=専門科目(応用理学部門)=
臨時掲示板ログ
  • この掲示板は、平成21年度技術士第一次試験のうち、専門科目(応用理学部門)問題について語り合う掲示板です。
  • 2009.10.16開設、2009.10.31終了、アクセス数1071。

4-1 4-6 4-11 4-16 4-21 4-26 4-31
4-2 4-7 4-12 4-17 4-22 4-27 4-32
4-3 4-8 4-13 4-18 4-23 4-28 4-33
4-4 4-9 4-14 4-19 4-24 4-29 4-34
4-5 4-10 4-15 4-20 4-25 4-30 4-35

4-1
1APEC:2009/10/16(金) 00:54:22
Ⅳ-1 天井から、ばね定数1.0N/mのばねをつるし、その先に質量2.0kgの物体をつけて単振動させる。このとき単振動の周期として最も適切なものは次のうちどれか。但し、ばねの質量は無視できるものとする。
①約0.70s
②約1.4s
③約4.4s
④約8.9s
⑤約13s

2N:2009/10/16(金) 22:49:59
T=2*π*(m/k)^0.5=2*3.14*1.414≒8.9

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4-2
1APEC:2009/10/16(金) 00:54:11
Ⅳ-2 熱電現象に最も関連の薄いものは次のうちどれか。
①ゼーベック効果
②ペルチェ素子
③カー効果
④熱起電力
⑤トムソン効果

2S:2009/10/17(土) 08:27:33


3G:2009/10/17(土) 23:25:50
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4-3
1APEC:2009/10/16(金) 00:39:53
Ⅳ-3 静電場に関する次の記述の、(ア)、(イ)に入る語句と式の組合せとして最も適切なものは①~⑤のうちのどれか。
任意の閉曲面内の総電荷をQとする。閉曲面上の面要素dSの場所の電場ベクトルEの外向き法線成分をEnとする。Enを閉曲面上で積分すると、∫EndS=Q/ε0が成り立つ。ここでε0は、真空の誘電率である。この法則を(ア)とよぶ。無限に広い平面上に、面密度σで電荷が一様に分布している。このとき、平面垂直方向にお互いに逆向きで等しい大きさの電場が、平面をはさんだ2つの空間に生じる。このときの電場の大きさは、(ア)により(イ)と求められる。
①(ア)ガウスの法則 (イ)|σ|/ε0
②(ア)ガウスの法則 (イ)|σ|/2ε0
③(ア)ガウスの法則 (イ)2|σ|/ε0
④(ア)クーロンの法則 (イ)|σ|/ε0
⑤(ア)クーロンの法則 (イ)|σ|/2ε0

2N:2009/10/16(金) 22:53:37
②?
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4-4
1APEC:2009/10/16(金) 00:39:40
Ⅳ-4 固体の結晶格子に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①ダイヤモンド型構造のブラベー格子は、面心立方格子である。
②立方晶はすべて4回回転対称性をもつ。
③立方晶系に属するブラベー格子は3種類ある。
④5回回転対称性をもつ周期格子は存在しない。
⑤面心立方構造は剛体球の最密充填構造の1つに対応する。

2S:2009/10/17(土) 09:18:51
②:I23 P23など 準結晶まで含めば④も誤りに見えるが周期格子となっているので準結晶は含まない…のかな?
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4-5
1APEC:2009/10/16(金) 00:39:29
Ⅳ-5 物質の磁性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①マイスナー効果により、超伝導体は完全反磁性を示す。
②反強磁性体が常磁性に転移する温度をネール温度という。
③強磁性体の温度をキュリー点以上に上げると常磁性を示すようになる。
④パウリの常磁性は、電子が原子核のまわりで行う軌道運動に起因する。
⑤鉄は室温で強磁性を示す。

2N:2009/10/16(金) 22:55:07
③:キュリー点以上で磁性が消える

3N:2009/10/16(金) 22:55:57
③:キュリー点以上で磁性が消える

4S:2009/10/17(土) 08:43:55
④:パウリ常磁性は自由電子系 軌道運動由来はバンブレック常磁性かな

5No Name:2009/10/17(土) 21:36:34
私も③キュリー点以上で磁性が消える,だと思っていたら,そういう状態を常磁性と呼ぶそうで
正解は④
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4-6
1APEC:2009/10/16(金) 00:39:18
Ⅳ-6 SI単位系では、長さ:メートル(m)、質量:キログラム(kg)、時間:秒(s)、電流:アンペア(A)、温度:ケルビン(K)、物質量:モル(mol)、光度:カンデラ(cd)を基本単位とし、その他の単位はこれらの基本単位を用いた組立単位で表すことができる。次の組立単位単位に関する記述のうち誤っているものはどれか。
①周波数の単位ヘルツ(Hz)はs-1である。
②力の単位ニュートン(N)はm・kg・s-2である。
③圧力の単位パスカル(Pa)はm-1・kg・s-2である。
④エネルギーの単位ジュール(J)はm2・kg・s-2である。
⑤電圧の単位ボルト(V)はm・kg・s-3・A-1である。

2N:2009/10/16(金) 22:55:47


3No Name:2009/10/17(土) 21:27:37


4No Name:2009/11/03(火) 13:52:21
⑤にしました。
②:N=kg*m/s2
③:Pa=N/m2
④:J=N:m
①と⑤を迷いましたが、①の方が合っている気がしました。Hzは確か1回あたりの振動数だと思ったので。
なので、誤っているのは⑤です。

5No Name:2009/11/03(火) 14:01:37
間違いました。
1回あたりではなく、1秒あたりです。
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4-7
1APEC:2009/10/16(金) 00:39:07
Ⅳ-7 次の記述の、(ア)~(エ)に入る語句の組合せとして正しいものは①~⑤のうちどれか。
「ある気体の内部エネルギーとは、その気体を構成する分子が互いに及ぼし合っている力による(ア)と分子の熱運動による(イ)の和を、すべての分子について合計したものである。1個の原子からなる単原子分子に比べ、2個の原子からなる2原子分子では、分子の(イ)のほかに(ウ)が加わる。したがって、同じ温度では、1原子分子と2原子分子分子とでは、分子1個あたりの平均の内部エネルギーは2原子分子の方が(エ)」
①(ア)運動エネルギー(イ)振動・回転エネルギー(ウ)位置エネルギー (エ)小さい
②(ア)運動エネルギー(イ)振動・回転エネルギー(ウ)位置エネルギー (エ)大きい
③(ア)位置エネルギー(イ)運動エネルギー(ウ)振動・回転エネルギー (エ)大きい
④(ア)位置エネルギー(イ)運動エネルギー(ウ)振動・回転エネルギー (エ)小さい
⑤(ア)運動エネルギー(イ)位置エネルギー(ウ)振動・回転エネルギー (エ)大きい

2N:2009/10/16(金) 22:58:02


3No Name:2009/11/03(火) 14:00:11
③にしました。
(イ)については、直前に「分子の熱運動による」とあるので運動エネルギー。
これで、選択肢を③と④に絞りました。
(エ)については、振動・回転エネルギーを含む分、トータルのエネルギーが多いのかな、と思って大きいを選択しました。
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4-8
1APEC:2009/10/16(金) 00:38:53
Ⅳ-8 光の進み方に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、入射角、反射角、及び屈折角は、境界面の法線となす角(0°≦θ≦90°)として定義する。
①光が屈折率の小さい媒質から大きい媒質へ入射する場合は、ある角度より入射角が大きくなると、全反射する。
②屈折率の大きい媒質と小さい媒質とでは、大きい媒質の方が光の速さは遅い。
③光が異なる媒質の境界面で反射する場合は、反射角は入射角に等しい。
④光が屈折率の小さい媒質から大きい媒質へ、境界面に対して斜めに入射する場合、屈折角は入射角より小さくなる。
⑤光が異なる媒質の境界面に斜めに入射する場合、その反射率は、偏光の向きによって異なる。

2S:2009/10/17(土) 09:20:38
①:全反射が起こるのは屈折率の大きい媒質から小さい媒質への入射
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4-9
1APEC:2009/10/16(金) 00:38:42
Ⅳ-9 化学結合に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①H2Oは、Oの4つのsp3混成軌道のうち2つが電子対で満たされ、2つのsp3混成軌道の電子がHの電子と電子対を形成するため、原子価殻電子対反発により折れ曲がった分子となる。
②NaClはNa+とCl-が静電的な引力により結合した立方体の単位格子からなる結晶であり、CsClと同一のマーデルング定数もつ。
③水素結合は極性の強い水素化合物に多くみられるが、その結合エネルギーは多くの場合、共有結合の結合エネルギーよりも小さい。
④O2・F2の2p軌道由来の最外殻軌道における結合性軌道と反結合性軌道のエネルギー差は、σ結合の方がπ結合より大きい。
⑤分子結晶は、分子がファン・デル・ワールス力などの比較的弱い分子間力で結合した結晶で、一般に融点が低く、電気を通しにくい。

2S:2009/10/17(土) 09:22:56
②:マーデルング定数は格子に由来する NaCl:1.747558 CsCl:1.762670
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4-10
1APEC:2009/10/16(金) 00:38:31
Ⅳ-10 化学反応に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 気体分子の衝突頻度は、圧力に比例する。また、二分子反応の反応速度とその二分子の衝突頻度は比例関係にある。
②A+B→Cの素反応(A、B、Cは分子種を表す)における反応断面積はAとBの衝突断面積に反応確率を掛け合わせたものである。
③化学反応の原系と生成系におけるそれぞれの化学ポテンシャルの総和の大小は、この反応が発熱反応であるか吸熱反応であるかに反映し、また、反応の平衡定数にも大きく影響する。
④反応速度定数の温度変化についてのアレニウスの式は、指数関数項と頻度因子の積で表され、指数関数項には活性化エネルギーが含まれる。活性化エネルギーとは、反応物の活性錯合体と原系との間のエネルギー差である。
⑤化学反応の律速段階は大別して、拡散律速と反応律速に分類される。高速反応として知られる酸・塩基中和反応は反応律速反応である。

2S:2009/10/17(土) 10:36:44
⑤:中和滴定で撹拌するのは拡散が律速だから 反応が律速の場合はしばらく静置したりする
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4-11
1APEC:2009/10/16(金) 00:38:20
Ⅳ-11 物質の状態に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①純水では1モル当たりのギブズ自由エネルギーが、1気圧、100℃で液相と気相とで等しく、また、1気圧、0℃で液相と固相とで等しい。
②一成分系の状態図で、気相、液相、固相が平行にある点を三重点という。また、高温・高圧で気相と液相が区別できなくなる点を臨界点といい、臨界温度以上の気体は、どれだけ圧力を加えても液化しない。
③理想気体とは、分子間の相互作用がない気体である。標準状態においては、二酸化炭素の方が、窒素よりも理想気体からのずれが小さい。
④気体を加熱して一定温度上昇させるとき、圧力が一定の場合は、体積が一定の場合よりも多くの熱を必要とする。その差は気体が外界に対する仕事の大きさの違いによる。
⑤低温・低圧の状態では、氷が液相を経ずに、直接、水蒸気に昇華することがある。

2N:2009/10/16(金) 22:59:12
③:ずれが小さいのは窒素の方
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4-12
1APEC:2009/10/16(金) 00:38:08
Ⅳ-12 多元素同時分析法として最も適切なものは、次のうちどれか。
①酸化還元滴定法
②赤外吸収分光法
③キレート滴定法
④比色分析法
⑤蛍光X線分析法

2N:2009/10/16(金) 23:05:34


3No Name:2009/10/17(土) 21:26:41
⑤蛍光X線分析法
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4-13
1APEC:2009/10/16(金) 00:37:47
Ⅳ-13 合成繊維の力学的性質はガラス転移点に表れる。このガラス転移点を決定する要素で、最も影響の少ないものは次のうちどれか。
①モノマー種類
②立体規則性
③残留モノマーの量
④分子量
⑤延伸度

2S:2009/10/17(土) 10:28:46
③:ガラス転移点が動くほどモノマーが残存していたら繊維として使えないと思う
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4-14
1APEC:2009/10/16(金) 00:37:34
Ⅳ-14 元素の地殻中での存在比で、誤っているものは次のうちどれか。
①酸素>ケイ素
②アルミニウム>鉄
③カルシウム>鉄
④ナトリウム>カリウム
⑤塩素>カリウム

2N:2009/10/16(金) 23:03:53
元素の地殻存在割合は,O Si Al Fe Ca Mg Na K
よって⑤

3No Name:2009/10/17(土) 21:22:13
⑤塩素>カリウム

4ころころ:2009/10/27(火) 11:03:14
上記であれば鉄>カルシウムでは? よって③も正解???
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4-15
1APEC:2009/10/16(金) 00:37:24
Ⅳ-15 次の物性の中で、ガラスでは実現しにくいものは、次のうちどれか。
①熱膨張率の低いガラス
②光透過性の良いガラス
③異方性の大きいガラス
④電気伝導度の小さいガラス
⑤屈折率の大きいガラス

2S:2009/10/17(土) 10:50:18
②:波長10μm付近の光を透過するガラスは作れないと言うことで…ダメ?

3S:2009/10/19(月) 10:11:32
これは③でしたね
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4-16
1APEC:2009/10/16(金) 00:37:12
Ⅳ-16 次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①アルカンの炭素数が4個以上になると、構造異性体が存在する。
②OH-、Cl-、H2O、H+のうち、求核剤はH+である。
③芳香族に電子を供与する官能基を付加したものは、求電子置換反応の速度が増加する。
④カルボン酸やフェノールはアルコールよりも酸性が強い。
⑤2、4ージメチルヘキサンは不斉炭素をもつ。

2S:2009/10/17(土) 09:26:12
②:H+は求電子剤

3No Name:2009/10/17(土) 21:39:13
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4-17
1APEC:2009/10/16(金) 00:37:01
Ⅳ-17 次の記述のうち、正しいものはどれか。
①海水に含まれるコバルトを定量するためには、イオンクロマトグラフィーに結合させた誘導結合プラズマ質量分析装置が適する。
②海水に含まれるコバルトを定量するためには、イオンクロマトグラフィーに結合させた吸光分光光度計が適する。
③海水に含まれるコバルトを定量するためには、イオンクロマトグラフィーに結合させた蛍光分光分析装置が適する。
④海水に含まれるコバルトを定量するためには、採取した海水を直接吸光分光光度計で測定することが適する。
⑤海水に含まれるコバルトを定量するためには、採取した海水を直接蛍光分光分析装置で測定することが適する。

2No Name:2009/11/03(火) 14:04:58
①にしました。
根拠は全くの適当です。
「定量する」と書いてあるので、「質量」と入っているものがいいのかな、と思いました。
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4-18
1APEC:2009/10/16(金) 00:36:50
Ⅳ-18 ヒ素とその水質汚染に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①自然由来のヒ素汚染の1つとして、鉱物由来の無機ヒ素が溶出し、温泉水や地下水に高濃度に含まれることが挙げられる。
②我が国の水道水の水質基準では、ヒ素の基準値は0.01gL-1以下となっている。
③半導体材料として用いられる金属ヒ素は、水にほとんど溶解しない。
④ヒ素は、揮発性があるため、火成岩や変成岩にはあまり含まれない。
⑤水を含む地表付近の環境下では、亜ヒ酸塩とヒ酸塩の鉱物が形成される。

2N:2009/10/16(金) 23:06:49
②:0.01mg/L以下

3No Name:2009/10/17(土) 21:21:38
②0.01gL-1も入っていたら大変です
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4-19
1APEC:2009/10/16(金) 00:36:40
Ⅳ-19 大気の組成やプロセスに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
①京都議定書で先進国による排出が規制されているのは、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、クロロフルオロカーボン(CFCs)、六フッ化硫黄(SF6)の6つである。
②クロロフルオロカーボン(CFCs)は地表付近では化学的に安定であるが、成層圏に達して紫外線により分解され、酸素原子を放出しオゾン層を破壊する。
③0.1~1μmの大きさのエーロゾルは、大気中に比較的長い時間にわたって安定に浮遊し、レイリー散乱によって太陽放射を散乱する。
④地表面から大気上端までの大気中に含まれる水蒸気の積算量を可降水量と呼び、全球・緯度別平均では、赤道付近で最大で両極方向に行くにしたがって減少する。
⑤大気境界層中の乱流のエネルギースペクトルは、慣性小領域において、波数の-4/3乗に比例する。

2N:2009/10/16(金) 23:08:55


3S:2009/10/17(土) 12:11:06
⑤:-5/3乗

4S:2009/10/17(土) 12:18:25
④:間違えました 正しい物でした。
ついでに、
①ハイドロフルオロカーボン
②塩素ラジカルを放出
③ミー散乱
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4-20
1APEC:2009/10/16(金) 00:36:21
Ⅳ-20 陸水の化学組成に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①我が国では降水量が多く河川が急流であるため、水の循環速度が大きいこと、また蒸発濃縮が少ないため、大陸の河川に比べて一般に成分濃度が小さい。
②陸水における水素と酸素の同位体比の間には、おおむね反比例関係があり、陸水の多くが海水に由来することを示す。
③酸性河川の酸性水の起源として、火山起源の硫酸・塩酸、硫酸や硝酸を含む酸性の降雨、鉱山排水などが挙げられる。
④蒸発が活発な湖沼や乾燥地を通過した河川水、河口付近の河川水は、高濃度の塩を含み、海水の組成に近くなる傾向にある。
⑤陸水に石灰岩が溶解すると弱アルカリ性になり、カルシウムイオンの濃度が増大し、炭酸カルシウム型の水質となる。

2N:2009/10/16(金) 23:14:50
②:比例関係にあり,天水起源

3No Name:2009/11/03(火) 14:50:20
②にしました。
陸水の起源は海水ではなく、天水です。
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4-21
1APEC:2009/10/16(金) 00:36:09
Ⅳ-21 河川における水の全球平均滞留時間として、最も適当なものは次のうちどれか。
①260日
②130日
③65日
④13日
⑤24時間

2No Name:2009/10/17(土) 21:18:52
④13日
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4-22
1APEC:2009/10/16(金) 00:35:58
Ⅳ-22 次の計算結果のうち、誤っているものはどれか。
①太陽定数を1,368Wm-2、地球を球と仮定したとき、全球平均・年平均した地球に入射する太陽放射は、342Wm-2である。
②間隙率40%の土壌において体積含水比が30%ならば、飽和度は75%である。
③ある帯水層の水理水頭差が水平距離100mあたり0.3mであり、透水係数が1×10-3cms-1であるとき、ダルシーの法則によればその流動速度は、約0.95m/年である。
④北半球と南半球、それぞれの海陸比は61:39と81:19である。水半球の海陸比は91:9であるならば、陸半球の海陸比は、51:49である。
⑤年降水量1500mmの面積10km2の流域において、降水のうち60%が河川に流出するとすれば、流域の出口の河川における平均流量は2.85m3s-1になる。

2N:2009/10/16(金) 23:17:33
⑤:0.285m3s-1・・・のはず
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4-23
1APEC:2009/10/16(金) 00:35:48
Ⅳ-23 物理探査における計測データの処理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①同一観測条件での複数の計測データのスタッキングにより、重ね合わせ数に比例してS/N比を向上させることができる。
②2つの時系列データの周波数ごとの類似の程度を表すために、周波数領域における相互相関関数に対応するコヒーレンスが使われている。
③センサーから出力されるアナログ信号をA/D変換する際には、その信号に含まれる最も高い周波数の2倍以上のサンプリング周波数で離散化する必要がある。
④バンドパスフィルタによって特定の周波数帯域の成分を減衰させることなく、通過させ、その外側の周波数帯域の成分を遮断させることができる。
⑤時系列データのフーリエ係数を高速に計算するアルゴリズムであるFFTでは、データ数が2のべき乗の場合に効率的に計算時間を短くできる。

2S:2009/10/17(土) 09:28:30
①:重ねあわせ数の平方根に比例
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4-24
1APEC:2009/10/16(金) 00:35:36
Ⅳ-24 物理探査に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①重力探査では、観測される重力値から求められる重力以上の分布に基づいて地下の密度分布を推定することができる。
②表面波探査法は、人工震源により発生した波動を観測し、表面波の分散曲線を求めて、表層地盤のS波速度分布を推定する探査方法である。
③タイムラプス調査は、ある時間間隔で繰り返し行われる物理探査であり、探査実施の時間に依存したランダムノイズの影響を評価し、探査データの精度を向上させるために使われている。
④地中レーダは、深度数mの地下浅部での電磁波の伝播現象を用いるもので、埋設管や空洞の探査、構造物の維持・管理、遺跡調査などのために利用されることが多い。
⑤環境振動の評価では、人間の振動感覚を考慮した量である振動レベルが用いられており、その計測にはJIS規格に則った振動レベル計が使われる。

2No Name:2009/10/17(土) 01:45:13
⑤「JIS規格に則った」が誤りでしょうか?
戻る

4-25
1APEC:2009/10/16(金) 00:35:26
Ⅳ-25 次の語句のうち、電気・電磁探査に関係のないものはどれか。
①電極配置
②表皮効果
③ニアフィールド効果
④IP効果
⑤エトベス効果

2No Name:2009/10/16(金) 21:20:53


3N:2009/10/16(金) 23:19:57
⑤:エトベス効果は重力探査に関係あり

4No Name:2009/10/17(土) 21:17:47
⑤エトベス効果
戻る

4-26
1APEC:2009/10/16(金) 00:35:12
Ⅳ-26 地震探査に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①反射法地震探査では、探査深度とほぼ同じ程度の最大オフセット距離を設定する必要がある。
②反射法地震探査では、地層境界面で反射して地表に戻ってきた反射波を用いており、反射波の波長よりも層厚の厚い地層の検出が難しい。
③反射法地震探査では、CMP編集されたデータからNMO補正に用いる最適な重合速度を求める速度解析が行われる。
④屈折法地震探査では、地層の速度が深部ほど順次大きくなる場合でも、中間層の層厚が小さいとブラインド層となり、屈折波が初動として現れない。
⑤屈折法地震探査のデータ解析では、特別な場合を除いて全走時や原点走時が一致していることを確認しなければならない。

2No Name:2009/10/17(土) 01:31:16
④かな
戻る

4-27
1APEC:2009/10/16(金) 00:35:01
Ⅳ-27 次の用語のうち、島弧火山活動と直接関係のない用語はどれか。
①マントルウェッジ
②背弧
③火山前線
④沈み込み帯
⑤中央海嶺

2N:2009/10/16(金) 23:20:28


3No Name:2009/10/17(土) 21:17:17
⑤中央海嶺

4No Name:2009/11/03(火) 14:22:07
⑤にしました。以下、平凡社の地学辞典より引用。
①:沈み込むスラブと陸側プレートの地殻部分に挟まれたマントル部分。
②:島孤における海溝と反対側の背後側。
③:島孤(プレート沈み込み境界)に沿う火山分布域の海溝寄りの縁のこと。
④:沈み込みが起きる場所。
⑤:大西洋、インド洋および南太平洋のほぼ中央を走る海底の大山脈。
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4-28
1APEC:2009/10/16(金) 00:34:50
Ⅳ-28 次の鉱物のうち、偏光顕微鏡により同定が困難なものはどれか。
①黄鉄鉱
②普通角閃石
③単斜輝石
④黒雲母
⑤ジルコン

2No Name:2009/10/16(金) 20:29:22


3N:2009/10/16(金) 23:21:12


4No Name:2009/10/17(土) 01:48:46
①不透明鉱物です。

5No Name:2009/10/17(土) 21:16:57
①黄鉄鉱 同定するなら反射顕微鏡を使う
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4-29
1APEC:2009/10/16(金) 00:34:38
Ⅳ-29 次の珪酸塩鉱物のうち、フィロ珪酸塩に分類されるものはどれか。
①カンラン石
②雲母
③輝石
④角閃石
⑤ザクロ石

2No Name:2009/10/16(金) 20:28:54


3N:2009/10/16(金) 23:21:47


4No Name:2009/10/17(土) 21:16:12
②雲母
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4-30
1APEC:2009/10/16(金) 00:34:26
Ⅳ-30 次の金属鉱床のうち、斑岩銅鉱床に分類されるものはどれか。
①リオティント
②神岡
③カッパーベルト
④チュキカマタ
⑤マッカーサーリバー

2N:2009/10/16(金) 23:26:19
④のチュキカマタ。代表的なポーフィリーカッパー。

3No Name:2009/10/17(土) 21:15:44
④チュキカマタ
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4-31
1APEC:2009/10/16(金) 00:34:15
Ⅳ-31 分析方法や分析機器はしばしば略称で呼ばれる。次の略称とその意味の組合せのうち、誤っているものはどれか。
①GC/MS:ガスクロマトグラフ質量分析
②XRF:蛍光X線分析
③NAA:中性子放射化分析
④EPMA:電子プローブマイクロアナライザー
⑤FTIR:フィッショントラック法

2N:2009/10/16(金) 23:27:48


3No Name:2009/10/17(土) 21:15:11
⑤FTIR:フーリエ変換赤外分光分析計
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4-32
1APEC:2009/10/16(金) 00:34:05
Ⅳ-32 付加体の特徴に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①メランジュ(混在岩)は、硬質で変形しにくい岩塊状の砂岩及び花崗岩を、剥離性の強い泥質岩や蛇紋岩が取り囲むような状態にあるため、斜面において岩塊の抜け落ちなどの問題を生じやすい。
②強い剥離性を示す結晶片岩は、付加体深部の岩石が高温・高圧下で再結晶してできた岩石であり、力学的な異方性を示す。
③膨潤性地山として知られる蛇紋岩には、鱗片状で光沢のある剥離面を形成しているものがあり、地すべりを起こしやすい。
④海溝付近の堆積物にはプレートの圧縮応力で衝上断層が出でき、堆積物はこの断層の連動に伴って大陸プレートへ付加されていく。
⑤沈み込み帯の海溝付近の大陸斜面ではしばしば海底地すべりが発生し、海山は断裂を生じて海溝へ向かって崩壊していく。

2N:2009/10/17(土) 09:44:53
⑤?:海山は・・・以降の文章が怪しいのだが。

3No Name:2009/10/17(土) 21:12:52
①花崗岩は通常の付加体の構成岩類ではない
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4-33
1APEC:2009/10/16(金) 00:33:55
Ⅳ-33 地すべり調査において、最も関係のないものは次のうちどれか。
①地形判読
②リングせん断試験
③孔内傾斜計観測
④定歪み速度圧密試験
⑤伸縮計観測

2No Name:2009/10/16(金) 21:18:39
2でしょう。

3N:2009/10/17(土) 00:25:56
私は②か④で迷った上で②にしたのですが,コアのせん断応力をもとめることで,
地すべりの調査ができるような気もします。ですから,④では?

4No Name:2009/11/03(火) 14:45:29
④にしました。
①③⑤は、現地の状況を把握するための調査なので関係ありと思いました。
②④で迷って、④にしました。
理由は、Nさんも書いておられるとおり、力学的性質を調べることが地すべり調査の一環になるのか、と考えました。
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4-34
1APEC:2009/10/16(金) 00:33:44
Ⅳ-34 岩石の風化・変質作用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
①火成岩では、有色鉱物を多く含む黒っぽい岩石ほど風化に対して不安定である。
②黒色の磁鉄鉱から赤鉄鉱や褐鉄鉱への変化が風化の層に現れているが、これは主に空気中の酸素が岩石を構成している鉱物に及ぼす酸化作用によるものである。
③堆積岩のスレーキングの発生機構の1つとして、岩塊中に水分が浸透することで間隙中の空気を圧縮し、岩塊中に圧縮力を発生させることが挙げられる。
④グリーンタフ地域に分布する新第三紀の地層では、熱水変質により地層が著しく脆弱化していることが多い。
⑤風化・変質作用は原岩を軟弱化させるのが一般的であるが、珪化作用のように強度を増加させるものもある。
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4-35
1APEC:2009/10/16(金) 00:33:34
Ⅳ-35 次のうち、堆積構造の記載に最も関係のないものはどれか。
①インブリケーション
②フルートキャスト
③皿状構造
④デュープレックス
⑤炎状構造

2No Name:2009/10/16(金) 20:27:59
4かな?

3N:2009/10/17(土) 09:47:39
④:付加体に関係する用語では?

4No Name:2009/10/17(土) 21:00:22
④デュープレックスは変形構造

5No Name:2009/11/03(火) 14:38:33
④にしました。以下、平凡社の地学辞典より引用。
①:砕屑粒子の最大投影面が、堆積面に対し斜めに傾き堆積した組織。
②:砂を運搬した水流中の渦の浸食作用により水底の泥がえぐられてできたくぼみ。
③:地層断面に見られる平底型の皿の形態をなす堆積構造。
④:覆瓦状構造の一種で、上限をルーフスラスト、下限をフロアースラストで境され、その中で同一層準の地層がより小規模なすラストによって瓦を斜めに重ねたように繰り返しているもの。
⑤:荷重痕の一種。泥の上位に砂が堆積した場合、堆積直後の未固結状態では砂の密度のほうが大きいために、より密度の小さい泥が上方に、砂が下方に移動して荷重痕ができる。
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