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「新たに生じうるリスク」について

Name:むしあなご Nomal  2020/06/01(月) 00:11:53 
TやVで「解決策に共通して新たに生じうるリスク」の考え方について悩んでいます。解決策の方向性がバラバラだと、共通して新たに生じうるリスクを設定することができません。本来はおかしいですが、試験問題を解くための考え方としては、先に「新たに生じうるリスク」を考えて、そのリスクが生じる可能性のある解決策を複数を挙げる、といった遡った考え方で問題を解けばよいでしょうか。
それとも、もっと知識をつけてやはり「解決策に共通して新たに生じうるリスク」を考え出せばよいでしょうか。

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Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:鬼の試験官  2020/06/01(月) 04:24:06 
問題解決のプロセスを逆から考える時点で、アウトです。

それが本当に技術士らしい仕事の進め方なのでしょうか?

おかしいと思っていることは絶対に試験でやらないことです。

たとえ、解決策の方向がバラバラでも、何か1つは共通した新たなリスクがあるはじです。そこを技術士としてどのように考えたのか試験官は期待しているのだと思います。

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Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:APEC  2020/06/01(月) 08:37:26 
リスクから解決策を決めていくのはやめたほうがいいと思います。
解決策が様々なものであった場合、解決策それぞれについて「これに伴うリスクは何だろう」と考えると考察が詰まるようであれば、「解決策がすべて実現された状況」を想像して、そこでリスクを考えればどうでしょう。つまり
「解決策Aも実現できた。解決策Bも実現された。解決策Cも実現された」
と想像して、
「そこで新たに発生する懸念は何だろう。そこでなお残っている懸念は何ろう」
と考えてみてはどうでしょうか。
また、解決策がいろいろある場合、「どんな課題を解決するのか」という解決対象と、「どうやって解決するのか」という解決手段という別の切り口で考えると整理できる場合もあります。例えば解決対象がバラバラでも解決手段が主にICTの活用である場合、技術の空洞化やブラックボックス問題が新たなリスクとして出てきますよね。

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Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:ななし  2020/06/01(月) 15:03:12 
世の中でも新たな技術を発見して実現したとしてもそれはさらなる技術の中間地点だったりするものです

リスク、というか先が全くない完成された技術というものは世の中にはない(分野によってはあるかも)と思われるのでリスクがないというものは何事もないと思います

ならば、リスクや問題点が残っている技術を解決策として講じて良いのかという問題になってきますが、問題点と解決策はある意味セットと考えて、より高度な解決策を講じようとしたら実現不可能になってくる場合が必ずあると思います(コストや技術、世の中の状況その他諸々)

そこら辺のバランスを考えたうえでの解決策を講じ、新たなリスクを挙げ、リスクを補完できる解決策ならオーケーとするといった解答の方法で良いと思われます

少なくとも私はこれで良かったので一つの参考としてどうぞ

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Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:鋼橋が好き  2020/06/01(月) 18:30:10 
お疲れ様です。他の方々が書かれているように小問の順番通りに
考えていくのが良いのではないでしょうか。
技術的な話というよりはテクニック的な話になりますが、こういった
小問が並ぶ形式は、順番通りに解いていくと必ず解きやすいように
なっているはずです。

私は昨年、試験本番で「解決策に共通して新たに生じうるリスク」を
初めて目の当たりにしましたが、素直に書けた気がします。
あとは、解決策を挙げる時点で、ある程度の同じベクトルを持つ項目を
絞りだす練習をするもの1つではないでしょうか。

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Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:むしあなご Nomal  2020/06/05(金) 21:11:04 
みなさん、コメントいただきありがとうございます。

そうですよね、小問の順番通り解答すべきですね。愚問だったかもしれません、ありがとうございます。

どうしても「解決策に共通して新たに生じうるリスク」を考えることができず、2ヶ月ほど論文作成(勉強)が止まってしまっていたほど悩んでいました。
その手前で挙げている解決策がマズいのか、リスクを考える知識・技術が不足しているのか、堂々巡りで筆が進みませんでした。
後に「共通する」と記述のある問がある以上、やはりその前の問の解は制約されるわけで、それがとても納得がいかなかったのです。
やはり順当に考えていこうとおみます。

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Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:同感です  2020/06/05(金) 23:12:12 
むしあなごさん、私も同様にすごく悩みます。共通のというのがものすごく引っ掛かりますし、何のために「共通」を入れているのかよくわかりません。
共通がなければ書きやすいです。
解答の幅を狭めてしまっており良問ではないですよね。

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Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:APEC  2020/06/06(土) 20:26:49 
解決の方向性がバラバラだということですが、でも解決すべき課題はひとつですよね。課題とはなすべきことですよね。そして問題(困った状況)について原因や機構を分析して、それではどうするべきかということが課題ですね。
ということは解決策はそのなすべきことの実現策です。いろいろな切り口の実現策があることでしょうが、なすべきことは同じ、ひとつだけのはずです。
ということはそのなすべきことが実現した時に新たに出てくる懸案点(新たに生まれるリスク)もまた同じ、ひとつだけのものをあげることはそれほど難しくないと思いますよ。
不合格だった(B評価だった)人の答案によるあるのが、課題と解決策の間にロジックの飛躍がある答案です。
建設部門問題T-1を例に取れば、生産性向上がテーマなわけですが、最重要課題として「労働集約型生産体制からの脱却」を選んでおきながら、解決策が@ICT土工、Aプレキャスト化、Bインフラロボットをあげているような例です。完全にロジックが飛躍しています。 どこが抜けているかというと、「労働集約型生産体制からの脱却」という課題に対する解決策の総論部分が抜けているのです。
労働集約型生産体制から脱却すべき→ ICT を活用して資本集約型に転換する→上記@AB(各論)というように、課題をうけて、まず総論(大きな解決の方向性)を述べてから各論(具体策)へ進まないとロジックが繋がらないのに、総論なしにいきなり各論にジャンプするためロジックが飛躍するのです。
このように総論をしっかりと述べれば、その総論を受けてのリスクがいくらでも出てくると思いますよ。例えば ICT を活用するという共通点があるわけですから、業界内でのデジタルデバイドとか技術の空洞化などがあげられると思います。

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Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:ななし  2020/06/07(日) 10:51:21 
分かりやすいですね

1つの問題、課題からの解決なので複数案出したとしてもリスクもある程度同様なものになってきますよね
世の中的なものか自社的なものか個人の能力なのかそれ以外かは人それぞれかとは思いますが

個別のリスクは確かに書きやすいとは思いますが大元のリスクを書けない=大きな視野を持てていないと思われかねないかも?

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Re: Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:同感です  2020/06/07(日) 16:05:15 
APECさま
丁寧なご回答ありがとうございます。少しモヤモヤが晴れたような気もしますが勉強してみます。
例えば安心・安全な社会資本整備が問題とした場合に、現状は、担い手が不足している、水災害が頻発化、激甚化してきている、インフラの老朽化による事故が起きている、自転車や高齢者の事故が増えている等から為すべき課題は、@担い手の確保Aハード・ソフト一体となった防災対策B維持管理体制の確立C交通事故対策

Aが最も重要とした場合に、個々の解決策は着実なハード整備、避難体制の構築等とした場合に、共通リスクは「効果発現が乏しい(実効性が薄い)」でおかしくないでしょうか?
ハード整備は原則下流から出時間がかかり効果発現が遅い、ソフト対策は実際の避難行動に結びつかない




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Re: Re: Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:同感です  2020/06/07(日) 19:14:01 
図々しく質問させていただき大変恐縮です。
次のような解釈もありなのでしょうか。
例えばインフラ老朽化が問題の場合に、最も重要な課題として「メンテナンスサイクルを確立して予防保全型の維持管理による長寿命化」とします。
これに対する解決策を点検の確実な実施や基準類の整備等とします。
新たなリスクは、更に「長寿命化を行う各施設間の優先度を決める必要がある」(対策は、維持管理更新計画策定によるアセットマネジメント)
としても良いのでしょうか?個々の解決策とは符合しません。
やはり、人材不足等にしておくべきなのでしょうか。

図々しいですが、同じように悩んでいます。
設問1で多面的な課題を抽出し、設問2で1つを選び、設問3で新たなリスクを選びますが、このリスクが設問1の中の1つと同様ではおかしいのでしょうか?
これにも悩んでいます。

人手不足、予算不足等が同じようになってしまいます。

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Re: Re: Re: Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:APEC  2020/06/07(日) 23:07:14 
単純に課題というのは現時点において課題となっているようなものですよね。ということは解決策は、今後取り組むべきことあるいは既に取り組みが始まっているようなものを書くと思います。
そうすると、その解決策に伴って新たに生まれてくるリスクは将来の話になりますよね。ですからそのリスクへの対策はさらにその先の話です。
でもアセットマネジメントは、国直轄施設に関してはもう実行されていますよね。

最重要課題を予防保全型の維持管理をすることとした場合、解決策はどのようにして予防保全型維持管理を実現するかという話になってきます。点検の確実な実施や基準類の整備というのは実現策として妥当だと思います。
新たなリスクは、予防保全型の維持管理が実現した場合に新たにどんな問題が出てくるだろうと考えてください。優先順位を決めなければいけないからアセットマネジメントを導入するというのは、予防保全型維持管理が実現した先の問題ではなく、予防保全型維持管理の実現策のひとつですよね。ですから新たなリスクとしては妥当とは思えません。

例えばそれが実現した時には、管理しているインフラの劣化状況を確実に把握して予算を配分し長寿命化計画のもと維持管理更新をしていかなければならないわけですが、小規模自治体ではそういったことを担当できるような人材がいないということが一つありますね。
あるいは小規模自治体では道路橋の7割が市町村管理と言われているように、インフラの数が膨大でその中にはすでに損傷がかなり進行しているものも相当数含まれています。予防保全に転換するということは、すでに損傷しているインフラは一旦補修しないと予防保全に乗ってきません。そもそもその予算がないという場合もあります。

こういった話は、2019年度のセミナーの中などでかなりしていますので、これ以上のことはそちらをご覧になっていただければと思います。掲示板の中でスペースを割いてこれ以上長々と述べるのは避けます。



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Re: Re: Re: Re: Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:同感です  2020/06/08(月) 15:54:00 
APEC様

お忙しいなか、丁寧な回答をいただき本当にありがとうございます。
少し理解が深まったような気がしますので、頑張って進めてみます。

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Re: Re: 「新たに生じうるリスク」について

Name:むしあなご Nomal  2020/06/14(日) 21:12:50 
APEC様

ありがとうございます。「総論」ということでモヤモヤしていたものが消えました。これを頭に入れて考えてきます。

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