過去ログ倉庫No.55


No.9932 道路の特定財源見直し 投稿者:初心の是非を忘れない。 投稿日:2007/09/01(Sat) 13:23 [返信]

国交省道路局HPにおいて、建設一般(道路)の必須問題で出題の『道路特定財源見直し』に関連の中期計画素案アンケートの掲載がありました。
また、新聞などでも年末にかけ、道路財源の一部一般財源化について、省庁間で議論が本格化される模様と伺っています。
筆記試験の結果は分かりませんが、内容を精査し、口頭試験などへの備えにもなるので、研究しようと思います。ご意見のある方、議論しませんか。


       

No.9946 RE:道路の特定財源見直し 投稿者:かめさん 投稿日:2007/09/02(Sun) 14:04

◆背景(一部 ウィキペディア参照)
 日本列島改造論等を打ち上げていた田中角栄氏が、当時遅れていた道路整備の財源として、使用目的を制限した制度を考え出した。(当時としては天才的発想です)
 基本的な考え方は「受益者負担」です。道路を使う人(車)が道路を造るお金を負担する。そのかわりそうやって集めたお金は道路建設以外には使わない。これだと、比較的税金負担が受け入れられやすいのです。
 つまり取り易い所から税金を取る為の方策で、立派な理由を後から付けた。しかも、そのお金は比較的自分たちの自由に使える。というお役所にも業界(設計を含む)にとってもおいしい制度です。また当時としては道路が一気に整備されて自動車を持っている人たちにも利益となりました。(さすが天才田中氏が旧大蔵省の優秀な官僚を使って考えた制度です)

◆問題点
 道路整備が進んできて、使うお金が減ってきたのに入ってくるお金は変わりません。そこで国土交通省の中で本来目的から比較的近い所にばらまいていましが、これが批判の対象になり、何らかの手を打つ必要に迫られました。
 今より税金を低くするのが本筋ですが財政赤字状態なのでせっかく入ってくる税金を安くするより一般財源に廻す方が(税金を払っている人を除いて)みんなの理解を得られやすいと言う事で、今回の状況になりました。また税金を払っている人も今より高くなる訳ではないのであまり文句も言いません・・・。と言う事で、各省庁(できれば道路に絡む部分で)で山分けしましょうと言う事になりました。(単に一般財源に廻すと税金を取り始めた理由が崩れる=税金を安くしろと言う議論になる)

◆まとめ
 本来は特定財源の税金を安くするのが本筋でしょうが、国家財政が再建中ですから、現在は一般財源から負担している事業で道路に関連する部分(交通量を減らす効果があるとか)については国土交通省以外の事業でも
費用を負担する事にしましょう。
 と言う事でいかがでしょうか

◆注
 ウィキペディアによると法律的には特定財源ではないそうですが運用では特定財源として扱っているようです(当方、詳細未調査)


       

No.9947 RE:道路の特定財源見直し 投稿者:みーたん 投稿日:2007/09/02(Sun) 14:49

道路の特定財源見直しについて
口頭試験で意見を求められることはあるのでしょうか?
私は、専門分野での2次試験論文や経験論文での議論になるのかと思うんですが?
そして、筆記試験時の道路特定財源がさっぱりだった時に、
口頭試験用に真剣に勉強しても、何かおかしくないですか?


       

No.9948 RE:道路の特定財源見直し 投稿者:かめさん 投稿日:2007/09/02(Sun) 16:47

無駄だと思うなら読み飛ばしてください。

何が口答試験に出るかなんて誰にも判らないと思いますよ。たまたま試験官の思いつきで出る事もあると思いますから。
ま、試験ギリギリで時間がないとか少しでも楽をして資格が欲しいのならなら、そう言う考え方もありますけど。

それと、あちらこちらの板で「専門外ですが」って議論に加わっている方がいますので、あなたの試験勉強には役に立たないですよって教えて上げてください。


       

No.9949 RE:道路の特定財源見直し 投稿者:みきっち 投稿日:2007/09/02(Sun) 21:02

 道路局のHPで掲載されていたのは、筆記試験後わかりました。筆記試験がボーダーラインぎりぎりだった場合聞かれてくるのは当然かと思います。
  
 >みーたんさんが書いた内容が、あまりにも馬鹿らしくなったので、書き込みました。

 試験がどうのこうのというより、社会資本整備にかかるものとして、知っていて損はないはずです。


       

No.9956 RE:道路の特定財源見直し 投稿者:ゴッドギャンブラ− 投稿日:2007/09/03(Mon) 08:30

かめさん、道路特定財源の解答?(説明)
としては、一番私にはわかりやすく納得できる
お話でありました。
背景についてなかなか的を得たことを書かれたのは
かめさんだけだと思います。
前にも書かれてた方みえましたがちょっと違うんではと思っておりました。


       

No.9961 RE:道路の特定財源見直し 投稿者:かめさん 投稿日:2007/09/03(Mon) 10:58

ゴッドギャンブラ−さんお褒めの言葉ありがとうございます(何も出てきませんが)

問題は予算を何に使うかで
・道路標識や信号の整備
・駐車場整備(特に駅前とか)
・歩道橋、地下通路等の整備
・パーク&ライド
とかに使えば結構な金額を使えるんで整備も進んでいいんですけど、いづれも地方自治体系の予算なので難しいんでしょうね(口頭ではこの辺でもいいんでしょうけど)
全国版ではITSがらみでしょうか。


       


No.9884 再現値の算出方法について 投稿者:sho 投稿日:2007/08/29(Wed) 18:04 [返信]

こんな質問ここでは場違いかと思いますが、分かる方がいれば教えてください。
現在業務にて、過去の積雪データより10年確率再現値(10年に一度起こる最大の積雪深)の算出を求められています。ネットや書籍にて算出方法を探しているのですが、全く分からずに困っています。
どなたか、算出方法や参考になる書籍をご存じの方、返事を頂けると助かります。
よろしくお願いします。
せっぱ詰まってます。


       

No.9885 RE:再現値の算出方法について 投稿者:bom 投稿日:2007/08/29(Wed) 18:35

建設協会から降雪深・積雪深に関する統計調査票というのが発行されています。
あとは、最寄りの観測所から積雪深(既往)を教えてもらって確率計算してもでますよ!


       

No.9886 RE:再現値の算出方法について 投稿者:sho 投稿日:2007/08/29(Wed) 19:26

すいません、せっぱ詰まりすぎて言葉が足りませんでした。
今、降雪深・積雪深等の過去10年分のデータを頂いており、そこから再現値を算出することになっています。
bomさんの言われる確率計算?による算出方法が分かれば教えて頂けないでしょうか?もしくはくわしい書籍を紹介して頂ければ助かります。
もう10年以上、確率にはふれてないのでパニックです。
ずうずうしくてすいません
お願いします


       

No.9891 RE:再現値の算出方法について 投稿者:bom 投稿日:2007/08/29(Wed) 23:47

私もかなり昔にやったので忘れてしまいましたが
河川なんかでは、クリーブランドや岩井法などいろいろありますが、積雪深は岩井法だと思います。
岩井法の対数分布方式、超過確率計算で算出できると思います。
干天日数や連続干天日数などは非超過確率計算ですので間違えないように。
ちなみに10年間データでは、本来の確率計算とはいいません。観測所の全部データ、ない場合でも最低でも30年くらいは必要だと思いますが・・・

私の昔の記憶ですので参考まで!!


       

No.9895 RE:再現値の算出方法について 投稿者:csman 投稿日:2007/08/30(Thu) 00:44

数年後に定年を迎える技術士ですが、
ネットでの検索キーワードが的確でないか、あるいは
大学で統計学を学ばなかったというふうに思いました。

検索では、「発生確率年」と「降水」をキーワードしてトライしてみてください。
気象庁のHPにリンクできるでしょう。
そこに確率降水量の推計方法の基礎が掲載されています。
ヒストグラムのグレードの設定も、本来は統計学的手法によるのですが、興味があったら確認してみてください。
10年確率とはいっても、ヒストグラム作成のためには、bomさんも書かれていますが、10年の統計データでは、誤差が大きくてまったく使えません。100年のデータから10年確率で推計する方がずっと確からしい値が出ます。岩井法が一般的です。

PCによる検索は、あくまでツールだということをお忘れなく。
普通に検索すると、99%は役に立たない情報です。まずは、周りにいるお年寄りに聞いてみると良いでしょう。
それと“すみません、わかりません”という勇気を持つことです。

【参考文献】
鈴木榮一;気象統計学(地人書館、1968初版、1976年6版) 古い書籍のため絶版と思われます。


       

No.9897 RE:再現値の算出方法について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/30(Thu) 09:03

岩井法でやればいいと思います。
フリーソフトがネットで公開されていますよ。
http://www2.odn.ne.jp/fukadasoft/proba10.html


       

No.9901 RE:再現値の算出方法について 投稿者:supremo 投稿日:2007/08/30(Thu) 12:31

いい回答があるかどうかはわかりませんが、下記のところで訊いてみるのもいいかと思います。

http://www.ohta-geo.com/wboard/index.htm


       

No.9903 RE:再現値の算出方法について 投稿者:sho 投稿日:2007/08/30(Thu) 19:28

ご返答ありがとうございました
本当に助かります
少し先が見えてきた気がしてきたので、もう少し勉強しようと思います。

csmanさんの
「“すみません、わかりません”という勇気を持つことです。」
には、グサッときました。グサッと。

みなさんありがとうございました。


       

No.9905 RE:再現値の算出方法について 投稿者:sho 投稿日:2007/08/30(Thu) 20:55

また、疑問が一つ湧いてしましました。。。
社内で、別の人が探しだした資料によると、スレイド法という方法で計算していました。
皆さんの回答によると岩井法が良さそうなのですが、そのほかにクリーブランドやガンベル等あるようで、何か、特徴の違いや、各方法の位置づけ、岩井法が向いている根拠等が分かればよいのですが?
甘えてばかりで申し訳ありません。
今後は勉強しますので、よろしくお願いします。


       

No.9906 RE:再現値の算出方法について 投稿者:田舎者 投稿日:2007/08/30(Thu) 21:58

確率処理は降雨データーで日常的におこなわれますが、雪データーも基は雨ですから同じでしょう。
ハーゼン、トーマス、ガンベル、岩井法、対数正規法、ピアソン3型、極値分布型など様々な方法がありますが、河川砂防技術基準にいずれも説明があったと思います。
どれを使うかと言う問題ですが、決め手がないので色んな方法が出回っていると言うことも言えると思います。
説得力としては色んな方法で算出して、データープロットを算出曲線が如何に良く表せているか視覚的に決める程度で良いのではないでしょうか。
雪データ数がそう多くなければ、方法よりもデータ数による精度低下の方が支配的なので、方法の選択はそれほど重要性を持たないと思います。


       

No.9912 RE:再現値の算出方法について 投稿者:bom 投稿日:2007/08/31(Fri) 09:54

なんかだんだん意見も熱が入ってきましたね。
確かに確率計算の方法はいろいろあります。
が!shoさんは急いでいるとか言ってましたよね。
と、言うことは今週中とかという事でしょ!
その中で、多々の方法の確率計算を算出して
例えばプロットして、この確率計算方法だと
こうなりますとか、そんな次元の問題じゃ無いんじゃないですか?
1/10年再現値を算出すると言うことはガ−ドレ−ルとか安全柵の積雪深の高さを出そうとしていると思いますが、その値が5cm違ったところで鋼材耐力に殆ど影響しません。(他の手法はとにかく岩井法が解らない人はいないでしょう)

要は、この積雪深の算出にあたり○○観測所の積雪深デ−タ30年分を一般的な確率計算の手法の一つの岩井法で算出した結果、○○cmになりました。
と回答すべきで、その顧客との間で「多手法での検討も必要だよ」となった時に現地に即した解析方法を模索すればいいと思います。

防護柵の設計であれば参考までに、
防護柵の設置基準・同解説
北海道開発局の道路工事設計施工要領
土木研究所の防護柵に関する研究
旧建設省土木研究室の積雪寒冷地における防護策の研究報告書などが参考になります。


       

No.9928 RE:再現値の算出方法について 投稿者:sho 投稿日:2007/09/01(Sat) 08:16

ご返答ありがとうございます
やはり岩井法が一般的ということで採用するのが良いみたいですね
作業はAPECさんに教えて頂いたフリーソフトでとりあえず出来ました。
でもやはり協議するのに、内容を知らないと辛いところがあるので、もう少し確認が必要で。。。
防護柵の設置基準・同解説が身近にあるのでそこから見てみようと思います。
ちなみに、今の作業は道路の堆雪幅を計算していて、幅員の広さに驚いています。
本当に助かります。ありがとうございました。


       

No.9929 RE:再現値の算出方法について 投稿者:クプクプ 投稿日:2007/09/01(Sat) 12:19

確率計算は、砂防とか地すべり対策での降水量では、岩井法、ガンベル法、トーマス法とかをそれぞれ計算して、過去の実績と比較して、最大値を使うとかしてます。
やり方は、みなさんが言われているように、
フリーソフトもあるし、河川砂防技術基準にも書かれています。

道路の場合ですとどうでしょうか。
道路土工指針に書いてあるような気がしますが、
通常、どういう方法を使うか、過去の事例を見るのが無難なところでしょうね。

ところで、「すみません、わかりません、勉強します。」は、技術士口頭試験では、わからないときの正しい対応ですが、
業務では、ちょっと違うと思います。
発注者は、コンサルに技術的な質問をしている訳でしょうから、ここで、「わかりません」と答えた場合、
発注者は、別のわかるコンサルを捜さないといけないことになります。最悪、担当者としての資質に欠けていると言われるおそれがあります(すみません。ちょっと、言い過ぎかもしれません)。
昔、実際に「わかりません」と言って、すごく怒られた経験がありました。

その場合は、
「自分は、その方面の専門家でないので、調べて、回答します。」と答えるので正しいと私は、思います。


       

No.9930 RE:再現値の算出方法について 投稿者:かわや 投稿日:2007/09/01(Sat) 12:39

河川計画では、雨量・流量等の確率水文量の算定にあたって、グンベルなどの13手法を用いています。@SLSC等の評価で、最も適合度の高い手法を採用する。A適合度の高い手法についての各手法の平均値を用いる。B適合度の高い手法をバンドで示すなどの方法があります。

かつての河川計画では、最大となる水文量を選択するという考え方もありましたが、今の主流は上記のとおりです。

↓以下を参考に。
http://www.kasen-keikaku.jp/suimon/
http://www.data.kishou.go.jp/climate/riskmap/ap1.html


       

No.9958 RE:再現値の算出方法について 投稿者:sho 投稿日:2007/09/03(Mon) 09:45

ご返答ありがとうございます。
特にこの方法を採用しなければならないという理由はなくて、一般的な方法を採用する場合と、各方法との比較や平均を行う場合があるのですね。
積雪時の防護柵や、砂防・河川の分野で使われているということもわかりました。どれも今まで関わったこと無かったので、ここで聞けて良かったです。
道路土工については、とりあえず排水工指針には記述が無かったかと思います。道路土工に記述されていると、説明がしやすいと思うのですが。
皆さん今回は本当に助かりました。ありがとうございました。


       


No.9910 建設一般と専門の採点について 投稿者:あんどん 投稿日:2007/08/31(Fri) 01:32 [返信]

経験論文の作成・準備にとりかからなければ…と思いつつも、業務対応やプロポ対応に追われ、筆記試験の結果のことも気になったりで、なかなか集中できません。

建設一般は、「平均レベル(平凡レベル)」の解答で、専門は、ある程度納得のいく解答ができました。(専門は自信ありです)

ここで、素朴に感じていることなのですが、採点は、建設一般と専門は切り離して全く別々に行われるものでしょうか?
また、建設一般と専門を採点する人は、同一人物とは限らないのでしょうか?
もし、そうであれば、建設一般でA判定をとれなかったら、専門の方は真剣に採点してもらえないような気もします。

建設一般と専門は、各々でA・B・C判定をするのでしょうが、最終的な合否判断として、建設一般と専門の両者を総合的にみて評価するということは有り得ないのでしょうか?

このようなことを気にしてもはじまらないのですが、かなり微妙なところなもので、どうしても気になってしまいます。早く経験論文の方に頭を切り替えたいのでよろしくお願いします。


       

No.9914 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/31(Fri) 12:03

私は技術士会の採点側の人間ではないので、
正しいとは言えませんが、
あくまでも常識で判断すると・・・

>また、建設一般と専門を採点する人は、同一人物とは限らないのでしょうか?

採点者には、受験生の名前を明かさないように配慮しているくらいだから、
建設一般と専門の採点者は同一人物ではないと思います。

採点の公平さと採点者の負担減を考えるなら、
なるべく同じ問題については、なるべく同じ人が採点するべきだと思います。
おそらく、実際の採点も、そうなっているんじゃないかと思います。

>最終的な合否判断として、建設一般と専門の両者を総合的にみて評価するということは有り得ないのでしょうか?

ありえないでしょうね。
建設一般と専門と別々の人が採点して、
あとは機械的に採点結果をつき合わせて、
両方ともA判定の人だけが筆記試験合格だと思います。
つまり、専門が90点で建設一般が59点だとしても不合格です。

実際の採点現場を知っているわけではありませんので、たぶんですが。


       

No.9918 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/31(Fri) 20:15

私も「聞いた話」です。

筆記試験の採点は、口頭試験で試験官を務める人がすべて担当しています。
従来は、経験論文、部門一般、専門問題全部を2人〜4人が採点し、その結果に機械の採点(択一)を加味して筆記合否を決め、そのうち合格した人について筆記採点者が今度は口頭試験官となって最後の試問をします。
つまり、択一を除く筆記全答案を評価採点する人が何人かいて、その人たちが口頭試験官にもなります。
なお、各科目は完全に独立して採点され、すべてがA評価の人だけが合格します。
なお、その「採点・試験官チーム」にはリーダーとなる人がいて、その人にはコピーでなく生答案が行きます。この人は口頭試験で司会役を務めます。
建設部門では国交省の役人がこの役割を務めているという話もあります。

どうやって論文形式の筆記答案を採点するかは採点者にまかされており、ざっと通読して「A」とか「B」とか決める人、自分なりの評価表を作って評価する人など様々だといいます。
人によっては、筆記採点で気になったところや質問事項を表にした自作の「確認シート」をもって口頭試験に臨み、質問したりもするようです。

以上、「聞いた話」です。(強調しておきます^^;)


       

No.9923 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:B1B2 投稿日:2007/09/01(Sat) 00:24

APEC様
「聞いた話」ということなので、返答に困ると思うのですが、

>経験論文、部門一般、専門問題全部を2人〜4人が採点し、
とありますが、

道路、河川砂防、土質それぞれの専門科目で2〜4名ということでしょうか?

問題別に採点者が決まっているわけではなく、一人で一般、専門(2問)を採点するということですか?

私は、河川砂防『専門:地すべりり防止に関する事項』で受験しましたが、地すべりを知らない人が、体験論文、専門論文を採点したり、口頭試験の面接官をすることがあるのでしょうか?

特に河川砂防は分野が広く、河川・ダム・砂防・地すべり・海岸・海洋、それぞれの専門分野の採点者がいると思っているのですが。

「聞いた話」であるのと、APECさんご自身が実際の採点に携わっているわけではないので、実際のことは分からないと思いますが、情報ありましたら教えてください。


       

No.9924 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:APEC 投稿日:2007/09/01(Sat) 00:57

2〜4人というのは試験官(=筆記試験採点者であり、口頭試験面接官である)の人数で、科目によって異なります。土質基礎だと2人、港湾だと4人、応用理学質だと3人というように。

専門の深さですが、1日の口頭試験は同じメンバーでこなします。一人45分ですからどんなにがんばっても10人まででしょう。筆記合格率が1/3とすると、筆記採点答案は30人分となります。昨年度と同程度の負担とすると、この倍程度かもしれません。

つまり、何十人分の筆記答案を採点し、10人あるいはそれ以上の口頭試験を行うわけですね。
専門分野に関してこれだけの数の受験生がいるならば、専門ズバリの試験官もいるかもしれません。
逆にこれだけの数の受験生がいない程度に狭い(あるいは深い、あるいはマイナーな)専門分野であれば、専門ズバリの試験官はいないでしょう。

なお、専門ズバリの試験官というのは、少々言葉足らずの答案や論文でも読み取ってくれることが期待できる反面、非常に鋭く深い突っ込み質問をしてくることもあります。


       

No.9925 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:あんどん 投稿日:2007/09/01(Sat) 01:49

とても参考になります。どうもありがとうございました。
専門が90点で、建設一般が59点だとしても不合格になるのかあ〜、専門が自信あるだけにとても残念です。やはり、技術士二次試験の現実は厳しいものがあるのですね。

建設一般と専門の採点は、それぞれ独立して行われ、どちらともA判定の人が合格となる、というのも理解できます。これは、合格人数(合格率)の最終調整はしていないということにもなるし、受験生の名前も明かさないように配慮されているらしいし、採点者は1人ではなく複数者によって採点されるらしいので、公平性は十分に保たれていると思います。やはり、今年の試験制度改革に伴う合格人数(合格率)の変化が気になるところではあります。

一方、筆記試験の採点にあたっては、公平性は確保されているにしても、多少なりとも「運」もあるのかなと感じました。採点者、採点者の専門分野、さらに専門分野の中の得意分野や興味分野などによって、評価がちがってくる可能性もあるのではないでしょうか。(特に合格ラインすれすれのところの人は、この運が合格を左右するのではないでしょうか。)
また、専門の選択問題のなかで、どの問題を選択して解答するかによっても採点はバラツクことも考えられます。

いずれにしても、確実に合格することを念頭においた勉強・準備などが必要だと感じました。来年のことも視野に入れて、体験論文の作成に取り組もうと思います。


       

No.9935 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:B1B2 投稿日:2007/09/01(Sat) 17:01

APEC様
あともう一点、ご存じの範囲で教えていただきたいのですが、
専門問題は、概ねどの選択科目も2問題を選択して回答いたします。
この配点ですが、技術会HPでは60%以上がA判定となっています。
(ちなみに受験票には50点満点と書いてあり、私は、1題25点満点ということと解釈しています)
極端な例ですが、1題が100%(25点)で、もう1題が20%(5点)でもA判定というのはあり得るのでしょうか(合計30点で60%)。

各選択科目によって、採点の基準が異なることもあるのでしょうか。
例えば、最低点が決まっていて、40%(10点)以上とか、両者がそれぞれ60%(15点)以上とか

よろしくお願いいたします。


       

No.9936 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:おいおい! 投稿日:2007/09/01(Sat) 17:17

基本的にその40点だろうが60点だろうが採点者の主観の点数でしょ。APEC氏にそこまでいろいろ聞かれても困るんではないでしょうか?現に今それを聞いたところでどうにもならないでしょう。明確な答えのない採点による%の細かいこと考えず受かるときは受かるし落ちるときは落ちるくらいで臨みましょう!
APEC氏は優しいからなんらかの見解は示してくれくんでしょうがね!
これは、不明瞭な採点基準をさも明瞭に説明してる気になっている技術士会等にも問題はあるんでしょうがね!


       

No.9938 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:APEC 投稿日:2007/09/01(Sat) 21:29

今度は「聞いた話」ではなく「おそらく」と「聞いた話」の中間的なお答えになります。

もう5年ほど前に、技術士会に合否基準についてあれこれ問い合わせたことがあります。
そのときは、とにかく細かな採点基準は決めてなくて、試験官にお任せしているという主旨の答えをもらいました。
もしこの方針が変わっていなければ、決まっているのは合格基準として公表されていることだけだと思います。それより細かいことは、全部試験官に任せているということですね。

次に、点数はどうつけているのかという問題です。
つまり、
 (1) 「62点」とか「55点」とか数値で点数をつけて、ボーダーラインに照合してABCを決めている
 (2) 細かな点数はつけず、ABCいずれかの評価のみつける
のどちらかということです。
これは私は知りません。
ただ、細かな点数をつけているとしても、その採点基準が細かに決められていないのであれば、それは数値評価とはいえず、ABCといった評価と変わらないことになるので、どちらでも変わらないというか、上記(1)か(2)かどちらだろうと考えることは意味がないと思います。


       

No.9939 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/09/01(Sat) 21:59

 論文ですので最初から細かい点数付けは無理と思います。一方、すべて採点者に任せると、採点する人でバラつきが大きくなるので、その採点者チームにおける共通の問題毎での「チェックリスト」があるのではないでしょうか。そしてチェックリスト項目でABC判定としてA○点、B○点、C○点としているのではないでしょうか。
勝手な想像ですが。


       

No.9957 RE:建設一般と専門の採点について 投稿者:ペンタ 投稿日:2007/09/03(Mon) 08:54

試験官任せなら、その人の性格も影響するでしょうね。
私は題意に沿ってない回答で合格でしたので、口頭試験で題意に沿った回答を用意していたのですが、そのことには全く触れられず、答案についての質問ばかりでした。
つまり、書いている内容に興味を持ったので聞きたかったとのこと。
でも、他の試験官なら、題意に沿ってないということで不合格だったと思います。


       


No.9653 青い炎さんへ 投稿者:日本技術士会会員 投稿日:2007/08/18(Sat) 14:43 [返信]

ここに記載するべきではないと思うのですが、あまりにもやるせないのであえて投稿させていただきます。
技術士として今、あなたが開設しているブログ(ガチンコではなく、市会議員になるための関連ブログです)はすぐに一旦、中止した方がいい。あなたの顔写真まで出てて、おまけに技術士を名乗っているブログが、公序良俗に反するとんでもないものになっている。管理人の責任として早急な措置を希望します。もしこのまま放置しておくつもりであれば、同じ技術士仲間としては技術士の名は即刻、削除していただきたい。厳しいことをお書きしましたが、自身の技術士としてのそして市会議員に立候補した立場としての社会的責任の重さを再認識してください。


       

No.9658 RE:青い炎さんへ 投稿者:YOSHI 投稿日:2007/08/18(Sat) 19:22

些か感情を抑えるのに苦労しながら書いています。青い炎さんの政治活動を目指すブログをよく見ていますが、どこが公序良俗違反なのでしょう。民法90条違反とは思えないのですが。公序良俗って「公の秩序と善良の風俗。社会的妥当性が認められる道徳観。」ですよね。それのどこに反するのでしょうか?

小生には「日本技術士会会員」さんの言われることがわかりません。

なお小生の政治的立ち位置は、青い炎さんとは対極にあるといって良いくらいです。しかしながら、真っ正直に立ち向かう姿勢には共感するものがあります。

小生の気づいていない青い炎さんのブログで公序良俗に反するようなことがあればそれはご教示願いたい。

重ねて申し上げますが、小生は青い炎さんを直接存じ上げているわけではありません。それでも「日本技術士会会員」さんのこの意見には全く同意できません。


       

No.9659 RE:青い炎さんへ 投稿者:正すべきはあなた 投稿日:2007/08/18(Sat) 19:55

どうしてここに書き込むのでしょうか?
どのような政治的思惑があるのか存じませんが、ここはあなたのような分別を弁えない人間のくる場所ではないと思います。
政治的批判なら、正々堂々とそう言う場所で行ったらどうでしょうか?
今夜はほろ酔い気分で良い気持ちだったのですが、この書き込みで不愉快にさせられました。


       

No.9660 RE:青い炎さんへ 投稿者:それは 投稿日:2007/08/18(Sat) 19:55

それはアダルト的なものが沢山あったのだよ。
もう消したけど。
ブログは放置しとくと良くある話。


       

No.9661 RE:青い炎さんへ 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/18(Sat) 20:00

久しぶりに自分のブログを見てみたのですが、
確かにエロトラックバックがとんでもなくついていました。下品なので全て削除しました。

日本技術士会会員さんはトラックバックがどういうものかご存知ないようなので、簡単に説明しますが、
トラックバックはブログ管理者の私がつけるものではなく、
スパムメールのように勝手につけられるものです。
別に私がエロサイトを運営しているわけでもなく、宣伝しているわけでもありません。
その点は理解して欲しいと思います。

それから、私はメールアドレスも公開しているので、
こういうことは私のメールに直接連絡していただけないでしょうか?
APECさんの掲示板で忠告する行為は、筋違いというか非常識だと思います。


       

No.9663 RE:青い炎さんへ 投稿者:日本技術会会員 投稿日:2007/08/18(Sat) 20:32

誤解を生じた投稿だったかもしれませんね。まず私が言っているのは青い炎さんのブログの内容のことではありません。「それは」さんが書き込んでおられるトラックバックのことです。青い炎さんに限らず、ブログを立てている人は自分のブログがどこの誰に見られているかわからないことを良く認識し、自分を律してしっかり管理して欲しいのです。APECさんはその点、非常にしっかり管理されていますよ。

       

No.9664 RE:青い炎さんへ 投稿者:自分自身を管理せよ 投稿日:2007/08/18(Sat) 20:41

日本技術士会会員さま

あなたは自分の行動を一刻も早く反省し、APECさん、青い炎さん、そしてこの掲示板を閲覧している多くの人たちに謝罪すべきです。

なぜ謝罪すべきかは、自分でよく考えてください。


       

No.9665 RE:青い炎さんへ 投稿者:正すべきは 投稿日:2007/08/18(Sat) 20:42

>日本技術士会会員さん

感情的になりすみませんでした m(__ )m


       

No.9666 RE:青い炎さんへ 投稿者:日本技術会会員 投稿日:2007/08/18(Sat) 21:09

私は青い炎さん自身に私見を訴えたかった。しかし彼のブログにはコメントに字数制限もあり、かつ彼自身のメールアドレスの公開場所も見つからない。その中で青い炎さんのような受験指導者たる方のブログが本当にあの状態で良いのか・・と考えたとき私はむしろ広くこの掲示板で訴えることの重要性を感じたのです。青い炎さんへ・・あなたのメールアドレスがブログのどこに公開されているのか教えてください。

       

No.9668 RE:青い炎さんへ 投稿者:あく 投稿日:2007/08/18(Sat) 21:55

人様の掲示板上で、回りくどく思わせぶりに書かずに
簡潔にそのように記載すれば良いだけの話しですね。


       

No.9669 RE:青い炎さんへ 投稿者:自分自身を管理せよ  投稿日:2007/08/18(Sat) 21:57

>日本技術士会会員さま


大変失礼な物言い、申し訳ございませんでした。

私も感情的になっていました。反省します。


       

No.9673 RE:青い炎さんへ 投稿者:nao 投稿日:2007/08/18(Sat) 23:02

日本技術士会会員さまの指摘は正しいと思う。
「久しぶりにみた」="管理をまともに行っていない"のが実情。
結果的に、技術士としての信用失墜行為を惹起したのは事実。
私もこういうのは個人同士でやり取りして欲しいとは思うけど、
「勝手につけられた」とその場を選んだ責任も省みない言い訳に走るなど、
ご本人に全く反省の色が見えないのであえて書きました。
       *****************************
なお、YOSHIさまは、『公序良俗』の定義(?)に言及されていますが、
少なくとも民90条を挙げて説明するのであれば明らかに理解が不十分と考えます。
内田等の基本書を今一度確認ください。


       

No.9674 RE:青い炎さんへ 投稿者:個人攻撃ですか? 投稿日:2007/08/18(Sat) 23:35

ブログ管理は個人的な問題であり、それを無関係な掲示板で
指摘する方が問題ありと思います。
さらに、それに同調し、追い打ちをかけるような書き込みも
どうかと思います。
これは、あくまでも個人の問題であり、技術士の信用失墜行為まで
敷衍して掲示板で述べるのはいかがなものでしょうか。

青い炎氏のアドレスなんて、ちょっと調べればわかりますよ。


       

No.9675 日本技術士会会員さん・naoさんへ 投稿者:mat 投稿日:2007/08/18(Sat) 23:37

大体、日本技術士会会員さんもnaoさんも、青さんのブログを見ることを強いられている訳でもないなんでもないんだろうが
おたくらが選んで見ておいて、一体何が迷惑だちゅうのか?
見たとたん目が潰れたか?仮に潰れたとしても、それは攻撃かけとるエロ野郎の問題だろ
管理に苦しむのはブログでもホームページでも、あることだろ、、
それとも、エロ野郎の攻撃を立派にかわせないものは何も言うなちゅうのか?
お前らは言論警察か?
お宅らに言われて、一体何の理由で、反省しろっていうのか?
同情して回避策のアドバイスでもするのが筋だろ。
エロ野郎の片棒担いで何を抜かすか?
あまりにも失礼な発言だ。

問題を感じアドバイスするなら、そのブログでコメントでも何でもしろよっ!

即刻、ここから退場しろ。ナンセンス!


       

No.9678 RE:青い炎さんへ 投稿者:YOSHI 投稿日:2007/08/19(Sun) 00:08

日本技術士会会員さん、naoさんマルチレスです。

まず日本技術士会会員さんへ。小生はブログに書いた方が責任持つのはブログそのものの内容だと認識しています。コメントやトラバは、基本的には本人の責に帰さないと考えます。

今回の小生のレスもコメント、トラバは見ていませんでした。よしんば見ていたとしても、アダルトサイトと思われるところにはアクセスしません。また、何らかの理由でアクセスしたとしても、青い炎さんのブログそのものからすれば、他人が勝手にトラバしたと考えます。

「基本的には本人の責に帰さない」と書きましたが、青い炎さんが、2〜3月あるいはそれ以上の長期間メンテしなければ、そこにはいくらかの責があるとは思います。しかし、技術士の信用失墜行為とまでは思いません。

今のネット社会では、アダルトサイトに意識しなくても繋がることは時々経験します。しかしそれは直ぐ切断すれば良いだけのことです。むしろこれは、利用するほうのモラルの問題だと考えます。

さてnaoさん、小生も良い年をしていますから、公序良俗が今の日本の社会でどのていどのものかはり会しているつもりです。それで、小生へのご批判ですが、ブログ主が基本的に負わなければならない責任の範囲は、上にも書いた範囲と考えています。

小生の関与しているNPOのブログにも時々変なサイトがトラバされます。しかしそれをそのNPOそのものが、公序良俗に反している言われては大変困ります。

今回の件は、そのようなものだと認識しています。


       

No.9679 RE:青い炎さんへ 投稿者:nao 投稿日:2007/08/19(Sun) 00:31

個人攻撃ですか?さん指摘のとおり、
「ブログ管理は個人的な問題であり、それを無関係な掲示板で指摘する」ことには、確かに問題ありと思います。

ただ、その指摘に対して、ご本人がこの掲示板で回答した内容について
私が意見を書くこと自体に問題があるとは全く思いません。
そのような展開を行いたくないのであれば、青い炎さんは最後の3行だけを記載すればよいはず。
また白い恋人のところの社長のように、当該回答内容に当事者意識を私が感じなかったところもあり(これは主観論になりますが)、
その問題提起をこめて記載したのに、追い打ちを掛けるという表現は妥当性を欠きます。
更に、いい加減な管理を行うことで、『技術士の信用失墜行為』を招来した事例が数多いことは、
技術士資格取得者やそれに類する方ならご存知のはず。

私は、青い炎さん自らがこの場で論を広げたため、あえてここに書いたことは、充分認識頂きたい。
また、既に記載のとおり、個人の問題とは思っていません。

       *****************************     
YOSHIさま:
青い炎さんの管理が実際のところいい加減かどうかまでは、具体的には私は不案内です。
単にたまたま短期間管理できなかったのであれば、まさに不案内な私が"技術士の信用失墜行為"と記載するのは言い過ぎであり不当とも思います。
ただ、ご本人自らが「久しぶり」と記載しているのですから、
YOSHIさん記載の「長期間」に当たると私は受け止めましたし、その旨考えるのが素直と思います。
その上で、結果としてアダルトサイトの宣伝を行う行為を助長するような場を技術士の名を冠しながら利用することが是か非かは、
あまりにもYOSHIさんとは前提認識が違いすぎるアンチノミー状態と思いますのでこれ以上は記載を控えます。
いずれにしろ、書き殴りが散見されるこのスレにおいて、ご丁寧な回答を頂き感謝します。


       

No.9680 RE:青い炎さんへ 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/19(Sun) 00:44

ブログでのトラバやレンタル掲示板での書き込みでエロサイトPRが入り込むことはよくあります。で、ちょっと油断しているとそれが無視できないくらい増殖していることもあります。
ですが、(無責任なレスと思われるかもしれませんが)私は「それもまたそれ」だと思っています。

自分の管理する掲示板やブログのメンテを怠るということは、相応のリスクを保有することになります。変なたとえですが株式上場みたいなもので、広く世界に発信できる、多くの人が参加できる、そういう場を得る代わりに攻撃を受けるリスクもしょいこむわけです。
掲示板の書き込みにせよ、個人情報暴露や実名を挙げての個人攻撃などがあって、それが長期にわたり放置されていれば、管理人の責任がないとはいえないと考えます。そういったことを認識していようが、認識していまいが、管理人には相応の責任がかかってくると考えます。

その上でなお、「それはそれ」だと思います。そのような管理の甘い掲示板やブログは、荒れたり相手にされなくなったりするのだと思います。
ただそれだけであり、「こうあるべし」とか「これはだめだ」とかことさらに言わなくてもいいんじゃないかと思っています。
この掲示板にしても、そうなるときはそうなるんだろうなと思っています。管理人としての私は、ただ誠意をもって管理するというだけです。クサイ言葉だとは思いますが、いろいろな経験から私なりに達した思いです。
青い炎さんも、あれこれ言わなくてもそのあたりは十分おわかりのことと思います。

さてその上で、このスレッドの内容は「公開非難」になってしまっていると思います。ブログへのコメントなりメールなりで伝えればいいものをこの掲示板で公開非難するという行為には悪意を感じますし、管理人として面白いことでは決してありません。
でも、これもまたネット社会における「それもまたそれ」だと私は思っています。
玉石混交の情報の中から、信用できる情報を自らの責任において選んでいくことがユーザーに求められる、それがネット社会だと思っているからです。
ですから、このスレッドの削除を要望されるメールを複数お受けしてはいますが、削除する気はありません。

話はそれますが、文科省の描く「技術士倍増」計画は、技術士資格が、アメリカにおける弁護士資格みたいになっていく可能性もはらんでいると私は思います。
つまり、技術士が玉石混交になって、また専門分野特化などが起こったりして、適切な技術士選びがユーザー(顧客)の自己責任みたいになる可能性です。
最後にややこしいことを言ってすいません。


       

No.9681 RE:青い炎さんへ 投稿者:日本技術会会員 投稿日:2007/08/19(Sun) 01:03

青い炎さんを個人攻撃したつもりはないのですが、結果としてご本人やAPECさん、そして読者の方々にそう取られたということは私の責です。ここで改めてお詫びいたします。青い炎さんもきっと私の真意を理解していただいていることと思います。当初は技術士として、そして愛する神戸市の市政を動かそうと志を高くしてブログを立ち上げられたのでしょう。あなたにはそのような志や信念のこもったブログが公序良俗に反するようなトラバの温床になってる現状に怒りを感じて欲しかった。あなたを応援している者として最後に申し上げておきます。

       

No.9682 RE:青い炎さんへ 投稿者:あく 投稿日:2007/08/19(Sun) 04:06

わざわざ回りくどい言で煽っただけでしかない。あなたの行為は、スパムよりも比べ物にならない程、そして悪意を自覚しないだけタチが悪い。散々迷惑を撒き散らして、弁解の文中に本題が顔を覗く。

人様を公然の場で技術士失格と言う前に、ご自分の作文力を向上させてきたらどうですか?(皮肉ではありませんので)


       

No.9687 再び、日本技術士会会員さん・naoさんへ  投稿者:mat 投稿日:2007/08/19(Sun) 11:03

@ABはnaoさんの発言に対する意見である。
Cは、日本技術士会会員さんの発言に対する意見である。

@「第三者の掲示板で、いきなりお前は技術士失格と言われた青い炎さんが、トラックバックの説明をして最低限の誤解を解くための回答をした。」そのことをもって、青い炎さんがこの掲示板で議論を展開した。というnaoさんの発言はいわゆる「いいがかり」で、ヤクザの論理展開の典型である。

A「エロスパンを放置した青い炎さんは、白い恋人事件と同様に、日本技術士会会員さんのおっしゃるとおり技術士失格だ。」というnaoさんの発言は、いわゆる「因縁をつける」という奴で、これまたヤクザの論理展開の典型である。

Bnaoさんは、「書き殴りが散見される。」と発言しているが、確かに、それは認める。
特に、「書き殴り」の代表格は、誰が見てもmatこと私である。
もともと日本技術士会会員さんの当初の発言が、本人と直接関係の無い場所で、青い炎さんへのいきなり個人攻撃である。
これは新聞ゴロが恐喝に使う常套手段である。

このような、もともと暴力的なスレッドに対して、
思わず、そういう表現になってしまったのである。表現の不適切は、詫びておく。

C日本技術士会会員さんは「青い炎さんを個人攻撃したつもりはない」と書いているが、正気か?
まず、本人が見る保障の無い公の場で、「早急な措置を希望します。」「技術士の名は即刻、削除していただきたい。」「社会的責任の重さを再認識してください。」というような要求をすること事態、重大な反則だ。言葉で謝って、実は全く分かっていないようである。

日本技術士会会員さんは、本当に技術士なのか?
その程度のオツムと配慮で技術士としての仕事は無理だから、資格返上することを薦めする。
詫びるつもりがあるなら、トラバ対策の有効策でも提案してみてはいかがか?
(例えば、きめ細かな管理ツールのあるブログサービスへの引越しや独自運営ツール、あるいは有効な牽制事例、悪意を発生させない工夫などである。)


       

No.9688 RE:青い炎さんへ 投稿者:nao 投稿日:2007/08/19(Sun) 11:25

口汚い言葉でしか自己表現をできない人を相手にするつもりはありません。
上部に用意されている"記事検索"で色々と確認しましたが、
独特の攻撃的表現には害悪の告知に近い印象を感じ、
それこそ、何時「いいがかり」や「因縁」をつけられることやらと、恐怖感を抱いてしまいます。


       

No.9689 RE:青い炎さんへ 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/19(Sun) 11:36

ネットマナーであれ、一般的なマナー・倫理観であれ、議論することは良いことだと思うのですが、できるだけ冷静に、また客観的にお願いできればと思います。
特に感情的なあるいは侮蔑的な言葉遣いは慎んでいただければと思います。実社会では冷静な議論に至るどころかただのケンカになりかねないような言葉でも、ネットではハードルが低くなって発してしまうことはよくあります。私はこれがネット社会の大きな問題点だと思います。
もちろんいつもいつも「いい子ちゃん」では面白くも何ともないのですが、そのあたりの「今はまじめだよ」「今はおちゃらけるよ」「今は気を抜くよ」みたいな空気を共有できるような(言葉はヘンですが)スキルみたいなのがあるといいなあと思います。

もうひとつ、このスレは青い炎さんという個人を取り巻く話題になっています。
こういうときは、ともすれば個人を傷つけたりさらには人権侵害になってしまったりしかねません。
青い炎さんのことですから「これぐらいへっちゃら」とおっしゃるかもしれませんが、当事者がどのように感じられるとしても、この点に関しては、くれぐれもご配慮ください。これは管理人としての強い要望です。


       

No.9690 naoさんへ 投稿者:mat 投稿日:2007/08/19(Sun) 11:45

相手にされなくて結構ですが

「上部に用意されている"記事検索"で色々と確認されれば」口汚いのも含めてお分かりのはずですが、
この掲示板で、私は、あなたのような「言いがかり」や「因縁」をつけたことは一度もありません。

それよりも、上での私の口汚い発言と、その後のAPECさんの発言9680は、少なからず近い趣旨のものを感じています。APECさんがきれいな言葉で言い直してくれているのかもしれません。

自分にとって都合の悪い発言には答えない。
貴方が青い炎さんに示した「言論封鎖」的指向が、またしても現れています。

既に弁明の必要が無いくらいに貴方の論理の破綻は証明されていますから、どうぞ、退場なされば良い。


       

No.9700 RE:青い炎さんへ 投稿者:日本技術会会員 投稿日:2007/08/20(Mon) 01:07

青い炎さんのメールアドレスがわかったので彼に直接メールをしておきました。本スレッドの投稿者として報告します。

       

No.9701 RE:青い炎さんへ 投稿者:大阪人 投稿日:2007/08/20(Mon) 09:12

ここ1,2ヶ月青い炎さんに対する痛烈な意見が多いですよね。
私は昨年、合格のために結構多くの通信教育やプログを参考にしましたが、既取得者の管理者の中には、倫理感を疑うような書き込みや商売のための過大広告なんかも結構見かけましたよ。
そのような中で、十分費用対効果も見込め、モチベーション維持に役立つサイトとして、
・SUKIYAKI塾
・ガチンコ技術士学園
は信頼性の高いサイトと個人的には感じていますが…

京大出身で、若く(顔社員を見て私もビックリしました)して技術士になり、国政へのチャレンジ精神を持つちょっと異端な技術者であることから、推察するに多少のやっかみ的な感情を抱くことも止むを得ないのかもしれません。

まぁ、わざわざ独立した別のサイトに書き込むかは、モラルの程度にもよるのでしょうが、これも言論の自由のもと、政治家を志す青い炎さんにとっては、見事当選し、国政の場に出れば十分あり得るケースとして、良き学習の場にもなるのではないですか?

私は、30代前半で同世代ですから、親近感を持っていますよ。
特にプログで書かれていた、「奥様へのプロポーズ」編の書き込みには、シチュエーションとカミさんへの想いが似たところがあり、同じ感性を持つ「ツレ」(大阪弁:「友達」のこと)的感情すら抱いています。
個人的に青い炎さんを応援します。
頑張ってほしいですね。


       

No.9702 RE:青い炎さんへ 投稿者:たぶん 投稿日:2007/08/20(Mon) 09:16

日本技術士会会員さんは、一体なにがしたかったのか
最後までわかりませんでしたが。
青い炎さんがガチンコで儲けているようで腹が立ったそれを使って票集めして議員になるのも腹がたつくらいしか
よみとれませんでしたが。


       

No.9703 RE:青い炎さんへ 投稿者:AKR 投稿日:2007/08/20(Mon) 13:01

日本技術士会会員さんは、最初に「あまりにもやるせないので」と言ってるので、読まれた方は、まず最初にその感情を受け取るべきかと思います。

また、技術士失格などとは言っておらず、ブログの自己紹介欄に「技術士」と記載しない方が良いのではと忠告しているだけだと思います。

ただ、日本技術士会会員さんの文章は、「公序良俗に反する」とか「早急な措置」とか「即刻」とか、ちょっとギスギスした言葉があるため、人を傷つけるような文面になっており、今後ご注意された方が良いかと、僕は思います。


       

No.9710 RE:青い炎さんへ 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/21(Tue) 10:26

日本技術士会会員さんからは直接メールを頂き、
この件はほぼかたがつきました。
ただ、一つだけかたがついていない問題があるので別スレを立てます。

日本技術士会会員さんは、私に期待していただけにブログの放置状況が悔しかったということのようです。
そうやって、気にかけてくれる人がいるのはありがたいことです。

とはいえ、こうして私のことが書かれるのも私の人間性が招いた事態でしょうね。
これが若さなのかもしれませんが、これはこれで私のキャラなんで変えないでおこうと思います。


       

No.9955 RE:青い炎さんへ 投稿者:ブログ拝見 投稿日:2007/09/02(Sun) 23:35

実際どうかと思い、検索してブログを拝見しました。
トラバが恥ずかしい内容で満載ですね。
やはり規制管理するか、できないならこまめに削除したほうが良いと思います。
お顔までが出ているブログなだけに青い炎さんの恥になるかと思います。


       


No.9832 読書について 投稿者:アレン 投稿日:2007/08/25(Sat) 09:13 [返信]

恥ずかしい話ですが、私は試験対策本や青本とかの本を読むのがつらくなるときがあります。(特に青本がつらいです)

みなさんにお尋ねしたいのですが、皆さんが日ごろ読まれている本(試験対策本以外)で、技術士試験の参考になった図書とかありますか。

もし、あれば教えていただけないでしょうか。

よろしくお願いします。


       

No.9833 RE:読書について 投稿者:アレン 投稿日:2007/08/25(Sat) 09:14

自己レスですいません。

私が建設部門を受験したときは、「論文の書き方」(清水幾太郎;岩波新書)という本を読んで自分の文章づくりの参考にしました。

今は、「技術マネジメント入門」(三澤一文;日経文庫)という本を読もうとしているところです。

他にも、これは参考になったという図書があればよろしくお願いします。


       

No.9839 RE:読書について 投稿者:kumakumapride 投稿日:2007/08/25(Sat) 12:20

今年2次試験を初受験して、結果を何も出していない僕が言うのもなんですが・・・

日垣 隆著「すぐに稼げる文章術」
なんてどうでしょうか?
読み物としても、単純におもしろいです。

http://www.gfighter.com/0004/20061130002295.php


       

No.9953 RE:読書について 投稿者:boby 投稿日:2007/09/02(Sun) 22:47

P.F.ドラガーの「マネジメント」って本が面白かったです。はじめて読むドラッガーシリーズの1冊です。
青本に出てくる内容がたくさん出てきますが、読みやすくて青本よりは頭に入ります。


       


No.9767 応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/22(Wed) 21:51 [返信]

何気に今年の専門問題を見ていて、微妙な問題設定だな〜と感じました。
ーーーーーー
1−2−4 道路・鉄道・大ダム等の計画段階で,J也形調査によjし現並立忿註動きはないと思われる地すべりの存在が推定された。その一地すベーリガフー再び滑動裳牡とが懸念される場合のすべり面深度の調査法について、次の問いごとに説明せよ。
(1)地すべりのすべり面の起源・性状に関する一般的な知見について述べよ。
(2)すべり面深度を把握するための調査法と滑動状況を計測するための調査法を、ボーリング調査や孔を利用する方法とその他の方法に区分して述べよ。
ーーーーーーーーー

(2)の設問が変な感じがしてたまらないというのが私の感想です。理由は以下です。
 本問は「動いていない地すべり」を前提にしていると思いますが、(2)の設問の後半では活動状況を計測すると言っている。どちらを前提に答えるのが正解なのか???。特に「すべり面深度を把握するための調査方法」について記述するときにものすごく迷うと感じました。

 ちなみに、動いていることを前提とするなら孔内傾斜計やパイプひずみ計が有効でしょうが、動いてないなら強度の境界を利用するとか、コア観察で一生懸命見るとか、物理探査で境界を見つけるとか・・・これは地すべりの素因によって異なるかな・・・という感じでしょうか。

 ながながとなってすいませんが、ここから私の質問です。動いていない地すべりのすべり面深度を把握する場合、みなさんはどのようにしていますか?ぜひ、ご教授ください。 


       

No.9770 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/22(Wed) 22:59

とりあえず、OCRがあまりにボロボロですので、問題文を再掲します。

1−2−4 道路・鉄道・大ダム等の計画段階で、地形調査により現時点では動きはないと思われる地すべりの存在が推定された。その地すべりが、再び滑動することが懸念される場合のすべり面深度の調査法について、次の問いごとに説明せよ。
(1)地すべりのすべり面の起源・性状に関する一般的な知見について述べよ。
(2)すべり面深度を把握するための調査法と滑動状況を計測するための調査法を、ボーリング調査や孔を利用する方法とその他の方法に区分して述べよ。


       

No.9773 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:K.K 投稿日:2007/08/23(Thu) 00:05

@地すべりの平面規模から経験的に推定する(幅の1/5程度?)。
A弾性波で、緩み領域を推定する(精度は悪いと思いますが)
B露岩や湧水、変状位置から推定

『その他の方法』として、上記が手法があると思いますが、どれも決定的な調査ではありません。

やはり、すべり面の判定は、動いてようが休止中であろうが、ボーリングコアで決定するべきではないでしょうか(丹念にコア観察を行うに限る)。

動いていない地すべりの調査事例はいくらでもあると思います。特に、ダム貯水池の地すべりや、指定地事業の実績が多い、大手のコンサルタントの方はどのような方法をとっているのでしょうか。

是非、ご意見いただければと思います。


       

No.9775 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/23(Thu) 00:31

ここと思う場所でボーリングしてコア観察(ボアホールカメラやTV含む)、地下水検層が第一段階、その後は孔内傾斜計やパイプひずみ計というところがスタンダードなんでしょうね、やっぱり。

       

No.9776 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:畑違い 投稿日:2007/08/23(Thu) 00:49

ご無沙汰しています。
取りあえず,あまり時間が取れないので,思いつくままに.......
最近は高密度電探が流行りと思います。またBHTVなんかもかなり期待できますが,今のところ実用化の段階ではないようです。
あと,滑動状況を把握する上で,忘れていけないのが地下水位の観測で,これは確実に行ったほうが良いでしょう。動いたときの水位は大事です。この場合,すべり面位置が不明瞭でどのようなストレーナプログラムを組むか......面白いですね。
思うにこのような問題は,正解があるわけでもないので,教科書的なことを書くよりも,自分の経験を書いたほうがとっつき易いし,受けも良いように思います。


       

No.9777 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:クプクプ 投稿日:2007/08/23(Thu) 01:12

APECさんが、言われるようにボーリングコア判定。
地下水検層が一般的な方法ですね。
で、ひずみ計・孔内傾斜計。。そのまんまですね。
ただし、動いていない地滑りの場合、どう判断するか。

コアで斜面傾斜に似た傾斜角の粘土層を見つける。
見つからなければ、風化層底面とかの不連続面を滑り面と仮定する。

地下水検層で地下水の流入層や逸水面(水が逃げるところ)を見つけ、仮定した滑り面と対比し、

縦断図、横断図で、複数のボーリング孔を対比して、
横のつながり、幅に対する深さ、などから、
もっとも、確からしい深度をすべり面と判断する。

だいたい、こういった手順ですべり面判定をしています。ただし、動いていないすべり面ですから、
間違っているのでは、という疑いは、つきまといますので、調査・観測は、複数年度継続することを提案し、すべり面深度を修正する必要があることを報告書で提案しておく。
です。

実際のところ、動いていない地滑りのすべり面を決めるのって、はらはらどきどきものです。
その後の観測で、すべり面深度が違っていて、変更してもらったことが何度かあります。

地下水を抜くための集水井戸を掘って、
井戸の中に降りていって、自分が決めた深度に、
すべり面を見つけたときは、なかなか感動ものでした。
データでここしかないと決めては見たものの、
実際、自分の目で見るときは、疑心暗鬼ものでしたね。


       

No.9778 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:クプクプ 投稿日:2007/08/23(Thu) 01:21

あ、そうそう。追加です。
弾性波探査や高密度電気探査も調査方法には、ありますが、
物理探査ですから、地表から聴診器を当てるようなものですので、すべり面を決めるのに必要な精度は、ないです。
それに、弾性波探査ですと弾性波速度層の区分、電気探査だと電気比抵抗の区分ですから、それが地下の風化層やすべり面と対比するためには、やはり先のようにボーリングコア判定や地下水検層が必要です。

物理探査の利点は、広範囲の調査ができることです。
ボーリングは、点の調査ですから、点と点を結んで線にする時の補間手段となります。
だって、ボーリングとボーリングの間の何十mをすべり面が直線でつながるなんて、あるはずがないので、これを推定するのに物理探査を併用することができれば有効です。

ただし、お金の関係でなかなかやらせてはもらえないですけどね。


       

No.9795 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:K.K 投稿日:2007/08/23(Thu) 22:26

ただ、実務レベルの話で、調査(踏査やボーリング、物理探査等)、観測(水位・動態観測)を実施して、変動が現れてからすべり面を決定するなんてことはしないですよね。
動いていないので、すべり面がわかりませんなんて発注者に言えないですすから。

ですから通常、皆さんはコア観察ですべり面を決定しているのではないでしょうか(コアから考えられる最深の位置(安全側考える))。

ちなみに、私は、コアで決定したすべり面深度と変動深度が異なっていたとしても、すべり面震度を変更したことはありません。想定した位置と全く違った深度で動いていれば別ですけど、そのような経験も今までなかったので。
頭で考えられるほど、地すべりの動きは単純ではないし、すべり面に接している不動層についても変動の影響で地質が悪くなることは当然考えられます。
従って、コアで推定したすべり面と変動深度が多少ずれることは当然あると思っています。

皆さんいかがでしょうか?


       

No.9801 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/24(Fri) 07:12

 皆様,貴重なご意見ありがとうございました。

 やはり,コア観察が基本だということを確認できました。そして,その場合にもほとんどの人がものすごく悩んでいるということを確認できてよかったです。

 地下水検層については,補足的に利用するもののように感じていたのですが,メインの調査として実施しておられるのですね・・・勉強になりました(不勉強すぎたか(^^;)

 最後に,試験でも多くの人がコア観察が重要だとお答えになったと思います。口答試験では,「コア観察ですべり面を特定する時に具体的には何を根拠に決めますか?」と聞かれるでしょうね。みなさんのレスの中にもキーワードが含まれておりましたが,以下のような感じでしょうか。

・挟み粘土
・条線・鏡肌
・ボーリング中の逸水深度
・色調が急変する深度
・斜面と同じような方向,傾斜角度のき裂
・上部より下部に新しい時代の堆積物(河床礫や古土壌など,これはかなりでかい地すべり)
・・・・・・・

ありがとうございました。


       

No.9805 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/24(Fri) 08:21

すべり面は確かに決めるのが難しいですね。
その上、地すべりの「加齢」とともに変化しますしね。一般的に地すべりは加齢に伴って浅く、細かくなっていきますから。
以前、潜在変動レベルで累積変動→対策を計画中、何もまだしていないのに停止→「?」と思いつつ観測を継続→ある梅雨時期に2mほど上位で突然変動開始(ただしこれも潜在レベル)という例がありました。
また、潜在変動レベル→あるとき何もしていないのにちょうどすべり面のところまで水位が低下→そのままほぼ停止という例もありました。
地すべりというのは時にわけのわからない挙動をしますね。


       

No.9806 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:P&B 投稿日:2007/08/24(Fri) 09:31

厚さ/幅比を参照するのは常套手段だと思ってます。
断面的だけ見てるとありえるように見えても、平面的にはすべり得ないってケースもよくあるので、
厚さ/幅比や平面との整合性(変状位置・露頭位置など)は常に重視します。

貯水池地すべりでは地下水位が低いため、コア観察によるすべり面の検討はさらに難しい。
粘土も乾いて酸化すると、全然すべり面って雰囲気じゃない。それどころか66コアだと粘土層の存在を見逃す可能性すらある。
ミストなんか入れて地質性状の情報量が格段に向上しても、それですべり面や機構が明確になるとは限らない。
さらに訳わかんなくなることも。。。


       

No.9811 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/24(Fri) 12:24

 幅,深さ,長さのバランスは確かに重要ですね。

 側壁に働く摩擦抵抗が関係して一定の関係があるのだろうと思います。側壁の面積が大きければ抵抗力が大きい(深いすべりは側壁の面積が大きくなるので抵抗力が大きい)ということだと理解しています。

すなわち浅いほど側壁の摩擦抵抗が小さくなる。よって,平面形状と深さの比の関係は,深さが○m以内という下限値(上限値?)としての参考としてのみ考えた方がよいのかなと思っています。


       

No.9812 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/24(Fri) 13:00

厚さ/幅比は確かに大切ですね。長さも。
ただ、これは地すべりの進化(加齢)に伴って変化しますので、地すべりが若いか年を取っているかの判断とセットにする必要があると思いますが。
地すべりの年齢は、滑動形態にも大きく影響しますね。一般的な地すべり調査法はかなり年齢を重ね、クリープ性の滑動をするようになっていることが前提のものが多いですから、若い地すべりや潜在的な地すべりを扱う時には注意が必要ですね。


       

No.9816 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:ラインハルト 投稿日:2007/08/24(Fri) 20:56

大規模な地すべり対策の場合、三次元解析が有効らしい。対策工を決定する場合、すべり方向や荷重集中位置などが把握でき、全体的な抑止工が小規模化できる傾向にあるらしい。
なので、実際起こるであろう地すべりのせん断破壊面は、不動層の三次元的な形状(起伏や凹凸)に支配される場合もあり、前崩壊で地形変化していることを考えると、必ずしもある弱層や旧滑動面が、今後のすべり面になるとは限らないような・・・
つまり、地下構造(不動層の起伏や連続性)を把握する調査が最も優先されると思われます。実際は低コストな簡易貫入の乱発ですが、本当は各種探査を併用したオールコアボーリングが適切なのでしょう。きっと。

ちなみに私は設計屋なので、すべり面の仮定は、やはり調査結果を尊重しつつも、最終的には解析に頼りがちです。ですので、すべり面の判断を行う調査は、解析の精度向上を目的とした調査を優先する傾向にあります。


       

No.9818 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/24(Fri) 21:37

現時点では動きがないが、かつては動いてその形跡が地形に残っている。
ということは少なくとも動いた履歴があるわけで、影響は少なからず地盤に記録されているはず。

この観点に立てばコア観察・地下水検層、高密度電探の他、地中変位計測など幾つかの手法が考えられます。
ただ、同じような地形でも地質の違いで地すべり形跡が残りやすいものと、よく見えないものがあります。
いずれにしても技術士試験レベルであれば、こうした解答で良いと思います。

「技術士試験レベル」と書くと語弊があるかもしれませんが、実際の地すべりはこんなに簡単にはいきません。
現在担当している物件は、地中歪みがオーバーフローしても、コアではそのセン断位置が掴めないような代物(地質)です。
某先生も頭をひねっていました。

動かない地すべりを動いているように解釈せざるを得ない一部の地すべり事業も大変ですが、
本当に動く地すべりのすべり面を確認できないのは・・・技術の難しさを実感します。


       

No.9822 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:畑違い 投稿日:2007/08/24(Fri) 23:45

皆さんさすがですね。それぞれ多少の違いはあるのでしょうが,地すべりに対する考え方に皆さんの信念を感じます。
ところで,話が横に逸れます。これはお遊びです。
問題文をもう一回読み返すと,「道路・鉄道・大ダム等の計画段階」とあります。これをどう解釈しましょうか。
おそらく,計画地点・路線の変更はよっぽどのことがない限り,できない状態でしょう。また主構造物の築造によって,多分不安定化が懸念されるのでしょう。
実務の場合,この段階において,撤退or大幅計画変更か,原計画をゴリ押しするかの選択を迫られることになります。計画段階ですので,調査にあまりお金がかけられません。こんなとき,皆さんどんなご意見・ご経験がおありですか。


       

No.9824 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:畑違い 投稿日:2007/08/24(Fri) 23:56

ちなみに,幸いにというか,私はこのような選択がせまられるような現場はあまり経験していません。ただし,その後の後始末は,かなりやらされています(特にダム貯水池地すべり)。
後から調査すると,なぜ,こんなにハッキリしている地すべりが,計画段階で見過ごされているのか疑問に思うことが多々あります。
自分がもし,計画段階に立ち会っていたとしたら,何ができるのだろうか。
今のところ,考えがまとまりません。


       

No.9828 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:クプクプ 投稿日:2007/08/25(Sat) 01:43

確かに、計画段階で、見つけていれば、もっといろいろな対処があるのにと思うことがありますね。

計画段階で、地滑り地形を判読した場合は、
地滑り対策と計画の変更を対比させて、
どちらを優先すべきか、経済性や必要性、施工性などから、決定することになります。

橋台の掘削時に地滑りが想定されることから、
掘削前に地すべり対策としてのアンカー工を設計したこともありました。

地すべりの末端部を通過する道路では、切り土を盛土になるように線形を変えてもらったこともありました。

ようするに、最善の方法を提案すればいいということですね。


       

No.9841 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:P&B 投稿日:2007/08/25(Sat) 14:11

>9824
>なぜ,こんなにハッキリしている地すべりが,計画段階で見過ごされているのか

計画段階で、地質技術者が関与していないからですよ。
発注者側にも地質技術者はいませんし。


       

No.9848 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:てんてん 投稿日:2007/08/25(Sat) 19:03

>9824
いやむしろこのようなケースが多いのでは??
一般に我々が呼んでいる地すべりには、河川や農政が地すべり事業として扱うものと、道路や鉄道事業における地すべり地形があり、地すべり(地形)は、事業者によって捕らえ方が異なることが多いと思います。

ここでは、地すべり指定区域になっていない、つまり正式に地すべりとは認識されていない後者を対象としているのではないでしょうか?

そう考えれば、道路計画や維持管理の上で、よく遭遇する事象です。
このようなケースでは、あくまでも保全対象は道路や鉄道であり、地すべりそのものの活動よりも、保全対象の安全性が重要視されることが多い。
そして、大半が地すべり地形が判読できるだけで、顕著な地すべり性の変動は見られない。そのため道路計画段階やダム湛水前には、すべり面等がはっきりしない。

そこで道路施工等の負の外力が作用したときに、どのような挙動を示すか?あるいは対策は?が業務の課題になるのだと思います。

が、その時に遭遇する別の問題が一つ、工事前の段階では地すべりの変動がはっきりしないことや、判読は多様な要因から総合的に判断されるため、客先(時には設計者)に地すべりであること、あるいは地すべりによって生じる問題等を理解してもらうことに苦労するのです。
(これの解決も技術者の仕事ですが、、、、)


       

No.9853 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:れれれ 投稿日:2007/08/25(Sat) 21:44

てんてんさん、言ってること訳わかんないっす。

「地すべり指定区域」なるものが、地すべり防止区域のことだとして、
保全対象が所管対象のものがないと防止区域に指定しないので、全ての地すべりの分布とは根本的に異なります。
その他あちこち変な表現が多いです。もうちょっと修行しましょう


       

No.9855 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:K.K 投稿日:2007/08/25(Sat) 23:03

でも『畑違い』さんの言っている、ダム貯水池の地すべりは、計画段階から地すべり調査は行っているはず。なぜなら、湛水や付け替え道路施工等で動くことが当然あるから。
地すべり地形がはっきりなくても、怪しいところはブロックとして抽出し、ボーリングとまではいかなくても踏査ぐらいは行うはず。
国交省・水機構のダムならまず行うのでは(ダムの規模にもよるかもしれませんが)。

詳しい状況は分からないので、安易には言えませんが、担当者の見方が甘かったのか、担当者以外の第三・四者によるチェックが行われていなかったのが原因ではないでしょうか。
少なくとも計画段階で地すべり調査を行っていたわけですから。

畑違いさんのいう
>後から調査すると,なぜ,こんなにハッキリしている地すべりが,計画段階で見過ごされているのか疑問に思うことが多々あります。

これは、会社のとしてのチェック体制や、第三・四者による検証がないからではないですか。

畑違いさんもきっと私と同じことを思っているのでは。 

どの会社もISOとか品質管理とか言っているけれど、私の会社でもこういうことがあると、『書類しか見てないからこういうことが起きるんだよ』と経営者に言いたくなります。話ずれますけど。


       

No.9859 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:横からすいません 投稿日:2007/08/26(Sun) 12:08

この問題にピッタリの事例が大滝ダムで起きています
試験湛水時に白屋地区で発生した地すべりは、当初、すべり面がないと考えられていた(※委員会での結論)斜面で発生した「初生すべり」といわれています
また、地すべりの原因は試験湛水の影響でしたが、その後の調査で日本で初めて「前面すべり」という現象が確認されました


       

No.9872 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:mcberry 投稿日:2007/08/28(Tue) 00:18

気になったところを順不同に

>地下水検層で地下水の流入層や逸水面(水が逃げるところ)を見つけ、仮定した滑り面と対比し、

今までの経験では、地下水検層と相性のいい地すべり地とそうでもない地すべり地があるようです。
地下水検層でも汲み上げするかしないかでも結果が大きく違います。
経験では、汲み上げが有効な場合と、そうでない場合がありますが、流入や逸水ということだと、多分汲み上げていらっしゃるのでしょう。
多点式なのか懸垂式なのか、多点式だと段階自動観測かどうかなんてのも、話題としてはおもしろいですよね。(毎日掘るたびに裸孔で観測するやつですが、聞いたことがるのは某会社だけかな。自社ではやったことがありません。)

>地下水を抜くための集水井戸を掘って、
井戸の中に降りていって、自分が決めた深度に、
すべり面を見つけたときは

逆に言うと、普通は設計する井戸がすべり面を切ることは、あまりないと思います。すべり面よりも深く掘るのは動いていないと確信がもてるときだけですから。
そういう意味では題意にはそっているわけですけど、
なぜ、すべり面よりも深く掘らなくてはいけないのかが、私にはよくわかりません。確認作業だったのでしょうか?
普通は、変状する可能性のある深度まで井戸は設計しないと思うんですが。

>でも『畑違い』さんの言っている、ダム貯水池の地すべりは、計画段階から地すべり調査は行っているはず。なぜなら、湛水や付け替え道路施工等で動くことが当然あるから。
>地すべり地形がはっきりなくても、怪しいところはブロックとして抽出し、ボーリングとまではいかなくても踏査ぐらいは行うはず。
>国交省・水機構のダムならまず行うのでは(ダムの規模にもよるかもしれませんが)。

某ダムの過去の調査で、地すべりとされているところはどう見ても段丘。
地すべりと思われるところは、無視。
施工段階でいろいろ出てきているようです。やっぱり。

皆さんの書かれているもののなかで抜けていると思ったのは試錐日報の解析と、N値でしょうか。
農地の地すべりではN値をとります。
(国土交通省管轄では、平成5年ぐらいからN値はとらなくなりました。記憶あいまいですみません)
新第三紀や結晶片岩の一部では、すべり面との相関がいいこともあります。最近、N値とすべり面の相関については論文も出ていますよね。


       

No.9926 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:畑違い 投稿日:2007/09/01(Sat) 07:44

出張ばかりのため,遅レスで申し訳ございません。
みなさん,たくさんのレスを頂き,ありがとうございました。
9822の発言後,自分自身,何故このようなあやふやな書き込みをしたのか,しばらく悩んでしまいました。このスレの元となる今年度の問題の解答案を考えているうちに,何かモヤモヤしたものを感じて,思わず話を振ってしまったようです。そんな訳で,以下の内容も,結論がないじゃないかとお叱りを受けるかもしれませんが,至らない点はご容赦下さい。
この話題に関連して,まず思い浮かんだ古い言葉に「銀座地すべり」があります。皆さんご存知のことと思いますので,説明は省きますが,これまで私が携わった地すべり現場において,何度となく戒めとして思い出す言葉です。
さて,非活動性のすべり面を特定することについては,これは地すべり技術者としては,1つの永遠のテーマであり,そのアプローチについての方法論で,「こうすれば必ず判る。」的な,確立したものはないように思います。
敢えて言うならば,限られた予算内であっても可能な限り多様な調査を行うこと,そして絶対に見つけるという信念さえあれば,見つかるものかなっと......でも,どうしてもすべり面が確定できない場合は,次善の策を講ずることになります。
また,さらに言うならば,すべり面や地すべり機構を見誤る大きな原因は,解析者・判定者に生ずる様々なバイアスにあります。
活動していない地すべりを評価することは,最も困難な作業です。長年,そのような(失敗の連続)作業に携わってきた者としては,結局「地すべりはよく分からない」のであって,ともかく謙虚に・真摯に取り組んでくしかないように思っています。
でもこれでは,何を言っているのか判りませんし,解答になりませんね。
皆さんの解答は,全て正しいのであって,それらを否定するものでは決してありませんし,私のあいまいな発言で,皆さんを惑わせるようなこと,また不愉快にさせたことがあったとしたら,お詫び申し上げます。


       

No.9927 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:畑違い 投稿日:2007/09/01(Sat) 07:46

以下,主だった方への返答です。
>9801ピカソさん
技術士試験の解答としては,仰ることで十分合格ラインに達することができると思います。これに泥臭さを表現できる内容になっていたら,私は満点になるんじゃないかと思います。

>9795,9855 K.Kさん
>ちなみに、私は、コアで決定したすべり面深度と変動深度が異なっていたとしても、すべり面深度を変更したことはありません。
とのことですが,少し誤解を受け易い表現のように思います。ご存知のことと思いますが,この場合,あくまでも安定計算上問題のない範囲で,という前提条件を明示する必要があります。
また,私のいい加減な振りに対してのご指摘,ありがとうございます。まさしく仰るようなことが起こった現場の,後始末をしたことがあります。当時の担当者は,とっくの昔に退社しておりまして,当時弊社の主要幹部も,また発注者側検討機関においても,完全に見過ごしていた地すべりがありました。これは,見落としではなく,恐らく社会的・経済的等の理由から「気付いていたけど無視していた」のでした。

>9848てんてんさん
私も,まさしく現在,発注者の説得に苦労しているところです。自分が確信を持って仕上げた地すべり断面図を,全く理解しようとしてくれません。途方にくれています。発注者が技術屋であればあるほど,他人の意見を聞かなくなるのは何故なんでしょう。
結局地すべりは,動いてくれないと説得力がない。ここに,いろいろな思惑が絡んでくることが多いですよね。

>9872 mcberryさん
私自身は,経験がないのですが,集水井ですべり面を抜くことは,よく聞きます。恐らく,クプクプさんの事例も,すべり面確認のために集水井を増掘したのではないでしょうか。この場合,掘り抜いてすべり面確認やサンプリング・試験等を実施した後,集水井施工底面まで埋め戻すことになります。また,もしすべり面下から地下水を抜く必要がある場合は,集水ボーリング・排水ボーリングを施工後,集水井を所定深度まで礫材等で埋め戻せば良いように思います。

皆さん,ありがとうございました。


       

No.9931 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:クプクプ 投稿日:2007/09/01(Sat) 13:03

畑違いさんが閉められたあとですが、
1点だけ、説明させてください。

「すべり面を掘り抜く集水井」ですが、
これは、集水井の対策工事としての考え方によります。
1.滑動中の地すべりにより破壊されるおそれがある場合の集水井
地すべりにより集水井が破壊されないように、すべり面から2m以上浮かせて施工する。集めた地下水は、移動層内を貫通させる排水ボーリングにより地表まで排出する。
この場合、地下水を排除するのは、井内からの横ボーリングによる。

2.地すべり滑動が小さいかほとんどなく集水井が破壊されるおそれが低い場合
集水井自体の集水効果も期待するものであり、地下水の低下効果は、上の場合より高い。集めた地下水を排出する排水ボーリングを基盤岩内に設けることにより、地すべりが滑動した場合にも、すべり面の地下水を排出する機能は確保される。

と、いうようなことですが、実際は、発注官庁により違うというのが現実です。
国土交通省所管では、1の考え方であり、おおむね必ずすべり面から離した深度とし、すべり面を観察する場合は、あとで埋め戻しています。
林野庁所管では、2の考え方 を採用する場合が多く、
林野庁の治山技術基準では、「集水井の深度は、すべり面を貫通させ基盤岩内に2〜3m程度入れる」としています。
すべり面を貫通させた集水井は、林野庁所管で数多く実施されていて、その場合は、井戸の中ですべり面を見ることができます。
すべり面でせん断された集水井というのは、事例が無いとは言いませんが、ほとんどの集水井は、すべり面を貫通しても壊れずに地下水を排除しています。


       

No.9933 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:くりろう 投稿日:2007/09/01(Sat) 14:26

林務・農政・国交の示方書を見ると判りますが、地すべりの解析手法や対策工法の考え方が少し違います。
私自身、農政と国交で地すべり対策の調査設計を行い、すべり面を嵌入(かんにゅう)した集水井の設計や施工確認もしました。

林務は経験がありませんが、これを専門にしている技術屋さんから「嵌入させるよ」という話を聞きました。集水井の効果を上げられるということです。
もっとも、激しい動きではダメでしょうけどね。

それにしても「嵌入」という言葉、えらい難しい表現を未だに使っているんですね。漢字変換できたことに少し驚きです(^^;)


       

No.9940 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:畑違い 投稿日:2007/09/01(Sat) 22:05

いやあ,大変勉強になりました。
林務は全く経験がなく,勉強不足でした。
私自身,半世紀前の集水井が,傾動しながらも大量の地下水を排除し続けている事例に出会っており,可能であれば,すべり面を嵌入(そういえばこの用語を忘れていました)することは,地下水排除工としてかなり有効であろうとの印象を持っています。
どうもありがとうございました。


       

No.9942 RE:応用理学部門今年の専門問題について 投稿者:mcberry 投稿日:2007/09/02(Sun) 07:39

なるほど、埋め戻すのですか。
自分自身は農地と国交省関連しか経験がないので、埋め戻しは知りませんでした。

勉強になりました。
確かに今まで見た井戸の変形は井戸を頭部とした新しいすべりで発生したものや、より深いところですべったために発生したもので井戸そのものが、せん断されたものは見たことがありません。
というか、すべり面を切って設計させてもらえる例がないから、そうなっているのだと思いますが。


       


No.9723 課題とは 投稿者:TK 投稿日:2007/08/21(Tue) 18:53 [返信]

どなたか教えてください。
建設一般で出題された地域活性化の問題で
「・・・社会資本整備の課題を挙げ、・・・」
とありますが、ここでいう課題とは骨子法における解決策の方向性
と解釈すれば良いものでしょうか?

問題と課題と対策の違いを意識して、論文を作成したのですが、
骨子法で解答された方は、どのようにまとめましたか。


       

No.9725 RE:課題とは 投稿者:kb 投稿日:2007/08/21(Tue) 19:37

今年、骨子法でお世話になり、2次試験を受けたものです。

課題は、骨子法における、・現状・問題点・解決の方向性・具体策、のうち、問題点を指していると思いました。

自分が書いた課題の内容としては、人口減少と少子高齢化、東アジアの台頭、などです。

他の方は、どうなんでしょう??


       

No.9733 RE:課題とは 投稿者:H.H 投稿日:2007/08/21(Tue) 22:37

はじめて意見をかかせていただきます。

私は、TKさん同様に
「解決の方向性」=「課題」と解釈しました。


具体的な回答は2つの視点で書きましたが

そのうちの1つが以下の構成です。
・現状→「都市部への一極集中化による地方部人口の現象」
・問題点→「生産労働人の減少による、地域所得低下」
・解決の方向性→「地方における”働く場””働く機会”の創出」「地場産業の再建と独自産業の創出」

としました。

私もTKさん同様に疑問です。

アドバイスいただけるとありがたいです。


       

No.9734 RE:課題とは 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/21(Tue) 23:00

骨子法というのがよくわかりませんが、
国語辞典では、
【課題】=解決しなければならない問題
です。

素直に
中心市街地の衰退、
仕事がないことによる人口流出、
経営難による公共交通の衰退、
個性がなく美しくない街並み、
過疎地の社会資本整備のあり方

などについて、背景を考察しながらまとめるとよいと思います。


       

No.9738 RE:課題とは 投稿者:K.K 投稿日:2007/08/22(Wed) 00:09

非常に重要な議論と思い投稿します。
私も現状・問題・課題の区別で悩んでいました。
私は、以下考えてました。

@地域における現状は
・少子高齢化→労働力不足
・公共事業縮小・製造業の海外進出・農業衰退→地域産業衰退→人材流出
・公共交通衰退→高齢増加に対応していない
・スプロール化→中心市街地空洞化

A地域における問題点は
私は、現状と問題点は、まとめて書きましたがあえて書くとしたら、
・人材流出で高齢化が加速
・公共事業以外の地域産業がない
・税収が少ない
・高齢者増加に対応した公共交通がない
・スプロール化で中心市街地が空洞化、さらにインフラの維持管理が大変

B地域におめる課題は
・公共事業に代わる新たな産業の発掘
・あらゆる人が快適・活発に生活できる街づくり
・交通弱者の増加に対応した公共交通網整備
TKさん同様「解決の方向性」=「課題」と思いました。

C課題解決の方向性(具体的方策)
・農業復活、観光等、新たな地域産業の発展
・コンパクトなまちづくり(誰もが住みやすい街づくり、公共事業の高率化)
・路線バス、私電整備で交通弱者の『足』を確保
実際には、もっと具体的に書いています。

技術的体験論文に記す課題の(2)は、「業務を進める上での課題及び問題点」です。
私は、課題と問題点は分けて書く必要がああると思います。
どちらかというと、『問題点』を先に書いて次に『課題』ではないかと思います。

皆さんいかがでしょうか。是非、ご意見をください。


       

No.9755 RE:課題とは 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/22(Wed) 14:58

課題は「課題解決能力」とあるように解決すべき課題ですから、骨子法でいえば問題点ですね。
サイトの骨子法紹介の段では、「課題」と書くと「業務テーマ」みたいに勘違いされると困るので、問題点という言葉を使っていましたが、課題と問題点は同じような「解決すべきもの」を指しているということは私の中では当然視していました。
といって、「課題・問題点」というと長くなるのと前述の勘違いをされそうなのであまりよくないのですが・・・・


       

No.9758 RE:課題とは 投稿者:TK 投稿日:2007/08/22(Wed) 17:39

よく会社などで「業務の問題は?、進める上での課題は?」なんてことを言われます。
つまり、問題とは、現状に起きている事象をそのまま表現すること。
また、課題とは、問題を解決するのに障害となる事を表現すること。
だと思い込んでいるので、問題と課題は似たような意味だが、違うものと思っています。

この観点で、論文を作成するのは、細かすぎるでしょうか?
細かく物事を考えてしまう気があるので、考えすぎてはまってしまうことがしばしばです。

建設一般で、「・・・の問題と課題を述べ、・・・」と仮に出題されたら、
皆さん、どうされるのでしょう。「問題と課題」を1つの項として書くのでしょうか?

APEC様、皆様 良きアドバイスをお願いします。


       

No.9759 RE:課題とは 投稿者:H.H 投稿日:2007/08/22(Wed) 18:26

私もTKさん同様に、日常業務では、「現状把握」「問題点の整理」「課題の抽出」「解決策の立案」という
流れで進めることが多いです。

試験の設問でいう「課題」というのは何をさしているのか?ということを理解することが重要とおもいました。


骨子法の紹介ページで記載されている事例と、今回の試験設問を対応させて考えてみたのですが、

以下紹介ページからの抜粋
------------------------------------------------------------------------------------------
1.現状
 @少子高齢化の進展
 A地域間格差の拡大
 B都市構造の変化
 C東アジアとの競争に地域が直面

2.問題点
 @労働力不足や都市部への人口流出による地域経済衰退と格差拡大
 A中心市街地空洞化進行
 B高齢者など交通マイノリティ快適な生活困難
 C物流・人流インフラで劣る地域は東アジアと連携した経済活動ができず、格差がいっそう拡大
 D付加価値のある製品・サ−ビスを提供できない地域は東アジアに負ける

3.解決策
 @女性や団塊世代の社会参加の促進
  ・子育て支援
  ・個人事情に柔軟に対応した勤務体制の普及促進
  ・団塊世代の社会参画
 A労働力不足を補い高齢者が快適に暮らせる効率でコンパクトなまちづくり
  ・市街地再開発等による行政商業施設中心地集約
  ・まちなか公共交通の充実
  ・選択と集中
 B東アジアと競争・連携できる物流インフラ整備
  ・物流拠点の整備
  ・物流拠点と地域を結ぶ道路インフラの整備
 C東アジアと競える付加価値のある製品・サービスの提供
  ・地域の特色を生かした製品・サービス
-----------------------------------------------------------------------------------------------

今回の設問においては、
「〜社会資本整備の課題を挙げ〜」 となっていることから、

骨子法紹介ページと同じような内容と構成で論文を記述して回答したとするならば、
(私は同じような構成で回答を記述しました。)

上記の3.解決策の中にある、
@、A、B、Cのタイトルが部分が「社会資本整備の課題」と思います。
(・で始まる箇条書きが、具体的解決策になると思いました。)


そういう意味でいくと、
「解決策の方向性」の部分が「社会資本整備の課題」にもっとも該当している部分と思いました。


※仮に試験の設問が、「産業構造の変化等により、人口減少傾向がもたらす課題を挙げ〜」となっていたとすれば、
骨子法の紹介ページでいう「2.問題点」のような内容が、設問で問われる「課題」になると思います。


設問の意図を理解し、論理構成をどのように組み立てるのか というのが重要であり、
骨子法の「問題」=「課題」? とか「解決策の方向性」=「課題」?と一意に結び付けられるものではないの
ではないかと思い始めました。


解釈に誤りがれば、ご指摘ねがえるとありがたいです。


       

No.9761 RE:課題とは 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/22(Wed) 19:12

ごめんなさい。今年の問題ということを頭におかず、一般論的に書いていました。

今年の問題:
産業構造の変化等により、人口減少傾向にある地域における社会資本整備の課題を挙げ、厳しい財政の制約の下で、地域の活性化を図っていくための社会資本整備のあり方について、具体策を示しあなたの意見を述べよ。

【現状】・・・・ヒントというか誘導
 ・産業構造の変化等
 ・人口減少傾向
【問題点】
 ・地域における社会資本整備の課題
【方向性、具体策】
 ・地域の活性化を図っていくための社会資本整備のあり方

ということだと思います。
つまり、

【現状】
 産業構造が変化しているその内容を示し、また人口減少について経過や機構を示す。
 その他論述のために必要な情報があれば示す。
【問題点】(課題)
 そういった状況にある地域でのインフラ整備上の問題点をあげる。
【方向性】
 そのような問題点のある地域の活性化をはかっていくためにはどんなことをすればいいかを書く。
【具体策】
 方向性に関する具体策を書く。
 方向性が複数上げられるなら、
  方向性1
  具体策1
  方向性2
  具体策2
 というようにして入れ子にしたほうがいい。

という感じで骨子を作ればいいのかなと思います。


       

No.9771 RE:課題とは 投稿者:K.K 投稿日:2007/08/22(Wed) 23:25

APEC様、ご指導いただきたいのですが

今年度の技術的体験論文の課題(2)では、
『業務を進める上での課題及び問題点』とあります。
例えば、『現在の地域における社会資本整備の課題及び問題点』を挙げよ。
という問題が出題された場合、どのような書き方をすればいいのでしょうか。
『課題』・『問題点』は別々に書くべきではないでしょうか?
『課題=問題』ではなく、『解決の方向性=課題』とすべきではないのでしょうか?
私の考えがずれているのかもしれませんが是非、ご指導いただきたいのですが。

よろしくお願いいたします。


       

No.9772 RE:課題とは 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/22(Wed) 23:39

なるほど、「課題」=「クリアすべきテーマ」みたいに取れば、解決の方向性という考え方も出てくるのですね。

「課題及び問題点」と言われた場合、私なら「課題」は業務において与えられた解決すべき問題点、「問題点」はそれを困難にするような何か、というように取るでしょうね。
たとえば、
 【課題】軟弱地盤上に道路盛土を短期間に構築しなければならない
 【問題点】圧密強度増加が遅い土で、盛土が安定しない
みたいな感じですね。
つまり、課題=高度な技術力を要するようなニーズ、問題点=そのニーズに応えることを困難にする問題点といった感じでしょうか。
もちろん、業務の内容によって様々だと思いますが。


       

No.9779 RE:課題とは 投稿者:ユキ 投稿日:2007/08/23(Thu) 01:46

今年度の技術的体験論文において,「課題」及び「問題点」を問われているのは,両者が異なる意味を持つからだと考えます。

「課題」と「問題点」の違いをネットで検索するといろいろ出てきます。
以下に検索結果の一部を紹介します。

◆その1
現時点で会社やプロジェクトに対してマイナスの影響を出しているのが「問題」です。
これをゼロ,あるいはプラスの状態に持っていくのが「問題解決」です。
一方,「課題」は現時点で会社やプロジェクトに対してマイナスの影響を及ぼしていません。
現在,ゼロまたはプラスの状態にあるものを,さらによくするのが「課題解決」です。

◆その2
課題⇒現状からありたい姿になるために達成しなければならないもの。
問題⇒現状の中に含まれるもの。顕在化しており解決する以外ないもの。

◆その3
会社のなかでは「課題」と「問題」は異なった意味で使われています。
課題とは将来のあるべき姿・ありたい姿を実現するために取り組むべきことです。
それに対して,問題とは現状の基準の未達状態や不具合を早急に解決すべきこと,というような意味で使われています。


       

No.9786 RE:課題とは 投稿者:AKR 投稿日:2007/08/23(Thu) 12:37

ユキさんの使い分け、そういう考え方もあるんだなと興味深かったです。
しかし、一般的には、問題と課題はほぼ同じ意味のような気がします。
青い炎さんが言うように「課題=解決しなければならない問題」であるから、区別するなら以下のようになるのでは?

問題:解決しなければならない問題や解決不要の問題を含めたすべての問題
課題:問題点の中で解決しなければならない問題

今までに「課題及び問題点」を挙げよという問題文ってありましたっけ?
「現状と課題」ならよく見かけますけど。


       

No.9788 RE:課題とは 投稿者:H.H 投稿日:2007/08/23(Thu) 13:04

AKRさんの
>問題:解決しなければならない問題や解決不要の問題を含めたすべての問題
>課題:問題点の中で解決しなければならない問題

少しずづですが、すっきりしてきました。
ありがとうございます。

以下の例えが、よいものかどうか分からないのですが。

「問題回避」という言葉は使いますが
「課題回避」という言葉は使わないですね。


「問題」というのは、対処として"回避"でも"解決"でも両方含めて考えられる"負の要素"の総称
「課題」というのは“回避”してはいけなくて“解決”しなければならないもの。

どなたかが、書かれていたと思うのですが、
「課題」といのは「クリアすべきテーマ」のある「問題」ということでしょうか?


       

No.9789 RE:課題とは 投稿者:baku 投稿日:2007/08/23(Thu) 14:25

私は受験生ですが、既技術士の方に指導していただいている過程で、
論文作成において問題点と課題は意識して区別するのがいいのではないかという意見をもらいました。
そのとき、いわれたのが、
問題点:放っておくと大変なことになってしまうこと
課 題:(大変なことにならないよう)問題点を解決するため、クリアしなければならないこと
です。

(例)
近年、記録的な集中豪雨が多発している(問題点)
計画規模を超える洪水に対する対策が必要である(課題)
高齢化の進展により災害弱者の被災が増加している(問題点)
災害弱者の被害を軽減する必要がある(課題)
観光地の景観が損なわれていること(問題点)
観光地の景観を向上させる必要があること(課題)

ですので、例えば
・治水対策を実施する上での問題点ときたら
  近年、記録的な集中豪雨が多発していることが問題となっている。
・治水対策を実施する上での課題ときたら
  近年、記録的な集中豪雨が多発しているため、
  いかにして計画規模を超える洪水に対する対策を実施していくかが課題となっている。

と意識して書き分けるように準備はしていました。
(あくまでも準備で、本番ではそんな暇はありませんでしたが^^;)


       

No.9792 RE:課題とは 投稿者:ぴこにゃん 投稿日:2007/08/23(Thu) 20:22

例えば、「人口が減少していき地域の活力が低下していくこと」が問題とすると、「人口をどうやって維持していくか」あるいは「人口減少の中で活力をどうやって維持していくか」が課題というイメージを持っています。
一つの問題に対し、課題は切り口を変えることによって複数あげられる場合もあります。


       

No.9793 RE:課題とは 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/23(Thu) 21:31

課題とは→与える、または、与えられる題目や主題。
     解決しなければならない問題
問題とは→解決すべき事柄。課題。

以上Yフー国語辞典。何が違うのかなと思います。
日本語って本当に難しいです。
とりあえず体験論文では、あえて区分して

 課題:解決が必要な事項→今回、自分が行う業務・工事に要請されているもの。必要とされているもの。(世間一般から見た問題課題)

 問題:上記課題の解決するプロセスにおいて障害とっているもの。クリアしなければならないハードル(それを解決するために生じる技術上の障害・問題・課題)

ってどうですか。


       

No.9798 RE:課題とは 投稿者:water 投稿日:2007/08/23(Thu) 23:29

環境部門の受験生ですが、私もよせてください。
私も課題は「解決方向性」または「問題点を回避する策」と解釈しています。(H.Hさんとおなじ解釈かな)

なんとなく問題点との違いは、ベクトルの向きかな、ととらえています。
ある視点から見たとき、
問題点とは、放置しておくと悪い方向に行く事象(例えば、少子高齢化問題、地球温暖化問題)
課題とは、よい方向へ指し示していく事象(例えば、女性や団塊世代の社会参加の促進、省CO2型社会の構築)
という感じでしょうか。
問題点と課題のベクトルの向きは、まったく逆ととらえています。

以前に、私も国語辞典で調べたときに、課題とは、「解決しなければならない問題」とかかれていましたが、どうもスッキリしなくて、このように区別して解釈しています。
いろいろな局面で使い分けていたほうが、良いようにも感じています。
さらに体験論文では「課題及び問題点」となっています。
どちらを記載しても良いということなのでしょうが、このような出題をするということは、違いがあるのでしょうか?


       

No.9799 RE:課題とは 投稿者:K.K 投稿日:2007/08/23(Thu) 23:52

waterさんの
>どちらを記載しても良いということなのでしょうが、このような出題をするということは、違いがあるのでしょうか?

これは、『課題』・『問題』は、区別し両者を記載する必要があるのではないですか。この微妙な違いを、しっかり理解して、技術的体験論文を書く必要があります。

・『課題または問題点を述べよ』ならどちらかを記載。
・『課題もしくは問題点を述べよ』もどちらかを記載

・『課題と問題点を述べよ』なら両者を記載。
・『課題及び問題点を述べよ』も両者を記載。

ですよね。間違ってないですよね?


       

No.9807 RE:課題とは 投稿者:TK 投稿日:2007/08/24(Fri) 10:18

問題と課題って使われ方があまりにも曖昧ですよね。
皆さんの意見を伺ってて、あまり単語に固執することはないのかなと思いました。
文脈の前後の関係などで使い分ければいいように思います。
経験論文の「課題及び問題点」は「大きな問題の中の個々の問題点」と読み替えようかなと思います。


       

No.9810 RE:課題とは 投稿者:water 投稿日:2007/08/24(Fri) 12:21

K.Kさんへ
今の段階では、私もそのように解釈しています。
「及び」は「&」と解釈しています。
けれども、今回の体験論文の作成にあたって、問題点と課題の両方を明記しなければならないのでしょうかね。

たとえば、大雑把ですが、

1.業務の概要・・・
2.技術的問題点
3.技術的対応策
4.今後の展望など
問題点のみの記載では、だめなのでしょうか?

もしくは、
1.業務の概要・・・
2.技術的課題
3.具体的解決策
4.今後の展望など
課題のみの記載では、だめなのでしょうか?

ケースバイケースでいい様な気はしていますが、どうでしょうか?
題意にきっちり沿う書き方となれば、問題点と課題の両方を明記したほうが良いのかなとも思います。
どなたか、ご教示くだされば幸いです。

一般論文からの話が、体験論文の話に特化して申し訳ありません。


       

No.9813 RE:課題とは 投稿者:AKR 投稿日:2007/08/24(Fri) 13:00

確かに体験論文で「(2)業務を進める上での課題及び問題点」と記載されていますね。

でも何で、最初に「課題」と記しているのでしょうね?

最初に問題点を挙げて、それから課題なら分かりますけど。


       

No.9814 RE:課題とは 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/24(Fri) 13:09

課題が「解決すべき課題」、その解決にあたってのポイントとなることを問題点と考えれば、課題→問題点の順でもいいのではないかと思います。

まあ結局のところ、技術士に求められる能力である課題解決能力は、
 @現状を客観的にしっかり把握できるか
 Aそこから解決すべき課題(問題点といってもいい)を抽出できるか
  ※スレタイにあわせれば、解決すべき課題と、その課題に取り組むにあたり最大の障害・ポイントとなる問題点
  ※これができないと、解決すべきポイントが見えず、ピントはずれの対応になる
が非常に大事なわけですね。問題点をしっかり突き止めることができれば、課題は半分解決できたようなものですからね。
そして、
 B最適解となる道筋を見通せるか(解決の方向性)
 Cそれを実現できるか(具体策)
となるわけですね。

ですから、求められるものを表す言葉が課題だの問題点だのであっても、現状・問題点・方向性と具体策をしっかり整理できれば、評価してもらえる答案が書けると思います。


       

No.9815 RE:課題とは 投稿者:K.K 投稿日:2007/08/24(Fri) 14:28

最も基本的なことかもしれませんが、
出題者が問うている内容について忠実に回答する必要があるのではないでしょうか。
出題者が、『課題及び問題点』と問うている訳ですから、やはりこれについては、出題者に対して明確にわかるような形で回答すべきではないかと思います。
ひょっとしたら、あえて、出題者は『課題』『問題点』を分けて聞いている可能性もあります(考えすぎかもしれませんが)。

書き方は人それぞれでしょうけれど。

例えば、
1、業務概要
2、技術的課題及び問題点
 今回の業務にける技術的課題は、安全で経済的かつ早期の復旧を可能にする工法選定であり、この課題を克服するに当り以下の問題点があった。
 @地すべりは、現在も動いている・・・
 A迂回路が確保できない・・・
 B・・・

※私としては『問題点』→『課題』の方が書きやすいのですが(これは、あくまでも一つの例です)。

3、対応策

どうしても、課題・問題点を分けて書けない場合もあるとおもいます。ですからAPECさんの書いた内容でも、十分理解してもらえるとは思います。

もしかしたら、そんなに深く考える必要もないのかも知れませんね。
皆さんいかがでしょうか?


       

No.9829 RE:課題とは 投稿者:あんどん 投稿日:2007/08/25(Sat) 02:22

「課題」と「問題点」の違い、今まで深く区別して考えたことありませんでした。
このように見てみると明確な決まりごともなく、個人個人で捉え方が色々と違ってきて難しいですね。
ただ、この技術士試験は法律など国語力をためす試験ではないし、自分の意見を述べてもいい試験ですから、あまり深く考えなくてもいいのではないでしょうか。
もし、この取り扱いが合格・不合格を左右するなど重要な事項であるならば、今まで十分に議論され、何がしかの方向性や論文作成のテクニックなどが得られているものと思われます。
それよりも、全体の論述内容や課題及び問題点の内容、具体的方策、意見などの内容の方が重要ではないかと思います。


       

No.9922 RE:課題とは 投稿者:勘太郎 投稿日:2007/08/31(Fri) 23:29

私も数年前、課題と問題点についてかなりこだわった時がありました。このときは、技術士全部門の設問を調べて、問われている表現が「課題」か「問題点」かの違いを調べましたが、あまりこだわる必要がないというのが私の結論でした。

「課題」と「問題点」の表現は部門ごとに傾向があります。ちなみに私が受験した応用理学部門では「課題」という表現で問われており、答案にも「課題」というタイトルで書きました。
今年度は、全部門統一の設問であるため、「課題及び問題点」などという折衷案の表現になったのではないかと私は考えています。

「求められるものを表す言葉が課題だの問題点だのであっても、現状・問題点・方向性と具体策をしっかり整理できれば、評価してもらえる答案が書けると思います。」というAPECさんのおっしゃることが、私はとても納得できます。


       


No.9579 体験論文の2例概要について 投稿者:ふく 投稿日:2007/08/16(Thu) 03:39 [返信]

総監部門(総監以外の部門も)の体験論文で、「2例概要、1例詳述」とありますが、「2例概要」をどれくらい記述したら良いでしょうか?
目安がどこにも記入されていないと思いますが、3000文字中○○○文字くらい、または75行中○○行くらいかを教えてください。


       

No.9580 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:さすけ 投稿日:2007/08/16(Thu) 07:44

総監ですが、作成したら
2例概要で12行になりました。


       

No.9583 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/16(Thu) 09:33

人それぞれだと思います。
ただ、1例詳述でそこそこの内容を表現しようとすれば、当然図表なども入るでしょうから、それだけ多くても1枚目の1/3程度(25行くらい)までに抑えたほうがいいのではないかなと思います。
書式などは自由なので、たとえば2例詳述は表にまとめてしまうというようなやり方でもかまわないと思いますよ。


       

No.9588 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:ラインハルト 投稿日:2007/08/16(Thu) 11:18

すみません。私も便乗質問させてください。
2例1詳述で、2例概要についてです。

概要のみの1例は別とし、詳述する方の1例はどの程度の概要を述べればよいのでしょうか?
詳述の項目は、
(1)あなたの立場と役割
(2)業務を進める上での課題及び問題点
(3)あなたが行った技術的提案
(4)技術的成果
(5)現時点での技術的評価及び今後の展望
なので、やはり、これらと二重書きにならないように概要を書くべきなのでしょうか?そうすると書けない・・・
今予定している表題は以下の通りなのですが・・・

1.2例の業務概要
1)1例目概要
2)2例目概要⇒2.の概要を二重書き?
2.2例目の詳述
1)立場と役割
2)業務を進める上での課題及び問題点
3)創意工夫点と技術的提案
4)技術的成果
5)現時点での技術的評価及び今後の展望

皆様も制度改正で手探りとは思いますが、皆様が考える方向性等を教えていただければ幸いです。

よろしくお願いします。


       

No.9594 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/16(Thu) 13:55

私は単純に
 (1) 1例目の概要
 (2) 2例目の概要
 (3) 詳述例におけるあなたの立場と役割
 (4) 詳述例における業務を進める上での課題及び問題点
 (5) 詳述例におけるあなたが行った技術的提案
 (6) 詳述例における技術的成果
 (7) 詳述例における現時点での技術的評価及び今後の展望
と考えています。

ここで、詳述しないほうの事例については、概要の中で、たとえば
「本業務は泥炭層を主体とする軟弱地盤からなる溺れ谷を横断して道路盛土を構築するものである。私は管理技術者として軟弱地盤対策工法を検討し、○○工法により変状を最小限に抑えつつ道路盛土を構築することを提案した。その後、当該盛土は問題なく施工された」
みたいに、課題と解決策、さらに自分の立場と役割なども盛り込むようにして、詳述するほうの事例については、
「本業務は泥炭層を主体とする軟弱地盤からなる溺れ谷を横断して道路盛土を構築するものである。」
みたいに、本当の概要部分だけをさらっと述べてはどうかと思います。
2例略記を同じレベルで略記しなければならないという決まりはないのですから。


       

No.9596 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:ラインハルト 投稿日:2007/08/16(Thu) 14:06

APEC様
早速のご返答ありがとうございます。
『2例略記を同じレベルで略記しなければならないという決まりはない』でとりあえず方向性が見えてきました。
この方向で推敲してみます。


       

No.9610 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:ふく 投稿日:2007/08/17(Fri) 01:46

APEC様、「1枚目の1/3程度(25行くらい)」は、(13行くらい)の間違いですよね。
さすけ様、APEC様、またラインハルト様、便乗(拡張)質問をありがとうございました。参考にさせていただきます。


       

No.9611 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:1492 投稿日:2007/08/17(Fri) 06:42

1例詳述の書き方について、技術的提案と技術的成果を1つにまとめて書いても問題ないのでしょうか。

       

No.9614 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/17(Fri) 08:32

>APEC様、「1枚目の1/3程度(25行くらい)」は、(13行くらい)の間違いですよね。

そうです。ごめんなさい。

>1例詳述の書き方について、技術的提案と技術的成果を1つにまとめて書いても問題ないのでしょうか。

書き方次第だとは思いますが、分けたほうがいいと私は思います。
評価のポイントとなるのは、技術的提案の中身(創意工夫≒着想と具体策・実現化の工夫)が主体であって、その結果はあまり重視されないと思っています。
算数のテストでいうなら、技術的提案は、「こうして解いたらどうですか」というもの、成果は答えです。この「テスト」は「解き方」8点、答え2点程度という感じですね。
このあたりが従来の経験論文の「壁」になっていたポイントでもありました。つまり、着想と結果だけ書いてあって、着想をどのようにして実現可能なものにしたかという、技術力の最も現れる部分の記述が抜けているものが少なからずあったのです。

あくまで私の意見です。


       

No.9634 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/17(Fri) 20:45

 まだ記述練習してませんけど、昨年までは600字3枚の1800字で1題として2題記述するのが多かった。となると、2題ですので全体字数のうち500字くらい(約10行)と残り2500字くらいで書いてみようと考えてます。(当然2500字の方の概要は詳細に述べるのでさらっとしか書きませんけど)
 問題文には「技術士たるにふさわしいと思われるものを2例あげよ」なので、相手が概要を読んだ時にその概要事例でも「技術士にふさわしそうだ」と思わせる説明が正直その数行でできる自信がないからです。(たった数行で「技術士になぜふさわしいのか」の1題を説明できない自分の実力がないといわれればそれまでだが・・・)
 あくまで2題かくのだという意識を持って、全体字数のうち500字(10数行)は前菜、残り2500字が主菜の意識で書こうと思います。
(まあ、筆記が撃沈気味ですので来年度に向けての練習ということで・・・)


       

No.9647 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/18(Sat) 09:07

多分ここでは判らないと思うので皆さんどう考えていますかと言う話しになるのですが、

技術士の英名がコンサルタントエンジニアリングからプロフェッショナルエンジニアリングに変わったのですが、開発系をメインに書くか設計系をメインに書くか悩んでいます。

@開発系メイン
 ○○のシステムを、〜〜のようにして(苦労して)開発しました。結果として、××に導入されて役に立っています
A設計系メイン
 開発した○○のシステムを活用して、××に対して〜〜のようにして(苦労して)導入し役に立っています

技術士法上の技術士の定義ではどちらでもかまわないのですが、実体から考えるとAで行こうかと考えているのですがいかがでしょうか。(たまたまかも知れませんが過去(平成13年以降)に@で書いた時はB評価でAで書いた時はA評価でした)


       

No.9908 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:道路構造物 投稿日:2007/08/30(Thu) 23:54

横入りですみません。

まず、かめさんへ
どっちでも構わないと思います。
@開発系メインで苦労して開発した点とA設計系メインで苦労して導入した点が
技術士としてふさわしいかどうかが問題で、なんなら苦労した点を二つとも書けば良いのです。

技術士としてふさわしいかどうかは、日本初の素晴らしい発明ではなく、
あなたが本当に直面した、その場限りの条件下による、微妙な二者択一や三者択一を
その場限りの特別な理由により、どのように選択したかが重要になります。

状況判断できる広い知識と、選択できる応用能力が問われるわけです。

つぎに本題の質問をさせてください。

詳述例がトラブル解決の場合、
「原因究明」して「対策の提案」をするとして、
<パターン1>
「原因究明」に関して
課題及び問題点、技術的提案、技術的成果を記述した後、
「対策の提案」に関して
課題及び問題点、技術的提案、技術的成果を記述するか、

<パターン2>
「原因究明」と「対策の提案」の課題及び問題点、
「原因究明」と「対策の提案」の技術的提案、
「原因究明」と「対策の提案」の技術的成果、

とするか、悩んでいます。

出題意図からすれば、<パターン2>なのですが、
トラブル解決の場合、原因の究明をしてから、対策の提案ですし、
去年は<パターン1>でA判定なので、文章構成を変更するのに、
抵抗があります。

課題が二つあって、
最初の課題を解決した結果から、二つ目を解決する場合の方も、
同じように悩んでいるような気がするのですが・・・。

皆さん、どのようにお考えですか?お教え下さい。


       

No.9909 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/31(Fri) 00:37

原因究明の過程で一山越えて、対策提案のところでまた一山あったということですね。
トラブルの内容にもよるのですが、一般的には「山」は一つに絞ったほうが懸命です。2つの山を扱うと、それぞれの記述内容が弱くなったり浅くなったりしがちであること、問題点やその解決策について、2つの山のどちらのことを言っているのか錯綜しやすくなることなどが理由です。
トラブルの中には、
(1)原因が究明できれば、ほぼ自動的にどうすればいいのかが決まってしまう、あるいは原因を取り除くことがたやすい場合
(2)原因は最初から見えているのだが、対処が非常に難しい場合
などがあります。このような場合、どちらかメインになるほうを詳細に記述して、残る一方はオマケ程度に書いたほうがよく締まった論文になります。
どうしても原因究明と対策提案の「2本立てドラマ」にしたい場合は、1本勝負に絞り込んだ論文との間の差をひっくり返すだけの内容にしないと、他の受験生に比較して見劣りしてしまうことをご理解のうえでがんばってください。


       

No.9916 RE:体験論文の2例概要について 投稿者:道路構造物 投稿日:2007/08/31(Fri) 12:58

いつも、迅速、的確なご返答ありがとうございます。

どちらか一つに絞って、答案の質を高めたいと思います。


       


No.9199 土質及び基礎は? 投稿者:こつこつと 投稿日:2007/08/07(Tue) 22:30 [返信]

色々なところで専門がやさしかったと聞きますが、いつも合格率の低い「土質及び基礎」はいかがだったでしょうか?あと、土質及び基礎はなんでいつもこんなに合格率が低いんでしょうね。

       

No.9244 RE:土質及び基礎は? 投稿者:プチプチ 投稿日:2007/08/08(Wed) 10:12

確かに専門は優しくなっていたような気がします。
しかし、問題には向き、不向きがあるんで何とも言えないですかね・・・
ところで誰か問題を持ち帰った人はいないでしょうか?


       

No.9280 RE:土質及び基礎は? 投稿者:こつこつと 投稿日:2007/08/08(Wed) 14:45

今年の問題がHPに更新されたみたいですよ。

       

No.9284 RE:土質及び基礎は? 投稿者:もと地質屋 投稿日:2007/08/08(Wed) 15:17

>土質及び基礎はなんでいつもこんなに合格率が低いんでしょうね


私の個人的予想です。
地質コンサルさんが多く受けるからじゃないですか?
私はもともと地質コンサルに勤務し、その後設計を行っていますが、地質コンサルのままだったら、受かってないと思ってます。
中堅以下の地質調査屋さんは、恐らく実際の設計をしたことが無く、切土だの杭基礎だのといった問題に対して勉強だけで戦っているような気がする。
例年10問中、調査関係は1問だけで、その他を無理やり1問解かないといけない。いくら勉強しても、本職にはかなわない。
また、設計なら工法選定などで創意工夫があり経験論文も書きやすいが、調査のみではなかなか創意工夫を発揮しにくいのではないかと推測します。

私の感覚的推測です。


       

No.9345 RE:土質及び基礎は? 投稿者:おーじー 投稿日:2007/08/09(Thu) 23:35

>中堅以下の地質調査屋さんは、恐らく実際の設計をしたことが無く、

スレの意図と外れてしまいますが、私も常々、地方の地質屋さんの「…であろう」「…に留意する必要がある」で結んである報告書を見て、設計でどうとでもとれるんじゃないのか?無責任だなあ…」と思っています。


       

No.9370 RE:土質及び基礎は? 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/10(Fri) 16:53

「中央と地方の地質調査屋の違いと在り方」、あるいは「地質調査屋と地質コンサルの求めるものについて」
こう書くと何となく応用理学T-1や建設一般の世間話バージョンのようですね。
“地方”とは中央業者に対する地方業者といった使い分けで、そこに格差があるということでしょうか。
報告書の末尾のフレーズが“ハッキリしない”という悪癖も、自然科学がファジーであると考えると少し理解しやすいかもしれません。
同じ地盤を対象にしても、調査(理学)と設計(工学)は思想が違うので、技術士はそれを結びつけることも役割になるでしょう。
そう言えば、この手の類似設問が10年以上前の応用理学T-1の過去問にありましたね。

私も他社の報告書を読むと、”なるほど!”とか、”これは、まだまだかな?”など甲乙、色々な印象を受けます。ただ、これは私自身の経験による理解度の変化や、企業の規模と過去の実績・分野など、色々な変化に起因するものだと思います。
成果には必要な情報が提示されていることが最低条件で、表現や工夫、新たな見解が企業や個人の資産になっていくわけです。でも、マズイ報告書で勉強になることもあります。

話を戻します。
土質基礎の合格率が低い原因は、上記のように色々な人たちが受験することと、建設部門が「名称独占ではなく“業務独占的資格”に近い」からです。
つまり、企業側も発注側も「技術士じゃないとダメ」なんて言うので、やむを得ず受験している人もいるはずです。例えば、中高年で今まで技術士でなくても仕事に支障がなかった人達、あるいは “技術士になれば”という意思は強くても、種々の経験が少し不足している人達。
こういう風に色々な事情で技術士にはなりたいが、一部に試験に適するレベルになっていない人が結構受験しているため合格率が下がっていると思います。合格人数は一番多いんです。
穿って、合格人数を調整するから合格率が低い?・・・そういう裏の考えは“あり”かもしれませんが、必要な技術力・知識・経験があれば合格するのも技術士試験です。
合格率はあまり気にしなくて良いですよ。受けてればそのうち合格します。


       

No.9371 RE:土質及び基礎は? 投稿者:予想屋 投稿日:2007/08/10(Fri) 17:07

建設部門NO.01の誇りがあるらしい。

       

No.9902 RE:土質及び基礎は? 投稿者:コンクリート技術士 投稿日:2007/08/30(Thu) 13:07

土質及び基礎は、確かにレベルが高いと思います。
問題を見ても、他の問題と比較して難しい。
やはり、建設部門のNo.1ですわ。


       

No.9907 RE:土質及び基礎は? 投稿者:勘太郎 投稿日:2007/08/30(Thu) 23:09

地質調査をやっている応用理学の技術士です。今年度、土質及び基礎を受験しました。
とくに、今年度の問題は、設計・施工のための地質調査、という位置付けがはっきりしていたように感じました。このような傾向から、地質調査専門の技術者にとっては、難しい選択科目となっているのではないでしょうか。

「土質及び基礎」の問題のレベルが高いかどうかはわかりませんが、基礎と応用の両面を問う良問だと思います。


       

No.9911 RE:土質及び基礎は? 投稿者:4回目 投稿日:2007/08/31(Fri) 08:09

土質及び基礎の合格率が低い
自分は金沢での受験をしているのですが
廻りを見渡せばエリアが狭いせいかやっぱり
調査屋さん(ボーリング屋)の受験者が多い
(自身は調査屋と言うよりのり面屋に近いですが)
土質試験方法やサンプリングについては解けても
その他何を選択するかとなると地すべり、液状化
、切り土関係ぐらいしか選択のしようがありません。
それも大方は事前の資料として普段は出して終わり
ですから具体的にどう施工するかなんかは関与し
ないケースが多いとも思います。
その当たりがネックになっているのと、新規の採用
はどこでも少ないのでしょうが同業者にはなかなか
新規でこの試験にチャレンジしてくる人も少ない
結果、毎年同じ顔ぶれであと一歩って人が同じよう
に落ちてるって結果なのでしょうか?
ちなみに自分も今回が4回目でしたが、結果には
自身ありません。
ただ、今年の試験制度の変更で現地での試験時間に
ゆとりができたこと、試験勉強の対象が絞られて
きたように感じました。


       

No.9915 RE:土質及び基礎は? 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/31(Fri) 12:21

調査メインの人も,設計を意識して調査していれば十二分に対応可能ではないでしょうか。

逆に設計屋さんで,調査を軽視している人(とりあえず柱状図だけください,設計できますから・・・などと言っちゃう人)は受かりにくいんじゃないでしょうか。

ということで,調査メインの人でなかなか合格できない人は,普段の業務の中でもう少し設計を意識するだけでものすごく強くなると・・・思います。

調査と設計の両方を経験している人は確かに強いですね。


       


No.9817 朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:名古屋コーチン 投稿日:2007/08/24(Fri) 21:26 [返信]

これはここでは場違いだ、イカン、と思いつついつも留まっていましたが、思い切って投稿させていただきます。場違い、という事であればご指摘願います。もう投稿は致しません。
”技術士信用失墜行為の禁止”の議論がされているときにどうもこのことがいつも思い出されました。
相撲のことは詳しくありませんが、日本相撲協会によって行なわれる公共性の高いスポーツ、と言うことで問題になっているのですよね。
このお相撲さんを技術士に見立てたら、やはり信用の失墜に当たるのでしょうか?
 
 私は何故こんなに朝青龍が責められるのかがよく分かりません。飲酒運転で人を殺しても死刑にならないのに、なぜウソをついてサッカーをしただけでこんなに責められなければならないのか。
 横綱、と言っても若いのだから多少若気の至りでもそんなに責めることはないと思うのですが・・・。
もちろんいいことではありませんが。
 しかし、私が親方なら『この馬鹿たれ!!次は優勝しなければ許さんぞ!!』って言っときました!って北の海理事長に報告しようと思うのですが・・・・・。
でも顔怖そうですよねえ。

最近ちょっと難しい話が多いので、ティータイムって事で、ご勘弁願います。


       

No.9821 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:Ouch 投稿日:2007/08/24(Fri) 23:44

相撲好きの私にとって朝青龍の件はショックでした。
「泣いて馬謖を斬る」の思いで書き込みをします。

朝青龍は信用失墜行為を行ったと思います。
横綱は日本相撲協会の看板でもありますので、求められる「心・技・体」も大関以下の力士とは異なります。
ただ、現時点で私にとって信頼できる情報(事実)が圧倒的に不足しています。
少ない情報の行間を読めればいいのですが、必ずしも正しいとは限りません。
もう少し情報収集をして、私自身が冷静になってから再考したいと思います。


名古屋コーチンさん
>横綱、と言っても若いのだから多少若気の至りでもそんなに責めることはないと思うのですが・・・。
>もちろんいいことではありませんが。

技術士に置き換えると、「技術士と言っても若いのだから多少若気の至りでも・・・」になります。
口が裂けても言ってはいけない言葉だと思います。

※「もちろんいいことではありませんが。」とありますので、「横綱、と言っても・・・」の文面が名古屋コーチンさんの本意ではないことは分かっております。言葉が独り歩きしないように付記しておきます。


       

No.9834 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:北の湖がんばれ 投稿日:2007/08/25(Sat) 09:46

横綱とは大関以下とは別格の存在であることが
重要なポイントです。
それなりの恩恵を受けるかわりに、それ相当の
責務もあるはず。
そこをわかって横綱になったはずが、
実はまったくわかっていない人がなっている
ということがわかったことが問題となっている
と思います。
その責務を守れなかったのだから、自分でやめるのが
相当と思う。
横綱は自分で辞めるしかないのだから。
横綱とはそのようなもの。

(もともと稽古で相手をプロレス技で怪我させたり
して問題となっていたのだから、いい機会と思う。)


技術士も同じようなところがありますよね。


       

No.9846 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:肥後チャボ 投稿日:2007/08/25(Sat) 18:29

右手で「心」の字を宙に書いたのち賞金を右手で押戴く、というのが作法なのだそうですが、横綱なりたてのときの彼は左手でいきなり頂いていたのだそうです。朝潮親方が教えていなかった、とか。巡業は本場所より大切なんだ、ということも・・・

       

No.9850 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/25(Sat) 19:58

 科学技術のプロの説明責任というところから見て、全治6週間の診断書を書いた医師が出てきませんが逃げているのでしょうか。全てはそこから始まったのですが。故郷へ帰ってルンルン元気で走り回る姿とギャップがありすぎました。
 その後精神科医という人が入れ替わり立ち変わり訳のわからない病名を言っていますがなんなんでしょうね。難しい言葉でえらく見せようとしていた昔の哲学者ではあるまいし。大きくとらえると、医師も私達技術士と同じで科学技術のプロとして位置づけられているはずですが、どうも現状と課題、その道のプロとしての解決策の提案がきちんとされていませんね。


       

No.9851 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:まかぬ種は生えぬ 投稿日:2007/08/25(Sat) 21:12

「医者が悪い」につきる。朝青龍の過去の診断書もすべて同一の医者なのでしょう。
 今回医者が違えば、病名まで違うのは、これこそ「信用失墜」にあたると思います。
 もちろん、朝青龍も悪いとは思いますが。。。。
裁定、朝青龍は引退で医者は免許剥奪です。


       

No.9854 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:通りがかり 投稿日:2007/08/25(Sat) 22:41

皆さん少しは冷静になってください
当事者でもないのに、憶測混じりの仮定から勝手に結論じみた書き込みされても・・・
ゴシップネタにも程がありますぞ

技術士は技術士らしく、事実と事実に基づく仮定から結論を導いて欲しいと思います
ここでいう事実とは、ニュースで報道される表面上の画像でもなければ、新聞に書かれている記者の主観混じりの記事でもありません

あまりに、技術士の受験を応援するページとして情けないレスが続いたので書かせてもらいました m(_ _)m


       

No.9871 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:名古屋コーチン 投稿日:2007/08/27(Mon) 23:48

 いろいろご意見を頂き、やはり皆さんの意識は相当に高いと言うか、恥ずかしながら私とは緊張感が違うと思い反省しました。
 技術士というのは技術界の横綱、と言う意識を持たねばなりませんね。
 横綱がそんなことでは相撲の質が落ちますし、一番大切なファンを裏切ることですから立派な信用、失墜であり今回横綱はやってはならないことをやってしまったと思います。

 私が恐ろしいと考えていることは、はっきり言いましてたかだか古い牛乳を使ったとか、クッキーの賞味期限が切れていたとか、人を殺めたわけでもないのにそんなことが企業の経営を根本からひっくり返してしまう、と言うことです。怪我を偽ってサッカーをしてしまったことも同じではないでしょうか?
 人間だったらそういったことっていけないかもしれないけどあるかも知れないと思うのです。列車をひっくり返して100人もの命を奪うことはあってはならないですが、ちょっと間違ってしまうことってあると思うのです。
 これが最悪の事態を招かないようにする日々の感性
みたいなものは、私は重要だと思いました。
 小さなことが、大変な問題に進展してしまうと言うような・・・・・。
 強引に収束させましたが、今回はワイドショー的なネタ、失礼致しました。 


       

No.9894 そう簡単に収束させられてもね〜 投稿者:肥後チャボ 投稿日:2007/08/30(Thu) 00:16

>最悪の事態を招かないようにする日々の感性みたいなものは、私は重要だと思いました。
そこなんですよ「心技体」。日本の国技。「国の技」であって、Sportsというインタナショナルなカテゴリではないのです。茶道・華道・柔道・弓道・武士道のカテゴリであり「心の道を求める」求道の場なのです。精神鍛錬の修行の場なのです、彼らのステージは。非難されても仕方がありません。これを機会に、角界は猛反省、猛勉強しなければなりませんね。特に理事の皆様。


       

No.9899 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/30(Thu) 12:15

モンゴル帰省の一連の報道にはあきれました。
精神疾患あるいはそれに近い状況で療養に行く(理事会もそれを認定した)人間を取材するとか、モンゴルで「今どこにいる」「何をしてる」と報道するなど、倫理のかけらも見られません。
視聴率や発行部数の前には人権も何も関係ないのでしょうか。
技術士も公益確保はじめ技術者倫理が強く言われていますが、マスコミ倫理というものはあるのでしょうか。
やはりマスゴミと呼ぶにふさわしいと感じました。


       

No.9904 RE:朝青龍の話、してもいいですか? 投稿者:imina 投稿日:2007/08/30(Thu) 19:33

APECさんの意見に同意です。

私も、軽度のうつ病にかかったことがあるのでわかりますが、あのように報道されたら健康な人でもうつになっちゃいますよ。私なら耐えられませんね。

しかし、日本の世論全体が、「あやまれ、あやまれ、とにかくあやまれ」とブーイングの嵐で気味が悪い。

正直、どうでもいいことですよ。日本に帰りたくなったら帰ってこればいい。それで、勝負に勝てばいい。負ければ、もう後がない。そういう厳しい世界に生きている人を、私たち凡人が糾弾したり、心配したりすること自体がナンセンスだと思う。

だいたい、みんなが批判しまくっている朝青龍に日本人力士達はボコボコに負けてるわけですよ。人気も朝青龍の方があったわけですよ。外国人力士達にもボコボコにやられているわけですよ。それで、朝青龍はいかん、国技だなんだ、いやはや心の鍛錬が・・・、と騒いでも、かっこ悪いだけじゃないですか。

常識で考えればわかることですが、技術士の責任とスポーツ界の頂点を比較して論じることは意味がないです。技術士は限りなくマスな存在。そこに価値があるからです。


       


No.9892 試験免除について 投稿者:なーお 投稿日:2007/08/29(Wed) 23:58 [返信]

こんばんは。
ちょっとお聞きしたいのですが、例えば、上下水道部門で一次試験を受かっている場合、建設部門の一次試験を受けるに当たって、試験科目が免除になるのってあるのでしょうか?あと、上下水道部門の一次試験が受かっているとして、二次試験は建設部門を受けれるのでしょうか?


       

No.9893 RE:試験免除について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/30(Thu) 00:13

他部門の一次試験を合格していても、そのことで免除になる一次試験科目はありません。

一次試験の合格部門がどれであっても、二次試験は好きな部門を受験できます。上下水道一次試験合格で建設部門受験も同じです。
ですから、一次試験を複数部門受けるのは、二次試験受験資格という点では、意味はありません。

サイトの
http://www.pejp.net/pe/kaisetsu/manual16.htm
をご覧ください。


       

No.9896 RE:試験免除について 投稿者:おいおい! 投稿日:2007/08/30(Thu) 08:53

な−おさん!
自分で受ける資格についてそれくらいは、自分で調べる
べきでしょ。
それくらい簡単にわかります。
ほんとに受けるのか?聞いてみただけか?


       

No.9900 RE:試験免除について 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/30(Thu) 12:24

ステハンに反応するなとつっこまれそうですが,少しだけ。

この問題については確かに簡単に分かるかもしれません。人の話を鵜呑みにする人は特にそうでしょう。

でも,なんかおかしいな?なんで別部門でいいんだ?そんなことしたら一次試験必須の意味がないのではないか?自分の勘違いではないか?と不安に思う人もいるでしょう。

なーおさんも,一応知っているけど不安なので聞いてみた・・・ということだと思います。

だからこそ,APECさんは「受験できますよ」の後に,URLを紹介しているのだと思います。しかも,そのページの最後には,「さらに気になる人は,直接電話するといいですよ」とまで書いているのです。

「受験を応援する」 APECさんの強い思いにより成り立っているホームページです。その思いを忘れずにレスしてもらえるとありがたいと思います。


       


No.9769 チャイナエアライン 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/22(Wed) 22:41 [返信]

とにかくトラブルの多い航空会社だという印象があります。
何でも今日は燃料不足か何かで緊急着陸したという話もあります。

問題なのは、似たような事故が再発していることですね。
このあたり、信楽事故がありながら尼崎事故を起こしたJR西日本に通じるものを感じます。
コロンビア空中分解のあと、NASAは「安全文化がなかった」というレポートを出したと記憶しますが、そういう目で見てみると、類似事例というのはたくさんありそうですね。


       

No.9782 RE:チャイナエアライン 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/23(Thu) 12:12

 事故後すぐ会社のトップがとんできて、乗客に見舞金(中身11.000円とのこと)を配っているのをTVで見て「やるなあ」という印象でした。それがいいことという気はありませんが、危機に際してあのようななりふり構わない行動力はわが国のトップにはないですね。

       

No.9784 RE:チャイナエアライン 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/23(Thu) 12:33

緊急着陸のほうは、名古屋が着陸不可で燃料不足になったようですね。こちらは安心。
ただ、ここ15年ほどの事故を拾うと次のようになります。

94年 名古屋で墜落 264人死亡
98年 台北で墜落 202人死亡 (名古屋と酷似した墜落形態)
99年 香港で着陸失敗 3人死亡208名重軽傷
02年 台湾海峡上空で分解 225人死亡 (日航ジャンボ機と同様圧力隔壁の問題)
07年 今回の炎上事故

15年で700人近く死んでいる事故の頻度も多いと思いますが、それより同じような原因の事故を繰り返していることが気になりますね。


       

No.9787 RE:チャイナエアライン 投稿者:ゼロファイター 投稿日:2007/08/23(Thu) 12:45

 組織全体にわたりトラブルを調査すると、たぶん、ハインリッヒの法則(1:29:300)が成り立つのではないでしょうか。鉄道事故と同様に、ヒューマンエラーや、それを許す組織文化が根底にあるものと思います。
 


       

No.9796 RE:チャイナエアライン 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/23(Thu) 23:05

そのヒューマンエラーはトライポッド理論により分類されますが、大なり小なりあてはまり、組織として問題視されない(されたとしても表面上)点があるのでは。

       

No.9797 RE:チャイナエアライン 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/23(Thu) 23:17

 そっか、社長がバスの降り口で赤い封筒(見舞金1万円)を配っていたのも事故慣れしてただけなのですね。とりあえず手付金?払っとけという事故対策、そんなマニュアルがあるんでしょう。そういうのもあるんだなと変な感心をしています。
 


       

No.9847 RE:チャイナエアライン 投稿者:問題無いアル 投稿日:2007/08/25(Sat) 18:57

ダイエット食品 鉛入り土鍋 製剤漢方薬 トゥースペイスト 歯ブラシ 殺虫剤入りキクラゲ 二年前のチマキ 偽粉ミルク 飛行機 下水油ラード 病死鶏流通 段球入肉饅頭 

       

No.9861 RE:チャイナエアライン 投稿者:Keisan 投稿日:2007/08/26(Sun) 13:41

航空事故で一番多いのはアプローチから着陸のフェーズです。いわゆる魔の時間。
原因はさまざまですが、機体の不具合によるものとパイロットのヒューマンエラーによるものが多いですね。

かつて航空会社は、この手の研究はかなり進んでいたのですが・・・・・。

世界的に航空会社は経営難のところが多く、安全面の強化は手薄になっているのが現状でしょう。
経営者は、「危険な状態にないのならば安全なのだからさらなる安全性の向上策は必要ない」 と言うのが本音でしょう。
しかし、安全を保つためには現状維持ではだめで、危険につながる芽を早く見つけて対策を講じる努力を絶えず行うことで、安全性が保たれます。
そのためのコストは確かに安くはないが、一度の航空機事故でそれまでの信頼が吹き飛んでしまうことを、自覚してもらわないといけませんね。


       

No.9862 RE:チャイナエアライン 投稿者:K.K 投稿日:2007/08/26(Sun) 21:58

あの飛行機操縦していた機長が、中国政府から表彰されるらしいですよ。
何でも、犠牲者を一人も出さないで迅速・安全に乗客を避難させたからだそうです。
あの機長、中国では英雄扱いらしい。

これってすごいことですか?
私には信じられません。


       

No.9863 RE:チャイナエアライン 投稿者:通りすがり 投稿日:2007/08/26(Sun) 23:11

中華航空は中国でなく、台湾の航空会社です。
台湾で薬を買いましたが普通に大丈夫でした(1サンプルですが)。
技術水準が高い国の航空会社で、このような事故が頻発するのは残念です。


       

No.9868 RE:チャイナエアライン 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/27(Mon) 11:51

 航空会社はマニュアル化が得意です。多分、事故時のとりあえずのお見舞金を社長が渡すのも入ってるのではないでしょうか。金額ではなく社長自ら渡すことに意義があるのです。お金は、後からやる賠償金とかの計算のときに先渡し金で清算すればいいんですから・・・
 
 少なくとも、整備が原因で機長には責任が無さそうですね。本当に時間的にギリギリの脱出劇でしたから、少しの判断の遅れが悲劇を招いていたかもしれませんね。
(世の中には判断の遅い人とか自分での判断を回避する人はたくさんいますからね・・・)
 それと乗客の脱出を確認して最後にコックピットの窓から脱出していましたしね。

 そういう意味では機長には責任が無くて、その時に最善の判断をしたということで、褒められてもいいのではないでしょうか。

「当然の事をしただけ」というのはあまりにかわいそうだと思います。
 逆に「当然の事をしただけ。それより・・・」なんていう評価が多いから、自分で判断しなくなる人が多くなるんですよね。自分で判断して正しければ「当然」、判断が間違っていれば「何で間違った判断をしたのか」ってやられたら、だれもまじめに判断しなくなりますよね・・・

 別にお役所の方とかの事を言っているのではありません(前例はとか、公的な規格は無いのとか)。
 あくまで一般論です。念のため。


       

No.9875 RE:チャイナエアライン 投稿者:倫理規定 投稿日:2007/08/28(Tue) 22:36

異常に気づいて適切なアナウンスをし、適切な位置で停止し、避難行動を開始した。キャビンから最後に飛び降りるまで管制塔との冷静な交信と指示・措置をしながら、キャプテンとしての業務を全うした。
走馬灯のように流れる記憶。愛する妻や子。冷徹に客観的に現状を監視しながら、最後の客が脱出したことを確認。さらに搭乗員全員の安否・動向を確認する責任がある。振り向くと炎はキャビンにつつまれていた。

・・・やはり、ヒューショージョーです。


       

No.9882 RE:チャイナエアライン 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/29(Wed) 13:12

結局単純な、しかし非常に深刻であり初歩的であり「魔が差した」というにふさわしいくらい考えられないようなミスが原因のようですね。

しかしワッシャがなくて抜けたということは、その穴の径よりナット径が小さかったということ??それって適当?それ以前にそれだと締まらないんじゃ??・・・・という単純な疑問がわいてきます。
それに、チェック手順はなかったのでしょうか??
締めた人とは別の人がレンチなどで締めて確認して回るとか・・・・

なお、機長の行動は立派だと思います。かつての日航ジャンボ機墜落のときも、制御系を失ってからずっとダッチロールの中懸命に操縦した機長が賞賛されていましたが、生命の危険の中職責を全うするということはすごいことだと思います。

また、台湾と中国を混同して、「中国がまたやった」みたいに言うことは恥ずべきことだと思います。


       

No.9887 RE:チャイナエアライン 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/29(Wed) 20:02

 私は機械の専門家ではないのですが、ボルトが穴より小さいというのが不思議です。若い頃、バイクや自転車を分解して組み立てることをよくしていましたが、そんなボルトはありませんでした。ワッシャーはボルトと本体の緩衝部品と理解していました。この機体ではなにか理由があったのでしょうか、来年の機械部門のテーマになりそうですね。

       

No.9888 RE:チャイナエアライン 投稿者:YOSHI 投稿日:2007/08/29(Wed) 20:39

小生も機会専門ではありませんが、杜しまさんと同じことを考えていました。一般にワッシャーはバネになっていて、ボルト・ナットを締めた後、使用中の振動でボルト・ナットの締めが緩むのを防ぐ役割が大きいと認識していました。

今回のワッシャー(だけでなく他の部品も取り付け忘れという報道もあります)の取り付け忘れは信じられません。
まず、ナットが締まらないだろうと思います。ボルトの端にのナット取り付けネジの長さがナットよりもそれほど長くないのかもしれませんね。

それにしてもボルトの頭を穴経より大きくすれば起こりにくいことですけれど。フェールセーフのかたまりのような航空機でこのような設計というのは何か理由があるのですかね。


       

No.9890 RE:チャイナエアライン 投稿者:どら 投稿日:2007/08/29(Wed) 22:22

今回の事故、大きな爆発でショックでしたね。
でも、人々が助かったこと自体は、私も評価できるような気もしています。
(もちろん、航空機の退避に関する設計が良かったという意味であり、中華航空の処置がどうという意味ではありません。)

原因として、ワッシャーが無かったせいでボルトが外れたと言われています。これを聞いて、以前の仕事を思い出しました。
現場では、やはり組立て間違いなどは発生したようです。もちろん、社内の検査で確認されるので問題ないのですが、そのようなヒューマンエラーを無くすことは、現場では永遠の課題じゃないでしょうか。
だから簡単に「こんな組立てするなんて信じられない」とは強く言えないのかなぁ...と思います。
もちろん、フライト品にあってはいけないことではありますが。

今回の事故では、例えば原因としては下記などが考えられると思います。
・ベテランがマニュアルを見ないで実施し、他のものと勘違いして間違える。
・マニュアルが見づらいため、理解できずに取付け間違え/取付け忘れする。検査側も間違える。
原因究明/改善・確実な検査など、確実に行って欲しいですね。
そんな中、今日のニュースに寄れば、日本の航空会社の緊急点検ではボルト脱落(またはその形跡)は無いようだとのことです。すばらしいことだなぁと思います。

そしてもちろん、ワッシャーが無ければボルト・ナットが外れるような設計も、良くないとは思います。
しかし、もしかしたら理由があるのかも...。例えば、
・アーム側の穴径を大きくして公差を増やし、スラット・アームの動きにフレキシビリティを持たせる必要があった。
・スラット・アームの空間(トラックカン?)が狭く、ナットを小さくせざるを得なかった。
など。
新しい機体だということですし、今回を機にさらに良い設計になると良いですね。


       

No.9898 RE:チャイナエアライン 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/30(Thu) 10:52

 細かい図面が無いので良くわからないのですが
 普通の設計をするとワッシャーが無くても脱落してボルトが暴れまわるなんていう設計はしないはずなんですけどね。メーカの技術者もバカじゃないですから、多分、風を受けて振動が起こるところなんで、穴に遊び部分が多く必要だったんでしょうけど・・・

 しかも、既にボルトの脱落事故が起こっていて、メーカーから通達が出ていたって言うんで、その時にフェールセーフ方向に構成を変更できなかったんでしょうか。ボルトに紐をつけてどこかに縛っておくとか・・・
ボルトは何百本もあって全部は無理というならせめて、整備ミスしたときに暴れそうなやつだけでも・・・

 とりあえず、責任の多くはメーカと整備したところにありそうですね。
 対策は何といってもフェールセーフですね。

再発しないことを祈ります


       


No.9699 一次試験に向けて 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/19(Sun) 23:16 [返信]

一次試験まであと50日あまりとなりました。
私もそろそろ一次試験支援のほうをはじめていきたいと思っています。
とりあえずのびのびになっていた18年度専門科目の問題・正解・解説をアップしました。

初受験の方は、ぜひとも過去問題(ただしH17以降)をやって実力診断をし、勉強の方針を決めてください。

2回目以降の挑戦の方は、補強に努めてください。まるっきり手の出ない分野は残して、「あと一歩」の分野から。
また、「ここのところがよくわからない」「ここの解説をもっとしてほしい」というような要望がありましたら、掲示板でもメールでもいいので、どんどんお寄せください。

一次試験はここ数年、基礎レベルでありながらも応用力を問われる試験になっています。特に基礎科目でそれを強く感じます。
応用力をつけるためにはとにかくトレーニングです。
サイトにはこれまでに蓄積した練習問題・模擬試験などがそれなりにストックしてあります。
また、サイトでも紹介していますが、企業の協力を得て、携帯電話を利用した練習問題配信も始めています。
もちろん市販本も数多くあるようです。

これらをどんどん活用して、とにかく多くの問題をこなすようにしてください。
あと1ヶ月半ほどですが、がんばりましょう。


       

No.9719 RE:一次試験に向けて 投稿者:YOSHI 投稿日:2007/08/21(Tue) 17:58

APECさんのお願いスレにも触発されて書きます。小生もAPECさんには及びませんが、受検サポートをしています。そこで皆さんに申し上げていることを書きます。一助になればと考えます。

まず、一次試験(特に基礎科目)の解答のこつですが、全問解答ではありません、各分野5問中3問回答です。従って

「自分に適した問題を見つけること。捨てるものを決める。」ことが必要です。

また、問題を解くときは次のように考えてください。

計算問題は以外と簡単。
解答に必要な切り口は一つではない。
文章題は論理整合性で解けるものもある。

たとえば、計算問題は以外と簡単な例として技術連関の平成15年度、ウランの問題があります。一次方程式を立てて、あとはコツコツと解くだけです。別に原子力発電のことがわからなくても解けます。

解答に必要な切り口は一つではない例として、術連関の平成16年度、燃料の発熱量があります。正確には元素組成(分子式)等を基にして発熱量を出すのですが、そういう考えでなく、私たちの生活で燃料がどのように変わったかを思い起こせばその変化の順に、発熱量が高くなっていますのでそれで解答がでます。要するに近代工業社会というのは高効率を求めて、燃料もそのように変化していったのです。

このようなことを頭のどこかに入れておくと便利かと思います。


       

No.9729 RE:一次試験に向けて 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/21(Tue) 20:48

 基礎科目が多少悪くても専門でいっぱい正解すれば合格もあります。(自分がそうでした・・・)
 基礎科目の得意分野を持つことも重要ですね。

PS 適性問題の後の息抜きにどうぞ。
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db2000/0000wc.htm#top


       

No.9737 RE:一次試験に向けて 投稿者:YOSHI 投稿日:2007/08/21(Tue) 23:41

上のレスで解答のコツを書きましたが、少し補足させてください。試験ですから、受けるからには合格しなければなりません、そこで何らかのコツみたいなものも必要だと考えます。
しかしながら、本当は問いに対して完全に理解した上で解答できるのが理想です。APECさんも「一次試験はここ数年、基礎レベルでありながらも応用力を問われる試験になっています。」と書いているように実際にそう思います。

そこで、小生が上で例示した2例でもっと深く考える、あるいは想像力を働かせてどこまで問題が広がるかを考えてみることもしてみてください。夫々皆さんの専門で展開は違いますが、小生であれば次のようになります。

平成15年度、ウランの問題
U235に中性子がぶつかり、核分裂し質量欠損が起きます。エネルギーに変わるのはこの質量欠損部分ですその式が、アインシュタインのE=MC^2です。これを短時間に行うのが核爆弾ですし、JCOの事故です。JCOの事故ではチェレンコフ光が出ました。ゆっくりと(相対的に)反応させるのが原子力発電です、核分裂を引き起こす中性子の減速材として、黒鉛、軽水、重水があります。黒鉛炉はチェルノブイリの炉です。

アインシュタインは自分の核開発への係りを悔いて、ラッセル・アインシャタイン宣言を出しました。これはバグウォッシュ会議に引き継がれていきます。これは技術史や技術者倫理に繋がることでもあります。

又、宇宙船が速度を上げて飛べるようになり、光速近く飛ぶとE=MC^2の式が効いて来て、光速を越せなくなります。そこでSFではワープという言葉で相対性理論を無視します。(SFは技術士試験とは関係ありません。お話です)

技術連関の平成16年度、燃料の発熱量はこうです。
木材の主成分はパルプのような炭水化物(Cn(H2O)2n)です。発熱は酸化反応熱です。酸化できるのはCだけです。また、含まれるH2Oは蒸発するのに539kcal/kg
熱を奪います。

石炭は太古の樹木が変性したものです。主成分は比較的分子量の大きなCnH2nやCですが、不燃物(石炭ガラ)も多く含みます。発熱はCとHの酸化です。

石油はCnH2nの比較的分子量の小さなもので、不燃物は殆んどありません。発熱はCとHの酸化です。

天然ガスは殆んどメタンガス(CH4)です。発熱はCとHの酸化です。

CとHの酸化即ち、CO2を生成するのとH2Oを生成するとき、発熱量が大きなのはCよりもHの酸化です。

そこで、木材は炭水化物を含みますから、バイオマスとして、メタノールを作れます。今後の温暖化対策の一つの資源です。

人が生きていくのに必要とする食料も、簡単にいうと体内で酸化されます。炭水化物より食用油のほうがカロリーが高いのも同じです。

また、環境で河川に炭水化物を流すよりも食用油を流すほうが負荷が高くなるのも同じことです。

というような連想ゲーム的な考えもできると一つの問題が、多くのことを語ることに気付くと思います。このようなことも考えてみてください。


       

No.9889 RE:一次試験に向けて 投稿者:はまじ 投稿日:2007/08/29(Wed) 22:06

私が受けたのは3年位前ですが、環境部門で受けましたので、以下のようにしました。
@5年分くらいの過去問をコピーする
Aハサミで切って、自分なりのカテゴリに分ける
B出題年順にノートに貼り付ける

以上のように並べると専門科目はほぼ同じ様な問題がでてきます。環境の場合には環境白書をやって、関連分野をネットなどで調べておけば6割は確実といった印象でした。
また、なじみのある分野、一問も分からない分野があるので、なじみのある分野だけ勉強しました(切り捨てるのは罪悪感がなくもないですが・・・)。

基礎科目ではあまり同じ問題がでなかったように思います。なので、以下の参考図書などが役に立ちました。ご参考まで。

●バイオ 高校生物
●情報 初級システムアドミニストレーターの過去問(ついでにその試験も受けると一石二鳥)
●数学 高校数学
●環境 環境白書(環境部門の人なら問題なしですね)


       


No.9472 団塊世代退職における技術の継承 投稿者:喘息技術士 投稿日:2007/08/12(Sun) 10:03 [返信]

建設一般は、人口減少を選んだ人が多かったと思いますが、同じような論文になると思い、あえてこちらを選びました。
こちらの問題はどのように皆さん書かれたでしょうか?
私は、退職後の先輩技術者の参画と社会の受け入れ体制の整備みたいのを延々と書いてしまいました。現役である我々自らの技術力向上対策が足りなかったと反省しています。結局、団塊世代に頼りっぱなしじゃないのと疑われる記述となってしまいました。


       

No.9538 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/14(Tue) 15:08

この問題は、団塊世代の大量退職による社会資本整備に対する影響と課題、
それから技術を維持継承するための方策を問う問題です。
目的は、社会資本整備に当たっての我が国の技術レベルの維持であり、
退職者の受け入れ体制の整備(地域社会?)はその目的からは無関係じゃないですかね。

それよりも、私にはこの問題は問題とは思えませんでした。
もちろん、試験用の合格論文を書けと言われればそれなりのものは書けますが、
試験を抜きにして、この問題の本質を考えると、無意味な問題としか思えません。

以下、試験から離れて考えたいと思います。
この問題は今後の社会資本整備に必要な技術者数と団塊世代が抜けた後の現実の技術者数の問題と、
今後の社会資本整備に必要な技術力と団塊世代が抜けた後の現実の技術力という二つの問題を分けると考えやすいと思います。

まず、技術者数に関して言えば、今後の社会資本整備の縮小を考えれば、常識的に考えて現在は過剰であり、団塊世代が抜けた後でも過剰状態です。
技術者数の観点からは、団塊世代が抜けることは建設業界にとっては非常に良いことです。

技術力についても、団塊の世代の下はそんなに頼りないのですかね。
団塊の世代が抜けることが技術力低下というのが前提条件のようですが、私には全くそうは思えません。
これからの若い世代は、団塊の世代が行ってきた、我が国の豊かな自然をコンクリートで覆い尽くしてきた土木から離れ、郊外開発型の街づくりから離れ、
景観無視・電線まみれの街づくりから離れ、談合問題から離れる新しい感性が必要です。

しかも、今後の土木に、何より求められるのは効率性です。
専門技術以外にも総合監理技術を取得し、いかに自分の能力を創造的な部門、専門能力が発揮できるような部門に集中できるように持っていけるか、そういう能力が求められます。

これからの土木についていけないのは、むしろ団塊の世代の方です。
戦後の焼け野原から先輩技術者たちが我が国の社会資本を築きあげてきたように、
今後は若い世代が、新しい土木を築きあげるので、見守って欲しいと思います。

団塊の世代の退職なんていう分かりきった事態に対して、
今頃技術の継承が終わっていない会社なんてあるのでしょうか?


       

No.9540 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:九州人 投稿日:2007/08/14(Tue) 15:47

我が社での現実問題を書きます。
我が社の団塊の世代は、厳しい言い方かもしれませんが、能力不足が否めない状況です。(我が社に限って言います。)
・PCが使えない。(計算ソフト、CAD etc)
・最新技術についてきてない。
といった感じです。
我が社の若者の中では、団塊の世代不要論さえ湧き出てきている始末。
残念です。
ただ、この間NHKでやってましたが、溶接工等はかなり不足しているようです。本当の手に技術というところでは、深刻な技術者不足になっているようです。
ブルーカラーと言われるところが深刻な人材不足ということでしょうか。


       

No.9544 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/14(Tue) 18:04

技術者不足といえば、
この間の日経コンストラクションで人手不足が特集されていましたね。

これまで新卒の採用を抑えてきたため、人手不足となっており、
中堅社員の負担が大きく、体調を崩したり精神疾患などで退職し、さらに人手不足となる。
といったストーリーが紹介されていました。
私にも苦い思い出があるサービス残業のことも取り上げられていました。

建設業界は仕事がないという声をよく聞くのですが、一方で人手不足というのは、どこかに矛盾がありますね。

今後は入札制度改革を行い、まずは天下り役人たちが営業上、役に立たないシステムを作り上げ、
天下り役人よりも技術者を優遇できるシステムが必要だと思います。


       

No.9546 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:dengiken 投稿日:2007/08/14(Tue) 18:58

青い炎さんに全く同感です。
私は電気設備系の技術士ですが状況は建設業界皆同じだろうと思います。計画や設計図面の矛盾を関係方面の同意を取りつつ修正しながら施工管理を行う仕事、または現場との間に立つ詳細設計の中堅社員が暇になったという話を何十年も聞いたことがありません。結局実務ができる人ばかりが忙しくなる状況がありますね。仕事の境界を曖昧にする日本独特のシステムですが、これに年配者、営業関係者、原価のみ管理者、いわゆるできない人たちが甘えている構図に見えます。仕事の境にのりしろが必要なのは当然ですが、実力やその人の性格なども影響して負荷が不均等になるようです。人的資源管理として、上記解決のための妙案をインセンティブ等も含めて募集したいところです。


       

No.9554 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:キャンプファイヤー 投稿日:2007/08/15(Wed) 01:04

私はちょっと違う視点で考えています。私も出題とは関係なく述べさせていただきます。

 近年の建設業界における技術者不足は相当に深刻な状況にあります。その反面、派遣業界は質、量ともに一昔前に比べかなり良くなり、コストもどんどん下がり、建設業においてもこれに頼らざるを得ない状況です。また更に、これからの建設業は淘汰される一方で、まじめに仕事をしても利益を得ることが難しい状況です。日経コンストラクションにもあるように、中堅社員の負担はパンク状態です。(まさに今の私です。)
 今後建設業界は現場代理人、監理技術者以外みんな派遣、という時代も来るのではないでしょうか?
 つまり、団塊世代が大量退職し、それを継承する技術者がいない、という事が最も深刻であると考えます。
 現場代理人や監理技術者が死ぬような思いで仕事をしても、賞味期限が切れた牛乳かそうでない牛乳かなんて関係ない、言われた牛乳を使っているだけです、とか、私は言われたことを言われたとおりにやっているだけです、というような人を使わざるを得ない時代が来るのではないでしょうか?そのような人たちに、品質不良がこの会社の将来にどのような打撃を与えるのか、とか、この業務を行うには、更にこんなことまで考えていかなければ会社の将来は危ういのだ、とか、コンプライアンス・・・なんて考えて仕事をさせるのは不可能です。
しかし、そのような人たちを上手く使わなければ、今後企業は生き残っていけないという非常に厳しい現実が待ち構えているように思います。
 従来はそれを全て社員でやっていたのです。しかしこれからはそれができない状況になりつつあると思います。
 これではますます若い人はやる気を無くし、会社をやめていきます。私の会社もそうです。

 これは今後の社会資本整備を効率的に行い品質を確保する上で、深刻な問題ではないでしょうか?


       

No.9589 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:施工管理と技術士 投稿日:2007/08/16(Thu) 11:55

受験会場でこの問題を見たときあっれ?単独で出るんかい?って感じで眺めてまして3枚をしっかり書くにはちと勉強不足を思い手を出しませんでしたが
問題文には社会資本整備に及ぼすとあるので
例えば鋼製橋とか金物なんかの製作技術者なんかも
含まれると思います。確かに、コンサル技術者や施工管理者に関してはここ10年ぐらいにかなりIT化が進み
現在55才以上の人がこれについてきてるか?と
言えばかなり疑問はあります。
ただ、これを技能として考えると金物製作や現場での
支保工組立、微妙なラインを引き出す掘削作業等
豊かな経験と確かな技能に支えられている部分も
多いと感じます。どれだけ立派な図面があっても
それを再現する能力がなければ意味がありません。
(もっとも最近の省力化方針で細部にわたり手作業
ってのは少ないかも知れませんが)
自分は専門工事会社で働いていますが
最近のスーパーゼネコンの職員を見ていると
会社の基本方針や現場での施工方針は明確に返事が
帰ってきますが、いざ実際にやって問題が発生すると
返事に窮するって場面多いです
酷な言い方ですが、どれだけ大きな仕事をやってきた
と自信があっても所詮 自分に関わりのない部分に
関してはなんの問題意識もないし工夫もありません
専門工事会社と言ってる自分とこだって
日々若い人には自分の問題(自分がやるとして)と
して取り組むように指導してます。以前なら
何度と同じような場面を先輩上司にたしなめられながら乗り越えてきたものですが そんな意味では
実践できる人が少なくなると言うのは現場での
直接的な教育ができないと言うところなのでしょうね
技術と技能は物づくりでは車輪の両輪でどちらが
負けても完全な力を出し切れないってことだと
思います。


       

No.9600 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/16(Thu) 20:25

 あれ、この問題ってAPECさんの総監の練習問題に似てますね。総監の5つの管理視点で書くとちょうど5枚なりますけど・・・でも建設一般ですものね・・・。
 そういえば、自分は昨年の品質確保の問題でこの件も取り上げて記述しました。


       

No.9655 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:生駒橋 投稿日:2007/08/18(Sat) 18:10

遅ればせながら、筆記試験お疲れ様でした。

4度目の受験を終えたものです。

久しぶりに覗いたところ、標記の件は自分も悩んでおりまして、少し書かせて下さい。

以前このHPのどこかで、”主催者の文部科学省の意図に反して建設部門は経験年数(年齢でしたか?)を重視している”と見た覚えがあります。建設一般はこの考えの延長線上にあるような気がします。

建設業は現場毎に条件が異なり、そのためにマニュアル化の難しい面が多く、技術者の持つ豊富な経験をもとにした判断に頼る場面が多いと考えられているため、と自分は理解しています。マニュアル整備やICT活用だけでは汲み取れないものが、そこにはあると思います。

そうすると、経験重視をもとに書き出して、論文後半で団塊世代の技術士ホルダーの活用など書いてくれることを出題者は期待していたかもしれません。

私の職場(専門工事業です)でも、この世代の多くはWordやExelは出来てもCADはダメ程度の方から机上にPCの無い方まで様々おいでです。理路整然と課題を抽出し3案比較行い、しかもそれを独力で役所や元請け相手にパワポでプレゼンなど、数十人中若干名です。

しかし、安全管理や工程管理において彼らの持つある種の現場感(現場勘?)は、仮面ライダー世代の私にとっては貴重なものです。彼らが変だと云う時は、大抵の場合何か問題があり、それもどうってことのない見落としだったりします。

社内営業が下手で、役員や役員候補にとてもなれない、現場気質の方々ですが、その助言に何度も助けられています。

答案の方ですが、盆休み中に見直しをしたところ、課題の”多面的”な抽出でどうやらつまずいておりました。


       

No.9743 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:カエル 投稿日:2007/08/22(Wed) 09:05

団塊の世代問題なら、職人は直接関係ないですよね?
すでに、60歳を超えている職人さんをよく見かけます。
会社の規模等にもよりますが、定年ないですよね・・・。


       

No.9748 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/22(Wed) 12:27

 敬意評し貪欲に学ぶという精神も問われているのかもしれませんね。

「若いものでも十分やっていける」という意見がありますが,確かにそうかもしれません。でもそれでは向上心が足りないような気がします。

 若いものと熟練の違いは何か。私は以下のように思います。
・自分が携わった事業が長い時間を経てどうなったかを知っている。
・指針などの改良の経緯を身を持って体験している。
・過去の状況(地盤条件や設計条件その他を知っている(ここの○○はこんな状況でこうなってるんだ)→残念ながら記録は残っていない。

 うまく説明できませんが,要するに「時間をかけないと分からないこと」「昔から生きていないと知らないこと」などを知っていることが違いなのではないかと思います。
 もう少し言うと,若い人たちは先人の苦労の末にできた結果だけを知って全てを分かったと勘違いしてしまう。結果に至る「過程」が年配技術者の宝物であり,若い者が継承すべきことではないかと。


       

No.9780 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:カエル 投稿日:2007/08/23(Thu) 09:25

ピカソさん

私も団塊の世代の成り立ちからはいり、そこまでは書いたつもりです。
問題はその技術の継承の具体的な方法をどうするかだと思います。
結局、過去の施工記録、技術の開発記録をまとめて、インターネット等でいつでも引き出せるようにする、ぐらいしか書けませんでした・・・。


       

No.9802 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/24(Fri) 07:19

カエルさん

>過去の施工記録、技術の開発記録をまとめて、インターネット等でいつでも引き出せるようにする、ぐらいしか書けませんでした・・・。

 私も同じようなことを書きました。あなたの意見を」なので,自分ならこうするというのが答なので,現実的なものとして答えればよいと思いました。

 というわけで,これで不合格ならしかたないと開き直ってます・・・


       

No.9808 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:カエル 投稿日:2007/08/24(Fri) 10:37

ピカソさん

ですよね。

私の場合、もう一つ気になっているのは、現在の国内情勢からして、工事量が減っているので、技術者は不足しないって明記しちゃったんですよね・・・。

実際のところ、現場では、団塊世代はPCに弱く各種システムについてこれない、ISO、労働安全、産廃等、刻々と変化するルールに対応できないと言うことで、実務の大半を30代前後の職員に押しつけているような状況。

正直、失う物のデメリットよりも、経費負担の軽減によるメリットの方が大きいのではないかと感じています。

ただ、今考えてみるに、出題者の意図とは反しているのかと・・・。
せめて、ぼかすべきだったかな。


       

No.9809 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/24(Fri) 12:07

同じような着目点ですね(笑

私も常時の人材不足については問題ないかもしれないと書きました。
しかし,異常時(集中豪雨や地震に伴う広範囲かつ迅速対応が必要な時)には人材が不足する可能性があると書きました。
異常時に備えて,ある程度以上の人材を確保するようにしていかなければならないとしました。

その方法についてはしょぼいことしか書けませんでしたが・・・


       

No.9825 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:キャンプファイアー 投稿日:2007/08/25(Sat) 00:27

結局、青い炎さんのおっしゃるように、この問題は、なんかおかしいですねェ〜。
今までの物質的豊かさを求める社会から今後は心の豊かさへと大きな転換期を迎えているわけですから。

問題を出した人が、団塊の世代だったんですかねえェ〜?


       

No.9836 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:カエル 投稿日:2007/08/25(Sat) 10:21

ピカソさん

・・・やっぱりホローは必要だったですよね・・・。

私も書き始めるまでは、団塊の世代を再雇用や定年延長で確保し、その経験を生かし定期的に現場の技術点検・パトロールを行うという文で締めくくろうと思っていたのですが・・・、書いているうちに頭から飛んでいました・・・。


       

No.9838 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/25(Sat) 12:07

少し、話しの流れと変わってしまいますがお許し下さい。

 単に数的大量退職という見方以外に、団魂の世代と現代の世代で大きく違うと考えている物があります。(ごく個人的に)

 今の世代はブラックボックスがあると、簡単にブラックボックスとして受け入れて、こういうインプットを入れるとこういうアウトプットが出てくる。たとえば設計でもCADとかで数値を入れると簡単に強度とかが出てきてその結果ですぐに判断する。みたいな感じです。
 逆に、こうしてああしてこうなるからアウトプットはこうなるとか言うのは苦手な人が多いと思います。
 耐震強度偽装事件でもインプットが正しければアウトプットも正しいと判断する。そんな盲点をついた事件だったですね。まあ、検討対象が複雑化しすぎている事も原因でしょうが・・・。

(ちょっと変な言い方かも知れませんが)、団魂世代というのは物を物として見ています。というか、自分でああしてこうしてだからこうなった。みたいな経験を一から積み上げてきた人たちです。
 昔はパラメータ1つを決めるのにも実験を重ねて、決めていました。今はそこで決めたパラメータを無条件に利用しています。このパラメータがどういう前提で決められたかを理解しないで・・・
 
で。結局何が言いたいかというと、団魂世代の大量退職に対する対応としては、単に員数の現象や単なる熟練者がいなくなると言うだけでなく、平均値でみると体質も変わっているという前提で考えないと行けないと思います。

・まず生き証人(団魂世代)がいる内に今の設計の基礎
となっている論文・技術資料を見なおす(たぶん昭和50年代の物)
・数字を決めた時のパラメータで変わりそうな物は注記しておく(電車の車体重量は軽量化の方向であるとか、温暖化の方向にあるとか)
・・・・(中略)
・熟練した技術がいらないように、現場を工夫する(本日(8/25)の日経新聞参照)

「このパラメータはどうやって決めたの」みたいな質問をお客さんに連発されて過去の経緯を紐解いているうちに何となく考えていた事を、まとめてみました。

長くなってしまいましたが、こんな考え方はいかがでしょうか


       

No.9844 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/25(Sat) 16:03

カエルさん

 いやいや、私はそのように書いたというだけで、どちらが正解かはわかりませんよ。

 かめさんもおっしゃっているように、今の技術者と熟練技術者の違いをどれだけ表現できて、課題を抽出できたかがポイントではないでしょうか。
 技術者数については、おまけ程度なのではないかと・・。


       

No.9845 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:高給取りアルトハイム 投稿日:2007/08/25(Sat) 18:22

ほんとはパソコンアレルギーで、だから新しいカテゴリは理解に時間がかかって勘がたよりで、思考視野が狭くて、部下に押し付けるのが気の毒だけど虚勢は張らないと退職金が危ないし、記憶は時々飛ぶし、びくびくしながらやっと卒業するんだもん。

       

No.9860 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:高橋真梨子 投稿日:2007/08/26(Sun) 13:01

要するに団塊世代の技術者の大量退職が大きな問題になるというのは、技能士レベルの匠の技を日本が大量に失う、ということだったんですね。私みたいな。

       

No.9864 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:生駒橋 投稿日:2007/08/26(Sun) 23:46

夜分に失礼します。

自分はこの出題を肯定的にみています。
自分は建設部門(分野?)における経験(年数?)重視を否定できません。そのため、今回の出題を否定できないのです。

ともあれ、この出題には団塊の世代を切り口にした、一つの警告が横たわっているように感じます。

技術に対してある程度まで理解実感できた時代の世代と、数スレ前の方の云われるブラックボックスが一杯の時代に生きる世代とでは、環境が大分違うんじゃないかと感じています。

自分の実力不足もありますが、ブラックボックスって、設計用パソコンソフトの問題だけではなく、もっと基本の部分にもあると思います。

道路橋示方書耐震編の液状化でいうと、”なんで交番回数20回で5%ひずみなの?”とか、”塑性指数で区切るそのこころは?”とか、示方書を読んでもそれらが選ばれ決まった経緯はよくわかりません。

団塊の世代といわれる年代の人たちが主力であった昭和の後半は、”どっかの偉い先生がとりあえず決めたから”みたいな次元の理由もあったでしょうが、現在に比べて、もう少し本質(?)を実感できたんじゃないでしょうか。

今回の出題から、これから主役となる世代が(うまく表現できませんが)どのくらい技術の本質に近づいた技術者としての活動が出来るか?、そのためにはどうすりゃいいのか?、という課題へと発展できるのかもしれません。


       

No.9866 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/27(Mon) 11:31

>道路橋示方書耐震編の液状化でいうと、”なんで交番回数20回で5%ひずみなの?”とか、”塑性指数で区切るそのこころは?”とか、示方書を読んでもそれらが選ばれ決まった経緯はよくわかりません。

 そうなんです。数字が決まるとその数字が一人歩きしてその数字を決めた前提条件が忘れ去られてしまうんです。安全係数をかけているのでとりあえずなんとかなっているだけかも知れないんです
 少し前の事故になりますが、日比谷線で電車の横転事故があったのですが、原因はカーブでのバンクの値が問題だったと思います。バンクの値を決めたときより電車の車体重量が半分になっていたのに見直しされていなかったんですね。
 後から判ってみればそのとおりなんですけど、今はそういう事例が世の中にあふれているような気がします。(耐震偽装で立てられた建物よりこわいと思います)

 それと、口答試験の試験官の中には大体1名以上団塊世代の人が入っていますので、回答には注意してください(笑。


       

No.9878 RE:団塊世代退職における技術の継承 投稿者:カエル 投稿日:2007/08/29(Wed) 10:05

技術が継承されていないからとは違うかもしれませんが、最近、機能を無視してデザイン優先で作られている物が増えている気がします。
見た目ばかりで使えない物、すぐ壊れる物を見ると腹が立ちますね。


       


No.9820 30年前の扇風機が発火した!! 投稿者:ともとも 投稿日:2007/08/24(Fri) 23:13 [返信]

三洋電機は23日、30年以上前に製造した同社製の扇風機について、発煙、発火の恐れがあるとして、使用中止を呼びかけた。東京都で今月、同社製品が原因とみられる火災が発生し、老夫婦2人が死亡した。これまでで、把握している発火や発煙事故は都内の火災を含め24件あり、うち2件でやけどがあったという。30年以上前に製造された機種は現在も7000台前後が家庭に残っている可能性があるといい、同社は、電機部品の劣化で被害が拡大する恐れがあると判断し、公表した。
 大阪市内で同日、記者会見した佐野精一郎社長は「ご遺族の方々にお悔やみ申し上げ、深くおわびしたい」と謝罪した。
 会見などによると、火災は20日午前2時50分ごろ、東京都足立区の民家で発生。木造2階建て住宅のうち1階15平方メートルが焼け、84歳と81歳の夫婦が死亡した。2人が寝ていた近くには扇風機があり、激しく燃えていた。
 三洋は23日、消防から同社製扇風機(70年製の「EF−6EZ」)の発火が火災の原因とみられるとの連絡を受けた。同社は、発火の原因は特定していないが、長期の使用によるモーターやコード、コンデンサーなど部品の経年劣化が原因とみている。
 三洋はこれまで、30年以上使用している扇風機について、使用上の注意などについて社告などで告知してきた。しかし、死者を伴う火災が発生したため、使用停止を呼びかけた。
 三洋は当時、新日本電気(現NEC)ブランドとゼネラル(現富士通ゼネラル)ブランドの扇風機についても一部、三洋が製造したとして同じく使用を中止してほしいとしている。
東京消防庁は23日、東京都内で98年以降、扇風機から出火した火災のうち製造年の判明したものが36件あり、今月20日に足立区で2人が死亡した火災を含め死者は4人に上り、負傷者が19人出ていたと発表した。36件のうち約6割の23件が製造後10年以上経過した扇風機からの出火だった。
 同庁は▽スイッチを入れても羽根が回らない▽使用中に異音や振動がある▽モーターが異常に熱くなったり、焦げ臭い−−などの場合は、使用をやめるよう呼びかけている。
−−−−−8月24日9時57分配信 毎日新聞−−−−−

お亡くなりになった方にはお悔やみ申し上げます。

総監の課題に近いのかな?

製品が30年前経って劣化したことによって発火した場合、メーカーが悪いのか?ユーザーが悪いのか?
これに対する防止措置をメーカーはとるべきなのか?

長らく事業を行うことはすなわちリスクであると示している例だと思いますが、PL法の対象期間が10年、民法でいうところの不法行為ですら20年です(第724条)。しかしそれを超える製品についても、事故が起こればトップが陳謝する必要があるのが今の世の中です。法律の要求は最低レベルであり、社会の要求するレベルはそれよりも遙かに長いということを示していると思われます。

会社のトップが記者会見を開いて頭を下げる図式が標準化しているように思う今日この頃、この問題に対するあるべき対応方法について、皆さんの意見をいただけますでしょうか。


   

   

No.9830 RE:30年前の扇風機が発火した!! 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/25(Sat) 07:26

 私も10程年前に使ってた某社テレビ(7年もの)がスイッチを入れたとたん異音と共に異臭〜煙が出てきたことが思い起こされます。
 日本の製品は壊れにくいので優秀だということが、逆に長期に渡り使用される製品が存在する現実、そして壊れなければ20〜30年以上も使用されることも想定してなくてはならないと思います。
 だいたいは保守管理の部品在庫・生産が発売中止から7年くらい・・・とすると、だいたい耐用年数を10〜15年を想定してるのでは?自分も結婚した時の電化製品はだいたいこれくらいで壊れてましたので。
 古い時代の機種なので、フェールセーフ機能も満足ではないと思われます。メーカーは危機管理として発火した事故そのもののへの対応も求められてしまいますが、日常として、相当の古い電化製品はそうしたリスクを抱えていることを利用者に説明して、更新等を促すことも必要と思います。古い機種に比べ最近の製品は冷蔵庫などは大夫省エネになってますので、経済的になる、環境によいこともアピールが必要でしょう。


       

No.9837 RE:30年前の扇風機が発火した!! 投稿者:カエル 投稿日:2007/08/25(Sat) 10:52

これではやはり、ソニータイマーが必要になってきますかね。

       

No.9849 RE:30年前の扇風機が発火した!! 投稿者:おじゃまたくし 投稿日:2007/08/25(Sat) 19:48

ソニータイマーは倫理犯罪です。耐用年数を過ぎた製品について、危険部位を指定し、有料で部品交換する旨、アナウンスすべきです。

       


No.9685 原子力・放射線部門試験問題 投稿者:ss  投稿日:2007/08/19(Sun) 08:59 [返信]

初めて投稿します。
今年の原子力・放射線部門(運転及び保守)2次試験を四国(高松)で受験しましたが、原子力・放射線部門は私1人だけでした。技術士 原子力・放射線部門の普及を図る必要があると感じました。
試験問題の提供依頼です。原子力一般については、30分前に退室したために試験問題を持ち帰ることができませんでした。他の地域で運転及び保守を受験された方で、試験問題を持ち帰りされた方、よろしければ試験問題を提供(メール添付または、管理人様に提供)していただけないでしょうか。なお、専門問題は、持ち帰りすることができました。


       

No.9827 RE:原子力・放射線部門試験問題 投稿者:kmatsu  投稿日:2007/08/25(Sat) 00:32

ss様
技術士(原子力・放射線部門)/技術士会近畿支部のkmatsuです。
まだ、問題を入手されていないのでしたら、送付させていただきます。メールください。


       


No.9706 化学部門(必須科目:化学一般) 投稿者:ムシ 投稿日:2007/08/20(Mon) 22:47 [返信]

化学部門の必須は、ここを読んでおけば多少は有利だったかもしれません。いかがでしょうか?
専門も含め、良問が多かったような気がします。

http://www.meti.go.jp/policy/chemistry/kokkasennryaku/kokka-gijutusennryaku-mokuji.html


       

No.9735 RE:化学部門(必須科目:化学一般) 投稿者:ぴよ2 投稿日:2007/08/21(Tue) 23:07

本当ですね。
試験前に読んでいれば役に立ったと思います。

私は,化学一般の問題に関して,
日経文庫の「業界研究シリーズ 化学」
が役に立ちました。


       

No.9766 RE:化学部門(必須科目:化学一般) 投稿者:ムシ 投稿日:2007/08/22(Wed) 21:12

ぴよ2さま
コメントありがとうございます。
自分もその本は買ったのですが、今年は時間が取れず読まず終いでした。
来年へ向けて(笑)、熟読したいと思います。


       


No.9671 ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:ks 投稿日:2007/08/18(Sat) 22:43 [返信]

今の時期なら少しくらいいいかなと思い投稿しました。
皆さん、はじめまして。ks@上下水道部門です。(2年以上前に一度投稿しました)
最近とかくマスコミの腐敗が話題になりますが、この件もマスコミの情報を鵜呑みにすることの恐ろしさを実感させられた事件です。
私は昨年10月まで経済評論家、植草一秀氏がのぞきや痴漢をしたという報道を、警察が発表しテレビが報じたということだけで全く疑わずに受け入れていました。
ところが、10ヶ月近くこの件に関して出来るだけ中立のスタンスでいろいろな情報に接し、先日発刊された氏の著書「知られざる真実 勾留地にて」を読み、無実である可能性が極めて高いと思うようになりました。
裁判は今月21日に弁論終結を迎え、判決も近いうちに出ることと思いますが、残念ながら事実とは逆に有罪とされる可能性が高いと見ています。
その結果により植草氏が変態の汚名を着せられたまま社会から葬り去られることは、むしろ我々にとっての不幸であるように思います。彼は著書の中でこう述べています。
〈引用始め〉
全てを見直す必要がある。自分の判断と思っていることが本当に「自分の」判断か。(中略)氾濫する情報の中で自分を劇場観覧者のような気楽な立場におくうちに、本当の判断力を失ってしまう。
〈引用終わり〉
マスコミがほとんど事実を報道しない中で、下記だけはきちんとした取材に基づいた記事を書いているようですので、一度ご覧になって下さい。
http://news.livedoor.com/article/detail/3272701/


       

No.9683 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:あく 投稿日:2007/08/19(Sun) 04:14

やぼな話しですが・・・
マスコミ批判の根拠が、当の被告人の著書。リンク先がライブドアのPJ(ニュースの体系を取っているが実質は個人ブログでしかない)。

ま、マスコミを鵜呑みにする気にはならないが、
どうコメントすればよいのやら。。。


       

No.9684 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:色々な人間 投稿日:2007/08/19(Sun) 08:33

ksさん
世の中にはいろんな人間がいるもんだと気づかせてくれた貴方は偉い!


       

No.9686 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/19(Sun) 09:43

裁判官の第一感で有罪・無罪が決まるようです。
映画の話だけではなくて、法曹界に近い知り合いから聞いた話です。
有罪と決めるとあとは、どんな話しを聞いても「だまされないぞ」って聞いてしまうようです。

技術士の口答も同じなのかしら・・・
試験官に好印象を与える秘訣ってあるのでしょうか??
服装、挨拶の仕方、話し方、聞かれた事に対するポイントの押さえ方・・・


       

No.9691 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/19(Sun) 12:22

 ここでは、科学技術の話にしませんか。
 環境関連ですが、マスコミの意図的な誤報の話は「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」、武田邦彦著。「自然保護のガーデニング」青木宏一郎著での天神崎のナショナルトラストの話など。庶民は「テレビや新聞で見たからあれは悪いんだ」としか理解しません。先の北極の氷が溶けると水面が上昇する、大変だ、などという話はその典型的なことでしょう。
 最近では、水素自動車が「水しか出さない完璧なクリーン車だ」という報道がありますが、水素を燃料にするために必要な石油の量については知らんふりです。一昔前もてはやされた電気自動車も同じです。

 私達科学技術者は、報道を自らの知識により正確に判断し、事実と異なる報道があれば声を上げていくべきでしょう。今は情報を発信する手段はいろいろありますね。


       

No.9693 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:ks 投稿日:2007/08/19(Sun) 15:55

皆様
場違いな話題で失礼しました。この件についてはこれっきりにします。
私はいまさらマスコミの批判をしたかったわけではありません。
理科系バカの私としては、植草氏擁護ブログの存在すら知らなかった私と同じような人がもし居たら、あのリンクを一度は見てほしいと思っただけです。
どうでもいいことですが、PJが個人のブログと同じとのご意見には賛成しかねます。あそこに記事を載せるためには実名を名乗り、記事に対する全責任を個人で負い、編集委員会の審査をパスする必要があります。いい加減なことは書けないと思います。
それと杜しま様、
「北極の氷が溶けると水面が上昇する、大変だ」

「北極の氷が溶けると隣接したグリーンランドの氷床も溶け出すので水面が上昇する、大変だ」
が正しいと思います。(テレビではそう言う説明はありませんが)
また、武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」はこのこと以外にもペットボトルのリサイクルに関する数値をねつ造したり、なにかと批判が多い本だと思います。一度検証されてはいかがでしょうか。


       

No.9694 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:あく 投稿日:2007/08/19(Sun) 16:31

場違いつづきでもうしわけないですが

>記事に対する全責任を個人で負い

問題点はそこですね。結局は“記者”個人の意見であって個人ブログと変わりありません。編集委員会の審査といっても記者の主張を検閲する場ではありませんから。そもそもライブドアに社の意見は存在せず記事の主張を肯定も否定しようがない。実質、公序良俗への抵触をチェックするしかありません。


       

No.9696 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:初受験 投稿日:2007/08/19(Sun) 20:37

科学技術というのは、政治と全く無関係ではなく、逆に大きく政治に影響するものと考えます。
たとえば、公共事業の削減は、政治の舞台で決定されたものですが、現在これがまともに建設技術者にはね返っており、技術者の生活になにがしかの影響をおよぼしています。
また、古い話ですが、戦前戦中に零戦などを生み出した優れた日本の航空技術が衰退していったのも当時の政策の影響と聞いています。

だから我々技術者も、自分自身の将来を見定め、判断するためにも社会の動向についてきちんとした理解が必要と思います。
そのためには、国土交通白書など勉強することも大切ですが、科学技術だけでなく、外交や福祉などの政治や政策について理解を深めていくことも大事だと思います。

みなさまは、テレビのニュースなどを見て非常にわかりにくいという印象はありませんか?ぼくはこれまで、ニュースの情報があまりに断片的すぎて非常にわかりづらいという印象を受けてました。毎日、ニュースや新聞に目を通していてもです。


以下のサイトをごらんになってください。僕は目から鱗が落ちました。
もちろん、こちらのサイトをご覧になっているかたそれぞれの立場があり、賛否両論あるかもしれませんが、我が国の政治や歴史について理解が深まると思います。
また、もちろんこのサイトも個人の意見が含まれていますので、これを見た後の判断は、皆様自身の判断となると思います。

それらを知った上で、今後の技術者としての方向性を考えることも一つの切り口かなと思っています。

http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html


       

No.9698 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:mcberry 投稿日:2007/08/19(Sun) 21:37

話がちょっと古いのですが、マスコミの問題というのではこんなのも。
下手にコンサルタントに頼んだら、問題点を指摘した報告書が出来上がって、で、それがマスコミにリークされたようですね。

yuyuuさんの「実業の世界」(不二家):イザ!
http://yuyuu.iza.ne.jp/blog/folder/25807/

残念ながら不二家関係者からは、正確な話は聞けませんでしたけど、ありそうな話だなと思います。


       

No.9704 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:試験二回目です 投稿日:2007/08/20(Mon) 21:12

久々に書かせていただきます。『試験二回目です』です。

mcberryさんの書かれていた内容について,とある専門誌にまとめてあったものをたまたま見かけましたので,ご紹介させていただきます。

雑誌名:INDUST(発行:社団法人 全国産業廃棄物連合会)
号数:2007.7(Vol.22,No.7)
特集『今なぜ、コンプライアンスか』のp.29〜34

皆様でもしも参照できる方がいましたら,一読されることをお勧めいたします。

追伸:APEC様
自分の受験記録より先にこちらの投稿をしてしまいましたが,落ち着いた頃には必ず投稿いたしますのでお許しください(化学部門の方々が少ないようなので,なるべく早く書きたいのですが・・・)


       

No.9708 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:ks 投稿日:2007/08/21(Tue) 01:17

この話題はもうやめようと思いましたが、ありがたいことにご意見をいただいたので、もう少し居座っても良いかな・・・と。

あく様
>結局は“記者”個人の意見であって個人ブログと変わりありません。

その通りと思います。しかし開き直るようですが、それ以上の何が必要だというのでしょうか?
大新聞にしても、一記者が記事を作成し、デスクと呼ばれる偉い人が「よし」とか「ボツ」とか決めるだけではないでしょうか。大新聞の方が優秀な人がいるかも知れませんが、反面、大広告主という足かせがあるので、行って来いではないでしょうか。
要は読む人の判断力だと思います。
その判断力を養うためにも理科系バカは返上し、このようなテーマにも目を向け、”本当の自分の判断”を追求して行きたいと思っています。

初受験様ご紹介のサイトも少しのぞいただけですが、「えっ」という感じです。ボリュームがありますが最後まで読んでみようと思います。

不二家の問題はあのような背景があったとは全く知りませんでした。血圧が限界点付近まで上昇するのを感じながら読みました。

明日は植草氏の最終弁論があるとのことです。またどんな卑劣な報道がなされるのか、しっかりと見届けようと思います。


       

No.9709 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:あく 投稿日:2007/08/21(Tue) 02:13

結局、ここで何を言われたいのかさっぱり判らないです、はい。できましたら、どうぞ広告主の無いご自分の個人ブログの場で主張されてください。

       

No.9720 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:キットカット 投稿日:2007/08/21(Tue) 18:03

あくさんの「関係ない話はこんなところで書くな」という論旨は、あまりにも狭量ですな。

報道の世界だから技術者の世界には関係ないとでも言いたいのか?

そうではないでしょう?

我々が深めるべきは見識と技術力の両方であって、社会事象に対する意見を持つことは非常に重要なことだと思います。
Ksさんは、報道による偏向を他山の石とする必要性を説いているのではないですか?

私は全然場違いとは思いませんね。


       

No.9722 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:TK 投稿日:2007/08/21(Tue) 18:21

初受験さんの紹介サイトを見ました。
すっごいボリュームです。飛ばし読みだけでも2日かかりました。
全部で3頁ですが、3頁目だけみれば良いかもです。
何が本当なのか分からんようになりました。
歴史の勉強にはなるかな?


       

No.9728 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:通りがかり 投稿日:2007/08/21(Tue) 20:36

掲示板管理者:APECさんのお願いを読みましたか?
狭量だとかの議論をする前に、ここの書き込みがAPECさんの言われる「技術士受験を応援するサイト」として相応しいか、よく考えてから掲示板を利用するようにしたらよろしいかと・・・


       

No.9740 RE:ちょっと場違いな話題ですが・・・ 投稿者:mcberry 投稿日:2007/08/22(Wed) 00:34

>狭量だとかの議論をする前に、ここの書き込みがAPECさんの言われる「技術士受験を応援するサイト」として相応しいか、よく考えてから掲示板を利用するようにしたらよろしいかと・・・

技術だけの専門分野の受験なら必ずしも、こういう話題は必要ないかとも思います。
しかしながら、総合管理部門を考えたときには、「誰に対してのコンプライアンス」かとか「誰のためのコンサルタント」かの問題は避けては通れません。

この場は、これらの問題を多面的に考えた上で「試験管の意向」に沿ったものを「とりあえずは」書くことを冷静に考えるための、発想方法の練習みたいなものと、私は受け止めています。

教科書どおりやっていたら経営がうまくいくのなら、楽だと思うんですけど、現実は必ずしもうまくいかない。
そのときに「本当に教科書のとおりにやってみましたか?」と、確認のためにあるのが「総合管理部門」かなって、今回受験してみて思いましたけど。

仮に専門分野でも建設部門なぞは、もともと白書優先という側面があり、政治的な意図に沿わないといけないわけですから、逆にこういう書き方や発想をすると「自分を爆発」させたことになって試験としてはまずいのだ、と自己確認できる(あるいは他人を批判できる)いいきっかけではないのでしょうか?

応援というのは口当たりがいいものや、わかりやすいものだけではないと思います。
コメントの裏にあるものを読み込んでいくのも楽しい訓練であり、コメントに批判することも訓練なんですから、十分受験の応援に答えるものだと思いますがいかがなものでしょう。

どちらかというと、口答試験の訓練に近いかもしれませんけ。
私はある程度、そういう点を意識して書き込みをしているつもりです。


       


No.9603 「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:ともとも  投稿日:2007/08/16(Thu) 22:12 [返信]

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「白い恋人」の賞味期限は、包装フィルムが新しくなった96年に決められた。社内のテストで4〜6カ月経過しても重さや味に変化がないことから、4カ月に設定したという。7〜8割の商品は4カ月の賞味期限で出荷されるが、夏の観光シーズンの前などは、在庫に余裕を持たせるため、賞味期限を5〜6カ月に設定していた。
 社内でも「6カ月は大丈夫」との認識は広まっており、石水社長も14日の会見で「『白い恋人』は本来、賞味期限を記載しなくてもいい商品だ」と発言していた。
 また同社は16日、「白い恋人」を含む全商品を回収し、商品が安全に出荷できるまでは本社工場の製造ラインを再開しないことを明らかにした。同社は製造ラインの停止を当初、16日から4日間としていた。再開時期は現段階では未定という。
(8月16日19時45分配信 毎日新聞)
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この記事を読んで、私の感じた疑問
1.なぜ賞味期限を4ヶ月にしたのか?最初から6ヶ月にすればいいのではないか?
2.「4〜6カ月経過しても重さや味に変化がないことから」とあるが、4ヶ月でダメになる条件というのが存在したのか?とすればそれはどのような条件か?
3.元々6ヶ月持つものを「4ヶ月以内しかだめです」として販売している行為は、逆に問題ではないのか?農家の人に申し訳ないぞ!
4.この事態を受けて、おそらく相当量の食える「白い恋人」が廃棄されることになると思うが、それを勿体ないとは思わないのか?わたしは欲しいぞ(^^)

以上、逆説的かつ物議を醸す書き方をあえてしてみました。
特に総監部門の範囲になろうかと思いますが、皆さんのご意見いただけませんでしょうか。


       

No.9612 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:たなか 投稿日:2007/08/17(Fri) 07:50

賞味期限ってのは微妙な言い回しだと思います
安売りのスーパーでは賞味期限切れの品物を格安
コーナーで売ってたり 明日までしかない商品が
あったりで 奥さまの言う弁によれば売る側がおいしく頂ける期間として設定しているのであってそれを
過ぎたら食べれないということではないとの説明
最近工事の現場でも品質確保の関連で出来形管理に
おいては発注者規格値以外に社内規格値の設定も
求められています。大概は発注者規格より自社規格を
厳しく設定して提出するのですが
万が一社内規格を越えた場合はどうするのか?
今のところ答弁としてはその頻度が少ない場合には
社内規格値は目標値であり、これを設定、運用する
ことで発注者規格値を確実化するものとしています。
(発注者側の人には時々社内規格値を守れない場合
会社としてなにか対応しないのか?と意地悪な
質問をする人もいますが)
おそらく白い恋人の4ケ月ってのもここでいう
公的なものではなく自社規格なのでしょうが
(おそらく公的機関での定めはないのでしょう)
これを商品に記入した段階で販売者と買い手の間での
取り決めになってしまうのでしょうね。
では何故余裕をもって5,6ケ月にしないのか?
これは同種の商品に右習いなんじゃないだろうか?
あるいは観光向けですから あまりに長い設定だと
買い手がおや?って疑問を抱くからなのか?
いづれにしろ言い方は悪いのですが
こんな形で社会に公表されただけで今の状況では
雪印や不二家と同じような流れになると思う
少々話題はずれますが この賞味期限を厳守しよう
とした場合すぐに思い浮かぶのがトヨタのジャスト
イン制度ーーーこれだと必要量以上も発生はしない
(メーカー側が)でもこの制度そのものは
メーカーに有利で部品メーカーや輸送側にとっては
この上なく理不尽でもあり今の環境問題からすれば
かなりの大問題 ましてや日々販売量を管理できれ
ばいいが観光向けだけに品物がないってことのほうが
大問題
ともともさんの言われるように賞味期限が過ぎたから
と言って廃棄すればそちらの廃棄のほうが大きな問題
この際 この手の商品に関しては明確な賞味期限の
定義が必要なのかも知れません。
(食品関係はまったく素人なものでその当たりが
わからないのですが)


       

No.9613 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/17(Fri) 08:23

あれって焼き菓子なんですよね。
うーん、私はああいったものは賞味期限なんて考えたことはありませんが・・・・
どうも賞味期限と消費期限がごっちゃになっているような印象も受けますね。
製造年月日だけ書いて、「○〜○ヶ月の間は味も変わらず美味しく召し上がれます。○ヶ月程度が消費期限です」みたいに書いておけばいいようにも思いますが・・・・


       

No.9622 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/17(Fri) 11:07

 あの菓子はクッキーの間にホワイトチョコを挟んだものでしたね。しかし、。多分室温状態の保存想定で6ヶ月は大丈夫ということの方が恐ろしい、宇宙食なみ。工場が無菌室であるわけないし、どのくらいの防腐材が使われているのでしょうか。
 もつとも日本全国の生鮮以外の食品はみんなそうなんですが。誰なんですかねえ、賞味期限なんて中途半端な表示をさせた人は。ここまでは責任をもつがあとは自己責任でやってくれ、という期限を設定すべきでしょう。
 子供の頃に3日前の牛乳瓶を母がちょいとニオイを嗅いで、「まだ大丈夫だよ飲みなさい、今日来たのは明日」と言われて飲んでおなかを壊したことはなかったです。もう生ではだめというのは煮立てて飲んだりもしていました。


       

No.9623 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:たなか 投稿日:2007/08/17(Fri) 11:17

この間環境問題で出てた話題ですが
講師の方が 賞味期限の新しいものとふるいもの
皆さんはどれを選択しますか?
と聞かれ
その会場にいた奥さまたちは
「もちろん奥のほうから取り出しても新しいものを
探す」との返事だったのですが
では古くなった物は結果どうなるか
賞味期限が切れた段階で廃棄
せっかく多くの労力をかけたものがみすみす
廃棄処分になるわけです(今回みたいな期限の
変更がない限り)それは環境問題の
観点ではゴミを生産しているってことで
これからは環境を考えて行動すれば手前から
取るべきとーーー誠に正論なのですが
自分はーーーーやっぱり奥から取り出すかな?


       

No.9624 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/17(Fri) 11:18

「白い恋人」は一枚一枚パックされていていて、外気に触れているわけではないので、パック中の空気が清浄であれば結構持つと思います。

ただ、ちゃんと再検討(再検証)して4ヶ月を6ヶ月にすればいいのに、何でその手間を惜しんだんですかね。

まるで法律を変えないで解釈(運用)で逃げるお役人みたいだ・・・。


       

No.9632 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/17(Fri) 16:33

チョコレートなどは相当に賞味期限が長い食品です。
食べる前に「しょうみきげんは・・・っと」なんてデータを確認したことはありませんでした。

賞味期限前にドンドン安くなる缶コーヒーは、現代の消費生活にマッチしている?かもしれません。
牛乳を奥から引き出して買うこともありますが、逆に見ている側だと「何してんだ」と思ったりします。
結構いい加減ですが、良い加減ではありません。

発酵食品の賞味期限は気になります。ギリギリ+αは菌が繁殖しているイメージがあるもので。
せんべいは湿気が無ければ気付かないうちに食べてます。これもいい加減です。
ところで、APECさんは驚異の胃袋なんで、少々のものなら喰っても大丈夫ですよね!(^^)/


       

No.9636 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:万年習熟エンジニア 投稿日:2007/08/17(Fri) 20:55

私も白い恋人よりも、アイスクリームやバウムクーヘンの方が問題であると思います。

不二家に始まった食品の品質・偽装問題に比較して、マスコミの報道が過剰に反応しすぎているように感じます。

背景に繁忙期に必要な出荷数を賄うため、という理由があったようですが、安易な期限の改ざんなどせず、食品を保管する技術力の向上やPERTなどで製造工程の見直し(この場合長くしたいわけで、通常の工程分析と逆ですが)等を行うべきだったように思います。

http://elsewhere.cocolog-nifty.com/


       

No.9639 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/17(Fri) 21:36

 マスコミの煽り報道(特にA新聞系)も嫌ですね。今年暑いのも地球温暖化だー、なんでもそこへもっていく(おととしの冬の寒さはどう説明する)。北極の氷が溶けると海面が上昇するなんて(アルキメデスの原理や中学1年生の物理で分かる話)うそを平気で言います。温暖化すると南極の氷は増えるという国連の報告もあるのに。ダイオキシンが人類史上最悪の人工毒物(自然界にずっと存在してた)だとか環境ホルモンで不妊化がどうとかよくもまあ言ってくれましたね。でも彼らは反省していません「報道は事実ではなかったが結果として国民に環境保全の重要性を教えた、結果オーライである」なんて開き直っています。

       

No.9641 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:同感です 投稿日:2007/08/17(Fri) 22:11

>杜しまさん
マスコミの偏見報道、同感です
朝青龍問題にしても、彼の怪我はどの程度なのか、本当に治療を必要とするのか、親方の今までの指導体制はどうだったのか、相撲協会に責任はないのか、
私には様々な要因が複雑に絡み合って、ある一つの結果として具現化したものだと思うのですが、そういう事をすべて朝青龍の我が儘に帰結させようとしている様にしか見えません。
マスコミって、昔からあんなに軽薄だったのでしょうか?

ただ、杜しまさん、夏の暑さ、冬の寒さはすべて地球環境温暖化を遠因とする地球的規模の温度分布の変化に伴う現象であるというのは、その方面の学者さんの標準的な見解であるという記事をNatureで読んだ記憶があるのですが・・・


       

No.9644 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:%化学 投稿日:2007/08/17(Fri) 23:58

賞味期限を設定すると言うことは,保障期間をその期間に設定するということ.すなわち,製造者としては,己の責任を回避するためには,賞味期限を短くしたいわけです.賞味期限内で変質するものが発生すると,基本的には交換してもらえますが,賞味期限切れでは多分そこまでの瑕疵責任は負わないことになります.販売店や輸送中の保存の条件や袋の破れなど,一定の確率で賞味期限内でもクレームの対象になるものが発生する可能性はありますので,今回のように生産の都合さえなければ,賞味期限は短くなるわけです.
英国で暮らしていましたが,そのとき驚いたのは賞味期限の長さ.缶詰など平気で5-6年間になっています.牛乳でも3週間程度です.実際,その期間を過ぎても,小生のような鈍感な舌には判断できません.
ちなみに,今はスーパーでは,そのときに応じて,前から取ったり後ろから取ったりしています.すぐに食すときは手前から,長く掛りそうなときは後ろから・・・


       

No.9645 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/18(Sat) 00:17

 同感ですさん
 そうですね、それも温暖化のひとつの論でしょう。しかし正確な原因と結果は誰にも分かりません、経験が無いのです。たとえば縄文時代の青森の三内丸山遺跡がありますが、今よりはるかに暖かかった?のであの寒い(今は)ところで暮らせたのでしょう。炭酸ガス濃度とは違う話でしょうね、誰も分かりません。
 私が高校生のころは地球はまた氷河期になる時期だ、という科学雑誌も見た記憶がありますが誰が主張したのでしょう。


       

No.9646 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/18(Sat) 08:51

北極の氷の問題ですが、氷が溶けてその分水面が上がるというのは間違いですが、水温が4℃を越えると水温が上がると水の体積が膨張して海水面が上昇するようです。(0.00021/℃@20℃)それと真っ白な雪(氷)に比べて海面の方が太陽光線を吸収しやすいので海の部分の面積が増えると温度上昇しやすくなるようです。
(私はA新聞の関係者では有りません)

すいません賞味期限の話しではありませんでした。


       

No.9721 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:キットカット 投稿日:2007/08/21(Tue) 18:13

さっきネットでニュースを見たら、「黒い恋人」なんて書かれてますな。

かと思ったら、ヤフオクではプレミア価格がついていたり・・・。

消費者は、ホントは賞味期限改ざんなんて特別悪いことと思ってないっちゅーことですな。

マスゴミが勝手に作り出したネタ、というだけ。ちゃんちゃん。


       

No.9730 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:大阪次郎3  投稿日:2007/08/21(Tue) 21:24

 技術士試験の問題としては一応外においておいて。
 何時もこのような商品の撤去、回収のときに思うことですが、回収したものは一体どうなるのでしょうか。
 すべて廃棄処分にするのはあまりにももったいないし、資源の超無駄使いのように思います。そうかといって世間が落ち着いたあたりで再度商品棚に並べるのは本末転倒。
 日本中いや世界中がやれすべて回収と騒ぎ立てる前に、こういう事情ですから少し気をつけてお食べくださいと、少し値引きして売るなり、たとえば充電池の場合でも気をつけて充電してくださいという注意を流すぐらいでいいのでは? もちろんその危険度にもよりますが。
 最近の報道のあり方、生産者、販売者の反応の早さには、何か恐ろしさを感じます。
 100%安全という商品は存在しないと思いますので、食品・商品を「それなりの値段」で手に入れるのには、ある程度の消費者の自己管理・責任も必要かも? 
 息子が自室の掃除をして出てきた食品をこちらに持ってきたものを、私は自分の五感を頼りにゴミ箱と口の中に分類しています。こういう能力は年のいった者だけになりつつあるのかも。ただ防腐剤等の効きすぎは判断を狂わします。


       

No.9731 RE:「白い恋人」賞味期限の問題 投稿者:kenta 投稿日:2007/08/21(Tue) 21:55

スレからずれますが。。。
大阪次郎3さんの疑問について、私も同じことを考えていました。
すべて廃棄処分にするのはあまりにももったいないし、資源の超無駄使いのように思います。
ペットボトルのリサイクルについても
一度使用したペットボトルは、消毒をして再利用し、少し値引きして売るなどしたほうが、環境にはもっと優しい気がします。
日本人はきれい好きだから、だめ?


       


No.9465 新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ともとも  投稿日:2007/08/12(Sun) 01:31 [返信]

前スレ「新試験制度の功罪」における、技術士の能力についてを議論する板を立ち上げたいと思います。
個人的に、非常に興味があるので(^^)

要点を整理します。ちょっと変えていますが論理構成を再構築するためです。ご了承ください。

・筆記試験は、体力的にも記述量的にも、そして準備する量も少なくなり「楽に」なりました。
・特別な受験勉強をしなくても、職業人として丁寧な仕事をし、社内外でのプレゼン、報告書作成、顧客対応、意見集約ができれば回答できると感じられる範囲の問題でした。
・新制度のいいところは、日常業務をきちんと行っているかを問うことで、日々の業務こそ大事だと気付かせることかなと思います。(以上YOSHIさん)

・それらがきちんとできるのが新しい技術士像ではないか(あくさん)
・最終的な合格の成否は口頭試問の出来如何と予想される。(アレンさん)

・純粋に合格者の方々を見れば,新旧どちらの制度でも合格できるレベルにある方が多数を占めるはずです.しかも,新制度でボーダーギリギリ合格だった人が,旧制度では,必ず不合格かというとそうとは限らないですよね..(伏龍さん)

新制度が求める「技術士」像とは、いったいどういうものか。以下、仮定です。

・平成12年までの、ひたすら論文ばっかりの試験方法と、今年からの経験論文が口頭試験に移行した試験方法とで、同時に同じ母集団が受験するとする。
・最終合格率が同じだとする。

さて、合格者はどの程度かぶりますかねえ?
また、片方の試験だけ通る人ってのは、どんな人物でしょうか?

新制度なら「10日かけて100%の完璧な出来を目指す人」、
旧制度なら「3日で80%の出来を目指して、次の仕事をさっさとやる人」が合格するのかな、と思います。(不肖ともとも)

いや、逆だと思う。旧制度の時はじっくり準備して綿密に作り上げた文章を時間をかけて暗記して合格していたのに対して、新制度は試験準備をせずとも、実力勝負で受かる。ようするに、短時間で80%以上の力を発揮できる人が新制度技術士に求められる資質だと思っています。(ピカソさん)

なるほどそういう考え方もあるのか。私は、筆記試験科目が減り、準備量が少なくなったこと、筆記試験自体の時間が長くなった分、@8月までに2科目やるA口頭までに1科目やる というように段階を踏んで(時間をかけて)準備できる分、「10日で100%」の人を通すように指向しているのかな、と思いました。でも、ピカソさんのおっしゃることもなるほどそうかと思います。サプライズ質問が頻出する総監なんかは特にそうですね。(不肖ともとも)

いったい、新制度が指向する新しい「技術士」像とは、どういうものでしょうか。
仕事の速い人?仕事の確実な人?知識の豊富な人?経験の豊富な人?

皆さんのご意見をお願いします。


       

No.9473 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:去り行く老兵のたわごと 投稿日:2007/08/12(Sun) 10:18

なぜか、旧制度の試験は、丸暗記で、ひたすら書きまくりで、体力勝負って印象をお持ちの方が多いのですね。。。 でも、丸暗記のどこが悪いのでしょうか?本来、学問や技術って、暗記をすることから、知識が集まり、応用が利くものじゃないでしょうか?さらに試験となると、語学、医学、法律学にしろ、基本は膨大な知識を暗記して、その知識量を問う試験になっているはずです。なぜかというと、応力力を論文試験などで確認する事など不可能だからです。(答えが一つのもの、例えば数学とかは可能ですが。)まして、口頭試験などでどうやって、客観的に確認するのか・・・・?様々な試験を見ても、口頭試験で合否を判定してるような試験ってありますか?ないでしょう・・・・ あくまで、試験官も人間です。人が人を評価するほど、不確かなものはないのです。だから、旧試験のように、口頭試験はあくまで合格させるための試験でよかったのです。筆記試験でこそ、技術士の能力を確認する制度にしないと、ほんと何が合否の基準なのか、不明確すぎます。同時に、資格自体の信頼性にもつながるのじゃないでしょうか?だから、ともともさんの問題提起されている、新制度が指向する新しい「技術士」像なんて、いまの試験制度じゃ、試験時の当たりはずれが一番大きいんきゃないでしょうか?(笑)筆記試験の問題も少ないし、口頭試験といっても45分で、試験官に恵まれるのと、恵まれないのじゃ、雲泥の差がでるでしょう。。。 論文試験にする以上は、比較的大量の論文量を書かせて、極限状態くらいに追い込んで、能力を評価するしかないのでは?それに、丸暗記して、速記するには、実力もないとできないと思いますよ。まったく関係のない試験の文章を暗記なんてできますか?いまの試験制度みたいな1800字程度なら、ちょっとかじった程度で、パーツを組み合わせればすぐ作れるでしょうが。こういう事が背景にあって、YOSHIさんのいまの試験制度じゃ全部門も合格できるといった発言があったのではないかと思います。それに対して技術士の理念にそぐわないだとか、考えを説明してほしいとか、そんな質問バカげてないですか?読んでいて、揚げ足とりの多い質問に不快感を覚えるほどです。試験制度のあり方、理想論を語るのはいいですが、現実問題として、あのような正誤のはっきりしない抽象的な論文試験と、口頭試験で合否が判定される試験制度に問題があるといいたいのです。いくら技術力が優れたひとでも、仕事の打ち合わせにいって100%客先を満足させれますか?たまには、話がかみ合わなくて、何をいっても理解してもらえないことってあるでしょう?いくら、正論をいっても。。。 まして、試験となると技術的論争はできないんですよ? 試験官に生殺与奪の権限を完全に握られた弱い立場なんですから。私の個人的な意見ですが、新試験制度では、客観的な視点から見る限り、非常に合否の不明確な、本当にこんな試験で国の技術部門の最高峰といえる資格の合否を判定していいのだろうか?と思います。ようは、理想、あるべき姿は皆さん同じなんですよね。しかし、現実には非常に問題があると思います。医師試験、司法試験、国家公務員上級試験等、どれも実務レベルでは、応力能力が求められる試験ですよね?しかし、試験では暗記力が勝負の試験じゃないですか?そんな、準備もせず、試験場で応力能力だけで、合格できる試験すら試験じゃないんですよ。人一倍苦労して、努力した人が合格できるんですよ。試験とは、受験者の能力差を明確化するためのものなので、苦しくて当たり前で、能力差が出にくい、合否の判定が明確じゃないものは、その性格上不適切です。医師試験や司法試験が、口頭試験になったら・・・どうなるでしょうね?
試験官もきっと大変でしょうね・・・ 落とそうと思えば、質問によっていくらでも落とせるしね。しかも、相手は、技術的論争はしてこないんだから。やはり、口頭試験なんてものは、その人の人物像や人格等の試験では確認しにくいものを見て、あくまで合格させるものじゃないとね・・・・  


       

No.9474 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/12(Sun) 10:45

人によって試験の捉え方が異なることに気がつきました。

せっかくスレを立てていただいたので、私の認識を書かせていただきます。試験制度の変化に伴う求められる資質は下記の3つに分けられると思っています。

H12以前:経験した業務の質、比較的狭い範囲の専門知識と応用力
H12〜H18:H12以前に求められた資質、科学技術全般にわたる広い知識(一次試験必須化)、部門関連のやや広い範囲の専門知識(一次試験必須化と二次試験の択一問題のクロスチェック)
H19以降:H12〜H18に求められた資質とほぼ同じだが、部門関連のやや広い範囲の専門知識の一次、二次でのクロスチェックがなくなった。

以上、求められる資質はH12以降の方が厳しくなったと感じています。

H19からは択一がなくなったので、この点に関してのみH12〜H18よりH19の方が簡単になったかもしれません。一次試験と二次試験の部門が異なっても良いので、択一がなくなったことによりマルチ受験者にとってはH19以降は簡単になったといえるような気がします。

というわけで、私個人の感触ではH12以前が一番楽で、H19以降が2番目、H12〜H18が最も厳しい、と感じています。。(3日でとか10日で○までについては先に述べたとおりです)

なんか怒られそうな認識ですが、技術士試験で求められる資質に対する正直な感想です。

ただし、技術者のレベルがどうか?という意味ではいつ試験に受かったかは関係ないと思っています。極端に言えば、技術士であるかどうかもあまり関係ありません。資格は技術レベルを図る一指標にはなりますが、実際に話をしてみないと相手の技術レベルは分からないと思っています。


       

No.9475 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:NA 投稿日:2007/08/12(Sun) 11:37

選抜試験の代表格でもある東大入試なんかは、

(1)多少余裕がある時間でじっくり考える
(2)とにかく書かなければならない(特に数学での計算)

の中間くらいに位置すると思いますが、これぞ到達度が判定可能試験です。

試験の目的が異なるとはいえ、上記に当てはめた場合に技術士試験は、
(1)→H19以降
(2)→H12以前
中間→→H13〜H18
が近いかと…。


       

No.9476 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/12(Sun) 11:46

試験に暗記は必要ですが、ここで言う”暗記”とは旧制度の経験論文で、当然ながら経験だけ丸暗記100点でも専門と一般がNGなら不合格です。
私も何度も失敗しましたよ。

中間制度も暗記が全てではなく、新制度ではある意味暗記はなくなって、筆記試験会場での思考構築が重要になっています。
幾つも例題を暗記すれば・・・ということも言えますがそれは暗記ではなく、骨組みを理解するということで、結果的に解答効果が上がることを意味しています。

新制度になったからといってレベルが急降下するわけではないですが、筆記合格ラインが70%から60%に下がったことが、既技術士には不満なのかもしれません。「我々は70%以上でないと不合格だったのに・・・」

逆に、昔は五択は無かったので誰でも受験でき、足切りのような一次試験も無かったのだから、今の技術士は「既技術士は知識が狭く、丸暗記で良かった」などと反論するのかもしれません。もっとも、丸暗記じゃダメなんですけどね。

旧制度〜15年までの制度〜18年までの制度それぞれを受験して技術士になった私としては、制度が変わると大変でしたが結果的に大したことは無く、技術士になってからどのように勉強し行動するかが大事だと思っています。


       

No.9477 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:去り行く老兵のたわごと 投稿日:2007/08/12(Sun) 11:51

そもそも技術士という資格は、高度な専門的応用能力が求められる資格ですよね。科学技術全般的な、幅広いマルチな知識なんてものは、一次試験で確認するもので、最終の二次試験は、狭い範囲の専門知識と応用力を問う試験こそが必要なのでは?そもそもエキスパートなんですから、その分野に特化しないと意味がないのではと思います。近年、あまりに専門分野から幅広い知識を問うようになってから、専門技術には、弱いけど、幅広い、大きな視点の概論的な事ばかりを語る技術士がなんと増えたことか・・・ 専門的な質問にはさっぱり答えられないが、社会資本整備のあるべき姿とか語らせると壮大な理想を語れる人とかね。
専門バカは求められてないという意見がありますが、専門バカのどこが悪いのでしょうか?技術なんて、一生かけて専門分野に携わっても極めれるかどうか?それくらい奥が深いものじゃないでしょうか?専門バカが相互に協力し、連携することで相乗効果をだせばいいのです。幅広い、マルチな知識なんてものは、いくら文章にできても、実効力なんてなにもありませんから・・・。私は、技術士という資格は、高度な専門分野に特化した資格であり、その分野のエキスパート、言い方を代えれば専門バカですよ。その専門バカが集まることで、より良い社会資本整備を進めていくことが可能になるのでは?概念や理想論ばかり語る、あるべき姿論的な技術者が悪いとはいいませんが、実効力の面からは少数でいいはずです。そもそも技術者、研究者、学者なんてものは、狭い範囲の知識に特化しないと極められないんですよ。だからって、専門バカなんて言う人はいないでしょ?だから、各専門に優れたものが集まり、組織(大学、総合病院、法律事務所等)を構成して、助けてあっているのではないでしょうか。ほんと、国民の視点で考えることが重要であると言うのであれば、技術士に求められるものは、専門的な技術力をもった技術者であり、概念や理想を語る人ではないはずです。それが、いまの試験制度では、どうやって確認しているのか不明確すぎるって思いませんかね・・・? まあ、こう言っても、認めたくない現実ですが。


       

No.9478 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:瑞穂の波 投稿日:2007/08/12(Sun) 11:53

私も老兵さんの意見に賛同します。
このような試験では、せっかくこれまで先輩技術士の方々が築き上げられてこられた技術士制度はそのうち崩壊すると思います。


       

No.9479 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/12(Sun) 11:58

あくまでも自部門(電気電子:マイナー)における独断と偏見ですが(旧制度から未だに受験し続けています・・・。)

〜平成12年:設計技術者資格時代
 ・(あくまで噂ですが)合格ラインが足切り60点で平均70点以上、ただし業績加点(お役人等)有り
 ・この10点が意外に大きく、専門とする部門への深い理解力が求められる
 ・総監が分離される前なので総監的な見方も求められる

平成13年〜平成18年:コンサルティングエンジニアからプロフェッショナルエンジニアへ
 ・1次試験合格が義務化された(JABEE認定校卒業でも可)
 ・各項目60点以上と合格基準が明確化され、また結果(3段階)が通知されるようになった
 ・と言う事で、自部門における幅広い知識を求められるようになった
 ・上位資格として総監が分離され、純技術的な考察以上の高い立場からの見方が求められる
 ・CDPが重視され、これまでの「結果」としての資格から「スタートライン」としての資格へ

平成19年〜:国際資格への道
 ・JABEE認定校卒業が必須条件(1次合格でも可)。これは国際標準準拠?。
 ・択一が無くなり、知識よりも記述力(表現力)重視へ+問題作成負荷軽減?
  (私を始め、問題に文句をつける人がたくさんいましたから・・・)
 ・自専門が選択できるようになって自部門の他専門の負荷が減った
 ・業績論文が口頭試験へ。これは採点官の負担軽減が目的か?
  (手書きを読まなくていい。筆記試験の不合格者分は読まなくていい)

と言う事で、
・技術的知識は「ふんどし型」から「ハイレグビキニ型」へ
・それまでの「実績」重視から「資質」重視へ

今後の方向として(もちろん想像)
・外国語能力(特に英語)の試験への導入
・定期的な講習または試験による更新制度
というのはいかがでしょうか

>去り行く老兵のたわごと 様
 平文の長文は見づらい(理解しづらい)ので、せめて論旨毎に改行を入れていただけると読みやすくなって助かります。
 


       

No.9480 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:絵文字出力 投稿日:2007/08/12(Sun) 12:13

自分はマイナーな分野(化学分野)ですから説得力はないかもしれませんが、本年度の出題は、他の科目の問題も含めて、十分専門性を問うものかとは感じられます。「狭い範囲の専門知識と応用力を問う」だとは思いました。

ただ、長くこの試験に関わっていると、自分などとは違う発想となるのかもしれません。また、建設分野等では、必ずしもこのような出題でなかったのかもしれませんが。


       

No.9486 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/12(Sun) 18:09

>>去り行く老兵のたわごと 様

>平文の長文は見づらい(理解しづらい)ので、せめて論旨毎に改行を入れていただけると読みやすくなって助かります。

かめさんが上で書いていますように、私も同じ意見です。
本当は読んでみたいのですが最近は老眼がひどくて、ビッシリ書かれてしまうと目が疲れてしまうのです(^^;)

数行ごとに1行空けるとか、メリハリを付けるなどしてもらうと助かりますが・・・。


       

No.9489 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ねね 投稿日:2007/08/12(Sun) 20:11

専門バカ同士の意見のすりあわせをするのは誰なんでしょうね?
トータルでものを考えられる人が必要なんじゃないでしょうか。

これからの社会資本整備にしても、複雑な要因があって、ひとつの専門分野では対応しきれないはずです。
広く浅く、かつ自分の得意分野では専門バカといえるくらいの深い知識を持つ、というのでないと、社会に通用しないのでは。

そういった意味では、去年までの択一ありの試験の法が理にかなっているような気がします。
建設環境では、結局いままでと同じような問題だったので丸暗記で対応した人もいるようですね。


       

No.9490 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:去り行く老兵のたわごと 投稿日:2007/08/12(Sun) 20:13

かめさん、くりろうさん おっしゃるとおりです。

確かに読みにくいですね!
この手の書き込みはしたことがなかったので、どうすれば改行できるか分かりませんでした・・・

書き込みをしたあと、自分でも読みにくいなぁ・・と思ったのですが、直す事も出来ずにいました。

以後は、大丈夫かと思います。


       

No.9497 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:kenta 投稿日:2007/08/12(Sun) 23:09

新制度であれ、旧制度であれ、「技術士」像とは、各個人の受け取り方によりさまざまと思います。
したがって、自分がなぜ技術士を取得したいのか、取得後どのような技術士として貢献したいかが重要であり、新制度が求める能力とは?自分で決めればよいことではないかと思います。

>このような試験では、せっかくこれまで先輩技術士の方々が築き上げられてこられた技術士制度はそのうち崩壊すると思います。

 試験により技術士制度が崩壊するようなことは決してないと思います。試験が問題ではなく、技術者自身の問題なので。。。私は少なくとも、先輩技術士の方々が築きあげられてきたものを大切に受け継いでいきたいと思っています。


       

No.9500 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ピカソ 投稿日:2007/08/13(Mon) 00:29

>去り行くさん

申し訳ないのですが、あなたの意見は感情論にしか見えないのです。

私は専門馬鹿大歓迎です。実力勝負の今の試験制度が好きです。

今の試験が昔に比べて、専門的知識、応用能力を必要としていないというあなたの意見ですが、その根拠が分からないのです。勘違いだと思っています。

その勘違いが、正解のようになることが私は納得いかない。暗示をかけているようにみえる。

今の制度で、試験を受けやすくなったことは私も同意権です。けど、レベルが下がる、専門的能力が劣るという意見に到る過程が分からない。これを分かりやすく説明できないなら、あなたの意見は不適切だと思います。訂正を望みます。悪い暗示効果があると思います。


       

No.9518 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ヒヨッ子 投稿日:2007/08/13(Mon) 23:26

語学・医学・法律学を引き合いに出して丸暗記を肯定されている方がいますが、それらで行われる暗記と、技術士試験で行われていた暗記では全く性質が違うのではないでしょうか。

前者は知識の基礎で、実務においても暗記による確固たる基盤がなければ話になりません(その上で、体系的理解が求められます)。

しかし過去の技術士試験で行われた暗記は、結局はその試験のためだけの、ただの過去の経歴でしかありません。そんな暗記が、以後何の役に立ちますか? そんな無駄なことを求めるよりは、最新技術の知識などを問う方が受験以後にとっても役に立つと思いますが、いかがでしょうか。


       

No.9527 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/14(Tue) 10:28

去りゆく老兵のたわごとさんへ

読みやすくなってます!
また、色々な経験話を投稿してくださいね。

ところで、丸暗記が必要な試験対象は”基準・規制”など規格された対象が多いのに反し、
技術士の暗記は”体系や骨子の把握と理解”ではないかと思います。
昔も丸暗記だと筆記試験は通用しなかったですよ。
特に、応用理学だと午前中のT-2と午後の専門は試験会場で構成を考えてました。

今日は盆休みです。暑いです!


       

No.9604 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ともとも  投稿日:2007/08/16(Thu) 22:18

すいません、どなたか、ご意見ください。

同じ年齢の、同じような仕事をしている人が2人いるとして、
AさんはH12以前の合格者
BさんはH19年度(今年度)の合格者の合格者と仮定します。
また、H12以前とH19の最終合格率は同一と仮定します。

さて、仕事をする上では、どっちの人の方が優秀でしょうか?

どんな仕事でも同じ評価にはならないと思いますが、こんな仕事ならBさんの方がうまくするはずだとか、ああいう仕事はAさんに向いているとか、そういった傾向のようなものってあるんでしょうか?


       

No.9605 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/16(Thu) 22:38

 一見Aさんは優秀そうに見えますが、単にBさんは実力はあっても受験してなかっただけかも。
 最終的には日頃の努力次第ではないでしょうか。

 国土交通省の要件でも、差があるように見えますが、別に経験がそろってればいいんでしょう。


       

No.9606 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/16(Thu) 22:57

2人を知っている発注者ならば、そんなことは聞かずともわかるでしょう。

2人を全然知らない発注者ならば、プロポーザルや公募において、同種・類似業務実績で判断するでしょう。

実際に仕事をするうえでどちらが優秀か?ということは、いつ技術士に合格したか?では判断できないと思いますし、そのような試みは無意味だろうなと思います。


       

No.9607 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:トミー 投稿日:2007/08/16(Thu) 23:27

技術士の取得時期って、そんなに重要ですか?

       

No.9608 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:あらあら 投稿日:2007/08/16(Thu) 23:39

>技術士の取得時期って、そんなに重要ですか?

建設部門における制度の活用のされ方
(具体的にはプロポーザルにおける評価点)の
面では確かに重要(※)。
H13以降の取得者は総合技術監理がないと同格に立てない。

重要※=正確には重要というより意味があると言うべきか。

------------------------------------------------
実際の技術レベルの優劣の議論では無意味。
H12以前を優秀だと思う議論を展開する人も
多いが、H12以前も以後の合格者も
大当たりもいれば、味噌っかすも
どちらも混じっているだろう。
------------------------------------------------


       

No.9609 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:Orion 投稿日:2007/08/17(Fri) 00:14

H12年以前、H13〜H18年、H19年以降の技術士の間で優劣は存在しないと考えます。
いずれも同等の技術士でしょう。
優劣は今後の本人の活動次第と思います。
ろくさん、APECさん、トミーさんの意見に賛同です。


       

No.9617 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:国家試験 投稿日:2007/08/17(Fri) 09:13

他の国家試験でもいろいろな改正や合格率に差があり
年毎に変化はあります。
しかしなぜか技術士だけは合格年度によって優劣があるような解釈が存在しています。
年齢的にH13年度からしか受験資格が得られなかった者にはちょっとおかしい話でしょう。
同じ名称の国家資格でどんな改正があろうが合格年度によって見方が変わるようなことは考えられない。


       

No.9619 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ラインハルト 投稿日:2007/08/17(Fri) 09:45

>AさんはH12以前の合格者
>BさんはH19年度(今年度)の合格者

この条件のみで、僕が判断するなら、残念ながらAさんが優秀と想像していまいます。
あ〜Aさんの方が長年技術士として活躍しているから、きっと経験レベルは高いはず だと。

私も技術士に成り立てですが、経験豊富な未技術士(RCCMなど保有)にはかなわない部分が多いです。
客観評価として、『資格=実力』ならAさん・Bさん共に同評価とも言えますが、『資格≠実力』である以上、どちらが技術士として経験豊富かが判断材料になると思います。
前提として2人をしらない。書面だけの評価の場合です。

追伸:ともともさんの日記、めげそうなときいつも愛読してます。


       

No.9620 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:たぶのき 投稿日:2007/08/17(Fri) 10:56

 技術士そのものに、優劣はないと思います。
 優劣の評価がされるとすれば、技術士の名称を用いて仕事をする技術者個人、それを評価するのはお客様です(例えば、医者でも名医とヤブ医者といわれる人がいるように)。
 お客様(国民等)がH12年以前を優秀と思えばそれもよし、総監が必要といえばそれもよし。
 お客様に必要とされる技術者(技術士)であり続けることが大切だと考えています。


       

No.9628 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ほちゃ 投稿日:2007/08/17(Fri) 13:09

新制度の筆記試験の合格率・口頭試験の合格率が出てない現状では、旧制度と新制度の能力比較は無意味ですね。
最終合格率が同じだとすれば、面接時間が長くなった分、新制度はコミュニケーション力及び応用力のウェイトが大きくなった反面、筆記試験が70点⇒60点に下がってる分、事前の準備努力のウェイトが小さくなったという感じじゃないでしょうか。

私個人は、昨年・今年と受けましたが、まともな試験に向かいつつあると言う印象です。1日で原稿用紙15枚、しかもそのうち6枚は事前暗記の丸書き。こんなの試験じゃないですよ。

結果はこれからですが、今回の制度改定で、他人の論文丸写しの人が口頭試験で対応できずにバンバン落ちるようなら、私は、制度改定は成功と見ますね。


       

No.9629 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ともとも  投稿日:2007/08/17(Fri) 15:05

そうですね、ろくさん、APECさん、トミーさん、orionさんのおっしゃるとおりですね。
失礼しました。


       

No.9630 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:NA 投稿日:2007/08/17(Fri) 15:36

ちなみに、筆記70点→60点とは、どこかに書いてあるのですか??

       

No.9631 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/17(Fri) 16:19

筆記試験の合格ライン70点というのは、国家試験の一般的な合格ラインが根底にあるでしょうか?

記述式のように点数を付けにくい試験では、仮に72点でも興味を引かなければNG、
68点でも補完で聞きたい要素があれば筆記OKということもあったと聞きます。
私の頃のケースは、ちと古いですが75点以上であれば口頭試験は概ねOK、
70〜74点は口頭試験で少し突っ込まれ、不合格も覚悟する得点圏、
65〜70点はよほどのことがないと口頭合格にはならない・・・と聞きました。

不合格の時分は「どうしたら記述試験でこういう点数が出るのだろうか?」と不思議でしたが、
まことしやかに伝え聞いた話です。受験参考書などにも書いてた様な気がします。
今のように情報が氾濫していない時代でしたから、大御所の一言で振り回されていたのかもしれません。


       

No.9633 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/17(Fri) 18:13

平成13年度以前の筆記試験は、全体での合格ボーダーラインが70点でしたよね。確か科目ごとのボーダーは60点でしたが。
13年度は記述量を減らしたこと以上に全体ボーダーラインを60点に下げたことで、合格率が上がるのではないかと予想されましたが、実はその年に創設された総監合格者を除けば、合格率は微増に終わりました。

私はH13〜H18は「JABEE待ち」の長い暫定期間だったと思っていますが、そうすると、旧制度(H12以前)と新制度(H19以降)を比べると、以下のようになります。

    経験論文 部門一般 専門問題 合格ボーダー
旧制度  4800字  2400字  4800字   70%
新制度  3000字  1800字  3600字   60%
(ただし、旧制度の文字数は記憶あやふやです。また調べておきますが、間違っていたらご指摘ください)

ボーダーラインはともかく、文字数は新制度になってかなり減っています。
実際に受験した者の実感として、旧制度試験は、あらかじめ全部覚えてとにかく「頭の中から答案用紙に転記」するか、あるいは方向性だけざっと決めて、あとは考えながらどんどん書いていくかしなければ、とても時間内に答案を仕上げることはできませんでした。
H13からは文字数が減りましたが択一が加わったので時間がないことは大差ありませんでした。もしかしたら一番時間がなかったのはH13〜H18の期間かもしれません。
今年からの新制度試験は(私は総監でしか受けていませんが)、時間を書くことから考えることに使うことを求めるように変わったのではないかと思います。
ですから、従来と同様に、丸暗記してきた文章を書くとか、方向性だけざっと考えてあとは考えながら書き進むといった方法をとれば、時間は余ると思います。


       

No.9635 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:イマジン 投稿日:2007/08/17(Fri) 20:52

H12以前の合格のAさん、H19年度(今年度)の合格のBさん、同い年のこの二人どっちが優秀かって、問いかけがともともさんからありました。

私の意見はラインハルトさんに近いです。
そして、H12年以前、H13〜H18年、H19年以降の技術士の間で優劣は存在しないというOrionさんの意見にも賛同します。ここ10年くらいの二次試験なら合格率15%程度で推移しているので、試験制度の違いはほとんどないと認識しています。一次試験は全然違うと思いますが。

ともともさんが設定した条件は、試験制度の変化に着目しているので、その主旨からははずれてしまいますが、例えば、H13にAさんが合格、H18にBさんが合格したとすれば、試験方法はほぼ同じです。この場合、Aさんの方が優秀あるいは技術力が優れているだろうと、私なら考えます。
なぜならBさんはH13にすでに受験資格がありながら、H18まで技術士になれなかった。技術部門によって違いはあると思いますが、H13当時もH19現在も技術士資格の社会的価値はあまり変わっていないと認識していますので、Bさんはこの間、受験しなかったのだとすれば、技術者としての姿勢や価値観に疑問を持ちます。
この5年間は技術士になれる実力でなかったと見るのが自然だと思います。少なくとも私にはそう映ります。その間Aさんは技術士として業務を行っています。元の問いかけの通り、H12合格とH19合格なら7年もの差があるのです。この違いは大きいと私は受け取ります。


       

No.9642 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:ふるのぶ 投稿日:2007/08/17(Fri) 23:08

 イマジンさんの投稿を拝見し、自身の経験年数を確認しました。私はH12年度に受験資格があったようです。その当時のことを振り返ってみたのですが、「私なんてまだまだひよっこだ」という思いがあり、それから「ある資格を取得してから技術士を目指そう」という自分が考える段階を踏みたかったので、技術士受験を考えなかったと記憶しています。

 しかし今よくよく考えると、どうしてもっと早く目指さなかったのかと後悔しており、人より技術士資格を取得するのが遅れたという思いを持ちながら過ごしています。なぜなら、イマジンさんが指摘しておられるように、技術士を取得してから過ごす技術者生活は、もっと濃密なものであったに違いないと考えるからです。

 これからは皆さんに遅れないように頑張りたいという気持ちがあると同時に、私の後輩たちが同じ後悔をしないように彼らを叱咤激励していく責任を感じております。


       

No.9643 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:YOSHI 投稿日:2007/08/17(Fri) 23:55

今宵、拙宅に族集いたり。愚息共に武具甲冑など手入れいたす。

谷山入道義純が短刀に打ち粉打ちたれば、「青い炎」殿が笹貫にありし学舎をなん想起せり。さてもかの学舎に学びし若人の、若駒の走るがごとくあるを嬉とおぼゆ。

和泉守兼定の刀背にありし打ち傷を見おりたれば、幽明境定かならざる際にいたり、黄泉平坂に至れるが如し。さすれば、明治10年の役に赴きし折、多勢に無勢にて挑み深手を負いし玄祖の現れ来たりて拙者に申す。「日新公が残せし歌”無勢とて 敵をあなどることなかれ 多勢を見ても 恐るべからず”を忘れまじ」と。

さても、現下の技の匠の免許皆伝の諍いを諌められたるがごとし。いかなる世にてもあれ、”下手ぞとて 我とゆるすな 稽古だに 積もらばちりも 山のことの葉”と思いいたさば、善き悪しき、貴き卑しきなど申すまじ候。


       

No.9667 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:アレン 投稿日:2007/08/18(Sat) 21:50

・・・議論が新旧試験制度の優劣に傾いているようです。

ともとも様の問いかけに答えるならば、今、日本という国家が技術士に求めている能力は、公益のために自らの技術を惜しみなく尽力する能力ではないかと思います。(公益には当然、国の発展が含まれます)

先輩技術士にはすぐれた技術をもつ方が多数いますが、その一方で技術の優劣や利益の確保などにこだわる方も多いような気がします。それはそれで間違いではないけれど、何か違うような気がします。

そもそも技術士とは、国家資格であって称号ではありません。日本という国家が私たちに何を求めているかという視点をもっと持つべきだと思います。


       

No.9716 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:SRV 投稿日:2007/08/21(Tue) 13:34

>そもそも技術士とは、国家資格であって称号ではありません。日本という国家が私たちに何を求めているかという視点をもっと持つべきだと思います。


技術士って称号ですよね?

〜以下は日本技術士会ホームページより抜粋〜

 「技術士」は,「技術士法」に基づいて行われる国家試験(「技術士第二次試験」)に合格し,登録した人だけに与えられる称号です。国はこの称号を与えることにより,その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定することになります。


       

No.9726 RE:新試験制度で求められる能力とは? 投稿者:アレン 投稿日:2007/08/21(Tue) 20:06

勘違いしてはいけないと思うのですが、社団法人日本技術士会は、日本国と同格ではありません。

そして、日本国は技術士のことを一言も称号とは言っていません。また一般の市民も技術士を称号とは認めていません。


管理技術者の資格要件にも「技術士の称号をもつもの」とか書いてありませんよね。

技術士会のいう称号とは、汚してはならない誇りある資格という意味で称号という言葉を使っているのではないでしょうか。

わたしは、技術士という言葉に誇りは持っても、酔ってはならないと自分に言い聞かせています。

そういう思いもあり、技術士は称号ではないと書きました。決して技術士を卑下するつもりはありません。

(APEC様、申し訳ありません。これで終わりにします。)


       


No.9602 道路の専門問題(T-2-2) 投稿者:BEN 投稿日:2007/08/16(Thu) 21:53 [返信]

道路の専門問題の道路交通渋滞(T-2-2)の問題の中でどうしてもわからないとこ
ろがあります。

【問題文】
>道路構造に起因する道路交通渋滞について一般道路及び自動車専用道路において
>各1例挙げて各々の渋滞発生メカニズムと課題を述べ、交通渋滞の発生を抑制す
>る観点から、それぞれの道路の整備にあたって配慮すべき事項についてあなたの
>意見を述べよ。

上記の問題文の中の「課題」とは何になるのでしょうか?

実際はこの問題は解答しなかったのですが、この問題を考えていて、「課題」で
悩んでしまいました。

よろしくお願いいたします。


       

No.9615 RE:道路の専門問題(T-2-2) 投稿者:バレー 投稿日:2007/08/17(Fri) 09:10

道路の技術士です。

ここでいう課題とは、「なぜ、メカニズムが分かっていながら、抜本的な対策ができないか」ということではないかと思います。

例えば、「信号交差点や高速道におけるサグによる発生メカニズム」を解説したのであれば、それを抜本的になくすことが出来ない理由
 →例えば、工事費が膨大になる、信号交差点をなくすることは不可能等
を記載すれば良いのではないでしょうか?

そして、配慮すべき事項として、膨大な費用をかけなくても信号のオフセット化、ITS等の活用で渋滞を緩和できる方策もあるということを記載すればと思います。


       

No.9695 RE:道路の専門問題(T-2-2) 投稿者:BEN 投稿日:2007/08/19(Sun) 18:16

バレー様有難う御座いました。
取り敢えずこの問題に関しては、まとめることが出来ました。
ただ、「道路の整備にあたって配慮すべき事項」に関しましてはそれぞれの道路での「新設」「既設改良」に分けてまとめてみました。
また、何かありましたらよろしくお願いいたします。


       


No.9627 APEC様技術的体験論文について教えて下さい。 投稿者:みずはる 投稿日:2007/08/17(Fri) 13:04 [返信]

いつもご支援頂きありがとうございます。
技術的体験論文の添削について、ご教示ください。
私は、3月に当サイトの技術的体験論文の骨子の添削をして頂きました。その際には、「とりあえず骨子の内容の再整理が必要ですが、筆記試験後でよいと思います。」とご指導を頂きました。そのため、今後は骨子の見直しをした後、技術的体験論文の作成になります。今回も「技術的体験論文」の添削をして頂きたいと思っています。
添削をして頂けるという前提で、講座はどのような方向性で進めていくのでしょうか?
@2例詳述の骨子の再添削⇒骨子がまとまる⇒2例略記1例詳述論文作成⇒2例略記1例詳述添削⇒完成
A骨子の再添削は行わない。⇒受講生が2例略記1例詳述論文作成⇒2例略記1例詳述添削⇒完成
以上の点、どのような取組みになるか教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。


       

No.9677 RE:APEC様技術的体験論文について教えて下さい。 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/19(Sun) 00:07

みずはるさんからの個別のご質問については別途メールでお答えしましたので、題材骨子受講生さん向けに少し一般化してお答えします。

SUKIYAKI塾での支援は、講師さんのご判断にかなりの部分をお任せしています。
もちろん指導に関してはある程度平準化していたほうが望ましいと思いますので、いろいろな資料を講師さんに提供させていただいていますが、それでもかなりの部分は講師さんにお任せしています。
これは、講師さんと受講生さんの交流、さらに言えば講師さんがメンターみたいな関係ができることを願ってのことでもあります。

ですから、題材骨子受講生さんで添削受講も希望される方は、私がコーディネーターとして間には入りますが、コーディネート後は、どんどん講師さんにお尋ねください。

骨子のままでもう少し練り上げたいとか、どうも骨子ではピンとこないので論文で指導してほしいとか、まずは遠慮なくお申し出いただければ幸いです。


       

No.9692 RE:APEC様技術的体験論文について教えて下さい。 投稿者:みずはる 投稿日:2007/08/19(Sun) 12:49

ご回答頂きありがとうございました。技術的体験論文の添削講座が始まった段階で相談せせて頂きたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。

       


No.9555 筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:初老技術士 投稿日:2007/08/15(Wed) 01:51 [返信]

新スレで失礼します。

筆記試験の合否発表は,技術士会HPの実施案内には10月下旬と書かれていますが,正確な発表月日はどこにも示されていませんよね。

技術的体験論文の提出期間がが10/31〜11/16となっているので,最も遅くて10/30の可能性もあるかと考えています。

小生,10月に予定している長期出張のスケジュール調整で困っています。

どなたか情報をお持ちの方は是非教えて頂ければ嬉しいです。


       

No.9556 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/15(Wed) 07:59

いくら情報漏洩が日常茶飯事となったからといって、
この掲示板で技術士会側の人間が、
堂々と情報漏洩するようなことはないように思います。

合格不合格に係わらず、体験論文を予め作成しておいて、
会社の総務の人にお願いして、
合格を確認してもらってから送付してもうら体制を整えておくのはどうでしょうか?


       

No.9557 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:さすけ 投稿日:2007/08/15(Wed) 08:11

総監ですが受験票の入った封筒の中に別紙で
「技術的体験論文について」がありますが
その中に筆記試験合格発表は10月31日(水)と
記載されていますが、これのことではありませんか?
私は択一が60%未満でしたが、あきらめきれず
論文作成中です。


       

No.9566 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:初老技術士 投稿日:2007/08/15(Wed) 10:55

情報ありがとうございます。
やっぱり発表は10月末ギリギリなのですね。
盆休み明けには技術体験論文を作成するようにします。


       

No.9567 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:シマテツ 投稿日:2007/08/15(Wed) 11:14

二次試験受験票に同封されていた、「技術的体験論文について」の3ページに記載されています。

       

No.9652 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:梅安 投稿日:2007/08/18(Sat) 14:32

わたしの場合、総監択一72.5%でした。

論文は、散々だと思います。

従って、経験論文を作成する気になれません。


※総監の場合、「択一+論文で60%以上」が合格となっていますが、論文の比重がかなり大きいような気がしてなりません。


       

No.9654 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:PEJp 投稿日:2007/08/18(Sat) 14:49

合格、不合格に一喜一憂するのではなく、最後までやりきる信念と行動が大切だと思います。それが必ず次のチャンスや結果につながるのです。

       

No.9657 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:梅安 投稿日:2007/08/18(Sat) 18:34

最後までやりきる信念と行動が大切だと思います>

PEJpさん、有難うございます。

まったく、その通りです。
わたくし、大事な事を忘れていたような気がしました。


今年の口頭か、若しくは来年への橋渡し、仕損じる事のないように経験論文を仕掛けます。



梅安


       

No.9662 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:PEJp 投稿日:2007/08/18(Sat) 20:24

梅安さんへ
択一と論文の配点比率は同じはずです。ですので択一ができていれば筆記を通過している可能性は高くなります。ただし記述の点が悪ければ口頭試験でかなり厳しい質問が来ることは十分に予想できます。とにかくがんばってください。


       

No.9670 RE:筆記試験の合格発表は何月何日? 投稿者:田舎コンサル 投稿日:2007/08/18(Sat) 22:02

梅安さま
択一72.5点(40門中29門正解)であれば、かなり確率は高いはずです。この掲示板の常連さんたちはハイレベルの方が多いので、ご自分の択一正解率の低さをお嘆きになるのでしょうが、7割以上の正解は立派なものです。気落ちするなんてとんでもない。すぐに経験記述を始めるべきです。私は昨年39度の発熱の中、択一50点、論文は二つともひらがな多用の絶望的な出来でしたが、見事に合格しました。でも口頭試験では時間一杯、非常に厳しい質問を浴びせられて冷や汗ダラダラでした。こんな私でも合格したのですから、決して諦めずに!


       


No.9459 複数部門(科目)取得について 投稿者:金杯 投稿日:2007/08/11(Sat) 23:51 [返信]

 僭越ながら、表記テーマに絞ってスレッドを立てさせていただきます。ただし、ここで複数部門といった時は総監は除外しておきます。

 以下、私の意見です。

 技術者としてどんどん活躍の場を広げていくのであれば、それに対応した部門科目でどんどん技術士も取得したいと考えています。
 どなたも、業務で関わる分野はけして一つだけではないと思います。複数にまたがるようなものをてがけたり、あるいは異動などにともなって複数の分野を経験することも多いでしょう。
 自分がある程度関わった分野であれば、また自分がその道の専門家であると思うのであれば、是非その分野に該当する部門科目で技術士を取得したいものです。
 若くして技術士を取得しても、それから違う分野で活躍しているのに、取得した技術士は最初の部門科目だけ、では寂しいですよね。若ければ若いほど今後取得できる技術士の部門科目は多いだろうと思います。

 上記の考えは、試験制度の改正とは関係ありません。ただ、今回の改正で二次試験から択一がなくなったので、違う部門を受験するには取り付きやすくなったと思います。
 自分がたずさわっている(たずさわってきた)分野で、一人前の技術者として認めてもらいたいなら、その分野に関係が深い部門科目で技術士取得を目指すことをお奨めします。

 最後になりましたが、私自身は総監を除き2部門3科目の既技術士です。今年度の受験生ではありません。


       

No.9463 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/12(Sun) 00:44

私は地質調査屋なので、応用理学・地質と建設・土質基礎を取っています。くりろうさんいわくの「1.5部門」で、かなりの部分は重なります。経験論文を同じネタにすることが可能な人も多いでしょう。
このように、複数部門・科目にまたがるような業務内容であれば、それぞれで技術士に挑戦することはいいことなのではないかと思います。
なお、私の場合、環境の仕事にも携わっているので、そちら(環境部門や建設環境)にも挑戦したいと思っています。
もちろん技術士取得が目的ではありませんが、そのための勉強を通じて力もつくし、結果が出れば自信や励みになるし、もちろん仕事上も有利になるし、悪いことは何もないと思います。
どんどん挑戦しましょう。


       

No.9466 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:よせて 投稿日:2007/08/12(Sun) 04:45

数10年間環境畑の技術屋なんですが、前回合格後4年置いた今年、衛生工学を受験しました。総監(2科目)を加えると5部門6科目目となり、このスレには参加して必要なら意見も書こうと思います。
そもそも最初の受験時には「環境部門」が存在しなかったので、環境分析の基礎技術ともいえる応用理学の物理及び化学で受験。その後、環境部門、総監、建設部門の建設環境と総監の併願。基本は環境オンリー。
今回の受験も廃棄物管理という「環境分野の仕事テーマ」が環境部門には無いからという理由からです。


       

No.9470 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:詐欺士 投稿日:2007/08/12(Sun) 08:59

上下水道(下水道)と建設(河川)保有しています。
私の場合、転職等で担当業務が下水道主体だったのが河川主体になったため、管理技術者になるなど、技術者として上を目指すには必須だったというのが取得の理由です。

普通はAPECさんが述べられている1.5部門のように、元来の専門と重複したり、関連したりする分野の追加取得が一般的な事例と思います。

現在河川に軸足をおいています。河川構造物分野では「土質基礎」「鋼構造コンクリート」、河川計画分野なら「建設環境」「環境」「情報工学」などが関連の深い分野だと思います。
試験制度が変わり、択一が無くなるなど取っつきやすくなりました。機会を見てこうした関連分野の取得を目指していきたいと考えています。


       

No.9471 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:田舎者 投稿日:2007/08/12(Sun) 09:29

「河川砂防」技術士ですが、近年の河川関係の課題は「環境」のウエイトが高まっていると思います。
 更に、総合治水や都市型水害の対策には、土地利用規制などの都市計画手法も極めて重要になりつつあると思います。
 そこで、今年都市計画を受験していますが、その後建設環境も目指したいと思います。つまり、複数科目(部門)取得は一定の合理性とメリットがあると考えています。
 ただし、あまりにも多い部門、科目取得についてはマニアにお任せし、平均的には2部門、3科目位が標準的な気がします。
 なお、技術士として活躍する上では技術士とは別の資格取得も目指したいと思っています。

 


       

No.9493 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:木っ端役人 投稿日:2007/08/12(Sun) 21:54

私は、まずは(取れそうな)建設部門で取得することを目指しました。
その後、真に欲しかった環境部門を取得しました。
今は、建設部門の違う科目を狙っています。


       

No.9503 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:ラインハルト 投稿日:2007/08/13(Mon) 09:21

私は土質基礎(土構造物系)のコンサル(設計)です。当面は総管より複数部門を目指してゆきたい。
土質基礎は、それ単独の業務が少ないにも係わらず、どの分野にも関連します。ぼくは今後、『建設部門』という大枠のくくりから、選択分野を問われる時代がくると思っています。(これが問題!)
でも、土木の大括りは、『道路・河川』や『農業土木』・『上下水』だと思っています。
たとえば、斜面安定でも、
道路課発注の斜面安定工・切盛土工
河川砂防発注の急傾斜地対策や地すべり対策
農業土木での斜面対策
など色々あります。
今は『建設部門』という括りで全ての管理技術者(農業はむりかな)になれるが、15年先は『例えば、地すべり⇒河川砂防』に限定されるかもしれない。

土構造物のスペシャリストを目指して今後も努力し続けますが、資格は別物として、色々な部門・分野の土質基礎に携われる技術者になるため、他部門技術士を目指したい。


       

No.9529 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/14(Tue) 10:41

私は電気電子部門の情報通信なのですが、
@過去にはソフト屋さんをしていたこともあるので、追加するとなると情報工学部門でしょうか(情報処理技術者の資格もいくつか持っています)。
Aあと、今年の問題を見て行くと「応用理学部門の物理及び化学」当たりの問題なら何とか書けそうです。

 ここで問題となるのが、Aのような経験は無いけど問題は解けそうな場合です。1次試験については電気電子で取っていますので改めて受験する必要は無いですし、2次の択一問題は無くなりましたので、専門的な部分の勉強及び経験は不要です。
 しかも、経験論文はオフラインで書けばいいのでなんとでも書けそうですね。
 たとえば、私の場合は「光ファイバーの物性について(も)検討していました。」みたいな感じで、まったくのウソではないけれども、特に専門としてやっていたわけではない隣接分野で、他人の論文とかをベースに経験論文をやっつければなんとかなりそうです。

つまり、今回の試験形態だと受験対策をすれば、他部門でも何とか合格できそうな気がしました(今年の問題なら自部門より合格しやすいかも・・・。)

そういう人が名刺に「技術士(応用理学部門)」って入れていたら他の技術士は良い顔しませんよね。それよりも、技術士法で求められる技術士とは違うものになってしまいますね。

【まとめ】
 自分の専門分野に隣接する分野を
・実務上自専門分野の完成度を上げる(品質向上)ため
・業務の実施範囲を広げるため
・(自己啓発のため):グレーゾーン
受験し合格後技術士を名乗るのはいいのですが
・名刺に書きたいから受験テクニックを使って
・趣味で
受験するというのは、許せない。しかも今回の改正でこのような動機の人達が合格しやすくなっている。というのが問題なのでしょうか。

【追伸】
 確かに合格者数が少なすぎて社会に貢献することもできないような部門もあります。これらの部門については敷居を下げて受験しやすくし、その受験を通じて社会に貢献するというのもいいかもしれません。(一つの考え方です)


       

No.9552 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:NA 投稿日:2007/08/14(Tue) 21:37

合格者が少ないこと以上に、役所と技術士会の広告宣伝不足(これが致命的かと…)、および独占業務不足による影響も大きいのではないでしょうか。

名称独占の「称号」に過ぎない技術士が、受験者の裾野を広げるのではなく、合格水準の低下によって増加の道をたどるのであれば、資格の価値(自己的にも社会的にも)は暴落するでしょう。

専門分野の深度を見る経験論文が代筆可能になり、部門全体の知識を見る択一問題がなくなった今年からの試験制度では、他部門への乗り込みのハードルも下がったといえるのではないかと思います。

またかつての国立大学の入学試験制度が、「猫の目」入試と言われてコロコロと変わった以上に、技術士試験は変わりすぎています。

易化・難化以前に試験の品位は維持されるのかも心配です。


       

No.9564 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/15(Wed) 10:21

私が【追伸】で言いたかったのは、合格水準を下げるのではなく、受験の敷居を下げることで当該部門の技術を学ぶ機会(きっかけ)を広げるということです。
もしかしたら合格できるかもしれないと思うと、頑張って勉強しますからね。

念のため


       

No.9570 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/15(Wed) 16:41

私は、まず欲しかった部門をとにかく1番目に、数年後、総監が出来た年の前哨戦の建設部門で合格。
(この年は総監と一般部門の受験日は2ヶ月くらい空いていました。)
その2年後に総監を取りました。
3部門とは言えAPECさんと同じ2.5部門ですか?

仕事柄、あと1部門2科目くらい取りたいのですが、取得に伴って仕事が急増してしまい、
”体力の限界!、気力もなくなり・・・”とまではいきませんが、
資格者を複数にして業務効率を上げる企業のメリットを目論んで、
どちらかといえば未取得者の指導にウエイトを置き始めています。

やる気さえあれば1年目合格に力を貸したいのですが、なかなか気概のある社員に巡り会いませんねぇ〜
SUKIYAKI塾バリの社員がいると嬉しいんですけど(^^;)

それにしても、今日も暑い!!


       

No.9577 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:金杯 投稿日:2007/08/15(Wed) 23:47

私の場合、今の仕事をしている限り、あと1部門くらいしか見えてこない。
みなさんのご意見からも、必要な実務経験を考えると、総監を除き2〜4部門くらいが相場かなという感じです。

今年度より、筆記試験から経験論文がなくなりましたので、経験が少なくても筆記試験には合格しやすくなったのではないか、と思います。
しかし、口頭試験は今までより時間が延長され、厳しく実務経験を問われるでしょうから、最終合格に対しては今まで以上に実務経験の内容が求められるのではないかと考えています。

同一部門の複数科目については、建設部門以外はほとんど必要性を感じないように思いますが、どうでしょう。


       

No.9581 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:伏龍 投稿日:2007/08/16(Thu) 08:28

>同一部門の複数科目については、建設部門以外はほとんど必要性を感じないように思いますが、どうでしょう。

確かに.
私も建設部門でしか複数科目を目指していません.
現時点では,建設(河川)のみですが,
 総監(建設-河川)
 建設(鋼コン)
 建設(土基礎)
 建設(都計)
 建設(建設環境)
 情報(情報シス)
 環境(環境保全)
を視野に入れています.

まぁ,遠い視野に入れているだけで
近いところだけならまだ少ないのでしょうが,
これだと,4部門8科目になりますね.


       

No.9582 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/16(Thu) 09:29

これまでの例を見ると、たとえば地すべりを専門にやっておられる方で森林部門でも取得されている方などもいらっしゃいます。伏龍さん、どうですか?

そのほかに、建設部門をメインにしているコンサル・施工業者さんですと、農業部門(農業土木)、衛生部門(環境関連、廃棄物関連)、応用理学(地質)などの取得例があるようです。

仕事で担当する業務範囲は、顧客ニーズや現場ニーズなどによって広がることが多く、これが技術士資格の部門・科目の分類をまたぐことは往々にしてあることですよね。
であれば、複数部門取得は不自然でも何でもないと思います。
それに、合格を目指しての勉強は、
 問題予想→答案作成→丸暗記
という過程を経たのではあまり力がつきませんが、
 受験分野の知識体系や自分の経験を体系的に整理する
ということであれば、これは大いに力がつくというのが私の考えです。
また、
 骨子のような形で「考えをまとめる」トレーニングによるコミュニケーション力のアップ
 国土交通白書など施策に関する情報を勉強することによる視野の広がり
などもプラスになりますね。

私はこの4年ほど資格試験をぜんぜん受けていなかったのですが、今年受験してみてそれらのことを痛感しました。


       

No.9584 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/16(Thu) 10:48

 自分に科目に対する経験、技術の裏打ちと自信があるならば挑戦されるのは良いことでしょう。
 今の技術士試験は一定以上の資質を持つ人なら複数部門、科目の合格が可能でしょう。
 しかし私の経験上からは技術士の肩書きを持つ人には発注者(国民、市民)からその科目(部門でなく)についての実務経験と知識に裏打ちされた課題解決能力が求められています。技術士をとることが技術者としてのスタートであるという表現もありますがそれは意味が異なります。不十分な知識では利用者の命にかかわります。
 今年からの口答試験は、筆記が楽になった分経験特に技術的課題解決能力に対する質疑がきっちり行われるでしょう。当然自分が中核となってこなした業務であるか否かも確認されるでしょう。


       

No.9585 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/16(Thu) 11:07

APECさんのことなので
いろんな目的があるのだと思うのですが、
総監を2部門取得することの意義はあるのでしょうか?


       

No.9590 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:くりろう 投稿日:2007/08/16(Thu) 11:56

総監2部門は私も想定外ですが、
1)青本以外からの出題が多くなってきた
2)サプライズ問題への対応が出来るかどうか
3)参加型CPDに比べ中身の濃い研鑽が出来る
4)HP管理者として新制度に対する経験をして対策を考える

彼ならば他に目的があるかもしれませんが、合格して安穏としていると、
現在進行形の受験者より総監に対する知識が減ってくることが危惧されます。
こうした懸念を排除する目的があるかもしれません。
今年の設問には青本にない部分も結構ありましたし、変化球で問う部分もありました。
受験しているとこうしたことを忘れないし、最新情勢も身に付きますし。
でも、インセンティブは従来よりもっと必要になってくるはずです。

学生時代に比べると・・・そんな行動パターンも、そういえば少しあったような気がします。


       

No.9592 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:よせて 投稿日:2007/08/16(Thu) 13:01

本題から少し外れますが、私が総監2科目持ったのは建設部門を取得するなら、併せて総監(建設科目)を取得するほうが、業務上より活用しやすいからです。
http://www.mlit.go.jp/tec/nyuusatu/keiyaku/030327/index.html
その前の総監受験は環境分野でも規模の大きい調査であれば、PM的な能力を証明できる資格も必要と感じたから受験したもの。
建設分野が先だったら、総監(環境)は受験してないです。
また、おっしゃるように技術士のCPDとしては関連する他部門や科目の技術士受験は、ある意味最適ではないでしょうか?


       

No.9593 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/16(Thu) 13:47

ありゃりゃ、くりろうさんとよせてさんのレスで、ほとんど青い炎さんへのお答えになってしまいましたね。
ただHP管理者としてのうんぬんという思いはないですが。
私の場合、総監技術士ではありますが、どこまで「机上の勉強」から抜け出ているか、つまりリテラシーが身についているかという自分自身への疑問があったことも受験動機のひとつです。


       

No.9597 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:ルート20 投稿日:2007/08/16(Thu) 16:10

複数部門・科目取得者が増える中、建設部門に限定すれば、今後科目の再定義が必要かも。
土質基礎はまだましだが、河川・砂防・海岸・海洋や鋼構造・コンクリートはそれぞれの専門領域がかなり離れている。河川設計の公募に砂防地すべり屋や海洋屋が応募できるのはかなり矛盾している。


       

No.9598 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:BCP 投稿日:2007/08/16(Thu) 17:50

私は、一個人は専門+総監の2つで十分と考えています。
一個人が複数部門取得するよりも、社内での技術士の数を増やすことを優先することが必要と考えています。
技術士資格の分散取得です。
その理由は、以下のことなどからです。
@有資格者の転職
A有資格者退職
B有資格者の病気などによる業務遂行不能
一個人がいくつもの資格を取得していても上記のような事態になれば機能しません。
 ですから、資格の分散取得を確立することが組織のあるべき方向としては良いのではないかと考えます。

その上で、CPDの一環ということから取得を目指すことは大いに結構なことだと賛成です。


       

No.9599 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:れれれ 投稿日:2007/08/16(Thu) 19:37

>河川設計の公募に砂防地すべり屋や海洋屋が応募できるのはかなり矛盾している

同種業務が無いから、応募できないか、無理くり応募しても特定されない

>9598

社長さんでっか?
延べじゃなく取得者実数も増やし、複数取得も推進する、がプロポ公募時代の正解。
実数増やすったって、一朝一夕にはできんからね。


       

No.9616 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:よせて 投稿日:2007/08/17(Fri) 09:13

技術士の人数を増やすのが本筋というのは同感ですが、
技術力アップというのは、組織のフェーズと個人のフェーズがあり、そのどちらも同じ程度に重要ですよね。
ちょっと気付いたのですが、
@有資格者の転職
A有資格者退職
B有資格者の病気などによる業務遂行不能
とある中のB以外については、組織の業務に関わるものであれば複数部門・科目取得者がいること〔も〕対策になっている気がします。


       

No.9621 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/17(Fri) 11:07

聞いた話ですが、
地方の建設コンサルの経営者の中には、
社員が技術士を取得するのを邪魔する人たちもいるようです。
試験直前にはその人に仕事を集中させたり、試験日には、わざと何か用件を入れるとか。

理由は、
技術士を取得されると転職されてしまうからです。
そういう経営者にしてみれば、会社が厳しいからといって、
給料を安く抑え、サービス残業もさせているという負い目があるから、
なおさら技術士を取得されると転職されるという危機感があるのだと思います。

とにかく、社長の給料を稼いでくれる技術者がいないと話にならないので、
技術士は名義借りして、社員には技術士を取得させないという方向に向かうようです。

建設業界では、悲惨な労働条件で頑張っている人も多いと思いますが、
そういう人たちの技術士取得の手助けをすることが私の使命の一つだと思っています。


       

No.9640 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/17(Fri) 21:54

 青い炎さん
 そんな姑息な経営者がいるんですね。実は合格者にも問題ありそうです、地元の測協で研修会を重ねて合格したたった2名も半年で辞めてしまいました。理由はそれなりの待遇を受けるどころか仕事は増えるは給料は変らずということでした。でも御礼奉公ということも少しは考えてもいいのではないでしょうか。


       

No.9648 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:それはそうです 投稿日:2007/08/18(Sat) 10:53

社員数10人の小規模コンサル。
社員へ支払う総給料は固定。仮に1人400万平均として年4000万。

@Aが技術士取得
AAは大手技術士相場の給料を要求
<技術士受かる位だから、10人中でもそれなりの生産・労働者=辞められたら困る>
B他9人の何れか、もしくは皆の給料ダウン
C社員給料年4000万は固定
D他の社員が不平不満


       

No.9649 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:とはいえ 投稿日:2007/08/18(Sat) 11:19

会社としては、技術士誕生により点数がアップする。
指名に入るようになる。
仕事も増える。
技術士給与アップ。。。となればいいなぁ。


       

No.9650 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:Checkman 投稿日:2007/08/18(Sat) 11:53

技術士の名義借りは、論外、指名停止ですな。

       

No.9651 RE:複数部門(科目)取得について 投稿者:それはそうです 投稿日:2007/08/18(Sat) 12:39

>会社としては、技術士誕生により点数がアップする。指名に入るようになる。仕事も増える

即効性に欠けるんですよね。
2〜3年先より、今月の支払・給料ですから。特に夏場は、年度末納品業務の入金を借金返済に回し、すでに会社に金残ってないのに、受注すくないから新たな借金できない。
おそらく、コンサルと呼ばれる会社の多くはこのような小規模会社では?オーナー会社がバックにいれば別だが。

極1部の大手の人には想像もつかないでしょうが、下請けで使ってる会社なんてそんなものですよ。
でも、小規模会社にも良い面がある。それは、大手より行動の自由度が高く(精神的に楽)、意外に社員の給料は高い(技術士の場合)。


       


No.8959 上下水道部門 投稿者:下水道マニア 投稿日:2007/08/05(Sun) 23:32 [返信]

みなさま、筆記試験お疲れさまでした。
ここで、しょーもない質問をさせて下さい。
上下水道部門の午前中の問題って、設問が
1問しかなかったから、答案用紙に問題番号を
書く必要ってないですよね?
出題形式の変貌ぶりにア然としてしまい、
答案用紙の問題番号まで気が回りませんでした。。


       

No.8964 RE:上下水道部門 投稿者:まあ 投稿日:2007/08/05(Sun) 23:44

上下水道部門については、午前中は、記入する必要がない旨を、自分の部屋では試験監督がいっていましたよ。

       

No.8967 RE:上下水道部門 投稿者:kmatsu 投稿日:2007/08/05(Sun) 23:48

「注意事項」の2頁に「問題が一つのみの場合、ハイフン以降の記入は不要」と書いてあります。
ご心配なく。kmatsu


       

No.8968 RE:上下水道部門 投稿者:下水道マニア 投稿日:2007/08/05(Sun) 23:52

そうですか、ありがとうございます。
私が受けた部屋は、上下水道部門の下水道で
受験されている方ばかりの部屋だったにも
関わらず、
「総監を単独で受験される方は・・・。」
みたいなアナウンスがあって、
「この部屋にはいねーよ!」って
思いつつ、混乱してしまっていました。
受験番号の問題はクリアできて安心しましたが、
肝心な記述内容が・・・。


       

No.8978 RE:上下水道部門 投稿者:まかぬ種は生えぬ。 投稿日:2007/08/06(Mon) 00:47

私は、上水道で受けました。午前中の一般問題で、グラフを見たときは、固まってしまいました。30分ほど、骨子を作成しながら、この問題はなにを言いたいのかを探し当てていました。
 結局、グラフの結果を論文に反映するここと、考察結果だと悟り、図によるとみたいにして、書き込んでいきました。最後には、これからの課題と対応と、2種類の論文形式にしました。結果やいかに。。。。


       

No.8990 RE:上下水道部門 投稿者:yuu 投稿日:2007/08/06(Mon) 08:27

どなたか上下水道の問題UPしていただけないでしょうか。

       

No.9090 RE:上下水道部門 投稿者:カンサイ 投稿日:2007/08/07(Tue) 00:00

一般問題ですが。
次に示す資料を参考に、これまでの上水道事業及び下水道が実施してきた技的術対応とその効果を述べるとともに、今後の上水道及び下水道それぞれが解決すべき課題を抽出し、その技術的対策について論ぜよ

グラフを見た瞬間、呆気にとられてしまいました。
皆さんの一般問題の構成はどのようなものにされましたか?

私は、課題をクリプト、窒素、リン、湖沼(閉鎖性水域)の水質改善とし、改善策を上水は膜、下水は高度処理といった無難な答えです。
なんとなく、駄目っぽいんですが、皆さんはどうですか?


       

No.9166 RE:上下水道部門 投稿者:ばっかす 投稿日:2007/08/07(Tue) 16:05

私も図表を見た途端に固まりました。グラフの読み取り方は人それぞれなのに・・・採点者は何を基準に採点するんだろうと、余計な心配してました。
グラフから、河川水質は改善された・・今後はさらに良好な水を提供すること・・塩素臭、耐塩素性細菌、病原性微生物などの対策・・・水源保全、高度浄水の導入や塩素代替消毒法など。
湖沼・海域は改善がみられないうえに、海域では逆に悪化している・・富栄養化対策、中小規模自治体の効率的汚水整備手法など。
みなさんも方策はオーソドックスなものになったんじゃないでしょうか?方策に、湖沼や海洋フォーラムなど、住民協働のソフト対策を入れればよかったと思ってます。
図表から読み取った上下水道の成果をどのように表現したか、それが合否の分け目のような気がしてます。
みなさんは、どうでしょうか?


       

No.9175 RE:上下水道部門 投稿者:棟梁  投稿日:2007/08/07(Tue) 17:27

上下水道一般回答骨子(案)
1.公共用水域の水質に関する取り組み経過
・昭和30年代都市河川の汚濁深刻化。
・昭和45年下水道法改正、公共用水域の水質保全明示
・下水道整備5(7)箇年計画の繰り返しによる積極的な整備の推進。
・下水道整備に比例して水質汚濁の進んだ都市河川の水質大幅改善。
・閉鎖性水域ではある程度まで改善は進んだが平成に入ってからは横ばい。
・これは、これは高級処理(二次処理)では除去できない栄養塩類による富栄養化とノンポイント汚濁の影響である。
・湖沼における「湖沼水質保全特別措置法」、海域における「総量規制」の取り組みがなされているが顕著な水質改善には至っていない。
・おいしい水の要望に応える高度浄水処理の導入。
2.取り組みの効果
・下水道せいびにより汚濁の進んだ都市河川の水質は大幅に改善された。
・河川を中心とした水辺環境の改善により多様な生態系の回復及び水に係る伝統行事の復活で住民生活に潤いを与えている。
・都市への人口集中、産業活動の増大の進む中で閉鎖性水域の水質も横ばい状態で維持できている。
3.今後解決すべき課題と対策
・高度処理の積極的な導入→処理費負担の住民合意形成。膜処理等の新技術の積極的導入。
・ノンポイント汚濁の削減→環境重視の民意形成。路面汚濁水処理システム開発。農地からの栄養塩類流入防止。水源林の涵養。
・合流式下水道の改善
・汚水処理100%の達成→下水道、農魚集落排水処理、合併処理浄化槽の総合評価による最適システムの適用。
・良好な水道水源の確保→水源の多様化。水源林の涵養。雨水浸透による地下水の涵養。


       

No.9275 RE:上下水道部門 投稿者:へろS 投稿日:2007/08/08(Wed) 13:54

一般問題のグラフでH6年の数値が上がっているのはどう考えられましたか?

       

No.9279 RE:上下水道部門 投稿者:棟梁  投稿日:2007/08/08(Wed) 14:44

正確には調べていないので分かりませんが、多分渇水の影響ではないかと思います。
環境省の解説でH16年に比べH17年が上がっているのは渇水の影響だとありますので、同様の理由では?


       

No.9281 RE:上下水道部門 投稿者:へろS 投稿日:2007/08/08(Wed) 14:58

棟梁様 ありがとう御座います。

       

No.9637 RE:上下水道部門 投稿者:yuu 投稿日:2007/08/17(Fri) 21:11

下記の問題ですが、下水と下水処理水の未利用エネルギーで考えられるものを教えていただけないでしょうか。


1−1−8 下水及び下水処理水の有する未利用エネルギーの主な活用策を2つ挙げ、それぞれの概要について述べよ。


       

No.9638 RE:上下水道部門 投稿者:ばっかす 投稿日:2007/08/17(Fri) 21:34

yuu様
この問題は、試験では選択しませんでしたが、下水及び処理水の熱利用と、小水力発電を考えました。
熱利用は、熱源として直接的に利用する方法と、熱交換器による熱吸収などがあります。
小水力発電は、放流渠の落差を利用したものです。取水方法をサイフォン管方式とすることで、より大きな落差が得られるほか、汎用発電機も使用できるなどのメリットがあります。


       


No.9539 また橋が落ちましたね 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/14(Tue) 15:47 [返信]

中国で建設中の橋が崩れたようですね。崩れた橋脚断面には鉄筋が見えないとかいう情報もあります。

アメリカの事故とは本質的に異なる原因なのかもしれませんが、「橋が崩れた」という点では同じですし、公衆にとってみれば技術を全面的に信頼して命を預けて中空を通っているのですから、これはやはり信頼に関わる大きな問題だと思います。

口頭試験でも話題になるかもしれませんし、しばらくはアメリカ・中国のこの事故に注意を払っていきたいと思います。


       

No.9541 RE:また橋が落ちましたね 投稿者:クッキー 投稿日:2007/08/14(Tue) 15:56

北京オリンピック大丈夫でしょうか?

       

No.9551 RE:また橋が落ちましたね 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/14(Tue) 21:20

 TVで見る中国の人達の話はみんな「もっともうけていい暮らしをするんだ」、なんでこうなるの。もうけてあとはトンズラ、人が死のうが関係ないねという感じですね。オリンピックを控えて、中国政府は信頼回復に必死のようですが、それこそ中国4000年の歴史で積み重なった価値観でしょうから変えるのは無理でしょうね。知り合いが中国へ技術指導ということで2週間行って、水にあたってコレラみたいな症状で死ぬ思いをしました、ペットボトルで売られていた現地ブランドの水を飲んだためです。

       

No.9553 RE:また橋が落ちましたね 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/14(Tue) 22:48

中国では、日本産のコシヒカリが10倍の値段でも完売したそうですが、
日本の建設会社が建てたマンションは、それだけで大きな価値を持つかもしれません。

日本の技術士自体が高く評価される可能性はあります。
それもこれも、これまでの日本人が築いてきた信頼ですね。
そういう意味においても、耐震偽装事件やJR脱線事故のような事件事故は
二度と起こさないようにしなければいけないですね。


       

No.9562 RE:また橋が落ちましたね 投稿者:ゲノム 投稿日:2007/08/15(Wed) 09:46

>日本の技術士自体が高く評価される可能性はあります。
>それもこれも、これまでの日本人が築いてきた信頼ですね。

ここは「技術者」でなく「技術士」なのでしょうか?
自分は「技術者」のような気がしますが。


       

No.9563 RE:また橋が落ちましたね 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/15(Wed) 10:16

鉄筋が入っていなかったっていうとんでもない話もありますね。
確かに倒れた橋脚の写真を見ると(良くは見えないのですが)鉄筋の束らしきものは見えないですね・・・

そうなると技術者の倫理とか以前の問題で、口頭の対象にもならないような・・・。


       

No.9586 RE:また橋が落ちましたね 投稿者:大阪人 投稿日:2007/08/16(Thu) 11:16

>北京オリンピック大丈夫でしょうか?

同感。
総合技術監理の観点からしても、危機管理とか大丈夫かなって思います。

中国政府も躍起になってますが、環境問題やポイ捨て癖、サッカーで見られた相手国家斉唱時のブーイングなど、結局は個人のモラルに行き着きますもんね。

橋の問題も含めてモラルこそ、実はいちばんやっかいな問題なのでしょう。

「高度成長期の日本も同じ問題を抱えていた」なんて論評も見受けられますが、落橋までの施工不良ってのはさすがにないと信じたいですね。
顕在化してないだけかな?(^^;)


       

No.9625 RE:また橋が落ちましたね 投稿者:かめさん 投稿日:2007/08/17(Fri) 11:30

海砂を使っていて、トンネルでコンクリート片が落ちてきたなんていうのがありましたね。

あと施工のときに鉄筋の本数を減らすなんていうのも結構あったのではないのでしょうか。(それを設計レベルでやったのが耐震偽装事件ですが・・・。)


       

No.9626 RE:また橋が落ちましたね 投稿者:杜しま 投稿日:2007/08/17(Fri) 12:59

 中国の情報統制はすごいからもっとアブナイ話があるのでしょう。オリンピックスタジアム建設工事のニュースが放映されましたが、働く労働者の困窮ぶりが印象的でした。多分誰かがピンはねを何段階にもやってるんでしょう。メイン施設ですらああですから他のインフラはちゃんとしたものができあがるのでしょうか。
 わが国の高度成長期には冬の間東北の農村からの多くの出稼ぎの人が働いていましたが、皆さんきちんと春には果実を持ち帰っていました。
 中華思想は不変ですから不利なことは表面化させないでしょうが本番になれば、民度も含めて積み上げてきた体制が世界中から採点されるでしょう。大事故が起きなければいいんですが。


       


No.8949 道路 投稿者:山田太郎 投稿日:2007/08/05(Sun) 22:54 [返信]

建設専門で道路を受けました。みなさんの出来はどうでしたか?

       

No.8977 RE:道路 投稿者:同じく道路 投稿日:2007/08/06(Mon) 00:44

建設一般は何とか。
専門はあやしい。。。
道路特定財源の背景ってなに?


       

No.8981 RE:道路 投稿者:いの  投稿日:2007/08/06(Mon) 01:19

私も背景なんて,全然分かりませんでした。とりあえず都市幹線道路網として「環状道路」,地方一般道路網として「ローカルルール」の必要性について書きました。
背景ってコレでよかったのかが疑問です。
みなさんは,どのような内容を書きましたか?


       

No.8984 RE:道路 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/06(Mon) 06:16

 どんな問題だったんでしょ。

       

No.8985 RE:道路 投稿者:kuri 投稿日:2007/08/06(Mon) 06:59

私途中退出しましたので問題正確には覚えていません。
道路特定財源の見直しに関する具体策H18.12閣議決定についての見直しに至った背景や事例とは?

どなたか正確なUPお願いします。


       

No.8986 RE:道路 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/06(Mon) 07:12

 道路財源を一般化することですか。
 でも道路財源と背景は、純粋な道路専門技術ではなく政策(ポリシー)技術ですね。 
 道路税収がオーバーフローぎみなのはわかるが、一方でのべつまもなく道路を造るのは如何か(国民の声)ということで、真に必要な道路を効率よく整備・管理しようということですね。

PS 先日のアメリカの橋梁落橋は衝撃的でした。直接原因もさること、それをとりまく背景等気になります。


       

No.8987 RE:道路 投稿者:みんみん 投稿日:2007/08/06(Mon) 07:16

道路を受けました。
「道路特定財源の見直しに関する具体策」の見直しに至った背景と考えられる事例2つ以上の問題は想定外で、しばし呆然となりました。
仕方なく、私なりの考えられる事例を書きました。
山勘で考えた事例として、『環状道路整備』と『ボトルネック交差点解消』を挙げました。
背景は、『経済活性化のためには物流インフラの整備をすれば効果が見込まれること』と『安全で多様なニーズ(歩行者等)に対応した道路整備が求められていること』としました。
『ボトルネック解消』と『安全』をこじつけてしまったので、とても不安です。
帰宅後、閣議決定の資料を調べ、『環状線整備』は事例に含まれると感じました。
3時間半でも、時間に余裕はありませんでした。


       

No.8988 RE:道路 投稿者:ろくさん 投稿日:2007/08/06(Mon) 07:33

 背景をうまく書けば課題と対応のヒントはここ3年間の道路重点施策を見ればわかりますね。http://www.mlit.go.jp/road/road/point-index.html

       

No.8989 RE:道路 投稿者:かし 投稿日:2007/08/06(Mon) 07:44

同じく道路を受験したものです。
道路特定財源の出題はノーマークでした。

とりあえず、背景については50年前の制度であること、国の財政が厳しいこと、無駄な道路が建設されていることを挙げました。そして、渋滞、交通事故、災害の対策が課題としてあり、「真に必要な道路」として環状道路の整備、TDM施策、ボトルネック解消、ETC、歩車分離、スマートウェイ、耐震補強などを羅列しました。

その場の思いつきで書いたので、かなり不安です。


       

No.8995 RE:道路 投稿者:ゴッド 投稿日:2007/08/06(Mon) 08:51

みなさん同様に背景で固まってしまいました。
一つは、無駄な道路整備は、いいとして
道路特定財源が他の社会資本整備に勝手に使われたこと
それとそのことの説明責任が果たされなかったことを背景にあとは、皆さん同様に生産人口減少等から税収不足による財源の確保が困難になる。
有効で効率的な整備が重要となり、
1.高規格道路整備
2.主要空港・港湾へのアクセス道路整備
3.道路橋等の老朽化から安心・安全な道路整備
上記が私が考えるこれからの真に必要な道路整備としました。以上の点についてはうまくまとめたつもりです。
そこで質問ですが記述のなかで道路特定財源を道路整備についてのみ使用と記述してしまいましたが見直しで広く
運用できるようにすることなどには触れませんでした。といより知りませんでした。これは、減点で済む話なのでしょうか?
それと専門については2題あり配点については、25:25って捉えかたなのでしょうか?
それにしても白書に3〜4行しか載っていないような事例等を出題するような改正もどうかと思います。
選択問題はあまり無茶はされなかったようですね。
なにかまた呑気な試験に付き合わされた感じでした。
今日からまた厳しい現実に戻ります。


       

No.8996 RE:道路 投稿者:P&B 投稿日:2007/08/06(Mon) 09:08

けっこう、皆さんいろいろな観点で記述したのですね。
僕は高速道路オンリーで勝負しました。
本四架橋、第二東名神、横断高速道(田舎の高速)です。
自分の思っていることは書いたので、満足していますが、
出題者とピントが合っていなければ、評価は??でしょうね。


       

No.9003 RE:道路 投稿者:TK 投稿日:2007/08/06(Mon) 11:54

具体例ってなんでしょうか。
・第二東名の採算性
・本州四国連絡道路の交通量の見通しの甘さ
などが問題となって、道路特定財源の見直しとなった。
と書きました。
真に必要な道路は、・・・
一人パニック状態で、覚えてません。
漢字が苦手なので、言い回しを変えたりで苦労しました。
誤字も一つ発見してしまいました。
なんか毎年同じ繰り返しのようで、落ち込みです。


       

No.9026 RE:道路 投稿者:GHQ 投稿日:2007/08/06(Mon) 16:24

問題の背景の事例って、
@道路特定財源が導入された角栄さんの当時の背景ではなく、Aこの財源を一般財源化していく伸晃さんの意見を見直す、すなわちまだまだ道路財源はなりないんだよっていう意見が出てきた背景を問う問題ですよね。私は問題の主旨はAと理解して回答しましたが。どうなんですか?みんなさんの解釈は。


       

No.9028 RE:道路 投稿者:MDF 投稿日:2007/08/06(Mon) 16:51

私も問題の主旨をAと理解して回答しました。
「道路特定財源の見直しに関わる具体策」として,閣議決定文章には次のように書かれていました。
道路整備に対するニーズを踏まえ,その必要性を具体的に精査し,引き続き,重点化,効率化を進めつつ,真に必要な道路整備は計画的に進めることとし,(ここまでが設問)19年中に,今後の具体的な道路整備の姿を示した中期的な計画を作成する。
特に地域間格差への対応や生活重視の視点を踏まえつつ、地方の活性化や自立に必要な地域の基幹道路の整備や渋滞解消のためのバイパス整備,高速道路や高次医療施設への広域的アクセスの強化など,地域の自主性にも配慮しながら,適切に措置する。」
と書いています。
設問に続く文章を読む限りでは,素直に解釈すると,地方道路の不備や都市の渋滞を背景に,道路重点施策に関連して,1.5車線的道路による主要施設へのアクセス性の高い交通網の形成や,環状バイパス道路による慢性的な渋滞の解消などが真に必要な道路整備なのかと思います。(これ以外の事例もあると思いますが)


       

No.9039 RE:道路 投稿者:いっち 投稿日:2007/08/06(Mon) 18:32

選択問題はいかがでしょうか?

       

No.9054 RE:道路 投稿者:かし 投稿日:2007/08/06(Mon) 21:15

済んだことなのに非常に気になって、問題文をもう一度読み直してみました。

<ここから>
「道路特定財源の見直しに関する具体策」(平成18年閣議決定)においては、「道路整備に対するニーズを踏まえ、その必要性を具体的に精査し、引き続き重点化、効率化を進めつつ、真に必要な道路整備は計画的に進める」とされている。このような見直しに至った背景と考えられる事例を2例以上挙げその内容を記述するとともに、これらの事例を踏まえて、「真に必要な道路とは何か?」についてあなたの意見を述べよ。
<ここまで>

ヒントは、「道路整備に対するニーズを踏まえ、その必要性を具体的に精査し、引き続き重点化、効率化を進めつつ、真に必要な道路整備は計画的に進める」の一文にあるような気がします。

「その必要性を具体的に精査し」とありますが、この「必要性の疑義」が見直しの背景ではないでしょうか。また、「引き続き重点化、効率化を進めつつ」とありますが、ここが「真に必要な道路」を導き出す着眼点ではないでしょうか。


       

No.9078 教えてください 投稿者:ちょっと 投稿日:2007/08/06(Mon) 23:05

今年の道路の専門問題がアップされているところってありますか?

       

No.9092 RE:道路 投稿者:山田太郎 投稿日:2007/08/07(Tue) 00:01

私は専門で維持管理を選びました。ただし、建設一般的な概論を述べたのでは専門試験では無いと思い、主に道路構造物、橋梁、舗装についての維持管理手法とそのあり方について記述しました。
(自信は無いのですが。。。)

みなさんはどうですか??


       

No.9118 RE:道路 投稿者:Kinggidra 投稿日:2007/08/07(Tue) 07:20

道路特定財源一般化の背景の事例とは、”財源不足”は本音であり、”必要な道路整備はある程度終了”が建前だと考えました。今回の試験では、”本音”ではなく”建前”を書く必要があると考えましたが、私の考えは間違っているんでしょうか?今年の問題は、解釈の仕方がむずかしそうですね。

       

No.9172 RE:道路 投稿者:ワカトモ 投稿日:2007/08/07(Tue) 17:04

出題者の意図は、「真に必要な道路はなにか」を各受験者(技術者として)に”あなたの考え”で答えさせることなのでしょうが、その前ふりで 特定財源 をだしたことに どうしても疑問が解消されません。
「少子高齢化を踏まえた・・・」や「地域間格差が拡大する中での・・・」はたまた、事業評価やアカウンタビリティによる・・ といったところから必要な道路とは何か? という問いで良かったのではないかと思うのですが
それでは、あまりに素直すぎるかな?


       

No.9182 RE:道路 投稿者:ringochan 投稿日:2007/08/07(Tue) 18:45

私は道路財源見直しの背景として、
@財政制約
A談合等による国民の公共事業不信
B地域実情に併せた道路構造の必要性
を挙げました。
Aについては、省庁発表資料にはないにしても、”本音の背景”的にはあったと思うのですが、だめでしょうか?(^^;
安全、安心な道づくりは財源を見直さなくてもで着るような気がします・・


       

No.9185 RE:道路 投稿者:たぶん 投稿日:2007/08/07(Tue) 19:50

>道路づくりは財源を見直さなくても・・・

そうではないですよ
本来受益者負担が原則で成り立ってきた道路整備の貴重な財源が、一般財源にもぎとられようとしていることに対して、真に必要な道路づくりはスタートしたばかりで、このために有意義に使用されるべきである・・・という結論にならなければおかしいですよ
つまり、見直しは慎重に行うべきであると結論づければ出題者の意図ぴったりではないでしょうか?


       

No.9237 RE:道路 投稿者:ゴッド 投稿日:2007/08/08(Wed) 08:44

たぶんさんへ!
そうですね。たぶんさんの言われるとおりですね。
怪しい背景に惑わされました。


       

No.9247 RE:道路 投稿者:田舎のサラリーマン 投稿日:2007/08/08(Wed) 10:30

私は、以下のように考えました。
厳しい財政事情より道路特定財源を含む特定財源の一部一般財源化の必要性
  ↓
道路事業の財源の圧迫
  ↓
道路事業の抑制
  ↓
道路特定財源の使い方の見直し
  ↓
「道路整備に対するニーズを踏まえ・・・・・真に必要な道路整備は計画的に進める」

 以上から背景としては、少子高齢化に伴う生産人口の減少や社会保障費の増大にともなう財政の圧迫や官製談合等反社会的行為の発生による国民の信頼の失墜。(公共事業に対する批判的な世論)
真に必要な道路とは、「道路整備は地域や利用者のニーズ、地形、自然環境、気象などの制約条件について考慮し、重視すべき機能を明確にした上で、地域に適した道路構造を採用する」(道路構造令)より、都市部と地方部に分けて考えました。
都市部では、慢性的な渋滞対策として、バイパスや環状道路の整備やTDMの導入。
地方部では、地域間格差や災害発生時のライフラインの確保のために、ローカルルールを適用した地域と中心部を連携する生活道路や災害に強い道路。
 以上です。「見直しに至った背景と考えられる事例」については、私は、見直しに至った、背景と考えられる事例と解釈しましたが?・・・・。


       

No.9427 RE:道路 投稿者:ころりん 投稿日:2007/08/11(Sat) 14:27

道路特定財源の成り立ちや、
もう、道路も大方できちゃったから、
いらないから減税しょうか?
もらっているもんだからもったいない、
一般財源にしちゃおう、
もう、道路って、そんなにいらないじゃん。
でもいる道路は、財源は、なーでもいいや、
新直轄でもいいや、いるんや。
猪瀬さんのことも少し書いたけど、
て、ことを書いた。


       

No.9545 RE:道路 投稿者:てんちゃん 投稿日:2007/08/14(Tue) 18:16

私は道路財源見直しは・・・
小泉内閣の骨太行政改革の一環として
郵政民営化や道路公団改革、道路特定財源・・・
その背景としては、
道路公団の不正問題
談合等による公共事業への不信感・・・
では、ダメですかね


       

No.9558 RE:道路 投稿者:ころりん 投稿日:2007/08/15(Wed) 08:30

消費税率のアップが国民の理解が得れない中での道路財源の一般財源への繰り入れは、はずれかな?

       

No.9591 RE:道路 投稿者:背景って 投稿日:2007/08/16(Thu) 12:57

私も思うのですが背景というのはやはりてんちゃんさん
の言うようなことではないでしょうか?
そういう背景のもと見直されたんではないかな?


       

No.9601 RE:道路 投稿者:ららら 投稿日:2007/08/16(Thu) 21:32

>9545、9591

それは、出発点のところの話。
出題者が求めているのは、その後の変化。
必要な道路は財源を確保して作るという方向でないと。
建設一般なら微妙だが、道路の問題なんだから。
9545さん、9591さんは、反対向いています。


       

No.9618 RE:道路 投稿者:背景 投稿日:2007/08/17(Fri) 09:24

出発点だから背景ってことでさらっと書き
あとは、真に必要な道路で自分の意見を述べれば
いいのではないかな。
別に反対は向いてない。
この問題自体が建設一般みたいで道路の専門問題としては
ちょっと違わないかとみなさん言われていたじゃないですか!


       


No.9323 一次試験 建設白書 投稿者:ゆうちゃん 投稿日:2007/08/09(Thu) 10:01 [返信]

一次試験で建設白書について、皆さんはどのような箇所が問題として関連すると考えていますか?
結構ボリュームが多いので、全てまる覚えるのは時間がかかります。皆さんの意見を教えて下さい。


       

No.9325 RE:一次試験 建設白書 投稿者:ラインハルト 投稿日:2007/08/09(Thu) 11:05

一例です。

昨年度までの二次試験の建設一般選択問題が、覚えるべき方向性として、非常に参考になると思います。
覚えるべき数値(数字自体は直近白書で確認)は、概ねこの当りが重要かと・・・
これだけで良いとは断言できませんが、二次試験の制度改正や昨今の一次試験を見てると、そのように思われる。
過去五年の問題を3回やれば、きっと余裕なはず。


       

No.9543 RE:一次試験 建設白書 投稿者:青い炎 投稿日:2007/08/14(Tue) 16:57

過去問を解いてみればわかると思いますが、
一次試験で国土交通白書はあまり関係ないと思います。

あえていうなら、第7章の環境関係のデータと、第5省の交通関係のソフト施策ぐらいじゃないでしょうか?

ガチンコ一次対策もはじめましたので、良かったらどうでしょうか?
http://hwm2.gyao.ne.jp/gachinko/ichiji.html


       

No.9595 RE:一次試験 建設白書 投稿者:APEC 投稿日:2007/08/16(Thu) 14:00

一次試験は、「大学で教えていないことは出題しない」ことが原則的ルールになっています。(部門によってはけっこう積極的にトピック的出題を入れますが)
ですから、国土交通白書の内容を大学で教えていれば出題されますし、そうでなければされません。
で、そういう出題はされるかというと、ほとんどされないと思っていいでしょう。
もしされているように見えても、それは白書からの出題ではなく、教科書に載っている内容が白書にも載っていたというだけで、白書が出典になったりはしないはずです。

一次試験で求めているのは見識や社会経済理解などではなく、JABEE認定高等教育機関で教えている内容を知っているかということだけです。
大学を受けるにあたり、高卒生と同等の学力があるかどうかを試すために大検がありますよね。それと同じで、JABEE課程修了生と同等の学力を確認するのが一次試験だと思えば間違いないでしょう。