筆記試験対策〜必須科目(問題T) 最終更新:2019.06.27
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=CONTENTS=
1.出題内容
2.問題対策
3.主要テーマの解説

 必須科目(問題T)について、建設部門を中心に記しています。
 出題内容の予想もしていますが、これは「絶対こうなる」というものではなく、あくまで私の予想です。ただ、技術士会から公表された資料を素直に読むとこういうことだよね、という、それなりに根拠のあるものではあります。
 なお、受験対策は人それぞれです。それぞれの立場で、ポイントは変わってきます。また、若年層・熟年層でも変わってきます。 うのみにするのではなく、参考にできるところは参考にするというスタンスでお読みください。

答案用紙はA4サイズ・600字詰めです。
模擬練習用答案用紙を用意しましたので、お使いください。問題Tの色はまだわからないので、問題Vの答案用紙を流用しています。
ダウンロード時は2ページですが、2枚目を超えると自動的に3枚目が現われます。
なお、この答案用紙はすごろくさんよりご提供いただいたものです。
問題3答案用紙

1.出題内容

 必須科目(問題T)は、2012年度までは「部門一般」「建設一般」などと言われる記述問題(600字詰め答案用紙3枚)だったのが、2013〜2018年度は択一問題(マークシート方式5択)となりました。そして2019年度からまた記述問題(答案用紙枚数も以前と同じ600字詰め3枚)になります。
問題Tは、「技術部門全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの」を問う問題とされており、これらの概念、出題内容および評価項目もかなり明確に示されています。さらに評価項目のそれぞれがどういったものをいうのかは、前頁の「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」の中に定義づけられているため、概念や評価項目について、どういう意味なのかをあれこれ推測する余地はかなりなくなっているといえるでしょう。
問題Tの内容

概念 専門知識
専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識
応用能力
これまでに習得した知識や経験に基づき,与えられた条件に合わせて,問題や課題を正しく認識し,必要な分析を行い,業務遂行手順や業務上留意すべき点,工夫を要する点等について説明できる能力
問題解決能力及び課題遂行能力
社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力
出題内容 現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から,多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。
評価項目 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,問題解決,評価,技術者倫理,コミュニケーションの各項目

評価項目 筆記試験における
評価内容
T U-1 U-2 V
専門的学識 基本知識理解
理解レベル   ○基本 ○業務  
問題解決 課題抽出    
方策提起    
評価 新たなリスク    
技術者倫理 社会的認識      
マネジメント 業務遂行手順      
コミュニケーション 的確表現
リーダーシップ 関係者調整      

  1. 専門的学識
    • 技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な,技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
    • 技術士の業務に必要な,我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。
    出題内容として「現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から」とあることと、2012年度までの部門一般の内容等から考えると、特に後者の「我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること」に関する知識が問われそうに思われます。すなわち、受験部門に関する社会的重要テーマに関わる法令施策等や社会経済、最新の技術の現現状といったものをしっかり知っていて理解しているか、という視点で採点することが考えられます。建設部門であれば、たとえば近年の顕著な災害について、どういった災害でどのような被害があったのか、それはどういった原因等により引き起こされたのか、なぜ災害が激甚化しているのか、それに対してどう対処しようという施策や法整備等が進められているのかといった知識ですね。具体的に言えば、水災害意識社会再構築ビジョンなどの具体的な取り組みを上げている答案と、そういった具体的取り組みを上げられていない答案で差が付くということです。
    社会的重要テーマについて、全体像を頭に入れるだけでなく、具体的な事例や施策、法令等について書けるだけの知識を身につける必要がある。

  2. 問題解決
    • 業務遂行上直面する複合的な問題に対して,これらの内容を明確にし,調査し,これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
    • 複合的な問題に関して,相反する要求事項(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等),それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で,複数の選択肢を提起し,これらを踏まえた解決策を合理的に提案し,又は改善すること。
    すなわち問題を抽出すること、問題を分析すること、そしてさまざまな要求事項・制約条件を勘案し、複数の選択肢の中から最適な提案を選び出すことが求められるわけです。右図のように、多様な視点で問題(あるべき姿と現実とのギャップ)を抽出し、その優先度・重要度を分析することが求められるでしょう。
    そして重要度の高い問題についてその原因等(なぜ・どのようにその問題が発生しているのか)を考察することが求められます。つまり、なぜ災害が激甚化しているのかとか、老朽化インフラが今のままでは適切に維持管理更新されないことが懸念されるのはなぜかとか、担い手が不足するとどのような問題が起こると思われるかなどといったことについて、貧弱な知識だけで「自分はこう思う」と言うような居酒屋議論的なものをしてはダメで、しっかり勉強することが必要です。
    多様な視点で問題をあげ、その中から特に重要なものを合理的理由をもって絞り込むとともに、問題発生原因・機構を、多様な視点で分析し、問題解決のために何をなすべきか(課題)を必然性を持って抽出する。課題≒国の施策等、以前の「部門一般」での結論だが、ただし白書丸暗記でなく、社会的重要テーマについて、複合的な議論ができるよう、相互の関係を意識しつつ理解しておく必要がある。
    抽出した課題を遂行するにあたり、その実現を妨げるようなハードル、留意すべき事項などをあげて、それらを踏まえて実現性の高い提案を行う。


  3. 評価
    • 業務遂行上の各段階における結果,最終的に得られる成果やその波及効果を評価し,次段階や別の業務の改善に資すること。
    たとえば現状において取り組まれている施策等についてあげるだけでなく、今後はどうしていくべきか、水平展開はできないかなどといった、将来に向けての問題提起や課題提起ができることが求められる可能性があります。まあつまり2018年度までの問題Vの設問3で、提案の実現性を高めるための方策や、提案に潜む課題などについて書かせることがありましたが、ああいった設問が予想されるということです。
    課題の実施あるいは解決策の実施にあたり、新たなリスクが出てこないか考察する。
    白書には書いてないことが多いし、その場で考えられることではないから、社会的重要テーマについてあらかじめ考察しておくべき。


  4. 技術者倫理
    • 業務遂行にあたり,公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮した上で,社会,文化及び環境に対する影響を予見し,地球環境の保全等,次世代にわたる社会の持続性の確保に努め,技術士としての使命,社会的地位及び職責を自覚し,倫理的に行動すること。
    • 業務履行上,関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
    • 業務履行上行う決定に際して,自らの業務及び責任の範囲を明確にし,これらの責任を負うこと。
    一見、これが筆記試験答案にどう関わってくるの?と思わなくもないですが、環境影響等への配慮などは、そこまで配慮した提案を行ったり、その提案に潜むリスクを考察したりするときに関係してくるのかなと思います。つまり、社会・文化・環境等への影響などにも視野を広げた答案を書くようにするということです。
    社会・文化・環境等への影響などにも視野を広げた答案を書くようにする。

  5. コミュニケーション
    • 業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
    • 海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
    これは、「読みやすい、正しい日本語の文章を書くこと」と思っておけばいいでしょう。
    文章力も技術力。読んでわかる、理解しやすい答案が書ける文章力を身につける。

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2.問題対策

以下の4段階で準備されることをお勧めします。

  1. 社会的重要テーマを絞り込む
    受験部門において、出題される可能性が高い社会的重要テーマをある程度絞り込みます。
    建設部門であれば、次頁に示す「国土のグランドデザイン2050」の「現代の潮流と課題」で示されているように、@人口減少・少子高齢化、Aグローバリゼーション、B災害・インフラ老朽化、C環境、DICTがあげられます。さらにこの中でも@〜Bをしっかりやっておけば、まるっきり外れるということはあまりないでしょう。

  2. 知識を蓄える
    社会的重要テーマについての知識を蓄えないと、そもそも書くネタがなく、高評価答案は作れません。
    知識を蓄えるためには、次の2段階ステップでの取り組みがお勧めです。
    @白書等の文献やこのセミナーテキスト・動画等の、「重要テーマについてざっくり説明している資料」でまず大枠を理解する。日経コンストラクションもお勧め。
    A建設部門であれば国交省や国総研、各種専門誌、さらにはネット情報等で、さらに一歩深い情報を得て、知識を深める。特に国土交通白書は、現状と施策については紹介してあるものの、問題解決や課題遂行に関わるロジック、すなわち現状からどのようにして施策につながっていくのかという部分の説明が薄いので、問題→問題分析→課題→具体策といったストーリーを理解しようと思うと、白書だけでは不足。
    問題Tと似ている問題Vの不合格答案を見ると、上記Aが不十分なものが目立ちます。すなわち、白書やセミナーテキスト等で表面的には理解しているのだけれど、薄っぺらな知識であるため、それが答案に如実にでてしまっているものが多いのです。
    時には上記@すら「言葉の丸暗記」になっていて、「記憶」と「理解」を混同してしまっている場合もあります。ただ覚えるのではなく、理解しなければダメだということを肝に銘じてください。

  3. ロジック構成を考える(問題分析・課題遂行の視点で主要施策と実現策までの流れを整理する)
    (2)で蓄えた知識を活用して、@問題抽出→A問題分析→B問題解決策((課題)の提案→C課題遂行にあたっての制限事項抽出→Dそれを踏まえた実現策・具体策の提案というロジック構成を考えます。
    Bは現実の施策等に一致することが望ましいと思われます。そしてBまでが2012年度までの部門一般の内容になります。そしてCとDが従来の部門一般にはなかった、「提案の実現に向けた留意点・課題・リスク」になります。これは、2013年度以降の問題Vの設問3に取り入れられています。
    Bの施策は、つまり「白書に書いてあること」、いわば「国等が提唱する大きな方向性、スタンダード」ですが、これを地域や現場で実現しようとすると様々な問題が出てきます。たとえば老朽化インフラの予防保全であれば、その担い手はどうするのかとか、予防保全に転換するためには現に損傷しているインフラを全部修復しないといけないが、そのための予算がそもそもないとかいったことです。これがCですね。ちなみにCは専門技術的視野だけにならず、幅広い視野で考えることが求められますが、これは「人・モノ・カネ」の視点で考えるようにするといいでしょう。
    そしてDはCを踏まえた具体的な(現実的な)提案ですね。実際に現場で実行されている施策等であることもあれば、受験生自身が実務の中で経験した実例を書いたほうがいいこともあるでしょう。
    以上の@〜Dは、骨子にまとめておくといいでしょう。なお、この骨子は経歴票の業務内容詳細(小論文)で用いたものと同じです。
    @問題 A問題分析 B課題 C制限事項 D具体策
    「こうあるべきなのに現状はこうだ」というように、あるべき姿と現状を対比してもいいですし、問題だけを書いてもいいでしょう。 問題の発生原因・機構、すなわち問題の元凶・ボトルネックを掘り下げて明確にする過程です。
    原因・機構が絞り込めれば解決策が見えてくるということです。
    問題分析結果から、「そこでこうする」というように必然的に求められる解決の方向性、なすべきこと(課題)です。
    課題(解決の方向性)を実現しようとしたときに制限となるボトルネックです。技術的なものだけでなく、コストや期間、リソースや合意形成、環境影響や安全などの二次リスクといったものも考えられます。
    制限事項も踏まえての実現策としての具体的な提案内容を書きます。

  4. 読みやすい文章を書く力を身につける
    最後は答案用紙に文章を書かねばなりません。後述の問題Uであれば、箇条書き等が有効なこともありますが、ロジック主体の問題T・Vでは、箇条書きだけではロジックをうまく表現できません。
    そうすると、簡潔明瞭で読みやすい文章を書く力が必要になってきます。従来の試験でもそれは必要なことでしたが、2019年度からは「コミュニケーション」という評価項目が明示されているので、採点者は読みにくい文章・わかりにくい文章に対してマイナス評価をすることができるようになっています。
    文章力を身につける即効的な方法はありませんが、お勧めは合格答案を読む・引用するということです。APEC-semiでは合格答案実例集を提供していますが、こういったものを活用し、複数の合格答案を読み、読みやすいと思ったもの、自分の文章の感性に合っていると思うものを選んで、これを「お手本」として文章を書いてみるといいでしょう。言い回しとか言葉の使い方などを「盗む」わけですね。さらには「写す」という作業を繰り返して文章スタイルを身につけて合格した人もいます。

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3.主要テーマの解説

参考のため、建設部門の主な社会的重要テーマについての骨子例を以下に示します。くれぐれもこれを丸暗記するのではなく、資料等を自分で調べて、あくまで自分の知識として理解し、整理してください。
また、課題遂行(実現)上の制限事項等と実現策については、他にもいろいろ考えられると思いますし、たとえばご自分の地域や仕事内容における実現策のようなものを考えてもかまいません。また視点としても、二次リスクとして考える場合もありますし、実現に当たって踏まえるべき留意点といったものを書いたほうがいい場合もあります。このあたりは問題文の内容に合わせて臨機応変に考えるべきでしょう。
繰り返しますが、骨子の内容を、「これを書けば合格する」というように捉えて丸暗記するようなことだけはないようにしてください。
問題Tがどういった出題内容なのかは、現時点ではわかっていないのですから。

  1. 人口減少・少子高齢化
    @問題 A問題分析 B課題 C制限事項 D具体策
    担い手不足
     建設分野の従事者が不足
    特に技術者・特殊技能者の不足
    人口減少・少子化→労働者人口減少

    建設業界は休みが取りづらい・作業に危険が伴う・対労働賃金が低い等で不人気
    生産性向上、機械化推進により時短・休日増加・賃金アップを実現(具体策例:i-Construction 機械化推進は中小企業では困難 ICT重機調達に際しての補助制度など
    経営状態が悪いと労働条件を改善できない 安定受注による経営改善 一時的な小規模発注では効果薄い 地域維持型発注方式等の広域・複数年契約
    人材育成・技術継承の不足
    人材育成や技術継承が不足することによる技術力低下

    OJTに依存した教育の限界(多忙でつきっきりの指導ができない) OJTに加えてOFF-JTを組み合わせた体系的な教育の実施 体系的な教育を行えるノウハウ・人材を持った企業等は限られる 地域の業界団体・教育機関・職業訓練施設・行政等が連携し、職業教育や入職後の教育訓練体系を構築→建設産業担い手確保・育成コンソーシアム
    暗黙知のままでの技術継承が困難化(暗黙知のままではOJTでないと継承が難しい) 形式知化による知のデータベース化と体系的教育(ナレッジマネジメント) ナレッジマネジメントの構築・運用のノウハウを持った企業等は限られる
    生産能力低下
    人手不足が生産能力低下に直結
    建設業は土工やコンクリート工等で労働集約型生産体制が残っている ICTの活用による資本集約型生産(機械化)への転換 i-Constructioni-Bridge等の推進 行政主導では技術開発や導入が進まない i-Constructionコンソーシアムによる新技術開発・データ標準化・オープンデータ化等の推進
    建設業は土工やコンクリート工等で労働集約型生産体制が残っている
    ・一品受注生産による現場打ち・現場合わせの生産体制 
    プレキャスト化・プレハブ化の推進  プレキャスト化によるコスト増大 規格の標準化を進めコストダウン
     プレハブ化による生コン重点不足 高流動コンクリートの利用促進
    発注・施工時期の偏りによるリソースの無駄 発注・施工時期の平準化 単年度発注では平準化が困難 2か年国債の活用による適切な工期の確保

  2. グローバリゼーション
    @問題 A問題分析 B課題 C制限事項 D具体策
    物流インフラ機能の不足
    港湾・空港や道路・鉄道といった物流機能が諸外国に比べて低いため生産品の国際競争力が低下
    港湾・空港が船舶大型化やLCC増加等に対応できていない(港湾バース規模・深度、空港滑走路・ターミナルの不足) 戦略・拠点港湾整備の推進とフィーダー航路の整備
    ハブ空港・拠点空港の整備、高速道路ネットワークとの連携
    運営コスト確保の懸念 コンセッション方式導入等の民活推進
    国際規格コンテナ輸送に対応できていない陸路 戦略・拠点港湾等に連結する高速道路等、物流ネットワークへの寄与度の大きい整備の優先
    物流幹線にミッシングリンクがある
    災害等で不通になった場合の代替路線がない
    ミッシングリンクの解消
    高速道路ネットワークによるリダンダンシー確保
    首都圏等や二車線区間等交通容量の不足による輸送時間増大  ピンポイント渋滞対策高速道路を賢く使う料金道路物流イノベーション等の推進

  3. 災害
    @問題 A問題分析 B課題 C制限事項 D具体策
    災害激甚化
    従来になかったような広域・大規模な災害が頻発し、社会経済に打撃
     
    異常気象に伴う異常降雨・出水によリ現行施設能力を上回る事象超過外力 超過外力に対して粘り強く破壊する「粘り強い構造」と多重防御により避難の猶予を稼ぐ危機管理型ハード 河川堤防等は膨大にあるのでコスト的に早期の改良等は困難 リスクアセスメント等で優先順位を決めて対応
    @防災意識の低下
    A災害情報提供の遅れ
    B発災時対応手順がない・周知不足
    C少子高齢化に伴う災害弱者の増加に伴う避難遅れ
    等による被害の甚大化
    @リスクの見える化(HM、地域指定等)と防災意識啓発
    AX-RAIN等のシステムとプッシュ型情報発信
    B関係機関あ地域住民も含めた包括的なタイムラインの構築
    C自主防災組織等による共助
    HMやタイムライン等の存在・内容を住民が知らなければ役に立たない 住民参加でのHMやマイタイムライン等の作成、まちごとまるごとHM
    地域コミュニティ希薄化、過疎・高齢化進行による共助担い手不足
    NPOと協働で地域コミュニティが希薄な地域を中心に啓発活動
    過疎高齢化進行が顕著な地域は移転も検討
    避難中の二次災害 二次災害も含めたHM作成、避難訓練等
    広域災害等
    広域災害や政治経済中枢被災による社会経済への打撃の甚大化・長期化
    経済グローバル化によりサプライチェーンもグローバル化し、被災の影響が広域化 行政・事業者等がBCP構築を推進して被災影響の長期化を抑制 橋梁の落橋等重大な被災があると交通ネットワークの迅速な復旧が困難 早期復旧が可能な構造に改良していく
    一般道も含めた迂回路等リダンダンシー確保
    政治経済機能や物流機能の一極集中による冗長性のなさ 首都機能移転の推進
    高速道路ネットワーク等によるリダンダンシー確保
    財政逼迫の中での高速道路ネットワーク整備が困難 道路の費用便益分析における防災視点の便益効果の導入等

  4. インフラ老朽化
    @問題 A問題分析 B課題 C制限事項 D具体策
    インフラ利用継続の困難化
    高度経済成長期に構築したインフラが一斉に老朽化し、継続利用が困難になり社会経済に打撃
    従来の損傷が顕在化してから補修や更新等を行う事後保全では予算的に維持管理更新が困難になる 損傷等が顕在化する前に補修補強等を行い、インフラを長寿命化してライフサイクルコストを低減する予防保全に転換 老朽化インフラを全部予防保全に転換するのは、特に市町村では困難 インフラ規模・重要度に応じて予防保全に転換するものと事後保全で対応するものを仕分ける
    点検を担う人材や予算が確保困難 ICTを活用して点検の省人化・省力化を図る
    更新期が集中すると予算が不足して維持管理更新が困難になる 複数のインフラを最適に管理するアセットマネジメントを導入して予算を平準化する アセットマネジメントを担う職員確保が地方自治体では確保困難 国等からの支援や発注者支援等のシステムを活用した民活を推進
    予算が確保困難 PFI等民活


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