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どの部門で受験されるかは存じ上げませんが、…様のご指摘のとおり「過去8年間のうち、連続する4年間で業務実績が3件未満」の場合は、かなり厳しい状況が予想されます。
ただし、ご自身では該当しないと考えていた業務であっても、見方を変えることで受験予定部門に該当する可能性があります。たとえば、「道路構造物の設計」を「道路」部門と考えていたものの、実際には構造物の基礎設計が技術的課題の中心であれば、「土質・基礎」部門として適用できるケースもあります。逆に、「土質・基礎」だと思っていた業務が「道路」や「鋼構造」部門に当てはまる場合もあります。
道路、鋼構造、土質・基礎、都市計画などの部門は、技術分野が密接に関連しているため、業務内容によっては複数の部門にまたがる可能性があります。ただし、経験論文においては「技術上の問題点とその対応」をその部門に即した視点で記述し、適切な技術的解決策を提示することが求められます。採点時には、記述内容が部門に合っているかどうかも重要な評価ポイントとなります。
したがって、仮に業務内容を無理に当てはめて部門を選択してしまうと、採点者に「部門違い」と判断され、著しく低い評価や場合によっては0点とされるおそれもあります。論文作成にあたっては、該当部門の技術的視点から問題提起と対応策を適切に記述するよう十分にご注意ください。
健闘をお祈りしております。