上下水道部門(下水道)二次試験 口頭試験体験〜GIN-DAIさん

H29年度 上下水道部門(下水道)口頭試験

日時 2017年12月16日(土)

場所 渋谷フォーラムエイト

時間 約20分

1.業務経歴について説明してください。(右の試験官)(部屋外まで左の試験官が迎えにきたので、右の試験官が先輩か)

(経歴についてでしょうか?業務例でしょうか?と質問すると、「この**会社向け実業務例についてです」と説明があった。まずい。業務経歴で予定していた最近の下水道業務について説明できないと思った。ベテランの場合は業務経歴を聞かれない場合もあると聞いていたがその通りであった。口頭試験は20分と短いため割愛か)

 A:用意してきた「産業排水の窒素除去+汚泥減容」の業務内容について3分程度で話しました。

(下水道事業団と共同開発の汚泥減容については、左の試験官が、ポイント毎に何度もうなずいていたので、事業団の方か)

1-1.ここでの総量規制の規制値は?(右の試験官)

 A:「60mg/lです」(試験官がびっくりした顔だったので)「窒素の規制値です」

1-2.リンの規制値は?(右の試験官)

 A:この排水についてはリンは含まれていませんでしたので、特に規制値はありませんでした。

1-3.総量規制は今回の瀬戸内海とか閉鎖水域が対象ですが、その他の水域はどこか?(左の試験官)

 A:東京湾と伊勢湾と今回の瀬戸内海と、もうひとつは大阪湾だったと記憶しています。

1-4.この汚泥処理方法で、無機汚泥はなくなるのか?(左の試験官)

 A:ご指摘の通り無機汚泥は産業排水の場合はゼロ化できません、産業排水はVSSが低いので。

1-5.この業務でのあなたの立場は?(右の試験官)

(願書に記載していたが、説明で抜けていたためか?)

 A:テクニカル面のプロジェクトリーダーです。

1-6.テクニカル面?(右の試験官)

 A:はい。プロマネは営業部長でしたので。

1-7.具体的にテクニカル面とは?(右の試験官)

 A:設計・工事・試運転までまとめてプロジェクトリーダーとして実施しました。

2.その他の代表的業務例について述べよ(左の試験官)

(思わずありがとうございますと言いたかった。自分の願書に記載した代表業務例は下水道ではないため、下水道向け移動脱水車の経験例はどうしても話したかった。)

 A:用意してきた「下水道向け移動脱水車」について3分程度で説明しました。

(残念ながら、あまり興味はないようでした)

3.民間向け実績は多いことはよくわかりましたが、その他の下水道向け業務実績は?(左の試験官)

 A:計画した脱水機案件、ろ過機案件について説明しました。

3-1.そのろ過機は砂ろ過機ですか?(右の試験官)

 A:二層ろ過機です。

4.下水道で使われる配管の種類を述べよ。(右の試験官)

 A:「エンビ管と鉄管とステンレス管とダクタイル管」と答えると

4-1.大きな口径の管は?(右の試験官)

 A:コンクリート管があります。(これで正解か?ちょっと心配)

5.下水道法の制定目的は?(左の試験官)

 A:衛生環境の確保のような目的と記憶しています。

6.最近の下水道法の改正点について述べよ(左の試験官)

 A:わかりません。(こんなこともわからないか、という顔)

7.下水道の種類はどのようなものがあるか説明しなさい。(右の試験官)

 A:合流式と分流式です。

7-1.そうでなく、下水道の種類(右の試験官)

 A:オキシデーションディッチと標準活性汚泥のことでしょうか?

7-2.そうでなくて、一都市で処理する場合と、いくつかの自治体で協働処理する場合の名前のこと(左の試験官)

 A:わかりません。(ここまでフォロー質問してくれたのに全く勉強範囲外でした。こんなことが解らないのか、という顔でした)(この問題は、過去例で見ていましたが、答えを勘違いしていました。)

8.最近、倫理違反が報道されていますが、なぜ起こると考えますか?(右の試験官)

 A:短期的利益の追求のせいだと考えます。(うまく伝わったか心配)

9.公益の確保が必要ですが、会社の方針がそのことと異なったことの経験はありますか?また、そのような場面に直面した場合どのような対処をしますか?(右の試験官)

 A:実業務でこのような経験はありません。このような状況になった場合は、まず社内・上司を説得します。

10.CPDは研修の受講等があると思いますが、どのようなことを言いますか。また現在どのようなCPDをしていますか?(左の試験官)

 A:CPDとは継続検査のことで、研修の受講より講師のほうがポイントが高かったと記憶しています。現在は課内の勉強会の講師を毎月実施しています。事業部の勉強会の講師は年1回、公的資格受験について等実施しています。そのほか技術士の受験勉強も継続研鑽と考えています。

11.技術士の義務違反の場合の罰則は?(左の試験官)

 A:秘密保持違反の場合は、1年未満の懲役または50万円以下の罰金となります。その他の義務違反と秘密保持違反も含め、技術士資格のはく奪となります。

12.下水道ビジョンについて知っていることを述べよ。(左の試験官)

 A:下水道ビジョン2100では、「循環のみち」として「水のみち」「資源のみち」「施設再生」が挙げられています。新下水道ビジョンでは、「循環のみち」の持続と進化があげられ、「循環型社会の構築に貢献」「強靭な社会の構築に貢献」「新しい価値の創造に貢献」「国際社会に貢献」が挙げられています。

(最後のこの問題は、下水道法関連の答えが悪かったので、追加質問のような気がします。直前に勉強してきたことなのでラッキーだったと思います)


以上
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ホワイトボードを使うことがあるんですね。〜パープルヘイズさん

平成29年度 口頭試験事例

技術部門:建設部門(選択科目:道路,専門とする事項:道路設計)
日  時:平成29年12月の日曜日

試験官A:50代、男
試験官B:40代、男
私   :50代、男、建設コンサルタント、既技術士/建設部門、右投右打

A:業務経歴について1分から2分程度で説明してください。
A:受験の動機を教えてください。
A:提出していただいた業務の説明を5分でお願いします。
A:その解決策についてホワイトボードを使って教えてください。
A:解決策についての管理上の質問
A:もう一つの解決策への質問
A:さらにその質問

B:技術士制度と技術者倫理について質問します。
B:技術士の国際的資格がありますが、ご存知ですか?
B:CPDについて教えてください。
B:Aとやりとりした業務についての質問

以上15分程度でした。合格です。
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口頭試験 合格体験記〜NAOさん

私の口頭試験の概要を公開します。結果、合格でした。
みなさまの受験の際の参考になればと思います。

●受験日 2017-12-24 午後  フォーラムエイト
●二次筆記試験の結果 11/15 A B (多分ギリギリ)
●試験官 2名 ともに60代くらいの紳士風。丁寧で感じがよかったです。
●試験時間 20分弱
●Q&A内容
Q1-1 業務経歴と業務詳細を5分で述べてください。
・前職時代はXXXX、現在の会社ではXXXX。また業務詳細は現職でのXXXXの開発でXXXXで実現し、内容は特許出願しております。

Q1-2 詳細に述べた業務は何名で行った?
・電気系技術者は5名です。

Q1-3 管理職になる前の内容ですか?
・設計はそうです。ただシステムテストなどは管理職昇進後も行っておりました。またそれ以外に制御系基板が何枚もありましたので、実務は管理職になってからも一部行っております。ただ管理職後は設計リーダー+電気系責任者という役割です。

Q1-4 苦労した点は?
・高位合成を適用したかったのですが、パイプライン型並列高速データ処理が必要なため、パフォーマンスの面から断念しました。そのため設計のみならず、検証でも出多大な時間を要してしまったことです。

Q1-5 以前の会社では社内講師経験がありますが、その経験は活かしてますか?
・若手の教育、技術力向上並びに品質の確保に役立っております。

Q2 受験動機は?
・技術力向上、ならにび社内の若手技術者に技術士会で得る知見をフィードバックしたいため。また業務においても社外に対して信頼度が上がると思ったから。

Q3 合格したら今の会社から何か補助が出たりしますか?
・一時金10万円ほど。。

Q4 今まで専門的な資格など取得してきましたか?
・一級陸上無線技術士、電験三種、電気工事士、情報処理、工事担任者、電気通信主任技術者、、他 いろいろです。。

Q5 技術士倫理のうち重要と思う義務を2点あげてください。またその理由は?
・信用失墜行為の禁止と公益確保です。理由はXXXのためとXXXのためです。

Q6 信用失墜禁止行為で最近印象的だったものは?
・神戸製鋼の強度偽装問題と自動車燃費偽装問題です。
 これらが発生した理由の一つはXXXだと思います。その解決策の一つはXXXならびにXXXXをすべきと考えております。
 身の回りを顧みるとEMC試験で同じような問題が行っていないか見直す機会となりました。

Q7 身の回りでは信用失墜行為はありましたか?あったとしたら具体的な行動は?
・取引業者からの飲食の誘いはよくありますが基本的に断ります。相見積もりに影響するかもしれないためです。再三若手にも指導しております。

Q8 CPDは具体的にどのようにしていくつもりですか?
・現在は社内セミナー参加、雑誌購読などを行い最新技術を入手する努力を行っております。また1月以降は技術会のセミナーに参加する予定です。
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