口頭試験体験記 農業部門(平成18年度以前) Back

年度 体験記提供者 備考
17 01:農業土木 faiさん 不合格体験記
18 02:農業土木 faiさん H17のリベンジ合格体験記

1:農業土木

不合格となった平成17年度と合格した平成18年度の口頭試験直後のメモを見ながら作成しました。
質問内容について落ちがあると思いますが、順序についてはおおむね記載したとおりです。
来年度以降受験される方の参考となれば幸いです。


平成17年度

試験会場 フォーラムエイト
試験官2名(試験官A:50代の農林水産省技官風、試験官B:50代の技術士会の方風)
試験時間約30分(入室は定刻から2分遅れ)

(質問内容)
@受験資格(経験年数)と1次試験の合格年度の確認。(A)
A経験論文の疑問点に関する質問。(A)
B経験論文の業務の中で特にアナタが主体的に担当した部分はどこか。(A)
C経験論文における対応について、別の選択肢はなかったのか。またその理由は。(A)
D業務が終わって、現在の状況はどうか。(A)
E管水路と開水路について簡潔に述べよ。(A)
F塩害ついて述べよ。(A)
G一般論文について何故その問題を選択したか。(A)
H技術者の倫理規定について述べよ。(B)
I3義務2責務について項目を述べよ。(B)
J資質向上が必要な理由について述べよ。(B)
K資質向上で心がけていることは何か。
L学会及び農業土木技術者継続教育機構に入会しているか。(B)
M海外で業務を行う考えはあるか。(A)
N技術士が必要とされる理由は何か。(A)
O倫理面で心がけていることは何か。(A)
P発注者と地域住民との間で利害が対立することはあるか。また、その対応について述べよ。(A)
Q深水灌漑について述べよ。(A)
R流出解析について手法とその特徴について述べよ。(A)

(感想)
 試験官は共に穏やかな雰囲気の方でした。経歴及び応用能力、体系的専門知識及び技術に関する見識については試験官A、技術者倫理及び技術士制度の認識については試験官Bが担当され、明確に役割分担がなされていたと思います。試験官の専門分野が私の論文内容と合致していなかったため、経験論文に関してはそれほど深い質問はありませんでしたが、専門一般に対する質問について解答に窮してしまいました。倫理に関する質問の後、それまでのところで合格点に達していなかった専門一般について再度質問を受けましたが、ここでも十分な解答ができませんでした。試験官の合格させようという意図は感じられましたがそれを生かし切れず、不合格となりました。(口頭試験直後、あまりのできの悪さに放心状態で乗り継ぎの駅で乗り過ごすという失態を演じてしまいました。)

戻る


2:農業土木

合格した平成18年度の口頭試験内容です。

平成18年度

試験会場 フォーラムエイト
試験官2名(試験官A:50代の農林水産省技官風、試験官B:50代の大学教授風)
試験時間約30分強(入室は定刻から7分遅れ)

(質問内容)
@特許取得の有無(B)
A経験論文以外の技術士としてふさわしい業務経験を含めて経歴について説明せよ。(B)
B業務を通して得たことは何か、またそれをどのように生かしているのか。(A)
C技術士の資格を取得したらそれをどう生かすのか。(A)
D関係法令に関する一般知識(A)
E経験論文の疑問点に関する質問。(A,B)
F経験論文について、技術士としてふさわしい点はどこか。
G一般論文について何故その問題を選択したのか。あなたの業務経験からすれば他の問題を選択するのではないか。(A,B)
H経験論文に関する再質問。(A,B)
I技術士の倫理とその必要性について述べよ。(A)
J公益確保が技術士倫理に定められるきっかけとなった事例について述べよ。(A)
K農業土木技術者継続教育機構に入会しているか。(B)

(感想)
 全体的に圧迫面接的で厳しい雰囲気でした(特に試験官A)。一つの項目で両方から質問を受けましたので、役割分担は大まかだったと思います。試験官Aの専門は、比較的、私の専門分野との合致しているようでした。一般専門知識については比較的質問が少なく、試験の大半(20〜25分)が経験論文に関する質問でした。質問内容も「アナタが技術士としてふさわしいと言っている内容は、当たり前のことではないのか」、「業務の進め方に問題があったのではないか」といった厳しい質問が多く、質問に対するこちらの対応を見ている様子もうかがえました。試験官は、頻繁に室内の時計を確認しており、一定時間が経過した段階で最後の倫理に入った印象です。質問が厳しく防戦一方で、試験が終わった直後は放心状態にはならないものの、今年もダメかもしれないとの思いでしたが何とか合格していました。

戻る