過去ログ倉庫No.114


No.27519 最近受験者さんからの質問が少ないですね・・・ 投稿者:胡椒 投稿日:2011/06/25(Sat) 09:24 [返信]

「調べもせず」等の厳しい回答が多いからなのでしょうか?それとも、もう最後の追い込みで、
質問等はないからでしょうか・・・

最近のこの掲示板は、「既」技術士の掲示板になった感もあります。

受験者の皆様、最後の追い込みだと思います。がんばってください。

今年の建設一般の予想問題
1)環境保全・多様化・自然調和:個人的には本命
2)住民合意・住民参加・アカ:ワークショップ系であるかも
3)地方再生:前にでたのでちょっとないかも
4)安心・安全、災害:震災があったから本命すぎてないかもしれない
5)国際化:昨年でた
6)品質確保・ミス防止:穴

個人的には、本命:環境、対抗:住民、穴:災害、大穴:品質だと思っています。


       

No.27522 RE:最近受験者さんからの質問が少ないですね・・・ 投稿者:カワズ 投稿日:2011/06/25(Sat) 10:46

 概ね、胡椒さんの意見と同一ですが、私どもの本命として、比較的出題周期の短い、維持管理がらみの問題を挙げておきます。
 また、災害がらみの問題はかなり怪しいですが、昨年も出題されておりますし、どちらかといえば、原発事故から、エネルギー、省エネ等の問題が出題されるかもです。
 いずれにせよ、試験まで後40日です。みなさん悔いの残らないようスパートをかけてください。


       

No.27525 RE:最近受験者さんからの質問が少ないですね・・・ 投稿者:シャトル 投稿日:2011/06/25(Sat) 23:42

今年、受験を予定している者です。
震災関連で異動もあり、あまり勉強できていませんがせっかくなので受験しようと考えています。
建設一般の予想ですが、震災関係は明確な答えが薄いという理由にて、今年は見送りという意見が多いようですね。しかしながら、個人的には最もトピックスであり、今後、建設部門の技術者として最も注視しなければならない事柄と思います。
胡麻さんの予想ですが、環境保全、多様化、自然調和について、もう少し詳しく知りたいのですが。
環境保全の意とするところは何となく分かりますが、多様化と自然調和の意とするところが分かりません。できれば、この予想が本命と思われる背景を教えてくれませんか。もしかして、生物多様性条約が背景ですか。よろしくお願いします。


       

No.27577 RE:最近受験者さんからの質問が少ないですね・・・ 投稿者:なんとなく 投稿日:2011/07/03(Sun) 18:24

近年、有償・無償の受験指導が充実し、かつ各種書籍等情報が氾濫しているからかもしれません。

       


No.27480 社会環境管理について 投稿者:めざせ総監 投稿日:2011/06/15(Wed) 12:44 [返信]

今年、総監を受験予定です。
択一(社会環境管理)の対策について青本のみでは
不十分だと考えています。
どのような書籍またはサイトが参考になるでしょうか。


       

No.27485 RE:社会環境管理について 投稿者:ひこにゃん 投稿日:2011/06/15(Wed) 18:59

エコ検定の本が参考になりましたよ。

       

No.27576 RE:社会環境管理について 投稿者:めざせ総監 投稿日:2011/07/03(Sun) 16:04

ひこにゃん様
御礼が遅くなり申し訳ありませんでした。

エコ検定テキストの内容を見てみました。
参考になりそうです。

最近は環境関連法規改正に関する出題が多いような
気がします。
環境関連法規改正に関する内容をまとめてあるサイトを
知っている方がいれば教えてください。
自分で調べてみたのですが判りやすくまとまっている
サイトがありませんでした。

ここ数年の社会環境管理の問題を解いてみたのですが
ほとんど正解できなく、あせっています。


       


No.27537 今年の総監問題 投稿者:ヤンマー 投稿日:2011/06/27(Mon) 22:08 [返信]

やっぱり、防災や地震関係についても考えておくべきでしょうか?

       

No.27541 RE:今年の総監問題 投稿者:総監下水道 投稿日:2011/06/27(Mon) 23:27

大震災から続発した事象、特にフクシマ。
リスクマネジメント
これにつきるとおもいます。


       

No.27552 RE:今年の総監問題 投稿者:ヤンマー 投稿日:2011/06/28(Tue) 23:12

安全管理でくるでしょうか?
リスクアセスメントとか?

あまりにも安直過ぎるかと?
でも、おさせておきたいことは確かですね。


       

No.27553 RE:今年の総監問題 投稿者:ひこにゃん 投稿日:2011/06/29(Wed) 00:00

意外とCSRについて出るかも

       

No.27560 RE:今年の総監問題 投稿者:ゴロくん! 投稿日:2011/06/30(Thu) 10:13

私は、原発にからめて「あちら立てれば、
こちら立たず」のトレードオフ対策のような
気がします。
H17にもトレードオフが出て、そろそろ出る
頃かと思っています。
でも、皆が出ると思っていることって
なかなか出ないんですよね!


       

No.27575 RE:今年の総監問題 投稿者:ヤンマー 投稿日:2011/07/03(Sun) 11:53

みなさんありがとうございます。
CSRにトレードオフですか。SCMはどうでしょうね?

世界的にあちらこちらの工場が止まったり、生産調整を余儀なくされたりと話題なような感じもします。

何をどのように勉強したら良いのか、ここにきて本当分からなくなってきました。


       


No.27572 改正PFI法が成立したみたいです 投稿者:ともとも 投稿日:2011/07/02(Sat) 20:01 [返信]

3/11(地震のまさに当日の午前)閣議決定。5/24衆院本会議で可決。6/1公布とのことです。

民・自・公による政治の混迷がやたら延々と続いている風ではありますが、動いている部分はちゃんとあるみたいです。

今回の地震を受けて、復興費用の捻出のためにPFI方式が有力視されており、その中でもコンセッション方式が注目されています。
これまでPFIといえば病院や火葬場、刑務所といったハコ物の建設が中心でしたが、実際うまくいっていない例が多かったと思います。
コンセッション方式とは、たとえば水道事業の施設を官が保有したまま民間運営会社に貸与し、民間会社が事業を運営していく、官は株主として限定された項目「だけ」(この、だけってところが重要。限定的に口出しできる範囲を定めて恣意的な指導をなくす)に株主として口出しをして、他は民間が長期間にわたって運営するという方式です。水道では加西市の検討事例が最も進んでいるみたいです。
この方式が導入されれば、水道、下水道にとどまらず、もしかすると自治体業務そのものの民間運営につながっていくかもしれない画期的な考え方です。

建設一般で、今後の復興(公共事業)の方向性について問われたとき、コンセッション方式も含めた公共の運営ってのが結構重要なキーワードになるかと。

以上参考まで。
勉強してますか(^^)?

参考サイト
http://www.cao.go.jp/houan/doc/177-2gaiyou.pdf
http://www.ito-kazuo.jp/archives/index.php?e=92
http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/28pppt/index.htm
http://www.city.kasai.hyogo.jp/04sise/28pppt/img/100511/100511a.pdf
http://www.pppschool.jp/article/13242379.html


       

No.27573 RE:改正PFI法が成立したみたいです 投稿者:ともとも 投稿日:2011/07/03(Sun) 10:43

追記です。
今まではPFIの言い出しっぺは行政側でしたが、今後は民間側が「こんなPFIどうですか」と提案できるようになり、そしてそれに対してちゃんと返答する義務が生じるそうです。

やる気のない行政側には迷惑千万ですが、やる気のある行政にはかなりいい制度でしょうね。


       


No.27555 アセットマネジメント 投稿者:akr 投稿日:2011/06/29(Wed) 09:45 [返信]

最近、アセットマネジメントという言葉を聞かなくなってきたように思います。
むしろ、”長寿命化”のほうが良く耳にします。
政府の今後の方針は、アセットマネジメントではなく、長寿命化なのでしょうか?


       

No.27556 RE:アセットマネジメント 投稿者:山男 投稿日:2011/06/29(Wed) 12:05

アセットマネジメントは、寿命を延ばすためでもありますよね。

       

No.27557 RE:アセットマネジメント 投稿者:すぱいす 投稿日:2011/06/29(Wed) 23:14

2011/06/29(Wed)さんにお聞きしたいのですが、アセットマネジメントを聞かなくなったというのは何をもって言われるのでしょうか? 素朴に聞きたいのですが。

       

No.27558 RE:アセットマネジメント 投稿者:akr 投稿日:2011/06/30(Thu) 08:28

山男様

返信ありがとうございます。
おっしゃるように、アセットマネジメントの1つとして長寿命化があると思います。しかしながら、最近の傾向はアセットというよりは、予防保全型の長寿命化がピックアップされているように思います。



すぱいす様

返信ありがとうございます。
何をもってとのことですが、、、
業務においてもそうですが、雑誌や国土交通白書、社会資本整備重点計画などです。
私が見落としているだけかも知れませんが、最近はアセットというよりは長寿命化の傾向にあるように感じ取れます。
すぱいす様は、最近、業務上あるいは雑誌や施策において、”アセットマネジメント”を耳にしますでしょうか?
その場合、具体的な資料等を教えて頂けると助かります。建設一般の試験対策で”アセットマネジメント”を入れようか迷っています。


       

No.27561 RE:アセットマネジメント 投稿者:シマテツ 投稿日:2011/06/30(Thu) 10:17

上下水道部門のシマテツといいます。
疑問点の回答になっているかは分かりませんが、
「アセットマネジメント手法を用いて長寿命化、延命化を図る」と理解すれば、分かり易いと思います。

上下水道事業では、アセットマネジメントはよくつかわれています。


       

No.27562 RE:アセットマネジメント 投稿者:管理技術者 投稿日:2011/06/30(Thu) 11:24

業務においてもよく出てきますが?
橋梁、公園土木構造物・施設やら水道事業でも
仕事がない分むしろアセットに名を変えたほうが
仕事として発注しやすい分野だと思います。
どうもアセットと長寿命化を区別しすぎて
捉えられているように感じますが。
ビジョンと抱き合わせてアセットを出されることも
多くそれはあまりにケチり過ぎ!


       

No.27563 RE:アセットマネジメント 投稿者:яyο- 投稿日:2011/06/30(Thu) 13:29

akrさん

 確かに、最近私も前ほどはアセットマネジメントという言葉を聞かなくなりました。それは、新聞や専門雑誌等においてです。ですが、他の方が言われているように、煩雑に使っている分野もありそうですね。私の周りであまり言わなくなっただけなのかもしれません。言葉の問題はさておき、現在の我が国における社会資本の方向性は、やはりアセットマネジメントだと思います。

 単なる長寿命化は、<ただ寿命を延ばせば良い。とりあえず、お金もないし長寿命化しておこう>ということだと思います。それに対し、アセットマネジメントは、更新するのかそれとも長寿命化するのか、どれくらいの金額をかけるのか等を、将来の需要に照らし合わせて資産管理していくことです。当然予算の配分も管理します。

 今現在は、国も自治体も本当に予算がなく、震災もあったので、とりあえずの長寿命化に走っているのかも知れません。ですが、それは問題の先送りにしかなりません。やはりあるべき姿は、体系的に管理していくアセットマネジメントだと思います。ですので、試験対策としてアセットマネジメントは外せないと思います。今現在ある社会資本のストックを効率的に管理・維持更新していくことは、現在の我が国において大変重要な事項だからです。


       

No.27566 RE:アセットマネジメント 投稿者:すぱいす 投稿日:2011/07/01(Fri) 00:55

akrさん名前を間違えまして申し訳ございません。(日時を書いてしまいました)
 上下水道に限って言いますと上水道ではセットマネジメント、下水道では長寿命化あるいはストックマネジメントまでの話が多いようです。昨年上下水道の下水道部門のほうで長寿命化の課題が出題されています。


       


No.23886 応用理学部門 物理及び化学 投稿者:ナノ君 投稿日:2010/08/09(Mon) 14:54 [返信]

来年度、応用理学部門 物理及び化学で受験いたいと考えています。応用理学部門は地質がメインで物理及び化学受験生、合格者も少なく、情報が入手できません。通信講座も応用理学部門があっても地質の講師で、適正な指導が期待できません。

 お勧めホームページ、関連情報があれば、教えていただけないでしょうか?

 物理及び化学 受験生及び合格者の方はいらしゃるでしょうか?


       

No.23887 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:おうよ 投稿日:2010/08/09(Mon) 15:03

今年の受験生ならいますが・・・

       

No.23892 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:ナノ君 投稿日:2010/08/09(Mon) 16:04

おうよさま

 今年の受験生なら、なお歓迎です。

 お勧めページなど教えていただけないでしょうか?

 本年度の問題についても教えていただけないでしょうか?

 口答試験頑張ってください。
 今後ともよろしくお願いします。


       

No.23901 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:おうよ 投稿日:2010/08/09(Mon) 18:58

勉強法・・・

ないんじゃないですかね。
物理だけでも激しく広いですしね。

特に勉強してないです。

午前中に600字で3枚書いただけで
右手が痛くなりまして、午後に6枚の解答
用紙が配られてクラクラきました。
実際、書き続けることができなくて休みました。

勉強じゃないですけど、ワープロに慣れた
体をリハビリする必要がありますね。


       

No.23921 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:Plasma 投稿日:2010/08/09(Mon) 23:02

数年前に物理及び化学で合格しました。
日経エレクトロニクス、ものづくり、エコロジーなどの雑誌を1年分読んで、技術のトレンド、課題などを把握して、自分なりに説明できるようにしました。
範囲は広いですが、業務と関連付けたり、身近な問題として考えると比較的覚えられますよ。
頑張ってください!


       

No.23952 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:おうよ 投稿日:2010/08/10(Tue) 11:28

ご希望がありましたので、今年の 物理及び化学 の選択科目をお教えします。
ハンマーセッションを見ながら一発打ちで入れてますので、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。

物理で勝負する場合、T−1−1、T−1−3、1−1−5あるいは6のいずれか の3問でいけるでしょう。
T−2についても、T−2−1あるいは3が比較的容易に解答可能と思われ、今年は物理屋に有利な設問でした。

なお、午前の必須科目については、図表が多くてドラマ見ながら入力できないのと 他の人が入れてくれるんじゃないかな〜 と思うので、パスします。



選択科目【17−1】物理及び化学

T 次の2問題(T−1、T−2)について解答せよ。

T−1 次の6設問のうち3設問を選んで解答せよ。(設問ごとに答案用紙を替えて解答設問番号を明記し、それぞれ1枚以内にまとめよ。)

T−1−1 半導体集積回路の製造に用いられる光リソグラフィー技術について、その原理と装置の概要を説明せよ。また、加工可能な最小線幅を決める物理的要因を述べよ。

T−1−2 大気中の温室効果ガスの検出法を1つ挙げ、その原理を説明せよ。また、取り上げた検出法の長所と短所を述べよ。

T−1−3 周期ポテンシャル中の1電子の波動関数に関するブロッホの定理について、1次元系を例にとり、説明せよ。また、この定理から導かれる重要な現象を1つ挙げて説明せよ。

T−1−4 薄膜の作製方法を2つ挙げ、その方法に用いられる原料、薄膜の形成過程、薄膜の特性などを説明せよ。また、その作製方法の特徴を比較せよ。

T−1−5 有機化合物の分析法の1つに核磁気共鳴分光法がある。核磁気共鳴分光法の原理を述べ、その特徴と問題点を挙げよ。

T−1−6 導電性を示す高分子材料には、大きく分けてイオン導電性のものと電子伝導性のものの2つのタイプがある。それぞれについて導電性が発現する機構を説明せよ。次に、それぞれの材料に適した用途を述べよ。


T−2 次の3設問のうち1設問を選んで解答せよ。(答案用紙を替えて解答設問番号を明記し、3枚以内にまとめよ。)

T−2−1 2011年7月に、地上波テレビ放送はすべてデジタル化される。
従来のアナログ放送では、主にVHF帯の周波数の電波を利用していた。
デジタル放送ではUHF帯の電波を用いる。
この周波数の違いによって、テレビ放送を受信する場合に起こりうる障害に関して、2つ例を挙げて説明せよ。
また、それらの障害を解決する方策に関して意見を述べよ。

T−2−2 石油・石炭・天然ガスといった化石燃料には、エネルギー源のほかに有機化学品・高分子材料の原料という重要な役割もある。
それらの材料の利便性を放棄することなくポスト化石燃料時代を迎えるには、生産プロセスの転換が求められる。
これについて以下の問いに答えよ。
(1)化石燃料から得られる有機化学品・高分子材料を1つ挙げて、その分子構造を示し、生産プロセスを説明せよ。
(2)化石燃料がない場合に(1)で挙げた材料を得るための原料とプロセスを提案せよ。
その際の問題点を指摘し、その解決策を述べよ。

T−2−3 太陽電池の原理を説明し、再生可能エネルギーを用いたその他の発電法と比較して、その特徴を述べよ。
さらに、発電効率を高めるための改良点について述べよ。

以上


       

No.23961 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:ナノ君 投稿日:2010/08/10(Tue) 13:14

おうよさま

本年度の問題、ありがとうございました。

 電気系出身ですが、半導体プロセスに従事していましたので、比較的解答しやすい問題が数問あります。

来年は応用理学部門 物理及び化学で挑戦したいと思います。

Plasmaさま

アドバイスありがとうございます。
業務に関連する知識を広げながら、紹介いただいた雑誌などを今まで以上に深く読んで、トレンドをチェックしていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。


       

No.23988 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:Plasma 投稿日:2010/08/10(Tue) 20:56

ナノ君さま

私も電子系出身で、半導体プロセス、電子材料が専門です。勉強方法は、以前ブログに書きましたので参考にしてください。
http://pro-engineer.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-fabd.html
何かありましたらメールしていただければと思います。
がんばって下さい!


       

No.24059 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:ナノ君 投稿日:2010/08/12(Thu) 07:36

Plasmaさま

ブログ紹介、ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
ブログの弁理士菅直人 のネタ良かったと思います

今後ともよろしくお願いします。


       

No.24259 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:Vincent 投稿日:2010/08/29(Sun) 17:06

勉強法の追加版です。
@雑誌ニュートンは有用です。
 別冊の太陽電池特集読んでいた方は、問題T−2−3は楽勝だったと思います。
A日本経済新聞(朝刊)の、
 日曜日の「サイエンス」のページと、
 月曜日の「科学技術」のページ は役に立ちます。
B電車通勤の人にお勧めは「iPad」。
 技術の資料はどんどん入れておいて、電車で読めます。発売があと半年早かったら…と悔やんでいます。


       

No.24272 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:おうよ 投稿日:2010/09/01(Wed) 08:02

9月になりましたね。

筆記試験の合格発表までまだ2ヶ月近くありますが、その頃は忙しくなっていそうなので、技術的体験論文にかけられる時間は少なそうです。
受かっていればの話ですが。

私の場合 研究職ではないので、応用理学部門(物理・化学)の技術士としてふさわしい体験とはどのようなものか悩んでしまいます。
問題解決の過程として理学的思考はあるものの、全体ストーリとして捉えてみると、機械・電気・情報処理に関わる技術的話題が大きなウェイトを占めてしまい、理学的話題が薄まってしまう気がします。

獲らぬ狸の皮算用ですけどね。


       

No.24278 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:Vincent 投稿日:2010/09/04(Sat) 15:18

私も秋以降が忙しくなりそうなので、
同じく皮算用ではありますが、体験論文の下書きを始めました。
自分の専門は材料屋のため、化学部門との違いを出さなければならないと思っています。
受験の手引に「…、光学、…、…」と記載されていることを利用して、「光」の用途をアピールしてみるつもりです。
技術の中味は化学そのものですが…。
(出願書類には「光学材料」専門と書きました)。

その場合、口頭試問において「光学」の知識を試されることが予測されますので、
これから勉強しなくっちゃ、と思っています。

ナノ様へ:
論文試験はおうよ様から紹介されているとおり、
「原理」(物理的な原理)を問われることが多いです。
たとえば本年の「核磁気共鳴」について、
もしこれが化学部門で出題されたら「構造解析手法を述べよ」になると思いますが、
応用理学部門では物理的原理が問われたということが特徴です。
現代の機器分析は、物理学と光学を駆使していますので、この部門においては要マークですね。
過去の出題で「フーリエ変換」がありましたが、
機器分析ではフーリエ変換が多用されいることが出題背景の1つだと思いました。


       

No.24756 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:Vincent 投稿日:2010/10/29(Fri) 20:12

論文試験は合格いたしました。
皆様の、この短信コーナーには励まされました。
とても感謝しております。

口頭試験へのアドバイスのお願い:
物理&化学は、そもそも何が出題されるのか予測がつかない学際的な部門・科目であることに加えて、
「口頭試験」の内容がよく分からないのです。
もし何か状況をご存じであれば、些細なことでもなんでも、
教えていただきたく、よろしくお願いいたします。


       

No.27374 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:VINCENT  投稿日:2011/05/30(Mon) 22:00

「物理及び化学」志願の方々へ:

ちょっと前の古い記事への応答です。

「物理及び化学」は、何が出題されるかわからない、多岐で学際の領域なのですが、
昨年の受験において私の予想はだいぶ的中してしまいました。
もしご希望でしたら、そのリストをお送りします。

それとは別に、本年は念のために、時事問題:
1.例の件
@放射性物質の定量法
A放射線の測定法
B放射性物質の除害法
2.ノーベル賞の話題
@クロスカップリング反応
Aグラフェン
などについては心得ておいた方がよいと思っています。

昨年の繰り返しになりますが、
「原理を述べよ」「機構を述べよ」が最初に来ますので、
くれぐれも原理を書けることを心がけてください。

それから、午前中だけで手がしびれてしまいますから、
自筆で楷書を書くトレーニングはとても大事です。
アンメルツヨコヨコを持参することも必要です。

難しい科目ではありますが、ご健闘をお祈りします。


       

No.27526 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:ナノ君 投稿日:2011/06/26(Sun) 11:43

VINCENT様

アドバイスありがとうございました。
今年は応用理学部門 物理及び化学で受験します。
今後ともよろしくお願いします。

震災・原発などについても対応できるよう、準備していきたいと思います。特に必須問題は地球物理・化学、地質とも共通なので、震災に関する問題も考えていかないといけないと考えています。


       

No.27545 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/06/27(Mon) 23:57

出題予想アイテムを、APECさんにアップしていただきました。
(→各部門の部屋)

エクセルの表ですので、もし参考になりそうでしたらご自由にご使用くださいませ。

話は変わって応用理学部門の必須科目は、
通例、図表がたくさん掲載されますので、
図表類を自分なりに解析(電卓を駆使)したうえで自分の意見を述べることをお奨めします。
(もちろん、出題者が意図していると思われることは、記述しておいた方が無難です)。


       

No.27554 RE:応用理学部門 物理及び化学 投稿者:ナノ君 投稿日:2011/06/29(Wed) 01:29

VINCENTさま
 APECさんのHPからダウンロードさせていただきました。
ありがとうございました。


       


No.27492 技術士を取ってから何をするのか 投稿者:おっさん 投稿日:2011/06/18(Sat) 18:17 [返信]

技術士を早くとって技術者としてのモチベーションを高めることは必要なことです。

しかし、技術士は取得してから何をするのかが一番大切でしょう。法1条で掲げるとおり、我々は技術士を取ること(資格を維持すること)が目的ではありません。

ですので、資格価値を高め、その恩恵にあずかろうという姿勢についても、そのこと自体を否定するものではありませんが、あるべき姿とはいえません。(それに食える資格など世の中にないに等しいです・・・。一方、資格を取らせたい(受験者を増やしたい)勢力は多いのでしょうが・・・。)

技術士取得後は、その真摯で積極的な活動と相まって、住民とのコミュニケーションに努めること。それが技術士の価値を高める正しい道でしょう。それこそ道理と思います。

仕事や家庭を今より僅かでも「よりよくする」ために考え行動する。皆がそう考えたら、子供の世代はもっとよい社会になるはず。まぁ、えらそうにいってもそれはなかなかできないことですが・・・。


意見が欲しいわけではないので。でも異論反論がありましたら・・・。


       

No.27503 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:ばるぼーあ 投稿日:2011/06/21(Tue) 12:52

おっしゃる通りです。この題材に便乗して問題提起させていただきます。
技術士を目指すものとして、昨今の地方建設コンサルタントの「名ばかり技術士」に憤りを感じます。
技術士は、その技術力を持って社会に貢献する立場であり、それ相応の技術力がある「はず」にもかかわらず、検討や協議用資料は下請け任せ、協議に持って行っても理論的に説明ができず(任務遂行能力の欠如)山のような宿題をもらってこれまた下請け丸投げ、揚句に没案や検討事項については形に残らないので費用は出せない(下請法に抵触)といった、技術士以前に技術者としても失格な技術士、多くないですか?
下請けの手前、大きく出られないのですが、少なくないと思います。
既に技術士になられた方はここを見られることはあまりないかもしれませんが、もう一度技術士の存在意義を考えてほしいと思います。


       

No.27504 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:XXX 投稿日:2011/06/21(Tue) 13:57

おっさんのおっしゃることは技術士じやなくても実践すべきことだと思います。
技術士になれば個々の技術士が自己の目標のためにやりたいこと、やらなければいけないことをすればいいのではないでしょうか。
逆にしてはいけないことは、その知識を悪用しない、立場を悪用しない。くらいかな。
これだと当たり前すぎてだめですかね。
日ごろからよく考えてる意見ではなく、おっさんの意見を拝見して思ったことです。失礼しました。


       

No.27505 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:XXX 投稿日:2011/06/21(Tue) 14:07

技術士の存在意義も考えました。
過去のある時期に試験に合格する知識があったとの証明を持って科学技術に関する判断を下すことだと思います。
その判断を技術士以外でも下せる人がいるでしょうが、判断できない人を排除するために技術士という存在はあると便利です。
逆に言えば技術士は試験に合格しましたがそれ以上のことは個人任せで技術士でも有利な打ち合わせと交渉が出来る人と出来ない人がいます。中には自分は技術士だから自分の判断がどこでも技術士以外の判断より優先されると勘違いしてる人もいます。
そんな人が減るように技術士はどういった存在なのか文部科学省に教育してもらう機会があってもいいかもしれません。


       

No.27506 技術士の質のバラツキ・・・ 投稿者:PMP(☆虎) 投稿日:2011/06/21(Tue) 18:05

ある意味永遠のテーマですね。

「業務独占」ではなく「名称独占」なだけに「志」が大切なのでしょうね。

ある集団の質の分布を分析するとします。
さいころの目のように正規分布するとは限りませんが

技術士取得者の質も正規分布であるかは不明ですが
「質のバラツキ」は必ずあります。

正規分布していれば±1σに母集団の約68.3%が含まれ、
±2σに約95.4%が、±3σに99.7%が含まれます。
(±3σから外れるのは0.3% いわゆる千三<せんみつ>)

その母集団をある指標でいくつかの集団に分けると
ある集団の平均値は高く、バラツキも少ない集団があるでしょうし、
ある集団は平均値も低く、バラツキの多い集団もあるかもしれません。

ただ、何を持って指標とするのかは悩ましいところでしょう。

しかし、技術士に関わらず、常に「バラツキ」は存在します。

志の低い技術士はそのような集団に属しているだけのことです。

マイナス側に分布しないように研鑽しましょう。
マイナス側の技術士はそんな程度だと割り切らないと
自分のモチベーションも下がります。

「資質向上」「継続研鑽」を考えて行動することが
自分の技術士としての質を高めることになります。

とはいってもその実践は中々難しいですね。


       

No.27507 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:ひこにゃん 投稿日:2011/06/21(Tue) 21:54

私の場合は技術士を取ったことで多少なリともプライドができたせいか、技術士の名に恥じない知識を身につけるために取得前より専門書での勉強時間が増えました。また、今まで以上に技術者倫理についても考えるようになりました。現役の技術士は大半がそうなのじゃないですかね。
そもそも、現役技術士で資質向上に努めず職業倫理に著しく欠ける人なんてほとんどいないんじゃないですかね。


       

No.27508 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:時代おくれ 投稿日:2011/06/21(Tue) 22:11

モチベーションを高めると言うより、取得して20年も経つとモチベーションを維持することが課題です。
もう、おじさん技術士は後輩に道を譲ります。


       

No.27511 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:ベッコ王子 投稿日:2011/06/22(Wed) 09:14

小生も資格取得前は「取ってから何をするのか?」とも思ったこともありました。
しかし取得後は想像以上に豊かな人生が待っていました。
職務における責任ある立場、クライアントからの接しられかたの変化。
それよりもまして、多種の研修団体に所属し、人脈が広がり知見が広まりました。
弊社の技術士をみていても確かに「質のバラツキ」はありますが、志の違いで人それぞれだと思います。
SUKIYAKI塾で添削指導や、セミナーでコメントさせてもらったり、豊かなライフワークを過ごしています。
最近は「継続研鑽CPD」のポイントも業務受注における評価点に加味されるようになりましたが、それより自分の技術士としての質を高めることが必要です。
それが数年前、口頭試験で試験官に約束したことだと肝に銘じています。


       

No.27512 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:薩摩親父 投稿日:2011/06/22(Wed) 13:09

私は地方コンサル(100人程)に努めていますが、
現時点で最年少の技術士です。
資格取得まではそれ自体が非常に大きい目的でした。
しかし、取得して三ヶ月が過ぎ、業務への取り組み姿勢は変わったように感じます。
それは苦労して手に入れた技術士という称号を墜としたくないという気持ちが強いかもしれません。
「何だ、技術士ってこの程度か。」と、顧客からも思われないような成果を残さなければいけないというプレッシャーも感じています。
「さすが技術士!」と感動され、社会貢献できるような成果を残すためにも資質向上に努めていかなければいけないと思っています。
社内からは「若僧のくせに、、、」という声も若干あるようですが、それを跳ね返すためにも技術士の名に恥じない成果を残し続けないといけないと感じています。そういう意味では、取得前よりも仕事への責任感は倍増していると思います。


       

No.27517 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:おじちゃん 投稿日:2011/06/24(Fri) 12:38

既技術士です。

>私は地方コンサル(100人程)に努めていますが、
>現時点で最年少の技術士です。

この2行目の文章は必要でしょうか?
「どうだ。俺はすごいだろう」という奢りのようなものが文章から滲み出ています。

>社内からは「若僧のくせに、、、」という声も若干あるようですが・・・

このことも、2行目の文章から納得です。言動や行動の端々に、それが現れているのではないでしょうか?周りの方々もそれを感じ取っているようですね。
「技術士を取ってから何をするのか?」。仕事への責任感が倍増するのも結構ですが、周囲の方々への配慮を今一度見直す必要がありそうですね。人間的にも、素晴らしいと言われるような技術士になって下さいね。
 もちろん、このような文章を書き込んだ私も含めてですが・・・。


       

No.27520 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:受験マニア 投稿日:2011/06/25(Sat) 09:28

私が取得できた年齢は51歳。
技術士として現役で技術提供できるのは、高々10年程度です。
それに対して、若年技術士はその数倍の期間、公的倫理観・責務、多面的な視点を備えた技術提供が可能です。
国や国民もそのような人材や技術士制度を望んでいるのではないでしょうか・・・・・??


       

No.27521 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:яyο- 投稿日:2011/06/25(Sat) 10:00

 私には、薩摩親父さんは『私は若くして技術士を取った。若いからと言って知識や経験が不足していたのでは、技術士として恥ずかしい。だから研鑽します。』と言っているように読めます。自慢しているようには読み取れません。

 <若造のくせに、、>と言われていることに関しては、資格よりも経験を重視している年輩の方が、『ふん、技術士なんて、結局紙の上だけの試験さ。』と言っていて、バカにさている。だから、私は紙の上だけの資格と思われないように、頑張る。と言っているように読み取れます。


       

No.27524 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:セコハン 投稿日:2011/06/25(Sat) 19:29

今後の数十年で日本の人口が1億人を切って、
急速に8000万人時代に向かってゆくという将来予測を勘案すると、
技術立国を維持するためには「科学技術教育」によって、
少しでも多くの若者に理科系に興味を持ってもらい、育成してゆくことが大事なことだと考えています。
(その内容は、工業に限ることなく、農林水産業なども含めて、文系以外のすべての技術)

そこにおいて技術士は、今後は科学技術教育にもおおいに寄与すべきであると考えます。

その対象は、すでに大学に入学している人では(理系文系が決まっているので)遅くて、
高校の2年生以下、できれば中学生、小学生から理系に興味を持ってもらうことが大事だと思います。


       

No.27528 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:薩摩親父 投稿日:2011/06/26(Sun) 18:08

小生のコメントに対してレスを頂き、驚いております。
>おじちゃん様
アドバイスとして受け止め、驕ることなく、人間性で仕事を任せてもらえるような技術者を目指していきたいと思います。
>яyο-様
まさしく「紙面上の資格じゃねぇか。」と酒の席で言われました。
技術士となった以上は、「若いから」という言い訳は出来るだけ使いたくありませんし、
使う必要がないように毎日勉強していきたいと思います。

推測に過ぎませんが、若年技術士の皆さんは同じような悩み・想いを持って仕事に臨んでいるのではないかと思い、コメントさせていただきました。
ありがとうございました。


       

No.27529 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:管理技術者 投稿日:2011/06/27(Mon) 13:06

現時点で最年少技術士!
若年であればあるほどそれくらいは、言ってみたく
なっても当然でしょう。
それくらいの自慢くらい人間らしくていいと思います。
逆に毎年、最年長技術士合格者もよく話に出ていますがそっちの方が凄いことにも思います。
ボケ防止で片付ける以上の何かを感じます。


       

No.27546 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:CNK 投稿日:2011/06/28(Tue) 02:22

セコハン様の意見に関連しまして、
技術士会九州支部の青年技術士交流委員会では、小学生を対象とした自由研究教室を夏休みに企画し、工場見学や実験、体験教室等を行っているようです。今年で4回目だそうです。
技術士会員でなくても、45歳以下(自称)の技術士なら参加できるようです。

他の支部や本部では、こういう試みはされていないのでしょうか?


       

No.27547 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:マイコン 投稿日:2011/06/28(Tue) 10:05

技術士会の方でも下記委員会で科学技術コミュニケータを支援しています。
http://www.engineer.or.jp/cmty/kshien/ippan.html
また昨年から下記市民ネットワーク大学の賛助会員に登録し公衆の方への講習会も試行しており
中々好評とのことでした。
http://www.mitaka-univ.org/info/institution2.php


       

No.27548 RE:技術士を取ってから何をするのか 投稿者:エルエー 投稿日:2011/06/28(Tue) 13:25

>技術士会九州支部の青年技術士交流委員会では、小学生を対象とした自由研究教室を夏休みに企画し、工場見学や実験、体験教室等を行っているようです。

これのことかな?
http://www.engineer.or.jp/cmtee/shakai/reportf/report03.html

いいですね、こういう活動。
できれば一般メディアへの広報にももっと力をいれて広めて欲しいな。


       


No.27543 震災復興関連の参考資料 投稿者:イチロー 投稿日:2011/06/27(Mon) 23:41 [返信]

試験まで50日を切り,試験問題の予想を皆さん始めていることと思います。

そうした中で,震災に関する問題の出題を予想されている方も多いのでは
ないかと思います。

そのような方には,東日本大震災復興構想会議の6月25日公表資料が
参考になるかと思います。

http://www.cas.go.jp/jp/fukkou/#12


       


No.27381 技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:プチクレーマー 投稿日:2011/05/31(Tue) 21:49 [返信]

勤め先(建設・機械・電気・化学装置関連エンジニアリング業種)の社内技術士の方々を見ておりますと、「建設部門」の技術士さんは、手当もついて評価も高いのです。ところが、「電気電子部門」や「上下水道部門」等その他の技術部門を取得されております技術士の方々は、手当も出ず更には全くそれら技術士資格について会社から評価される事はありません。その何人かの方々からは、時間とお金もかけ苦労して取得されたとお聞きしたことがあるのですが、苦労のしがいは自己満足のみともとれるかと思ってしまいます。また、技術士さんの間では、技術士は「五大資格(医師、弁護士、公認会計士、弁理士、そして技術士)」の一つと言っておられるのを聞いた事もあります。しかし、医師等その他4つの資格者の中では、五大資格という言葉すら無く、どうやら五大資格という言葉は技術士さんの中だけで言われてる言葉とのことです。技術士制度では、技術者資格の中の最高権威の資格なのでしょうが、会社や世間一般では、ほとんど認知されてない資格であるというのが現実であろうかと?
おはずかしい事で恐縮なのですが、小生の過去の上司は、技術者でありながら(現場たたきあげの方だったからだと思いますが)技術士??それ何??という反応でした。
以上の事から、今の日本では、取得して意味のあるのは建設部門で、その他の技術部門は無くしてしまっても良いのでは?とも思います。
福島原発事故の件でテレビ等を見てましても、原子力工学専門の博士の方は出てこられますが、技術士「原子力部門」の方は見たことがありませんし、現場では原子炉主任技術者や電気主任技術者の方々ががんばっておられると聞きおよんでおりますが、技術士「原子力部門」の方々が現場へ入られたとかは日本技術士会の中でも聞いたことすらありません。
今後「技術士という資格のマイナーさ」が医師や弁護士のように世間に認知される時が来るよう祈っております。


       

No.27382 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:ひこにゃん 投稿日:2011/06/01(Wed) 01:03

私が勤める会社は建設コンサルタントなので、技術者は技術士か一級建築士を取得して初めて一人前扱いされるのですが、技術士というのはプラントエンジニア会社ではあまり評価されなく知名度も低いんですね。ちなみに、私の会社では上下水道部門、応用理学部門、環境部門の技術士も資格手当てをもらっていますが、総合技術監理部門と残りの部門は手当てをもらえません。
技術士は一部の業界でしか知られてないマイナーな資格なのですね。


       

No.27387 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:海抜ゼロ 投稿日:2011/06/02(Thu) 03:26

もともと、役人の天下りのために作られた試験の組織なので、他の国家試験と比べれば価値はひくいです。

       

No.27388 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:管理技術者 投稿日:2011/06/02(Thu) 08:26

今更こんな話がでること自体、マイナ−資格の表れでは?何十年間こんな状態で脱皮できずにいて建設コンサルタント以外では大して使い道もなく公共事業も減少で将来、現状より知名度が上がるとはさみしい話ですが思えません。

       

No.27390 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:電線男 投稿日:2011/06/02(Thu) 13:09

建設関係以外は、ほとんど、いや全く役に立たない資格です。


「技術士って何ができるの」と尋ねられたとき、
「強い倫理観を持って・・・職責を果たし・・・」
 なんて説明しても、よく解らないでしょう。


それでも、複数部門取得される方もいます。


マイナ-部門の方に対しては、失礼ですが、
自己満足的な動機で取得される方もいらっしゃるのでしょうか?


       

No.27392 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:CNK 投稿日:2011/06/02(Thu) 13:38

CNKと申します。
私は、建設関係以外の部門で技術士資格を役立てていらっしゃる方を複数知っていますので、建設部門以外は役に立たないという御意見には、疑問符がつくと思います。

業務独占にしてもらわないと役に立てることができない、というのであれば、それは資格云々の問題ではなく、個人の資質の問題ではないかと思います。


       

No.27393 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:夜の技術士 投稿日:2011/06/02(Thu) 17:34

ある飲み屋さんで若い接客担当の女性と名刺を交換したときに、「ワアすごい技術士ってどんな技術を持っているのですか」と言われて、「すごい技術もっているんだぞ。技術士なんて見たことないだろう」といったら「初めて見ました」と言っていました。

まあ一般の人はこの程度の認識で、よく技術士と書いてあるのを見つけたと思って感心してしまいました。

仕事で役に立つことはないし、この資格で飯は食って行けないとおもいますが、学会とかで大学の先生と会うとき少し役立つくらいですかね。


       

No.27394 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:ひこにゃん 投稿日:2011/06/02(Thu) 18:23

建設業界では持っていないと技術者として一人前扱いされない技術士も、他の業界での扱いはみじめなもんですね。いつまでたっても技術士資格の知名度アップに有効な手をうてない技術士会へ高い年会費を払うのがむなしくなってきました。あの高い年会費はどこに消えていくんだろう。

       

No.27395 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:海抜ゼロ 投稿日:2011/06/02(Thu) 18:27

当然、 [ 役人の天下り理事の役員報酬 ] です。

       

No.27396 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:TX650 投稿日:2011/06/02(Thu) 20:51

CNKさんと同様に私も親しい知人だけで、非建設系部門で技術士資格を役立てて仕事をしている人が3人いますよ。
また非建設系でも、技術士もしくは同等資格を持っていなければできない仕事もあります。
ということで、この資格の意味や価値は人や仕事によってそれぞれ。自分が知っている範囲だけでいずれかに決め付けるのはいかがなものかと思います。


       

No.27398 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:被災地の機械部門 投稿日:2011/06/02(Thu) 22:22

メジャー・マイナー関係なく、国から認められた責任ある技術者として、自らの部門の復興に励んでいます。それが法にも記載された技術士の役目かと。ちなみに自分は名刺にも記載してません。

       

No.27399 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:通りすがり1 投稿日:2011/06/02(Thu) 22:38

電気業界です。
哀しいかな。電気業界での知名度は、電験1>電験2>技術士です。


       

No.27400 まずは修行 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/06/02(Thu) 22:52

まずは、技術士なり、その他の資格で「お給料の手当」を支払う会社がまだ存在すること自体が私は驚きです。びっくりしました。
私の会社においては、
技術士はもちろん、司法試験、公認会計士、税理士、弁理士、博士号、その他、
どの資格についてもお給料の手当はありませんし、それが世間の普通のことであると思っています。
お給料は、仕事の内容と成果についてのみ、査定されております。

次に、「技術士」。
それを最初に取得するのがよいとは思われません。
私の場合は、その他の資格(すべて甲種)を取得したうえでの、技術士取得でした。

それは何のため?→自己研鑽です。
研鑽することによって世の中に貢献したい、という思いです。

以上


       

No.27401 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:町の電気屋 投稿日:2011/06/03(Fri) 10:47

電気設備業界です。
通りすがり1さんと同様です。
電験1>電験2>技術士>建築設備士>電験3
これは難易度で技術士の知名度はもう少し下かもしれません。

電験2の方が6万Vの特高の主任技術者もできるし、この業界では重宝されています。(こちらの方がかなり専門性が高く、難しいのは間違いありません)
電験2の方が資格としては希少価値があり実用的です。

技術士は協会とか学会では通用する資格みたいですね。


       

No.27402 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:管理技術者 投稿日:2011/06/03(Fri) 13:12

電気業界がいう技術士は無線技術士のことではないですか?電力会社勤務の友人は無線技術士なら取得したが技術士は、いらないと言い切っていました。
電気業界は、実際仕事をする上での必要資格が多いし難易度も高いから身にならないものは相手にしないのかもしれませんが。
何でも資格はあるにこしたことはないので取得すればいいだけのことです。


       

No.27403 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:町の電気屋 投稿日:2011/06/03(Fri) 14:47

管理技術者 さま 
私は電気電子部門で、無線部門ではありませんよ。
(そんな部門ないか)
私は電気設備系で当然電力会社との付き合いもありますよ。
あまり無線技術士はききませんね。いやまったく仕事のうえでは聞きません。
当然、学会も創価学会ではありませんよ。
そういえば震災以来 東電の人は学会に出なくなりました。

そうです 技術士も試験に合格して、登録すれば、技術士です。技術士会に会費を納めなくても技術士ですよね。


       

No.27405 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:避難人 投稿日:2011/06/03(Fri) 22:01

化学メーカの技術士(化学・総監)です。

博士>>>環境計量士>放射線取扱>エネルギー管理士>電気主任技術者>甲種高圧ガス>一般計量士>公害防止>技術士>消防設備士>・・・

こんなところです。

博士以外は、業務独占資格が強いですね。

取得しましたが、何の役にも立ちません。

今から、環境計量士でも目指します。


マイナー部門を目指される皆さん。
人生の大事な時間を無駄にされないようにしてください。


       

No.27406 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:ゆめたく 投稿日:2011/06/03(Fri) 22:46

技術士はいらないとかそういうことを言っている方の考え分からない。
ここで言わないでよそで言ってもらえますか。
場違いです。


       

No.27407 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:電気電子受験者 投稿日:2011/06/03(Fri) 23:53

技術士は博士と同格とされています。高等教育機関や企業などではそのように取り扱っている例もあります。しかし資格の知名度はかなり低く、難易度とは一致しない代表的な資格の例ではないでしょうか。
私は無線技術士の資格も所有していますが技術士よりもはるかに無線技術士のほうが知名度があります。それは業務独占資格だからです。無線技術士の上位資格は難易度はある程度高いのですが私の感触では技術士の方が難易度が少し高いと思います。


       

No.27409 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:田舎技術士 投稿日:2011/06/04(Sat) 01:16

私は技術士は、努力した証だと思っています。だから、自分に自信が持てるのです。短期に経済的な見返りが欲しいのであれば業務独占資格を取得するべきですね。
博士でも高収入を得ていない人や失業中、契約社員の人もいます。
所詮、資格は肩書きでしかなく、実力が
全てです。
技術系の業務独占資格は専門的で技術範囲が狭く、各分野の全体を網羅していないと感じます。だから、技術士が必要だと思います。
しかし、昨今の技術士の待遇低下はひどい状態のため、若い人に取得を勧めるのをためらっています。


       

No.27410 マイナーでも意義はあるんじゃないでしょうか? 投稿者:omoch 投稿日:2011/06/04(Sat) 05:56

機械&総監技術士です。

建設業法上の制約を受ける会社にいると、管理技術者として技術士はそれなりに有効です。
まあ、機械は据付業だけですのでそんなに大した効力はありません。
また個人的には、エンジニアリング会社に所属していますが、建設業法の制約を受ける業務ではなく
全く効力はありません。プチクレーマーさんも私と同種の会社にお勤めのようですので、このあたりはご存じかと。

で、
メジャーかマイナーかと問われれば、マイナーですよね。別にスレッドを新たに立てるほどのことでもなく。
だから無くしてしまえ!というのは、ちょっと乱暴ではないでしょうかね〜。

人生を無駄にしないように!との書き込みもありましたが、私は逆にエンジニアとしての人生を無駄に過ごさないように、それなりの実力のある方は受験すべきと思います。
”技術を体系的に捉える””勉強するくせ””自身の技術力の棚卸”この3つを継続的に行うことの重要性に気づかせてくれたのがこの資格でした。
syukiyaki塾を含めて受験指導のお手伝いをさせていただいていますが、このような考え方に変わっていく方は受験生の半分くらいといったところでしょうか。

業務上不要なんだけれども取得している人がこんなに多くいるって、すごくないですか?

私は技術士が世間的にメジャーになった方が良いとは思いますが、必ずしもなる必要はないと思っています。
そういった意味では自己満足かもしれませんね。でも人生を有意義に過ごすための自己満足だったらそれでも良いと思うのですがどうでしょう?

プチクレーマーさんの書き込みの意図がよくわからず、しばらくROMしていましたがみなさんに触発されてちょっと書きこんでみました。

追)博士号と比較されてたスレッドがありますが私は博士号と技術士は求めているものが根本的に違うと思います。
博士号は研究の業績に対して与えられるものであり、
技術士は問題解決の能力を認定するもの
です。


       

No.27412 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:既技術士 投稿日:2011/06/04(Sat) 15:46

人それぞれに業務で必要な資格は違うでしょうし、必要がなくても資質向上の為に資格に挑戦することも有ります。
資格の難易度によるランク付けは、まったくナンセンスなことと思います。
医師と看護師でも同じことでしょう。


       

No.27413 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:既技術士 投稿日:2011/06/04(Sat) 15:53

追伸。
労働基準法の中に、厚生労働大臣が認める「高度の専門的知識を必要とする業務」として、下記の職種が挙げられています。
公認会計士、医師、歯科医師、獣医師、弁護士、一級建築士、税理士、薬剤師、社会保険労務士、不動産鑑定士、技術士、弁理士


       

No.27414 RE:マイナーでも意義はあるんじゃないでしょうか? 投稿者:TX650 投稿日:2011/06/04(Sat) 16:08

No.27396に書いた知人3人は、いずれもomochさんがおっしゃる
> ”技術を体系的に捉える””勉強するくせ””自身の技術力の棚卸”この3つを継続的に行うこと
が身についているように思います。

会社から与えられるだけではなく、自ら技術力を磨き自分の世界を広げていく態度を持って初めて、技術士資格のメリットを感じることができる、とも言えるのではないでしょうか?


       

No.27416 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:トンネル 投稿日:2011/06/04(Sat) 19:23

電気電子受験者様。

『技術士は博士と同格とされています。』
そうですか??

VINCENT様。
『私は化学のプロです。』
そうですか???すごいですね。


こらっ。自分で自分を持ち上げてどうするんだ。
技術士って、そんなにすごいのか??
いや、こういう人がいるからすごいのかも。


       

No.27417 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:異業種へ転職組 投稿日:2011/06/04(Sat) 23:21

技術士の価値は下がり、既に運転免許くらいの価値しかないでしょう。
所詮、受注の機会を拡大したり、役人の給料を確保のための資格です。
近年の合格者は、「科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者」とも思えません。


       

No.27418 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:VINCENT様へ 投稿日:2011/06/04(Sat) 23:36

化学のプロ発言には、笑いがでました。

技術士なんて、こんなもんです。よくわかりました。



「私は、○○のプロです」
いくらその道を極めても、さすがに自らは言えません。


       

No.27419 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:ありゃ 投稿日:2011/06/05(Sun) 00:57

博士と技術士が同程度???

そりゃ違いますわ。
一流大学と三流大学との博士号じゃ、
月とすっぽんです。


       

No.27420 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:OIDON 投稿日:2011/06/05(Sun) 06:28

久しぶりに受験する者として発言します。

この掲示板の主旨は、技術士受験を応援する場であることを忘れて欲しくないです。
難易度レベルは確かにあるとは思いますが、技術士と他の資格では活躍する場の違いがあると思います。
ただ、今の社会ではうまく活用されていな所がほとんどですが、出来そうなレベルから徐々にでも変えて
いかなければならないのではないでしょうか。


       

No.27423 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/06/05(Sun) 17:16

すみません、「プロ」発言は場違いだったようなので、その記事は削除いたしました。
(事実とか自負とかは別に、この掲示板においては必要のない発言でした)

もう一度だけ申し上げますが。
この掲示板は受験者の応援とアドバイスが目的であると思うのです。
なので、その目的から逆行するテーマは、相応しくないと思います。

いま受験者はあと2ヶ月のラストスパートを迎えています。
その気持ちを察していただくことをお願いします。


       

No.27424 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:プチクレーマー 投稿日:2011/06/05(Sun) 19:10

小生の素朴な疑問(プチクレーム)として投稿させて頂きましたのに、技術士等の皆様からの反響がこれほど大きいとは、本当に驚いております。多かれ少なかれ皆様が技術士資格価値の有無に悩まれてる姿が見受けられるものと感じております。小生は、やはり、技術士資格が、医師のような完全業務独占資格に成らなければ、この先、一次はかろうじて学生が就職対策としての受験をする為、受験者人数は確保するものの、二次受験者が激減して衰退消滅という結末をたどるのだと思います。
「私は技術士〜ですと」一般の会社にて自己紹介しても、「技術士さん?はぁ〜」という反応では、本音として、おもしろくありませんよね。

最後に、多くの反響を頂き大変参考になりました。御礼申し上げます。


       

No.27425 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:シャトル 投稿日:2011/06/05(Sun) 22:25

技術士を目指している者です。
技術士は難しい資格試験だと思います。
ですが、その道のプロとは思えない人が多いというのも事実だと思います。世間的には、超マイナーと言うのは事実であり、今後もマイナーのままだと思います。そしてこの先、業務独占資格になることは考えられないです。建設や上下水道等の公共事業に携わる仕事の場合、業務独占的な運用になっていますが、この運用も変わっていく気がしています。
エラそうな事を言って申し訳ありませんが、技術士は仕事のプロではなく、教科書的な問題解決能力があると思われる技術者のような気がしています。そして、この問題解決能力というのも、別に仕事でなくとも仮想の事柄でも良いのかもしれません。医者や弁護士等と違う所は、業務独占もあると思いますが、実地的な研修がないという点が大きいのかもしれません。
ありえない話ですが、仮に技術士が業務独占資格になったとしてもマイナー資格のままだと思います。


       

No.27426 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:Mr.P 投稿日:2011/06/05(Sun) 23:49

私は関東の某鉄道会社に勤務しており、機械部門の技術士を取得している者です。このレスの回答を拝読していて大変複雑な心境になっております。自分の体験から申し上げるとやはり業務独占ではないので技術士を取得したからといって、それが社内での評価につながることはありませんでした。ましてやそれが収入アップにつながることもありません。それどころか、取得直後は「そんな奇特な人もいるんだ」というような感じで見られていました。さすがに「技術士?何それ?」といった反応はありませんでしたが。
そもそも鉄道会社において技術部門の扱いそのものが低い状況であり、「技術士」の資格にその状況を打破するようなパワーは望むべくもありません。
私の身の上話からは言えることは、「技術士試験は資格そのものよりも取得の過程における知識の習得がより価値があるのであり、試験に合格することはその過程が妥当であった証明である」だと思います。私は技術士取得後はそれ以前よりも知識が深まったし業務の質も向上しているとの実感もあります。それは会社のためにも、自分のためになっていると思います。
奇麗事を並べてしまいましたが、そうは言っても私も技術士の社会的地位向上を望んでおりますし、技術士会は法外といっていい会費を取っている割には効果的な仕事をしているようには思えず、不満を持っており、もう退会しようかとも思っております。技術士会の奮起を切に望みます。(まぁ無理でしょうが)


       

No.27427 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:omoch 投稿日:2011/06/06(Mon) 06:09

プチクレーマー>小生は、やはり、技術士資格が、医師のような完全業務独占資格に成らなければ、この先、一次はかろうじて学生が就職対策としての受験をする為、受験者人数は確保するものの、二次受験者が激減して衰退消滅という結末をたどるのだと思います。

業務独占と技術士の衰退消滅を一緒に論ずることに違和感を感じます。

世界各国の同様の資格をみても、業務独占資格は存在しません。技術士を業務独占資格にすることは無理が大きいのではないかと思います。
私は技術士は問題解決能力を認定する資格だと考えていますが、技術士を全ての”技術屋の仕事”のライセンスとするという課題に立ちはだかる諸問題を解決する”具体的”な道筋が見えません。

このような環境は今にはじまったものではなく、この資格が出来た段階からのものであり、
現実的に技術士の多くは事実上の業務独占資格である建設業の方であることを差し引いても、非独占の部門技術士が多く存在することは
この先もそれなりに続くことを示唆しているのではないでしょうか。
業務独占にすると更に繁栄するとは思いますが・・。


シャトル>技術士は仕事のプロではなく、教科書的な問題解決能力があると思われる技術者のような気がしています。そして、この問題解決能力というのも、別に仕事でなくとも仮想の事柄でも良いのかもしれません。

これから受験とのこと。頑張ってください。
課題解決能力を少し低く評価しているのでは?と感じました。シャトルさんのまわりに課題解決能力を有する、いやきちんと持っている人って何人いますか?
試験においては仮想して記述することを許されることもありますが、機械部門においては大抵”あなたの経験した事例を例に挙げて”というような枕詞がつきます。ここで仮想というか妄想で記述すると、口頭試験でメッキが剥がれます。
言い換えると、メッキがはがれないためには、仮想できるだけの実地訓練で問題解決能力をきちんと養っておくこと、つまり”技術士としての頭”を日常の業務から作っておくことが重要と考えます。

Mr.Pさんのご意見には賛同です。ただ、ネガポジ変換した意見として、私は述べているのだと思いますがいかがでしょう?そもそも技術士を取得したのは、社内での評価アップとか、技術士の地位向上を目指したためでしょうか?違いますよね?自己満足って言われてもいいんじゃない?って思います。

私の受験動機は技術力のベンチマーキングでした。初期のリチウムイオン二次電池の生産技術開発を行ってました。ひと段落したときに、私(達ですね)の作った技術って、(社内の評価とは別に)社会的にどんな位置付けになってるんだろう?ということから受験を始めました。
結果として、”作リ上げた技術”のベンチマーキングはできませんでした。だって博士号ではないから。
でも”自身の技術力”のベンチマーキングはできました。技術士になってから、社外のお友達も増えました。これって素敵な自己満足ではないですか??

追)Mr.Pさんの技術士会に対する不満、これって別スレッドで盛り上がった方が良いような・・(笑)
でも組織の中で言わないと変わらないですよね。私自身、ちょっとそんな風に思って反省してます。


       

No.27428 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:管理技術者 投稿日:2011/06/06(Mon) 08:37

電気関係で無線技術士を知らない人もみえるのですね。私は建設系ですが無線技術士は知っていました。
電力会社の友人は仕事にも活用しているようです。
まして技術士に無線部門などないこともミョ〜なコメントに聞こえました(あっても科目かな?)
創価学会がでてくることと同じくらい??でした。
技術士も業務独占になったとしても確かにあまり変わらないかもしれませんね。
未だに名義貸しとかも変わっていないようですし、斡旋会社もあるますし中小コンサルでは厳しいようですし違う問題もでてくるように思います。
何れにしろ技術士自体もピンからキリまでということです。


       

No.27429 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:CNK 投稿日:2011/06/06(Mon) 09:11

私は、技術士資格(技術士に限らずどんな資格もですが)とは、あくまでも看板のようなものと思っています。

看板だけ掲げていればお客さんがホイホイやってくる・・・なんて虫のよい話は無いですよね。看板を掲げる店舗なり会社なりの企業努力は不可欠です。
それは、たとえ看板に掲げた職種が業務独占になったとしても、変わらないと思います。

私には、どうも、技術士資格に対する期待が過剰というか、資格さえ取ってしまえばあとは人生バラ色、楽してウハウハ・・・みたいなことを思っていた人が理想と現実のギャップに直面して愚痴っているだけの意見のように、思えてなりません。


       

No.27430 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:方向転換 投稿日:2011/06/06(Mon) 09:38

最初の投稿の文末が
「今後「技術士という資格のマイナーさ」が医師や弁護士のように世間に認知される時が来るよう祈っております。」
ということですから、マイナーであるという現状を踏まえて、世間に認知されるような得策が議論(問題解決能力)になるべきではないでしょうか?


       

No.27436 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:123 投稿日:2011/06/08(Wed) 20:30

田舎の建設コンサルですが、
計量証明事業や食品分析等も業としている会社に勤めています。

技術士はやはり経験が正当に評価される資格であると思います。
全く知らないお客さんもいれば、
名刺を見て態度が変わる人もいます(苦笑)
ただ、難易度としては、人によりけりだとお思います。

某コンサルから転職されてきた人はすぐに2部門取得しましたが、
未だ環境計量士は受かっていません。

自分は化学出身ですが、
正直、技術士試験の独特な出題にてこずりました。
個人的な意見ですが、
計量士(濃度)>計量士(騒音振動)>放射線取扱>作業環境測定士=公害防止です。

どんな試験に対しても、身の丈を知る上での目安となるべきであって、
自慢するツールになってはいけないと思います。


       

No.27438 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:あじさい 投稿日:2011/06/08(Wed) 23:43

「今後「技術士という資格のマイナーさ」が医師や弁護士のように世間に認知される時が来るよう祈っております。」>

技術士を語るのに、医師や弁護士を比較に出すのは非常に失礼です。

技術士取得者の方は、何か勘違いしていませんか。

名前をを名乗れるだけの技術士資格なんて、医師、弁護士はもちろんですが、建築士よりもかなり低位です。

認知度なんてどうでもいいこと。

とにかく、
技術士。。。だから、何ができるのですか?


名刺に技術士入れて、自慢げにおれは、『技術士だぞ』・・



そして、周りの者が取得すると、競うように複数部門取得する。→こんなの、もはや資格ではありません。


       

No.27439 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:ありゃ 投稿日:2011/06/09(Thu) 01:10

いいんじゃないんですか。技術士が
マイナー資格で。

この掲示板みてたら、環境系
の人は、計量士の資格を誇示します。

それこそ、超マイナーな資格で、技術士ですら、
計量士の位置付けすらわかんないなじゃないですか。

みんな自分が取得した資格を認めてもらいたいもんですよ。


       

No.27440 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:シャトル 投稿日:2011/06/09(Thu) 01:27

omochさん、激励ありがとうございます。私は課題解決能力を低く評価してはいませんよ。資格試験としての課題解決能力というのが、どういうものなのか少し不透明だと感じているだけです。例えば、他の資格試験では解答もしくは解答例を公表していますよね。なぜか技術士の試験は解答例が公表されません。建築士の製図試験でも採点基準と解答例が数例ほど公表されています。既技術士の中でも採点に関する考え方が違うケースがありますよね。試験にチャレンジする身として欲を言えば、もう少し採点に関する情報があれば助かるなあと思っているだけです。あと私は仕事で沢山の技術士の方と会って仕事しています。その技術士の方たは仕事のプロとして課題解決能力があるかどうかは私のレベルではよくわかりませんね。まだまだ、勉強不足なのだと思います。
あと、別にマイナーのままで良いんじゃないですか。技術士と技術士を目指している技術者だけが認知している世界で良いと思います。別に不都合は無いですよね。


       

No.27441 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:ユタカ 投稿日:2011/06/09(Thu) 22:14

技術士の部門の中でも超マイナーな生物工学&総監の技術士です。
この掲示板でも技術士とよく対比されている博士(農学)の学位も持っています。

技術士よりも博士号が上だという書き込みも散見されますが、私としては同格と感じています。
博士号だって苦労してもそれだけで仕事が来るわけではありませんし、会社でも特に手当はありません。

同じ生物工学部門でも私が受験した10年近く前と比べると技術革新が著しくて、最新の試験問題を見るとなかなか歯が立ちません。
継続した努力が必要なことを痛感させられます。

でも名刺に印刷している技術士と博士には自分でも誇りを持っていますし、その自覚のもとで仕事に励んでいるつもりです。
技術士や博士の方々に対しては、自分と同じ志を持って努力されてきたということでいつも敬意&親近感を持って接しています。

資格って所詮そんなものではありませんか?
周囲の評価を気にしながら自虐的になったり、相手を批判しているうちは周囲の信頼も得られにくいのではないでしょうか(自分から発するオーラや雰囲気って案外周囲には敏感に察知します)。

最後に、これから技術士を目指そうとされている方には敬意を表しますし、陰ながら応援させていただきます。


       

No.27442 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:河童 投稿日:2011/06/09(Thu) 23:32

凄い反響ですね。それだけこの資格の位置付けに苦悩している方が多いのでしょう。
私は、比較的恵まれていると言われる応用理学地質の技術士ですが、それでも業界関係者しか認知されていません。
技術士の数を増やす目的の一つに、技術士の世間への認知度アップが有ったと思います。
数は私が取得した時の4倍になっていますが、認知されたとはとても言えないのが実情でしょう。
資格のとらえ方は、もう言いつくされていますね。
暫く傍観していましたが、一言言いたくて投稿しました。


       

No.27443 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:管理技術者 投稿日:2011/06/10(Fri) 08:46

そもそも技術士の数を増やすという話もあったかと思いますが目標の数になるのはいつになることやらみたいなやり方のようです。
実際、業務も減少、若手技術者も減少で増やす意味も
なくなったのか?
天下りの給料のため1次試験を必須にしたりと奔走していた頃が懐かしくさえ感じます。
(二次合格者が一次を受け直す試験ってのも間抜けな話です。)
環境系の人が環境計量士を出しても技術士とは違い
業務独占の資格なので当たり前だと思います。
(環境部門では仕事にならない)
何れにしろ技術士会もそろそろ技術士資格のため他の手を考えた方がいいかと思います。
1級土木・造園施工は逆に難しくなっているようですね。


       

No.27444 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:方向転換 投稿日:2011/06/10(Fri) 08:56

資格がマイナーのままでいいという意見は、そもそもその資格すら不要なものとみるのと同じ事になってしまうと思います。

広く厳しい評価も得ながら、相互向上を図るためにも、資格認知は必須の課題であると思います。そもそも技術は信頼あってのものですからね。

認知を得る唯一の手段は、とにかく社会との接点をもち、評価されることだと思います。
「技術士」はそれを放棄してはいけません。


       

No.27445 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:CNK 投稿日:2011/06/10(Fri) 12:54

理系というか科学技術に関する資格で一般の方にも認知度が高いのは

医師、薬剤師、一級建築士、自動車等の整備士、等が挙げられると思いますが、

いずれも、自分が病気になった時や、家や車を買う時などの、身近でお世話になりそうな分野が多いと思われます。

一般の方にとって、日常生活で関係しそうな分野のものは関心も持てるし、関連する資格についても知られるようになって、逆に言うと普段の生活に関わりなさそうな分野(実際は大いに関わっていたとしても)には、無関心になりがちと思われます。

以前某掲示板で建設コンサルタントに関する話題の中で、「そんな職業があるなんて知らなかった」という書き込みがあったのですが、その方にとっては関わる機会がなかったのでしょうね。

日本はトップクラスの科学技術先進国であることに異論のある方は少ないと思いますが、科学技術大国を自認する以上、日本国民は世界一科学技術のことを知っている民族でないと、やっぱりカッコがつかないと思うんですが、実際は、小難しいことはエラい先生にでもまかせておけばいい、という意識が一般の方の大半ではないかと思います。

技術士の知名度うんぬんはさておいても、どうすればもっと多くの人に科学技術全般への関心を持ってもらえるか、そういうことを考えるのも技術士の役割であるのかなとも思ったりするのですが、この「無関心」の部分をどう切り崩すかがポイントでしょうか?

そういう意味で、方向転換様の
>認知を得る唯一の手段は、とにかく社会との接点をもち、評価されることだと思います。

というご意見は、ごもっともだと思いました。


       

No.27457 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:omoch 投稿日:2011/06/12(Sun) 06:58

シャトル>omochさん、激励ありがとうございます。私は課題解決能力を低く評価してはいませんよ。

大変失礼いたしました。

シャトル>資格試験としての課題解決能力というのが、どういうものなのか少し不透明だと感じているだけです。例えば、他の資格試験では解答もしくは解答例を公表していますよね。なぜか技術士の試験は解答例が公表されません。

能力認定試験?であり、その認定すべき”能力”自体を概念ではなく具体的な定義をすることが難しい点で、模範解答を公開するということが難しいというか・・。う〜ん、言いたいことが書けない・・。

が、確かにこう言った観点での改革は必要なのかもしれませんね。


方向転換>資格がマイナーのままでいいという意見は、そもそもその資格すら不要なものとみるのと同じ事になってしまうと思います。

そのとおりですね。
私自身もメジャーにする方策はわからないんだけども、例えば社内若手への普及浸透や中堅への受験指導などを通じて、企業内技術士会を組織すべく少しずつは活動しています。但し社会全体としての方策ではなく、あくまでも身のまわりの草の根活動です。

omoch>私は技術士が世間的にメジャーになった方が良いとは思いますが、必ずしもなる必要はないと思っています。

そういった意味で、少し言い過ぎたようです。後半の”必ずしもなる必要はない”は”なる方策がいまのところ見つからない”と変更します。

なんとなく、マイナーなままでもいいんじゃない?という論調を作ってしまったことをちょっと反省しつつ。


       

No.27460 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:シャトル 投稿日:2011/06/12(Sun) 14:29

マイナーのままならなぜ資格そのものが不要になるのですか。その意味というか心がわかりません。できれば、技術士がマイナーのままでは困る事情や問題点を教えてくれませんか。

       

No.27477 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:電気電子受験者 投稿日:2011/06/15(Wed) 01:00

トンネル様
レスが遅れてすみません

>電気電子受験者様。
>
>『技術士は博士と同格とされています。』
>そうですか??

研究者と技術者の境界にいるような方々では同格とされています。
私の現在の職種は応募条件が博士又は技術士であることが条件になっていました

研究者と技術者という意味では違う要素も多々ありますが高等教育機関の応募条件や企業の表彰規定などでは同格(同じものとする)としているところがあります

このことはこの掲示板でも何度か話題になっていますがあまり掘り下げて論議するというほどのことでもないと思います。
但し技術士の資格にどれだけ価値があるか、とか世間の評価についての目安にはなると思います


       

No.27488 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:技術士になりたい 投稿日:2011/06/16(Thu) 15:44

技術士(電気電子部門)の二次試験を今年受ける者です。

きっかけは建設業における電気通信工事の監理技術者になるには、この資格取得しかないからなのです。
電気工事であれば1級電気施工管理技士という資格で十分なのです。
(個人的には、経験があれば電験3種より簡単でした)

最近流行っているデジタルサイネージの工事について国交省にきいたところ、電気通信工事が妥当であろう、ということでした。
(ただし電気工事や機械器具設置工事として工事をしても問題ありません。そのように解釈して工事したといえばOKなんです・・・)

しかしながら、やはりいつかは電気通信工事で実施したいと思い、必死になっています。

ちなみに私の勤めている会社で持っている建設業に該当する技術士であれば、手当をもらえます。


       

No.27489 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:プチクレーマー 投稿日:2011/06/16(Thu) 20:41

久しぶりにここに立ち寄りましたら、いまだに投稿数が増え続けていることに、驚いた次第です。
ここまで、皆々様のご意見を拝見し大へん参考になりました。あらためて御礼を申し上げます。

感想ですが、会社によって、手当のつく所とそうでない所の、待遇格差が著しいのが実態であると感じました。全技術部門各々の技術士さんが会社や世間一般から相応に評価されるには、まだまだ年数を要するのでしょうね。努力して合格した事が、全く評価されず自己満足領域にしかなく虚しく終わらぬような(医師・弁護士等のような)実際に権威のある資格になってほしいものです。


       

No.27491 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:公務員技術者 投稿日:2011/06/18(Sat) 10:06

電気通信の監理技術者資格要件は、実務経験+指導監督的実務経験を満たせば、o.kですよ。ちなみに主任技術者資格要件は、
@技術士A電気通信主任技術者→電気通信事業法B実務経験10年以上です。勿論、技術士は上位ランクです。電気では、工事士が一般的ですね。


       

No.27501 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:レイ「 投稿日:2011/06/20(Mon) 23:30

6月8日の朝日新聞11面に掲載されたコラム
ですが、「技術士という資格をご存知ですか」
という表現で記載されてます。

女性の投稿で興味深く読みましたが、
いきなり前述の表現ですし、もっといえば、
10年、20年前と技術士の知名度はそれほど
変わっていないと感じてます。
まして、女房が知るわけもない・・・
マイナーでいいんじゃないですか。


       

No.27502 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:CNK 投稿日:2011/06/21(Tue) 12:12

今更改めて申し上げるまでもなく、技術士制度の目的は科学技術の向上と国民経済の発展に資することなわけですが、技術士が提供できる技術を顧客である国民の皆さんがご存じなければ、需要が生まれず、技術士の技術を発揮できる機会もなくなり、その目的を達成できない・・・ということになるのではないかという気がします。

       

No.27516 RE:技術士資格は世間一般ではマイナーなのですね 投稿者:地方コンサル 投稿日:2011/06/24(Fri) 10:55

建設部門で技術士とっても、地方のコンサルでは手当てもつきませんよ。特に、経営者の技術意識が低いとRCCM同等と評価され、収入は上がらずまま。。。
ただ、協議時に発言すると、スムーズに受入れられるようにはなりました。

収入を上げるために受験勉強するのであれば、この御時勢、過度な期待は禁物。
自己研磨のために取得するのであれば、大変充実した試験と思います。


       


No.27449 食料自給率について 投稿者:яyο- 投稿日:2011/06/11(Sat) 11:41 [返信]

 最近、食料自給率や我が国の農業の行く末について考えることが多くなりました。そこで、みなさんのご意見を伺えればと思い、投稿してみます。

 我が国の食料自給率が40%程度であるというのは、最近では良く知られた話です。また、この数字がカロリーベースに考えたものであるということも、一部の詳しい人たちの間では既知の事実。カロリーベースで計算することの是非についてはいろいろな書籍や新聞記事等で語られています。

 結局のところ、肉を生産するための飼料用穀物が輸入のものが多いので食料自給率は低くなっているというのが現実のようです。では、肉を完全国産の飼料で生産することは可能なのか検証してみました。

 我が国で消費されている肉の量は、以下のようになります。

  ・牛肉 100万トン
  ・豚肉 250万トン
  ・鶏肉 200万トン

 卵を生産する鳥や、乳牛のこともあるが、単純に食べるための肉で考えるとする。これらの肉1kgを生産するにあたり、必要な飼料トウモロコシは

  ・牛肉 11kg
  ・豚肉  7kg
   ・鶏肉  3kg

 であり、合計すると3450万トンの飼料トウモロコシが必要になります。1haあたりの飼料トウモロコシの収量は約5トンであるとすれば、これらを計算すると、必要な耕地面積は690万ha となります。

 我が国の耕地面積は470万haであり、この耕地面積の中で米もつくっている。なので、どう考えても食料自給率は100%にはならないのです。とすれば、わずか数パーセントの食料自給率を上げるために毎年数兆円の規模の予算を消化しているということになります。

 私は、元々食料自給率は100%であるべき、という考えを持っていました。ですが、こうやって検証してみると食料自給率100%は無理なのがわかりました。それでも、国内の田んぼや耕作を維持していくのは、【生物多様性】【文化の維持】【風景の保全】等を考えると必要なこととも思います。みなさんはどう考えますか?


       

No.27451 RE:食料自給率について 投稿者:後がない 投稿日:2011/06/11(Sat) 22:59

Ryoさん(文字の反転の仕方が分からないので、申し訳ありません)は、「食糧自給率の向上を目指した効率性重視の農業に疑問を感じるとともに、生物多様性や持続可能性といった観点からの農業の必要性を感じつつある」といったところでしょうか。
今回の記事もそうですが、Ryoさんと私は疑問に思うところや思考が共通するところが多いなあ・・・とつくづく感じます(勝手に感じてしまい、申し訳ありませんが・・・)。

国の政策では、バイオマス日本総合戦略や持続農業法など参考になると思います。

個人的には、これまで評価が低かった生態系サービスを経済や社会に組み込み、制度、システムを構築した上で、低炭素社会、自然共生社会、循環型社会にマッチした農林業を確立することが必要だと考えます。

例えば、農薬の使用や圃場整備等による生態系サービスのマイナス面を貨幣換算するとともに、従来の有機農法や低農薬農業による生態系サービスのプラス面も貨幣換算し、どちらが社会的・経済的に有益なのかを評価する必要があると考えます。

またそれらの評価結果を社会や経済に組み込み、持続可能な環境保全方農業をサポートできる制度・システムの構築が必要だと思います。

生態系サービスは、CO2固定や治水・利水、水質浄化等、沢山ありますから、排出権取り引きや水源税導入等にも関係してくると思います。

簡単に言うと、従来の農業が担ってきた多面的な機能・生態系サービスを今までは「ただ食い」してきたのを、これからは正当な評価と対価を支払うシステムを構築すべきだということです。

長期出張帰りで、疲れているせいか、まとまりがない文章ですいません。


       

No.27452 RE:食料自給率について 投稿者:後がない 投稿日:2011/06/11(Sat) 23:05

食糧自給率といった観点からは、これまでの食生活自体を先進国から見直していくべきだと考えます。

そういった観点からは、伝統的な日本食は欧米食よりも持続可能であり、もっともっと見直されるべきものだと思います。

きっと、生態系サービスの損失を貨幣換算すると、牛肉や豚肉はとんでもなく高価な食べ物なんでしょうね。

最近、「マグロ食からサンマ食へ」といったキーワードもよく聞きますね。

マグロは高価な食べ物ですが、本当の価値は一体どれほどになるのか、知りたいところです。


       

No.27453 RE:食料自給率について 投稿者:スペシャル 投稿日:2011/06/11(Sat) 23:13

私の視点は、食料自給率の問題は結果論と考えています。よく食料自給率は高い方が良いというような議論がありますが、食料自給率を目的とした考え方は、あまり好ましい考え方とは思いません。食料は消費者が口にするものであり、消費者が好みや価格、安全性などを指標にして市場から選択しており、それが国産物か輸入物かの違いだけであり、結果として食料自給率に表れるものと思っています。生産や流通の中で輸入物の方が安いから、販売者が市場を誘導しているという見方もあるでしょうが、時間とともに市場で判断された結果になると思います。食肉の場合、現状では家畜場なり牧場なりのまとまった土地と人材が必要になると思います。また、公衆衛生上の規制もあり土地利用にも限りがあると思います。いわゆる米や野菜作物等の農業は家畜に比べてやりやすいかもしれません。私は野菜や果物については、今後、地産地消や自産自消がドンドン増えると思っています。その理由は簡単で、消費者のニーズが価格より安全性に向かっているためです。そして、自ら農業が若者から元気な高齢者までステイタスになりつつあります。無農薬の物を自ら作り育て家族で消費することが、食を通じた子供への社会教育にもなるでしょう。あらゆる所で食育の場が増えると思います。今後、急速な人口減少社会になっていき都市の空き地が増えていきます。少しづつ農地回帰の前兆が見えてきており、今後、急速に農地面積は増加するものと予測しています。一般サラリーマン世帯でも近所の空き地農場を活用したラフな兼業農家が現れることでしょう。大規模農場も少しづつ増えていくと思いますが、今後は一世帯一農場という時代が来ると思っています。農場は低炭素社会にも寄与しますしね。その結果として、食料自給率が少しづつ上がっていくのではないでしょうか。おそらく100%になることは無いと思いますが。

       

No.27454 RE:食料自給率について 投稿者:都計技術士 投稿日:2011/06/11(Sat) 23:49

今般の原発事故により、東日本広範地域における農産物被害が問題になっています。また、原発の放射汚染水海洋投棄の影響は、今後、食物連鎖による濃縮等により、東北、北関東地域の漁業に致命的なダメージを与えると考えます。
食糧自給率に関しては、悲観的な見通ししか立ちません。


       

No.27469 RE:食料自給率について 投稿者:яyο- 投稿日:2011/06/13(Mon) 17:11

 みなさん、ご意見ありがとうございました。自分自身の考えが広がりました。

>後がないさん
 私も後がないさんも、建設環境ですのでおのずと考え方が似通ってくるのでしょうか。確かにこれからはもっと、多面的な農業の効能というか、外部経済的にも寄与している効果というのを検証していく必要があるのだと思います。

 あと一つ、私が疑問なのが【どうせ100%にならない自給率のために、毎年数兆円の予算をつかってもいいのか?】ということです。ただこれにも色々考えがあると思います。これまで圃場整備に多額の資金が投入されており、圃場整備はある程度は進んでいると考えます。ですが、山奥の棚田等いまだに厳しい条件の田畑が残されており、それらを資金難だから、自治体の借入金が多くなったから、という理由で改良しなくてよいのか、ということです。例えば、北海道は平らな土地に何ヘクタールもの畑を持つ農家もいれば、四国や中国地方の山奥に数反しかない田畑を持つ農家もある。それらの格差は許容しても良いのか?ということなんです。難しくて答えが出てきません。

 >スペシャルさん
 まさにその通りだと思います。現在の食料自給率が下がったのは、日本人の食生活が変わったから。そして、金銭的にも豊かになったから、というのも理由です。食の好みや、流通の便利さ故現在の状態になっているわけですから、コントロールのしようがありません。

 ですが、スペシャルさんのおっしゃるように安全志向等が進み、地産地消や自家消費等が増加するのでしょうね。私もそう思います。

 >都計技術士さん
 今回の震災での放射線や風評被害、そして未だ明らかになっていないであろう水産物への放射線被害等、マイナス要因は大きいですよね。福島から遠く離れた漁場で採れた魚が、放射線を蓄積してしまっていて食べられない、ということも起こるかもしれません。特に食べ物は内部被ばくの問題があるので敏感にならざるを得ません。

 大きな騒ぎになる前に、情報公開もしながら安全性をアピールしていくことが大事なのかもと思います。

 震災で被害にあった農地ですが、確か私が調べた範囲では国内の農産物に寄与する割合は数パーセントだったと記憶しています。はっきりした数字が出なくて申し訳ありません。ですので、自給率への大きな影響はないと考えます。かと言ってそれら汚染された農地を放置しても良いはずもなく、風評被害を沈静化させながら元のように安全に耕作ができるよう、早急に復旧させる必要があると考えます。農家の方の収入のこともありますので。

 


       

No.27471 RE:食料自給率について 投稿者:農村環境親父 投稿日:2011/06/13(Mon) 21:52

こんばんは。
食料自給率の数字については、カロリーベースによる算定手法にも是非があるようですね。
自給率が下がった(数字的に)原因は様々でしょうが、やはり食生活の欧米化の部分が大きいと考えています。
私自身が第二次ベビーブーム期に生まれており、
いわゆる日本型食生活から欧米型への移行期に育ったという感はあります。
高度成長期の躍進的な社会背景の陰で自然環境がおざなりにされたように、食環境への配慮に多くの国民が気づくことなく現状に落ち着いているのだと思います。
つい先日、食料農業農村白書は発刊されましたが、ここ数年「農業農村の6次産業化」というキーワードが至るところで出てきます。
ここまで劇的に変わってしまった食生活を見直すには時間がかかると思いますが、外食産業、中食産業が国産の産物をどんどん活用することも一つの方策ではないかと思います。もちろん、そのためには食育は欠かせないことの一つでしょう。
震災で被害を受けた農地(田畑)は、青森・岩手・宮城・福島・千葉・茨城の6県で23,600haとなっています。(白書)これは6県全農地の僅か2.6%にすぎないそうですが、これまで何十年何百年と代々守ってきた農地を失った農家の皆さんの心情を推し量ることは農家出身でない小生にはできません。
ここ数年、中山間地域等直接支払制度や、戸別補償制度など、「農家への保護が手厚すぎる」と叩く専門家も多いですが、農業農村の持つ多面的機能の貨幣評価について国民全体が享受するという方策も【有り】なのではないかと思います。


       

No.27474 RE:食料自給率について 投稿者:яyο- 投稿日:2011/06/14(Tue) 17:57

農村環境親父さん

 ご意見ありがとうございます。

 例えば河川は高度成長期は治水と利水に主眼を置いて整備しており、平成9年ではじめて環境にも目を向けたように、今後は農業の持つ多面的な機能にもっと国全体が目を向けるということも確かに考えられます。いろいろな面から見つめてみて、総合的に農業をこれからも考える必要があるようです。私ももっと勉強したいと思います。

 農業の6次産業化ですが、高知県では1.5次産業化と呼んでいます。工業化して、加工品にすることで付加価値があがり、自給率もあがるでしょう。それには、まとまった量が必要であり、これまで以上に集団的・企業的な戦略・販売ルート等の開拓やブランド化が必要になるのでしょうね。

 農業の個別補償については、簡単に答えが出せそうにもありません。

 


       

No.27487 RE:食料自給率について 投稿者:後がない 出張先から 投稿日:2011/06/16(Thu) 14:38

圃場整備済みの大規模農地とそうでない棚田等の非経済的な農地の扱いについて、あるべき姿ということで、私は以下のように考えます。

1.圃場整備済みの農地
現在も農業運営をしている農地では、統合・大規模経営化を進め、効率化・収益増大を進める。減反政策は解除し、米等、国際的に競争力のある農作物を中心に中国等の新興国に輸出を拡大する。
そうった観点からは、個別農家の保護政策は時代に逆行しているようにも思います。できれば少子高齢化等で担い手が居なくなった農地について、個別農家の統廃合を自然に進めて行き、法人化や大規模農業経営者として育っていけるような政策が必要だと考えます。

2.圃場整備している小規模農地や圃場整備していない棚田等の農地について
非経済的な農地のために年間数兆円・・・という観点から脱却する必要があると思います。
先の私のレスにも関係しますが、こういった農地は各種生態系サービスがあり、実際は社会・経済へ寄与しています。よって、それらの観点から社会における経営資金の再分配を進めるべきだと思います。CSRや排出権取引にも利用する。グリーンツーリズム等も利用する。1口オーナー制度も利用している例がありますね。このような地域は中山間地域の里地里山にあることが多いので、SATOYAMAイニシアティブ等の里地里山保全の各種取り組みも必要だと思います。
トキなどのフラッグシップ種保全もかねて世界農業遺産登録という手もあります。これならば観光資源として大いに地域振興にも役立ちますね。

http://mytown.asahi.com/areanews/ishikawa/OSK201106100148.html

ちなみに、一度耕作放棄地となって10年ほど方放棄されると、圃場整備が無駄となって再整備するのに新規整備と同程度の費用がかかってしまうようです。
あまりに再整備に費用がかかり、かつ小規模な田畑、個人消費のために作っていた田畑は森に自然遷移させるしかないと思います。

それと、上記1、2ともですが、限界があると思いますが、できるだけ環境保全型農業を進めるべきだと思います。
国の言い方だと「自然のポテンシャルを生かした国土利用」だったかな?
水田魚道等、河川との連続性、生態系ネットワーク構築といったものです。

どうでしょうか。


       

No.27493 RE:食料自給率について 投稿者:まんねんくん 投稿日:2011/06/18(Sat) 20:09

生物工学&総監の技術士です。
次の部門として農業部門を考えていますが、「食料・農業・農村白書」などを勉強していると、正直なところ違和感を覚えることが多々あります。

しばしば指摘されているとおり、カロリーベースのためカロリー的に貢献できない野菜類や果物類の実情が反映されないという問題があります。
それにも増して考えさせられるのは、農業で使用される各種資材のグローバル化と農業従事者の高齢化です。
前者は、燃料、肥料、マルチやハウスフィルムなど原料を海外に依存しているものが非常に多いため、見かけの自給率だけをみても意味がないことです。
後者は言うまでもありませんが、見て見ぬふりの部分が正直あると思います。特に稲作では20年後の姿が想像できません。
自給率の高さだけを目指す議論はむなしいものがあります。極論かも知れませんが、北朝鮮やミャンマーの食糧自給率は多分高いと思いますが、そのような国が理想的な姿だとは思えません。
それよりも、農業が立派は産業のひとつだと国民が心底認識することが必要だと思います。

>農業の6次産業化ですが、高知県では1.5次産業化と呼んでいます。

個人的には賛成しません(極論で失礼します)。
私も農家の長男ですが、農業の6次産業化で自ら頑張る自信はありません。
農業生産者が自ら加工しさらには流通や販売までを担うって、一部のスーパーマンには可能かも知れませんが、これが一般化し、さらにこれが農業の活性化につながるとは思えません。
農業生産者、流通業者、加工業者がそれぞれの立場でお互いを尊敬しながらレベルの高い仕事をすることが重要だと思っています。


       

No.27500 RE:食料自給率について 投稿者:яyο- 投稿日:2011/06/20(Mon) 16:36

●後がないさん

 そうですね。大規模化は必要かと思います。北海道と四国の農地を比べてみると、作付けするものが違うこともありますが、一戸あたりの農地面積が全然違います。大規模化・集約化していかないと、ますます耕作放棄地が増えるだけです。

 そして、後継者の有無、熱意等を考慮しながら、今後も耕作する気のある農家へ補助金等を出していく、という選択型の補助金も必要になるのかもしれません。


●まんねんさん

 一人あたりの食事が乏しいのに、自給率が高いというのは望ましい姿ではないですよね。私もそう思います。今の日本で自給率をどんどん高めたら、エンゲル係数が上がるだけのような気がします。いくら集約化・大規模化を進めても限界があるかとも思います。

 私が思う6次産業は、一戸一戸の農家がやるのではなく、農業法人や組合です。会社もそうですが、零細企業よりも中・大企業の方が効率も良いので、農業の工業化もそうするべきと思います。個人経営の農家が6次産業化までするのは無理だと思います。


       


No.26721 マスコミ報道について 投稿者:ななめ魚 投稿日:2011/03/16(Wed) 13:04 [返信]

被災地技術士です。

民放マスコミが発する情報について、憤りを感じています。

物資不足を煽り被災地外の消費者感情を煽りたてる、放射能汚染に関する過剰な反応など。冷静な行動を求めるとしながら、過剰反応の司会・コメンテーター。

被災地感情を考慮した情報発信に配慮して欲しい。


       

No.26722 RE:マスコミ報道について 投稿者:某エンジニア 投稿日:2011/03/16(Wed) 13:32

正しい情報発信が必要です。
それが出来るのは技術士、その元締め、技術士会が適任です。が、今だ動く気配無し。
日本のある場所が瀕死の状態なのに何もしない。時間が経つばかり。
公益とは何ぞや?正義とは何ぞや?、倫理とは・・?
技術士会がこのまま静観を続けるなら、何らかの厳しい責めを負うべきではないでしょうか。無念です。


       

No.26790 RE:マスコミ報道について 投稿者:ななめ魚 投稿日:2011/03/19(Sat) 08:52

本日、新聞の広告欄に掲載されていたのですが、某週刊誌(○○現○)が原発絡みに関した記事を発売するようです。
早朝、この見出しをみた福島の知人が故郷を離れる決断をしました。
今、この時期に人々の不安を煽るような内容のものを発信することに際して、出版社は社会的責務や公益についてどのように考えているのか。なぜ、このタイミングなのか。

復興に向けて不眠不休でがんばっている人がたくさんいます。原発についても前線で従事する方々の懸命の頑張りについて、同じ技術者として涙がでてきます。

この掲示板にふさわしくない内容で申し訳ありませんが、適切な情報管理とは何かを真剣に考えざるを得ません。


       

No.26792 RE:マスコミ報道について 投稿者:志津川 投稿日:2011/03/19(Sat) 10:25

ななめ魚さま

おっしゃる通りだと思います。

なので、私は地震の前から民放地上波はほとんど見てません。

今回に限りませんが、いつものように、被災地にヘリを飛ばして「大変です」などと過剰に連呼してるのでは。

あなたたちのが取材するヘリで何かできるんじゃない?
深刻そうな顔して画面に立つアナウンサー。本当にそう思ってる?
被災地に乗り込み、不幸な境遇の人に興味本位にインタビューする。涙でも流してくれれば、「いい絵が取れた。これで視聴率が上がる」と思っていない?

反論はいつも「報道の自由だ!」「ジャーナリストの使命だ!」などとおっしゃるわけです。

公共事業、政府、行政、建設業はいつも悪者。規制緩和を叫ぶのなら、電波を独占している自らの既得権を手放してみればいい。

わが国、わが国民のためにいま命を懸けて戦っている人たちを讃えてほしいです。
私は被災地で5年近く現場で働いた経験があります。ななめ魚さまがいわれるとおり、「被災地感情を考慮した情報発信に配慮して欲しい。」と思います。


       

No.26858 RE:マスコミ報道について 投稿者:兵庫 投稿日:2011/03/23(Wed) 10:55

マスコミ、特に報道関係は曖昧で責任回避してますよね。おそらく国民は薄々感じてるようです。

まずは「直ちに健康に影響はない」という表現ですが、
エンジニアの方ならば言わずもがなですが、このような表現はNGです。こんな曖昧な表現はしません。つまり、「数年後には健康に影響がある可能性がある」と同義で確実に放射能の被害があると受け止められます。

それに、報道は、絶対に「大丈夫です」とは言わない。
「各自冷静に判断して行動して欲しい」と言います。なんという曖昧な。冷静にとはどういうこと?
マスコミはの責任回避です。その裏には、やはり、放射能の影響が完全に拭えていないという現実があるから、とTVを見ていている人にはうつります。マスコミも言明を避けざるをえない。 こんな報道では、風評被害も広がるし、関東から人が逃げることを避けられないです。

要するに放射能物質については今後どうなるか学識者もはっきりと分からない、ということです。誰もがそう受け止めます。国民の多くは報道、行政の言葉をまともに信じてはないです。この不信感が大きな問題と思います。


       

No.26941 RE:マスコミ報道について 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/03/27(Sun) 18:46

●土木現場では,「当り前の事を当たり前に」.事故発生前には偶然に見えるが起きた後,詳細に調査すると必然として見える.「人間は失敗する動物である,機械は故障する.だが,気が付いた時には直ぐに直せ」と指導している.事故の背景には社会体制が色濃く反映し,当該の組織風土・企業体質が関係している.現状のTVを見ると,原子力保安院>政府>電力の構図と,付随した学識者の意見にマスメデアが検証もせず右往左往している事が見て取れる.
●第一線の作業員(劣悪作業での人材不足?)を保護する化学防護服の着用の状態,三文日刊紙(全国紙)の写真から新規入場者教育がなされていないと見る.自己完結型の自衛隊や消防署員との違いが判る.
●原子力関係技術者に質問したい.原発システムの規模と複雑さからまだまだ考えられない潜在的欠陥,他国と比較し地震国日本での原発設置,温暖化対策に良いとの理由等を正確に知りたい.一方,過酷事故対策,使用済み核燃料棒の余剰量と保管場所(幌延?)が決まらず,現場の水中プールに野ざらし状態.多重化安全装置はその数だけ複数の故障を惹起するトレードオフである事を理解していたはずである.また,格納容器ベント=格納容器破壊=放射能放出といわれていたはずである.学識者がTVでは中途半端な意見で言葉のすり替え,相も変わらずマスメデアは何も検証せずに興味本位の垂れ流し.なぜ,はっきりと,人体に影響のある量は○msv/h×△時間(掛け算位,私でも出来ます)と言わないのでしょう.根源的な事を中途半端にし,ますますの不安感と混乱が増大し,不信感が募る.つまり,原発は核兵器と同じフェールセイフが成立しない技術であるということ.
●さて,我々国民も思考を変えましょう.20世紀も10年ほど経過し,21世紀は持続可能な社会にしなければなりません.これを機に,現在の経済中心の資本主義社会システムと大きく違った価値観の転換(GNP・GDPよりGNH)が必要では無いでしょうか.技術士会に任せるのではなく技術士の皆さんもこのまま静観を続けるなら何らかの厳しい責めを負うべきです.
●日本国や国民は他の先進諸国より1周先を進んだ成熟した大人と国民が住む国である事を先ず自覚し,「人類の生存」と云う視点で世界の模範となる報道をしてください.(ちょっと疲れがたまっていますので内容がズレている事をお許しください).


       

No.27026 RE:マスコミ報道について 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/04/03(Sun) 17:15

●原子力関係技術者の方からの意見が無いようなので
残念ですが続けさせてもらいます.
 人それぞれ,多様な考えや意見があって当然ですが,残念ながら,私も下記のニュースの様に感じている1人です
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110330-00000301-sasahi-pol
 できれば,他部門の多くの技術者の方からこの記事を読んでどの様に感じられるか,また,マスコミの方からの意見もお聞きしたいです.


       

No.27027 RE:マスコミ報道について 投稿者:すぱいす 投稿日:2011/04/03(Sun) 21:53

マスコミにに期待してはなりません。視聴率をとるためには手段は選びません。
 過去に幾度となく捏造、歪曲歩道がありましたが、強い抗議にも関わらず訂正報道はありませんでした。これが現実です。


       

No.27037 RE:マスコミ報道について 投稿者:通行人 投稿日:2011/04/04(Mon) 17:38

>マスコミにに期待してはなりません。視聴率をとるためには手段は選びません。過去に幾度となく捏造、歪曲歩道がありましたが、強い抗議にも関わらず訂正報道はありませんでした。これが現実です。
 であるからこそ、日本を良くするために技術者が変える責任があり、義務がありませんか。
 原発は爆発しない→法律も規制値も必要なし→退避も避難勧告も必要なし(政府が発表すると、移動費用は国負担となる)→つまり、何の対策も危機管理も責任感もないのが現状の日本ではないですか。(通産官僚の思いのままに動いてきたかっての政権担当者や現在の護用有識者ではないでしょうか。)。
 今回の風評被害はもともと食品衛生法にも規制値がないのに調査もせず勝手に数値を報道機関が発表していた。厚生省も勉強せずに原子力保安委員会の言いなりで公表していた。
 こうしたことを、国民に知らせる(公益に反しない行動)のが技術士ではないですか。
その責任は私を含めここの視聴者にもあります。


       

No.27041 RE:マスコミ報道について 投稿者:すぱいす 投稿日:2011/04/04(Mon) 20:37

通行人さんの言われる通りです。しかしそれはある程度技術士が社会に認知されることが前提だと思います。現状のままでいくら技術士が主張してもなにも変わらないのではないでしょうか。前のスレにもありましたように今回の震災で技術士を認知していただけるよう技術士会を含め努力することが重要だと思います。

       

No.27126 RE:マスコミ報道について 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/04/13(Wed) 22:16

>技術士が主張してもなにも変わらないのではないでしょうか。
 ⇒ 諦めてはいけません.
>技術士を認知していただけるよう技術士会を含め努力することが重要だと思います。
 ⇒ 文科省下の技術士会(ある方曰く:受験代理業?)に任せておいてはいけません.自身が動かなければ.

序に質問;No.27026の
>人それぞれ,多様な考えや意見があって当然ですが,残念ながら,私も下記のニュースの様に感じている1人です
<Array> ⇒ 何時の間にか変わっていました.どの様な意味でしょう?

 この際,技術士が認知されるための方策をこの場で議論・提案しましょう.
 各分野の技術士が意見を交換しマスメデアやTVへの建設的な提言をすることです.

 提言@被災後の復興:串団子型コンパクトシティ. 提言Aエネルギー問題:分散・小規模・多角化で政治的(海外輸入)に左右されないエネルギーの選択.
 上記の意見に何かコメントをいただきたいです.


       

No.27127 RE:マスコミ報道について 投稿者:アルカリ 投稿日:2011/04/13(Wed) 23:03

私は某原発の30km圏内に住み、橋梁設計を糧とする技術者です。今回の福島第一原発の事故に関して一言。

今回の地震を期に、私なりに調べましたが、日本のように地震の多発地帯で、原子力発電をもつ合理性は明らかにないと思います。私は日頃橋梁の耐震設計をやっていますが、神戸の震災以来、岩盤上の橋梁の耐震設計で用いる設計加速度は2000ガルです。私の30km圏内の某原発の設計加速度を調べましたが600ガルでした。何故こんなに違うのでしょうか?

原発の事故は、我が国が太平洋戦争に突進してしまった歴史に類似してるのではないでしょうか。原発推進派は、万が一事故が起こったときの事態は誰よりも良く知っているはずです。太平洋戦争のときも、我が国の首脳部は、誰一人アメリカに勝てるとは考えていなかった、それなのに戦争を始めてしまったのです。よく似てませんか?

今回の事故で、原発の耐震設計は大きく変わるでしょう。その場で技術士が活躍できることを願ってやみません...。


       

No.27128 RE:マスコミ報道について 投稿者:すぱいす 投稿日:2011/04/14(Thu) 00:00

アルカリさんあなたの言われている意味が今一つわかりません。貴方は原発反対派なんですか?

       

No.27129 RE:マスコミ報道について 投稿者:アルカリ 投稿日:2011/04/14(Thu) 00:49

確かに、読みかえしてみても私の文章はよく分かりませんね、すみません。一応技術士なのですが...。
賛成でも反対でもありません。原子力について安全かどうかよく分からないということです。

あってはならない今回の福島原発の事故が、どうして起こったのか、皆さんの意見を聞きたかっただけです。直接的な原因は今度の地震ですが、決してそれだけではないと思うからです。


       

No.27131 RE:マスコミ報道について 投稿者:ななめ魚 投稿日:2011/04/14(Thu) 14:40

政府や有識者発表の発信情報について、様々な方々がそれらの持つ意味、具体的な期日(例えば、いつまでに回復するのか等)を明確にせよと訴えております。
原発については、おそらく世界初の事象であるため誰も分からない=明確な情報を伝達できないのだと思います。

誰も経験したことのないことをこれまでの知識や経験を踏まえて、出来得る範囲で情報を伝えることの難しさを痛感しております。

ある意味、技術士の口答試験に似ているとも感じました。


       

No.27162 RE:マスコミ報道について 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/04/21(Thu) 22:26

●二十数年前,隣の部署で原子力施設解体工法の検討をしていました.その頃は,エネルギー政策上原子力発電所は必要と考えていましたが,ある時期から,原子力エネルギーに疑問を持ち,安全対策がなされていないと感じこれ以上の原発は不必要(事故後は,日本においては原発すべて停止)と思うようになりました.
 それは人間のコントロール能力を越えた科学の行き過ぎを(取扱う人間によるが)やみくもに進んでいると感じたからです.そして,技術者の責務として一般の市民へ伝える責務を感じています.と同時にマスメデアにも責任がある事を訴える必要がありませんか.今ここで訴えなければ何も変わりませんという危機感です.
●過去の歴史を紐解くと,アルカリさんの
>原発の事故は、我が国が太平洋戦争に突進〜それなのに戦争を始めてしまったのです。よく似てませんか?
 上記の様な意見はもっともで私自身もその様(今でも,原発推進者・通産官僚・マスメデア・学識経験者・技術者・産業界等野一部による反省が聞かれない事と世論誘導)に心配しております.
●多様な考えがあってしかるべきですが,分かりやすいものを見つけました.
一般人向け:<http://youtu.be/3gFvgSFumog
技術者向け:
http://www.ustream.tv/recorded/13897618>を消えないうちに観て考えましょう.


       

No.27163 RE:マスコミ報道について 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/04/21(Thu) 22:56

土木大好き人間様、および同様のお考えの方々への、フォローとしてちょっとだけ発言します。

千葉コンビナートの、とある石油会社の大きな爆発事故が発生したことをご記憶でしょうか?
その後の原発事故によって報道されなくなりましたが、顛末は以下のようです。

消防は「鎮火は不可能」と判断して放置しました。
1週間ぐらい燃やして、タンクの中のプロパンが燃え尽きて、鎮火しました。
(じつはその間、隣接する私の会社の工場に炎の着弾が続きましたが、なんとか消火しながらしのいでおりました)。

この事例は、「手に負えなくても放置すれば、いずれ収束する」という参考事例です。

一方で原発は、人間のコントロールを超えたモンスターであるということです。

このようなことを踏まえて、国民の合意としての「さすがニッポン」と言われるような、正しいエネルギー政策の合意が形成されればよいと思います。


       

No.27250 RE:マスコミ報道について 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/05/04(Wed) 21:44

●現場主義の人間として一番の心配事は,緊急事態であればある程,第一線で作業する人達の健康です.化学防護服や酸素マスクでの作業による熱中症,密閉された作業空間での酸欠,極度の緊張下における疲労困憊やPTSD,管理区域内での重篤被爆,火災時の煙による方向感覚喪失による遭難等に対する訓練・教育が出来ているかです.現場の人間は責任感で行動していますが,緊急作業時の集積線量の特例の特例は心理的な面で萎えます.何のための安衛法か.今,彼らは日本の重大危機を背負ってやっている事を冷静に報道して下さい.
●政府非難は一番楽です.国民を感情に煽ることなく,正確な情報(人間にとって危険な数値はいくらか)を明確に報道して欲しい.また,今後の原発について,国民的議論が必要で原発推進派,原発懐疑派,原発反対派のそれぞれの意見を取上げ国民に判断を仰ぐ必要がある.各立場立場で自己に有利なニュースしか流していない状況だが,日本にとって今後本当に必要なエネルギーや防災対策は何かを報道して欲しい.
参考:
http://www.youtube.com/watch?v=cqiqkr9JKsE&feature=related


       

No.27251 RE:マスコミ報道について 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/05(Thu) 00:51

関西ローカルですが、こういう番組もあります。
現場は本当に大変です。

考えがまとまりません。

http://www.youtube.com/watch?v=Gu1Ul6FiQM8
http://www.youtube.com/watch?v=UaxPQQ-SphM
http://www.youtube.com/watch?v=G9t53pOrQLM

http://www.youtube.com/watch?v=BJ6an0wc3xA


       

No.27252 RE:マスコミ報道について 投稿者:ななめ魚 投稿日:2011/05/05(Thu) 15:18

原発は国策と認めたにも関わらず、政治家自身が身銭を切ろうとする姿勢が全くみえてきません。
東電役員の報酬云々を論ずる前に、安全よりも経済優先を推進してきた政治家と官僚をマスコミはもっと厳しく追及すべきです。
補償に関して政府は責任をもつとはいえ、所詮は税金。被災地では、政治家・官僚自身の報酬カットが先ずあって然るべきという意見が多いのが実情です。


       

No.27462 RE:マスコミ報道について 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/06/12(Sun) 21:53

震災後,3カ月ほど経過しました。ここら辺りで,その後のメデアの報道がどのように変化したか,また,自らの意見についても検証してみるのも良いのではないでしょうか。

       

No.27464 RE:マスコミ報道について 投稿者:コロ助 投稿日:2011/06/12(Sun) 23:25

正しく恐れるためには、正しく知ることが必要です。正しい情報開示は正しいモラルを持つ当事者でなければできません。問題はマスコミではなく最初の情報を得る立場にある当事者とパニックを防ぐためかいたずらに安心を誇張した政府にあると考えています。マスコミの報道ではなく、当事者と政府の発言の変化を検証したいと思います。マスコミは当事者と政府の発言の変化を記録し追うことができるのだから、両者の姿勢を評していくべきだと思います。
一方、公表される断片的な情報を見る限りでも、状況が好転しているとは思えません。情報は時には絶望的な残酷な内容であるかもしれませんが、まず正確な情報開示により現実を直視するところからでなければ次の一歩は踏み出せないという気がします。政府の発表を鵜呑みに結果として根拠のない安心を広めたり押し付けたりしたら、マスコミでも個人でも同罪だと感じます。 
事故はまだ終わっていないまま、落ち着いたかのように評価に入るのも理解できません。問題は外部被ばくから内部被ばくに移っています。SPEEDIの公表の遅れの反省に立ち、次は土壌汚染のレベル、食品汚染のレベル、陸上、海中を含めた生物濃縮等について調査し早く公表するべきです。マスコミには、当事者や政府の姿勢をただし情報開示を促す働きを期待したいのですが、太平洋戦争の時にマスコミが果たした役割を思い起こすと、類似するところの多い今回も難しいでしょうか。


       

No.27498 RE:マスコミ報道について 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/06/19(Sun) 10:18

@事故以前,原発に対し意見を問われ,「当り前の事を当たり前に」と回答した。
内容は,計画反対者の立場の意見は貴重な安全対策確保の意見として捉え,その一つ一つに解決策が講じられているか。専門家が新たな知見(阪神大震災・新潟中越沖地震)を得て安全対策に疑問を感じてはいないか。「耐震指針を上回る想定以上の地震」,「予測できない断層による地震」の様なコメントが報道され,現状の科学的知見が安全確保技術の完成領域に達していないと考え,安全な技術確立の目途が経つまで増設中止あるいは休止が必要ではないか。不測時(戦争・地震・機械故障・人的ミス)の制御不能や拡散(風等)による影響範囲まで避難訓練されているか。
A集団に所属する人間の本能(心理)は,所属するものを守ろうとする。事故当事者は情報を隠す。原発計画も一度選択・実行された場合でも,新たな知見を得て途中で止める事が出来るか。将来技術の不確かさからリスクの大きさを考慮した場合、環境負荷削減のために他の環境負荷やリスクが生じる愚は知恵ある動物がやってはいけない。基本は,無駄なエネルギー消費を止める事を政府が呼びかける事。と2〜3年前に@〜Aを質問・提言した事がある。
●その後,COP10やCOP16,そして原発(エネルギー消費)の世界情勢を聞くにつけ,被災者に申し訳ないが,逆に早く事故が起きなければ原発がどんどん増え,一瞬にして「人類の生存」の危機が早まると感じていた。
●危機管理の在り方について今回も同様の事が云えないだろうか。
●太平洋戦争の時に果したマスメデアの役割は,ただ政府(現状は保安院>政府>電力?)の情報をそのまま吟味もせず流していた(政府に加担した)と聞いている。冷静に判断していた一部の国民もいたがそれを口に出して言える状況(現状は反原発派?)では無かったということです。マスメデアの発信の仕方により,多くの一般国民の思考は左右されていると感じている。だからこそ,瑣末な事を報道せず,もっと調査し原発(エネルギー)問題を根源的な所から国民が考えるための「問う」報道が必要と感じる。
●これを機に,現代の科学技術の進歩が人間のコントロール能力をはるかに超えている事を技術者は真摯に見つめ,国民に伝える必要があると思いませんか。こうした事から,メデアをはじめ,非難より建設的な意見を出す事ではないか。


       


No.27468 環境白書に大震災が記載されました 投稿者:三代目 投稿日:2011/06/13(Mon) 14:27 [返信]

平成23年版の環境白書が発行され、斜め読みしたところ、
大震災と復興の関係が約6ページに渡って記載されています。
ただし、原発事故と放射性物質の記述はごく僅かです。

白書と技術士試験問題とは直接の関係はありませんが、
一読されて今一度、廃掃法、放射線障害防止法、省エネ法などの要点を確認されてはどうでしょうか。
その上で、がれき・ヘドロの処理と活用策、電力需給の逼迫への対応策などに関して、
「自分の意見」をまとめておくことをお勧めします。


       

No.27486 RE:環境白書に大震災が記載されました 投稿者:都計技術士 投稿日:2011/06/15(Wed) 23:47

>ただし、原発事故と放射性物質の記述はごく僅かです。

これが一番の問題点と考えます。
「福島第一原発事故による放射能汚染への対応」
これこそ、喫緊のわが国の環境における最重要課題です。

原子力の学術的事項は文部科学省
国民の被曝による影響、水道のベクレル量等は厚生労働省
環境問題(放射線量は不明確)は環境省?
河川や公園、下水道汚泥等の放射線対策は国土交通省
第一次産業生産物(農業、水産)の残留放射線物質等は農林水産省

見事にわが国特有の縦割り行政弊害の影響を思い切り受けていると思います。

民主党でも自民党でも構いません。

くだらない権力争いはうんざりです。
省庁権益等にこだわらない、統一した管理体制構築が急務です。


       


No.27466 環境部門1次-専門科目について 投稿者:とし 投稿日:2011/06/13(Mon) 11:08 [返信]

専門科目は、35問中25問解答ですので、いかに、分野を絞って対応する事が必要でないか?戸惑っています。今はやみくもに、全ての分野の過去問にトライしていますが、分野が広く、そのたびにいろいろな文献を調べている状態です。こんな事をして試験までに間に合うか本当に心配です。分野を絞るとなるとどのように絞ったらよいかアドバイスお願いします。
尚、得意分野は特段ありません。不得意分野は、測定分析関係ですが、今は出題数も多い為、必至にトライしている状態です。


       

No.27470 RE:環境部門1次-専門科目について 投稿者:しーばーど 投稿日:2011/06/13(Mon) 17:47

H20年に環境で一次試験を受験しました。
専門は過去問6〜7年分の問題集をやりました。
環境計量士(濃度)を受けた後だったので、
分析はそこそこでした。
植生とかは高校の生物の参考書とか調べました。
とりあえず3年分位を3回解いて、頻出部門、苦手、
得意をあぶり出すとかでは、だめですかね?
後は、公害防止管理者の公害総論とか、水質・
大気概論とかが参考になる気はしますが。

マークシート対策は、どれだけ量をこなすか、
という面があります。


       

No.27473 RE:環境部門1次-専門科目について 投稿者:とし 投稿日:2011/06/14(Tue) 16:00

有難う御座います。
過去問は、全ての分野について解かれましたか?
それとも、ある分野については捨てて勉強されましたか?それと本試験の際、35問全てについてジックリ問題を読む時間はありますか?
全くの初心者なので、愚問をお許し下さい。


       

No.27475 RE:環境部門1次-専門科目について 投稿者:しーばーど 投稿日:2011/06/14(Tue) 18:30

過去問は全部やりました(5〜6回)。

試験の時、問題は全部見て、解けそうなものを解きました。まあ、解けそうな問題だけじゃ足りなくて、知らない問題も解きましたが(笑)。
専門は時間充分ですよ。

基礎の時間がキツイです。

去年勢いで受けて(上下水道)しんどかった(笑)。


       

No.27478 RE:環境部門1次-専門科目について 投稿者:とし 投稿日:2011/06/15(Wed) 08:34

有難うございます。
35問全部解答しても減点にはならないのですか?


       

No.27481 RE:環境部門1次-専門科目について 投稿者:しーばーど 投稿日:2011/06/15(Wed) 15:02

解くのは25問です。

26問以上解くと「失格」です。

解ける問題を選べる=本当に解らない問題は
捨てられる、です。

また概ね6割正解すればよいのです。

基礎を6問以上正解しなくては
いけないことにも気をつけて下さい。

ちなみに、昨年の私の基礎は8問(自己採点9問(笑))でギリでした。


       

No.27484 RE:環境部門1次-専門科目について 投稿者:とし 投稿日:2011/06/15(Wed) 17:07

有難うございます。

       


No.27356 H23年APECセミナー動画の販売 投稿者:SUKIYAKI塾沖縄でいごの会 投稿日:2011/05/24(Tue) 08:22 [返信]

平成23年度技術士第二次試験 筆記試験 APEC沖縄セミナ−の動画DVD(建設部門、総合技術監理部門)を以下のサイトで販売しています。
宜しければご購入ください。

■SUKIYAKI塾沖縄でいごの会
http://ameblo.jp/apecokisemi/


       

No.27479 RE:H23年APECセミナー動画の販売 投稿者:SUKIYAKI塾沖縄でいごの会 投稿日:2011/06/15(Wed) 09:18

筆記試験セミナー(建設部門・総監部門)ビデオDVD&テキストの販売に関してアップさせて頂きます。

http://www.pejp.net/pe/semi/semi_top.htm#video_semi2011-1


       


No.27448 技術士資格をメジャーにするには? 投稿者:プチクレーマー 投稿日:2011/06/10(Fri) 21:16 [返信]

技術士制度を国策として抜本改革し、米国PE制度と同様にすれば良いと思います。すなわち、事実上の業務独占資格になります。

日本は技術立国、しかし、民間企業技術者の報酬待遇は、文系職種に比較し劣悪で、仕事も3K、地位も低く見られがち。医師や弁護士は、世間一般の見かたとして、社会的地位が高く認識されてますよね。ところが、日本の「ものづくり」を支えている零細企業の「おやっさん」は、世間一般から社会的地位が高いとは、けっして、見られない。ゆえに、理系最上位層の高校生などは、医学部を目指す風潮にある。日本の親の多くは、できるならば子供を医者や公務員にしたいと思っているのでしょうが、「零細ものづくり企業の”おやっさん”」をめざしてほしいと願うのは、天然記念物的な親であろうと思います。

近い将来、技術士制度のあるべき姿として、米国PE制度のようになっていることを夢みておきます。


       

No.27455 RE:技術士資格をメジャーにするには? 投稿者:田舎技術士 投稿日:2011/06/12(Sun) 00:45

現在の技術士の待遇報酬では、誰も目標として目指そうとはしません。
我が国の技術士制度が変わりメジャーになるには、後半世紀の時間が必要でしょうね。そのころには技術士制度自体なくなっているかも、自分は墓の下ですから関係ないか。


       

No.27458 RE:技術士資格をメジャーにするには? 投稿者:omoch 投稿日:2011/06/12(Sun) 07:27

う〜ん、まず、私の知りうる範囲で・・。

確かに国内の米国PE制度を説明するHPにおいては業務独占資格である旨書いていあるところが多いのですが、これってやはりcivil、つまり国内で言うところの建設部門だけであって、結局のところ日本と同じなのではないでしょうか。
個人的にお付き合いの経験があるアメリカ企業、まあ決して大手ではなくベンチャーから中堅企業の例ですが、PE自体の存在を知らないカリフォルニアのエンジニアもいましたね。極端な例とは思いますが。

欧米文化として、階級意識が強く、エンジニアとテクニシャンという形で組織表に書かれていたりします。
こういった意味でも自己の階級を担保するという形でPEが成立したと読んだこともあります。

で、現状の日本において職業選択の自由を制限する資格が存在できる理由は、”公益確保”だと思います。橋やビルの手抜きは社会的に大きな損失を与えるから、その保証のためにライセンスを与える、という考えかたです。
エンジニアという広い職種から「資格」をかぶせて規制しなければいけない業務は何か?
ここに私は答えを見出すことができません。いかがでしょう?


日本のものづくりにおいて中小の工場がその基盤を支えていることは重要で、そこを強化つづけなければいけないことについては強く同意します。
技術士こそ、ここに注力すべきであるとも思いますが、企業内技術士はその立場上できません。
独立技術士の方は、マーケットの点からも中小企業と仕事をされていると思います。
でもこれでメジャーになるとも思えず・・。結局技術士に残るのはその「理念」だけではないかと・・。

う〜ん、まとまらない書き込みで恐縮です。


       

No.27459 RE:技術士資格をメジャーにするには? 投稿者:故障 投稿日:2011/06/12(Sun) 07:29

1.日ぎめ方式の場合の一日当りの報酬額
   143,000 円
(注1) 旅費宿泊費、交通費は別途実費

2.定額積算方式の場合の直接人件費
一日当り 一時間当り
68,100 円  9,730 円

本当に上記なら、結構みなめざすと思いますが・・・
実態がともなっていない。


       

No.27465 RE:技術士資格をメジャーにするには? 投稿者:田舎技術士 投稿日:2011/06/13(Mon) 01:30

技術士会で標準報酬が規定されていますが、実際に技術士の中で同報酬をもらっている方はいないと思います。
やはり、技術士会は何の役にも立たない天下り団体ですね。
会員は脱退運動でもしないと変わらないでしょうね。


       

No.27467 RE:技術士資格をメジャーにするには? 投稿者:CNK 投稿日:2011/06/13(Mon) 13:01

経済産業省HPのものづくり白書H21年度版で、「ものづくりの基盤を支える教育・研究開発の現状と課題」として「社会全体を通じた問題として、職業に関する教育についての認識の不足が指摘されている」とあります。

それに対して「ものづくり教育の現在の取り組み」として、挙げられているものをいくつか抜粋しますと、

・中学校を中心に職場体験活動
・専門高校や専修学校では、地域の産業界と連携した実践的なものづくり人材育成プログラム、職業教育
・大学の工学分野においては、技術者養成の一層の充実を図ることを目的として、技術者に必要な資質能力の
育成方法や技術者の質の保証について検討している

等がありました(適当に抜粋しましたのでこのまんまの文章ではありませんが)。

官民が連携したこうした技術者教育に技術士が関わっていくことができれば、技術士も含めた技術者に対する認識も向上するのではないかなと思います。

技術士資格はせっかく文科省が管轄しているので、技術者の教育面において技術士を活用しよう、という考えが出てきてくれればいいですね。


       


No.27456 効率について 投稿者:すぱいす 投稿日:2011/06/12(Sun) 01:43 [返信]

村上春樹氏が以下のような主張をされています。今回の大震災に関して「何百年かに一度あるかないかという大津波のために、大金を投資するのは、営利企業の歓迎するところではなかったから」「政府も、原子力政策を推し進めるために、その安全基準のレベルを下げていた節が見受けられます」
後出しじゃんけんの節もありますが、効率性を追求した戦後社会を批判しています。技術者としてどう思われますか?


       

No.27461 RE:効率について 投稿者:北の国から 投稿日:2011/06/12(Sun) 17:56

リスクとリターンの関係でどこかに妥協点は必要だと思います。

「効率性の追求」にはリスクの見積もりも入っていないとおかしいので、「効率性を追求した戦後社会」と言うよりは「リターンやメリットを追及した社会」と言うべきだと思います。

生き物は生まれた瞬間に死ぬリスクを背負っています。リスクがゼロなんてことがそもそも有り得ません。大震災どころか巨大隕石が地球に衝突するかもしれません。

飛行機にお金払って乗っても墜落した時もあったし、歩道を歩いていたら車道から暴走自動車が突っ込んできたこともありました。焼肉店で安いユッケ食べて満足して帰ったら食中毒になりました。速い特急列車に乗っていたらトンネルの中で列車火災に遭い煙まみれになって死にそうになりました。

助成金や雇用貰い続けて原発のそばに暮らすことと何が違うのでしょう?

美味しいところ(リターン)だけを享受しようとする個人の欲求の総意=社会だとすれば社会のせいでしょうが、今その批判をしている人も享受し続けている人ではないでしょうか?


       

No.27463 RE:効率について 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/06/12(Sun) 22:59

お二人のおっしゃることは、いずれもごもっともだと考えます。

村上さんは「後だしジャンケン」ですので、
もしあの発言をされるのであれば、「今後は電気を使わない生活をする」ということを意思表示することが妥当かもしれません。

次に、技術屋としては、
リスク評価において、人間に致命的な影響を及ぼす場合は、
それを回避する技術的対策を講じ続けるべきと考えます。
おそらくそれでも事故は起こるのでしょうが、
ぜひともくじけずに技術開発をまい進すべきだと思います。
そのことが、やがては社会のメジャーに受け入れられることにつながると信じています。
(身近な例えとしては、現在は高級車に限定ですが、
車内カメラによって居眠りした場合のアラームを出したり、
前方に衝突する寸前に自動ブレーキをかけたり、と)。


       


No.27446 総監解答用紙の一番上の書き方 投稿者:yama-tech  投稿日:2011/06/10(Fri) 16:17 [返信]

電気電子部門の受験者ですが、下記記入方法でよいのでしょうか?H22記述問題の場合
答案用紙番号:1/5
問題番号:U-2-(1)
技術部門:電気電子
選択科目:電気応用
専門とする事項:電動力応用
-----------------------------
答案用紙番号:2/5
問題番号:U-2-(2)
技術部門:電気電子
選択科目:電気応用
専門とする事項:電動力応用
-----------------------------
答案用紙番号:3/5
問題番号:U-2-(2)
技術部門:電気電子
選択科目:電気応用
専門とする事項:電動力応用
-----------------------------
答案用紙番号:4/5
問題番号:U-2-(3)
技術部門:電気電子
選択科目:電気応用
専門とする事項:電動力応用
-----------------------------
答案用紙番号:5/5
問題番号:U-2-(3)
技術部門:電気電子
選択科目:電気応用
専門とする事項:電動力応用

総監虎の巻シリーズの『総監記述問題対策2011』を購入して勉強中ですが、ここにある論文解答例の選択科目欄には『総合技術監理』となっていました。私の電気電子部門の選択科目の『電気応用』と記入するのではなく『総合技術監理』と記入しないと失格になるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。


       

No.27447 RE:総監解答用紙の一番上の書き方 投稿者:しーばーど 投稿日:2011/06/10(Fri) 20:56

技術部門が「総合技術監理」。
選択科目が「電気電子−電気応用(自分の部門)」。
専門とする事項が「〜(自分の専門)」。
願書に書いたのと同じです。
願書の書き方に注が入ってます。


       

No.27450 RE:総監解答用紙の一番上の書き方 投稿者:yama-tech  投稿日:2011/06/11(Sat) 16:59

しーばーどさん ありがとうございました。
頭の中でもやもやしたものが晴れました。
がんばります。


       


No.27432 義援金の分配を急げ! 投稿者:混ざらん海峡 投稿日:2011/06/07(Tue) 10:48 [返信]

せっかく集まった義援金を早く分配してほしい。

 日本赤十字のピンハネ分が多いせいなのか?


       

No.27433 RE:義援金の分配を急げ! 投稿者:信州林檎 投稿日:2011/06/08(Wed) 00:31

>混ざらん海峡さん

お気持ちはわからないでもないですが、事実と異なる書き込みは技術士としていかがなものかと思います。

日本赤十字社の運営は「社員」と呼ばれる会員からの寄付金や、「日本赤十字社の運営のための」寄付金で賄われており、義援金が日本赤十字社のスタッフの給与に使われることはありません。

全額被災者に分配されています。



遅延の理由に関しても、少し調べればすぐわかると思いますよ。


       

No.27434 RE:義援金の分配を急げ! 投稿者:混ざらん海峡 投稿日:2011/06/08(Wed) 09:20

アメリカでは、NPOのランク付けがあって、義援金等の配分経費の搾取やスピードで点数つけているようです。
 それによると、日本赤十字社は最低ランクだそうです。


       

No.27437 RE:義援金の分配を急げ! 投稿者:すぱいす 投稿日:2011/06/08(Wed) 20:38

アメリカのどんな団体がやっているかわかりませんが、本当に信用していいですか?

       


No.27435 月間建設オピニオンについて 投稿者:勉強不足 投稿日:2011/06/08(Wed) 10:23 [返信]

 久しぶりの投稿となります。
時すでに遅しですが、来年も見据えてこのような形でお聞きするのが手っ取り早いのでどなたかご教授願えないでしょうか。
 現在、建設オピニオンの定期購読は行なわれていないのでしょうか?調べてみるとどうやらそのような感じなのですが。。。
 もし、定期購読を行なっていないのなら、これに変る参考になる雑誌を紹介願えないでしょうか?
 
 お恥ずかしい話ですが、現在、指導の立場におります。指導をしながら、最近の自分の不勉強に気がつき、受検をするわけではありませんが、最低限の知見は身につけておきたいと考えたところです。(そもそも指導者としても恥ずかしくないように・・・)


       


No.27369 鉄筋比の問題について 投稿者:あほすけ 投稿日:2011/05/28(Sat) 13:37 [返信]

どうしてもわかりません。ご教授お願いします。

鋼材の単位重量rs=77.0kN/m^3

コンクリートの単位重量rc=23,0kN/m^3

鉄筋コンクリートrc‘=24,5kN/m^3

しか与えられていない場合の鉄筋比=As/Acとはどうやって求めればいいでしょうか? お願いします。


       

No.27404 RE:鉄筋比の問題について 投稿者:検算はお願いします 投稿日:2011/06/03(Fri) 16:46

高さ 1 m,断面積 (As + Ac) m2 の鉄筋コンクリート塊があるとします.この鉄筋コンクリート塊の体積は (As + Ac) m3 です.
ここで断面積の内,鋼材の占める面積が As m2,コンクリートの占める面積が Ac m2 とします.

鋼材の単位重量が rs kN/m3,コンクリートの単位重量が rc kN/m3 ですから,この鉄筋コンクリート塊の重量は (rs x As + rc x Ac) kN となります.
一方,この鉄筋コンクリート塊の単位重量が rc' kN/m3 であり,体積が (As + Ac) m3 ですから,この鉄筋コンクリート塊の重量は rc' x (As + Ac) kN となります.
これらのコンクリート塊は同一のものですから,以下の等式が成り立ちます.

(rs x As + rc x Ac) = rc' x (As + Ac)

これを整理すると,

As x (rs - rc') = Ac x (rc' - rc)

となりますから,鉄筋比は以下の式で与えられます.

As/Ac = (rc' - rc)/(rs - rc')

途中の論理展開に間違いがないかをご自身でご確認いただくとともに,具体的な数値は上式に代入して確認してください.


       

No.27431 RE:鉄筋比の問題について 投稿者:建築士 投稿日:2011/06/06(Mon) 12:52

As=(rc'-rc)/rsで
Ac=1とすると
As/Ac=As/(1-As)となりますが。

長さは、コンクリートも鉄筋も同じとします。


       


No.27411 一次試験共通科目について 投稿者:太刀魚 投稿日:2011/06/04(Sat) 14:13 [返信]

 このたび、二度目の一次試験にチャレンジします。過去1回は共通科目(数学、物理)で惨敗してしまったので、免除となる国家資格に挑戦中です。
 既にRCCMも取得し資格試験受験に余裕ができたので、久しぶりに技術士に挑戦します。
 私が過去に受験した感覚では、数学、物理とも大学センター試験よりも難易度が高いようでしたが、業務において地質調査結果を解析している関係で地学の回答がそれなりにできそうでした。次に受験する科目として化学にするか生物学にするかを迷ってます。
 下水道管渠設計および水道配管設計を専門としている文系大学卒という簡単な経験しか明かせませんが、化学と生物、どちらが効率的な勉強ができると思われるますでしょうか。図々しい投稿ですが、ご意見を聞かせていただければ幸いです。


       

No.27415 RE:一次試験共通科目について 投稿者:しーばーど 投稿日:2011/06/04(Sat) 17:49

共通の問題を見てないのですが。
一般的に公務員試験(地方上級)の自然系では地学と生物が狙い目と言われてます。

私は化学の出なので、化学を選びますが。

後は、資格ならば危険物か公害防止水質3種ですね。
危険物は乙を4種類取れば甲が受けられるらしいです(曖昧です)。


       

No.27421 RE:一次試験共通科目について 投稿者:非建コン人 投稿日:2011/06/05(Sun) 08:38

共通科目免除資格は何といっても1級土木がお得でしょう。レベル的にはほとんど運転免許学科試験なみで事務屋さんでも取れますよ。

       

No.27422 RE:一次試験共通科目について 投稿者:事務屋で1級土木取得者 投稿日:2011/06/05(Sun) 16:02

事務屋さんは実務経験年数をごまかさないと、1級土木施工を受験できません。

       


No.27397 総監虎の巻シリーズNO.4注文しました 投稿者:yama-tech 投稿日:2011/06/02(Thu) 21:18 [返信]

SUKIYAKI塾のPMP(★虎)のサイトより『PMP(☆虎)の 総監受験対策本 「総監 虎の巻シリーズ」の紹介』より、下記を選びました。
◆ 「総監 虎の巻シリーズ(4)」 「総監 記述問題対策 2011年度版」
 これをEXCELシートに記入して送信しました。但しこの注文用EXCELシートには『C記述試験論文対策本2011』という表現されていました。番号と内容が合っていましたのでこれにしました。
 その後自動返信メールが届き『入金確認後』『総監虎の巻シリーズ2011年度版』を送りますというメッセージが入りました。
 「総監 虎の巻シリーズ」には(1)〜(5)まであります。入金すれば
◆ 「総監 虎の巻シリーズ(4)」 「総監 記述問題対策 2011年度版」
 が手に入るのか心配です。


       


No.27376 専門の答案用紙の書き方について 投稿者:山本山 投稿日:2011/05/31(Tue) 12:37 [返信]

初歩的な質問で大変申し訳ありませんが、教えてください。

昨年、河川で受験しましたが「失格」でした。
専門の問題で、Aグループ問題を3枚書く自信がなかったため、回答用紙の4枚目から先にB問題を書き4〜6枚を埋めました。Aグループ問題は、予想通り2枚しか書けなく、3枚目は白紙になりました。
たぶん、3枚目が白紙だったため失格になったと思われます。(受験番号と氏名は書きました)
このような場合、1枚目からBグループ問題に回答しても良かったのでしょうか。
Bグループ問題を1〜3枚目に書いて、4〜5枚目をAグループ問題で6枚目が白紙。
試験当日、係の方がこのような質問には答えられないと説明していたので、質問はしませんでした。

そもそも2枚しか書けない時点でC評価かもしれませんが。

レベルの低い質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。


       

No.27377 RE:専門の答案用紙の書き方について 投稿者:都市計画 投稿日:2011/05/31(Tue) 13:40

〔問題ごとに答案用紙を替えて解答問題番号を明記し、それぞれ3枚以内にまとめよ。〕ですよね。
「常識的」には、若い番号から答えるべきですから、1-1からですね。1-2を4ページ目から書きはじめたのがまずかったですね。1-1が2枚で終わっても、3ページが1-2の1枚目とすれば、問題なかったのに-------。
3ページの問題番号が1-1-○となっいたから、「答案用紙を替えていない」と判断されて「失格」なのですね。
 山本山さんが言われるように、B〔1-2-○〕を先にかいて、6枚目が白紙だったら、失格にはならないと思いますが、「常識」を疑われるでしょうね。
「港湾及び空港」の設問のし方にも注目しましょう。参考になりますよ。


       

No.27378 RE:専門の答案用紙の書き方について 投稿者:おそらく 投稿日:2011/05/31(Tue) 13:52

通し番号で1,2,3,4,5,6とするのではなく、
問題毎に1,2,3、1,2,3とすれば解答する順番も関係ありません。
実際に私もこの書き方で合格しております。

次の関連記事をご参照下さい。
http://16611.webspace.ne.jp/rental/img_bbs2/bbs.php?pid=16611&mode=pr&parent_id=18651


       

No.27379 実際の回答 投稿者:山本山 投稿日:2011/05/31(Tue) 18:22

実際ですが以下のように書きました。

1枚目 T-1 1/2
2枚目 T-1 2/2
3枚目 白紙
4枚目 T-3 1/3
5枚目 T-3 2/3
6枚目 T-3 3/3

やはり3枚目の白紙が失格原因でしょうね。
ホチキス止めが無ければ。。。。


       

No.27380 RE:専門の答案用紙の書き方について 投稿者:嘉兵衛 投稿日:2011/05/31(Tue) 20:14

こんなケースで失格になるのかと驚き、あらためて昨年の問題を見てみました。
もし、問題用紙を持ち帰っておられるのでしたら、最初の注意事項をもう一度見て下さい。
昨年の道路の専門問題では、「最初に解答する問題を答案用紙2枚のみで解答した場合でも、次に解答する問題は答案用紙綴りの4枚目から使用して下さい」などと指示されています。
つまり山本山さんの解答の仕方でOKなんだけど・・・
そして、「答案用紙綴りの使用については、誤った場合でも「失格」とはなりません。」と横に付記されています。
ほかに失格の原因はかんがえられないでしょうか。


       

No.27383 RE:専門の答案用紙の書き方について 投稿者:山本山 投稿日:2011/06/01(Wed) 12:28

注意事項に以下が有りました。
「解答に使用したすべての答案用紙に受験番号、解答する問題・・・・を記入すること」

3枚目は使用していないのに、受験番号や技術部門を記載しました。
マスは空白なので、当然問題番号は未記入です。

これが失格の理由かもしれません。
失格理由に、「問題番号が未記入」とありました。
1〜2枚と4〜6枚目には、間違いなく問題番号を記入しています。提出時に再確認しましたから。

3枚目に問題があるようです。

いずれにしても、このような場合は、T-3から先に解答した方が良さそうですね。
そうして、6枚目は受験番号も何も書かないのが正しいのでしょうね。

今年は6枚全て埋められるようにがんばります。


       

No.27384 RE:専門の答案用紙の書き方について 投稿者:嘉兵衛 投稿日:2011/06/01(Wed) 17:51

なるほど。
貴重な事例、ご体験を教えていただきありがとうございます。参考になった人、私以外にも多いと思います。
筆記試験まであと2ヶ月。本年のリベンジ頑張ってください。って、私もがんばらなきゃ・・・


       

No.27385 RE:専門の答案用紙の書き方について 投稿者:シャトル 投稿日:2011/06/01(Wed) 20:07

技術士を目指している者です。驚きと失望です。

もし本当に「3枚目の問題番号の未記入」が失格の理由ならば、試験で求める本質とは関係ないですよね。

「解答に使用したすべての答案用紙に受験番号、解答する問題・・・・を記入すること」とありますが、失格とするに際しこの記載内容のみでは不十分ですよね。

「解答に使用したすべての答案用紙に」の解釈について様々な憶測が可能ですよ。
普通、白紙の答案用紙は、「解答に使用した答案用紙」とは思いませんよね。しかし受験番号や何らかの記入がみとめられば「解答に使用した答案用紙」とみなされるのかもしれませんね。ですから、3枚目に受験番号も何も書かなければ、「解答に使用した答案用紙」とはみなされず、失格にはならなかったのかもしれません。
答案用紙の1枚目と2枚目の通し番号が1/3、2/3としていたならば、3枚目が全くの白紙でも解答に使用した答案用紙とみなされるのかもしれません。
逆に考えると、全ての答案用紙に1/3、2/3、3/3として受験番号、問題番号なども全て記入すれば、2枚目、3枚目が白紙でも失格とはならないのかもしれません。もしかしたら、2枚目に「以上」と書いてなければ、続きがあるとみなされ、3枚目が全くの白紙でも「解答に使用した答案用紙」になるのかもしれませんね。

もし、このようなことで本当に失格とするならば、解答に使用した答案用紙の定義について、注釈書きしてほしいですね。

私としては、この試験に少し失望です。


       

No.27386 あの〜 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/06/01(Wed) 23:46

もし仮に、
1枚×3題の配点が60点、
3枚×1題の配点が40点と仮定した場合、

1枚の白紙を除いて記述した枚数が完璧の場合には、80点になり合格だと思いますが、
答案が75%未満の内容であれば、トータルで60点未満で不合格になります。

その可能性があり得ませんか?

さらに失礼をお許しください;
1枚が白紙になるということは、そもそも勉強(準備)不足ですよね?
であれば、他の答案の内容も点数が低かったのではないでしょうか?

さらにもう一言、
白紙になるくらいならば、勘違いでも何でもよいから自分の思うことを書き綴ることが大事ですよ。


       

No.27389 その通りですが。。。 投稿者:山本山 投稿日:2011/06/02(Thu) 11:55

VINCENTさん

ご指摘の通り準備不足(勉強不足)でした。
ただ、失格は無いと思いました。
失格だと採点もされないのでA〜Cがつきません。
建設一般は自信があったので、評価だけでもわかれば今年の対策になります。

皆さん、大事な時期に時間を割いていただいて貴重な意見有り難うございました。

あと2ヶ月ですね。


       

No.27391 RE:専門の答案用紙の書き方について 投稿者:CNK 投稿日:2011/06/02(Thu) 13:11

山本山様
CNKと申します。応用理学部門の者です。
私は以前に某企業の主催する技術士受験セミナーに参加したことがあるのですが、その時の講師の方がかつて採点官、面接官をされていたとのことで、その方がおっしゃられたお話によると、答案内容は合格水準に達しているのに問題番号等の記入漏れがあるケースが時々あるそうです。そのような場合、合否をどうするか、採点官の間でも意見が割れることがあるそうです。
今回の山本山さんはたまたま厳しい採点官にあたってしまったのかな・・・と、掲示板を拝見しながら思ったりしました。

次回はぜひリベンジされてください。


       


No.27142 日本における国益(公益)と福島 投稿者:チョンキー 投稿日:2011/04/18(Mon) 09:18 [返信]

今、福島県では放射能の危険があるため、本当に学校に通わせていいのか、子供を持つ親達は真剣に悩んでいます。
福島県では4月の初め、校庭での活動を制限する必要があるのか国に決めて欲しいと要望を出しました。
そして文部科学省が原子力安全委員会の助言を参考にして指針を示す事になっています。
しかし暫定的な指針を示さないため、学校は始まり、放射能が飛散し続ける校庭で部活動も普通に行っているのが現状です。
先日、原子力安全委員会が会見を開き、子供は大人よりも放射能に対して危険性があるため、大人の基準値の半分を目安にすることを提言しました。
その翌日である14日に高木文部科学大臣は「学校を頻繁に移動させることはできない」ということを理由に、法律で定める年間被ばく許容基準値(1mSv)の20倍を子供の年間被ばく許容値とすると発言しました。
この発言の背景は、子供を転校させると、その保護者である親も引っ越さなければならなくなり、その親も失業する事になり、そんな宿泊費や失業による収入の補てんを考えたら、補償費も天文学的になるため、国益を第一に考え、福島の子供達は将来ガンになってもしょうがないと断腸の思いで判断したのでしょう。
私も文部科学省管轄の日本技術士会の会員ですから、その大臣を批判したくはないのですが、技術士である私としての公益は子供の命を守る事が公益であり、それを費用がかかり過ぎるからと切り捨てるやり方は理解できません。
こう考えると国益と公益は別物なのですね。


       

No.27143 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:Cool 投稿日:2011/04/18(Mon) 11:44

技術士の掲示板ですから論理的、客観的に議論したいと思います。
そこで、まず
>この発言の背景は、…
の部分の根拠を示してください。
なぜなら、それ以後の議論は、上記部分の仮説が正しいことを前提としるので、仮説が正しい根拠を示さなければ以後の議論は空想の応酬になってしまうと懸念されます。


       

No.27154 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/04/20(Wed) 12:23

 
●原子力発電所の格納容器は壊れない(放射性物質は外には漏れない).壊れないから,その対策,危険値,避難対策も必要ないと(原発推進派の方々)の考えです.そのとおりで道理に合って正解です.
●壊れると言った時から原発は設置できません.つまり,人体への影響値も食物への安全値もありません.ですから,厚生省も農水省も文科省も勉強もしていませんし政府も発表出来ません.つまり,かっての通産省(原子力安全委員会)の云われるままで,かっての原発に対する懐疑派や反対派の意見は無視され危機管理が(マスメデアの批評もないまま)できていません.と云うことです.チャレンジャー号の事故と同じではないですか.
●ある医師に聞きました.人間で実験していませんので健康への影響は未知数ですが,1msvの発がんは1〜3.7人/10万人当たり,100msvでの発がんリスクが4.7%(大人,子供を含む全体で)との事.ただし,遺伝的には問題ないが,妊娠後期の方は注意をして下さい.はたして4.7%が大きいとみるか小さいと診るかです.私は,労災に対する安全率からしても非常に大きいと感じます.また,成長期にある子供は免疫ができてませんので余計心配で,ましてや人の命に関する事です.専門外の人間としても,論理的・客観的という前に「人として,人間として」?.私は感覚的に生きてきましたので.


       

No.27178 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:チョンキー 投稿日:2011/04/25(Mon) 10:39

100ミリシーベルトの被ばくで4.7%の発がん率ですか。
福島県で考えると福島県の人口は200万人ですから10万人がガンにかかるという計算ですから、
多すぎる被害ですね。
文科省は法律を無視して学校の被ばく基準を年間20ミリシーベルトと設定しましたが、
これには内部被ばくが考慮されていません。

このことから4月22日付けで日本弁護士連合会が会長声明として、
これら学校の基準の問題点を指摘し、対策を求めました。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/110422_2.html

内部被ばくとは、呼吸により放射性物質が肺に付着することや、
飲み物や食べ物から摂取する事を言い、
もっとも怖い被ばくです。
先日、人間の母乳から放射性物質が検出されたと報道されましやが、
これはマスクをしない母親が呼吸により内部被ばくしたためと考えられます。

校庭で運動する子供は舞い上がる放射性物質を吸い込みますから、
内部被ばく量が多くなり、
外部被ばくが20ミリシーベルトでも、
合計すると100ミリシーベルトに達する児童も多いでしょう。
しかし法律では年間許容被ばく量は1ミリシーベルトです。
そして3ヵ月累計で1.3ミリシーベルト(0.6マイクロシーベルト/時)以上の施設は立入禁止としなければなりません。
しかし文科省は3.8マイクロシーベルト/時(0.6マイクロシーベルト/時の6倍以上)以下であれば普通に学校生活を送って構わないと通達を出しました。

【国益】のためとはいえ、福島の子供たちの数パーセントを殺そうとしていると言っても過言ではありません。

私がこの掲示板にこの事例を投稿したのは、
【国益】より【公益】を重視するであろう技術士の人達の意見が聞きたかったからです。
しかし自分の家族に関係が無い人には興味のないことだったみたいですね。


       

No.27179 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:APEC 投稿日:2011/04/25(Mon) 12:59

一般的な基準値の類と比較すれば、1ミリシーベルトの10万人当たり1人前後というのが妥当なラインではないかなと思います。
基準値の持っているはずの「余裕しろ」部分と、放射性物質の飛散による被曝であるがゆえに気象条件等で突発値が出るリスク、内部被曝のリスクなどを考え合わせての決定なのでしょうが、そのあたりの根拠を明確にしてインフォームド・コンセントがきちんと成立するようにすべきではないかなと思います。

一方で、たとえ説明されても「でもなんか怖い」というバイアスは除きようがないのではないかなとも思います。
情報提供がバイアスを低減するのも確かでしょうが、被災者の方々の震災以降の精神的打撃も考えると、それで安心できるかというと難しいものもあるのではないかと。
被曝リスクの判断などは合理的でなければいけませんが、「安心提供」は合理的判断の上に、少しのバイアスを許容してもいいのではないかなあと思います。そのためにお金もかかるかもしれませんが、「特に子ども達の健康維持のためであればプラスアルファの安心を求めてもかまわない」というあたりに国民のコンセンサスがあるのではないかなと感じます。


       

No.27208 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:北の国から 投稿日:2011/04/27(Wed) 23:20

引越したくない、失業したくない、が子供の健康に優先されるのでしょうか?

国や自治体の指示が不安なら避難という行動を起こされた方が良いと思います。被災者の方々の受け入れ態勢を整えている遠方の自治体はたくさんあります。

お上の指針がダメダメでも避難の自由は未だ保障されていると思います。


       

No.27215 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/04/28(Thu) 12:34

@東電・保安院>行政>専門家>マスメデア>一般メデア(NPO等を含む)>国民の順にリスク情報は入手しやすい立場にある.
Aこのためより上位者に情報を伝える義務がある.
B情報の送り手に課される義務とは,危険に直面している人々が,その被害を避けることができるように,正確な晴報を与えなければならない.
C受け手がリスクについて情報を受け取るかどうかを,情報の送り手の判断で決めてはならない.
現状は,リスクを伝達しても国民は伝達意味を理解しないと勝手に送り手がリスク情報の伝達を控えた結果,不安(風評被害)等が増大したと考えると納得できる.
特に,社会的合意が表面的で根源的な所から議論していない(啓蒙・洗脳されたと考える)と,国民はより上位者の情報を信頼しなくなる.一方,原発被害者はそれなりの合意(便益?)を得て来たとの意見もある.
一部では,既に始まっているが,「デンマークにおけるコンセンサス会議」等を参考にしていくとバイアスも少なくなり安心に繋がると考える.
既に,日本という国や国民は経済,安全,平和,文化等,先進諸国よりも1周先を進んで成熟化している事を理解し安心できる行動(自助・共助・公助)しなければならない.その事に気づいていないと,責任を政府だと責任逃れになりはしないか.
技術者である我々に責任があると自覚する必要がこれからの日本には必要ではないか.


       

No.27219 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:NU 投稿日:2011/04/28(Thu) 23:16

100mSvの被ばくによる発がんの増加は約0.5%です。4.7%ではありません。

「日本人は元々約30%ががんで亡くなっています。仮に1000名の方が100ミリシーベルトの被ばくを受けたとすると、がんで亡くなる方が300名から305名に増加する可能性があります。」
放射線医学総合研究所(放医研)HPより引用

議論の参考にしていただければ幸いです。


       

No.27231 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/04/30(Sat) 23:48

小佐古参与が内部告発の形で辞任しました。

http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/80519.html

20ミリシーベルト/年の値は、2時間で委員会も開かれずに
不明瞭なプロセスを経て決定されたとのこと。(真偽不明)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0430&f=national_0430_197.shtml

東京電力の技術士(原子力・放射線部門)様達がどのように考えているのか
知りたいところです。

http://www.aesj.or.jp/gijyutsushi/number_pe_nuclear.html

個人的には、舞い上がった砂・埃による内部被爆が考えられるため、
国は子供たちをただちに疎開させるべきではないかと考えます。

なお、私は原子力については門外漢です。いたずらに不安を煽る意図はありません。

ついでに。
原子力安全委員会には3人の技術士様がいらっしゃいますが、副業で忙しいとのことです。(13:45頃)
http://www.youtube.com/watch?v=D2ldKNSAOk8
http://www.nsc.go.jp/annai/iin.htm


       

No.27235 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/03(Tue) 06:44

統合会見の動画を見たのですが、やはり20ミリシーベルト/年の決定プロセスがわかりません。
根拠となる数値がいくつかあるようで、国外の基準だと問題があるようですが、安全委の基準だと
問題ありません。
内部被爆も問題ないという見解です。
正直この判断が正しいのかどうか分からないので、倫理的に問題があるのかどうか分かりません。
風説の流布で無い、専門家の理論的な指摘が必要と考えます。

5月2日統合会見01(http://www.ustream.tv/recorded/14427026
00:10:00 20ミリシーベルト/年に関する見解。
00:12:13 放射性物質の拡散に関する見解。(容認?)
00:40:00 20ミリシーベルト/年の意思決定プロセスに対する説明。
02:11:25 上限値20mの根拠。
文部科学省から3.8マイクロシーベルト/時という提案があった。差し支えないと判断した。
20ミリシーベルト/年では影響が現れない。数100ミリシーベルト無いと出ない。
20ミリシーベルト/年は閾値ではない。
3.8マイクロシーベルト/時の根拠は、実際の被爆線量を10数ミリシーベルト/年と予測したため。
20ミリシーベルト/年は好ましい数値ではない。下げる努力は必要。

02:28:30 南相馬市(最大)年間15.6ミリシーベルトと試算。
02:48:50 土壌の浄化は学校現場と文部科学省で決めてほしい。
02:51:00 安全委員会のありかた。各委員が自由に意見を言って施策に反映する立場。
02:54:00 20mシーベルトの意思決定プロセスは、科学的でないのではないかという指摘と見解。
02:58:00 福島県産牛乳の内部被爆の影響は無い。外部線量が高くても問題ない。

5月2日統合会見02(http://www.ustream.tv/recorded/14428952
00:07:00 ストロンチウム・プルトニウムの内部被爆の影響に対する見解。
セシウムに包含して評価すればよい程度の非常に小さい値。
00:15:30 アメリカの科学アカデミーと基準が違うが?数ミリシーベルトの単位まで
比例(直線的)に考えるべきであると、その理由を明確にして記載してある。
20ミリシーベルト/年は200人に一人、2年続くと100人に一人がんが発生する。

ICRP基準では後で出てくる影響(確率的影響)については
数100ミリシーベルト以上であればがんの発生率と受けた放射線量に比例関係があるが、
それ以下では広島・長崎の調査から影響は無い。
アメリカの科学アカデミー基準との違いは調査して回答する。

00:41:00 小佐古氏の会見がキャンセルになった理由に対する見解。
公務員として守秘義務はあるが、学者としての見解に圧力をかけることは無い。

01:28:50 内部被爆2%と試算。


http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/pdf/sinsa_02.pdf
P11
○出荷停止となった野菜は、一箇所にまとめて管理。(原子力安全委員会助言)
○放射性物質の拡散を防ぐため、収穫前の野菜は、圃場に放置。(原子力安全委員会助言)

http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/0312-0424_in.pdf
一歳児ヨウ素内部被爆積算線量、飯館村で100ミリシーベルト?


       

No.27236 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:都計技術士 投稿日:2011/05/03(Tue) 12:33

この問題は公益云々ではない気がします。

現政権は放射能が高い中通りの子供や若者に対し、「20ミリシーベルト/年」を盾にすでに50日以上何もせず放置しています。

チェルノブイリの例から見ても、今後5年10年とたつうち、対象地区における若年者の癌発生は目に見えて増加すると思います。

その段階で、現政権で首相をはじめこの問題に主体的に携わった人間は告訴され、法の裁きを受けることになると思います。

このように、これは公益云々などという問題ではなく犯罪に発展すると認識しています。


       

No.27237 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/03(Tue) 15:11

原子力安全委員会は、20ミリシーベルト/年どころか、100ミリシーベルト/年でも
問題ないと言っています。小佐古氏の5ミリシーベルト/年が限界、という意見と
まったく食い違っています。

キャンセルになった小佐古氏の見解を聞きたいところです。

以下引用

http://www.nsc.go.jp/anzen/soki/soki2011/genan_so22.pdf
第22回
原 子 力 安 全 委 員 会 速 記 録
平成23年4月10日(日)
原子力安全委員会
(注:この速記録の発言内容については、発言者のチェックを受けたものではありません)

ただ一つはっきりと申し上げておきたいことは、私どもは非
常に保守的に1年間に1mSvを一般公衆の被ばく線量として目指しておりますので、20m
Svに急に上がるということに大変心配されるのではないかと思います。しかし、あくま
で1年間に100mSvまでは確定的影響という被ばくをしたときに、短期間に現れる身体影
響も、長期的に起こってくる晩発的影響、確率的影響も起こらないことをはっきり皆様
に理解していただきたいと思います。特に今回は、急性被ばく、一度の被ばくではなく、
継続している慢性被ばくですから、影響はより少ないというふうに考えられます。100m
Sv以下では心配は無いのだということをご理解していただいた上で、それでもなおかつ、
できるだけ低い線量を目指すということで、ICRPのいう20mSvを目標にするという考え
方で防護区域をもう一度考えていただくというのが適切ではないかと思います。


       

No.27238 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:コロ助 投稿日:2011/05/03(Tue) 18:31

4月25日にチョンキーさんが紹介されている、日本弁護士連合会の声明の内容が言い尽くしていると思います。今回の事象は過去の例からでは最適解は得られないでしょう。工程表は収束に向けた取り組みを示しはしていますが、その間にもずっと放射性物質は放出され続けることを意味しています。これだけ長期間にわたり放射性物質そのものの直接の影響を受け続けたことはなかったはずです。外部被ばくも問題ですが内部被ばくがさらに大きな問題です。未知の危険に対しては安全側に対策を行うことが当然ではないでしょうか。特に子供さんへの影響を考えると、根拠の曖昧なまま基準を設定することなどは、憲法で保障された「基本的人権」の侵害に当たると思えます。人命を危険にさらして成り立つような国益などありません。もし東京などの関東圏で同様の事態が生じたときの対応の困難さを見越し、福島の方に危険な基準を押し付ける気持が少しでもあるとしたら許せません。私は、子供さんの野外活動を制限するようなところに子供さんを置いておくこと自体おかしいと思います。また、このわずかな間に、「ただちに影響ない」という言葉で、放射性物質や放射線への意識が大きく変えられてきつつあることも感じます。3月初めに戻った感覚で見渡した時、別の危機を感じるのは私だけでしょうか。

       

No.27239 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:チョンキー 投稿日:2011/05/03(Tue) 21:07

福島の市民団体が5月2日(月)に文部科学省と原子力安全委員会に事実の確認をした状況が↓です。

http://www.ustream.tv/recorded/14425805

103分間もありますのでまとめると、
1.できるだけ年間被ばくが1ミリシーベルト以下となるように『除染』するのはいいことだが、その放射性廃棄物を持っていく場所がないため、地方自治体から文科省へ『除染』をして良いか問い合わせがあれば、今の段階では文科省として「その必要はない」と答えるであろう。
2.原子力安全委員会が時間当たり3.8マイクロシーベルト以下であれば通常通りの学校生活を行っても差支えないと決定した話し合いは委員4名であったが、会議ではないし、議事録も残ってはいない。
3.年間許容被ばく20ミリシーベルトは文科省の独自の考えであり、原子力安全委員会の考えは子どもへの年間20ミリシーベルトの被ばくを認めていない。
4.基準は内部被ばくが考慮されていないが、これは文科省での計算で2%程度であったため考慮していない。計算根拠は後日示す。そして原子力安全委員会としての考えは内部被ばくを特に考慮するべきだが、内部被ばくの程度が推定できないため、内部被ばくの程度が確認できるまでは外部被ばくだけで3.8マイクロシーベルト以下の学校では学校生活を制限しなくてもよいと判断した。これはこれから被ばくの程度が減少するであろうとの考えからである。そして実際の内部被ばくの程度が確認できれば、また年間20ミリシーベルトの被ばくになるであろうと推測できる場合は原子力安全委員会として文科省に新たな対策を指導したいと考えている。
5.福島県放射線健康リスクアドバイザーが本当に「時間当たり10マイクロシーベルトや年間100ミリシーベルトを被ばくしても安全である」と言っているのであれば、原子力安全委員会としてしっかり指導する。


       

No.27240 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:プチクレーマー 投稿日:2011/05/03(Tue) 21:10

私個人の見解を申し上げます。貴方様の問題提起については、当然の事であると考えます。私は、今回の事故については、各々一人の技術士あるいは技術士会、更には技術士法の範囲というものを超越した問題であると認識しております。ゆえに、技術士法にある「公益」では、論じるべきでないと考えております。その理由として、本問題は、今回の事故で多くの内部的情報がマスコミや雑誌で暴露されております通り、国民を「あざむいて」原発は安全だと主張し推進してきた「国家の犯罪行為」ではないか、という論点で進んで行くであろうと予測してるからです。私なりの現状での見解としては、「国策」として原発事業が推進されている為、関連学者や技術者(原子力部門等技術士含む)は、それに従うのは当然でありますが、今後は、「原発推進反対派」への「国民支持の高まり」により、次なる「国策」が、国民に提示されるであろうと見ております。

       

No.27241 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/03(Tue) 21:14

私は個人的には、国は子供たちをただちに疎開させるべきと考えています。

チョンキーさんのおっしゃっていることと同じ?かもしれませんが、
私は以下の状況だと考えています。仮説です。

(1)国は原子力安全委員会という権威付けされた専門家集団の判断に従っています。
この委員会の判断を無視して勝手に行政を行うことはまずないと考えています。
(2)原子力安全委員会はICRPの基準に従って判断しています。今後、なにかあっても、
ICRPの基準に従っておけば、「その時点では正しい判断だった」と言えるからです。
(3)逆にICRP基準以外に従わなければならない基準は現時点では無いと思われます。
理論的により正確な基準があったとしても、基準を変えるための理由付けが必要と考えます。
(4)逆に理由付けの無いままICRP基準以外に従い疎開等させて経済に影響を与えた場合、
(ICRP基準に従った場合どうなったか分からないこともあり)過剰反応で経済損失
や国土の空白地帯を作った等という批判の責任を取らねばなりません。
せっかく災害を未然に防いだのにです。
(5)国は、「逃げたい人は自己責任で逃げればよい」という姿勢を取っているように思われます。
本当に安全でリスクゼロなら、支持率向上のためのパフォーマンスとして自分の家族や
子・孫を住まわせると想定します。

(3)を覆すために、ICRPの基準が間違っていることを論理的に証明しなければなりません。
論理的に証明してもなかなか変わりませんが。
そうしないと誰も責任を取りません。政権交代しても、水俣病、薬害エイズ、石綿など同じ構造に思えます。

人任せにして強制することなどできませんが、技術士(原子力・放射線)を含む専門家が
声を上げてくださることを切に望みます。「科学技術に対する信頼の低下」が止みません。
このままだと原子力・放射線の研究そのものが未来への研究ではなく過去の代償となってしまいます。

http://www.engineer.or.jp/dept/nucrad/open/materials/system_practical_use_propose.pdf

もっとも過去からの「国策」に対して個人の力はあまりに無力ですが。。。


       

No.27242 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/03(Tue) 21:27

チョンキーさん。

>3.年間許容被ばく20ミリシーベルトは文科省の独自の考えであり、原子力安全委員会の考えは子どもへの年間20ミリシーベルトの被ばくを認めていない。

統合会見で以下の趣旨のコメントが原子力安全委員からなされています。20ミリシーベルトは認めないが、15.6ミリシーベルトならOKということでしょうか。
詭弁にしか聞こえませんが。。。

文部科学省から3.8マイクロシーベルト/時という提案があった。差し支えないと判断した。
南相馬市(最大)年間15.6ミリシーベルトと試算。

>5.福島県放射線健康リスクアドバイザーが本当に「時間当たり10マイクロシーベルトや年間100ミリシーベルトを被ばくしても安全である」と言っているのであれば、原子力安全委員会としてしっかり指導する。

第22回原子力安全委員会速記録にある記録と違います。安全委員会の委員が、以下の発言をしています。

あくまで1年間に100mSvまでは確定的影響という被ばくをしたときに、短期間に現れる身体影響も、
長期的に起こってくる晩発的影響、確率的影響も起こらないことをはっきり皆様に理解していただきたいと思います。


       

No.27243 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:コロ助 投稿日:2011/05/03(Tue) 22:47

国民の生命と国益を天秤にかけるような思想はあってはならないと思います。今日は憲法記念日ですが、そもそも国とは何のためにあるのでしょう。どれほどの負担や痛みが伴うとしても、将来ある子供たちの速やかな避難など、安全確保のための対策をとるべきです。

先日、福島県の下水汚泥からセシウムが検出され、県は雨水が起源と推定するという発表をされました。分流式では大量の雨水が入り込むとは考えにくく、半減期の短いヨウ素でなく半減期の長いセシウムが多量に検出されているということは、農産物を経た食物からの「し尿起源」と考えるべきで、すでに内部被ばくが起きていることを示しています。

早急に行うべきことは、溶融スラグの使用先の調査ではなく、このセシウムがどこから来たか、どの程度の内部被ばくが起きているかを明らかにすることです。

原子力安全委員会の見解、1年間に100ミリシーベルトまでは影響なしというのは、外部被ばくの話ですよね。「内部被ばくの程度が確認できた段階で新たな対策を指導」では遅いのではないでしょうか。


       

No.27244 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:今回は匿名とします 投稿日:2011/05/03(Tue) 23:07

民主党は国民生活が第一とか言っているわりに、実施にやっていることはスローガンとかけ離れていますね。政府民主党はこういう事態が発生した今でも、れんほう議員が中心となって実施した事業仕分けで廃止を提言したスーパー堤防は不要と言い切れるのでしょうか。国家公務員の総人件費2割カット、天下り禁止なども実行しないし、まったくもって信用できない政党です。

       

No.27245 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/03(Tue) 23:09

コロ助さん。

同意です。

1年間に100ミリシーベルトまでは影響なしというのは、外部被ばくの話です。
原子力安全委員会と文部科学省は内部被曝は被曝全体の2%しかないので問題ないと言っています。
私は専門家で無いのでこの数値の妥当性は分かりませんが、リスク回避が可能なのですべきと考えます。

下水汚泥について、し尿起源を指摘する情報源は無く、聞きかじった情報ではヨウ素、プルトニウムやストロンチウムが体内に取り込まれやすく危険とのことなので、今後問題となるかもしれません。

文部科学省は、以下の対策で十分?と考えているようです。つまり吸引の危険性は認識しているが積極的な対策を打つつもりは無いようです。

・土や砂を口に入れない
・飲料水以外の川や水たまりの水を口にしない
・外で遊んだら手や顔についた土や砂をよく洗い落とす
・服についたほこりを払い落としてから教室や家に入る
・洗髪は通常通り行っていれば安心
・雨が降ったらカサをさした方が安心

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/21/1305089_1.pdf


       

No.27246 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:都計技術士 投稿日:2011/05/03(Tue) 23:40

郡山市の旧市街地は合流式です。
なので、今回の処理場の汚泥放射物質は雨水起源だと思います。
ただ、郡山にしろ福島にしろ、空気や食品といったものも汚染されているので、内部被曝が懸念事項であることは同感です。


       

No.27247 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/04(Wed) 00:09

今回は匿名としますさん。

国民の生活が第一だから、社会インフラの整備よりも個人へのバラマキを優先したのだと思います。
そのため、社会インフラ整備に関わる企業が疲弊しました。
個人へのバラマキは社会インフラ整備につながりませんので、今回社会インフラの整備の重要性
が再認識されているのではないでしょうか。
一方我々技術者は、公益のために「正しい」想定/仕様に従ってものを作るべきと考えます。
スーパー堤防の是非は、公益に見合うかどうか、再検討してもよいのではないでしょうか。
諫早湾、八ッ場ダム、スーパーコンピュータ等、関係者の方方々の苦労は筆舌に尽くしがたいものが
あると思いますので軽々しくは言えませんが、広く知られることとなり、よい機会であったと考えています。

なお、原子力発電に関しては、他の党でも同じような対応になったのではないでしょうか。
スキームが同じで、政治家以外のメンバーも同じなので。

なまいきなこと言ってすみません。


       

No.27248 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/04(Wed) 09:24

関西在住の原子力・放射線部門の技術士です。放射線防護が専門ではありませんので、あくまでも参考意見としてご参照していただければ幸いです。

被ばくの許容値は、多数の専門家が時間を掛けて議論して決めたものを、不透明な手順で拙速に変更すべきものではないと考えます。小佐古先生のご指摘のとおりだと思います。

国(原子力安全・保安院)は、原則、全ての情報を迅速に公開する責務があると思います。放射能の計測点を増やし、実測データをベースとした議論を重視すべきと考えます。

総理は、原子力安全委員会に権限を委譲し、原子力安全委員会が主導し、原子力安全委員会の放射線防護専門部会の委員( http://www.nsc.go.jp/housya/index.htm )と文部科学省の放射線審議会の委員( ttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/housha/meibo/1299544.htm )他、専門家を一堂に会し、拙速は避け、数日かかろうとも議論を尽くして被ばくの許容値を今回どうするか決めるべきと考えます。

なお、ICRPは、専門家の立場から放射線防護に関する勧告を行う非営利、非政府の国際学術組織であって、(1)適切な放射線防護方策の基礎となる基本原則を考えること、(2)放射線防護を実施する責任を持つ専門家が、国による違い、地域的な違いなどをしん酌できるように、勧告には十分に柔軟性を持たせることを基本方針としています。
( ATOMICA ttp://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=13-01-03-12 )

わが国における考え方等は、以下の日本原子力学会の公開情報をご参照ください。
・被曝による健康への影響と放射線防護基準の考え方(2011/4/25)
http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/com_housyasenbougo20110425R.pdf )

・遠隔地被ばくについて(2011/4/1)
http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/com_enkakuchi20110401R.pdf )

・被ばくの仕方と人体への影響(2011/3/30)
http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/com_hibaku20110330R.pdf )

・内部被ばく(2011/3/28)
http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/com_naibuhibaku20110328R.pdf )


       

No.27249 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/04(Wed) 17:01

あへぇさん。

ありがとうございます。
本当に、国に対しては、決定プロセスと根拠の公開をして欲しいと考えています。
不安の増大により、新しい原発を作れなくなること、
隠蔽体質と思われることにより海外へ売れなくなるであろうこと、
ひいては日本の技術そのものが世界から疑われるであろうこと、
への対策を考えていないとしか思えません。

ご提示いただいた資料からも、きちんと説明しようとする意思が伝わりません。
より大きな影響と比較することにより、安心を強調していますが、逆により不安を煽るだけになっていると思います。
私も技術士ですので天唾ですが、安全委にも技術士はいらっしゃるでしょうに、
コミュニケーションリスクを理解しているとは思えません。
たとえば「被ばくの仕方と人体への影響」を読むと、私は素人なので以下の疑問が浮かびますが、
その回答は書いてありません。自分で調べろと言うことなのでしょうか。

(1)何十億年も前から地球に存在し、そもそも回避不可能な放射性カリウムと、回避可能なヨウ素とを
比較して安全だとすることの意味が分かりません。
(2)甲状腺という局所的な臓器に集まるヨウ素とカリウムとの単純比較が意味を成すのかどうか分かりません。
(考慮されているかもしれませんが読み取れません)
(3)ガス状放射性物質は体内に残りにくいとあるが、定性的な記述のみで定量的な影響がわかりません。
(4)代謝で放射性物質を追い出すことができる場合があるとありますが、追い出せない場合があるのかどうか、
その場合どうなるか分かりません。
(5)、寿命が短い放射性物質の場合は放射性物質がひとりでに寿命切れしてなくなってしまう場合がある
とありますが、超長寿命の場合はどうなるのか分かりません。
(6)、瞬間的な被ばくのほうが体へのダメージが大きいとありますが、そんなことを気にしているのではなく、
定量的な内部被曝の影響をきちんと説明すべきであると思います。
(7)線量率の低い場所では、長時間被ばくを受けた場合でも人体への影響は受けにくいとありますが、
つまりは影響を受けるということですが、リスクに対する説明がありません。

文句ばかりですみません。


       

No.27262 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/06(Fri) 01:46

別スレからの抜粋ですが、APECさんの『福島はいまだに薄氷の対応が続いている状況でまだ「災害後」になっておらず、「これからどうしようか」と考える前提になる「現状」が変化していっているので、少しまだ早いのかなと思っています。』や、ななめ魚さんの『復興に向けて不眠不休でがんばっている人がたくさんいます。原発についても前線で従事する方々の懸命の頑張りについて、同じ技術者として涙がでてきます。』のご意見に同感です。

匿名さんの“不安の増大により、新しい原発を作れなくなること、隠蔽体質と思われることにより海外へ売れなくなるであろうこと、ひいては日本の技術そのものが世界から疑われるであろうこと、”というご意見は、技術的に理解できません。
ご意見の技術的根拠を是非ご紹介いただき、皆様と議論を深めていただければよいと思います。

APECさんが、技術士を目指す人を支援するボランタリーな活動の場として設けられたHPの掲示板です。技術士の倫理綱領の(公衆の利益の優先)に関して、今回の事故に対しては、なんら有益な貢献が出来ておらず、心苦しいです。それを棚に上げておいて申し訳ないですが、個人的には、掲示板であり業務ではありませんが、倫理綱領の(有能性の重視)と(真実性の確保)を常に意識して、情報発信していきたいと考えています。

放射線防護が専門ではありませんので、あくまでも参考意見として、以下に匿名さんのご質問(1)〜(7)へのコメントを追記いたしました。ここまででご容赦をお願いいたします。
本来は、「被ばくの仕方と人体への影響」の下端に、問合せ先 E-mailアドレスが明記されていますので、そちらへ直接、より具体的に問い合わせて頂くことがよいと考えます。

“(1)何十億年も前から地球に存在し、そもそも回避不可能な放射性カリウムと、回避可能なヨウ素とを比較して安全だとすることの意味が分かりません。”
「被ばくの仕方と人体への影響」の記載は、『3 月17 日から3 月21 日までに福島市で測定された飲用水の放射能は最大で180ベクレル/kg でした。仮に、この水を毎日2 リットル1 年間のみ続けた場合、ヨウ素が甲状腺に取り込まれる割合を20%とすると、約820ベクレルのヨウ素による内部被ばくを受けることになります。これは、私達の体に通常含まれているカリウムからの内部被ばく量である6000 ベクレルに比べて十分小さい値です。』です。放射性ヨウ素の実測値は現時点ではもっと小さな値になっていますが、仮に最大値を用いて毎日2 リットル1 年間のみ続けた場合という非常に保守的な条件を想定しても、通常時カリウムからの内部被ばくと比べて1桁程度小さいということを説明していると思います。

“(2)甲状腺という局所的な臓器に集まるヨウ素とカリウムとの単純比較が意味を成すのかどうか分かりません。(考慮されているかもしれませんが読み取れません)”
非常に保守的な条件を想定してもこの程度の放射能であるということを説明しています。
ATOMICAの「放射性物質の人体までの移行経路」 
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-01-03-01 
ATOMICAの「内部被ばく」
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-01-05-02 
およびそれらの<関連タイトル>をご参照ください。

“(3)ガス状放射性物質は体内に残りにくいとあるが、定性的な記述のみで定量的な影響がわかりません。”
チョンキーさんが立てられたこのスレの冒頭の記載状況に関しては、クリプトン等の体内へ残りにくいガス状放射性物質は、有意な影響を及ぼすものではないと思います。上記のATOMICAおよびそれらの<関連タイトル>をご参照ください。

“(4)代謝で放射性物質を追い出すことができる場合があるとありますが、追い出せない場合があるのかどうか、その場合どうなるか分かりません。”
残留する放射性物質とその量によって有意な影響がでる場合も有り得ます。その放射性物質と量次第です。

“(5)寿命が短い放射性物質の場合は放射性物質がひとりでに寿命切れしてなくなってしまう場合があるとありますが、超長寿命の場合はどうなるのか分かりません。”
超長寿命の場合は放射能が非常に緩やかにしか減衰しないので、体内に留まっている限り、体内被ばくは継続されます。その影響はその放射性物質と量次第です。

“(6)瞬間的な被ばくのほうが体へのダメージが大きいとありますが、そんなことを気にしているのではなく、定量的な内部被曝の影響をきちんと説明すべきであると思います。”
各放射性物質とその量によって影響が異なります。
「外部被ばく及び内部被ばくの評価法に係る技術的指針」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/housha/sonota/990401.htm 
や、文部科学省の放射線審議会のHPから見ることができる答申や会議の配布資料等をご参照ください。 

“(7)線量率の低い場所では、長時間被ばくを受けた場合でも人体への影響は受けにくいとありますが、つまりは影響を受けるということですが、リスクに対する説明がありません。”
各放射性物質とその線量率によって影響が異なります。線量率が低い場合には、かえって健康によいといわれる先生方もおられます。
ラドン温泉やラジウム温泉をよく利用される方や、国際線のパイロット、CAの方々で異常にガンになる率が高いといった話は聞いたことがありません。太古より生物は放射線と共存してきました。ある意味では放射線の恩恵を授かってきたとも言えます。匿名さんも、毎日、放射線の下で生きておられるのです。匿名さんはそのリスクをどのようにお考えでしょうか?

なお、原子力・放射線部門の2次試験合格者は延べ381名で、その内、選択科目を放射線防護とした合格者は75名です。“安全委にも技術士はいらっしゃるでしょうに”とのご意見に関しては、原子力安全委員会の事務局スタッフか専門部会等に原子力・放射線部門の技術士がおられると思いますが、放射線防護の専門家なのか、どのようなポジションにおられるのかは不承です。
建設部門の技術士の人数からすると桁違いに少ないです。
原子力安全委員会の組織、体制
http://www.nsc.go.jp/annai/soshiki.htm 


       

No.27271 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:子持ち技術士 投稿日:2011/05/06(Fri) 13:15

一人の小さな子持ちの技術士(建設部門)として、
専門家ではありませんが「子どもの健やかな成長」について考えました。

子どもにとって大事なことには
 1 放射線による肉体的影響がない
 2 家族と自分の家で暮らす
 3 学校でいつもの仲間と過ごす
 4 外遊びをたくさん行う
があると考えます。

 ここで、今の原発の状況や保護者の就労の面などを一般的に考えても、埼玉に集団避難された方々のうち、福島(会津方面)に戻られている方々が多数おられるとの報道(心情面)からも、1−4を全て満足するような状況は、カネの面を除いても、難しいでしょう。

 通常の状況で、1(肉体的健康被害の恐れ)のリスクをとることは考えられませんが、「子どものこころ」の面を考える(2−4を重視)と、期限を切っての緊急対応もやむを得ないのではないかと考えます。
 本来であれば、「子どものこころや目線から」の対応が「文部科学省の業務」であるはずですが,このあたりが明確にされて説明されておらず、ただ放射線の数値が問題ないとだけ発表されていることが、不安をあおっているのではないでしょうか。もちろん、これらが全く考慮されていないのであれば、それは本当に問題です。
 以上より,日弁連会長声明に、ほぼ同意します。

 最後に、私の今回の投稿では、今回の放射線の許容値の是非については全く触れませんので、ご了承ください。


       

No.27278 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:匿名 投稿日:2011/05/07(Sat) 00:47

あへぇさん。

ありがとうございます。

(意図していませんでしたが)私の非常に失礼な文章に対し、丁寧にご説明いただき感謝しております。

> 匿名さんの“不安の増大により、新しい原発を作れなくなること、隠蔽体質と思われることにより
> 海外へ売れなくなるであろうこと、ひいては日本の技術そのものが世界から疑われるであろうこと、
> ”というご意見は、技術的に理解できません。
> ご意見の技術的根拠を是非ご紹介いただき、皆様と議論を深めていただければよいと思います。

すみません、技術的根拠は考えていませんでした。
自分ではほかの人に説明不足といいながら、自分自身はきちんと説明できていませんでした。
反省しています。

国内でも風評被害があるように、他国の国民感情から輸出できなくなることに対する私の不安です。
”ひいては”については全くの私の想像です。

今回、少なくとも私には理解できない理由で総理大臣から浜岡原発の停止要請がありました。
私の想像ですが、福島第一のようになるのか、そうなったら止められないからということなのかと不安になります。
それなりの地位にある方は、こういうことに対し、根拠を示して安全であることを説明すべきと考えます。

> 放射線防護が専門ではありませんので、あくまでも参考意見として、以下に匿名さんの
> ご質問(1)〜(7)へのコメントを追記いたしました。ここまででご容赦をお願いいたします。

ありがとうございます。
これも説明不足だったのですが、私が言いたかったのは、ご紹介いただいた
資料の説明(あへぇさんに対してではなく、資料に対してです)が一面的で、
読む人(この場合は私)によってはこのように読めてしまう、ということです。

> 各放射性物質とその線量率によって影響が異なります。線量率が低い場合には、
> かえって健康によいといわれる先生方もおられます。
> ラドン温泉やラジウム温泉をよく利用される方や、国際線のパイロット、
> CAの方々で異常にガンになる率が高いといった話は聞いたことがありません。
> 太古より生物は放射線と共存してきました。ある意味では放射線の恩恵を
> 授かってきたとも言えます。匿名さんも、毎日、放射線の下で生きて
> おられるのです。匿名さんはそのリスクをどのようにお考えでしょうか?

(1)線量率による影響が、説明されればよいと考えています。
「ただちに影響はない」とか、年間の被曝量を変更する意図が分からないのです。
・年間20ミリシーベルトに変更すると発ガンリスクは○%上がるが、
風評被害等による経済的影響や、移動に伴う事故死よりリスクが少ない。
とかの説明があれば、納得できると考えています。

(2)自然被曝については気にしていません。
その中で生きていてもこれまで生きてきた人たちとそう大きく違うことはないと
想像できるからです。このリスクは受容できます。

(3)温泉やレントゲン等についても気にしていません。
得られるものと失うものでは、前者の方がはるかに大きいことがこれまでの
先人たちの努力により、分かっているからです。
このリスクも受容できます。

リスクを回避すべきなのか、軽減すべきなのか、受容できるのか、その判断を
付けられないことが不安を招き、風評被害等を招くと考えています。
放射線の場合は、交通事故と違って保険に転嫁することができませんので。

今回の場合は、福島の子供たちのリスクが分からないので、回避するしかなく、
疎開すべきであると考えています。

私はこの先生の考え方が気に入っています。

http://www.yasuienv.net/RadEfHuman.htm
http://www.yasuienv.net/Risk3wNuclear.htm

以下放射線についてではありませんが、同じような考え方ができるのではないかと思っています。

http://www.yasuienv.net/RiskUnderstanding.htm

*リスクをゼロにはできない
*しかしリスクには安全圏がある
*もしも安全圏を超えているようなリスクが見つかって対策が出せれば、それは関係省庁にとって大手柄である
*食品というものは、それ自身にリスクがある
*例えば、植物の葉は一般に食べられないが、比較的毒性の低い植物を野菜と呼んでいる
*食品の最大のリスクは、感染症である
*食品添加物の特性情報はよく分かっているので、健康被害のでない使い方が行われている


残りのご説明につきましては、分量が多いので、ゆっくり読むことにします。

重ねて、ありがとうございました。


       

No.27283 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/05/07(Sat) 12:32

平成22年度の原子力・放射線部門問題を紐解くと,
必須科目U:公衆の大部分の意見は,原子力エネルギーのリスクがその利益をしのぐと考えている.・・・・・ 潜在的な利用者の技術情報や効用と安全性についての理解の不足を解消していく事が重要である.
●選択科目20-1:T-2;確率論的安全評価・決定論的安全評価⇒リスク論的,残余のリスク,安全審査とは別に残余のリスク関する定量的評価を要求.T-4;外部電源が利用できない場合,
選択科目20-2:T-2;プラントの老朽化⇒安全を確保できる.,一般の人からの長期間使用に対する不安の質問に対する説明.
選択科目20-5:胎児の放射線影響の位置付け,環境放射線モニタリングの異常警報の問題.
●青森県技術士会の資格講座:なぜ,今「原子力・放射線部門」なのか?P36(5/6);近年の原子力システムに関する技術者の在り方が組織機の論理に埋設することなく社会から信頼される個人としての技術者の存在が不可欠である事が述べられている.
これらの記述を比較して読むと,現状の原子力関係者の目指す方向が素人の私なりに理解できました.
原子力に対する素人としては,安全・安心と経済性の確保のトレードオフを国民に問うているのか疑問に感じますが.


       

No.27290 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/08(Sun) 01:04

原子力・放射線部門の技術士が目指す方向は、以下もご参照いただければよいと思います。

原子力・放射線部会設立の経緯
http://www.engineer.or.jp/dept/nucrad/open/index.html 

技術士試験における技術部門の見直しについて(答申)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/toushin/03060203.htm#1 


なお、以下のものを国は提示しています。

原子力政策大綱
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki.htm 
(現在、福島第一原子力発電所における事故の状況等を踏まえ、審議を中断しています。今後、事態収束後の原子力発電所の安全性についての総括、エネルギー政策全体に係る国民的な議論等を踏まえて、適切に対応いたします。)

原子力政策大綱(新計画)に関する意見募集等
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_saku.htm 

原子力白書
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/index.htm 

エネルギー白書
ttp://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/index.htm 

ところで、防潮堤、防波堤、橋梁、ダム等の安全・安心と経済性の確保のトレードオフはどのように国民へ問われているのでしょうか?

技術士倫理綱領より抜粋(掲示板へのアップは業務ではないと思いますのでご参考まで)
(有能性の重視)
 3.技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。
(真実性の確保)
 4.技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。


       

No.27294 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/05/10(Tue) 12:29

●現代の科学技術(原発,遺伝子操作,IT等)は人間のコントロール能力を越えているでしょう.人間の欲望を刺激した経済が人類の生存を危うくしていると心配します.持続可能な社会を目指すためには根源的な所から見直す必要がありませんか.そのチャンスが今であると考えます.エネルギー政策を判断すると真夏のピーク時電力(クーラーの利いた部屋でビールを飲みながら高校野球を見る)状況や家庭・業務部門のエネルギー消費量の大幅な増加は無理である事を技術者は発信する必要があるでしょう.そのために国民に正確な情報公開を行いその判断を国民に問うことでしょう.それでも国民が望むのであれば原子力発電所は必要でしょう.その様な現状維持の産業政策(安心と経済のトレードオフ)の思考は急速に変化していませんか.抜本的なエネルギー政策の転換が必要と考えます.
●>事態収束後の原子力発電所の安全性についての総括、エネルギー政策全体に係る国民的な議論等を踏まえて、適切に対応いたします。
・先延ばしとならない様に,事態収束後とはどのような状況をいうのか明確にする必要があるでしょう.
>防潮堤、防波堤、橋梁、ダム等の安全・安心と経済性の確保のトレードオフはどのように国民へ問われているのでしょうか?
・今までは,狭い範囲での政治的な解決(一部の利益誘導)策が多かったと感じます.今後は影響を受ける広範囲の市民にも責任(経済の負担を明確に)のある合意形成が必要でしょう.そのための情報公開・リスクコミュニケーショウンを行う事と考えます.今回は,原発は絶対安全という社会的受容可能なリスクを越えた結果でしょう.
●技術士倫理綱領は3月17日理事会変更承認となっていますが,公衆の利益の優先,持続可能性の確保等,将来世代に対して責任ある行動が必要でしょう.
特に日本は少資源国家であり創造立国として生き延びる道しか無いでしょう.そのためには国際的信用が試されています.一方,G8やG20で決定出来ない状況は経済中心の思考が破綻をきたしていると考えます.そうした事から,我々技術者も「人類の生存」という視点から考えなければ解決できない状況と考えます.
●なお,NO.27283について(有能性の重視),(真実性の確保)についてどの部分か指摘していただければお答えしたいと思います.


       

No.27302 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/11(Wed) 22:49

原子力発電は科学技術によって人間がコントロールできるものと私は考えます。
科学技術は、トラブルを乗り越えて進歩してきましたし、これからも進歩していくものであると考えます。

“創造立国”という言葉になじみがなかったので、web上で少し見てみました。科学・技術と科学技術では意味が違って、“・”の有る無しに非常に拘って議論されていることを初めて知りました。
土木大好き人間さんは、文面からすると高尚なscience(科学・技術)に立脚されてご意見を述べられているのだと思いました。私は、べたなtechnology ( engineering )の観点で意見を述べさせていただいております。このギャップを埋めることは、現状の私の生半可な知識では到底及びません。同じレベルまで追いつき、議論できるよう、勉強させていただきます。  

原子力政策大綱の見直しに関しては、以下をご参照ください。
ご意見は原子力委員会ホームページ上で受付けられていますので、原子力関連以外の技術者の方々からも、ご意見を提示していただければよいと考えます。
東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に関する当面の対応について(見解)(平成23年5月10日原子力委員会)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/seimei/110510.pdf 

また、日本原子力学会では、「原子力安全」調査専門委員会として活動が始まっています。
http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/chousasenmoniinkai.html 
福島第一原子力発電所事故からの教訓(概要版) (2011/5/9)
http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/chousacom/gb/gbcom_kyokun_gaiyo20110509.pdf 

なお、土木学会原子力土木委員会には、津波評価技術を早急に適切なものへ見直していただきたいです。
東日本大震災を踏まえた原子力土木委員会における行動計画
http://committees.jsce.or.jp/ceofnp/ 
『今回の地震津波により東京電力(株)福島第一原子力発電所において大きな事故が発生し,現在でも懸命な原子炉冷却作業が続けられております.周知のように,福島第一原子力発電所に来襲した津波高さは想定されていた津波水位を上回ったこと,津波が原子炉建屋敷地まで浸水して非常用電源が喪失されたことが事故の要因であること,津波の想定方法が原子力土木委員会でとりまとめた「原子力発電所の津波評価技術」に基づいたこと,などが公表されております.
 当委員会では,東北地方太平洋沖地震の発生に伴う同原子力発電所の事故を原子力土木技術の観点から非常に重大なものと受け止め,今回の地震津波について調査研究を行い,その成果を公表することを予定しております.』


       

No.27306 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/05/12(Thu) 21:53

あへぇ様

現在の国民の大多数は、「原子力発電は人間にコントロールができない」の意見です。

土木大好き様は、さらに、遺伝子操作とITについても言及されています。
それもそのとおりだと私は同感です。

エネルギーの話に戻りますが、
皆さんお忘れなく:太陽は1m2あたり1〜1.5kWのエネルギーを地球に送り続けています。
それを「活用できない」という言い訳は聞きたくありません。
技術屋として。技術士として。


       

No.27308 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/13(Fri) 00:27

VINCENT さんの別スレの書き込みの、“千葉コンビナートの、とある石油会社の大きな爆発事故が発生したことをご記憶でしょうか? その後の原発事故によって報道されなくなりましたが、顛末は以下のようです。
消防は「鎮火は不可能」と判断して放置しました。
1週間ぐらい燃やして、タンクの中のプロパンが燃え尽きて、鎮火しました。
(じつはその間、隣接する私の会社の工場に炎の着弾が続きましたが、なんとか消火しながらしのいでおりました)。
この事例は、「手に負えなくても放置すれば、いずれ収束する」という参考事例です。“というのは、
リスクを評価し、対応方針としてリスク保有、リスク低減、リスク回避、リスク移転のうちのリスク保有で対応されたものと考えます。
福島第一の方は、リスクマネッジメントがまずくて、クライシスマネッジメントのステージで事故収束に向け必死に対応されていると理解いたします。

エネルギーの話に関しましては、色々な資料が公開されておりますが、例えば、
地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ検討会 公開シンポジウムの発表資料をご参照ください。 
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/mlt_roadmap/sympo/sympo100331.html 
上記の発表資料の内容を達成するには、技術的にかなりのブレークスルーができて、大幅なコストダウンが必須と考えます。ましてや原子力の中長期計画を白紙に戻すと言う時点で、海外へ宣言しているCO2排出量25%削減も撤回すると同時に言う必要があったと考えます。一国のリーダーの発言には、説明責任が付いてまわるはずです。

以下のように、1ヶ月ほど前の新聞の世論調査では、少なくとも、「原子力発電は人間にコントロールができない」という意見は多数ではありませんでした。
異なる分野の技術者の皆様から、ご意見をいただき、反対論であっても真摯に受け止め、一技術者に過ぎませんが自分なりに前向きに改善策を考えていこうと思っておりました。
こちらの板の技術士様のご意見として、「原子力発電は人間にコントロールができない」が多数であるとは夢にも思ってもおりませんでした。浅はかな考えでお騒がせいたしまして、申し訳ございませんでした。これでこの板からは失礼させていただきますので、ご容赦ください。

原発「減らす・やめる」41% 朝日新聞世論調査2011年4月18日0時1分
『朝日新聞社が16、17日に実施した全国定例世論調査(電話)で原子力発電の今後について聞いたところ、「減らす方がよい」と「やめるべきだ」が計41%だった。東日本大震災の復興財源にあてるための増税については「賛成」59%が「反対」31%を上回った。
世論調査―質問と回答〈4月16、17日実施〉
 「原子力発電は今後どうしたらよいか」という質問で四つの選択肢から選んでもらうと、「増やす方がよい」5%、「現状程度にとどめる」51%、「減らす方がよい」30%、「やめるべきだ」11%。日本は電力の3割を原子力発電でまかなっていると紹介したうえで同様の質問をした2007年の調査では、「増やす」13%、「現状程度」53%、「減らす」21%、「やめる」7%で、「減らす」と「やめる」の合計が28%にとどまっていた。』


       

No.27309 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/05/13(Fri) 08:41

あへぇ様

ご丁寧なお返事と解説とをありがとうございます。

私の文は短文だったので舌足らずでしたが、
もし4択のアンケートを受けたとしたら、私も当面は「A現状維持」を選びます。
なぜならば、私も産業(メーカー)にいる立場ですから、電力供給の不足とか不安定になることを選ぶことはありません。

次に、「増設に賛成or反対」という2択であれば、「反対」を選びます。
ご紹介のアンケートでも、「増設に賛成しない」部類が95%を占めているようですが、それと同様の意見です。
現実に、現政権の政策では14基(以上)の増設が立案されましたが、それには異議を唱えたいと。

原発の代替として、LNG発電の大規模な増設が計画されていますが、CO2削減の推進とセットで議論されるべきだと考えます。
LNG発電が必要であれば、CCS(CO2回収&貯留)技術の商用化をセットにして進めるべきです。

その次の世代として、再生可能エネルギーの大規模な活用が望ましくて、
現在稼働中の原発が設備寿命を迎えるまでに実現すべきであると考えます。

(いつも舌足らずで申し訳ありません。取り急ぎ補足まで。)


       

No.27335 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/05/17(Tue) 22:25

あへぇ様

その後しばらく考えていたのですが、
あへぇ様のご意見:
「原子力発電は科学技術によって人間がコントロールできるものと私は考えます。
科学技術は、トラブルを乗り越えて進歩してきましたし、これからも進歩していくものであると考えます。」
は、かなり難易度が高い命題で、実現は難しいものと思ってなりません。

エチレンプラントを始めとして、化学工業においては高度成長期の重大事故の続発を受けて、重大災害の防止に努めてまいりましたが、
結果としては今でも重大災害は毎年発生し、尊い命が犠牲となっているのが現状です。
それらの事故は、過去に類似の事例が無いために予測と対応ができていなかったことがほとんどです。
(決して手抜きをしている訳ではありません。
 あとになっての机上の議論では予測可能だったかもしれませんが、事前には知り得ない原因です。)

化学プラントにおいては、事故発生時の安全確保の【最後の砦(とりで)】として、プロセスの内容物を「安全に放出する」設備が義務付けられています。
それは、安全弁や破裂板による直接空放や、グランドフレアスタック(燃焼処理して空放)などです。
私もプラント運転主任のころには、記憶のある限り、4回ほどは「最後の砦の放出」によって、重大災害を未然に防止しております。

如何なる高度な技術による事故防止対策が備えられていたとしても、
プラントにおいては現実には事故は起こってしまっていることが事実です。

一方で原発設備の事故の場合は、放射性物質の放出や廃棄による事態の収拾方法はもちろん認められていません。
そして化学プラントの事例で考える限り、今後とも原発において事故が発生する可能性は大きいと予測します。

このあたりのこと、お考えはいかがでしょうか?


       

No.27343 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/21(Sat) 22:14

呼ばれて飛び出てボヨヨ〜ン。恥ずかしながら戻ってまいりました。

100%安全というものはなく、今後も事故が起こる可能性は否定できないということは同意いたします。
事故が起こる可能性と事故の規模を極力、少なくすることが技術者の使命のひとつと考えます。
化学プラントにしろ、原子力発電にしろ、有益性、必要性があって、それに対して、事故を防止するためのコストと事故が起こったときのリスクとのトレードオフを国民の皆様がどう考えるかということではないかと思います。

化学工業でも、発生後3日間の死亡者数は約3500人、50万人が慢性的な疾患を患って、事故が原因となるその後の死亡者数は、約2万5000人に達したという見方もあると報じられているボパール化学工場事故と同規模の事故が再び起こらないように、技術者は技術を改善されてきたのではないでしょうか? 『今でも重大災害は毎年発生し、尊い命が犠牲となっているのが現状』や、『最後の砦の放出』が、陽か陰かはともあれ、結果的に国民の皆様に受け入れられているのだと考えます。

100%安全というものはないということを、「人間にコントロールができない」と表現するのか、それとも「科学技術によって人間がコントロールできるもの。科学技術は、トラブルを乗り越えて進歩してきましたし、これからも進歩していくもの」と表現するかの、スタンスの違いだけではないでしょうか?

100点満点を取ることが無理と分かっていても、極力、100点満点を目指して継続して努力していきたいと思います。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々。主体的に関与したほうが、おもしろいと思います。


       

No.27344 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:木目沢 投稿日:2011/05/21(Sat) 23:50

確率的影響の問題です。
戦前、小児癌の罹患率は千人あたり年間1人程度でした。
ところが、広島長崎原爆投下後、5年程度たって3人〜4人程度に急上昇、さらに核実験ごと4〜5年後に急上昇。
(興味のある方は週間金曜日の記事をご覧下さい)

今の政権は、4〜5年後は蚊帳の外です。
馬鹿菅もそれを承知しているでしょう。
今の政権のいうことを信頼するのは極めて危険な行為です。

残念ですが、福島その他現在高線量を観測している地域では、4〜5年後小児癌の罹患率が飛躍的に高まると思います。

その時現民主党政権の関係者は重大な罪に問われると思います。


       

No.27345 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:発送電分離 投稿日:2011/05/22(Sun) 08:36

国民のニーズから考えると、原発の縮小の流れが正しい道と思います。得られる利益と安全(対策コストを含む)を天秤にかけると、原発推進に社会的受容があるとは思えません。

電力の安定供給からも、大型発電所ではなく、新エネなど個人を含めて小型分散が必要。


       

No.27346 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/22(Sun) 12:44

木目沢様
マスコミの報道を鵜呑みにするのは非常に危険だと思います。

小児癌の罹患率の根拠をご教示お願いいたします。
戦前といえば、70年以上前の話です。どこまで正確に小児癌の罹患率が把握されていたのでしょうか?原爆投下後や核実験ごとの罹患率の増加は、どのように放射線の影響による増加分を選定されたのでしょうか?

また、『福島その他現在高線量を観測している地域では、4〜5年後小児癌の罹患率が飛躍的に高まると思います』というのは、原爆投下後や核実験と比較して、どのようなデータからそのように思われたのか、議論を深めるために根拠をご教示いただければ幸いです。


       

No.27347 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:般若 投稿日:2011/05/22(Sun) 14:07

あへぇさんへ

木目沢さんが週間金曜日を読んでくださいと仰ってるので、最低でもそれに目を通して意見を述べることが筋だと思います。

それはそれとして、ご教示いただきたいのですが、次のリスク計算はどのように算出するのでしょうか。

「被ばくの仕方と人体への影響」の記載は、『3 月17 日から3 月21 日までに福島市で測定された飲用水の放射能は最大で180ベクレル/kg でした。仮に、この水を毎日2 リットル1 年間のみ続けた場合、ヨウ素が甲状腺に取り込まれる割合を20%とすると、約820ベクレルのヨウ素による内部被ばくを受けることになります。これは、私達の体に通常含まれているカリウムからの内部被ばく量である6000 ベクレルに比べて十分小さい値です。』

単純に、180Bq/kg ≒ 180Bq/ℓ(水の場合)として、
年間摂取量は、180Bq/ℓ×2ℓ/day×365day×20% = 25,920Bqになるかと思ったのですが、計算方法に間違いがあるのでしょうか? それとも摂取量と被曝量が異なりますか?
そもそも、この内部被曝量は、γ線の他にα線やβ線による遺伝子断絶による発癌性影響も加味されているのでしょうか?
そして、放射性物質の内部被曝のヒトに対する発癌性リスク(ユニットリスク)ってわかっているのでしょうか?

放射性物質については、門外漢なためわからないことがたくさんあり、この情勢をどう評価したらいいのか悩んでおります。


       

No.27348 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/22(Sun) 15:57

般若様
先の投稿前に、週刊金曜日のwebサイトを見てみました。関連しそうなものは以下のものかと思って、さらに特集記事(詳細)を見ましたが、具体的な記載は見つけられませんでした。「つづきは本誌を」をクリックすると、購読開始までのステップが現れました。
一般書店でバックナンバーまで置かれている週刊誌のか分からないので、木目沢様へご教示をお願いしたものです。
・特集 原発と教育 2011年5月20日 847号
・原発震災と放射能子どもを守りたい 2011年4月8日 842号

ここは、APECさんが、技術士を目指す人を支援するボランタリーな活動の場として設けられたHPの掲示板です。筋ということに関しまして個人的には、掲示板であり業務ではありませんが、倫理綱領の(有能性の重視)と(真実性の確保)を常に意識して、情報発信していきたいと考えています。
人それぞれで異なった筋論をお持ちでよいと思います。
マスコミ報道に関しましては、別スレ「マスコミ報道について」のNo.27027で、すぱいすさんが投稿されて内容に同感です。

計算に関しましては、ヨウ素131の半減期は8.02日で、放射能が減衰していきますので、減衰を考慮した計算が必要です。具体的な計算をお知りになりたい場合は、日本原子力学会の「被ばくの仕方と人体への影響」の下端に、問合せ先 E-mailアドレスが明記されていますので、そちらへ直接問い合わせて頂くことがよいと考えます。
半減期 (08-01-01-04)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=08-01-01-04 

放射線と癌の関係については、私も専門ではありません。他にもっと適したものがあるかもしれませんが、以下のものをご参照ください。
放射線の影響がわかる本 - 放射線影響協会
http://www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html 


       

No.27349 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:木目沢 投稿日:2011/05/22(Sun) 16:26

あへぇ様
>マスコミの報道を鵜呑みにするのは非常に危険
そのとおりです。
特に今、逆の意味で政府、マスコミの言いなりになり「福島に留まる事を強いられているこどもたち」は典型的な事例です。
私はこの報道以外にも様々な要因から総合的にこのような判断をしています。

>原爆投下後や核実験ごとの罹患率の増加は、どのように放射線の影響による増加分を選定されたのでしょうか?
雑誌は最新号(5/20)です。
残念ながら雑誌が手元にないのですが、原爆や核実験実施といった事象と罹患率が同一時系列に示されたグラフが載っています。
いずれも、事象後4〜5年で急激に増加しているのが見て取れました。
うろおぼえですが、米国の調査機関の資料だった気がします。

確率的事象に関しては、下の方は統計的に乏しくまた自然発生率との兼ね合いがあり波線になっていますが、基本は「被曝量に比例する」というのは常識です。
原子力産業養護のためのアトミンのグラフ
http://www.atomin.go.jp/img/reference/radiation/body/22040205_03.gif

その、下の方をどう扱うかが問題なのです。
20msv/年か、1msv/年のどちらが正しいかといえば、どちらも正しくありません。
「可能な限りゼロに近く」が正しい。
国でもこうしたことを踏まえ(少なくとも震災前までは)、10msv/年の被曝と白血病罹患との相関を認めています。
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/416.html
国の指示で20msv/年までの被曝を強要なんて、重大犯罪だと考えます。

さらに、恐ろしいのは、内部被曝です。
福島は、環境放射能の他、水も空気も全てがすでに汚染されています。
内部被曝も相当すると考える必要があります。
そして、透過性が弱いβ等も体内だと猛烈な悪さをします。

残念なことですが、今後4〜5年で疫学的な結果が明らかになっていくと思います。
枝野が何かあるたび「ただちに健康への害はない」と言っていますが、「本当に害がない」なら「ただちに」なんて言わなくてよいのですし・・・。

スッカラカン政権は危機発生時に「原発に直接乗り込んでベント指示」「東電トップの緊急帰京妨害」なんてアホなことをしてました。
本来は、原発爆発リスクが高まった段階で、少なくとも75km圏内(世界標準)の特にこどもや若年女性に強制的な避難命令を出すべきだったと考えています。

なお、IAEAの現時点における今後の予測レポートです。
シミュレーションによる被害予測は死者40万人等驚愕の内容ですが、こういうのは全く報道されません。
http://www.llrc.org/fukushima/subtopic/fukushimariskcalc.pdf


       

No.27350 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:般若 投稿日:2011/05/22(Sun) 17:30

あへぇさん

ありがとうございます。私も半減期のことは一瞬頭をよぎりましたが、毎日飲み続けるならば半減期なんて関係ないだろうと思った次第です。そもそもヨウ素は体内に蓄積しないので半減期を考慮する必要はないでしょう。

内部被曝の発癌性情報についても、リンク先情報にはありませんでしたので、他を当たるしかないようですね。

結局のところ、あへぇさんがわからないのならば、自分で調べるしかないということですね。


       

No.27352 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/05/22(Sun) 19:14

あへぇさんが引用されました「ボパール(インド)の化学工場事故例」につきましては、
申し訳ありませんが皆様に誤解が生じないように補足いたします。

その事例は、米国の化学会社がとても粗末な化学工場をインドのボパールで操業し、たいへんな惨状を招いた事例として有名です。
私たちもあの事例はよくよく教えられました。
それは、開発途上国(現在は新興国)の法規制が甘いからといってそれに甘えて進出してはならない、という教訓です。

当時はすでに、日本を始めとした先進国の化学工業は、とても厳しい法規制(厳格な技術基準)を義務付けられていた時代です。
あのボパール事故は、技術的には何ら参考にはなっていないということを、
補足としてお伝えしたいと思います。


       

No.27353 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/22(Sun) 22:35

VINCENT様
化学工学の純技術的な面としては不適切な事故例を選んでしまったようで、申し訳ありませんでした。
改めてネットで検索してみましたところ、以下のものがヒットしました。
リスクマネッジメントが完全に欠けた例として、化学部門に限らず、反面教師になると思いました。

失敗事例 > インド、ボパールの化学工場でタンクに貯蔵していた毒性の・・・
http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CC0300003.html 


       

No.27354 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:土木大好き人間 投稿日:2011/05/23(Mon) 23:31

皆さんもご存知と思いますが,
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/23/sangiin-may23/
を見てみましょう。


       

No.27355 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/05/23(Mon) 23:32

皆様
あへぇ様の返信にあるとおり、
ボパール事故は、「安全最優先」に目をそむけてはならない、「安全なくして企業なし、産業なし、国家なし」、
という大きな教訓を私たちに与えた事例です。
皆さんも会社や組織の中で偉くなるにつれて、現場から離れて感覚が薄くなることがあるかも知れませんが、
毎日出勤する時に、「安全第一」を唱えてくださいませ。

仕事から無事に帰ってくることを待っている奥様と子供たちの笑顔を忘れないように致しましょう。

いちばん最初のチョンキー様のご意見について:
ご指摘の今般のことは、
行政が「生命vsコスト」の「コスト」を考えてしまうという、誤りだと思っています。
コスト収支責任のある企業であっても、安全が最優先という判断を、真っ先に決断をするこの時代であるのに…。

行政としては、「基準は分からないから安全&退避を」という施策をとるべきであると考えます。
費用の回収は、あとでなんとかすればよいのです。


       

No.27357 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:チョンキー 投稿日:2011/05/26(Thu) 11:56

私は福島県郡山市に住んでいましたが、放射能から2歳の娘を守るため、今まで猪苗代町という20km離れた町に避難しています。
地上1mの放射線レベルは郡山市で1.3マイクロシーベルト/時、猪苗代町で0.2マイクロシーベルト/時です。地上1cmでは郡山市の我が家で2.5マイクロシーベルト/時、猪苗代町で0.4マイクロシーベルト/時です。ちなみに通常は0.04マイクロシーベルト/時です。
はじめはみんな避難していたのですが、国や県が「これぐらいでは安全、安心」と言う事もあり、子供の学校が始まるというのもあって4月中旬にはほとんどの人達が被ばく地帯に帰っていきました。
そして避難している人達も友達からの情報で「ほとんどみんな学校に戻ってるよ」と聞かされると自分の子供だけ仲間外れにされるのもどうかと思い戻っていきました。
そして毎日の生活で目にするものは原発事故の前と変わらない光景、マスクもしてない子供たちが遊んでいる光景であり、子育てと仕事に追われて放射能の危険性を調べる事も出来ず、みんなで「な〜んだ大丈夫じゃない」と互いに言い合っているのが現状です。
それにお年寄りと同居する人や自営業や公務員の人達も、危険性が分かったところで、それらを捨てて生きていけるほどの財力も勇気もありません。
私たち夫婦は共働き(妻は教員)で、避難してる所から車で通勤してるのですが、子供の面倒を見るために一緒に暮らしてもらっている妻の母親が地震の影響から復旧し再開するパートの仕事のため帰宅したがっていて(危険性を認識する気も無い)、来月上旬にも帰宅しなければならない状況です。
帰宅した場合、子供は外気に触れさせない予定(家の中〜車による送り迎い〜保育園の室内)ですので年間被ばく量は外部被ばくだけで8ミリシーベルト程度と見込んでいますが、呼吸や飲食(今現在も給食に福島県の汚染食材が使われている)による内部被ばくの程度がよく分からず、おそらく年間の内外総被曝量は20ミリシーベルトくらいではないかと思っています。京大の小出先生の話では20ミリシーベルトで25人に1人がガンになるレベルとの事。その他、心臓病、脳卒中、内臓疾患、免疫力低下等々の健康被害も報告されており、今後毎年被曝し続ける事を考えると娘の健康被害は必ず起こるのではないかと思えてしまいます。
妻は避難生活に疲れ、ストレスにより生理も一カ月以上遅れたまま(こんなことは生まれて初めて)で、危険性を認識してはいますが、このストレスから解放されたい一心で「もう帰りたい、元の普通の生活がしたい、みんな普通に生活してるじゃない」と訴えてきます。
私はどうすればいいのか仕事もそっちのけで、被曝からの避難か元の生活水準に戻すかの選択に追われ、毎日自然と涙が流れます。
そんなことは他の掲示板でやってくれと思う人が多いのは承知してますが、頭脳集団が集まるこの掲示板でぜひ助言を頂けたらと思います。


       

No.27359 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:ななめ魚 投稿日:2011/05/26(Thu) 18:55

チョンキーさんへ

お気持ち察します…が、ご家族次第ではないでしょうか。
私には小学校の娘がいますが、普通に過ごさせています。ストレス障害の方が深刻と考えるからです。また、一部の父兄が明らかに過剰なまでの防護策を訴えていますが、違和感を感じる父兄の方が多いというのが実情です。

様々な有識者が自論を述べるのは結構なのですが、それを民放マスコミ・週刊誌が言葉尻だけを引用し不必要に不安を煽り、風評被害の根源となっています。福島県の場合、長崎大学と広島大学の先生がアドバイザーとなって様々なことに丁寧にご説明されています。ご参考にされてみてはいかがでしょうか。

個人的には、広島・長崎の原爆により被曝した方とそうでない方がいらっしゃるように、個人差があるものと考えております。また、考えにも個人差があり、1mSvでも不安という方が結構います。
被曝の程度はどうであれ、団体生活の場合、相容れない考えの方々が集まるのですから、結局は自己判断ではないかと思います。
私の家族とは異なりますが、リスク回避を優先すれば避難という手段は適当と考えます。


       

No.27362 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/26(Thu) 22:38

チョンキー様

お気持ち察するに余りあります。なんのお役にも立てず、申し訳ありません。

放射線に関する相談先として、以下のところがあります。
一度、お電話されて、相談されてみてはいかがでしょうか。

・福島県 放射線に関する問い合わせを受け付ける専用電話
電話:024-521-8127(受付時間:午前8時30分から午後9時まで(土日祝日含む))

・健康相談ホットライン(放射線に関する健康相談)
(日本原子力研究開発機構原子力緊急時支援・研修センター等)
電話:0120-755-199(受付時間:午前9時から午後9時まで)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/03/1303849.htm 

・被ばく医療健康相談ホットライン(具体的な除染方法などの相談)(放射線医学総合研究所)
電話:043-290-4003(受付時間:午前9時から午後9時まで)
http://www.nirs.go.jp/index.shtml 

なお、『京大の小出先生の話では20ミリシーベルトで25人に1人がガンになるレベルとの事』ということはありません。しかしながら、ななめ魚さんのご意見もごもっともだと思いますので、上記のホットラインへ納得されるまでお聞きになられればよいと考えます。
放射線被ばくの影響 放射線被ばくに関する基礎知識 サマリー版 第1号
http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i13 


       

No.27363 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/05/26(Thu) 23:21

チョンキー様
ご苦労とお悩みはお察し申し上げます。
この場合は人生の価値観初心に立ち返って考えてみることがよいと思います。
子供を持った親として、最も大事な価値観はなんであるのか?ということについて。

これ以上は立ち入りませんので、コメントは以上です。

ご参考までにTV報道で紹介されていました;
ある保育園の子供たちの父兄が協力して、保育園の土の入れ替え作業を実施し、
その結果として子供たちが安心して遊べるレベルになった、との報道でした。


       

No.27364 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:北の国から 投稿日:2011/05/27(Fri) 12:46

専門家ではないので、私の理解の範囲で。
間違いがあればご指摘ください。

1Sv以上の放射線を一時に受ければ命の危険があるということは分かっていても、
1年間かけてその1000分の1(=1mSV/年)もしくは50分の1(=20mSv/年)を受けた
場合に人体にどんな影響があるか?というのは誰も正確には知らないと思います。

調べることもできないし、実験することもできるはずがないからです。
だから「年間○○mSvなら子供でも安全です」なんて言ってくれる人は誰も居ないと
思います。「20mSv/年を許容できない」と涙ながらに主張して辞めた先生もです。
保障できないからです。

ただ、年間1mSVとか20mSvとかの基準値を設定する根拠はどこかにあるはずで、
それらを調べて「自分で納得=安心できる許容値」を決めて、線量計を常に携帯して
モニターしつつ、日々の行動を考えることはできるかもしれません。

確か政府の基準では、1日8時間を外で過ごし、16時間を屋内で過ごし、
屋内の放射線量は屋外の半分という前提で、現状の放射線量が1年続いたら、、
という計算だったはずです。

しかし実際には、現在放射線量を測定しているモニタリングポストは
地上数m〜数十mに設置されていて、地面に近づくほど放射線量は高い。

放射線量は場所(3次元)と時間により刻々と変化していますし、
行動は人それぞれですし、建物の造りによっては中の放射線量も違うでしょう。

では、それを自分で測定しようと放射線量計を個人で入手しても
その計測値はどこまで信用できるのでしょう?

そして、年間何mSvなら安全なのでしょう?

Svの数値に拘るのでしたら、その辺は自己判断となるのではないでしょうか?


私だったら、そんなぎりぎりの場所で線量計の数値を気にしながらの生活が
いつまで続くか分からないという状況からは、
とりあえず遠くへ避難しておきたいです。自分1人ならまだしも、
子供が居るとなれば。


当事者でもないのに生意気な物言いで申し訳ありません。

良い方向に向かうことをお祈りしています。>チョンキー様


       

No.27365 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:チョンキー 投稿日:2011/05/27(Fri) 17:40

ななめ魚さんありがとうございます。
私も事故後、放射能について勉強しました。
「ストレス障害の方が深刻」とのご指摘も今まで考慮し、できるだけ妻や子供(もちろん3歳では考えられないので)には考えさせないようにしてきました。
そして福島県健康リスク管理アドバイザーの山下氏が「ニコニコしている人には放射能は来ません、クヨクヨしている人に放射能は来るのです」と発言した事も、1991年にチェルノブイリ事故の調査を行ったIAEAの重松逸造を委員長とする『国際チェルノブイリプロジェクト』による調査報告が『汚染にともなう健康影響は住民には認められない。もっとも悪いのは放射能を怖がる精神的ストレスである』と発言した事も今回知りました。
もっとも福島県健康リスク管理アドバイザーである山下氏は事故後一貫して「これぐらい安心できるレベルです」を繰り返してきましたが、飯館村が避難区域に指定されると「安全と安心は別物です」と訳の分からない言い訳をしはじめ、最近は「20ミリシーベルトが安全ではない?もちろんもちろん、ですから議論が必要なのです、県民を避難させる?どこにそんなところがあるんですか?」と言い始め、「国が決めた基準は日本国民であるのですから従わなければなりません」と自分の発言はまるで国のせいだと言わんばかりなのも知っています(すべて映像で公表されています)。
そして今週・・・「事故から・・最初・・10日間が大事・・3月末で大部分の・・が・・」というような話が・・、危険性ははじめから知っていながら(もちろん専門家ですから)、住民への説明とは、まった・・・。
まるで実験対象の県民をわざと逃がさな・・(今日のニュースとリンクしてしまうし、これ以上の記述は怖い、山本太郎もドラマを降板させられたようですし)。http://j.mp/jbCVWc(福島県人がモルモットにされてると言われるのはネットの世界だからと思っていたが・・・本日4回目の修正です)ちなみにここでも「直接的な影響だけでなく、精神面で影響はある」と精神面を強調してますね。
こんな人の意見など信用出来るはずもありません。

あとICRPの歴史(アメリカの核戦略が発端)も放射線影響研究所のABCC時代からの流れ(原爆の影響を少なく見せる努力)もすべて勉強しました。チェルノブイリの死者を350の文献を参考に4000人としたIAEAやWHO、一方研究者により5000の文献を参考に導き出した1,000,000人の死者数の差を見ても流れは変わっていないように感じます。
最近山下氏は「今、地面に降り積もっているのはセシウムです、ヨウ素によるガンの報告はありますがセシウムによるガンは報告されていませんから安全です」と言っていますが、
それはICRPがそう言う事にしているだけでセシウムの健康被害はいろんな研究者からガンや心臓病などの被害が報告されています。

また今月になって国会に呼ばれている科学者は原子力利権に嫌われてるからか教授になれない、もしくは公益重視に意見を変えた人たちばかりが呼ばれています。
ちなみに小佐古内閣官房参与は辞任した会見の時に初めて公益重視に転じ、原子力利権派や反対派から首を傾けられました。
それらの国会における委員会発言です。5月16日衆議員予算委員会↓の柿澤未途(みんなの党)の質疑では福島県にちょっと寄っただけで内部被ばく量が莫大なことが判明している。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=40987&media_ty...

5/20衆議員科学技術特別委員会↓の内部被ばくの危険性
http://blog.livedoor.jp/wisteriabook/archives/3347917.html

5/23参院行政監視委員会↓ 京大助教小出裕章
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/603.html
小出さんによるとアメリカの科学者であるgofmannさんが、20ミリシーベルト/年の被ばくで子供の25人に1人がガンで亡くなると唱えています。

あらゆる人達の言い分を聞いてきましたが、内部被ばく(ベータ線やアルファ線)が重要なのはどの学者も同意見のようです。しかし今後の内部被ばくの予測が良く分かりません。
外部被ばく(ガンマ線)による染色体の損傷は今の放射線レベルでは何の問題も無いと思っています。
3月の時点で空気中の放射性物質量を測定した人によると外部被ばくの10倍が内部被ばく量だったようで、今は放射性物質のチリはほとんど地面に降り積もっていますので外部被ばく量=内部被ばく量なのかな?と勝手な予測をしています。
これから台風も来ますし、これらのチリがどれだけ舞い上がり、呼吸によりどれだけ内部被ばくするのかによって危険度は大きく変わるだろうと考えています。
また農産物や魚介類、また土壌の検査からストロンチウムやプルトニウムは意図的(と考える他はない)に外され、経口による内部被ばく量も計算しようがありません。

なによりも住民の内部被ばく検査(ホールボディカウンター)をやらせない政府の方針がおかしいです。
原発従事者は原発作業に入る前に内部被ばく検査をしますが、今回一時帰宅した半径20km圏内の住民でさえ内部被ばくを検査していません。
まるで内部被ばくの真実を知られるのが怖いように感じてしまいます。
危険性と便益性を考え、最終決断をしたいと思っていますが、決断の決め手がありません。
今、決め手にしようと考えていた根拠は5月6日発表の「文部科学省及び米国DOEによる航空機モニタリングの結果」↓で、http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/06/1305820_20110506.pdf
郡山市は30〜60万ベクレル/m2となっている事です。
チェルノブイリ事故時の汚染別の基準は、
・1平方メートルあたり148万Bq以上:強制避難ゾーン
・1平方メートルあたり55万〜148万Bqまで:強制(義務的)移住ゾーン
・1平方メートルあたり18万5千〜55万Bqまで:希望すれば移住が認められるゾーン
・1平方メートルあたり3万7千〜18万5千Bqまで:放射能管理が必要なゾーン
ですので希望移住〜強制移住ゾーンに該当します。
しかし、だからといってここに住み続けることで内部被ばくが継続するのか?
命の危険性は毎年上がっていくのか?というのが不確かな所なのです。
そして考えさせないようにしている妻に相談しても何を言ってるのか理解してもらえず(あたりまえですが)、一人で悩んでいるところです。


       

No.27366 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:コロ助 投稿日:2011/05/27(Fri) 23:38

政府の発表をそのまま信じるのは危険だと思います。また、目に見えないだけに正常化バイアスがかかった状態で、みんながそうしているからと普通に生活を送るのも危ないと思います。

放射線量はもちろん気にしなければなりませんが、内部被ばくを防ぐため、そもそもその放射線は何から出ているのかにも目を向ける時です。ヨウ素でしょうか、セシウムでしょうか。もしかしたらストロンチウムやプルトニウムが含まれていないでしょうか。政府は放射性物質そのものの特定を避けているように見えます。土壌モニタリング調査をしっかりやるべきです。

福島の方には厳しい状況が続き、おかけする言葉がありません。
ただ、そこにある危険を直視することは大切だと思います。年間1ミリシーベルト以上の被ばくになるところに子供さんを置いていること、地産池消として地元の農産品を給食に使うという行政の対応には驚きます。気付かない間に馴らされたか、信じるしかないといった状況に陥っていませんか。

食料自給率の低いわが国であり、次に政府は農産物、水産物の放射性物質の問題に蓋をしようとすると思います。海にはどれほどの放射性物質が流れ出たでしょうか。事実がない場合には風評被害ですが、最近は風評被害の定義が変わったのでしょうか。危険なものはどうごまかしても危険なのです。

こうしている間にも放射性物質の排出が続いてます。
とても安心などと言える状況にはありませんし、安心できるかどうかを判断できる材料さえ示されていないのが実態です。
本当に安心できる状況かが見極められるまでは、難しいかもしれませんが、可能な限りでも避難しているのがよいと思います。
精神的なストレスを感じるような場所は、安心できない危険な場所ということでしょう。
いい加減な安心感の醸成でなく、避難したくてもできない方がいることへの対策こそが、本当に政府がやるべき仕事だと思います。


       

No.27368 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:建設部門の技術士 投稿日:2011/05/28(Sat) 00:09

どれだけの危険性があるのか、誰も断定することができない以上、リスクを見積もることはできませんから、引越し以外の解決策は思い浮かびません。
とはいえ、チョンキー様の奥様も公職につかれていたり、お母様の件もあったりと、何と言うか、かける言葉も見つかりません、

現実問題として、ストロンチウム90が検出されていることは、先月すでに一部で報道がありましたね。その後は検査していないのか、していても公表しないのかわかりませんが、チェルノブイリでもっとも問題となったこの物質の情報が無いというのは、恐ろしいです。
さらには、もっとも正確な情報を持っているはずの政府関係者。枝野官房長官は福島県職員が普通の作業服で出迎えたのに対して、防護服フル装備、さらにはお腹がパンパンに膨れ上がっていましたが、レントゲン技師の使う防護服を中に着込んでいたとのこと。そして車から出たのがわずか5分程度。
もう一つ、これは噂の域を出ませんが、枝野氏の家族は海外へ避難中というものもあります。ウラを取るすべは無いですが。
菅首相がSPEEDIの情報を得て、安全な風向きのときに福島に行ったと言う与党議員もいましたが、これは官邸が否定したものの真偽は不明。
ここ数日は東電や官邸や保安員の間で注水中断の矛盾会見連発。
以上の件から、とても政府を信用、信頼できません。
本当に恐ろしい政権と思います。
無責任な言い方かもしれませんが、できればお子様だけでも、逃げて欲しいです。


       

No.27375 RE:日本における国益(公益)と福島 投稿者:あへぇ 投稿日:2011/05/30(Mon) 23:20

全くお呼びじゃないということかと思いますが、このような意見もあるということで、ご参考まで述べさせていただきます。
言葉によるコミュニケーションが十分できない小さなお子様は、かえって親御さんの心配を敏感に肌で感じ取っていると思います。ご自身だけでなく奥様やご親族のストレスも多大であることは、既にご自身が述べられているとおりだと思います。
メンタルヘルスの観点から見た放射線災害は、見えない、感じられないだけに、「不安」が大きな役割を持ちます。不安を減らすためにまず役立つものは正しい情報です。正しい情報に基づいてご判断いただくことが大切だと思います。その為にも、利用できるホットラインも利用されて、1対1で専門家へご質問されることも有益ではないかと思います。
既にご覧になっているかもしれませんが、以下のQ&Aもご参考になると考えます。
日本保健物理学会有志による専門家が答える暮らしの放射線Q&A
http://radi-info.com/ 
http://radi-info.com/q-306/ のAの抜粋:『専門家は、「安心」ではなく、これまでの知見に基づいた「安全」を述べていることをご理解戴ければと思います。
避難や屋内退避について、行政としては経済的・社会的影響を考慮したうえで判断しています。安心に対する考えは人それぞれ違うため、個人としてどのように判断するかという難しい問題に一律な答えを用意できません。自主避難に伴って生じる経済的負担や社会生活の不自由さなどを放射線によるリスクと比較しなければ自身の納得につながらないかもしれません。例えば、自主避難するにしても、海外に行くのか、西日本に行くのか、日常勤務に影響がない範囲でもう少しだけ線量値の低い場所へ行くのか、どこでバランスをとるのがいいのか判断することは本人にしかできないと思われます。そのような事を考えたうえで、本来なら受ける必要のない放射線ですから、自主的に避難することも判断の一つと考えます。』
http://radi-info.com/q-143/ http://radi-info.com/q-133/ http://radi-info.com/q-211/   ttp://radi-info.com/q-232/ 

・郡山合同庁舎環境放射能測定値(暫定値)は、最近ではおよそ1.4μSv/h前後まで漸減しています。今後、福島第一で、新たな水素爆発による大気中への放射性物質の放出等、状況が悪くならないことを前提とすれば、自宅へ戻られても問題ないと考えます。

・“チェルノブイリの死者を350の文献を参考に4000人としたIAEAやWHO、一方研究者により5000の文献を参考に導き出した1,000,000人の死者数の差”に関しましては、調査した文献数が多いから必ず正しいという訳ではないと考えます。IAEAやWHOでは多数の専門家が関与して結論付けたものでしょうし、一方の研究者はどれ位のレベルの研究者で、調査文献の有効性やその調査成果を第三者的専門家が評価したかが分からないと妥当なものなのか判断ができません。熊取六人衆のおひとりの今中助教は、『最も大きな違いは、どこまでの人々を対象にするかという、チェルノブイリ事故に対する想像力の違いであろう。』といわれていますが、内容の妥当性の違いだと思います。

・小出裕章助教の“5 /23参院行政監視委員会↓”に関しては、別に可採年数として、石油42年、天然ガス60年、石炭122年(石油、天然ガス、石炭可採年数=確認可採埋蔵量/年間生産量:2008年末)、ウラン100年(ウラン可採年数=確認可採埋蔵量/年間消費量、高速増殖炉を考慮せず:2007年1月)というデータがあります。天然ガスに関しては、シェールガス革命で、安価に採取できるようになったので、天然ガスの可採年数はもっと増えていると思います。
オイルシェール・タールサンドの開発・利用には、安く安全に取り出す技術開発などの多くの課題があり、それらの研究開発が進められています。
小出助教は、『原子力の資源のウランは実はこれしかないのです。石油に比べても数分の1、石炭に比べれば数十分の1しかないという、大変貧弱な資源であったわけです。』と言われていますが、オイルシェール・タールサンドに言及するのであれば、海水からのウラン捕集についても言及すべきです。ご自分の意向に即した事実だけを恣意的に拾い上げて、議論を展開し、具体的数値を上げて、極めて決定論的に断言されますが、その根拠は示されません。都合のよい葉っぱだけを見て、木や森は言うに及ばず、枝も他の葉っぱも見ないという印象を強く受けました。民放マスコミ・週刊誌の手法と同じですね。高速増殖炉の開発のくだりは、技術論ではなく、全く理解できません。同じ論法に立てば、「サンシャイン計画」、「ニューサンシャイン計画」に続く新エネルギーの技術開発は、これからも失敗して、しかたなくここにもバッテンを付けることになるのでしょうか?
『では一兆円の詐欺をしたら何年実刑をくらわなければいけないか。一万年です。』???
『広島の原爆が爆発したときに燃えたウランの量です。800グラムです。』空中で爆発して壊滅的なダメージを与える兵器と、単にウランの重量だけを比較して何の意味があるのでしょうか?全くロジカルではありません。もう勘弁してください。

最後に、放射能あるいは化学物質のリスクを研究する人によく引用される寺田寅彦先生の警句、『ものをこわがらなさ過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい。』を肝に銘じ、これからも技術者として研鑽していきたいと思います。


       


No.27367 グローバル経済 投稿者:モンブラン 投稿日:2011/05/27(Fri) 23:56 [返信]

技術士「建設部門・施工計画」を目指しています。
グローバル経済においては、”選択と集中”により中枢港湾の施設機能の強化をはかることにより国際コンテナ船やバルク船・RORO船等が就航でき東アジアとの水平分業が行える事が、我が国の経済成長戦略の柱でもあります。
ここで疑問に思うのですが、貨物船は重油で動きます。しかし、石油の可採年数はOPECで46年といわれています。港湾施設を整備するのには数十年ひつようですが、施設が完成した頃は燃料が制限され貨物船での物流が出来なのではないでしょうか?国土交通省もこれくらい解かっていると思いますが、もし、二次面接で試験官からこのような指摘があった場合皆様はどう答えますか。


       

No.27370 RE:グローバル経済 投稿者:すぱいす 投稿日:2011/05/29(Sun) 10:59

原油の採掘に関しては全ての産業に関わっているものですね。仮に可能採掘年数が46年だとすると、それまでに車の場合、全て電気等のガソリンに依存しない車でなければなりませんし、火力発電を廃止し太陽光発電等自然エネルギー利用に変えていかなければなりません。たった46年でできるでしょうか?何とかなると思っているではないでしょうか。いま自然エネルギーの割合を20パーセントにしたいとある国の首相が主張していますが採掘年数が46年が事実であれば悠長なことをことを言っているようにしか思われません。
お尋ねの拳ですが、重油でなないエネルギーで動く貨物船ができているのではないでしょうか。


       

No.27371 そもそも 投稿者:おそらく 投稿日:2011/05/30(Mon) 09:31

そもそも可採年数が46年というのが疑わしいです。
http://www.sekkoren.jp/pdf/data16.pdf
ここ20年の間、可採年数は40年程度で推移しています。

ご質問のような指摘を口述試験でされるとは考えにくいですが、資源は有限だからいつかは限界がくるという観点に立って、そうならないための対策(すぱいす様のレスのような)を整理しておく必要があると思います。


       

No.27373 そもそも-2 投稿者:VINCENT 投稿日:2011/05/30(Mon) 21:01

船はその歴史において、
オールで漕ぐ→帆船→石炭→石油系と発展・進化してきました。
化学工業から申しますと、植物からのエタノール燃料、あるいはエーテル燃料生産は、いつでも大量生産できます。(設備投資にかかる1〜2年の猶予を頂ければ)。
クリティカルパスは、燃料変更におけるエンジン設計ではないでしょうか?
それも長くても5年ぐらいあれば可能なことではありませんでしょうか?
私の直感(?)としては、あまり難しい課題ではないような気がしております。


       


No.27358 受験地について 投稿者:がんばろう宮城 投稿日:2011/05/26(Thu) 13:38 [返信]

現在東日本大震災の復旧で宮城県に長期出張できています。二次試験受験地の変更願いで宮城県に変更しようと思っていますが、例年はどこの会場なのでしょうか?今年は変わるかもしれませんが参考までにお願いします。

       

No.27360 RE:受験地について 投稿者:いかさま技術士 投稿日:2011/05/26(Thu) 19:43

昨年はここでした。

仙台卸商センター 産業見本市会館 サンフェスタ
http://www.sunfesta.or.jp/


       

No.27361 RE:受験地について 投稿者:がんばろう宮城 投稿日:2011/05/26(Thu) 21:26

いかさま技術士様、ありがとうございます。自宅に帰るには旅費と時間が掛かるので今年は宮城県で受験します。がんばろう宮城、がんばろう受験生

       


No.27318 コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:もっと 投稿日:2011/05/15(Sun) 00:57 [返信]

現在、コンクリートの勉強をしております。
シリカヒュームと単位水量についてすっきりしない事項がありますので、投稿させて頂きました。
基本的な質問で申し訳ありませんが、ご回答頂ける方がいましたら、よろしくお願い致します。

下記の@とAどちらが正しいでしょうか。
@シリカヒュームを使用すると単位水量が増加
・シリカヒュームは、球状の粒子でその粉末度が大きいため、同一のコンシステンシーを得るのに単位水量が増加するが、高性能減水剤を用いることにより処理できる。【技術士を目指して コンクリート(山海堂)】

・混和材を混入させたセメントは、中性化速度が速い。このため、AE剤や高性能AE減水剤を添加する等して単位水量を減少させる。【ある方の意見】

Aシリカヒュームを使用すると単位水量が減少
シリカヒュームを使用するとボールベアリング効果により、流動性がよくなり、単位水量を減少させることができる。
そのため、水セメント比が減少し、高強度コンクリートを可能し、耐久性を向上させることが可能。
【インターネット等】

どうも@とAでシリカヒュームと単位水量の関係が矛盾しているような気がしています。


       

No.27324 RE:コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:okumurayagobe 投稿日:2011/05/16(Mon) 21:38

@が正解です。
シリカヒュームは微粒子なので表面積が大きく、水を多く吸着します。よって同じスランプのコンクリートを得るには単位水量が増えます。砕石粉などの微粉分も同様です。粉分は水を食うということです。

Aのボールベアリング効果云々は高性能AE減水剤の説明ではないでしょうか。シリカヒュームは微粒子なのでコンクリートの組織を緻密化するので高強度コンクリートに使用されますが、単位水量を減らす目的に使用されることはないと思います。


       

No.27326 RE:コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:匿名2 投稿日:2011/05/17(Tue) 00:06

私が持っている土木施工のテキストには、以下のように記載されています。
・混和剤を入れると水和熱を低く抑えることができる。
・要因は単位セメント量が減るから。
・単位セメント量が減れば、単位水量も減る。(同一水セメント比の場合)
詳しい方の意見をお願い致します。


       

No.27327 RE:コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:もっと 投稿日:2011/05/17(Tue) 01:39

投稿に関して、ご回答有難う御座います。

私も投稿後、いろいろと調べています。
●高性能AE減衰剤を使用しない場合(現実的には、シリカフュームを使用して、高性能AE減衰剤を使用しないということは無い)
シリカフュームを混合したコンクートは、微粒子なので表面積が大きく水を多く吸着するので、混合しないコンクートと比較して、同じスランプのコンクリートを得るには単位水量が増える。

●高性能AE減衰剤を使用した場合
下記の論文で、「シリカフュームを混合したコンクリート」と「混合しないコンクート」を比較しています。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007881606
同一のW/Cの条件において次の通りとなっています。
「シリカフュームを混合したコンクリート」は、高性能AE減衰剤を多く使用しても、スランプが小さい。
よって、やはり「シリカフュームを混合したコンクリート」は、同じスランプのコンクリートを得るには単位水量が増える。

●さらなる疑問点
シリカフュームについて調べていると、ボールベアリング効果の記載が多くみられます。
(シリカフューム ボールベアリングで検索すると多くの資料がヒットします。)
実際に下記の資料では、「シリカフュームを混合したコンクリート」は、「混合しないコンクート」とより施工性が良いとあります。
http://www.am.askanet.ne.jp/~aokai/products.htm
(シリカフュームセメントのPDFをダウンロード)
私は「施工性が良いということは、W/Cが小さくても、よく流動する(スランプが大きい)」とのイメージを持ってしまいます。このイメージは、「シリカフュームを混合したコンクリートは、同じスランプのコンクリートを得るには単位水量が増える。」と矛盾するような気がしてなりません。

勉強不足で大変恐縮ですが、さらなる疑問について、どなたかご回答頂けると幸いです。


       

No.27332 RE:コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:いさ 投稿日:2011/05/17(Tue) 13:06

こちらで質問されてはいかがでしょうか?

「コンプロネット 疑問・質問ホットライン」
http://www.con-pro.net/qanda/view.cgi?mp=on

私も興味があるので、ぜひ聞いてほしい!です。


       

No.27336 RE:コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:もっと 投稿日:2011/05/17(Tue) 23:00

「いさ」様へ
サイトのご紹介有難う御座いました。
早速、投稿致しました。


また、こちらの掲示板でも適切な回答を頂ける方がいましたら、よろしくお願い致します。


       

No.27337 RE:コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:いさ 投稿日:2011/05/18(Wed) 10:49

向こうのサイトで、ミネルヴァ様からご回答がありました。やったー!(^o^)
(大変見識のある方で、個人的には「神様」とあがめております)

非常にためになるご回答です。
興味のある方はぜひご一読ください。


       

No.27341 RE:コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:もっと 投稿日:2011/05/18(Wed) 23:51

「いさ」様へ

サイトを紹介して頂いたおかげで、疑問が解決し、すっきり致しました。
あのような見識の深い方のご回答を頂き、大変勉強になりました。
また、私は技術士にはほど遠い感じました。
しかし、あきらめずに勉強していきます。


       

No.27351 RE:コンクリート分野 シリカヒュームについて 投稿者:匿名3 投稿日:2011/05/22(Sun) 18:02

ご紹介いただいた掲示板をのぞいてきました。
この回答者の方の過去の書き込みをいくつか読ませていただきましたが、すごいというか恐ろしくいろいろなことをご存じの方なんですね。
いささんが感服するのもうなづけます。


       


No.27321 環境部門−環境影響評価について 投稿者:tateoki 投稿日:2011/05/16(Mon) 02:53 [返信]

詳しい方、教えて下さい。
今年、環境部門−環境影響評価を受験しますが、環境白書以外の参考図書としては、何が重要となるでしょうか?


       

No.27323 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:三代目 投稿日:2011/05/16(Mon) 13:23

私が目を通した書籍の中からご紹介します。

@環境影響評価制度研究会「環境アセスメントの最新知識」
 2006年、ぎょうせい、国内・海外を含む制度の解説

A同上 「戦略的環境アセスメントのすべて」
 2009年、ぎょうせい、社会基盤事業の住民参加など

B中西準子ほか「環境リスクマネジメントハンドブック」
 2003年、朝倉書店、化学物質のリスクにあつい

C畠山武道、井口博「環境影響評価法実務」
 2000年、信山社、法律と条例・訴訟も

D吉田文和、北畠能房「環境の評価とマネジメント」
 2003年、岩波書店(シリーズ)、経済学・公共政策の視点

ご自分の関心(得意分野を伸ばす、弱いところの補強など)によって、選択してもらえれば幸いです。

なお、現在、アセス法の対象に含めるべく検討中の風力発電の課題(健康被害、バードストライク含む)も押さえておくのが良いと思います。


       

No.27325 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:般若 投稿日:2011/05/16(Mon) 22:27

私の備忘録も兼ねて最新のトピックスを捕捉させていただきます。

改正アセスの動向についてはこの辺を押さえておけばよろしいかと。

@「今後の環境影響評価制度の在り方について(案)」に対する意見募集(パブリックコメント)の結果及び中央環境審議会の答申について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12162

A環境影響評価法の一部を改正する法律案の閣議決定について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12295

B中央環境審議会総合政策部会 環境影響評価制度専門委員会
http://www.env.go.jp/council/02policy/yoshi02-10.html

C風力発電施設に係る環境影響評価の基本的考え方に関する検討会
http://www.env.go.jp/policy/assess/2-5windpower/index.html

特に、Cについては今後のアセスの在り方を考える上で多いに参考になります。まだ、公開されていませんが、第8回、第9回の資料は必見です。政令改正のためのパブリックコメントももすぐ実施されると思います。

すでにご承知だったかもしれませんが、その場合はご容赦くださいませ。

追加ですが、風力発電施設に係る健康影響って何かありますかね?


       

No.27328 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:しーばーど 投稿日:2011/05/17(Tue) 07:31

>追加ですが、風力発電施設に係る健康影響って何かありますかね?

騒音、振動関係ぐらいしか思いつきません。
騒音、振動(特に低周波(長周波ってなんだ(笑)))による寝不足とか?


       

No.27329 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:般若 投稿日:2011/05/17(Tue) 08:15

なるほど。睡眠障害は確かにあるかもしれません。あるでしょう。

問題は、環境基準も低周波音の参照値も不快感(アノイアンス)に対する指標ということで、健康影響を考慮したものではないということでしょうか。
(さらに環境基準と参照値は、風力発電施設という発生源を対象ものでもないわけですが)

風力発電施設の健康影響の予測は、物理科学的側面から自信を持って評価できる技術者はいないはずです。


       

No.27330 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:tateoki 投稿日:2011/05/17(Tue) 08:32

参考図書のアドバイス、ありがとうございます。
早速、資料を集めて目を通してみます。

また、何か分からないことがあったら、教えて頂けると幸いです。


       

No.27331 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:しーばーど 投稿日:2011/05/17(Tue) 12:39

全くの勘違いではあると思いますが、
騒音、振動という面ですと、新幹線などの
鉄道や高速道路との比較で健康影響を
評価することはできないのでしょうか?

騒音・振動の発生間隔等の違いはありますが。

公害防止管理者の資料や風力発電関連セミナーの
資料が手元になく、ネット検索等もしてない
勉強不足の状況ですが。


       

No.27333 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:般若 投稿日:2011/05/17(Tue) 13:29

環境基準を根拠に健康影響を評価することはできません。

個別に疫学調査を実施するならば、評価は可能です。

鉄道騒音との比較は、高速で通過する音源と回転し風向風速で大きさが変わる音源で両者を単純に比較することはできません。高速道路も同様です。

道路交通騒音と睡眠障害の相関を比較した研究はあります。


       

No.27334 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:しーばーど 投稿日:2011/05/17(Tue) 18:29

検索してみると、騒音・低周波の記事が
結構出てきますが、環境省のものだと
H22年3月、H22年10月の調査報告ぐらいしか
見つけられませんでした。
H23年3月のガイドラインは眺望のものでした。

2004年のエネルギー総合工学研究所の報告?でも
低周波は指摘されていましたが、対策はして
なかったのか、できなかったのか?

難しい・・・

風力の健康影響については、
海外の事例とかならあるかもしれませんが、
調査能力がありません(笑)。

>C風力発電施設に係る環境影響評価の基本的考え方に関する検討会

こちらの報告を斜め読みした感じだと、
まだ調査中と言うところですね。


       

No.27339 RE:環境部門−環境影響評価について 投稿者:tom 投稿日:2011/05/18(Wed) 18:44

風力発電について、多少参考になればと思い投稿します。

・風力発電施設に係る環境影響評価の基本的考え方に
関する検討会報告書(案)に対する意見募集(パブリ
ックコメント)について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13784


       


No.27253 小佐古氏の行動について 投稿者:かばお 投稿日:2011/05/05(Thu) 19:45 [返信]

先日、小佐古東大大学院教授が内閣官房参与を辞任しました。政府の原発事故への対応批判、限界放射線量に関する問題を訴え、辞任記者会見では涙を流す姿も報道さえていました。
私は内閣官房参与という発言できる立場にいながらこのように外部(マスコミ)に訴えることは、社会が混乱することは明らかであるわけですから、どこか無責任を感じる所もあります。一方で国民の安全の問題であり、教授の考えが本当であれば、守秘義務に当たらないようにも思えます。
今回の教授の行動について、みなさんどのような意見をお持ちでしょうか。


       

No.27320 RE:小佐古氏の行動について 投稿者:DatteQ 投稿日:2011/05/15(Sun) 22:13

「あり」だと思っています。
守秘義務を持って、制限を受けてしまったようですが、
公益も含めて、自信の良心に掛けての「発言」は「あり」でしょう。
あの涙は、どちらに進んでも自分が築き上げてきたものが崩れ落ちそうな中での、勇気と無念の涙だと理解しています。
ただ、その後、最終的にブレーキを引いたのはやっぱり保身だったのでしょうか?
サラリーマンの私に彼を批判する資格はありません。
同情を感じ、勇気ある行動だったと思います。


       

No.27322 RE:小佐古氏の行動について 投稿者:故障 投稿日:2011/05/16(Mon) 13:16

>社会が混乱することは明らかであるわけですから、どこか無責任を感じる所もあります

私は逆に、本人の信念に基づき行動したと思っています。学者として、どうしても許容できない
ことや危ないと思うことを身を賭して、責任ある行動だと思います。

今後、あの方にはは、各種委員の就任要請や科研費の獲得に不利に働くことは自明です。
自分があの環境にいて、あの行動が本当に取れるかと思うと、保身に走りそうです。

いろいろ批判はあることは知っていますが、尖閣の人とは異なり、勇気ある行動と評価します。


       


No.27316 総監とは・・ 投稿者:兵庫 投稿日:2011/05/14(Sat) 10:24 [返信]

しばらく、書き込みしてませんでした。

総監の試験を今年目指すことで日々格闘中。

何を格闘?

この総監試験・・・普通の試験とは全く異なると実感。試験テクニックがどうの、こうのではない。根本がないと受からない。

一言でいうならば「総監は工学哲学」そのもの。

工学哲学という言葉は造語だけど、哲学者としての苦悩の道筋そのもの、と感じる。

つまり、受験者が、己の哲学を持っていてそれを磨かき、それを披露できなければ、ならない。そういうエンジニアの根本=哲学を育てない限り、合格はできないと思う。

自分の本棚には「史上最強の哲学入門」がある。
漫画のバギが好きで、表紙の絵が板垣恵介なので、ただそれだけで買ってしまったが、その本のタイトルをみてピンと来たのがきっかけ。


       

No.27317 RE:総監とは・・ 投稿者:稲穂 投稿日:2011/05/14(Sat) 22:06

昨年度、建設部門に合格しました。援助してくれた人達に合格報告したところ、勢いのあるうちに総監受験をしなさいとのアドバイスを頂き、今年度、総監を受験することにしました。
青本や過去問さらに参考書を買って、4月下旬から勉強を開始しました。
専門と総監との違いは、色々と聴いていて理解していたつもりでした。
択一問題は面白いなと思うのですが、記述問題になるといやはやどうにも…
特に自分の経験したことのない分野に自身を置いて、自分の考えを述べるという問題は、本当にエンジニアセンスというか、マネジャーとしての資質が問われていると思います