口頭試験体験記 総合技術監理部門/建設系以外
(平成18年度以前)
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年度 体験記提供者 備考
13 01:衛生工学 廃棄物処理・掲示板より
02:衛生工学 廃棄物処理・掲示板より
03:機械 掲示板より
04:機械
14 05:応用理学 掲示板より
06:応用理学 掲示板より
07:機械 暖房冷凍機械・掲示板より
17 08:環境 パチスケさん
18 09:上下水道 (土木コンサル、設計、42歳)

1:衛生工学−廃棄物処理

衛生工学ー廃棄物処理で31日午後、フォーラム8にて受験してきました。内容は筆記試験の再現のような形で、疲れました。試験官は一人は60代の技術士らしき優しそうな人、もう一人は40〜50代のがっしりした人で、交互に質問してきました。
1.現在までの業務について、総合技術監理の各項目に絡めて述べてください。(まるで、筆記試験の再現であり、疲れた)
2.総合技術監理で監理する項目を5つ挙げてください。
  経済、人、情報、安全、環境を答える。
3.今までの業務での失敗例を一つ挙げてください。
  予想はしていたが、あせってしまい、なかなかでてこなかった。(約30秒沈黙、熟慮)
4.その失敗を防ぐためには、どのような対策をとればよいか、総合監理技術をで対応するにはどうしたらよいと思いますか。(試験官の要求する答えとは違う答えをし、再質問された)
5.廃棄物リサイクルの法体系はどうなっていますか。
  知識の質問であり、本を見れば答えられると思ったが、ど忘れしており、出てこなかった。
6.自社製品のJIS規格について
7.環境基準についての質問
6〜7は知識の質問であり、数字が要求された。あせってしまい、間違った答えをしたかも知れず、がっくり。
8.継続教育について
9.技術者の倫理について
以上約20分の面接でした。
最後に技術士の義務を聞かれるかと思いましたが、ありませんでした。これは×のサインでしょうか。それとも、総合監理技術の5項目を聞かれたから関係ないのでしょうか。心配です。

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2:衛生工学−廃棄物処理

本日、衛生工学−廃棄物処理で面接を受けてきました。概要を報告します。
試験官は2名。ともに60歳代。
一人が経歴や論文に関係した質問、もう一人が倫理やら監理なんかに基づいた質問、といった感じで役割分担している様子。ただし、質問に関するマニュアルはあまり整備されていない様子で、手元にある資料を何度も見ていました。
待合室で、面接を終わった役員らしき人が後輩らしき50年配の受験者に向かって「雑談に終わったよ。俺より若い奴だからね。最後にありがとうといわれた」なんて、大声で話していた。迷惑なんだよな、あの手は。こちらはもう少しは真摯な態度で受けているのに、終わったならサッサと帰ってほしいよね。
では、質問の概要は、以下のとおり。なお、始まるに当たって、時間は25分程度です、と試験官から言われ、実際にそのとおりでした。始まりも、技術士会からの手紙にあるとおりの時間でした。
1:経歴を簡単に述べなさい
(修士課程後**会社に入社し、と言ったところ、「受験申し込みに大学院の項が書いてない」との指摘があった。大学院の部分を入れなくても経験年数がありますので、書きませんでした、と返答)
2:プロジェクトマネジメントで大切なことは何か
(小生は研究開発部門が長く、プロジェクトといってもF/Sレベルまでが仕事です。試験官はそれを判っていた上で、「F/Sの次は何を果たすべきか、その次の段階で研究開発者は何をすべきか、事業化された後の役割は、、、」といったふうに次々と質問を叩き込まれた。正直言って、どこまで試験官の意に添ったか、大いに不安)
3:公益の確保に関する経験は?もしなければ、そのような場面に遭遇したならどう対応するか
4:情報管理で総合技術管理部門の果たす役割は何か
5:(小生の所属する企業または産業で)今後、総合技術監理から見た重要な課題は何か
6:(小生の所属する企業または産業で)現在または今後、重要となる技術的課題は何か
7:最語に、「技術士の資格は持っていますよね、5つほど守るべきものがありますがご存知ですか」とあり、3義務、2責務を答えた。
今思うと、3から6の質問で技術論に終始してしまったのは試験官の期待に答えていないと思います。試験官はしきりに総合監理という言葉を使っていました。多分、地域とのコミュニケーションとか、アセスのことを答えるべきだったのでしょうね。特に、小生の専門とする廃棄物処理ではこの点は重要でしょうね。はずしたかな?でもまあ、試験官は優しかったら大丈夫かな?皆さんのご参考となれば、、、

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3:機械

機械で総監を受験しました。1/26で渋谷フォーラムエイトでした。大まかな質問内容は以下の通りです。
・総監を受験した動機と将来構想
・受験申込書に記入した業務内容(最新のもの)についての説明、質疑
・人的資源管理に関して、たとえば部下の指導、育成法は
・技術士法改正にからんで継続教育について、この1年間の取り組み、また心に残っている案件は
ISO14000における「継続的改善」とはどういうこと
・企業倫理、技術者倫理について最近のトピックスで印象的だったことは。また、それについて、どんな意見をもっているか。さらに自分の組織ではどういう取り組みをしているか。そして君自身が技術士として本音とタテマエの間で悩んだことはあったか。それにどう対処したか。
・情報公開についての取り組みはどうしているのか。
などです。全体として知識を問う質問よりは総監技術士としての見解、また具体的な取り組みをどうしているかをいろいろと聞かれました(試験官は2名)。回答するうえで、自分の体験や意見に青本のキーワードやエッセンスをおりまぜて説明できれば良いのではと思います。ただ、回答に関する突っ込んだ質問も当然予想できるので、あまり自信のないことを青本のキーワードでカムフラージュするとかえって墓穴を掘ってしまいそうな気がします。
同じ時間帯で機械や建設など複数の選択科目の試験が行われていました。フォーラムエイトはたくさんの会議室がありますが、ワンフロア全部を使っていたようでした。呼び出される受験者も一回で10人以上いたように記憶しております。これから受験される方、実力を発揮できるよう頑張ってください。

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4:機械

1. 場 所 渋谷フォーラムエイト 5階504号室

2. 事前準備

平成11年度の機械部門にて口頭試験の受験経験があり、その時は非常に和気あいあいとした雰囲気だった。ただ合格はしたが、質問に対して十分な返答は出来なかったと今でも思っている。その時は、即答せずにしばらく考えていると、試験官の方から「助け船」を出された。今回は当時、準備した、想定質問集に3義務2責務やCPD・リスクマネジメント・プロジェクトマネジメントに関する質問と回答を追加した。想定問題は総数でちょうど100問になった。(前回分75問+今回準備分25問)

3. 試験前

試験日の時間前に、お約束のドトールコーヒーで青本を読みながらコーヒーを飲んでいると、同じ受験生の方から声を掛けられた。聞くと、既に建設部門と環境部門にて技術士を取得されており、今回が3部門目とのこと。(すごい!)年齢は、40歳台の後半くらいで非常に落ち着いておられた。その方は、青本に関する質問は出ないのでは?・試験官は必ずしも自分の専門科目と同じではないのでは?などと言っておられた。私は専門が機械なので、正直、環境に関する用語や質問が出たら、つらいですねというような事を言った。一緒に待機部屋まで行ったが、結局お名前を聞くことはなかった。残念・・・。

4. 質疑応答

試験官は2人であった。
(1) 何か特許の取得や学会発表の経験はありますか?
いきなりの予期していない質問に、まったく面食らってしまった。そして、最初の大失敗をやらかしてしまった。私は、高卒で特許や学会発表の経験もなく、きっぱりと「ありません!」と言い切ってしまった。今なら分かるのだが、「ありません!」などと言い切れば、コミュニケーションもなにもなく、試験官も次の質問に移りずらいと思う。具体的な出願や発表の経験がなくとも、「現在出願を考えている案件があります」とか「将来は、学会発表なども考えています」とかいくらでも「次につながる回答」はあったはずである。
そうなれば、「その内容は?」というようにコミュニケーションは進んだと思う。それを、「ありません!」などと言い切ってしまっては、コミュニケーションも何もない。私は、この時点で半分ぐらい不合格が決ったと今では思っている。また、試験官は「学会発表」という用語ではなく、何か専門的な用語を使って質問された。私は意味が分からず聞き返したところ、「学会発表のことです」と言われた。(ちなみに、この用語は今でも分からない)
(2) では、何かアピール出来る業務は?
待ってました!という質問で、自分の専門に関する業務例(機械部門で合格したときの経験論文内容)を説明した。スラスラと説明出来たが、ここで2回目の大失敗!をやってしまう。説明の最後に、「この考案した技術は、業界では初めての試みでした。ちなみにそれが業界初と知ったのは、その会社を辞めた後でした」と答えてしまったのだ。仮にも総合技術監理部門の合格を目指している者が、当時従事していた業務に関して、その内容が業界でどのレベルにあるのかを知らなかった・・・、というのを自ら告白しているのだ。
さらに、バカなことにそれに追い討ちをかける第3の失敗をしてしまう。試験官が驚き、苦笑いしながら「そうなんですか」というのを、コミュニケーションが進んだと勘違いしてしまったのだ。そして、「そうなんです。会社を辞めた後に、用事があって前の会社に行くとパンフレットに業界初と書いてありまして、それで知りました」と言ってしまった。大バカ野郎である。この時点で、私の不合格は決定的になったであろう。その後、いくつかの質問があったが、特に印象に残るものはない。ただ、試験官が質問に困っていたような印象がある。何か、無理に質問を作っているような・・・。
(3) 勤務先で、情報管理上アクセスが出来ない項目はありますか?
これも無理に作ったような質問であった。ここで、第4の失敗をやらかす。私は、人材派遣会社に勤務しており、現在もある企業に派遣されている。そして常々、技術士の資格を有する派遣社員というのは、非常に少ないのでは?と思っていた。(社内では、私を含めて2人しかいない)これは、口頭試験ではアピール材料になるのでは?と勘違いをしてしまったのだ。確かに、アピール材料になる場合もあるだろう。しかし、それも時と場合による。
私は、「派遣社員では」「派遣社員の中でも」「派遣社員としては」というように、派遣社員を連発して回答した。これでは、アピールを越えてただのイヤミでしかない。しかし、これも今なら分かるのであって、回答している間は必死に自分をアピールすることしか考えられなかった。これは、この時点で最初の失敗に気がつき、「高卒」で「特許もなく」「学会発表の経験もない」自分が、口頭試験に合格するには、何かをアピールしなければ・・・という意識が働いた結果である。しかしこれが、まるっきりの裏目に出た。
(4) 技術士として普段考えなければならないことは?
これも今考えれば、3義務2責務に関する質問であったと思う。考えていると、試験官から「技術士法はご存知ですか?」と質問を変えられた。一応答えたが、まったくコミュニケーションが取れていないような感じであった。
(5) 産業機械を設計する上で、環境に関して考慮するべき点は?
ここで、最後の5番目の失敗をする。「産業機械と環境は、もともと縁が薄いですが・・・」と答えてしまう。総合技術監理上の管理項目に対して、「縁が薄い(ない)」というような返答をしてしまった。試験時間は、全部で約25分だった。部屋を出た後、「ひょっとして、すごい大失敗をしてしまったのでは?」と自問自答したが、すでに後の祭りであった。
しかし、口頭試験の合格率は90%以上である。「まさか落ちることはないだろう。試験官と喧嘩をするか、まったく質問にこたえられない限り、落ちないと聞いたことがあるし」と思っていた。ちなみに、100問用意した想定問題はまったく役に立たなかった。筆記試験での回答内容・受験の動機・CPD・総合技術監理について・合格したら、どう活用するのか?などの質問はまったくなかった。

5. 合格発表

私が住んでいる県では、受験時の住所が県内の者は地方新聞に載る。当然、私もその地方新聞を購読しており、当日、朝の5時過ぎには起きて新聞を見た。総合技術監理部門の欄に、私の名前がない。ちなみに、私は受験申込と前後して転勤で、他県から引っ越してきており、それで漏れたのかな?と思った。(この時点でもまだ、落ちるとは思っていなかった)文部科学省のHPにアクセスしてみた。やっぱり名前がない。どうやら無意識に、「ない、ない、ない、ない、ない・・・」と繰り返していたようだ。
パソコンがある部屋で10才の長女が寝ていたが、その声で起きて「何がないの?」と聞いてきた。私には聞こえず、今度は「落ちた、落ちた、落ちた、落ちた・・・」と繰り返した。(ようだ)長女が今度は、「何が落ちたの?」と聞いたらしい。その声は全く聞こえなかった。これはまったく無意識に言っていたようで、後で長女に「お父さん、キモチ悪かった。頭がおかしくなったのかな?と思った」と言われた。
まあ、もともとちょっとはおかしいのだが。しかし、口頭試験不合格というのは、かなり応えます。少なくとも、その日の業務は手に付きません。思考回路はすべてストップします。業務上の技術的な検討は無理です。私は休んで、朝から酒でも飲みたかったが、どうしても現場に出なければいけない業務があり、休めなかった。現場に行く途中に、ほころび始めた桜を見た。悲しかった。

6. 現時点での考察

技術士には必須の「現時点での考察」である。(笑)すでに、書き尽くした感はあるが、やはりコミュニケーションが全てであると思う。今回の不合格は、「なるべくして、なった」という感がある。私は、あるスポーツを嗜んでおり、その中に一人でタイムトライアルを行なう種目がある。この時に、調子が良いときは「おおっ、(スピードに)乗ってる!」と自分で感じるが、駄目な時は「だめだぁ〜、だめだぁ〜」と、ドンドンスピードが落ちる。丁度、その感じに似ている。
駄目だと分かっているのだが、建て直しが出来ない。出来ないならまだしも、さらなる深みにはまってしまう。そんな感じであった。ただ思うのだが、受け答えそのものは、前回の機械部門での受験の時と大差はない。前回も答えに詰ることは多々あった。だが、結果は180度違う。これはなぜであろうか?
それは、私が「総合技術監理」という部門に対して勝手なイメージを作ってしまい、その呪縛から抜け出すことが出来なかったからだと思う。「何を言ってるんだ、こいつは?」と思われるかも知れないが、本当にそう思う。何も、「総監」を特別な技術士試験と考えなくても良かったのである。(技術士試験自体が特別なのだから)既に、他部門で技術士を取得しているのだから、自信を持って、しかし謙虚に受け答えをすれば良かったのである。
これも、今なら分かることなのだが・・・。そしてもう一つ。筆記試験の成績が合格ラインギリギリであったのではないかと思う。うぬぼれになるが、前回の機械部門は合格ラインより上であったと思う。つまり、前回はすでに合格は決定的になっており、人物の確認のために口頭試験があった。
今回は逆で、合格ラインギリギリなので、呼んで話しをしてみて、OKだったら合格にしよう・・・ということではなかったか?そんな気がしてならない。
この拙文を読まれる方は、私と同じ失敗は犯さずに、是非とも合格をして頂きたいと思います。(そんな失敗する奴、おらんで〜)こだまひびき風に

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5:応用理学

本日(1/23)、先ほど(11:00〜11:30)口頭試験終了してきました。

応用理学部門で地質調査会社に勤務しております(ここは建設部門の方が多いのですが、応用理学の方も見られているようなので)
試験官2名(左A;応用理学風、B;総合技術風)
10:55〜11:25 早く始まり30分一杯です。
QA1;あなたの今までの経歴を五つの管理部門から述べてください。特に、経験論文で書かれていない二つの項目について重点的に述べてください。
an;(いきなり厳しい質問でちょっと慌てました。特に経験論文で書いていない二つの項目を度忘れしてしまった。そのため全部の項目について準備していた経歴を述べた)結果的に社会環境管理について言うのを忘れた
QB1;安全とコストのトレードオフという事を述べられましたが、それはどういう意味ですか。
an;緊急な対策が必要な箇所が多数あるが、予算が限られているため全部はできない。そこで道路の安全性とコスト(対策工費)のトレードオフが発生する。
QB2;(首をひねっている、まずいと思った)あなたが道路の管理者なのですか、あなたの立場は
an;道路の管理者ではなく、道路沿いの防災対策業務の全般的な監理の立場
QB3;(また首をひねって、隣のA試験官に「わかりますか」と聞く。A試験官「わかります」と答えてもらって、この質問終わる)
QA2;今から総合技術士監理に関するキーワードを言いますから、あなたの考えを述べてください。フージビリティ・スダディ、環境アセスメント
an;青本どおりの答えを言う
QA3;知識としてご存知なのはわかりましたから、あなたの考えを述べてください。
an;(またまたちょっとまずい展開になってきた)今までの環境アセスメントは、事業主体(発注者)サイドで実施しているため、公平性などに欠けている面がある。これからは、地域住民を含めた第三者的立場で実施していくことが必要ではないか(途中、論点がぼやけ、何を言っているかわからなくなったが、A試験官にホローしてもらい、結論まで言った)。
QB4;業務論文に職務について書いているが、何故業務について書かなかったのか。
an;(何故と言われても思ったが、正直に言う)昨年業務について書いたが、後で読み直すとまとまりのない文章になっていたので、再度新たに書いた(ちょっとこの答えはまずかった)
QB5;経済性管理で書いてあることは殆ど一般論であたりまえのことだが、原価の低減のための業務時間短縮は品質・納期とコストのトレードオフとあるが、これはどういう意味か。
an;業務が重なるとミスが発生する可能性があり、また納期に遅れる場合があるという意味です。
QB6;(また、首をひねっている)忙しくなると品質が落ちるということですか。
an;あまり業務が多くなると、単純なミスが発生する可能性があるという意味です(何故わかってくれない)
QB7;ネットワークシステムへのインプットは何ですか
an;(意味がわからず聞き直す)
QB8;ネットワークシステムに何を入力していますか
an;業務の工期や受注額、etc
QB9;このネットワークシステムは経済性管理にも貢献していると書いてあるが、このシステムで原価率が分かるようになっているのか
an;それはリンクしていないが、共通できる技術情報が結構あるため、それを共有化して、コストの削減に役立っている。
QB10:社会環境管理について、マニフェストについて書いてあるが、これは当たり前のこと。他に何か注意しているか。
an;作業用車両のアイドリングストップ、掘削機械エンジンの小刻みな停止を行い、有害物質の排出を抑制するよう注意している。
QB11;技術士法が改正されたが、その内容はご存知ですか
an;試験に関する項目、責務に関する項目
QB12;セキム???(責務の意味がわからないよう)
an;2責務を答える
QA4;技術士法の改正の背景にある(???この先忘れた)
an;H2ロケット、JOC、原発問題があり、技術への信頼性が低下していること
QB13;CPDが必要とされる背景は
an;技術者は常に最新の技術を習得しておかなければならいから
QB14;CPDをどのように実践しているか
an;学会への参加 etc
QB14;技術者に求められる倫理とはどう考えるか
an;概念としては分かるが(ちょっと間があいた)「自分の子供達に胸を張って」言えるような行動、考え
以上きっかり30分。厳しい質問が多く、いきなり上記のようなことを聞かれ、緊張して度忘れしたことが多く、今思い出したことが多数あります。ちょっと残念。特に経験論文に間する質問が多かった(自分の採点では論文の出来は悪い)。青本からは2問。前半は首をひねられましたが、後半は両試験官ともうなずいていただいたようです。3義務については聞かれなかったので、「これはまずいか」と思い終了後先輩と合流し聞いてみるとやはり聞かれなかったということで、3名が3名聞かれていないと知りほっと(?)していますが、全般な採点は6割ぎりぎりではないかと思っています。

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6:応用理学

W受験で総合技術監理に落ちて、応用理学のみ口頭受けてきました。このサイトでは、あまり馴染みのない部門ですがとりあえず報告まで。
試験官は2名。1名は某コンサルの技師長クラスの方。もう1名は電力○○研究所の有名な方で、某コンサルの方が主に質問されました。質問内容は以下のとおり。
1.経歴について簡単に述べよ
2.技術士受験の動機について
3.経験論文についての質問
4.信用失墜行為について、事例を用いて述べよ
5.一般的知識(地球の半径?プレートテクトニクス、活断層の定義、活火山について)
6.技術士の義務及び責務について以上です。
この内、5の「活火山について」は、本日の新聞に報道された非常に新しい情報です。たまたま、朝のニュースで見て記憶していたから答えられましたが。タイムリーな話題なので質問される可能性が高いと思いました。また、この問題は来年度の試験問題になると思いました。

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7:機械−暖房及び冷凍機械

専門:機械−暖冷房及び冷凍機械(家庭用冷暖房機器)
所属:都内某企業の商品開発部(その前は研究所勤務)

質問・採点者:2名
 向かって左側:60前後。恐らく学識経験者か
   〃 右側:40代。恐らく技術士の方と思われる。
Q1(左) 経歴の確認:
Q2(左) 研究所時代の総合技術管理的な仕事について
Q3 (左)経験の中で特許と論文について何かあるか?(左)その特許は成立しているのか?
Q4(左)受験の動機と今後の資格の活かし方。
Q5(右)記述式で介護ロボットについて説明しているが、社会的影響においては省エネルギーやリサイクルも重要ですね。
→ハイ(回答では社会的影響について、高齢化社会におけるニーズと安全性の重要性を指摘)
(右)あなたの業務におけるリサイクルや省エネに関する取り組みについて説明してください。
Q6(左)今のは製品の関係ですね、経験論文に事業推進時の社会環境性に関する配慮と在るが、業務で環境に配慮する場合は?
Q7(左)機器開発はOEMとの事だが、トラブル時や普段のメーカーとの責任分担はどうなっているのか?
Q8(右)(業務で扱っている)エネルギーの利用方法のトレンドについてどう考えるか?
Q10(左)機器の価格(仕入れ値)の決め方はどのようにしているのか?技術的に原価を決めているのか?
Q11(左)部下は何人ぐらいか?
Q12(左)部下の指導はどうしていますか?
所要時間:25分弱(技術士法の改正や企業倫理の質問は無し)
全体を通して:
・やはり最初に自分の経歴全体を総合技術管理の目で上手く説明できなかった事が尾を引いた気がします。その後は要所ごとに青本のキーワードを入れては置いたのですが、どちらかといえば機械分野の口答試験のような質問内容でした。
・ 青本の内容については質問がありませんでした(インターネットで見た他の方の速報でも同様)。どうも筆記の5択が7〜8割出来ていれば、青本からは質問されないのかもしれません。以上ご参考になれば幸いです。

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8:環境-環境保全計画

試験官2名
右:総監の位置づけなどを聞いてきた。
左:技術的な問いが中心であった。

問い 答え 備考
総合技術監理部門の受験動機は? 最近担当している仕事は、一つの技術分野を深く追求するだけでは良い結果を得ることが難しくなっております。必ず、5つの管理分野の間でトレードオフの関係が見出され、業務全体を俯瞰的に把握・分析する必要を感じるようになりました。さらに、今後弊社の経営にも参画していきたいと考えております。このような状況の中で、総合技術監理は必要不可欠と考え受験しました。 (試験管の対応)
うなずいてくれた
これまでの業務の中で、総合技術監理の視点から失敗した業務または成功した業務、あるいはその両者について述べてください。 まず、総合技術監理の視点から失敗した業務は、我が国の○○の△△の開発の業務です。これは、クライアントに言われるがまま仕事をしました。そこで、技術的には深まりましたが、結果として赤字業務となり、業務に対するインセンティブを十分与えられる状況にならず、総合技術監理の視点からはマイナスだったと考えております。 自分のフィールドに持っていける格好の材料であった。
総合技術監理の視点から成功した業務は、◇◇です。本業務は、クライアントの要求と経済性管理に大きなギャップができました。具体的には短期間で数多くの◇◇の見直しをするように指示されました。−−−−を納期に合わせるため、個々の−−の汚濁負荷量の品質はクライアントが満足するレベルに下げて、業務が赤字にならないように工夫しました。結果、クライアントが満足する提案を行うことができ、更に、「■の◆◆◆以上」という新たな−−−−要件を作成することもできました。
失敗した業務は、どのようにしたら改善できますか? 今であれば、人員配置状況、契約金額、弊社の知見などを総合的に判断し、業務の遂行範囲をクライアントとネゴシエーションします。また、単年の赤字は余り良くは無いのですが、数年のスパンで業務の将来性や汎用性から、赤字でも戦略的に業務を遂行するのか、どうするのかを決めます。
湖沼法が最近話題になっておりますが、どのような点ですか? 面源対策が大切になってきております。
もう一つ大きな側面がありますね? ええ・・と・・・(考え込む)
生物利用がありますね。 はい。生物利用による湖の浄化があります。霞ヶ浦では、アザサプロジェクトが始まっております。
あなたは、実際にそのようなプロジェクトに携わることがありますか。 弊社は、データの収集及び解析を中心に行っており、実測調査やアザサプロジェクトのようなプロジェクトは行っておりません。
湖沼法の業務は携わっておりますか? そのような業務を受注したかったのですが、受注できておりません。
湖沼の水質は、中々良くなりませんね。特に、土地系からの寄与が大きいようですが、どのように考えますか? 例えば、○○ダムは、△△川の最上流にあり、ほとんどが山林です。しかし、湖沼の水質は、CODで-.-mg/l前後、T-Nも0.--mg/l前後、T-Pも0.---mg/lを超える程度と、AA類型、I類型を満足できるレベルではありません。しかし、負荷量はほどんとが山林からのものです。このように、環境基準を満足するレベルに水質を維持するのは非常に難しいもしくは現実的ではありません。上水の目的を考えると、○○ダムの水質レベルで十分なので、管理の落とし所が重要になってきていると考えております。
システム安全工学のうち、イベントツリー方式とフォルトツリー方式とは何か? イベントツリー方式は、まず、初期事象を設定し、初期事象からの事故進展を考慮しながら、進展キーの項目を設定します。そして、各進展キーの成功/失敗を統合することにより、シナリオを作成し、最終事象がどのような状況になるかを判断します。
フォルトツリー方式は、評価対象とするリスク事象である頂上事象から原因となる事象とその事象に対する防御手段の検討を階層的に実施することです。
(あっ択一問題で間違えたところだ。勉強しておいて良かった。)

(試験管の対応)
うなずいてくれた
では、定性的な方法は何か? えーと・・定性的な方法ですか?・・HAZOP方式とはFMEA方式があります。 (試験管の対応)
うんうん、とうなずく
技術士はなぜ名称独占なのか? 科学技術を用いた業務は、非常に多岐にわたります。技術士を名称独占ではなく、医師などのように業務独占にすると、科学技術を用いた業務(ほとんどの社会経済全般)のほとんどを技術士が担当しなければならなくなり、社会経済がストップしてしまいます。また、技術士のみができることと他のものがやってよいことを厳密に区分することも現実的ではありません。そこで、名称独占になったと考えます。
その側面もありますが、なぜ、名称独占を許されているのか? 技術士の倫理があります。一般の技術者も高い技術力はあるのでしょうが、技術の活用には倫理が必要不可欠です。技術士はその倫理観も担保されており、科学技術に対する (試験管の対応)
うんうん、とうなずく
技術士の継続研鑽とは何か。 日本技術士会に登録しております。現在54CPD時間です。
具体的にどのような内容か 一般共通課題から専門的な技術課題まで幅広く設定されております。
では、終わります。 ありがとうございました。失礼します。 (試験管の対応)
最後まで、私の行動を何となく見ているようであった。

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9:上下水道-下水道

日時:平成18年12月16日(土)
時間:10:00〜10:28
場所:フォーラム8
試験官:60代、50代半ばのコンサル風
受験者:総合技術監理上下水道部門、下水道、下水渠、42才、男、(土木コンサル 設計)

T 受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容と応用能力

1. 経歴及び応用能力(40点満点)

Q.経験した業務における経済性管理、人的資源管理について述べよ。
A.早期の納品に対する設計コスト上昇と設計品質に関してのトレードオフ(試験官が納得しない様子、説明以上の管理について説明を
  希望している。)
  経済性管理については、工程管理、品質管理、及び原価計算について話す。
Q.人的資源管理の実例を挙げなさい。
A.OJT
Q.OJTで部下の資質がのびなかった場合の対応を挙げなさい。
A.工程を見直し、他に割り振る。
Q.情報管理の実例を挙げなさい。
A.業務情報をネットワーク上で管理し、社員の誰もが見れるようにし、業務の効率化を図っている。
Q.情報管理の取り扱いはどうしているか。
A.USBメモリ、CDでの社外持ち出し禁止としている。
  自宅で仕事する場合は、上司の了解をもらっている。(情報セキュリティーが甘いのではとの指摘有り。)
Q.社会環境管理の実例を挙げなさい。
A.リサイクル材の活用、建設廃棄物のリサイクル計画、及び低騒音型の建設機械を使用している。
Q.安全管理の実例を挙げなさい。
A.部内でのクロスチェック、及び技術管理部での照査。地元説明会を通じてのリスクコミュニケーション、それを通じての社会的受容を
  得るようにしている。
Q.地震が起こった場合の対応
A.リスク対応マニュアルを作成する。(方針を決めるのが先との指摘)

U必須科目及び選択科目に関する技術士として必要な専門知識及び見識

2. 体系的専門知識(20点満点)

Q.流末が40mm対応、今回計画する水路が50mm対応でする場合の考慮すべき事項。
A.浸水状況を調査、水路状況を調査する。
Q.雨水整備の効果はどのように評価するか。
A.CVMを用いて、費用対効果の確認を行う。

3. 技術に対する見識(20点満点)

V技術士としての適格及び一般的知識

4. 技術者倫理(10点満点)

Q.技術者倫理重要性の背景
A.倫理欠如に起因した問題
Q.技術者倫理の実践についてはどう対応しているか。
A.公益確保を念頭に、具体的には設計側からだけでなく、住民や市民の立場から設計を振り返るようにしています。

5. 技術士制度の認識その他(10点満点)


6. 試験後感想
・ 去年と比べ、間違った答えに対して、違う質問をするフォローが亡かった
・ 総監的管理についての試験官の質問に対してかいあわなかった。
・ 振り返るとボーダー近かったのか?
・ 総監の立場でなく、専門の立場で答えてしまった。

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