〜その5〜

年度末の忙しさにかまけて、ずいぶんサボっておりました。

さて、前回はコナラのアクは抜けたが、まるで木を食べているようでマズかった、というところまで。

今回は、「ならば」と、クヌギ、そしてマテバシイに挑戦してみました。

■ステップ7■クヌギを食してみる

よし、今度はクヌギを食ってみよう。
おー、丸々としてうまそう(なわけないか)。ポリポリ・・・・

う、うげぇぇぇぇ!!!!

ア、アクがぬけてないじゃないかあ〜っ!!
うー、水、水。ごくごくごく。
はぁはぁはぁ。あーまずかった。ぺっぺっ。

そうなのである。2週間の水浸にもかかわらず、アクが抜けていないのである。
コナラとちがって、ほとんど割れ目がないため、中に水がしみこまず、タンニンが溶け出さなかったようだ。
うーむ、あと2週間ほど川にさらそう。
水にさらした後のクヌギ。
丸々としてうまそう・・・・?

■ステップ8■マテバシイを食してみる

続いてマテバシイ。
こちらはもともとアク抜きなしでもなんとか食べられるから、大丈夫だろう。
ポリポリ。

うーむ・・・・まずい・・・・

コナラほどまずくはないし、かすかにシイの風味もするけど、とてもこんなもの主食にはできんぞ・・・・
でもまあ、これまでの中では一番ましだ。
よし、ちょっと調理してみよう。
水にさらした後のマテバシイ。
ほとんどタンニンを含んでいないので、スダジイと同じようにアク抜きしなくても食べられると本には書いてあった。

■ステップ9■マテバシイを調理してみる

試しに、マテバシイをすり鉢ですりつぶし(と言っても細かくくだいた程度ですが)、水を加えて加熱してみました。

七輪に炭をおこし、水とつぶしたマテバシイを混ぜながら煮込みます。

やがてドロッとした粘りが出てきて、あたたかな湯気が・・・・
これを盛り付けてみます。
うーむ、あめ色になっていてうまそう(かもしれない)。

いただきま〜す。パクリ。

うーむ・・・・何というか・・・・

まずくはなくなってきたけど、うまくもない。「木の風味」も残っているし。

・・・・ということで、アクを抜いたドングリを、全部食べるのはちょっとムリっぽいことがわかってきました。


よし、次回はデンプン抽出に挑戦だ!(だんだん理科の実験みたくなってきたぞ)
すり鉢でマテバシイをすりつぶす
七輪で加熱。
ナベ:100円均一にて購入。
ヘラとハシ:竹で自作
盛り付け例。
皿:竹。ハシ:竹。飲み物:焼酎。
この写真を撮りながら、「オレ、何やってるんだろう」と、ちょっとだけ悲しくなりました。