配置する。
d. インパート半径は、路盤構造、中央排水工、側溝などを包含するとともに地山の性状を考慮、した合理的な形状を選定しなければならない。一般には、インパートの半径は、上半半径の2〜3倍とすることが多い。


[55] RE:15 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:32
道路トンネル技術指針(構造編)より

c:×
覆工内側面→覆工外側面


[15] 16 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:09 [ 返信 ]
16.地圧発生の予測に関する組み合わせの記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
【地質】           【スレーキング特性】     【地圧発生特性】
a. 花商岩類・・・・・・・・・スレーキングしない・・・・・・・地圧発生しにくい
b. 安山岩・玄武岩・・・・・・スレーキングしない・・・・・・・地圧発生しにくい
c. 蛇紋岩・・・・・・・・・・スレーキングしにくい・・・・・・地圧発生しにくい
d. 中古生層の頁岩・粘板岩・・スレーキングしやすい・・・・・・地圧発生しやすい


[70] RE:16 Name:cosmo Date:2017/11/22(水) 11:01
C:×
類似の出題がH28年度No17、H26年度No17、H24年度No12にあります。

[14] 17 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:07 [ 返信 ]
17.施工時の坑内安全点検項目・内容に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。

【点検項目】        【点検内容】
a.地山・・・・・切羽における浮石や亀裂等の有無、未覆工区間の変状の有無、可燃性ガスや有毒ガスの発生の有無および湧水の状態、地表面の変状の有無等
b.支保工・・・・吹付けコンクリートのひび割れおよび剥離の有無、ロックボルトの定着状態、プレートの変形、ボ、ルトの破断、銅製支保工の沈下および変形等
c.作業環境・・・温度、湿度、風速、気圧、酸素濃度、視界、通気量、排気ガス、粉じん濃度、湧水のph濃度
d.機械、設備・・通路、運搬路、軌道、走行車両、換気設備、照明設備、排水設備、連絡通報設備、緊急避難設備および救護用具等の整備状況等


[47] RE:17 Name:TN難しい Date:2017/11/21(火) 21:38
トンネル標準示法書(山岳工法編)P.220より

a.・・・ ○
b.・・・ ○
c.・・・ 湧水のph濃度の記載なし。(振動および騒音等の記載がない)
d.・・・ ○

よって、cが正解

[56] RE:17 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:33
c:×
TN難しい様と同様です。


[13] 18 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:07 [ 返信 ]
18.覆工コンクリートの養生に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 打ち終わったコンクリートに十分な強度を発現させ、所要の耐久性、水密性等、品質を確保するためには、打込み後一定期間中、コンクリートを適当な温度および湿度に保つ必要がある。
b. コンクリート養生期間には、振動や変形等の有害な作用の影響を受けないようにする必要がある。
c. 坑内は坑奥ほど温度低下があるため、ヒーターによる加熱等の付加的な養生を計画する必要がある。
d. トンネル貫通後には通風等により温度、湿度が低下することがあるため、必要に応じてシート等による通風の遮断や保温、ジェットヒーターによる加熱等、養生に適した坑内環境を確保する必要がある。


[32] RE:18 Name:TN難しい Date:2017/11/21(火) 06:21
トンネル標準示方書(山岳工法編)P.197

c・・・坑内は坑口付近を除いて温度が安定しており、湿潤状態が保たれているが、坑内換気やトンネル貫通後の外気の
    通風の影響については注意が必要である。

[57] RE:18 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:36
c:×
ヒーター等による加熱等の付加的な養生を計画する必要がないため。


[12] 19 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:05 [ 返信 ]
19. トンネル変状に関する坑内調査項目の組み合わせに関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。


[73] RE:19 Name:lupin Date:2017/11/22(水) 18:12
c : ×

調査方法の記載内容が構造欠陥の内容になっています。
よって、cの漏水が誤り。


[11] 20 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:05 [ 返信 ]
20.施工時の支保工変更に関する組み合わせの記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
【変更項目】・・・・・・・・・・【変更内容】
a. 吹付けコンクリート・・・・・厚さ、強度、材質、繊維補強等の変更
b. ロックボノレト・・・・・・・長さ、本数、耐力、定着材、定着方式等の変更
c. 鋼製支保工・・・・・・・・・有無、寸法、建込み間隔、強度、材質等の変更
d. インパート・・・・・・・・・有無、形状、裏込め注入、施工時期、材質等の変更


[44] RE:20 Name:TN難しい Date:2017/11/21(火) 21:22
トンネル標準示法書(山岳工法編) P.80より

d.裏込め注入 → 記載なし

有無、厚さ、形状、施工時期、強度、材質変更が正しい。

[58] RE:20 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:37
d:×
TN難しい様と同様です。


[10] 21 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:04 [ 返信 ]
21.設計、施工計画段階の地質調査の目的に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. トンネル区間の全体的な地質構造、地質分布およびその性状の把握
b. 特殊な地山の分布や性状の把握および問題となる現象の発生予測
c. 坑口位置の地形、地質条件および問題となる事項の把握
d. 切羽の安定性評価、掘削工法および、覆工コンクリート打設方式の選定、支保工の設計、補助工法の選定等の設計、施工や積算に必要な情報の取得


[59] RE:21 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:39
トンネル標準示方書(山岳工法)より

d:×
積算に関する記述がないため


[9] 22 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:04 [ 返信 ]
22. TBM工法の構成要素と機能の記述の組み合わせとして、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。


[31] RE:22 Name:TN難しい Date:2017/11/21(火) 06:10
トンネル標準示方書(山岳工法編)P.359より

d メインビーム→メイングリッパ

[60] RE:22 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:40
d:×
TN難しい様と同様です。


[8] 23 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:03 [ 返信 ]
23. 山岳トンネルに使用される覆工材料は、時代によって変遷している。古い順にあげた記述として、正しいものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 石積み、無巻(無覆工)、レンガ積み、コンクリートブロック積み、場所打ちコンクリ一ト
b. レンガ積み、無巻(無覆工)、石積み、コンクリートブロック積み、場所打ちコンクリ一ト
c. 石積み、無巻(無覆工)、コンクリートブロック積み、レンガ積み、場所打ちコンクリ一ト
d. 無巻(無覆工)、石積み、レンガ積み、コンクリートブロック積み、場所打ちコンクリ一ト


[48] RE:23 Name:TN難しい Date:2017/11/21(火) 21:44
無巻については記載がありませんでしたが、覆工の変遷としては
石積・レンガ積み覆工 → コンクリートブロック積み覆工 → 場所打ちコンクリート覆工
と記載がありましたので、dが正解かと・・・。

[61] RE:23 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:41
dが正解のような気がします・・・。

[72] RE:23 Name:lupin Date:2017/11/22(水) 18:05
b : ○

「日本の鉄道山岳トンネル技術の変遷」にはレンガ、石積み、コンクリートブロック積み、場所打ちコンクリートとなっています。無巻の記載はありませんが・・・。


[74] RE:23 Name:cosmo Date:2017/11/29(水) 08:40
28年度のNo21と同じ問題です。その時の掲示板にnewwayさんがlupinさんと同様の書き込みをされています。また26年度のNo11でも出題されましたが、この時の掲示板では 通るさんがTN難しいさんと同様の書き込みをされています。私はdが○と思いますが、正解が公表されないのでこの問題をパスし、確実に解答できる他の問題を選択しました。

[7] 24 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:02 [ 返信 ]
24. 山はねに関する記述の組み合わせのうち、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。


[63] RE:24 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:45
トンネル標準示方書(山岳工法)より

b:×
花崗閃緑岩→花崗線緑岩


[6] 25 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:02 [ 返信 ]
25.特殊な地山条件において問題となる現象と調査時に取得すべき情報に関する組み合わせのうち、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。

【問題となる現象】【取得すべき情報】
a. 断層破砕帯での切羽の崩壊、突発的湧水・・地山強度比、地下水位、破砕帯等の分布や性状
b. 坑壁の押出しによる内空断面の縮小・・・・スメクタイト含有量、地山強度比
c. 山はねが生じる地山の切羽崩壊・・・・・・相対密度、粒度分布
d. 高圧熱水、有毒ガス発生・・・・・・・・・温度、ガス濃度


[64] RE:25 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:47
トンネル標準示方書(山岳工法)より

c:×
相対密度、粒度分布→力学強度、ぜい性度、AE


[5] 26 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:01 [ 返信 ]
26. トンネル工事を規制するおもな関連法規類に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 都市計画関係の関連法規類としては、「都市計画法」「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」「都市再生特別措置法」などがある。
b. 自然・文化財保護関係の関連法規類としては、「自然公園法」「都市公園法」「環境基本1去」などがある。
c. 環境・公害・廃棄物関係の関連法規類としては、「環境基本法」「環境影響評価法」「土壌汚染対策法」などがある。
d. 災害防止関係の関連法規類としては、「宅地造成等規制法」「地すべり等防止法」「道路交通法」などがある。


[65] RE:26 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:48
トンネル標準示方書(山岳工法)より

d:×
「道路交通法」はないため


[4] 27 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:00 [ 返信 ]
27. トンネルの周辺の環境調査に関する調査項目と調査事項の組み合わせのうち、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
【調査項目】【調査事項】
a.地下水状況・・・・・・・帯水層の分布と透水性、帯水層ごとの地下水圧と水質および経年変化、地下水の流向と流速、湧泉の分布と湧水量
b.地表水状況・・・・・・・表流水、温泉、湧泉、湖沼、湿原の分布、天然ガスの分布
c.地表面沈下・・・・・・・事業対象領域の年間沈下量と累積沈下量、沈下の範囲、層別沈下量と沈下速度、沈下による建物等への影響
d.動植物・・・・・・・・・動物、植物の分布(特に希少な種)、生態系調査


[66] RE:27 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:50
トンネル標準示方書(山岳工法)より

b:×
地表水状況調査にて天然ガスの分布の記載がないため


[3] 28 Name:APEC Date:2017/11/21(火) 00:00 [ 返信 ]
28.坑外仮設備に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。
a. 坑外設備のおもなものとしては、掘削設備、コンクリート製造設備、諸建物、電気設備がある。
b. 掘削設備には、ずり仮置き設備、軌条設備、火薬関係設備、シックナー、資材置場等がある。
c. 環境対策として、騒音対策設備、汚濁水処理設備等が必要となる場合もある。
d. 坑外設備については、トンネル断面、延長等の工事規模、掘削工法、掘削方式、ずり処理方式等の施工方法に適応した設備内容を計画するほか、関連法規類に抵触することのないように計画しなければならない。


[67] RE:28 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:51
トンネル標準示方書(山岳工法)より

b:×
シックナーは環境保全対策であるため


[2] 29 Name:APEC Date:2017/11/20(月) 23:59 [ 返信 ]
29.設計、施工において留意すべき事項と問題となる現象および取得すべき情報に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選ぴなさい。


[68] RE:29 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:52
トンネル標準示方書(山岳工法)より

a:×
盤膨れの記載がないため


[1] 30 Name:APEC Date:2017/11/20(月) 23:58 [ 返信 ]
30.設計条件における地山条件に関する記述として、誤っているものをa〜dのなかから選びなさい。
a. 山岳トンネルは地山の支保機能を利用する構造物で、あるから、地形、地質および水文からなる地山条件を考慮して設計しなければならない。
b. 一般的な地山条件では、通常、@標準設計、A類似条件での設計、B解析的手法のいずれかの方法で行われる。標準設計あるいは類似条件での設計を適用する場合は、地質条件、弾性波速度、地山強度比(= γH/qu、qu:地山の一軸圧縮強さ、γ :地山の単位体積重量、H:トンネルの土被り)、地山物性値(変形係数やポアソン比等)等に関する情報に基づき、標準設計の各パターンの適用の可否および類似性の有無を判断する。
c. 解析的手法を適用する場合は、解析条件(モデ、ノレの設定、境界条件、入力物性値、初期地圧、応力解放率等)によって計算結果が大きく異なるため、計算結果の評価には十分な注意が必要である。
d. 山岳トンネルにおいて考慮される土圧はおもに、@掘削面の変位に伴って支保工に作用する土圧、A上方の地山が緩むことによって支保工または覆工に作用する緩み土圧、あるいはB供用段階で長期的に増大する土圧に分類される。


[69] RE:30 Name:とらねこ MAIL Date:2017/11/22(水) 10:54
トンネル標準示方書(山岳工法)より

b:×
地山強度比(=γH/qu)→地山強度比(=qu/γH)