8. 地下掘削部の地下水位を低下させる地下水位低下工法に関する記述として、正しいものをa〜dのなかから選びなさい。 a. 地下水位低下の目的として、掘削現場内をドライな環境にして作業性を向上させることと、掘削部周辺の地下水が持つ水圧を低減して盤ぶくれやボイリングを防止することがあげられる。 b. ウェルポイント工法は、ワェルポイントと呼ばれる小口径の吸水パイプを、ジェットを用いて地中に挿入し、これに真空庄をかけて地下水を吸引、排水する工法であり、透水性の比較的小さいシルト質の地盤では適用できない。 c 釜場工法は、基本的に掘削底面に湧き出してくる地下水を釜場に集めて排水するものであり、現場内の地下水位を十分低下させることができる工法である。 d.ディープウェル工法は、比較的透水性の高い砂地盤や疎地盤に適用すると広範囲の地下水位を大きく低下させて、現場周辺の井戸枯れや地盤沈下などの問題を引き起こす。このため、比較的透水性の小さい地盤での適用例が多い。 (出典:『入門シリーズ地下水を知る,(地盤工学会),平成20年5月」)
a. 地下水位低下の目的として、掘削現場内をドライな環境にして作業性を向上させることと、掘削部周辺の地下水が持つ水圧を低減して盤ぶくれやボイリングを防止することがあげられる。
b. ウェルポイント工法は、ワェルポイントと呼ばれる小口径の吸水パイプを、ジェットを用いて地中に挿入し、これに真空庄をかけて地下水を吸引、排水する工法であり、透水性の比較的小さいシルト質の地盤では適用できない。
c 釜場工法は、基本的に掘削底面に湧き出してくる地下水を釜場に集めて排水するものであり、現場内の地下水位を十分低下させることができる工法である。
d.ディープウェル工法は、比較的透水性の高い砂地盤や疎地盤に適用すると広範囲の地下水位を大きく低下させて、現場周辺の井戸枯れや地盤沈下などの問題を引き起こす。このため、比較的透水性の小さい地盤での適用例が多い。
(出典:『入門シリーズ地下水を知る,(地盤工学会),平成20年5月」)